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2021年8月12日木曜日

イベルメクチンは打たないための言い訳であった

 
 ∧∧
(‥ )それにしても
\−  今年1月には
    イベルメクチンに効果あり!
    の論文が出ていたのに
    ワクチン接種が進んだ
    今頃になってから
    イベルメクチンが
    注目されるとはつまり...
 
  (‥ )ワクチン逃れをしたい人が
      すがった藁だってことだろ
 
 
 高齢者が先に打った時まではこんな話は出てこなかった。
 
 高齢者が免疫を獲得したことで劇的に死亡率が下がり、そして60以下に接種が進み始めた今になってイベルメクチンが注目されるということは....
 
 ∧∧
( ‥)死亡率が下がって
    ワクチンに効果があることが
    わかった
    つまり感染の危険性が減った
   (と思った)
    コロナと感染の危険性が
    下がった分
    ワクチンを打たない選択肢に
    価値が出てきた
   (ように思えた)
 
  (‥ )要するに反ワクチン派の
      望みだよなこれ
 
 高所恐怖症。高い場所での人の反応が様々なように、同じ状況でも、危険に関する人間の反応は様々であった。
 
 多くの人はコロナよりもワクチンをとったが、ワクチンの副作用の方を恐怖する人もいる。そういう人にとって、ワクチン接種で感染の危険性が減った今、ワクチンを打たない選択肢は以前よりもはるかに価値あるものとなった。

 つまり一見すると反ワクチンの行動はいかれているとしか思えないが、彼らにとっては合理的な判断なのである。
 
 *要するに反ワクチンの人は単にリスクの見積りが私たちと異なっているだけなのだろう。同じアルゴリズムを搭載していても、入力する値が異なれば、行動という出力はまったく違うものになる。
 
 ∧∧
(‥ )でもまだ心配なのだね
\−  だから特効薬とされる
    イベルメクチンに
    飛びついたのだと
 
  (‥ )というかイベルメクチンが
      認められれば
      ワクチンを打たなくても
      良いと思った
      そういうことじゃね?
      twitterのつぶやきは
      そういう風に見えたよ
 
 もちろん効果があればそれにこしたことはないし、その上、イベルメクチンさえあればワクチンを打つ必要もない、打たない口実にもなるとなれば、飛びつくのは当然であった。
 
 ∧∧
( ‥)問題はイベルメクチンは
    仮に効果があっても
    特効薬じゃそもそもないよね
    ということでね
 
  (‥ )それといつもの話だな
 
 
 新型コロナと同じRNAウイルスであるカゼやインフルエンザに、私たちは生涯何度もかかる。一度かかって免疫をつけても、進化速度100万倍の彼らは必ず私たちの免疫を潜り抜けてくる。かように何度もかかるが、しかし死亡率は低い。
 
 ここから明らかなように、ワクチン接種と免疫獲得は、かからない、ではなく、重症化しないを意味する。
 
 しかるにワクチン接種を受けると、かからないと勘違いして人は安心して移動する。そもそも国家自体が勘違いしている場合もある。ワクチンパスポートなどはまさにそういう勘違いだ。ワクチン接種は感染しないを意味しておらず、むしろ症状が出ない分、保菌者として移動しまくるから感染の危険性が上がる。
 
 つまり、ワクチン接種が進んだ今、感染の可能性は以前よりも上がっているのだ。
 
 ワクチンが普及したから自分は打たなくても大丈夫。イベルメクチンがあれば大丈夫。この判断は実のところ自殺行為であるということは一応、付記する必要がある。
 
 ∧∧
(‥ )まあこんなblogを
\−  見る人はいないけどね
 
  (‥ )無駄なことまで
      一応は配慮する
      こういう余裕がだな
      人間には必要でな
 
 



 

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