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2015年2月9日月曜日

知性はまるで無意味で馬鹿げており、必然性は無い

 
 ∧∧
(‥ )知性っていうのは
\‐  問いを問い続ける
    能力のことだ
    そういう見解がありますね
 
  (‥ )ああ、つまり
      知性とは壮大な
      無駄自慢ということだな
 
 やはり、この宇宙で人類以外の知的生物はいなってことなのだろう。こんな無駄自慢の器官が発達する進化。その器官の存在意義が無駄である以上、この進化は必然ではない。この進化が必然でない以上、人類以外に知的生物は存在しないだろう。
 
 ∧∧
(‥ )まあ厳密に言うと
\‐  必然でなくても
    どこかの星で無駄自慢進化が
    起こって
    知的生物が誕生する
    そういうことは
    ありうるのでしょうね
 
  (‥ )だからより正確に言えば
      銀河の恒星が1000億
      そのすべてに惑星があって
      そのすべてで
      生物が誕生しても
      そこから
      無駄自慢進化が起こって
      知的生物が誕生する確率は
      非常に低く
      銀河系に知的生物は
      まずほとんどいない
      そう言うべきなんだろうな
 
 
 分母が1000億なので、さすがに0ということはないし、少なくとも人類が存在する以上、現在のところ分子が1であるのは確実だ。
 
 ∧∧
( ‥)でもこれが10とか
    100とかならまだともかく
    1000とか1万とかには
    ならないだろうと
 
  (‥ )問いを生涯発し続ける
      これは完全に狂気のさた
      だからな

 
 問いの追求こそ知性である。ドヤ顔して言っている場合ではない、それは気が狂っているのだ。つまり狂った猿、それが人類、ホモ・サピエンスである。
 
 確かに狂気の沙汰としか思えない進化、これ自体は起こりうる。人類がそうであるし、あるいはクジャクを見れば、それは分かること。
 
 ∧∧
(‥ )でもクジャクさんの尾羽は
\‐  すでに役割を終えつつあるという
 
  (‥ )こういう必然でない進化は
      必然でないだけに
      不安定なんだよね
 
 つまり、人類も知能を二次的に失う道がありうるってことなのだろう。
 
 ∧∧
( ‥)でもあなたたちは
    この進化を440万年
    続けてきたよね?
    結構長いよね?
 
  ( ‥)どうなんだろうな?
    ‐□ 僕らホモ・サピエンスが
      誕生してから
      最低でも20万年が
      経過しているのだけどね
 
 ところが、人類が文明を築いたのは、ここ1万年の間でしかない。それも氷河期が終わった後のこと。実際には氷河期は終わっていないから、これは、一時の温暖期に手にした栄光でしかないのかもしれない。
 
 つまり、人類が技術を手にして、このまま宇宙まで進出し、知的生物として永久にやっていけるのだ、という展望を抱けるようになったのは、たまたま運が良かっただけなのかもしれない。
 
 本来だったら氷河期が存続し、文明を築くこと無く、そのまま知性を二次的に失っていたのかもしれない。
 
 あるいは今の状況も、単に足踏みをしているだけかもしれぬ。いずれ遅かれ早かれ、氷河期が戻ってくるだろう。そうしたら文明は消え去る、そして人類も知性を失う。それだけのことなのかもしれない。
 
 ∧∧
(‥ )人類は二次的に知能も知性も
\‐  失うかもしれないし
    他の惑星で誕生した
    知的生物も不安定で
    二次的に知性を失うのかも
    しれない
    すでに何度も知性は
    産まれたけど
    何度も消えたのかもしれない
 
  (‥ )やっぱ知的生物は
      この宇宙にいない
      分母が巨大なので
      厳密にはそうではないが
      存在しないという結論は
      ほぼ近似値である
      そう考えるべきだろうな
 
 考えてみれば、銀河を探しても知的生物が存在する証拠がまるで見つからない、というのはこの結論と整合的ではある。いくら銀河のチリやガスで見通せる領域が狭いとは言え、まったく見つからないというのはあまりにも否定的な証拠だ。
 
 ∧∧
( ‥)そういえばSF的な説明だと
    知的生物は乱開発をして
    すぐ絶滅する
    文明の寿命は短いから
    異なる文明の遭遇はない
    そういう解釈があるけど
 
  (‥ )それってさ
      実は知性主義者が
      世の中を蔑視して述べた
      皮肉な見解でしか
      ないんだろうな
 
 我々の文明を見よ。こんな愚かなものが存続できるわけがないではないか!
 
 これは単なる文明批判であるし、意地悪に言えば悪しき世界の欠点を指摘できる俺ってすげー、という無駄自慢であるし、あるいは安易な中二病でしかないとも言える。 
 
 言ってしまえば、このような見解は知性主義的な主張であるし、そうである以上、聞くに値しない。
 
 ∧∧
(‥ )文明批判と悲観論は
\‐  実のところ知性主義であり
    知性偏重主義でしかない
    知性の無意味さを
    認識しているわけではない
    むしろ逆である
 
  (‥ )知性ってまったく無駄だし
      知性に意味なんかないよ
      というかそもそも
      知性なんて
      ただの無駄自慢でしょ?
      そういう見解では
      ないんだよね
 
 知性がまるで無意味で馬鹿げたものであること、知性を尊ぶ人々の言動や価値観や行動を見れば明らかである。
 
 踏まえるべきはこれだろう。
 
 そしてこのことを踏まえると、知的生物はこの宇宙に存在しえない、それは必然性がなく、たまたま誕生しても不安定ですぐに消えてしまう。そういうことになる。
 
 ∧∧
( ‥)逆に言うとこの銀河には
    かつて知的生物だった
    知性を二次的に失った生物が
    いっぱいいるって
    ことですかね?
 
  (‥ )ああ、それは
      見てみたいね
      それは興奮させられるな
 
 
 人類も、遠い未来、異様な捕食者や植物食動物になって、再生した地球を闊歩しているのかもしれぬ。それはそれで壮観だろう。
 
 

      

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