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2013年1月28日月曜日

羊羹無限分割

 
 
 
 ∧∧
( ‥)昨日のblog記事というか、
    書き込みのタイトルを
    変更ですか=>*
 
  ( ‥)馬鹿でも記事を書く方法、
    –□ 書き込み内とはいえ、
       以前も使った言い様
       だからね
 
 本を書く際の間違い探しに関してなど、考え直したいことも色々あるけども
 
 ∧∧
( ‥)今、頭がてんぱってて
    整理つきませんと
 
  (‥ )その代わりってわけでも
   □–  ないんだが
 
 かってに改蔵、という漫画を読む
 
 ∧∧
( ‥)...漫画読むのもつらいって
    言ってたくせに
 
  ( ‥)それはそれ、これはこれ
    –□ ってやつよ
 
 第11巻(新装版)の第3話でこんな話が出てくる
 
 羊羹を半分食べる、残りを半分食べる、その残りを半分食べる
 
 ∧∧
( ‥)理論上、永久に食べられます
  –□ 主人公の主張ですね
 
  (‥ )確かにそうなんだよな。
 
 *注:ここでは半分に切るにつれて、切るためにかかる時間が限りなく0に近づくとかそういうことは想定していません。以下の縦縦縦を参考
 
 ∧∧
( ‥)原子とかクォークとか
    そういうアトム的な限界が
    ない、羊羹を無限小にまで
    切り分けられる場合、
    切るという動作は無限に
    継続できる。
 
  (‥ )切断に有する時間が
      限りなく0に収束するとか
      でない限り、
      この動作に必要な時間は
      無限だ。
 
 ただ、羊羹の量は一定であり、これはつまり無限の時間をかけても有限の資源しか集められない、ということでもある。
 
 *羊羹は便宜上、ここでは不滅の存在であると仮定する
  
 ∧∧
( ‥)微分積分の話でありますね、
    あるいは開けている宇宙で
    起こる未来でもある
    *無限に拡大して希釈する
     宇宙では無限の時間を
     かけても有限の資源しか
     集められない
 
  ( ‥)..でだな、古代ギリシャ人で
    –□ これと同じことを言った人
       はいないのかね?
 
 ∧∧
( ‥)ゼノンさんがいったのは
    アキレスがカメに追いつけない
    とかでしたよね。
    羊羹を半分ではない。
 
  (‥ )ゼノンのパラドクスは
      運動に関する恐怖を
      ギリシャ人に与えたのだよな
 
 時空が無限に分割できるのなら、アキレスはカメに追いつけないよね(でもおかしいよね)
 
 ....やっべ、運動論、手に負えねーや
 
 かくて、時空の無限分割と運動論は古代ギリシャ人にとっていわばタブ−となった。
 
 
 
 だが、しかし思う。もしも誰かが、
 
 時空が無限に分割できるなら、羊羹を無限に食べられるよね(でもおかしいよね)
 
 と言ったらどうなっていたか?
 
 ∧∧
( ‥)羊羹はないでしょうけど、
    まあ、パンでもなんでもね
 
  (‥ )無限に食べられるは
      おかしい。だから
      無限分割がおかしい、と
      言う人もいるだろうけど
 
 誰かが気づくのではないか?
 
 これはつまり、無限に動作を繰り返しても、量自体は有限の値に収まってしまう、そういうことではないのか? 
 
 と。
 
 ∧∧
( ‥)アキレスがカメに
    追いつけないも、構図自体は
    同じなんですけどね
    *違うのは、縦縦縦で
    切り続けると工程が
    無限にかかる、という点
 
  (‥ )だけどさ、目の前にある
      羊羹がどんどん減って、
      限りなく0になるわけだろ
      無限動作が有限しか生まない
      そういう場合がある
      つか、最初から量は
      変わってねーし、
      羊羹分割の話の方が、
      これに気づきやすいと
      思わないかね?
 
 あるいはあれだろうか? 見方を変えれば、アキレスとカメの話は、追いつけない、でも実際には追いつき追い越す、だからおかしい、ここに目がいってしまうから分かりにくくなるのだろうか?
 
 ∧∧
( ‥)問題の要は
    追い越す、ではないとも
    言えますね
    だから解決できなくなる
 
 ( ‥)羊羹分割をさ、切断の向きを
   –□ 縦縦縦...ではなく、
      縦横縦横にしたらまた
      話が違ってくるのだ
 
 縦縦縦、だと羊羹は無限に細い線(切り方によっては厚み無限小の板)になるが、縦の長さは変わらない。切断にかかる時間は絶えず同じ。
 
 縦横縦横、だと、羊羹の縦と横の長さは一工程ごとに2分の1減少する。切断にかける時間も同様に減少する。
 
 ∧∧
( ‥)つまり縦横縦横だと
    羊羹は無限に食べることが
    できなくなりますね。
    ある一定時間内に
    収束してしまうはずです
 
 (‥ )これがゼノンのパラドクス
     なんだよな。
     無限の操作をしても
     それは有限時間内に収まり
     有限の量しかこなせない
 
 
 *正確にいうと、食べるという過程を抜いた、分割だけに限った話。
 
 *かってに改蔵ではちゃんと縦縦縦に分割が進行します
 
 *縦、とはここでは上下方向に切る、という意味。縦横とは上から下に切る、今度は水平に等分する、次に上から下に切る、という意味
 
 
 ∧∧
( ‥)食べ物という量の無限分割
 
  ( ‥)これ、ギリシャ人で
    –□ 言った人いるのかね?
 
 
 アリストテレスがなんかごにょごにょ言っていた記憶があるけども。よく覚えていない。
 
 
 
 
 
 *追記
 
 ∧∧
( ‥)そういえば「かってに改蔵」は
    ずいぶん前、ネットで勧められ
    ましたよね
 
 ( ‥)短編小説の作家さんの
   –□ HPとその掲示板に
      お邪魔した時にね、
      タイトルは忘れて、
      その後、サンデーを
      立ち読みして、ああ
      これだろうな、と
      思ったものだけど
 
 その後、しばらくしてサンデーを見ても同じ絵柄が影も形もないのである。そうこうしているうちにマガジンから出た絶望先生の絵柄が記憶と同じことから、そうか自分はマガジンをサンデーと勘違いしていたのだな、だから見つからなかったのだと....。
 
 ∧∧
( ‥)実際には打ち切られて
    小学館から講談社へ
    移ったみたいですね
 
 ( ‥)立ち読みして読んだのは
   –□ 新装版9巻の16話だね
      掲載は2002年
      もう11年前か
      ずいぶん、時が経った
      もんだなあ。
 
 ∧∧
( ‥)この漫画は最終回のオチが
    賛否を分けたとか
 
  (‥ )オチを知って読んでる身と
   □–  しては読んでてむしろ
       納得する場面があるよ
 
 

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