自己紹介

イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック

2017年5月14日日曜日

アメリカが頭の良い人間に乗っ取られた可能性

 
 たったひとつの雨粒でも、その未来に影響を与える要素は無限大に存在するが、落下の有様を記述するには雨粒の重さ、大きさ、空気抵抗を考慮すれば良い。
 
 ∧∧
(‥ )まあ状況によっては
\−  風の強さや
    温度や湿度とかを
    考慮しますかね
 
  (‥ )これだって相当複雑な
      計算には違いないが
      ほんのわずかな有限の
      限られた要素だけで
      未来予測は
      おおむね可能なのは
      分かるよね
 
 ところがである。頭が無駄に良い人間は、ここにやたらとデータを付け加えたがる。
 
 ∧∧
( ‥)昨今流行りの
    ビッグデータとか
    ですかなあ
 
  (‥ )ああいうのってさ
      たいてい
      ネタ詰まりの時に
      苦し紛れでやるもの
      だけどな
 
 見てすぐに分かることはさっさと論文にされて、すでに明瞭な業績となっている。
 
 そうであるのに大量にデータを集めてくるとは、それは概して後追いの連中が苦し紛れにやるものだ。
 
 もちろんそこには止むに止まれぬ立派な理由があるが、しかし、それを踏まえてもビッグデータというのは名前が良くない。これは要するにでかさを競っているだけではないのか?
 
 ∧∧
(‥ )人間は
\−  データを大量に集めれば
    集めるほど
    物事が良くなると考えるからね
 
  (‥ )でも実際にはそうである
      という保障はないんだよな
      というか根拠がない
 
 
 というか、物事の予測をつけるのに無限大のデータが必要でないことから明らかなように、むしろそうじゃないだろう。

 実際、幾ら増やしても予言の解像度は上がらないのだから。
 
 ∧∧
( ‥)ということは
    ビッグデータとは
    でかさを競え! という
    人間の信仰心が生み出した
    まやかしではないだろうか?
 
  ( ‥)まあ信じるものは救われる
    −/ ということもあるから
       根拠無き信仰心でも
       ご利益はあるんだろう
       けどもね
 
 それにしても、最近のアメリカの本を読むと、妙にやたらと無駄に引用文献、参考文献が多かったりする。
 
 ∧∧
(‥ )アメリカの学生は
\−  日本の学生よりもはるかに
    本を読むんです!
    これじゃ日本は勝てませんよ!
    とドヤ顔する有識者も
    多いですなあ
 
  (‥ )多分
     アメリカでは
     情報のでかさを競えバブルが
     起こっているのだな
 
 
 でかさを競え! というのはいかにもアメリカらしい。
 
 しかし、仮にそうだとしたら、これは実のところ、かなり深刻な話ではないのか?

 以上を踏まえればこういう文献と情報の数を誇るバブルに意味がないこと明白だ。
 
 実際、データや文献の数を誇るというのは、裏を返せばどのデータが重要なのか私には分かりませんでしたと言ったも同然である。
 
 ∧∧
(‥ )でもそれだけ多く集める
\−  という行為自体は
    自慢にしやすいのだよね
    量は一目瞭然に測れますからな
    測りやすいと
    必然、比較と優劣がつけやすい
 
  (‥ )でっ、そういうのって
      頭良いやつがやること
      なんだよね
      頭良い奴らは
      真偽の
      見極めができないくせに
      優劣はつけたがるからな
      あいつらの発想って
      さかった獣なんよね
 
 ∧∧
( ‥)それを踏まえますと
 
  (‥ )アメリカって
      頭良い連中に
      乗っ取られ
      ちゃったんじゃね?
 
 
 アメリカが頭の良い人間達に乗っ取られてしまっている可能性。これは実のところ、極めて深刻かつ、恐ろしい事態なのである。
 
 
 ∧∧
(‥ )...トランプさんの当選って
\−  その反動ですかね?
 
  (‥ )ありえそうな話であるな

  
      

ブログ アーカイブ