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2010年1月26日火曜日

ヘヴン

 
 こんな本を読んでいるのです、といって出された本の題名は「ヘヴン」

 
     ( ‥)ヘヴンと読んで、なぜか脳内で
       -□ 「地獄」と変換。
 ∧∧
( ‥)はあ、、、なぜに?

 なぜと人に問われて、申しました。知らぬ、存ぜぬ、分かりませんなあ。理由なんてそんなもん、原因はあれど知らんのでありますよ。

 ∧∧
( ‥)本の内容は?

     (‥ )さあねえー? 
 
 小説、もうずいぶん読んでない。データが欲しい、資料をよこせ、実物はどこだ、話はいらん、詩は死ね。

 とまれ、

 人に問われて、曰く、「ヘヴン」を地獄と変換するなれば、では「地獄」なる単語を見たれば、お前は何と読むのかと

 ∧∧
( ‥)何と?

     (‥ )歓喜

 いや、だが足りぬ。歓喜し尽くして裏返ってしまうまではまだ足りぬ。地獄は不十分だ。余計なものが多すぎる。人間だから駄目なのだ。ただの人間だから。

     (‥ )いいかね? ヘヴンは破壊するべきものだが、
         地獄なるもの、これは殲滅し尽くすものなのだ
 ∧∧
( ‥)はあ、誰がそれを決めたのですかね?

 地獄は殲滅し尽くさねばならん。歓喜と笑いと共に殲滅に殲滅をし尽くして、何もかも真っ平らにするべきだ。苦痛も恐怖も幸福も幸せも、そのことごとく、そのすべてを削り尽くして押しひしゃげ、粘土に還さねばならぬ。

     ( ‥)幸福を押しつぶし、不幸をひねつぶし
         何もかも白い泥の中へ塗り込めてしまえばいい。
         枯れ木と建物と機械も錆びて砂に沈むだろう。
 ∧∧
( ‥)それはなんと?


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