感染症学会も順当で、ではあの重篤化はなんぞ？

　
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（‥　）２月３日付けで
＼−　　日本感染症学会が
　　　　新型肺炎に関して
　　　　意見を公表してるね
　
　　（‥　）無症状感染が
　　　　　　起こることから国内で
　　　　　　すでに散発的な流行が
　　　　　　起こっていても
　　　　　　おかしくない
　　　　　　対策はインフルエンザに
　　　　　　準じてください
　
　マスコミは散発的な流行が起こっていてもおかしくないを、特に強調して報道していたが、感染症学会の意見はこれまでの理解を裏付けるものだった。

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（‥　）無症状感染
＼−　　検出されない流行可能性
　　　　病原性は
　　　　季節性インフルエンザ程度か
　　　　それよりやや強い程度
　　　　肺炎の合併などに注意必要
　　　　予防は手洗い、うがい、マスク
　
　　（‥　）そして検討すべきは
　　　　　　中国でなぜこれほど
　　　　　　感染者数と死亡例が
　　　　　　多いのか？　であるか
　
　病原性はインフルエンザ程度かそれより強いぐらい。理屈の上ではそうであるし、事実、日本国内では潜在的流行があってもおかしくないにもかかわらず、報告された患者はごくわずか（そもそも日本国内で確認された患者のほとんどは中国から来た中国人か、帰国邦人であった）。
　
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（‥　）だとすると中国のあの
＼−　　患者数と死亡者数は
　　　　一体なんだよ？　と
　　　　疑問を抱くよね
　　　　一部の人は武漢の肺炎は
　　　　日本に来たものとは違うとか
　　　　トンデモを言い出してるけど
　　　　遺伝子は同じなわけで
　　　　そんなことない
　
　　（‥　）中国の人が弱いわけない
　　　　　　むしろ日本人より頑強だし
　　　　　　衛生状態だって
　　　　　　経済発展で良いはずだ
　
　医療だって最新機器が揃ってる。少なくとも大都市ではそうだ。
　
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（　‥）あなたが中国へ行った時
　　　　げほげほ咳するから
　　　　結核を疑った人に
　　　　病院へ連れてかれたよね
　
　　（‥　）ただの埃などによる
　　　　　　アレルギーなり
　　　　　　なんなりの反応だった
　　　　　　わけだけどな
　
　自分でもどうせそうだろう、と思っていたし、日本人向けの病院と中国人向けの病院、どちらへいくか？　と問われた時、中国人向けの病院で良いだろ？　なんの問題が？　と中国人向けの病院へいった。
　
　あとで聞いたが、中国を訪れる日本人には中国の病院を信用しないで、高い日本人向け病院へいく者が多いそうだった。もちろんこれは中国人からすれば面白くない話だ。中国人向けは嫌だと日本人向け病院へわざわざいった若者に対し、じゃあ、あたしたちは一体どうなるわけよ？　と不快感を表明した中国人スタッフがいたのは当然であった。
　
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（‥　）ともあれ中国人向け
＼−　　病院へいったあなただけど
　　　　最新機器が揃ってたよね
　
　　（‥　）それも見たかったのだよな
　　　　　　中国の病院って
　　　　　　どんなだろうな？　という
　　　　　　好奇心もあってな
　
　深セン市という大都会だったとはいえ、今から１０年近くは前の話である。ちょっと古い建物に最新機材。ドアを開けたままだったからパソコンを使って診察データを調べる医者の後ろ姿を見ることもできた。
　
　∧∧
（‥　）普通の病院だったよね
＼−　　だから中国の医療が
　　　　遅れているわけではない
　　　　少なくとも機材も
　　　　スタッフも教育も
　　　　十分行き届いているはず
　
　　（‥　）だとしたら環境かなあ
　
　
　中国は大陸で乾燥している。そして日本よりずっと寒い。喉や呼吸器に負荷をかける環境なわけで、そこから重症化するとかあるかもしれぬ。
　
　∧∧
（　‥）実際、あなたは中国訪問中に
　　　　呼吸器をやられたから
　　　　そう思うわけだ
　
　　（　‥）深センの大気汚染とか
　　　　−／　スモッグではないよな
　　　　　　俺、光化学スモッグとか
　　　　　　には何も感じないし
　
　乾燥地帯ゆえの砂埃とか、寒さとか、それかもしれぬ。
　
　あとはあまりにも多くの人が殺到したので、診察という作業自体が破綻したとか...
　
　
　
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（‥　）横浜に停泊中の豪華客船
＼−　　ダイヤモンド・プリンセス号
　　　　乗客乗員３７００名
　　　　検査対象２７３名
　　　　感染者６１名
　　　　この検査にどれだけ
　　　　人的資源やその他が
　　　　使われたことか
　
　　（‥　）安倍首相は他の客船の
　　　　　　寄港の拒否を決断したけど
　　　　　　そりゃそうだよな
　　　　　　日本近海には豪華客船が
　　　　　　複数うろうろしてて
　　　　　　受け入れてして殺到したら
　　　　　　肝心な国民を守れるか
　　　　　　不安だからな
　
　だが、もし拒否できなかったら？　そもそも国内にいる人々が診察に殺到したら？　しかもそういう殺到する人々の多くは確率からいえば別の病気なのである。
　
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（‥　）日本でさえ厚労省の
＼−　　コールセンターに
　　　　９日間で５８００件の
　　　　相談があったそうだし
　　　　本格的な流行が起こって
　　　　人々が殺到したら
　　　　人的資源も機材も器具も
　　　　全部食われて肝心な
　　　　重篤者に行き渡らないかも
　
　　（‥　）それが起きたのが
　　　　　　武漢かもしれん
　
　あちらから流れてくる動画には、救急車での搬送を拒否して大暴れする人を防護服姿の人々が強制的に連れていくものがいくつもある。なんでそんなに搬送（あるいは隔離）を嫌がるのかわからないが、そうした画像の中には防護服が破られている姿が写っているものもある。
　
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（‥　）拒否した人を連れていく
＼−　　そのためだけに
　　　　多人数が作業に拘束されて
　　　　防護服まで破られて
　　　　失われる
　　　　どえらい無駄だな
　
　　（‥　）中国なあ
　　　　　　強権を発動する一方で
　　　　　　人民の皆さん
　　　　　　自由だからねえ
　
　日本でも帰国第一便の２名が検査拒否して大騒ぎになった。確率は１００人に１人という程度であるが、１０万人いればそれは１０００人の大集団になるし、確率が１から３%になるだけでその数は３０００の大部隊に膨れ上がる。
　
　そしてそんな人数が病院に殺到したらどうなるか？　病院がいくつあっても足りないだろう。そしてその結果は医者を消耗し、機材をふさぎ、時間を奪い、救える人を殺すだろう。
　
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（　‥）それを考えれば
　　　　自由な中国がああなるのも
　　　　当然ですかね
　
　　（　‥）むしろ秩序を保って
　　　　−／　健闘している方かもな
　
　
　言い換えれば、初期の発見、治療、伝染の抑制に失敗すると日本だろうがどこだろうが、こうなりうるということに思える。