自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2013年2月20日水曜日
引き延ばしているだけじゃないですかね?
∧∧
( ‥)さすがに疲れて動作が
重いですか
( ‥)うん、さすがにね
–□
そういえば去年2012年はその前の11年にかなり無理矢理なことをしたせいか、前半、仕事に手がつかなかった(理由は別にそれだけではないけども)。
∧∧
( ‥)狩猟採集社会では最優秀な
ハンターでさえ無理が
たたって1年の
それなりな期間、
体が言うことを
聞かなくなるという。
実感します?
(‥ )なんかするね。
あちらは過労で
こっちは不健康
という違いはあるの
だろうけどね
∧∧
(‥ )今年も後半は倒れるのでは?
\– 2014年も使い物に
ならなくなる可能性が
ありますよね
(‥ )それだと困るなあ
うまい具合に休みを
とらないといけないね
世の中はサービス残業だらけだという。
∧∧
( ‥)あなたは自営業だから
関係ないですけどね
(‥ )2万の仕事を1日で
すませたら日給2万だ。
1ヶ月かけたら月給2万
それだけの話だからな
ただ。どーも、少なくとも自分を見るに、1日の労働時間はさして長くない。
∧∧
(‥ )確かに倒れるくらいやる時も
\– ありますし、
1日12時間以上、それを
連続する時もあるの
ですけどね
(‥ )おいちゃんはねえ、
徹夜とかできなくてね
それでも37時間連続
作業、ということは
あったよねえ。
途中、意識がとぎれて寝ているはずなんだが、目が覚めてみるとどういうわけか絵が出来ているのである。
∧∧
( ‥)いわゆる靴屋の小人さん
状態ですね
( ‥)今やったら小人さん
–□ 悪さしそうで怖いわ
そういえば漫画であったよな。漫画家と友達兼アシスタントの女の子2人が〆切り間際。とうとう倒れるように寝てしまうと、ぱあっ、と天から光が差し込んで、2人の可愛らしい天使が舞い降りてくる。
ああ、天使さんたちが仕事を仕上げてくれるのかなー、と思っていると
∧∧
( ‥)ハサミで原稿をじょきじょき
インク瓶をわざとこぼして
びしゃー
(‥ )あれには恐怖に震えたよ
実体験かなにかだよな。恐ろしすぎる。
かように無理無茶は自営業の世界にもあるのだけども。
∧∧
(‥ )でも自宅自営業者は
\– 平均すると本当は短い
時間しか仕事していない
そういう統計もある
みたいですね
(‥ )まあ、それは少なくとも
自分にはあてはまるよな
確かにしばしば働いていない。働いて、だらだら、働いてだらだらである。
∧∧
( ‥)でも、そのだらだらの
時間も作業の一環なのだ
そう言う人も多いですよね
(‥ )ああ、少なくとも
文章やイラストを作る
仕事はそういう側面が
あるよね。
なにもしてないって言っても頭は働いているのだ。さもなきゃぴんとひらめいたりしない。
∧∧
(‥ )丸二日かけて描いた絵を
□– 放棄して、最後の4時間
ぐらいで完成させることも
ありますしね
(‥ )無駄に終わった丸二日が
無かったらその4時間も
完成もない、そういう
ことであるな。
作詞家が最後の30分でひらめいた、とか言うのも、まあ納得はいく。人間の演算ってのはそんなもんで、無自覚に進行するものなのだ。
∧∧
( ‥)この手の自営業者は
特異なのである
(‥ )そういう側面や要素が
あることは認める。
だが、それだけだろうか
自営業者にこんなことを言われるのは会社や組織に属している人には、納得いかない側面もあるだろうけども、だがしかし、
(‥ )会社でも組織でも無駄な
時間が長いと思うの
だけどもな。
∧∧
(‥ )工場の流れ作業みたいに
\– 無駄がほとんどない
そういう場合も
あるんですけどね
しかし思うに、誰であれ同じ人間なのだ。本来は狩猟採集をしていた動物だ。手に入れられるカロリーと投資できる体力と時間、ストレスと必要な休息。これは肉体の構造上、全員、ほとんど同じだろう。
∧∧
( ‥)結局は等量の仕事を
引き延ばしてるか、
縮めてるか、
疎密があるか
それだけだと
(‥ )自営業は仕事を
自由に引き延ばせる
組織の人は制限がある
それだけだよね。
∧∧
( ‥)それを考えると
サービス残業ってのはねえ
(‥ )あれ、引き延ばしてる
だけじゃないのかね?
まあ、引き延ばすこと自体は良いのだ。8時間で終わらせてさっさと帰る人もいれば、だらだらやって12時間後に帰る人だっているのだろう(そもそもどうしても残業しなければいけない局面もあるが、これはここでは論じない)。
∧∧
(‥ )問題は、サービス残業を
\– 強制させることですかね
(‥ )それもそうだけども、
サービス残業させれば
仕事が効率化できる
そう思い込んでいる奴が
いることがむしろ
問題だと思うけどね。
最優秀のハンターでさえ年中フル稼働できない。それを思い出すに、サービス残業で組織がフル稼働していると思い込むのは、経験的にも現実的とは思えない。それは単なる思い込み、錯覚ではないのか?
2013年2月19日火曜日
基礎の空白は認識されていない
hilihiliのhilihili: 置換作用の続き
∧∧
(‥ )考えてみれば地学や
\– 古生物学の分野における
トンデモ説って
教育現場や一般書籍で
おざなりにされている
地学の基礎に由来する
ように見えますね
(‥ )固体しか通らないS波が
通過するのにマントルは
溶けてると思い込んだり
プレートの移動は
マントル対流で駆動されて
いるとまだ信じていたり
火山があるからマグマは
どこにもであると
思い込んだり、
マントルプリュームがコアからイリジウムを運んできて地表に到達し、大陸の何%かをふっとばすほどの超絶的な爆発的大噴火を引き起こす。すると環境は激変し、絶滅が起こり、玄武岩マグマが大量に噴き出て、さらにイリジウムの濃集も起きる。このように、白亜紀末期の隕石衝突と恐竜絶滅との因果関係は根拠を失った。
とか・・・・
∧∧
( ‥)もう、何言っているのだか
分かりません状態
( ‥)普通の人は以上の説明を
–□ 聞いて納得するかも
だけど、
基礎を読んでから
読むと何一つ正しい
ことがない。
∧∧
(‥ )基礎がない、とはパズルの
\– 大きなピースがないこと
でもありますね。
つまり空白だと。
(‥ )空白は空白で置くべき
なんだけどね、
知らんと空白があるとは
気づかないから無理矢理
くっつけちゃうんだよな
いや、本人は空白があるとは思っていないから、自然にピースを理路整然とつなげたつもりなんである。
もちろん、それは大間違いだ。
∧∧
( ‥)基礎は大事ですが、地味で
退屈ですから。みなさん、
おざなりにしますよね
( ‥)というかなあ、
–□ 難しいのだよね
基礎は地味で退屈で、しかし、一番難しく、そして当然、最も重要な部分である。
∧∧
(‥ )地味で退屈、これを
\– 置き換えていくには
時間が必要でしょう
(‥ )おまけに一番難しい部分
でもあるわけだ。
おざなりにされてきたのも
当然なんだろうね
置換作用
∧∧
( ‥)マリアナ海溝はなぜ深いのか
ですか
( ‥)基本的には大陸から
–□ 遠いので堆積物で
埋められることがない
そういうことで
良いらしいのだけどね
∧∧
( ‥)あそこは世界で一番古くて
厚くて重い海底が沈み込む
場所なんですよね
(‥ )そうみたいな。地震の分布
からすると、ほぼ垂直に
落下しているという。
それも原因のひとつでは
あるんだろうけどね。
あそこは堆積物も
海底ごと地球深部に
引きずり込まれる場所
だと聞くけども。
*海底は誕生して移動していく過程で上から冷えていって、いわば厚みが増す(下は高温の岩石)。ある時点で海底は下よりも重くなり、そしてしかるべき場所で地球深部へ落下していく。
∧∧
(‥ )なかなかこういうものの
\– 理解や説明って難しい
ですね
(‥ )難しいが必要なのだ
地球の中は、そりゃあ
マグマ溜まりもあれば
全体の何%かが溶けている
層もあるけど、
マントルは岩石で固体で
それでも流動するし、
駆動力は密度差や重さや
位置エネルギーなんだ
というのはうまい具合に
伝えていかないとね。
こうしてじょじょに、地球の内部はマグマで溶けてるぴょん、とか、隕石落下すれば火山がどかーんだぷー、とか、流動、対流するってことは内部が溶けてる証拠に違いないではないですか、とかそういう安易に考える知的に劣った世代を駆逐する。
2013年2月18日月曜日
経営コンサルタント
∧∧
(‥ )なんか、ロシアの隕石、
\– 尖閣諸島に落下すれば日中の
トラブルがなくなる、
そういう発言がTVであって
一部で物議をかもした
みたいですね
(‥ )いや、あれ、究極的には
制海権をめぐる争いだから
尖閣諸島が今すぐ消えても
日本、アメリカ、中国の
争いはなくならないよね
あの島がなくなろうがなんだろうが、中国は海へ出なければならぬ。
あの島があろうがなかろうが、日本もアメリカもそれを許さない。
*アメリカは太平洋と東アジアでは大日本帝国の勢力圏を奪い継承した、という意味で両国の立場はおおむね同じ
∧∧
(‥ )そういう発想していない
\– そういうことですかね?
(‥ )肩書きは経営コンサルタントか
こういう世界観がなくても
やっていける職業なのかな?
そういえば以前会った経営コンサルタントの人は、自分は生物に詳しい、自然保護を考えている、と言っていたが、光合成を理解していなかった。
∧∧
( ‥)植物の成長にはCO2が
不可欠である。それが
分かっていないの
でしたっけ
(‥ )まあ、そんなだったな
∧∧
(‥ )それでも成り立つ職業
\–
(‥ )ギリシャの賢人達と
同じようなレベル、
そういうことじゃ
ないのかな。
これは一部こちらの続き=>hilihiliのhilihili: 知恵はとっくの昔に底をついている
∧∧
(‥ )みんなギリシャの賢人には
\– なれるのですよと
(‥ )でもそれより上へいくには
もう一工夫必要だよね
少なくとも自分の頭に頼っていては駄目だろう。
剪定する人をつぶしましょ
∧∧
(‥ )冤罪事件で恥をかいた警察が
\– 冤罪事件の真犯人は彼だ!
と人を逮捕したのは
ともかくとして、根拠が
状況証拠だけっぽいのは
どう考えるべき
なんでしょうね?
(‥ )隠し球があるというなら
いざしらず、
江ノ島のネコちゃんも
含めてだよ、
何もかも誰かの罠だったら
どうするつもり
なんだろうな。
さて
∧∧
( ‥)何? 疲れて動けない?
( ‥)んー、さすがに倒れた後で
–□ 〆切り終了。ダメージが
でかいみたいでね、
体は痛くはないが
あれだ、
長時間作業できないね。
∧∧
( ‥)でも? なんとかしないと?
(‥ )まあ、なんとかは
なるけどもね
さてさて
以前、人から聞いた話。
中国の若者には職がない。
∧∧
( ‥)意外と言えば意外なんですけどね
40代以上の人間がおいしい所を
全部独占して、しかも新しい
産業がまだ育っていない、
でしたっけ
(‥ )なんか話を聞いていると
日本と状況同じなのな。
市場の規模自体が縮小したせいなのか、あるいは人件費の高騰、あるいは飽和なのか、それともより安い労働者が出現したのか、新しい産業が育っていないのか、あるいは育てられないのか
∧∧
(‥ )まあ、どっちであるにせよ
\– 日本も中国も難しい局面に
さしかかったのは同じ
であるのだと
(‥ )どうもそういうこと
らしいよね
思うに、
震災の非常事態でも統制のとれた日本人の様子を見て賞賛する人もいれば、
∧∧
( ‥)あれは抜きん出る人を
皆が叩く国民性の現れで
略奪したくても出来ない
だけなのだ、これは
出る杭と才能を潰すこと
でもあるのだ。
そう揶揄する人もいる
(‥ )まあ、人によっては
自分の才を認めぬ
この社会が憎い、
この社会はいつまで
たっても変わらない、
そう嘆き、恨みに思う
のであろうなあ。
確かに、皆がある戦略を取るようになると、他の戦略が正しいとは分かっていても損になるから、抜け出したくてもそこから抜け出せなくなる。そういうことがある。
∧∧
( ‥)つまり、社会を憎むのも
自分のやるせない人生を
嘆くのもありでしょう
( ‥)だけどさ、世の中には
–□ 出る杭と才能を潰す、
ではなくて
出る杭にたかる、
という戦略で固定された
社会もあるのだよね。
ちなみに南半球の某国の話である。出るものが全員にたかられてしまうので誰も出られない。資源も人口もあるのに、まったく、たぶん、今後何世紀も発展できない国がそこにある。
∧∧
(‥ )それを考えると日本の社会は
\– ずいぶん恵まれた世界
ですよね
(‥ )こういう出る杭は叩かれる
社会の弊害である
うんざりするような田舎と
牢獄のような因習も、
まだ残っているとはいえ、
ずいぶん、置き換えられた
からね。
中国の話に戻すと、印象に残っているのが、朝、たまたま小学校の前を通りかかった時、日本のラジオ体操みたいなのをやっていて
∧∧
( ‥)子供達のやる気が
まんべんなくバラバラ
(‥ )普通以上にきちんと
やる子もいるし
普通にやる子もいるし、
まるで手を抜く子も
いるし、、、ところが
全員、調子は合っている
のだよね。
単に、見た、という経験だけで言えることはたかが知れてるけども、彼らの平均値は日本人と変わらないんだろう(そもそも同じ人間である)。しかし、分散のありようがどうも極端に違う。誠実な人もいれば駄目な人もいるし、しっかりした人もいればどうにもいい加減な人もいる。その個々の有様は日本人と同じなのに、分散があまりにも極端。少なくとも日本人の目には。
∧∧
(‥ )あちらの方々はすごく
\– 自由な印象でしたよね
(‥ )まあ、なんていうかね、
強大な権力で統制される
いや、統制しなくちゃ
いけない一方で、
オレはオレだと
交渉、駆け引き、
なんでもありだね。
さすが、上に政策あり、下に対策あり、と言われる、あるいは言う国だけのことはある。
自由と自主性なのだ。あるいはそれだけなんだとも言える。
あんな社会で、もまれて這い上がった人からすれば、日本人は言われた通りに動く、生気も自主性もないマニュアルロボットみたいな存在にしか見えないだろう。
∧∧
( ‥)だけども、いざ、あれを
統制したり、制御したり
あるいは何かさせようと
するとなればね
(‥ )あそこまで自由だとね
どうこうなるような
もんじゃねえよなあ
出たは良いが、いやはや、これをどうしろと?
反対にこちらは、出る杭が打たれる世界。しかし、それを軽蔑する人もいれば、ああ、こちらの方がいいなあ、と思う人も世界にはいるだろう。
∧∧
(‥ )日本の体操は全員、
\– リズムだけでなく、
やる気までそろって
いますけども
(‥ )それを制御するのは
比較的簡単なんだ。
むしろ、才能をどう
抽出するかだろうね
実際、時々、非常におかしい人が極端に変で突き抜けたことをして成功する場合がある。
∧∧
( ‥)漫画とか、以前のゲーム
業界とかがそうだと
言われたりしますよね
(‥ )日本の場合なのか、
あるいは世界的に
普遍なことなのか、
落ちこぼれの中にこそ
玉が混ざっているという
ことなんだろうけどね
さて、どうなりますことやら。
∧∧
( ‥)少なくとも、アホは
保護した方が良いと?
(‥ )いや、アホはほったらかし
で良いと思うよ。
そうでないと自由に
伸びないし。
むしろ、お利口さんたちをどうにかした方が良いかもしれない。
∧∧
( ‥)なんで
(‥ )アホに口出しするのは
いつもお利口さんじゃないか
お利口さんは神経質に剪定をしすぎだ。彼らこそ、叩き潰さねばならぬ。
∧∧
( ‥)出る杭を叩く文化
これを少し補正するべきと?
(‥ )文化も社会も大きくは
変革できん。ならば、
その方が効果的じゃ
ねえか?
2013年2月17日日曜日
知恵はとっくの昔に底をついている
hilihiliのhilihili: 飛翔するには先人の肩が必要だの続き
∧∧
( ‥)それを踏まえますとですよ
( ‥)ギリシャ哲学がなぜ人類の
–□ 至宝になりえたのか、
その理由が分かろうって
ものだよね
アテナイ市の市民人口2万。そこから抽出された、あるいはそこに集まったギリシャの人々、数世紀の営み、その結晶がユークリッドであるけども。
∧∧
( ‥)そのユークリッドの
成果をもってしても、
星の座標を決めることすら
できないありさま
(‥ )あの幾何学原論ですら
実は自然科学の観察には
まったく不十分、
まるで無力、
そういうことなのだ。
恐ろしいことだけどね
ましてや、それ以前の、それにすら到達しえなかったギリシャ科学だの哲学だの、本来ならば話になるわけがない。
本来ならばだ。
∧∧
( ‥)つまり
( ‥)ちょっと頭いい奴なら
–□ ギリシャ哲学のレベルには
辿り着ける。
∧∧
( ‥)問題はそこから先ですと
(‥ )ちょっと頭いい、
すごく頭がいい、
ここから先はそんなもんじゃ
まったく話にならん。
そういうことだね。
それを踏まえると、ギリシャ哲学が至宝になりえた理由が分かる。
∧∧
( ‥)ようするにですよ
(‥ )あれは、頭が良いだけの
人間が一生かかって独力で
辿り着ける踊り場。
そう考えるべき。
だから至宝にされた
至宝になった、
そうじゃないのか?
人間、どんな人間でも人生哲学がある。これまで死なずに生きてきた、出世したとは、それ自体がまばゆい成功体験に他ならない。そんな人間はいくらでもいるはずだのに、自分の輝かしい成功体験に幻惑されて、まあしゃべるしゃべる、自分のくだらない人生を。
∧∧
( ‥)まさに踊り場
( ‥)みんなで人生の頂点だと
狂ったように光の中で
得意満面で踊る。
成功した面々が
集う終着点。
だから至宝だ。
皆がもてはやせるレベル。
だから至宝になる。
だがしかし、
本当の先はそこからなんだ
すべての科学と数学の成果はそこから先のもの、2000年以上、70世代以上をかけた積み重ねである。
∧∧
( ‥)それを考えますとね、
人生を成功し、いまや得意と
絶頂の中にある社会の
指導者達が、
自然科学や数学を全然理解
できないのも当然ですか
(‥ )彼らは踊り場まで来た
みんなそこまで来た
みんなそこまでは
自力で来れるのだ。
だが、自然科学と数学は
そこよりずっと先の
ものだった。
ならば答えは明らか
ではないかね。
得意満面で知恵を持つ彼らが統計を、因果関係を、科学を原子核を物理を進化を自然を理解できるわけがない。
至宝で満足できる人々が、至宝よりも先にあるものを理解できるはずがない。至宝以上のもの、それを明らかにするには頭が良い人間ごとき、たったひとつの人生ごときでは不十分だ。
∧∧
(‥ )だからこそ、先人たちが
\– 積み上げたものを
次世代に伝える必要が
あるのだと
(‥ )そしてもうひとつ
伝えねばならぬ
ことがあるな
∧∧
( ‥)僕らの知恵はとっくの昔に
底をついているのだ。
(‥ )それを自覚しなければ
もう前には進めない。
それは2000年以上前に
決まったことだった。
それを告げねばならぬ。
踊り場で踊る君の人生は最初からまったくの無駄足であったのだ。そう、ささやかねばならぬ。
君の前にここまで来た君がいた。だが、それ以上は無理だった。今の君も、これから来る未来の君も同じ運命を辿るだろう。
お前が手にした知恵はただのがらくたなのだ。だから無駄なのだ。それをはっきりと告げねばならぬ。
前に進むためには輝ける成功を失望に塗りつぶさなければならぬ。そうでなければ、もう一歩たりとも進めない。
飛翔するには先人の肩が必要だ
∧∧
( ‥)つまり
( ‥)そうねえ、
国際宇宙ステーションが
軌道上を巡る様子を
地上から見ると、
動きと光度の変化から、
遠くから近づいて
また遠ざかるのが
分かるよね
∧∧
( ‥)昨日の2012 DA14も
そうでしたね
=>hilihiliのhilihili: そして去りゆく2012 DA14
(‥ )じょじょに減光する様子を
見ると、ああ、遠ざかって
いくのだなー、と
分かるからね
天体は宇宙風化とかで黒くなることもあるからか、数十メートルという結構な大きさの小天体でありながら、最接近時においてなお、肉眼では見えない。それでも反射された光はそれなりなものなのだ。だから望遠鏡の力を借りれば鈍い光点としてそれを見ることが出来る。
∧∧
(‥ )人間の目は10km離れた
\– ロウソクの火を感知できる
のでしたっけ?
(‥ )うろ覚えだし、実際は
大気があるからそこまで
見えないだろうけど、
でも、何キロも先の
家の明りが見えるからね
それに匹敵する能力を
持つのは実感するな。
ほんのわずかな光子も
検出できるのだ。
それを考えると大気圏外で太陽光を浴びる人工衛星、風化を経験していないぴちぴちの人工物である衛星たちが明るい星のように輝いて見えるのは当然。
∧∧
( ‥)暗い室内で、一カ所だけ
太陽光線を浴びて光る壁
のようなものですから
(‥ )反射しかしていないのに
夜に仰ぎ見る月が
明るく見えるのも
また必然
しかし、それに気がつくまで人は長い時間を要したのであった。
∧∧
(‥ )2012 DA14も、ここまで
\– 正確に軌道を予測できるのは
長い蓄積による賜物ですね
(‥ )昨日、望遠鏡で追跡して
途中で見失った時、それが
シェルタンとゾズマの間
だったから、ああ、自分が
見ていたのは人工衛星では
なくて小惑星だったのだ
そう確信できたよ。
∧∧
( ‥)時刻通り、アルラボレアリス
で待ち構えていると
やってきましたし
( ‥)この成果と演算能力を
知ったら、プトレマイオス
ケプラー、ニュートンは
目を丸くして、そして
自分たちの様々な成果が
予報の基礎に
あることを知れば
感慨も深いだろうな
自分たちが成し得たことは予想通り、確かに価値があったのだ。そう思ってくれるだろう。もちろん、現実の彼ら自身はそれを見ること無く死んでいったわけだけど。
∧∧
( ‥)2000年にも及ぶ
人々の蓄積ですね
(‥ )古代ギリシャ人は
この手前で止まって
しまったのだ。
プラトンもアリストテレスも、これらを扱う、扱わない以前に、そもそも扱うために必要な数学を知っていなかった。
∧∧
( ‥)惑星の運行を観察、記述する
ことに必要な、
円周の360分割さえも
彼らはまだ出来ませんしね
( ‥)ユークリッドの時点で
–□ 円周の10分割までは
来たのだけどね
ユークリッドの幾何学原論は別に幾何学の本ではないし、そう言う意味では証明の本だというわけでもない。
∧∧
( ‥)彼らは無理数も無限も運動も
扱えないから幾何学に
たくさざるを得ませんと、
そういう本ですよね。
(‥ )円周の10等分を解くには
二次方程式が必要で、
それを解く方法論を彼らは
それしか持たなかった。
それだけの話だよね。
幾何学原論では二次方程式で問題を解くことが行われている。ただし、それは方程式ではなく、作図を用いたものだった。
ここまで来るのに本当に長い、長い時間と世代が必要だった。
∧∧
(‥ )それを考えると、次の世代に
\– 基礎を伝えることは
大事なことですねえ
(‥ )能力のある奴は言われなくても
する、できる。それは正しい。
しかし、先人たちの肩に彼らを
乗せて飛翔させるには基礎が
必要だ。そういうことだね。
2013年2月16日土曜日
そして去りゆく2012 DA14
ロシアで小天体の空中爆発があったせいか
∧∧
(‥ )またあれですね、二億数千万年
\– ごとに地球へ隕石が・・・
という話がネットで
出回ってますね
(‥ )ああ、例の?
それはこんな内容。
:地球には二億数千万年ごとに天体の落下が起きている
:一番最近のものは恐竜を滅ぼした白亜紀末期のものだ
:それ以前のものは三畳紀などのもの
:原因は太陽の連星、あるいは巨大惑星
:地球の大量絶滅と定期的な天体落下はこれで説明がつく
∧∧
( ‥)残念ですけど、このお話には
ほとんど正しい部分が
ありません、と。
( ‥)これ、基本的に地球の
–□ 大量絶滅には周期性がある
という発表と、ではその
原因は何か? をめぐって
かつて一時だけ盛んだった
議論に由来するもの
なんだろうけどさ。
それを踏まえると以上の内容は次のように書き換え、あるいは注釈が必要。
:大量絶滅が周期的に起こるという説は2600万年周期を主張していた
*3000万年とかそういう説もあったが、少なくとも先の話は周期の桁が1桁間違っている。二億数千万というのは明らかに勘違い(これ自体は多分、単純に書き手のケアレスミスなんだろう)
*実際、白亜紀末期(6550万年前)と三畳紀末期(1億9900万年前)に起きた大量絶滅。先の文章中で言及されているこの2つの大量絶滅の間隔は、2億年どころか、実際には1億3000万年程度しかない。その前のペルム紀末期の大量絶滅は2億5100万年前で、この場合、三畳紀末との間隔はわずか5200万年である(*ちなみに5200万年は一応、本来の周期説が主張する2600万のちょうど2倍ではある)。
:周期絶滅説を説明するために、太陽の未知の伴星、あるいは惑星がオールトの雲をかき乱し、太陽系内部に彗星を周期的に送る、というアイデアは確かにあった。
*ただし、もっと短い周期の天体と軌道ならいざしらず、2600万年周期という極端に長大な軌道は安定的に存在しないと考えられるので、これらのアイデアは結局のところ支持されなかった。
:それに隕石衝突で引き起こされたと思われる大量絶滅は白亜紀末期のものだけである。他に確たる証拠を持ってそうだと言える事例はない。
:そもそも、大量絶滅が周期的に起きるという仮説が、実のところ支持されていない。
:まとめると、大量絶滅はあったし、白亜紀末のものは隕石衝突が原因ではある。しかしそれだけ。大量絶滅に周期はないし、隕石が周期的に地球に衝突して大量絶滅を引き起こしたという仮説を採用する必要性は複数の理由からない。ましてや、その周期性が未知の星で引き起こされている、という説に至っては論じるようなものではないし、事実、そのように扱われている。
∧∧
(‥ )これも、とっくの昔に
\– 駄目になった仮説が
ぐるぐるめぐる例ですか
(‥ )周期絶滅も、太陽の未知の
伴星説も、とっくの昔に
死んだ仮説なんだけどね
死んでもなお、
ウォーキング・デッド
しているんだよな。
*=>この話の続きであるhilihiliのhilihili: デッドコピーがぐるぐる回る
そしてこれだって、責任のある程度はサイエンスライターや出版界が負わねばならぬことなのだ。
∧∧
( ‥)サイエンスライターとか
ジャーナリズムはこういうこと
すぐに飛びついて
おもしろおかしく書き立て
ますからねえ
(‥ )事実、書き立てたしな
もちろん、半分は読者の自己責任でもある。なぜなら、まっとうな研究者が書いたまっとうな本には、2600万年周期だのそういう説は支持されていないよ、と書いてある。
さて、一方では
∧∧
( ‥)どうです?
( ‥)//
– ┴ うん、見つけた
昨日のロシアでの空中爆発に引き続き、本日、16日未明は小惑星2012 DA14が地球に最接近。5:00にしし座の後ろ足の恒星シェルタンに近づく予報なので望遠鏡であたりを探し、うまい具合に発見。
∧∧
\\(‥ )ああ、暗いけど動いて
┴ – いますね。
(‥ )ほとんどたまたま視野に
入った状態だね。背景に
星がないと、
本当に望遠鏡で
追跡しているのか、
それとも恒星を小惑星と
勘違いしているのか、
だんだん分からなくなって
くるな。
目もちかちかする
シェルタンと恒星ゾズマの間で視野を動かしてしまい、見失ったので、この間にレンズを広いものに換え、しし座の北にあるアルラボレアリスなる恒星に接近する5:25前後を待ち構える。
∧∧
\\(‥ )来ました来ました
┴ – アルラボレアリスの脇を
かすめていきますよ
(‥ )ほんの少し前にちょうど
人工衛星が反対側から
通過したね。
さすがに地球を周回する人工衛星は明るいし見かけの速度が速い。すぱーんと視野を通過。
一方、2012 DA14は背景に散在する恒星のようで、しかし、じりじりじりじりと視野をよぎっていく。
∧∧
\\(‥ )心なしか、だんだん
┴ – 暗くなっていくように
見えますね
(‥ )もう地球から遠ざかり
始めたのかな?
5:40ぐらい。さすがに寒いので切り上げて、もう高々と上がり始めたこと座のドーナッツ星雲を見てみようとするが、さっぱり分からない。
∧∧
( ‥)我が家の望遠鏡は口径12cm
ですけども、それでも
白みゆく明け方東の空とは言え
見るのはちょっと難儀だと
いうことはですよ
(‥ )それを考えると神奈川県の
中央で、2012 DA14を見る
のは意外に難しかった
ということなのかな?
2012 DA14はさいわいにも
西空をよぎったわけだけど。
2012 DA14はさいわいにも
西空をよぎったわけだけど。
もちろん、装備を整えている人にはどうということはないのだろうけども、都市化が進んで夜空が明るい地域で暗い天体の観測をするのは、ちょっと素人には厳しい。
∧∧
(‥ )ともあれ、2012 DA14さんは
しばらくばいばいですね
(‥ )大きさはせいぜい
数十メートル。
最接近でも肉眼では見えず
それでも直撃すれば
大都市を丸ごと破壊できる
天体だ。こういうのが
太陽系にはごろごろして
いるんだよな。
タイミングを見計らったようなロシアの天体爆発、それによっておそらく活性化されたネットの反応を後にして、小惑星は遠く去っていく。
2013年2月15日金曜日
デッドコピーがぐるぐる回る
∧∧
( ‥)あなたはいいました
ライターが年収300万に
辿り着くには年に4冊は
書かねば駄目だと
(‥ )1つの本の作成で受け取れる
原稿料が60〜70万程度
だからね。
1冊の本に当てられる作成期間は平均して3ヶ月。
∧∧
( ‥)本の質に限界が生じる。
(‥ )これはね、個人の枠を
越えた編集プロダクション
でも同様なんだ。
出版社のいわば下請けをする編集プロダクションというものが存在する。出版社の編集者はいわばゼネコンであり、総監督であり、編集プロダクションは漢字にルビを振る、写真を手配するなどといった個々の作業を担当する。
∧∧
( ‥)編集プロダクションも会社
ですから、自分たちから
出版社に企画を持ち込む
そうですね
(‥ )そうでないと仕事が
こないってな。
そうしないと会社が
保たない、
仕事を次々にこなし、
自転車操業しないと
いかんわけさ
編集プロダクションには普通に社員もいればパートのおばちゃんもいるが、一時期フリーになった編集者や元は独立していたライターがいる場合もある。
編集プロダクションには、企画が通ったら原稿を書く人間だっているわけだ。
∧∧
( ‥)しかし、その状況は
個人経営のライターと
まったく変わりません、と
( ‥)時間がないのだ。
–□ おまけに扱う本は
会社であるがゆえ、
次々に変わる。
今日は野球、明日はロケット、来月からは恐竜だ。こんな感じらしい。
これだけ知れば書店に並ぶ本の有様の半分は説明がつくというものだ。
以前の話題でいうなれば、あれ。
中学、高校の生物学をおさらいしましょー、というフレーズの本。
キリンの首を例にするとダーウィンの自然淘汰説はこのような説ですが、これでは生物の有様が説明できない、と反対する人もいます。例えば日本の今西錦司がそのような人です。他にド・フリースの突然変異説があり・・・・
∧∧
( ‥)明らかに、昔の間違った
ずさんな本を丸写し
したものですね
(‥ )おいちゃんの子供時代の
理科の本ってまじで
こんな内容だった
からな。
:キリンの首で用不用説と自然淘汰説を説明する(これ自体は悪いことではないが)
:ダーウィンの自然淘汰説は一応、スタンダードである
:しかし異論を唱える人もいる
:今西錦司、ド・フリースの突然変異説など時代や背景、妥当性、事実関係を無視してごちゃごちゃと説明する
このような内容は確かに30年あまり前、高校理科の図説などでまじで書かれていた内容だった。まるでタイムスリップしてしまったような異様な感覚。
∧∧
(‥ )本を読むと、その人が
\– どんな本を読んで
その本を作ったか
だいたい分かりますよね
(‥ )まあ、大概の本は1000円
2000円程度の本を
ぱぱっと見て書いた
だけだね。
良い本が全部高いわけじゃないが、これは教科書と呼んで良いですよね、という本は、大概は3000円とか5000円、7000円、1万とか数万するもんだ(しかも、そう簡単には読めない難儀な本ばかりである)。
∧∧
( ‥)1000円の本を読んで
–□ ぱぱっと作った
間違いだらけの本を
1000円ぐらいで売る
(‥ )その本を別の奴が買って
読んで、ぱぱっと書いて
間違いだらけで
1000円で売る。
そうです、あなたのおっしゃる通りなのですよ。
これは果てしないデッドコピー
そうなのだ、本というのは、いや、出版界そのものが、そのかなりな部分は劣化した情報が果てしなくコピーされて渦巻いているだけなのだ。
*本を読むと馬鹿になるよ、というのはこれが理由。
∧∧
( ‥)そしてこれは
本を作る側からの説明
( ‥)もう半分は読み手の
–□ 問題だよね。
:ダーウィニズムに納得できないから今西錦司を読んでみました
これはいかにももっともらしいが、実は次と同じ行為に他ならない。
:微分積分に納得できないから、微分積分は間違っているという本を読んでみました
∧∧
( ‥)手の届くものばかり
読み続けた結果が
これですか
(‥ )自分が理解できる本を
読んで分かった。
それじゃどこにも
いけないってことさ
適当に書く書き手と、適当に読む読み手、生活の都合と頭の都合、両者の思惑の一致により、とっくの昔に死んだはずのデッドコピーが今もなお、ぐるぐると回る。
2013年2月14日木曜日
2013年2月13日水曜日
おいでませギリシャ哲学の世界へ
( ‥)オレ様理論家やトンデモ君
–□ を見ていると、奇妙に
思うことがある
∧∧
( ‥)ほう?
:ギリシャ哲学は分かる。進化論は間違いだ
:ゼノンのパラドクスは分かる。ニュートンは間違いだ
:算数は分かる。鳥の飛行はこう進化したにちがいないぴょん
:英語は分かるし文献も読める。惑星が動き続けるのはなんらかの動力を得ているからに違いない
ギリシャ哲学は運動や変貌を扱う力がなかった。ゼノンのパラドクスは特に典型的な例で、これを解決するには微分積分が必要。算数が分かれば飛行がうんぬんもこれに類似。算数で無矛盾な計算をしても、それが現実を記述する保証がないことは数学的に、英語からの下りはもう以下略。
∧∧
( ‥)要約するに?
(‥ )基本、連中の知識や
理解のレベルは
自覚無自覚関係なく
ギリシャ哲学どまりなんよ
現在の中高生が学ぶ数学や物理、化学、生物学、地学はギリシャ哲学をまったくよせつけないレベルのものだ。プラトン以来、2400年、無数の人々の成果の集積がこれである。
∧∧
(‥ )言い換えるとギリシャ哲学は
\– 現代人からすれば、
基本的に落ちこぼれレベルの
体系だとも言えますね
*考えてみれば市民人口2万のアテナイ市が文化の中心だったりするのだ。そんな母集団で出来ることなどたかが知れている。むしろ、そんな数でまがいなりにもあのレベルに持っていけたこと、アテナイだけでないにせよ、その数学的な集大成がユークリッドであることを考えれば驚きである。
(‥ )現代科学が扱える問題を
彼らは扱えない。
それを知っていたから、
問題をたくみに回避した
それがギリシャ哲学
なんだけどね。
少なくともギリシャ人は問題があることに気がつき、それを回避した(彼らの限界であったし、知恵であったとも言える)。
だが、現代人の落ちこぼれはこれに喜んで飛びつくものらしい。
∧∧
( ‥)落ちこぼれって言われると
激怒するんですけどね
(‥ )そりゃ図星だからな。
落ちこぼれは”そんな場所”でくだを巻いたりしないよ。そんな場所で意見を発表したりしないよ。分かるだろう? お前自身が分かっていることだ。
2400年前、未解決の問題は、糊塗されたが、それは後世解決されることになった。
だが、ギリシャ哲学レベルでしかものを考えられない落ちこぼれたちは、塗られた下に何があるのか、どんな決断があったのかも自覚しないまま、ギリシャ哲学を無謬と信じ、そこから推し量ると、自分たちを学校教育から排除したあの憎き現代科学と数学が間違いであるという驚きの結論を手に入れた。
そうではないか?
:ギリシャ哲学は正しい
:ギリシャ哲学では容認できない方法で現代科学と数学は問題を解いている
:現代科学と数学は間違いである
∧∧
( ‥)それが?
落ちこぼれたちの
心を引き寄せるのだと?
(‥ )そうじゃねえかあ?
人がいないってどういうことか分かるよね?
失敗した人間は、お前もこの底なし沼にはまれ、と呪いを残して死ぬ
...と言うが、現実の話、実際には何も残せない
別の気分だった時には、せめて、誰かに警告を... と発したであろう注意喚起も残せなかったように、呪いも残せない。
∧∧
( ‥)でも、残せない、は
呪いと同じでは?
そう受け取ることも
出来ますよね
(‥ )いやさ、周囲を見れば
分かるんだよ
人はあらゆるところにいる。
ではなぜ、ここに人がいないのか?
∧∧
( ‥)そこが耐え難い場所か、
あるいは死んじゃうの
でしょうね
( ‥)人がいない、それを
見るだけでどんな場所か
予測がつくってもんさ
見ろよ! 人がいないぜ。うはっ、オレ様が一番乗りだ! とっ、有頂天になっている奴が馬鹿なだけだ。
そこは地雷原か、死体も残さない泥沼か、みんなが逃げ出す耐え難い環境かのいずれかだ。
∧∧
( ‥)たまにビンゴがあるの
ですけどね
(‥ )知識の離れ小島、
知恵の空き地に辿り着いた
研究者みたいにな
だが、それは例外中の例外。
全員が失敗した宇宙
本当に失敗した人は、忠告を残さない。ノーヒントでお前達も詰め、と呪いを残すと言う
∧∧
( ‥)どう?
(‥ )全員が全員、同じじゃない
そして同じ人間でも
別の時間線では忠告を
残したろう。
例えばの話であるけどね。
時間線とは例えばの話ではある。だが、可能性やぶれというものがあるのは事実。
だが、しかし同じことが起こる。
∧∧
( ‥)つまり
(‥ )忠告を残そうが、
呪いを残そうが、
同じってことさ。
誰もそんなもの気にしちゃいねえ。
自分の前に自分が無数にいたのだ。全員、忠告も呪いも聞かなかった、それに気づかなかった、そして失敗した。それだけである。
∧∧
( ‥)自分の前に自分がいた
( ‥)時々ね、昔の自分から
発せられた警告が
どこかにないかと
探すこともある。
見つからない。
どこかで誰か、自分と同じ道を選び、そして歩んで失敗した人間がいるはずだ。
だが、見つからない。
∧∧
( ‥)ノーヒントで詰めと?
(‥ )いや、かすかだけど
手がかりがある
推定するにこうである。
彼らは危機がやってくる前、その前兆を感じたが危機感そのものは持っておらず、状況が悪いと愚痴と不平をこぼした。ただ、公的な場所でそれを書くことは差し控える余裕を持っていた。危機が到来した時、彼らはもう余裕がなかった。破滅が避け難いことに気づいた時、
∧∧
( ‥)もはや書く場所が
なかった
( ‥)破滅した奴は警告も呪いも
残せんよ。残したくても
残せないんだ。
全員が同じことをした、そして全員が失敗した。失敗した時、彼らは何も残せなかった。それだけだ。
そして未来の自分がまた一人、同じ道を歩むだろう。
2013年2月12日火曜日
やはり痛い
∧∧
( ‥)でっ、ついに完成ですか
( ‥)最後の1枚終了だ
–□
予定よりも24時間オーバー。
∧∧
( ‥)いつもそうですけど、仕事が
終わってもあまり爽快感は
ないですね
(‥ )本自体の作成が終了した
わけではないってことも
あるけども、
仕事終わりで爽快感を
感じたことはないなあ
∧∧
( ‥)でっ? あいかわらず体が
痛いのだと
( ‥)んー、最後に2枚描いた
結果かな? 痛み自体は
先日よりもやや悪化
しているね
そうねえ、首の後ろ、肩甲骨、胸郭を通る脊椎の両脇が痛い。
∧∧
( ‥)腕を動かしているせいですかね
それとも、長時間、同じ姿勢で
絵を描き続けるからでしょうか
(‥ )わからんねえ。
∧∧
( ‥)ともあれ、一段落です
( ‥)後は原稿と
–□ 概念図のイラストの
作成だなあ。
∧∧
( ‥)次の仕事もありますし
(‥ )ともあれ、あれだ
これで公園にいく余裕や
散歩の時間が出来るって
ものさ。
コカコーラの瓶をシェイクするように
ふと気がついてたわむれに検索
∧∧
(‥ )ああ、計測されてますね
\– マグニチュードは5.1
時刻は02:57:51UTC
日本時間でAM11:57:51
位置41.301N 129.066E
震源地の深さは...
無理を承知で言うと
1kmってとこですか
(‥ )まあ、核兵器だからね
*無理を承知でリンクを張るとこちら=>Magnitude 5.1 - NORTH KOREA
( ‥)コカコーラの瓶を
シェイクするよ〜に〜♪
∧∧
( ‥)関係しないと思いますけどね
大詐欺師時代
∧∧
(‥ )文章の信頼力の上げ方
\–
(‥ )ほう?
∧∧
(‥ )歴史や自分の知識を並べて
\– 信頼させる。
(‥ )それだとただの
オレ様じゃね?
この紙幣はね、共和国と連邦と王国で由緒ある長い歴史のあるもので、ウンタラカンタラ、でっ、オレ様の知識すごいからオレ様の言うこの紙幣も通用するはずだから使え。
∧∧
(‥ )これは紙の時代のやり方だ
\– そうです
(‥ )ネットの時代はなんと?
∧∧
(‥ )外部リンクと引用を挟み
\– これだけ一致しているから
信用しなさい。
(‥ )まあ、まだしもましだな
もちろん、はびこる風説に誤摩化されている、という可能性もある。
例:みんなが言ってるもん
∧∧
( ‥)どう思います?
(‥ )興味深い。
第一に言っていることが
確かなら紙の時代より
ネット時代の方がましに
なったってことだな。
∧∧
( ‥)第二に?
( ‥)紙の時代の方が詐欺臭い
時代だった、そういう
ことじゃないか?
これは連邦と王国で使われる由緒正しい紙幣でうんぬん
∧∧
( ‥)問題はその連邦だのが存在する
のか、あるいは存在しても
紙幣自体に本当にそんな歴史が
あったのか、そもそも紙幣の
裏打ちは経済力や軍事力、
農業生産などにあるのですけど
それが現状において今でも
あるの? ですけどね
(‥ )言い換えるとそこんとこ
誤摩化していた連中がいた
誤摩化した文章を書いていた
連中がいた、
そういうことじゃないのか?
∧∧
( ‥)思い当たるふしがある?
( ‥)あるなあ
文化人、知識人、考えた知識だけしか持たない哲学者。
彼らが作り出した言葉と活字製の巨大な迷宮のような体系。無矛盾だが実体はでたらめで、得体の知れない勝手に作った回路と虚構から出来たがらくた。得意げに吹聴し、まるで信者のごとく賛同する人々をたきつけるが、実体はボロ紙幣を高値で売りつける詐欺師と同じ。
∧∧
(‥ )ネット時代はまだましですか
\–
(‥ )だが十分ではないね。
科学だとこうだ。
以下のデータをこう解析しました。得られた結果からこう考察します。
∧∧
( ‥)信頼しろ、ではないですね
(‥ )他に手はあるか? と
尋ねてはいるけどね。
信頼するうんぬんと関係なく現実は進行する。科学は詐欺師ではない。この紙幣はすばらしい、とは言わない。この計測と測量方法、図示の仕方ではあっちの町までこの方角で何kmです、と立て看板があるだけだ。
∧∧
( ‥)どうするかは看板を見た人次第
(‥ )まあ、ガラパゴスまで何km
と書かれた看板の下に
添付された地図が
正距離正方位図法とかでない
場合は不安になるけどね。
ともあれ、どうするかは見た人次第なのだ。言ってみれば問われているのはこうである。
賛成、反対、いずれにせよ、失敗したら究極的には死ね
人生ずるずると
∧∧
( ‥)どう?
( ‥)最後の1枚の下塗りは
–□ 終了した
∧∧
( ‥)体はどうよ?
(‥ )筋肉の各所にまだ張りが
残っているけども
痛いのは胸郭と首、脊椎の
一部ぐらいかな
∧∧
( ‥)明日で終えられますかね?
( ‥)分からん。ただ、
–□ 30時間以上を失った
割にはまあまあ順調だね
さて
hilihiliのhilihili: 実は単価が1枚3000円のままの続き
∧∧
( ‥)あなたの目標は死ぬまでに
あるレベルにある本を
100冊以上、基本単著で
作成することでしたけど、
このままでは限界ですね
(‥ )絵の単価が
基本3000円を越えない
あるいは越えても無視できる
レベルでしかない。
A3の絵を3日で描くのも
連続72日が限界。
しかも体力はどれだけ
運動しても低下は
阻止出来ないからな。
限界必然。
やれやれ、
:このままではこんな仕事は続けられない
:サイエンスライターはあまりにも見返りが少ない
:うだうだ細かい文句を言う奴らが多すぎるんだ! 文句言うなら買え!!
∧∧
( ‥)という先人の方の愚痴が
今ではよく分かりますか?
(‥ )予測はしていたが、
より実感がこもってくると
いうかね。
皆さんこういうことは
40代で言い始めるし
自分も同じ歳になれば
愚痴の動機はよくわかる。
走り続けてきたが
めまいがしてきたので
びびって悲鳴を上げ始める
わけさね
以上をマラソン風に訳すとこんな。
:だめだ、もう走れない
:今さら気づいたが、、、走って、ゴールして、それでっ、一体どうなるんだ??
:外野うるせー、お前らが走れ! 水もってこい、死ね!
∧∧
( ‥)だが、これは予測していた
ことだ
( ‥)そしてほとんどの人は
–□ トンデモと手抜きに
舵を切る、これも予測の
範囲内であるな。
まあ、動機は分かる。体力が低下する中で利潤を上げるか、支出を減らすにはこの方法しか存在しないからだ。手段はこの2つのみ。これはほぼ間違いない。
∧∧
( ‥)ほぼ、ね。
(‥ )抜け道は0ではない。
いってみせた人は
知らんけどね。
∧∧
( ‥)抜けてみせるにしても、
時間はかかるでしょう
( ‥)物事ってのはそんなもんさ
–□ 抜け道を突破するだけで
3年、5年と時間が
かかる。
∧∧
( ‥)それでは待てない! そう
叫ぶ人や怒る人もいましたよ
(‥ )そう言った連中が
どうなったか...
それも見たよな?
ほぼすべて失うか、何もなし得ぬか、どっちかだ。
∧∧
( ‥)ではやるしかありませんね
( ‥)そういうこっちゃ
問題は抜け道を確保する前に体力が尽きてしまう可能性。これが最大の恐怖
∧∧
( ‥)ぐんにゃりのびる
スリルの時代!
(‥ )じぇーっとこーすたー
さあ、人生、ずるずると面白くなってまいりました。
2013年2月11日月曜日
あれはなにかやばいもんだ
絵と音楽と歌は文字なんて無粋なものが生まれる以前からあった。
漫画やエロ物語、冒険小説その他、怪しげなもの、それは1000年前からあった。
∧∧
( ‥)日本において
文学はせいぜい150年しか
たっていない新参勢力。
( ‥)そのくせな、自分以外を
二流と言ったり、
規制をかけようとする。
少なくともそういう
動きが出るのはどうも
いつもあの連中から
だよね
文学というものが元来そういう人を汚染する性質、例えば、こんな難しいものを読めるオレ様は知性の階層構造において上流に至った、オレ様がエリートだ、という勘違い(これが彼らの言う教養かもしれない)を呼び起こすような性質があるのか、あるいは全く逆で、オレ様はすばらしいと勘違いしやすい人間を招き寄せる性質があるのか、そのいずれであるのか、あるいは両方なのか、それはよく分からない。
∧∧
( ‥)だけども?
(‥ )監視するべきだな。
なにかやばいもんだぞ
あれは。
大虐殺は絶えず、真面目な人間が起こすものであることを忘れてはいけない。
日差しは刻一刻と
∧∧ 日時計の作成ですね
( ‥)
–( ‥)本当は昨日やるはずだった
△ のだけどね、具合が
悪かったからねえ。
∧∧
(‥ )太陽が真南にくる時刻は
△ だいたい11:55ですね
(‥ )11月には11:25に
真南に来ていたことを
考えると、30分も
ずれているね。
*純粋に太陽の動きを元にした時刻は、絶対時間で考えると精度がぐだぐだというのはここに原因がある。同様に、太陽の動きを元にした和時計がいくら精密に作ってあっても、所詮は変動する太陽の動きに合わせただけの正確さ。西洋の”絶対時間に対して正確な時計”にかなうはずもない、というのもこれが理由。
∧∧
(‥ )影も短くなってきました
△_
(‥ )12月25日には
高さ80に対して
影の長さが127だった。
今日、2月11日では
影の長さは90mmだ。
∧∧
( ‥)tangentで考えれば
太陽高度である角が
導きだせますよ、と
( ‥)12月25日は
–□ 32度13分だね
1月21日は35.47
1月30日は38.06
今日2月11日は
41度38分だ。
∧∧
( ‥)一月半で9度強、
高くなりましたか
(‥ )腕をのばした時に見える
こぶしの幅ぐらいだね
特に1月の後半からは
その動きが速くなっている
∧∧
(‥ )もうじき春ですね
(‥ )空気は冷えたままだが、
太陽は高度を上げ、
日差しは刻一刻と
強まっていくのだ
実は単価が1枚3000円のまま
∧∧
( ‥)どう?
( ‥)うん、何時間か睡眠できる
程度には回復した
∧∧
( ‥)前の晩まで、寝返りうつたびに
起きたり、痛みで起きたりして
ましたからね
(‥ )おかしなもんだよな、
激しい運動をしたみたいに
体のあちこち、関節、筋肉、
胸郭の周辺とかまで痛いのだ
疲労というのはあれかね?
全身に負荷を累積させ
痛みをともなう物かね?
いやはや、これを考えると漫画家というのは化け物だとしか言い様がない。特に週間連載漫画家は、いかにスタッフを抱えた集団作業とはいえ、彼らは選ばれしほんの一握りのエリート、怪物だ。
∧∧
( ‥)あなたはA3、24枚を二ヶ月
正確には1枚3日で72日間
二ヶ月と12日の運転で
限界に達しましたから。
( ‥)これだってさあ、背景は
–□ ほとんど塗らなくていい
ものだから
この速度なんだ
普通に風景画だったら
速度は落ちて、
とっくに燃え尽きてたよ
例の海賊漫画の漫画家さんに至っては、正直、生きているのが不思議である。
∧∧
(‥ )一方、漫画家になるのだ、と
\– 言いつつ、アニメや漫画の
論評ばかりしている
困ったさん
(‥ )論評をする、安全圏から
意見する。
安全圏から意見する、
実体験がない。
実体験が無い意見、
それは空虚で無意味。
そんな意見で満足する、
自分本位の空っぽくんだ
修羅場を見てもいないくせに、論評するとは片腹痛い。しかもそれでデビューしたいときたもんだ。
嘘つくんじゃねーよ
デビューしたいじゃなくて、みんなにちやほやされたい、だろう?
デビューしたいのなら描くんだよ、舌じゃねえよ、手を動かせよ。
デビューしたいやつが論評なんかするか能無しの嘘つきめ。
経験も無いし、実力もないし、持ち込みなんかしたって、お前、そんな実力じゃ相手にされないの当たり前だろ。だのに、そんな無意味な意見でも聞いてくれ、いや、聞け、と自己満足アピール。そりゃあ、オレ様理論屋にもなるってもんだわさ。
オレ様、こんな理論を考えました、だからお前ら、聞け。
ほら、考えの方向性が同じなのだ。実力もない、経験もない、だけど自分は認めて欲しい、認めないお前らは敵だ。そういうことじゃないか。
∧∧
( ‥)でも、実力も経験もないんじゃね
そんな意見意味ないですしね。
( ‥)裏打ち無し、額面0の紙幣を
握りしめて、これ使え、
これ使え! と言われてもな
紙くずじゃんよ、それ。
考えて得意げにHPでかつて公開していたお話や設定は端から見ればバカバカしくも幼稚だし、考えだした理論もそれに似て、バカバカしくも幼稚で愚かで、なおかつ論文を読んでいないことは明らかで、どっちも、もの言わぬ人々や、実は友人たちからも秘かにバカにされている始末。なんでそんな愚痴をオレまで聞かされなくてはならんのか。
∧∧
( ‥)バカも突き抜ければ
バカを通り越すのですけどね
(‥ )オレ様理論屋の悪いくせだ
いつまでも同じ場所にいて
進歩がない。
オレ様理論屋は自分が正しいことに固執するので、自分の理論や行動の方向性を失敗に基づいて補正できない。最初の理論とお話を考えだすところまでは邁進するが、そこから先はひたすら防御に入るので、それっきりだ。
∧∧
(‥ )まあ、それはそれとして
\– あなたの処理速度も
どうにかしたいところ
ですけどね
(‥ )処理速度はもう限界だよ
例えば、イラストレーターとして始めたこの仕事。イラストレーターの原稿料は安い。
∧∧
( ‥)1枚、3千円とか
5千円とかでね
安くて生活できない
( ‥)でも、物書きの仕事を始めて
–□ そこで分かるのだよな
例えばの話、200ページの新書サイズの本。見開きが100。それぞれにイラストを入れれば見た目は華やかになるのだが。
∧∧
( ‥)100見開きにイラストが
入れば100枚必要。
1枚3千円なら30万
1枚5千円なら50万
(‥ )3千円とか5千円の
イラストってのは
モノクロのカットレベル
でね、カラーのそこそこな
イラストではないねえ。
実際、イラストレーターからすればたまったもんじゃないのだ。1日かけて描いたカラーイラストが、はい、5千円、では日給5千円になってしまうし、3千円なら日給3千円だ。これが1日で描けたのなら良いが、2日かけたら日給はこの2分の1である。3日かけたら以下略。
∧∧
( ‥)でも、本を作る側からすれば
当然なんですよね
(‥ )1つの本を作成して著者に
支払われる金額はせいぜい
70万とか60万なんだ
予算は限られているから、著者とイラストレーターが山分けするような場合が、どうも普通である。そしてイラストにかかる経費が1枚3千円でも100枚そろえば30万だというのなら、その時点で取り分はほぼ半々になってしまう。
∧∧
( ‥)でっ、あなたは考えました
1人でどっちもすれば
丸取りではないかと
( ‥)実際な、絵を描くには
–□ 資料が必要で、それは
本を書くのにも
十分なだけの
量なんだよ
逆も言える。本を書くだけの資料があれば、絵を描く資料も十分である(実際には例えばローマ帝国の穀物や金銀の流れを把握しても、それだけでは帝国の日常を描けないように、必ずしも十分とはいえない場合もあるが、それはそれだ)。
∧∧
( ‥)でもさ、それ、根本的な
解決になってなくね?
(‥ )実はね、そうなのだよね
テキストとイラストを
半々に考えた場合、
イラスト1枚の単価は、
今でも実のところ
3千円のままだからね
まあ、いいこともある。
∧∧
( ‥)いちいち説明する必要がない
( ‥)イラストレーターさんは
–□ 絵を描く資料を自分で
集めない人の方が普通でな
資料を送るだけでも
その手間ときたら
ないからね。
それを考えれば1人で
やる方が簡単だよ。
しかも資料を送ればそれで良い、ではない、資料をこのように理解せよ、という指示が必要だ。資料は単独では存在しない。資料には理解が必要で、理解は適切な仮説の把握で、、、、ここまで全部説明する手間ひまを考えれば、ひとりですべて出来るとは圧倒的に効率が良いことなのだ。
∧∧
( ‥)でも、根本的な解決には
ならない
(‥ )そこんところどうするかよね
実は先に述べたオレ様理論屋だって何もかも駄目だなんてことはない。幼稚は幼稚、馬鹿馬鹿しいお話でもバカを突き抜けるほどになればそれなりな価値が出る。単にこやつはそれをする前に、敗北を恐れ、失敗を恐怖して、自分自身に満足しようと引きこもったのが負けなのだ。
∧∧
( ‥)バカを突き抜けよと
(‥ )ひとつの手はそれだなあ
*以前書いた話がややこれに近い=>hilihiliのhilihili: エロス大仙人
2013年2月10日日曜日
次世代に本を残すレース
∧∧
( ‥)具合はどうですか?
( ‥)んー、blogの更新が
–/ 出来る程度には回復
∧∧
( ‥)熱もないし、のどの痛みもない
お腹がおかしいわけでもない
過労、ですかね?
(‥ )たぶんね。
似たようなこと、
以前にもあったし。
ある日、起きると、体が動かない。あるいはほぼそれに近似。そういう状況。
∧∧
(‥ )30時間、ポカリスエットと
□– 睡眠ですか
(‥ )さすがに腹が減った、
野菜スープがあるから
それを食べるのだ
食った
さて
∧∧
( ‥)つまり
( ‥)漫画読んでます、
ラノベ読んでます、
それよりはこんな文学を
読んでます、そう言う方が
社会的ステータスは
高いのだよな
∧∧
( ‥)でもギリシャ世界のホメロスや
西欧世界の聖書のように
知っていることが当然とか
いざという時に引用して
決め台詞にするというわけ
でもない
(‥ )文学を読んでます、
というのは百人一首の
カルタが出来ます
へー、という程度の
イメージかなあ
教養としては必然というわけではないんで、下の方っぽい、そう言えばいいだろか。
∧∧
(‥ )自分が好きでこれを読みました
\– だと別にどうということは
ないんですけどね
(‥ )それだとそれが好きだ、
という申告だからな
ただ、それで終わらない
奴が必ずいるのよな
どんなジャンルでもそうだけども、必ず、これはすばらしい、自分の読んでいるこれは人生の指針だと、無駄な理論武装をする奴が出てくる。
∧∧
( ‥)漫画でもラノベでもAVでも
文学でもなんでもね
( ‥)単純に文学はなんとなく
ステータスが高いと
思われているせいか、
恥ずかしげもなく言う奴が
他のジャンルよりも
多いだけかもしれない。
∧∧
(‥ )確かに漫画やラノベは気晴らし
\– 娯楽に特化した内容ですから
あなたがた人間は少なくとも
外見上は禁欲的に
見えるものを
しかめっ面で読んでる方が
ステータス高いのでしょ?
(‥ )まあ、ぶっちゃけそんな
だな
いわば奴隷の鎖自慢である。
*ここでは、負荷に対抗できる力を他人に誇示する、というハンディキャップ理論的な意味で使っています。
∧∧
( ‥)でっ? 奴隷の鎖自慢
どころか、教養として
もっと皆が読むべきだ、と
要求し始めたのだと?
(‥ )でな、そんな飼い殺しの
道を自ら選択した時点で
未来が閉じることに全然、
気がついていないみたい
なのよな。
縮小する世界で生き残るために皆があらゆる可能性を模索している。確かに技術書や科学書のような教科書的な本はこれからも維持されるだろう。だがそれらは自然の中でテストされた、という裏付けがあるから価値が認められているのだ。技術書、科学書は堂々とその価値を示せる。
∧∧
( ‥)文学はそうではないと
(‥ )文学の自然は大衆の心だろ?
大衆から背を向けて教養と
言った時点で額面は0だよ
例えばの話である。いわば動物園である教科書から文学を排除した時、図書館や本屋という大衆が行き交う荒々しい野生の世界に文学は放り出されるが、その時、文学は生き延びることが出来るだろうか?
さて
∧∧
(‥ )しかしまあ、あなたはあなたで
\– 過労でダウン。処理出来る
仕事量の限界を示してますね
(‥ )別件があったことを考えれば
2ヶ月でA3のイラストを
24枚描くのが限界。
それも持続できない、
短期間の速度だね
これが年収の限界であり、
次世代に本を残すレース
における制限になるのだな
2013年2月8日金曜日
牢獄への道
( ‥)ホウライエソめんどくせー
–□
∧∧
( ‥)発光器が規則正しく、しかも
ものすごく多いですからね
真面目に描くと数千個あるらしい。*大きさの都合上、省略せざるおえなかった部分あり。
∧∧
( ‥)まあ、描けたからいいじゃ
ないですか
(‥ )さすがに疲れた、
体がぎしぎし言ってる
さて
教養、教養ねえ。
∧∧
(‥ )ホメロスの詩
\– 聖書
考えてみればどっちも
神話と伝説、宗教ですね
(‥ )でも内容はそんな
堅苦しい話じゃないのよな
むしろ冒険、戦、勝負、
不思議、恐怖、性、死、
欲、勝利、対話、問い、
そして答えと謎。
人間にとって重要なもの
結局、人気のある物語が
教養になる。そういう風に
見えるがね。
大体、人気があればこそ、皆の共通の土台になって教養になるんである。
一方、考えてみれば純粋神話とか純粋冒険なんてない。神話のための神話とか冒険のための冒険もない。
∧∧
( ‥)純文学もどう定義するか、
ですけども
( ‥)定義なんか意味はない
–□ 以上の歴史を見れば結果は
おのずと明かよ。
時間を経ても残るのは冒険と不思議、勝利と恐怖、財宝と飢え、性と死、答えと謎だ。
∧∧
( ‥)つまり純文学もラノベも
漫画も、いかなる定義、
カテゴライズであれ、
あらゆる物語はすべからく
その方向へ淘汰される運命
(‥ )今ある本のほとんどすべて
生き残ることはできないのだ
時々、ブックオフの小説コーナーを買う気もないままに訪れて見渡すけども、あれは感慨深い。かつてベストセラーになった様々な小説が流れ着く場所。
( ‥)タイムマシンの一場面を
–□ 思い出してしまうの
だよね。
∧∧
( ‥)ああ、楽園に住む人類が
もはや必要ない知恵を失い、
読まれることがなくなった
無数の本が図書館の遺跡で
チリの山になっている場面ね
いずれもすべて消えゆく運命
∧∧
( ‥)しかも、今は出版界が
急速に縮小する時代
(‥ )今、あらゆる本は
淘汰を受け、
生存をかけて進化の
真っ最中さね
気晴らしに特化した漫画、娯楽に特化したラノベ、必要に特化した教科書
何をどうカテゴライズするかにもよるが、生き残るのはこの3つで、おそらくそれ以外はまあ絶滅するだろう。あるいはこう、
絶滅に近似。
∧∧
(‥ )純文学は教養と歴史に
\– 特化するのでしょうか?
(‥ )物語にかかる淘汰の質を
考えればそれは非常に
不自然な道だよね。
あまりにも人為的、
作為的すぎるよ。
それはやはり牢獄への道。牢獄は牢獄だ。そんなことではもう生きているとは言えない。そして保護されて生きるものが教養になることなどないのは道理。
人造の教養
( ‥)教養。教養というと、
–□ ホメロスを批判して
追放された人、いたよね
∧∧
( ‥)アレクサンドリア図書館の
学者さんですよね
アンフィポリスのゾイリュスなる人はホメロスの作品を辛辣に批評して迫害され、ついに死ぬまでアレクサンドリアに帰還できなかったらしい。
*参考:「古代アレクサンドリア図書館」モスタファ・エル=アバディ 中公新書 pp76
*アレクサンダー大王(アレクサンドロス王)の命により作られたアレクサンドリア。アレクサンドリア大図書館は大王の武将とその子であるプトレマイオス王が作り上げたもの。ギリシャ系の王国なのでギリシャ文化に支配されたエジプト王朝と図書館である。
∧∧
(‥ )アレクサンダー大王さんも
\– ホメロスが好きなんですよね
(‥ )ホメロスの何がそんなに
良いのか分からんけども、
後のビザンチン帝国でも
ホメロスは知識人や
官僚の必須科目だった
みたいね。
∧∧
( ‥)ホメロスさんというと
紀元前8世紀とも言われる
人物ですよね?
(‥ )5世紀前、あるいは
1800年近く前の詩を
教養としてたしなむ
わけだ。
まあ、知識人や貴族ってのはどうしても内輪でドングリの背比べをするような立場の人たちなので、あるものが教養とされたらそれを学ぶことは必須になる。それは分かるけども。
∧∧
(‥ )日本だと教科書に載るのは
\– 漱石さんや鴎外さんですか
(‥ )万葉集とか徒然草とかも
あるけども、
純文学とかいうジャンルでは
そういう人々だよね
でも妙だよな?
純文学なんて、たかだか150年以下の歴史しかないよね? なんでこんなものが教養になるわけ?
∧∧
( ‥)古くなくちゃ駄目って
ことはないんですが
(‥ )でもなあ、教養って
もうひとつ重要な役割が
ないかね?
皆が知っているから場面に合わせてキメ台詞を引用できる。
かつての帝国ではホメロスがそうだったし、
∧∧
( ‥)現代世界でも西欧系の
社会なら聖書がそうですよね
(‥ )聖書も古いよなあ、
ひるがえるにだよ、
純文学って
日常会話で引用するかね?
むしろ皆、漫画や映画やアニメの台詞を引用してねえ?
∧∧
( ‥)まあ、引用しないのは若者が
無教養だからだ、とか
引用するだけが教養ではない
とか、色々な言い訳、説明は
可能でしょうね
(‥ )古くもなく、
引用されるほどでもなく
戦陣の大王の関心を引く
ものでもない
じゃあ、その場合の
教養って一体全体何よ?
純文学って、あれは文化的には一体全体なんだ? 純文学の純文学による純文学のための存在、でしかないのか?
∧∧
( ‥)まあ、別にそうであっても
かまわないでしょうけどね
(‥ )かまわんけど、
じゃあ、なんで他の作家を
二流作家とか言うわけ?
もしかしたら、明治維新で過去と半ば断絶し、途方に暮れた人たちが己のステイタスだけのために作った急ごしらえの教養、人造の教養、あるいは教養になることを望むが教養になれないもの、ではあるまいな?
さあ、行きなさい、幸せの道へ
hilihiliのhilihili: それはか細くひ弱な園芸品種的文学の続き
∧∧
(‥ )文学は保護しないと
\– 生存出来ない園芸品種。
でも科学も保護しないと
いけない園芸品種ではないか
そう言われたらどうします?
(‥ )科学を保護したくなければ
しなければいい。
技術者全部首切りして、ほら、一気に業績が上向いた、と得意げな顔をしてみせる新進気鋭の経営者のように。
∧∧
(‥ )今の時代、技術の無い国は
\– 奴隷化されて終わりでしょうね
(‥ )必要ないと予算を削られた
はやぶさが帰還したり、
ノーベル賞を取る人がいたり
原発ぱーんの後に
慌ててメタンハイドレートだ
と大騒ぎした時には
その調査が出来る船は
とっくの昔に仕分けされて
いたりだな、まあ、
科学を切り捨てる自由は
どこにでもいつでもあるのさ
*=>hilihiliのhilihili: だって仕分けたじゃんよ
単に、それをした場合、奴隷化が接近してくる、それだけの話である。
∧∧
( ‥)それは非道ですよね
(‥ )非道。これに対して
道で立ち向かおうとする
人はいるが、それは愚か
確かに僕らには技術も科学もない。だけどひどいよ、なんで僕らがそれを作れないというだけで、それを高値で売りつけるのさ??
と言っても、相手は聞いてくれないよ。
*文句を言う自由はあるが、言い換えれば、相手も高値で売りつける自由を行使しているだけだ。
これを打倒するのは自由ではない。技術と科学だ。
∧∧
( ‥)そして技術と科学は
自然を操作できる力が
認められる限りにおいて
その影響力を
行使できるのだと。
( ‥)そうでないと科学と技術が
–□ 力を持つことは
ありえなかったろうね
戦争ばっかしている西欧世界から科学が生まれたのは当然だし、知識人がしばしば科学は人を幸せにしなかった、という指摘は正しい。
∧∧
( ‥)敵による併呑と奴隷化の
恐怖で科学も技術も放棄
できなかった世界。
(‥ )科学には自由が必要だ
だが自由は不幸の道だ。
科学が不幸の道というのは
正しい。
文化人が幸せを追求するのは当然だ。未来を見ないで事業を仕分けし、今日の夕食をステーキにしようとは幸せに他ならない。
しかしそれゆえ破滅の道だ。
∧∧
( ‥)科学は不幸の道。しかし
出版界が縮小するこの世界で
文学は破滅の道
(‥ )科学もラノベも純文学も
どれも捨てていい自由がある
科学は捨てても良い。単に社会全体が奴隷化するだけだ。恐怖ゆえに科学は放棄されず、むしろエスカレートしていく。
ラノベは捨てても良い。だが見放されてもラノベは生き残るだろう。ラノベってのはもともとそういうものだ。彼らは読めだの助けてだの言わない。ぞくぞくと生まれて次々に死ぬだけだ。
だが、純文学はどうだ? 必要性はあるか? 見捨てられても生きていける力があるか?
∧∧
( ‥)消費者が減少する世界で
生き延びられるか?
無理だろうと
( ‥)もともと教科書とテストに
–□ すがることでずるずると
生き延びてきた文学だ
破滅は最初から
運命づけられて
いたものさ。
なに、案ずることはない。くたばってしまえと言われた在りし日にまで戻ることはないだろう。
ただ、必要性もないテストと教科書の牢獄に閉じ込められるだけだろう。
しかし、それは自ら望んだことであるし、おそらく幸せの道である。
2013年2月7日木曜日
それはか細くひ弱な園芸品種的文学
そういえば先日、コラ画像とでも言えばいいのか、を見た。体裁は岩波文庫だがタイトルは現在のラノベ
∧∧
( ‥)涼宮ハルヒの憂鬱でしたっけ?
あと何年も経つとラノベも
古典文学扱いになる、
そういう意味合いを
込めた画像でしたね
( ‥)確かにまあ、そうなるの
–□ だろうなあ
∧∧
( ‥)そう思います?
(‥ )3世紀前はポルノだった
ファニーヒルが今では
古典になっているわけだ
100年以上生き残れば
大概の創作は古典になり
現在や当時よりも無駄に
しかめっつらしく
読まれるようになるさ
生き残れば、であるが。
∧∧
(‥ )100年以上生き残る
\– それは基本的に娯楽作品
ですよね
(‥ )南総里見八犬伝とかね
そしていつもいつも思うのである。
純文学って、あれらは本来、生き残れるようなものじゃないよな?
∧∧
( ‥)まあ、純文学を純粋文学と
言うのなら、それは
文学のための文学、
娯楽とは相反するもの、
でしょうかね
( ‥)学校の教科書に文学を載せ
–□ 作者の気持ちは何かとか
無理矢理テストにして
子供に覚えさせないと
生き抜けない。
純文学とはか弱い
存在なのだ。
ちょうど非常によく調整された花壇でしか成長できない無理矢理な園芸植物のように。
野生の中で有象無象に姿を変えて進化しつつ系譜を残す作品達とはまるで違う。
∧∧
( ‥)昔は、作家になるのだとか
言うと、くたばってしまえ
とか言われた職業ですが
( ‥)テスト化された文学、
–□ 就職先を確保する文学
自画自賛する文学、
自分の居場所を
確保しようと、
ずいぶんな保護主義を
発達させたもんだが、
でも、それゆえにか、
最近は、出版文化を守れ
とか言い出してね、
青くなっとる
ひるがえってみれば良い。例えばの話、ラノベ業界はラノベ文化を守れなんて言わない。
∧∧
( ‥)あんな虫みたいなのと
一緒にするな、とか
言うかもですよ
(‥ )まあ、言うのは勝手さ
だが園芸植物を喰らう虫だろうがなんだろうがはびこれば勝ちなのだ。生き残れるか、死ぬか、それだけである。
無茶なものは無茶である
∧∧
( ‥)つまり?
( ‥)巨大ロボットアニメ。
–□ 取り柄のない主人公が
もてもて学園ハーレム物
どっちも同じぐらいの無茶ぶりだよね
∧∧
( ‥)その無茶ぶりをなるべく
気にならないように見せるのが
プロの仕事なんですかね
(‥ )まあ、そのひとつでは
あるんだろうなあ。
2013年2月6日水曜日
頭の片隅に論理的に不可能を
∧∧
( ‥)あなたはプログラムのことを
知りません
( ‥)だが世間を見ていると
–□ 気づくことがある。
どうも世間的には、
プログラムは難解に見えて、その実、訳分からない単語を並べているだけのごく簡単な作業でしかなく、デスクワークでしかなく、大金をはたいて雇うような業種ではない。
∧∧
( ‥)そう認識されているようだと
( ‥)プログラムがうまく
–□ 動作しない、あるいは
動作で思わぬ不具合が
起きるのはプログラマーの
怠慢だと批判するらしいよ
しかし、こういう事を聞くたびに思い出すのだが、以前、こんなような文章を読んだことがある。
プログラムが与えられた状況下で適切に動作できるか? それは実際に動かしてみないと分からない。事前にそれを知ることは論理的に不可能。
∧∧
( ‥)....どう、なんでしょうね?
実際に動かさないと
分からない。
これはプログラムに限らず、
どんな物事でも経験的に
当然だと思いますが、
論理的に不可能とは
聞き流せない
強烈な指定ですよね
( ‥)数学的な意味があるという
–□ ことなんだと思うけど、
ゲーデルの定理とかと
関係あんのかなー? とか
あてずっぽうなことを
連想する以上のことが
出来なくてね。
*ひょっとしたら、先の文章は、完全に無矛盾な、つまり作業上は完璧なプログラムであっても、動作出来なくなる場合がある。そしてそれを防ぐことは、プログラムをいくら調べても論理的に不可能、ゆえにそこから後の仕事はプログラマーだけの仕事ではない、そういう指摘なのかもしれないが、調べてみないと分からない。
∧∧
( ‥)いつかどこかで答えと
根拠に出会えるでしょうか?
(‥ )そういうことも念頭に入れて
仕事をするのも仕事さね
でっ、思うのだが。こういうことを頭の片隅に置いておいた方がいい人、立場というものはこの世界にいくらでもあると思うのだけども、世間的にそこんところはいかに?
いつかマスコミに来る日
hilihiliのhilihili: 陰謀論が固まってまいりましたの続き
∧∧
( ‥)つまり?
( ‥)そうねえ、人間社会でも
ネットでもいいけども
これをウラン鉱石の塊に
例えてみようじゃないか
誰かが不満をつぶやく、言葉がネットに放たれて
(‥ )大部分はそれっきりだ。
誰も受け止めず
あるいは受け止めても
あえて言葉には出さず
それで終わり。終息。
∧∧
( ‥)崩壊するウランの中で
ごくまれに核分裂するものが
あっても放たれた中性子は
素通りしてそれっきり
みたいにね。
だが、不満が濃縮する、ということがありうる。これは人間社会では皆が反応しやすい状況になる、という個人の変化。
一方、ここでの例え話的にはウランの濃縮に該当する。例えばの話、
( ‥)放たれた不満に賛同する
ものが出る。そこから
また新しい不満が放たれる
しかしそこで終わり
∧∧
( ‥)中性子がごくまれに
ウラン原子核に吸収されて
核分裂を引き起こし、
また中性子が放たれる
でも条件が十分でないために
それで終わり
だが、状況がもっと強烈になったら?
例えばもろもろの事情で....、それが政治的な信念なのかダブルスタンダードなのか、あるいは単なる慣れと惰性なのか、あるいは金がなくなったことによる手抜きなのか、
ともあれ、そういう事情でマスメディアが視聴者にわずかずつではあるが不快感を与える、いや、与え続けるようになったら?
メディアもマスコミも人目に触れるもの。そういう性質上、これはごくわずかな不満でいい、長時間に及ぶ不快感とその累積にさらされた視聴者はどうなるか?
( ‥)放たれた不平不満の言葉
時折起こる不満のやり取り
状況を説明する陰謀論
誰かが蒸し返す過去の悪行
この頻度が上昇していく
∧∧
( ‥)報道写真のためにサンゴがりがり
カルト教団に弁護士のビデオを
見せて命奪わせほっかむり
色々と非道なことを
やってきましたからね
マスコミは売国奴ではなくて、そもそもスパイなんだよ。日本人じゃない。
ささやかれる陰謀論も、また仮説なり。陰謀論が現実を説明できる時、その陰謀論は現実を説明する理論として受け入れられ、事実として認識され、それが次々に放たれて他人を励起し、なるほど正しいではないか、と賛同者を作り出し、その人がまた別の賛同者を賛同者を賛同者を....
(‥ )ついに怒りと不満と疑念と
陰謀論と賛同が持続的に
起こるようになりました
∧∧
( ‥)臨界です
もちろん、臨界=大爆発ではない。
∧∧
(‥ )陰謀論の持続的な継続、
\– 事態は深刻ですね
(‥ )というか、本当に深刻なのは
陰謀論でほとんど正確に
説明できる
マスコミとメディアの
あり方なんだがな。
まあ、無自覚だから是正は
出来ないだろうけど。
∧∧
( ‥)予測するに、例え話的に言うと
臨界状態はこのまま持続ですか
(‥ )出力が小さいから
どうということはないんだ
だが、いずれ遅かれ早かれ
何か起きると思うけどね。
いつか、どこかでマスコミとメディアが何か失敗した時、それが多くの人の逆鱗に触れるような内容であった時、それは火種になって、出力が急上昇する日が当然やってくる
∧∧
(‥ )というか、すでに小さいのが
\– ぽつぽつ起こっている
みたいですよね
(‥ )事象が起こる時間間隔と
反応の大きさを調べれば
いつぐらいに起こるか
予想可能かもね。
*ついでに言うと、仮に予測可能であった場合、それは多分、陰謀論が間違っていることを示す証拠になるんだろう。
∧∧
( ‥)事象の規模と時間を見た時
予測可能なグラフを
描けるとはすなわち
(‥ )完全に意思とは無関係に
事故的に発生していると
いうことだろうからね
それは計画とかスパイの
所行とは思えないよね
とはいえ
∧∧
( ‥)予測可能?
( ‥)あー、うーん、
–□ どう評価すればいいの
だろうな?
ぽちぽち起こっている
ことからすると
2、3年以内とか、
かなり早いと
思えるのだけど....
2013年2月5日火曜日
ああ、これは熟年離婚ですか?
陰謀論はどこにでもある。例えば2011年の震災は人工地震であったとかそういう奴(実際にはあんな場所、あんな震源で人工地震を起こす力を人類は持っていない。隕石落下すればマグマがどーんだぴょん! とか言ってるお馬鹿さん同様、技術や工学、地学を安易に考え過ぎだ)。
∧∧
( ‥)原発だろうが、円安だろうが
尖閣諸島にアルジェリア、
この世のすべてにはなんらかの
陰謀論がつきまとう
( ‥)そういうのは前々からあった
–□ わけさ。最初の思いつきに
拘泥して、後は答えありき
すべての証拠を答えに
当てはめてしまう。
そういうオレ様理論家とか
トンデモさんは少数だが
かならず存在する
∧∧
( ‥)でも、マスコミは
敵国のスパイだ
この陰謀論の根が
深いところは
(‥ )マスコミは必ず人目に
触れる産業だってことでね
というか人目に触れなきゃいけない産業だ。
その産業が二枚舌とか我田引水、自画自賛、意識しない手抜きを始めたら、
∧∧
( ‥)そりゃあまあ、嫌われるだろうと
( ‥)陰謀論自体は前々からあった
でも、個々の小さな陰謀論が
お互いにだんだん接触して
インクのしみがシーツ全体に
広がるように拡大し始めた
ように見えるよ
まだまだ染まり切っていないし、染まり切ることもまたないだろう。だけども、どうも拡大しているのは間違いない。
そしてこれはマスコミ自身の責任だよね?
∧∧
( ‥)面白い話、皆が知りたいニュース
それを真面目に伝えれば
不快感ももたれないで
すんだかもですね
(‥ )NHKだってぼろくそ
言われる一方で、
ダイオウイカを放送すれば
きれいだなー、とか
これなら金払ってもいい
とか言われるわけだ。
結局、そういうこと
なんだよな。
NHKというと、過去の映像を用いて近代を振り返る特集番組で、スターリンを子供達が讃えるという当時のソ連当局が作った宣伝番組を流したことがある。それ自体はいいのだけどもナレーションが「一方、この時代、ソ連ではスターリンのもと多民族の共存がはかられていました。」じゃじゃーん、だったので、ああ、この連中にはヤバい奴が混ざっているんだな、と思ったものだけども。
∧∧
( ‥)良いものを流せば
そういうおかしなものも
覆い隠されると
( ‥)それをしないでだな、
皆が実名知りたいだろうから
流してやった、とか
やっちゃうのがマスコミ
なのよな。
ああ、みんなスキャンダルが好きですよ? でも、いつもいつもフライドポテトを出せばいいってもんじゃないでしょうに。
しかも葬送の時にいつものそれをやったときたもんだ。
∧∧
( ‥)平たく言えば手抜きですよね
(‥ )商業主義なのは分かる
お客第一も当然だろう
だけどもそれを言い訳にして楽してないかい?
∧∧
( ‥)誰でも素早く記事を
書く方法。
( ‥)たぶん、存在自体が
手抜きなんだよね
ただただ冷戦の時のように政府が悪い、アメリカが悪い、アジアは良い、あの国は良い、ただただ枠組みに当てはめて、外国や石油情勢を取材するよりは遺族に直撃、これ簡単。安易に記事を生産することに慣れた結果がこれではないか?
∧∧
( ‥)しかし時代は変わる
(‥ )これまで通りの記事が
一気に時代遅れになり、
むしろ有害になった。
でも本人たちは昔通り
やっているだけ。
どうして不信感の目で見られているか分からない。推測するにたぶん、そんな感じ。
∧∧
( ‥)でも、毎回見てる方からすれば
不愉快が累積する一方
(‥ )フジテレビのデモみたいに
小さな不愉快が累積すると
どっかで爆発するからね
そうなのだ、言い換えてしまうと、テレビや新聞は今もなお、娯楽とニュースの王者なんである。
∧∧
( ‥)でも、王者とは見られるもので
それがねちねちと不愉快ですとね
王様殺されますよね
少なくともクーデターの
大義名分になるでしょう。
( ‥)熟年離婚とかもそんな理由
–□ だったりするからねえ。
∧∧
( ‥)でも、おっさん、奥さんのこと
考えてなーい
(‥ )それを考えると、もはや
どうにもならないのな。
陰謀論が固まってまいりました
∧∧
( ‥)なに?
( ‥)いやあ、最近な、
マスコミ陰謀論が強固に
なってきたと思ってな
曰く
:マスコミは二枚舌
:マスコミは嘘つき
:マスコミは売国奴
:マスコミはスパイ
:マスコミは日本人じゃない
∧∧
(‥ )最近はマスコミをつぶそう
\– マスコミから日本を守れ
マスコミから自衛しよう
そんな声も流れてきますね
(‥ )最初は不信感だったんだ
次に二枚舌だと分かって
この二枚舌を説明するために
スパイという説が出てきて
日本人じゃない説が出てきて
今では具体的につぶそう
運動まで出てきててね
憎しみの対象になってる
陰謀論じたいが非常に具体的になっているし、恐らく、止まらん。
∧∧
( ‥)...まあ、思いっきり二枚舌
でしたからね
(‥ )自民党の時は政権交代連呼
ささいな誤り根掘り葉掘り
民主党の時は大スキャンダル
ほっかむり、口蹄疫放置
自民党に戻ればまた
ささいな理由でバッシング
露骨にね、二枚舌だったからね。
おまえら、そんなことやっちゃったら、もう公平な機関です、なんて言えないよ? ということを平気でやる。あまりにも無神経にやりすぎる。あれでは疑われても文句は言えない。
∧∧
( ‥)予言も当たっちゃってるという
のも痛いですかね?
(‥ )自民党に戻ったから
あいつらまた
言いがかり的に不公平な
バッシングするから
監視しようぜー、と
ネットで言われてて、
実際それをするから
ほらやっぱり、
あいつらはスパイだと
火に油状態でな。
陰謀論も仮説だ。仮説である以上、仮説から導きだされる予想が当たったら、その仮説は確からしいものになる。
いまやマスコミ売国奴説は、以前よりもはるかに強固なものになっている。だって、もうここがおかしい、とか言われる段階を過ぎて、監視しようになっているのだから。
∧∧
(‥ )二枚舌も売国と揶揄される
\– 行動も陰謀論以外で
説明できるのですけどね
(‥ )ごく簡単な条件だ
:今のトップは世代的には団塊だ
:冷戦下ではアメリカと政府の文句だけ書いてればよかった
:マスコミは時間内に文字を書くプロです
:でも、速く書く=正しい、とかではない
:むしろ逆、当たり前
:正確な記事を書いて原稿を落とすよりは、結論ありきで
:時には誘導を
:時には捏造も
:楽だし
:歳だし
:慣れたし
:ぼけた
( ‥)しかもさ団塊世代が
–□ 一生懸命に読んだ
本ってなあ、
科学に関した
部分だけでも
トンデモの塊なんよね
∧∧
( ‥)メンデル遺伝はうそっぱち
獲得形質はある
大陸移動なんて大嘘だ
色々ありましたよね
科学に関することだけで、こんな、中高生以下のレベルなのだ。他の点にも目を向ければ、やっぱり中高生以下の部分がごろごろあるだろう(実際、この世代の時に盛んだった疑似科学農法はその根拠が破れた後、怪しげな有機農法団体に鞍替えした、ということもある)。
もちろん、団塊世代でも、こういう汚染から逃れた人はいるはずだ。
自力で正しい答えを見つけられるごく少数の頭の良い人間。そして最初っから難しいことなんかどーでもいいよ、と興味の無かった大多数の人々。
∧∧
( ‥)問題は? 中途半端な人?
(‥ )難しいことに興味を持つし
余計なこと考えるんだけど
正しい答えに辿り着けない
連中な。
こういう中途半端に頭が
良い連中ってクラスに
何人かいるだろう?
予測するに、こういう中途半端な連中の未来は決まったも同然ではないのか?
低賃金労働者ではない(概してであるが)。
しかし国家官僚のような真のエリートにもなれない(なれるわけがない)。
どっか中間の、給料は良いが権力から離れた場所に落ち着くだろう。待遇は良いが落ちこぼれである。
下を見れば、無知蒙昧なお前らを導いてやるとうそぶける一方で、その無知な民衆とやらは言うこと聞かぬ(当たり前)
聞いてくれないから絶望して呪い、上を見れば決して届かぬ権力を見て涙を流して呪う。
中途半端な才能ってのはこんなもんだ。
( ‥)自分の間違いを認め
是正できる能力はなく、
世界を呪い、社会を嫌い
こんな日本は壊れてしまえ
そうすれば見果てぬ
理想の国が・・・・
∧∧
( ‥)それ、陰謀論と同じじゃね?
(‥ )外見上はほぼ同じだね
自分が所属する社会を嫌い
その崩壊を願い
自分だけが正しいと思い、
しかし実際には手抜きと
老いと惰性と愚痴と
無駄なプライドだけに
成り果てている。
だがそれでもなお
スパイではないわけさ
ただのありがちな
晩年の醜態さね
∧∧
( ‥)スパイではないという一点
以外、陰謀論とほとんど
同じじゃね?
(‥ )だからやばいと思うのよ
あくまでも、この仮説が
正しい場合だけどもね。
陰謀論と現実が、限りなく接近してしまったらどうなる?
∧∧
( ‥)老いと惰性は恐ろしい?
( ‥)歩くのを止めた時に
人は生きながら死ぬ
そういうことでも
あるんだろうなあ
信念、理念、正しさ、そんなものにこだわるからいかんのだろう。
∧∧
( ‥)必要なのは、公平さ、ですかね?
(‥ )一般的にはそうだね
でも公平さも人の作った
まやかしでしかない。
必要なのは定規だ。測定する定規。そしてその定規は、例えそれ自体は人が作ったものであっても、定規の性能は自然の中でテストしなければならぬ。
∧∧
( ‥)マスコミはそれが
出来なかったと
(‥ )信念、理念、正しさ、それらは
答えありきという
逃げにしかならんのよ。
文章を書く時、楽だし、
ありきな答えに合わせれば
馬鹿でもすぐに記事が書ける。
だが、人知を越えた定規でなければ人を公平には計れない。これは言い換えると、マスコミに正確な科学報道など不可能だ、ということでもある。
∧∧
(‥ )どうなりますかね
\–
(‥ )予測するに、彼らは
自分たちに向けられる
懐疑的な視線を、
懐かしの打倒すべき
55年体制や米帝と
同一視すると思う。
もはや時代錯誤だけどね
∧∧
( ‥)伝統的な思考法だから?
(‥ )ずーっとやってきたんだよ
同じことをするだろう。
人生は反復だよな。そして
文章を書く枠組みは
思考にも枠をはめる
文章を速く書くプロは
そういう意味じゃ囚人さね
己の枠組みから離脱は
できまい。
それにもう歳だ。
とっくの昔に、時代錯誤をただそのまま焼き直す、テキスト製造機械に成り果てているだろう。
だって、それが老いというものだから。
2013年2月4日月曜日
信用なんて売らないよ、それが仕事であるがゆえ
オレを信用しろ、というのは無意味
( ‥)拳銃を相手のこめかみに
押し当てた時、相手が
恐怖するのは拳銃が
機能するからだ
∧∧
( ‥)火薬の爆発力が弾丸の
運動エネルギーになります
それは頭蓋を砕くでしょう
物事を推し量る物差し、それ自体は人が作るものかもしれないが、物差しの性能を決定するのは人間じゃない。
∧∧
( ‥)あなたは信用を売りませんか
(‥ )馬鹿くさい。決定的なのは
物差しの性能だ。
株やら証券じゃあるまいに
人間の信用ウンヌン
関係ねーよ
念でスプーンを
曲げるってか?
夢で脳みそが浸食されてるぜ
ほら、そこんところが分からんオレ様理論屋やトンデモくんたちを見てご覧。やつらは自分の信用を売り、相手をけなして信用を下げようとする。
∧∧
( ‥)というか
( ‥)あいつらそれしかできん
拳銃を突きつける奴は信用できない。ごもっとも。だけどもその信用できないは銃の性能と関係ない。そもそも物理的、機械的な裏付けがあるから銃は脅威であり、だから恐怖であり、だから信用できないと言っているのではないか。
人間の言う信用の背後には、それそのものを操作するもっと大きな力がある。
それは、人の信用は宇宙を説明できない、ということなのだ。
信用なんか売りつけるから駄目なのだ。
見るべきは宇宙。信用を強調するはすでに敗北。
計るのは物差し。信用は物差しじゃない。
その物差しの性能とて、それを決めるのは究極的には人間じゃない。だから価値がある。
人間ごときが作った信用なんぞ知るか。
10万年文明に栄光を
( ‥)なあ、TVも含めて
今の文明があと10万年
続いたら信じ難い放送事故
とか発生するんだろうね
∧∧
( ‥)まあ、一万年に1回の事故も
10回起きますからねえ
(‥ )生放送中の
ニューススタジオに
突如、カバが乱入、
女子アナがー、みたいな
∧∧
( ‥)...どんな状況なのか意外に
想像できるのがイヤだな
企画を考えたプロデューサーは死刑になるんだろう。色々な意味で。
道徳は考える力を持っていない
∧∧
(‥ )最近、道徳が問題になること
\– あるみたいですね
(‥ )道徳を隠れ蓑にする疑似科学
道徳で徴兵制を語る老人
道徳教育で解決を考える人
まあ、昔からのよくある
話であるね
∧∧
( ‥)タキトゥスさんみたいに?
( ‥)元老院議員で国家の中枢に
–□ いたタキトゥスが古き良き
市民からなるローマ軍を
懐古したのは....
ネロ帝、そして
ドミティアヌス帝を
経験したことを
考慮にいれても
正直、衝撃だったからな
ああ、タキトゥス。すばらしきタキトゥス。すばらしいのに、でも、市民軍なんて帝政になるよりずっと前に消滅していたし、以後のローマも市民軍なんて復活させなかったよ。実際の歴史は騎馬中心の機動部隊になっていく、それが現実と歴史なんだ。
∧∧
( ‥)タキトゥスさんも、古き良き
ローマに市民が戻ることを
望んだ徳の人だった、
ということですかね?
(‥ )まだ推し量るには十分で
ないけども、その可能性を
見るだけでもショックだよ
愕然としたもの。
国家の中枢にいたはずの人間でさえ、国家の具体的な道筋と辿るべき未来を発見せずに、失われた過去だけを振り向いてしまうという恐怖。
歴史に名を残した文筆家でさえも、無名のまま、気の向くまま、運命のされるがまま、みじめに死んでいった軍人皇帝達にまったく及ばないという事実。
賢さは、死を組み込んだ手探りな運動に絶対に勝てない、という恐るべき現実。
∧∧
(‥ )それを考えると、道徳で
\– 疑似科学を、徴兵制を
問題を語る人々は
当然でもあるし、
間違いでもあるのですか
(‥ )彼らは知性と道徳の奴隷で
解法を持たないと
考えても良い。
当たり前なんだよな。
道徳は解を探索する
アルゴリズムでは
ないからね。
道徳は推奨事項と禁止事項の羅列だ。問題を解決するなんの力も持たない、哀れな文字列に過ぎない。
道徳は考える能力を持っていない。
道徳を振りかざす人間もそうだ。考える力を持っていない。
あるいはこう、考えても間違った結論しか出てこない。少なくとも未来は見えない。解法がないのだ。当たり前ではないか。
∧∧
( ‥)それを考えますと
(‥ )疑似科学を否定するだけ
では不十分なのだ。
道徳は考える力を
持っていない、
これを明らかにする
必要がある。
吸い取れるだけ、国が吸い取ります
hilihiliのhilihili: 鯨皮を売れの続き
∧∧
(‥ )そういえば実在の国で言うと
\– プトレマイオス朝エジプトは
ゴマ油とかを国家の独占販売
にして、利益を上げていたの
ですよね
(‥ )たしか油作物の種子は国から
農民へ貸し出されるのじゃ
なかったっけ?
そもそもそれ以前に本年度の作付け面積はこれこれと、地域ごとに具体的な指示が出る。実りのうち、貸し付けた分に相当する種子は国家へ返却させる。残りは定められた低い価格で買い上げる。それを油にして、小売価格を最大に設定した上で売る。
∧∧
( ‥)作付け面積を操作するのも
油の生産を必要分だけにして
最大限の利益を得るためで
あったと
(‥ )国外から入ってくる油には
相殺関税をかけるという
徹底ぶりでね。
今は具体的な資料が部屋にあるどれだったのか思い出せないので引用元を示せないけども、まあ、そんな感じ。プトレマイオス朝は国家経済から上がる利益をいかに王家に集中させるか? それに特化した国である、と批評した人がいるらしいけども、まあ、そうですよね。これはすごいなあ、という感じ。
*プトレマイオス朝のこういう側面はごく簡単になら「コンスタンティノープル千年」渡辺金一 岩波新書 1985 pp11~12で出てくる。補完はいずれ。
∧∧
(‥ )経済の重要部分が
\– 国を介さないといけない
ように出来ていて、
王家が膨大な利益を
独占するという構図
ですね
(‥ )しかも農民は生産を
請け負う一方で、
最低賃金しか受け取らない
仕組みだよね。
効率が良い仕組みだけど
あんまりだよな。
考えてみれば砂の惑星の経済ってこれに近いよなあ。
∧∧
( ‥)運輸は一社だけ、
国家間の通商を商う
商社も事実上一社だけ
商社の売り上げは
株みたいなものに応じて
皇室と諸公に配当がなされます
(‥ )いやな世界だよねえ
*先に引用した「コンスタンティノープル千年」では、これはビザンチン帝国の話であるけども、皇室関係者であることを良いことに大々的に貿易を行う皇后に対して、皇帝が激怒したエピソードが紹介されている。皇室の者が権力を使って商いをしたら、では民衆はどうなってしまうのか? と。一方、小麦を強制的に買い入れて、それを集めて、しかるべき場所でしか売らせない、そういうことをした皇帝もいたという。買い取り価格は最小に、小売価格は最大に。その過程を国家が独占して大量の売り上げを得るのだが、その結果、18倍のインフレが生じた、という悪政の例(もちろん、これらは実話である)。
そういえば砂の惑星には農奴もいるんだよな。
∧∧
(‥ )用語集に出てくるパイオンズ
□– がそうですね。
惑星から離れられない農民や
労働者のことを指す。
帝国における最低階級。
(‥ )作品自体は諸公の権力闘争を
扱っているけども、その背景
にはこういう構造があると。
農奴や低賃金労働者を拘束して
高い賃金の場所へ移動させず、
最大限の利益を得ようという
魂胆だよね。
この閉塞的で独占的な世界は、例えば主人公のポウルが救世主となった第2部では多少とも是正されたんだろうか?
*第一部の主人公、ポウル・アトレイデスは宿敵ハルコンネンと皇帝を打ち倒し、宗教指導者となって全帝国を征服する。いわばポウル教みたいなものなので、巡礼団がポウルの居城がある惑星にやってくるようになっている。ずいぶん、人の往来が自由な印象がある。
∧∧
( ‥)ハーバートさん、そういう
具体的な説明は作中では
ほとんどしませんからね
する必要がない、とも
言えますけども。
(‥ )戦争の原因だって、
登場人物の台詞から
分かるけども、あまり
明瞭な説明文としては
出てこないのよな。
*砂の惑星の帝国は皇室コリノ家が最大勢力だけれども、諸公も当然、軍事力を持っている。主人公の父親、アトレイデ家の当主アトレイデ公爵(表記によってはアトレイデス公爵)は現皇帝と従兄弟関係にあるのみならず、まだ小ぶりとはいえ、強大な軍事力を持っていた。これに危機感を抱いた皇帝はアトレイデ家の取り潰しを画策する。しかし、帝国をすべる皇帝が有力諸公を目障りだ、という独断的な理由だけで処分するわけにはいかない(諸公の大反乱を招きかねない)。そこでアトレイデ家の仇敵であるハルコンネン家を隠れ蓑として使うことにした。つまり表向きはアトレイデ家とハルコンネン家の争いである、ということにして、ハルコンネン家の軍隊と共に皇帝の精鋭部隊、親衛隊サルダウカー軍団を投入し、アトレイデ家を排除する。
∧∧
(‥ )...読み返してみると
□– あれですね、帝国の軍事力
って数だけから見ると
あまり大したことないん
ですよね。
質を向上して、後は数を
増やせば皇室をおびやかす
存在に意外と簡単になれる
そういう状況ですか
(‥ )アトレイデス家が敗北した
戦いでハルコンネン家が
投入した軍勢は全部で
わずか30万人だしね。
*うち、皇帝親衛隊は3万
ただしこの訓練された
精鋭3万人は
残りの27万を
あっさり圧倒できる。
∧∧
( ‥)戦争が白兵戦に戻って
しかも非常に複雑な格闘戦
を求められる世界だから
少数精鋭、
兵士のプロ化が進んでいる
かもです。
(‥ )つまり使える兵士の数が
絶対的に少ない可能性も
あるわけよな。
しかしいずれにせよ、
小説中の描写では、
この30万人でさえ、
ギルドに支払う運賃を
考えればぎりぎりどころか
ありえないぐらいに
法外な数であると。
*運輸をになっているのが一社だけなせいか。通常。ギルドの運賃はめちゃ高。そんな大人数を投入することは金銭的に無理という世界(それにしても、ハルコンネン家とアトレイデス家の領地替えの時はもっと色々運んだだろうに、この時は特別価格だったのだろうか?)。
*改めて読み返してみればアトレイデス公爵がやろうとしたのは、基本的には作中で実際に息子がしたことと同じだった。つまり砂漠という厳しい環境で格闘戦に慣れた原住民を徴発して自軍に取り込もう、という方針(そもそも最大勢力のコリノ家も、本来の出身は砂漠の星で、親衛隊のサルダウカーもそこから徴発されるのである。皇帝の従兄弟でもある公爵がつかんだ皇室の力の秘密がこれであった。それを砂の惑星デューンで実現しようというのが公爵の狙い)。息子である主人公がしたのはこれに(意図的にではなかったが)宗教色を付け加えること、そしてスパイスの生産を牛耳ってしまうことだった。
∧∧
( ‥)それらを考えると、後に
主人公ポウルが圧倒的な
軍事力を持つのは当然
ですか。
(‥ )そうだよな。ポウルは
ギルドの運賃なんか
気にする必要ないし、
30万人なんてけちくさい
ことを言わずに、
自分を神と信じる凶暴で
訓練された兵士を
好きな時、好きなだけ
好きな場所へ、大量に
投入できるわけだしね
*砂の惑星、この小説では人類に代わりえるものなし、という人工知能破壊運動(ブトレリアン・ジハド)が起きた後の世界なので、コンピューターもなければ自動機械というものさえ事実上、存在しない。宇宙航行をギルドが独占できるのも、この状況下で安全な航路を見つけ出すには、スパイスによる予知能力の獲得が必要で、それが出来るのがギルドのナビゲーターたちだけだから。そしてスパイス(メランジ)が産出する唯一の星がデューン。
∧∧
(‥ )平たく言うと、ドラッグで
\– らりぱっぱになった
ナビゲーターが
未来と安全な航路が
見えたー! といって
飛んでいく世界。
(‥ )小説自体が東洋趣味とか
神秘思想とか
機械文明の否定、
訓練によって生身の肉体
から引き出された
超絶的な能力、そして
ドラッグという内容。
ヒッピームーブメントな
時代にマッチした部分も
あったのかもね。
作者に言わせると、スパイスは富の象徴であり、石油の意味もあるという。そもそも砂漠からの産物で社会が動くというのはまさにそういうことだし、そこを支配する帝国は石油メジャーやアメリカを連想させるし、時代からするとこの戦いはベトナム戦争ってことでもあるんだろう(*作者がアメリカ人であることを考えればかなり強烈)。
∧∧
( ‥)でも、冒険小説や神話の
基本を守った作品でも
ありますよね
主人公は高貴な王子様
ハンサムで優しく賢く
しかし剣術の達人、
敗北して砂漠の奥へ逃れ、
抑圧されてはいるが、実は
格闘戦に秀でた砂漠の民を
率いてゲリラ戦で頭角を
あらわし、皆の英雄となり
指導者となり、ついには
世界の秘密を明らかにする
(‥ )帝国を支えるスパイスが
どのようなサイクルで
生まれるのか
それをどうすれば破壊
出来るのか、そこに
気づくのよな。
破壊出来るものは支配していると言えるのだ。作中の台詞である。
帝国の運輸と富を支えるスパイス。よりによってその供給元で続くゲリラ戦を解決しようと、ついに皇帝が出陣。しかし、これはいわば主人公のかけた罠。まんまとデューンにまで引きずり出された皇帝と無敵の親衛隊サルダウカーは、主人公率いる砂漠の民の前にまさかの敗北。
(‥ )そして残るギルドを
服従させるのは簡単
スパイスの生産を破壊するぞ
お前達、未来を見てみろ、と
ナビゲーターたちがのぞき見た未来、そこに広がるのは空白、何も無い
∧∧
( ‥)ギルドは従わざるを
えませんと
(‥ )後は帝国最強の軍勢を
あっさり打ち破ってみせた
自分の軍団を好きなだけ
ギルドに運ばせればいい
従わなければ空白だ
いくらでも自由に軍団を
展開できる。
しかも自分を神、救世主と信じる軍団だ。宗教指導者にして最高指導者。もはやどんな相手もこの英雄と軍団の進撃を止めることはできない。聖戦の開始である。
複数の様々に異なる設定がすべて、ひとつの場所に焦点を合わせた時、いかなる者にも阻まれない無敵の英雄という恐るべき存在が誕生する。見かけは単純に英雄と悲劇の話のはずなのに、それを実現するため複雑怪奇に編み込まれた世界。それが砂の惑星。
∧∧
(‥ )考えてみれば第2部で主人公が
\– 見せるあの膨大な富の数々も
こういう設定が背景にあるの
でしょうかね
(‥ )あまりそういうことを
明言しない作風だし、
小説ってのはそんなこを
説明する必要はないけども
真面目に推論すれば
そういうことだろうな
2013年2月3日日曜日
鯨皮を売れ
図書館にいき、コンチキ号漂流記に登場した魚がクロタチカマス*であることを確認するついでに、小説「砂の惑星」の記述も確認してきた。
∧∧
( ‥)ほう? なにゆえ?
( ‥)以前、ハルコーネン家の
–□ 復権はギルドが扱わない
鯨皮でなされた、そういう
話でまとめたじゃないか
=>hilihiliのhilihili: 情報流通のどこへいこう
確かギルドが扱わない商品、そうだったよな...でも、一応確認。
∧∧
(‥ )正確にはCHOAM 公社でしたね
\– アトレイデ公爵の台詞で曰く、
チョアム公社の手から
逃れられる産物は、少ない、
木材、ロバ、馬、牛、肥料、
鮫、そして鯨皮。
(‥ )そうだったか....
でもチョアム公社って、
支配権の半分以上は皇帝が
握って、ギルドが協力者。
輸送自体もギルドが
牛耳っているのだよね。
これはデューン(砂の惑星)という1965年に発表された小説の話。宇宙を舞台にした異国情緒あふれる物語で、この世界では運輸のすべてがただひとつの集団、スペースギルド(宇宙協会)に独占されている。さらに帝国に所属する各王家間の通商は上述の通り、チョアム公社がほぼ独占状態。しかもチョアムのいわば株に相当するものは帝室が半分以上を握っており、有力な諸公がそれに続く。
∧∧
( ‥)帝国の通貨ソラリの購買力は
–□ 25年ごと、ギルドと皇帝
諸公の交渉で決められると
(‥ )ああ、そういう設定あった
よなあ、これって、
統制経済だよね?
デューンの世界はいわゆる帝国。1万あまりある国々(単独の惑星、あるいは複数の居住惑星がある星系)からなる世界で、国を治めるそれぞれの王たち、つまり諸公(それぞれ爵位あり)、そして最大の軍事力を持ち皇帝を称する帝室コリノ家、宇宙の運輸をすべて独占して圧倒的な力を持つギルドの3勢力で成り立つ世界。
∧∧
( ‥)そして国々の間の通商は
チョアム公社がほぼすべて
引き受けて、小説の描写から
すると利益は配当として
株主的な立場にある
皇帝家や各世界の王たちに
支払われるみたいですね
( ‥)おまけに通商で使われる
–□ 通貨のレートが交渉で
決められる。
民衆は置き去りにされ
自由経済でもなく、
あくまでも
支配者である王達に
金と富が集まる仕組み
なのな。
∧∧
( ‥)でっ、ハルコーネン家、
あるいはハルコンネン家は
チョアムが扱わない鯨皮を
商うことで復権を果たしたと
(‥ )日本語版だとデューンは
□– 4冊にされているけども、
4巻目の補遺4における
代表的貴族の抜粋は
そういう説明だよね。
フィクション世界のこととはいえ、ざっと背景を説明すると、天下分け目の戦いというか、諸惑星を統治する王たち、そのすべてに君臨するのは誰か? それを争う大規模な戦争がかつてあった(作中コリンの戦いとされているもの)。勝利者は後に皇帝を称するコリノ家。その時、コリノ側についたアトレイデス家は、ひとりの軍人を追放した。彼は臆病であった、それが理由である。これが後のハルコンネン家。ハルコンネン家は復権するためにずいぶん苦労したらしい。そのせいか由緒正しいアトレイデス家が公爵なのに対して、ハルコンネン家の爵位は格下の男爵。当然、この2つの王家は不和なので、これが作中に描かれる善と悪の戦いになる。
*ハルコンネン家の祖先がなにゆえ臆病であったのか? その顛末は作中では具体的な描写がない。作者のハーバートはそれなりな設定があっても、直接描写することがあまりなく、間接的に示すスタイルの人であったらしい(Aを直接説明しないで、BからZまでを懇切丁寧に説明する、と言われるような感じ)。彼が死去した後、息子さんが書いた小説でその様子が描かれたらしいが、ここでは扱わない。
∧∧
(‥ )なんか統制経済の元でさえ
\– 見捨てられている
マイナー商品の鯨皮で
復権を果たすってところが
なんかね、地道ですよね
(‥ )こんな世界で
のし上がるには
他に手がないんだろうな
∧∧
( ‥)それにしても、
鯨皮って・・・・
(‥ )作者のハーバートはそういう
奇妙だけど不思議な現実感を
持った描写をするのが
うまいよね。
デューンはシリーズになっていて、第一部の主人公の息子で、砂虫と共生関係に入ることでほぼ不死身になった神皇帝の物語が3500年後、神皇帝のプラン通りに人類が以上で述べたような様々な社会的なくびきから解き放たれた最後の物語は、そのさらに1500年後。作中で5000年の歳月が流れる。そしてその5000年後の世界で現れる技術の成果がノーシップ
∧∧
( ‥)今風に言うと光学迷彩ですね
完全擬態して予知能力者でも
感知出来ないような機械
(‥ )ところがあれさ、
ニンニクの匂いがするん
だよな。
うろ覚えだが確かそう。空で火花が飛び散るのを見た登場人物が、ニンニクの匂いを感じてノーシップ同士の戦闘が行われていることを知る場面があった(*図書館には最終シリーズの異端者も大聖堂もなかったので未確認であるけども)。
∧∧
( ‥)モーターだって動かすと
独特の匂いがしますしね
あれはモーター臭としか
言い様がない匂いですし
( ‥)こういう変なリアリティーは
–□ 訴えかけてくるもの
あるよね
2013年2月2日土曜日
クロタチカマス漂流記
絵を描く。和名はオニボウズギス。しかし昔は図鑑でキャスモドンと学名のカタカナ読みで表記されていたから、そちらを覚えている人もいるだろう。大きく伸張する胃袋で、自分より、はるかに巨大な獲物でさえ呑み込める深海魚。そしてその参考画像。
∧∧
(‥ )食べられているのは
\– おそらくクロタチカマス
ですか
(‥ )キャスモドンが呑み込んだ
極端に大きな獲物の事例に
19cmのキャスモドンが
86cmのクロタチカマスを
呑んでいたものがあるの
だよね。
*知りたい人は次を参考に=>chiasmodon gempylus - Google 検索
より正確に言うと、そう同定できる、というべきか。
∧∧
( ‥)あなた昔、同じ事例を元に
絵を描いた時、呑まれる側を
ミズウオダマシで描いたこと
ありますよね
( ‥)例えばこの本*でな
–□ 今にして思えば
うかつよな
改めて写真を見ると、あれ? 背びれあるじゃん。これミズウオダマシじゃないよね、ということに気がついた。
*ミズウオダマシには背びれがない。そもそも属名のAnotopterusも”背びれがない”、という意味だ
背びれの位置からするに、該当する魚は例えばタチウオの仲間かもしれないし(ただしタチウオは大陸棚の魚である)、あるいはクロタチカマスかその近縁種かも、と思って検索したらYahoo知恵袋が引っかかってきたことには驚いた。
∧∧
( ‥)頭が2つあるこの魚は
なんですか? という
質問に対して、
これは呑まれた魚で
背びれが頭部直後からほぼ
全身に渡って見られて、
さらに尖った口から
同定したみたいですけど
(‥ )ヤフー知恵袋の答えに
おおー、と素直に驚いた
のは初めてだよ。
まあ、魚のプロにはそれなりな意見があるのだろうけども、個人的には驚きだった。
∧∧
(‥ )海外のネット情報では
\– クロタチカマスと明言した
ものもありますが
(‥ )まだ公式なレポートは
見てないんだよね。
とはいえ、
:キャスモドンはでかい獲物を呑み込めること
:写真のものがクロタチカマスであろうがなかろうが、実際にクロタチカマスでも呑み込めるだろうこと
:さらに現在、仕事で描いている海域が陸域から離れた海なので、クロタチカマスが獲物として適切であろうこと
以上から、クロタチカマスが襲われる設定にして作業進行。
そこでふと気づいた
( ‥)...クロタチカマスってさ
–□ これ、コンチキ号漂流記に
出てきたあの魚だよな
外見がどう見てもそう。
∧∧
( ‥)ああ、筏で太平洋を横断中に
夜、寝床にまぎれこんできて
騒動を起こした魚ですね
原文は読んでいないけども、図書館で確認した。
「科学者たちは、これをゲンピルス、またはヘビサバと呼び・・・・」
「コンチキ号漂流記」ハイエルダール 偕成社文庫 1976 pp86
∧∧
( ‥)クロタチカマスの学名は
Gempylus serpens
ゲンピルスは属名ですね。
英語での呼称は
Snake mackerel
直訳すればヘビサバです
( ‥)背中は青みを帯びた
–□ すみれ色、腹は
はがね色。
まさにその通りだね
すばらしいね。
子供の頃に読んだ「コンチキ号漂流記」。よもやこの歳でこの本に登場したあの魚を具体的に描くことになろうとは。
∧∧
( ‥)人生の航路は子供の頃に
おおむね決まるという
ことですかね
(‥ )どうもそうらしいねえ
*注:コンチキ号漂流記。ノルウェーの研究者ハイエルダールは、敗北した英雄が西の海へ旅立った、という南米の伝説などを根拠とし、ポリネシアの人々や文化、単語は南米から西へ分散したのではないか? と考えた。その上で、実際にそういう移動が可能であることを、ペルーから太平洋の島まで筏で漂流して到着することで示してみせた。漂流記はその様子を描いた本。
*ただ、これは、移動できるよね、であって、実際に過去、このように移動した、の証明にはならないことに注意が必要。
*例えばどこぞの掲示板で喚き立てているオレ様鳥進化論者のように、あるいはどっかのHPでがなり立てているオレ様人間進化論者のように、このようなルートが存在する。ゆえにここを通ったに違いない! という主張は意味がない(事実、研究者はそんなことをしないし、こういう主張を相手にしないし、事実、相手にされていない)。なぜかというに、過去を推論する上で重要なのは、ルートがある、そこが通れる、ではない。”過去、その人がそこを実際に通ったのか?” それが問題になる。通れるという主張は過去推論において意味がない。
∧∧
( ‥)一歩間違えると
トンデモ仮説ですかね
(‥ )このあたりのことは
□– よく知らんから今は
これ以上書かないけど
続報は聞かないしね。
ともあれ、コンチキ号漂流記の記述はありがたい話でもあった。なぜなら描いている海域はおよそ同じ熱帯太平洋だから、いるなら描いても良いということだから。
そして子供の頃に読んだ深海魚ヘビサバは、クロタチカマスとして戻ってきたのであった。
こっちに向けて話しています
∧∧
( ‥)つまるところ
(‥ )トンデモ仮説やオレ様理論を
吹聴するやからは、研究者に
ではなく、僕ら、一般人に
向けてしゃべるのよな
だいたい、研究者に相手にされないような理論だから一般人を騙そうとするのである。
それゆえに間違った理論はしばしば非常に分かりやすい。
ただし、詐欺と同じで、分かりやすい=正しい、ではない。
あるいは雑であるがゆえにセンセーショナルであり、耳目を集めるのだとも言える。
:カンブリア爆発は既存の進化論では説明できない特別な出来事
:進化は停滞と急激な変化を繰り返す
:地球では2600万年周期で大量絶滅が起こっている
:恐竜は隕石衝突の30万年前にはもう衰退していた
:インドのデカン高原は巨大隕石が衝突したことによって誘発された火山活動
:始祖鳥よりも古い、本物の鳥の祖先が発見された
先に取り上げた、以上の仮説たちも多かれ少なかれ、そういう事例。
下り坂の人生で何をする?
hilihiliのhilihili: 35のタイムリミット、40からの下り坂の続き
∧∧
( ‥)40をピークに、人は総合的な
能力が落ちていく
( ‥)だから地位ある立場に
つくわけだ。
40過ぎたら、あとは自覚があろうがなかろうが下り坂。というと顔を真っ赤にして否定する人がいるけども、まあそれらはここでは論じない(自分は違うとか、こんな人がいるとか、そんな例外を列挙しても趨勢は変わらないし、精神論を言い出した時点で、話を認めたも同然だ。念じればフォークが曲がるのかい? お前は超能力者か?)。
∧∧
( ‥)学業卒業から20年以上、
時代遅れになった自分の基礎を
是正できるか?
しかも仕事をしながら
という問題
(‥ )古い知識を新しい知識に
書き換えればいいんだろ?
とっ、思いたいところだが
そうはいかないのが問題。
新説!! シュメール文明を建設したのは日本人だった!!
さあ、書き換えましょう
∧∧
( ‥)まあ、シュメール語はアジア系の
言葉なんで、日本人の祖先が
シュメール人説は昔から
あるんですけどね
( ‥)そもそもシュメールという
–□ 表記自体。
日本人はシュメル人!!
というトンデモ仮説と区別
したくて、あえてのばした
というからね。
*本来はシュメルと読むのが元の読みに近いそうだ。シュメールとのばすようになった経緯については、例えば「シュメルー人類最古の文明」小林登志子 中公新書 2005 はしがきのviiiを参考のこと。「天皇のことを「すめらみこと」というが、それは「シュメルのみこと」であるといった俗説が横行した」という。
だが、世の中の新説と称されるもののほとんどは、以上のような昔のトンデモ仮説の焼き直しであったり、あるいは有象無象のオレ様理論家が提案した駄目理論、論文と呼ぶにはあまりにも粗雑だがセンセーショナルで耳目を引く仮説、などである。
これが現実。
∧∧
( ‥)その中に混じったまっとうな
新説を選り分けねばならない
(‥ )古い知識を新しい知識に
書き直せばいいです。
この考えの問題点は
選別の基準が
ないことなんだよね。
例えば信じていないだろうか?
:カンブリア爆発は既存の進化論では説明できない特別な出来事
:進化は停滞と急激な変化を繰り返す
:地球では2600万年周期で大量絶滅が起こっている
:恐竜は隕石衝突の30万年前にはもう衰退していた
:インドのデカン高原は巨大隕石が衝突したことによって誘発された火山活動
:始祖鳥よりも古い、本物の鳥の祖先が発見された
∧∧
( ‥)全部、駄目仮説
( ‥)新しい知識に
–□ 上書きすれば良い。
そういっていた人が
これらに飛びつくのを
見てきたからなあ。
*次の次の次の仕事は
ある意味、なぜこれらの
仮説が駄目なのか?
それを示すことでもある
新しい画期的な知識に上書きすれば良い。そんな考えでは駄目だ、というのがよくわかる(というか、容易に詐欺にひっかかる心理状態だよね)。
∧∧
( ‥)仮説を選択する、その基準が
大事ですね
( ‥)例えばだ、新しい仮説が
–□ 定着する過程では必ず
議論が起こる。
仮説を取り巻く議論、いや、議論の背景にある仮説の歴史、それそのものを把握する必要がある。
考えてみれば、ぽっと出の完全に画期的な仮説などあろうはずがない。新しい仮説の前にはその基礎になった仮説があるし、仮説を提案する動機になった問題が存在する。
*例えばの話、コペルニクスの地動説も、中心が地球から太陽に移っただけで、それ以外の部分は古典的で伝統的な仮説と、解決すべきと目された課題に沿ったものだった。しかも、その”伝統的に解決されるべきと目された課題”は、今から見れば”解決してはならない”ものでもあった。コペルニクスは1000年以上も続く伝統的な課題に取り組んだ人だった、そういうことでもある。それを根本から(しかも少なくとも当初はほとんど思いつきだけで)ぶっ壊したのはケプラーであって、コペルニクスではない。歴史的にコペルニクス的転換などなかったし、そもそも地動説はギリシャ時代からあった。
*コペルニクス的転換、と安易に言う人は、慣用句として使っているだけで、歴史を把握していない、ということでもある。
∧∧
( ‥)仮説は単独では存在しない、
とも言えますね
(‥ )だから歴史を把握しなければ
いかんわけよ
そしてもうひとつは仮説を評価する基準、それそのものの妥当性。
∧∧
( ‥)仮説の歴史、そして
選択基準の妥当性の把握
これが大事だと
( ‥)問題はだな、
–□ 新しい時代には新しい
選択基準があってだな
20年もたつとそれが
変わったりしてだね
あげくに仮説の評価方法が高度化して、自分のかつての学力では手に負えない状況に陥る場合もある。
∧∧
( ‥)どうすれば時代について
いけるか、それ自体は
分かるのだけど
(‥ )その方法、それ自体が
現在における、あるいは
過去における自分の学力の
限界の範囲外にある。
こうして話は振り出しに戻る。それのみならず、人間は自分の学力に一生祟られ、人生は子供の時におよそ決定されていたことまで、今やあらわになったのだが、
さてどうする?
2013年2月1日金曜日
35のタイムリミット、40からの下り坂
∧∧
( ‥)40、50は仕事盛り
( ‥)だがその一方で学校卒業
–□ から20年、30年。
基礎が一世代前だ
∧∧
( ‥)経験を積むにつれて仕事の
こなしぐあいはグラフで
言うと、右肩上がりに
(‥ )一方、体力は低下する
基礎になる知識が古くなる
頭の方は右下がり
2つの傾向、あるいはグラフを合わせると、それは山型になる。ざっくりいって仕事のピークは40歳という案配。つまりピークの40を過ぎればいかに経験を積んでも、下落する一方。最前線にはもう立てない。
∧∧
(‥ )確かに40代というと
\– それなりな地位を得て、
部下を持ち、統括する
そういう役割をになう
ようになる。つまり
突撃する兵隊ではない
そんな年齢でありますね
(‥ )会社でも大学でも、
物書きとか漫画家でも
そうみたいなのよな。
まあ、例外じみた例はあるらしい。
世間で人気の海賊漫画。恐ろしく絵がうまいし、絵からするとベタとか背景以外はほとんど一人で描いているようである(線やフォルムをくせのある様式に崩しているので、アシスタントを含めて複数で描いているようにはとても見えない、という意味)。
∧∧
(‥ )漫画家さんの年齢は
\– 37みたいですね
(‥ )...無茶だよなあ、
あれまだ半分だろ?
連載開始から15年で半分
これから5年間は
良しとしても
残りの10年
どうするんだろうな。
どっかでモブキャラは全部アシスタントさん、あるいは、主要キャラも絵柄を初期にやや戻すなどして、アシスタントさんにまかせられる割合を増やさないと、命に関わるのではないのか? と思われる事例
∧∧
( ‥)まあ、そういう例外な方は
いらっしゃいますけども
(‥ )40代はいわば管理職
イラストレーター、
漫画家、色々ともかく、
フリーな業種は、
35歳でデビュー出来ない
ならばあきらめろ。
あれは正論だよね。
40がピークなら。デビューが35でも遅すぎる、というかタイムリミットにほぼ近いのは当然。
デビュー=将来安泰、ではないこと
デビュー以後、ピークの40歳までに生活の維持を可能にする基礎を確保し、衰える能力をカバーできるだけの人を雇えるようになるまで状況を確立する必要があること、
∧∧
( ‥)以上を踏まえればそりゃあ
35歳がぎりぎりですよね
(‥ )35歳でデビュー、
そして40歳までに
複数の人間を安定して
雇える業績を確立する
5年でやるには厳しいよな
会社や大学では組織がやってくれるが、フリーでこの条件は無茶もいいとこ。そもそもフリーで一見すると成立しているように見える場合でも、プロになりたい若者を大変な低賃金で雇っているだけ、ということが事例としては多い。というかどうもそれが普通である(そもそもそうでもしないと成立しないということ)。
∧∧
( ‥)あなたなんか
40過ぎても自分を
維持するので精一杯
ですから
(‥ )ピークである40を越えた。
それでいて自己維持が限界
つまり衰える知識、能力を
自分一人で是正しなければ
いかんわけよ。
35のタイムリミット、40からの下り坂。
オレはよくやった、これで分かった、これで十分と思い込んでいる40代以上が、しばしばとんでもないお馬鹿さんになっている理由がここにひそんでいる。
∧∧
( ‥)組織運営にせよ、
あるいは自分維持にせよ
維持と運営だけで精一杯で、
基礎知識の是正にまで手が
及ばない
( ‥)事態はきわめて深刻なのだ
–□
そもそも40ぐらいになって部下やそれに該当する人間を抱える、というのは、衰える自分をいわば外注することで維持しようということなのだ。自分はよくやったと思う事自体、勘違いもはなはだしい。
緩慢に崩壊する自分を次々に外部化していると思った方がたぶん、無難。
5:14の人工衛星x2
コンビニへ買い物に出かける。まだ真っ暗な空、月が輝き、しし座は西空へ沈み始めたところで、しし座のデネボラ、おとめ座のスピカ、うしかい座のアルクトゥールス、春の大三角が中天に輝いていた。
∧∧ 東の空に輝くはベガですね
( ‥)
–( ‥)明け方ぎりぎりだと
夏の大三角も見えるからね
冬の大三角、春の大三角、夏の大三角、夜が長いだけに一晩かければ全部見えるこの頃。
さて、
帰り道、ふと見上げたら、南西、やや低くかかる月の近くにかなり明るい星が2つ見えた。黄色っぽくて、1等星よりも明るい。そして同じ方角へ動いている。西側のものが進行方向に対して、角度にして5度ぐらい先行
*
∧∧ 人工衛星ですね *
( ‥)
–( ‥)でも2つとはねえ。
南西から北東へ、かなりすみやかに光度を落とし、おとめ座の中程、ガンマ星のあたりを越えたところでほぼ見えなくなり、見失った。
∧∧ 両者の距離は不変でした
(‥ )
–( ‥)同じ軌道上にあって、
同じ速度で動いていた
そういうことだよな?
明るさも同じだったことからすると、あれは大きさも同じだったということか? 同じように減光したことを考えれば形も同じだったのかもしれない。
時刻は午前5:14だった
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