自己紹介

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2014年7月2日水曜日

核自爆もパフォーマンスで自己主張

 
 自分の主張を聞いてもらうにはどうすれば良いか?
 
 こういう時、声が大きければ良いだろう。そう考える人がいる。
 
 ∧∧
( ‥)そういう人は
    声が大きければ大きいほど
    説得力が増す、と考える
 
  ( ‥)そんなこと
    ‐□ あるわけないんだけどね
      しかし
      効果は強さに比例すると
      単純に考えているから
      刺激をでかくすれば良い
      そう思い込むのだな

 
 声がでかければ良いだろう。パフォーマンスにインパクトがあればあるほど良いだろう。
 
 そういう考えがいきついたあげくに核爆弾による核自爆が当たり前になった世界。そんな物語が書かれたこともある。
 
 ∧∧
(‥ )へびつかい座ホットラインを
\‐  書いた人の短編でしたっけ
 
  (‥ )うろ覚えだが短編集
    「バービーはなぜ殺される?」
     に収録されていたと
     思ったが
 
 たまたま事故で体の一部を失い、一時的に義体をつけた男が、機械の便利さに感動して自らの肉体をさらに機械化する。そうこうしているうちに、このすばらしい機械たちを人間から解放しよう、という妄想にとらわれて、自分自身を核爆弾に換えて自爆パフォーマンスをしようとする。これが発端。僕は爆弾だよ、爆発するよ、道ばたに置かれた機械がそうしゃべりだすのだ。彼は自分を見せつけて自爆しようとするのである。そうでないと主張を聞いてもらえないからだ。
 
 ∧∧
( ‥)奴隷制の比喩でもある
    ロボットや
    人工知能を解放するとか
    そういう話でもなく
    動機が意味不明
 
  ( ‥)あれは
    ‐□ 動機に意味はないって
      話でもあるんだろうな
      さらに
      核自爆のポフォーマーに
      核爆弾を与えた組織が
      あるはずなんだが
      それが何者なのか
      分からないし
      その政治的意図も
      分からない
  
 というか、すでにそんなことに意味はないのだ。とにかく分かるのは声のでかさ=効果だと思い込んだ連中がいること、そしてそれを解決しなければならないこと、それだけである。
 
 どこかお調子者に見えるネゴシエーターと爆弾処理係を兼ねた男が、核自爆の阻止と今や爆弾となった相手の解体に挑む、という物語。
 
 ∧∧
(‥ )これって今の時代の
\‐  パロディなんでしょうね
 
  (‥ )街頭演説でも
      無駄に音量を大きくして
      逆に演説の内容が
      聞き取りにくくなっている
      そういう奴とかいるからな
 
 確かに世の中には量が多ければ効果も大きくなる、そういう現象がある。
 
 例:酒
 
 ∧∧
( ‥)でもそうとは限らない
 
  ( ‥)こういうの
    ‐□ こういう風に
      言い換えた人が
      いるんだよね
 
 ファシストもギリシャ神話の英雄も、論理ではなく殺した人間の量を誇って有意義とみなす
 
 ∧∧
(‥ )どうだ、すごいだろ
\‐  すごいだろ
    としか言わないと
 
  (‥ )これ、マルクス主義者や
      左翼やインテリや
      文化人も同じなんだよね
 
 連中も、偉大なる指導者のご指導によって農業生産が3倍に跳ね上がったとか、無駄に極端に大きな数を言い始める。
 
 どうも量が多ければ、声が大きければ、それが効果であると思い込む人間がたくさんいるのだ。
 
 ∧∧
( ‥)でも実際のところ
    説得ってそれじゃ
    駄目なんだよね
 
  ( ‥)先の言い様の
    ‐□ 論理というくだりは
      気に入らないけども
      説得と効果は
      数や量ではなくて
      むしろ質なのだ
      この主張は正しいよね
 
 そして声の大きさ=説得力だと思い込んだ連中が周囲に迷惑しかかけない、というのもまた正しいことだろう。
 
 困った事にこの連中は、自分のパフォーマンスに効果がないと分かると、それを失敗とみなすのではなくて、声がまだ小さいからいけないのだ、今度はもっと大きな声を出そう、と思い込む。
 
 ∧∧
( ‥)でっ、ますます
    暴力的となり
    先鋭化していくと
 
  (‥ )思い込みの激しい奴は
      迷惑なものよ
 
 
 

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