自己紹介

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2012年9月12日水曜日

アリストテレスとダーウィン

 
 
 
 ∧∧
(‥ )アリストテレスさんは
\–   常識と観察だけから世界を
     組み上げた、そんな感じ
     ですかね?
 
 (‥ )そんな風に見えるね
     そこだけ見るとダーウィン
     みたいだな、と思ったりも
     するかなあ
 
 ∧∧
( ‥)でもアリストテレスさん、
    結果的には間違いだらけに
    なっちゃうわけですよ
 
  (‥ )反対にダーウィンは
      なんかぎょっとする内容に
      なっているのよな、
      19世紀の人間がこの理論
      を編み出すことが可能なのか
      というね
 
 ダーウィンは、マイナスも0も、無理数の表記方法や方程式という書き方も提案されていない状況で、二次方程式とか三次方程式を解き、証明を行っていた人々のような感じ、だろうか?
 
 ∧∧
(‥ )常識と観察を組み上げて失敗
\–   常識と観察を組み上げて
     成功、この違いはなん
     でしょうね?
 
  (‥ )力学、天文学もそうだけど
      生物学なんかは明らかに
      背景にある知識不足だよね
 
 アリストテレスの分類はどんなに細かくても属レベル。
 
 種とか、品種、亜種、地方による変異の違い、そういうのがない。
 
 ∧∧
( ‥)反対に大きな分類階級を
    見ると、亜科とか上科とか
    下科とかそういうものもない
 
  (‥ )ダーウィンは船で大移動する
      機会にめぐまれたから
      南米とガラパゴスのマネシツグミ
      を比較できたし、亜種とか
      知っているから、あれ? と
      気がつくのだよね。
      地質学の知見も大きいなあ
      ガラパゴス島が最近できた
      そこに亜種がいる、これが進化?
      と推理するのはほぼ必然だし
 
 ∧∧
(‥ )アリストテレスさんには分類学の
\–   蓄積がないし、大移動していないし
     地質学も知らないし、品種改良も
     見ているわけではないし
     *要確認事項ですけども
 
  (‥ )その違いじゃないかな?
       力学、天文学も同様だろ
 
 分類学は確かに進化学に貢献はしている。ただ、分類学は系統を反映したもの、ではあったが、なんのどんなアルゴリズムでどんなデータを処理しているのかが明らかでなかった。それ”だけ”の話。
 
 ∧∧
( ‥)アリストテレスさん、どう
  –□ 説明します
 
 (‥ )常識で説明した、
     おかしな仮定ははぶいた
     でも、必要な観察と知見が
     当時は十分蓄積していなかった
     それゆえ、結果的にほぼ全部の
     考察が間違っていた
     そういう感じかなあ。
 
 
      

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