自己紹介

イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック

2019年2月27日水曜日

プロレタリアートの星 松平定信という仮説

  
 昔は汚職政治家の象徴だった田沼意次。そして清廉潔白の象徴だった松平定信。
 
 ∧∧
(‥ )今だと商業を推し進めた
\‐  改革派と
    緊縮財政で
    経済の循環を破壊し
    蓄財と称して庶民の金を
    奪い取った無知蒙昧な
    保守派
    抹殺打倒すべき悪魔の
    緊縮財政派
    やつを吊るせ燃やせ
    という扱いですか
 
  (‥ )白河の清き流れに
      耐えかねて
      元の濁りし田沼恋しき
      だったっけ?
      そういう狂歌が当時から
      あった以上
      もともとそういう扱い
      だったのだろうけどな
 
 はて? 元からそうだったのに、松平定信が失敗した原理主義者ではあるが、なにかこう良いように語られてたのはなぜ?
 
 ∧∧
( ‥)緊縮財政派という言い方は
    デフレに陥った現状を
    松平定信に重ねている
    わけだから
    反対に松平定信を肯定するのは
    デフレ緊縮派 つまり資産家?
    でもこういう視点で
    否定、肯定するのは
    最近の話だよね?
 
  ( ‥)んー 儒教的な世界観
    ‐/ 質素倹約を尊ぶ
       そういう
       じいさんたちの世界観で
       肯定されただけとも
       受け取れるが
 
 いや、現代の知識人まで松平定信を肯定し続けていたのは、それでは説明できぬ。そもそも現在の知識人たちの信仰は儒教ではないし、質素倹約でもない。マルクス主義だ。ちょっと古い本を読むと、江戸時代の論文でもレーニンなんて言葉が登場したりする。馬鹿じゃねえの? と思うけどもそうであるし、そんなもんだし、書いている本人は大真面目。
 
 ∧∧
(‥ )最近の知識人にとって
\‐  田沼さんは資本家に見えた
    松平さんはプロレタリアートの
    味方に見えた
    もしかしてそんなのり?
 
  (‥ )可能性は
      念頭に入れておいた方が
      いいだろうな

     

ブログ アーカイブ