自己紹介

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2019年5月1日水曜日

夢の中で溶けていく国

 
 ∧∧
(‥ )ベネズエラでクーデターが
\‐  発生したとか言うけど
    youtubeの画像を見る限りでは
    そこまで劇的ではない
    様子ですかねえ

 =>https://www.youtube.com/watch?v=3z_JmecYvak
 
 
  (‥ )空軍基地らしき周辺で
      民衆が集まって
      柵を壊して侵入したり
      兵隊が近づいて
      追い払ったり
      装甲車と民衆が対峙して
      装甲車が民衆を轢いたり
      反対に後退したり
      民衆が投石したり
      兵士が街に出てその場を
      制圧して発砲したり
      まだそんな感じだな
 
 決定的でないとは、迷いがあるということ。

 今のままで良いはずがない。
 
 だがどうにもならない。
 
 みんな、なんとなく考えてる。石油があるから大丈夫。なんとかなると。
 
 ∧∧
(‥ )そうやってダラダラ
\‐  やっていくうちに
    国がゆっくりと死んでいく
    そんな感じですか
 
  (‥ )暑い日差しの中で
      じりじりと崩れていく
      そんな感じだな
 
 今のままで良いはずがない。
 
 でも金をもらってるし、金をもらっている以上、軍隊は積極的には反対しない。
 
 そしてみんな多分考えている。石油があるからこの日常がずっと続くのだと、漠然と信じている。
 
 そんな、とっくの昔に破綻した夢を見ているうちに、現実の日差しの中でゆっくりと崩れていく。
 
 そういう光景。
 
 大停電も、その原因は植物の繁茂と火事だった。タービンは壊れ、工業都市は朽ち果てて、石油も枯渇し、大地は本来の姿に戻り、すべてがゆっくりと停止していく。
 
 その中で夢だけが残って、しかし、それも消えていく。
 
 そんな長いようで短い時間の話。
 
 
 
 

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