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2013年1月19日土曜日

日常オタクではないか? それもおかしい方

 
 
 科学者の言葉を分かりやすく説明しろ
 
 
 ( ‥)こういう言い様には真面目に
   –□ 答える必要はないんだよな
      「ではそれが分からない
      お前の人生を分かりやすく
      説明しろ。そうでないと
      お前向きの説明など出来る
      わけないだろう?
      800文字以内で説明な」
      と言えばいい     
 
 ∧∧
( ‥)まあ、もう少し穏便に
    最初の要求なり、
    ご要望なりを
    言い換えればですよ
 
 ある集団の中で通用する文章を、まったく別の集団で用いられる文章に翻訳できるか?
 
 という問題を解くことと、たぶん、ほぼ等価。
 
 ∧∧
( ‥)例えばですよ、
    宇宙ステーションで育った
    子供相手にですよ
 
  (‥ )夕立があがり赤い日が
      差し込むと、紫にけむる
      東の雨雲に見事な
      虹がかかった
      以上を翻訳せよ。
 

夕立があがり赤い日が差し込むと、紫にけむる東の雨雲に見事な虹がかかった
 
 
 ∧∧
( ‥)相手にとってこの文章は
    専門用語のオンパレードで
    意味不明でしょうね。
 
  (‥ )そもそも東西南北を
      知っているか?
 
 なんか微妙。
 
 ∧∧
(‥ )ステーションにいれば、
\–   地球の自転や自転軸、
     ステーションの軌道の向き
     見かけの動きなど色々な
     知識は知ってそうですが
 
  (‥ )問題はそれが僕らの言う
      東、朝の方角、太陽が
      登る方向、新しいを連想する
      方角と一致するかという
      ことさね。微妙だよな。
      夕暮れだって微妙だよ。
 
 少なくとも、軌道上から見る時、地球の昼夜境界線が赤く染まるのを見ていれば、通過する大気の距離が伸びると太陽光線が(すごい乱暴な言い方だけど)赤くなる、というのは理解しているだろうけども。
 
 ∧∧
( ‥)そもそも夕方の意味が
    分かりますかね?
    確かに軌道上からなら
    見かけ上、大気層から
    登る太陽、沈む太陽を
    見ることはできそうですが
 
  (‥ )地上にいる僕らとは
      ずいぶん違う視界だよな
      空、という言葉も
      よく理解できないだろうね
 
 地上人にとっては空と宇宙はずいぶん違う意味になることを、宇宙ステーションのその子は理解できるだろうか?
 
 雨雲はもっと意味不明だろう。
 
 ∧∧
(‥ )軌道上から雲を見ているなら
\–   分かることは分かるでしょう
     けどねえ。
 
  (‥ )結露を知っているなら
      雲が核を中心に結露した
      ごく小さな水滴で
      出来ていることや
      十分に成長した水滴は
      落下すること、それを
      僕らが雨と呼ぶこと、
      それはを説明できる
      だろうけども、やっかいよね
      表面積と重量、空気抵抗と
      サイズの問題も説明しないと
 
 ∧∧
( ‥)でっ、水滴による分光と
    虹ですよ
 
  (‥ )説明文がものすごく
      長くなる。確実。
 
 太陽に温められると、地球表面から水が水蒸気になり、さらに水蒸気を含む空気が膨張し、浮力を持つので上昇します。上昇した空気は今度は膨張します。地球の大気は下の方が密度が高く、上の方ほど薄いからです。膨張した大気は温度が下がるので、水蒸気は大気中を漂う微細な鉱物粒子などを核として、いわば結露し、ごく小さな水滴になります。これがある程度大きくなって落下したものが雨です。さて、夕立というのは雨の一種で、夏の午後によく発生する気象現象です。まず夏から説明しましょう。地球の自転軸は公転軸に対して傾いていますが、そのため、地球のある一地点から眺めると、太陽の軌道が見かけ上、季節によって南北へ移動するように・・・
 
 ∧∧
( ‥)...もういいですよ、というか
    あなた、雨の説明と夏の説明
    で心が折れたでしょう
 
  (‥ )雨と夏を説明しないと
      夕立は説明できんけど
      ごめん、折れました。
 
 この説明だってはしょりすぎである。宇宙ステーションの子供は地球の大気と宇宙に境目があることは知っているだろうが、なぜ高度が上がると空気を構成する分子の密度が減少するのか不思議に思うだろう。ついでにいうと南北の説明もきちんとしていない。
 
 太陽の軌道もそうだ。地上人にはまだしも、あからさまな天動説的な説明に、宇宙ステーションの子供はめんくらうだろう。
 
 ∧∧
( ‥)地上人の何気ない文章、
    夕立と雨雲にかかる虹も
    専門外の人にとっては
    ちんぷんかんぷん
 
  (‥ )翻訳すれば
      多少分かるようになるけど
      今度は読むだけで苦労する
      長い文章になるわけよな
 
 
 しかもこれ、別に宇宙ステーションなんて大げさな設定でなくてもおよそどこでも起こることなんである。
 
 ∧∧
( ‥)先日、光熱をすべてガスから
    電気に変えて、なおかつ
    お父さんがタバコをすわない
    ご家庭では、火を見たことが
    無い子供がいるという話を
    聞きました
 
  (‥ )見たことないから
       火に触ろうとする、
       というのよな
 
 つまり、今や場合によっては、まず火を説明した上で色々なことを説明する必要があるということだ。
 
 これらのことから明らかなように、私たちが使う日常の言葉でさえ、その背景には膨大な予備的知識や経験がひかえている。説明するとは、それを説明しなければいけないことなのだ。それが通常、求められないのは、全員が同じ経験をしているからである。
 
 ∧∧
(‥ )そういう意味では皆さん、
\–   日常オタクなんだとも
     言えますよね
 
  (‥ )しかも自分たちがオタク
      だとは思ってないわけで
      たちが悪いよな。
 
 オタクはコミュニケーションするのがへた、というのはそれは日常オタクも含めたその領域外の人間から見た話でしかないのかもしれない。
 
 反対に、日常オタク(普通の人)はコミュニケーション能力が高いというのも、それは単なる勘違いかもしれない。
 
 *オタクやマニアと呼ばれる人が、平均以上の執着や集中力を持つことも意思疎通を邪魔する原因になるのだろうが、それだけではないだろう、という意味。
 
 *というか異文化コミュニケーションなんてほとんどの連中がへたくそだよな
 
 
 ∧∧
( ‥)日常オタクは日常以外と
    会話しないし、説明しないから
    自分が実はコミュニケーション
    できないことを知らないだけ?
 
  (‥ )かもしれん。
      さらに付け加えると、
      分かりやすく説明しろよー
      と相手に要求する手合いは
      日常オタクうんぬん以前に
      かなりおかしい奴じゃね?
 
 例えばの話、アメリカ人をとっつかまえて、アメリカのことを分かりやすく説明しろよー、とか、山田さんのところをとっつかまえて、お前のことを分かりやすく説明しろよー、とか普通はいわん。
 
 科学者をとっつかまえて、分かりやすく説明しろよー、と要求する人間も、これと同じ。日常オタクであるのはまあいい。しかし、そこから先の動作がなにか非常におかしい。
 
 ∧∧
( ‥)ここで最初に戻る
 
  ( ‥)分かりやすいを要求する
      これは一体なんだろう?
  
 要求する人間はまず自分自身を説明すべきだ。なぜなら、なにかおかしな点があるかもしれない。というか、むしろ明らかにおかしいのではないか? それに、オレでも分かりやすく説明すべきだと述べているのだ、まず、オレ様自身とやらを説明しなければいけない。なるべく簡潔に、要点を踏まえてね。
 
 
 
 
 
 

2013年1月18日金曜日

本当に戦士の物語

 
 
 hilihiliのhilihili: リアルロボの続き
 
 
 ∧∧
( ‥)素材と技術は敵も味方も
    ロボも戦車も同じだ、
    それが問題であり、現実の壁
    でしょうね
 
  ( ‥)これ、以前書いた
      サイボーグ戦士*とも関連
      してくるのだけど
 
 戦車を素手で破壊できるサイボーグ、人類が知る既存の物体や物性ではありえないとしか言えない存在だけども、それに使われる動力と素材で戦車を作れば、サイボーグ戦士ではまったく歯が立たない戦車を作ることが可能。
 
 ∧∧
( ‥)同じことはリアルロボでも
    言えるわけですよ
 
 (‥ )既存の戦車では歯が立たない
     巨大ロボを作れるとしても
     その動力と素材を用いれば
     巨大ロボなんかでは
     歯が立たない戦車を
     作ることができるからね
 
 考えてみればガンダムのザクだってマゼラトップ(劇中で登場する戦車)の砲塔を使用する設定があったよな。
 
 ∧∧
( ‥)当時、小学生のあなたは
    その設定を見て、首を
    かしげましたよと
 
  (‥ )まあ、深く追求しては
      いけないと、なんとなく
      分かっていたけどね。
 
 *戦車のパーツが有効ならロボいらなくね? という禁断の突っ込み
 
 そもそも突っ立っているロボット兵では、高速で匍匐前進、重装甲、大口径の機械軍団たる戦車に勝てる道理がないのだ。素材と動力でロボだけを差別化しても、そんな不平等を戦車側が守る必要は(物語の都合を抜かせば)どこにもない。
 
 ∧∧
(‥ )考えてみれば戦闘サイボーグや
\–   巨大人型メカを物語において
     どう正当化するか? それは
     クリエーターが色々と
     頭を悩ましてきた歴史
     でもあるのでしょうねえ
 
  (‥ )当たれば壊れるが、
      操縦者の超絶的な
      反射神経で当たらない、
      あるいは完全防御できる。
      物性や動力、素材ではなく
      操縦者で差別化、正当化
      しよう、FSSはそういう
      例なんだろうな
 
 ∧∧
( ‥)宇宙戦争みたいに、19世紀の
    大砲でも、当たれば大破する
    火星人の多脚戦車
 
  (‥ )あれの場合、技術の不平等
      でもあるけど、それでも
      火星人は長距離遠征で
      軽い装備しか持ち込めない
      という制限つきなんで、
      奇襲攻撃と、
      大砲の射程外から攻撃する
      毒ガスロケット弾で
      かろうじて勝利を
      納めるという薄氷を踏む
      戦いなんだよね
 
 *実際、宇宙戦争では火星軍が思わぬ損害を被ったり、本星の機器の故障で後続部隊がこれなくなるなど、火星側にとって、これ、やばくね? という局面がある。
 
 *そもそも火星軍多脚戦車はアルミ製だ。大砲なんか当たったらひとたまりもない。というか、作中、コクピットに直撃をくらい、操縦士の火星人もろともふっとんで大破した機体が1両ある。いくら超絶的な技術差があっても出来んものは出来ん、という作者ウエルズの現実感が垣間見えるお話。
 
 
 ∧∧
( ‥)エヴァは人類にはまったく
    対抗できない物性を示す
    使徒を、使徒をコピーする
    ことで戦うという内容で
 
  (‥ )混淆世界ボルドーのように
      巨大メカは国を代表して
      戦う戦士で、機体が持つ
      超絶的な物性は魔法で
      維持しているというのも
      あったね。
 
 *巨大ロボは後で述べるように、戦士としての価値しかないことを考えると。ロボとしてのありようは戦士ゆえに、物性の超絶性については魔法で説明しているこのやり方は、いい正当化なんじゃなかろうか、と感想。
 
 *だいたい、巨大なくせに人間のように自在に走れるロボットなんて既知の素材ではありえないようなしろものなのだから、未知の科学で正当化しようが、魔法で正当化しようが、その怪しさは同じである。
 
 
 ∧∧
( ‥)巨大メカじゃないけども、
    デューン(砂の惑星)で
    戦争がナイフを使った
    白兵戦に戻っているのは
    携帯できるシールドが
    普及しているから
    でしたね
 
  (‥ )こういう場合は攻撃より
      防御が強くなりすぎて、
      飛び道具を使用する条件が
      厳しすぎる世界、という
      設定だよね。エヴァの
      ATフィールドも似たとこ
      あるよな
 
 *デューンのシールドの場合、速い物体ははじくが、遅い物体は受け入れるという性質がある。空気の分子運動を考えた場合、呼吸や換気はどうなるんだ? という問題はともかくとして、必然的に防御は速いが攻撃は遅く、それでも有効なようにフェイントを使った複雑な格闘戦が発達した世界、という設定。
 
 ∧∧
(‥ )ガンダムも、左手に盾、
\–   右手に弾数の少ない
     ライフル、さらに
     接近戦用のサーベル
     という出で立ちでして
 
  (‥ )武装が近代軍とかじゃ
      なくて古代戦士に
      近いのよね。
      戦士だからこそ主人公に
      焦点を当てられるという
      側面もあるんだろうな
 
 しかし、あるいは実際には、というべきか?
 
 盾とそこそこな遠距離攻撃武器、接近戦用の刃物を持つといえば、それは例えば古代ローマ軍である。あるのだが、
 
 ∧∧
( ‥)古代ローマやギリシャの
    兵士は確かに戦士社会の
    名残を残しているけども
    すでに集団戦ですよね?
    厳密には戦士ではないです
 
  (‥ )集団戦じゃ戦士になれん
      のよなあ。
 
 もし古代ローマ軍風だったら、何台かの巨大ロボでそれなりな陣形を組み、隊長の号令のもと戦うような様式になるだろう。しかしそうなったら物語の雰囲気や、主人公の立ち位置や重要さがずいぶん変わってしまうはずだ。
 
 ∧∧
( ‥)戦車戦に近いというべき
    なんですかね?
 
  (‥ )だったら素直に戦車で
      よくね? という話に
      なるしな。
 
 実際、女の子が戦車に乗って、きちんと模擬戦を行うアニメが人気だそうな。
 
 
 ∧∧
(‥ )そういうことを考えると、
\–   リアルロボというのはもう
     この先の時代では無茶ぶりな
     感じがありますかね
 
 (‥ )無理矢理、戦車戦のような
     ロボット物を作るか、
     すなおに戦車戦の
     物語を作るか
 
 
 ∧∧
( ‥)あるいは
 
  (‥ )ドラゴンクエストのように
      本当に戦士の物語に
      するしかなくね? 
 
 
 
     

2013年1月17日木曜日

認識せず満足している以上、是正できず

 
 
 
 hilihiliのhilihili: 現状では疑似科学の域でしょうねえの続き
 
 
 ∧∧
( ‥)研究者の書いた文章は難しい
    から、僕ちゃんが手直しして
    分かりやすくしてあげよう、
    という動機
 
  (‥ )...あのさ、例えばだよ、
      数学の授業で微分積分が
      分かりにくいから、僕が
      手直しして分かりやすく
      書き直そう、と試みた時
 
 まあ、それが可能だとして、時間、どのぐらいかかる?
 
 ∧∧
( ‥)明日の紙面に使うから
    速くしてよ
 
  (‥ )でっ、破綻が起きるのさ
      当然だよね。
 
 分かりやすく書き直そう、分かりやすく書き直すのが仕事。
 
 それは傲慢不遜、自己を過大評価している以前に、学歴コンプレックスか何かではないのか? それも相当、悪質なやつ。
 
 
 ∧∧
(‥ )理解したい、だから
\–   分かりやすい文章を
     読みたい、切実な
     願いなんですけどね
 
  (‥ )分かりやすい文章を
      読みたい、
      と
      分かりやすい文章に
      する、
      は全然違う動作、要求だし
      とてつもない飛躍が
      あるさね
 
 
 
 おまけに、分かりやすい=正しいだろう(これは明らかに間違い)とか、分かりやすい、と、正確、なんていう、ほぼ相反する要求をごちゃまぜにしているのだから、おかしなことが起きるのは当然。
 
 この世界には、分かりやすい嘘、というものがある。それも大量に。分かりやすいものが良い、とか言っているとあっさり嘘をつかまされるし、自分の能力では嘘が認識できないから、分かりやすくて正しくて良いものだ、そう思い込んだままだ。
 
 分かりやすい、とはきわめて危険。詐欺の常套手段ぐらいに考えた方がいい。
 
 ∧∧
( ‥)だから? おかしな文章に
    書き換えてしまうぐらいなら
    研究者の文章を
    まんま載っけた方が良いと
 
  (‥ )出来もしないことは
      外注しとけってことさ。
 
 ∧∧
(‥ )それでも、手直ししたく
\–   なるのでしょうね。
 
  (‥ )出来もしないことに
      無駄にプライド持つなよ、
      迷惑なだけだろ、
      そう、言われることに
      なるだろうなあ。
 
 
 
 単行本でさえ、著者の文章を分かりやすく書き換えて、内容をちんちくりんにしてしまう編集者や編集部があるのだ、新聞とかはどうにもなるまい。
 
 ∧∧
( ‥)単行本でもしない編集部や
    編集者もいますよね
 
  (‥ )内容は著者と読者に丸投げ
      そういう立場でもあるが、
      出来ないことは出来ない、
      そういう潔い姿勢でもある
      それにだな
 
 そういう編集部は忙しい。
 
 ∧∧
( ‥)誤字、脱字、そういう基本的な
    間違い探しでもはや飽和状態
 
 (‥ )意地悪な言い方をすればだな
     書き直して間違いを増やす
     奴は暇人だってことなのさ
 
 ∧∧
( ‥)暇人だけど? 正しく改めたり
    下調べをしない?
 
 (‥ )下調べをしなくても
     文章を書き換えたり、
     正しく改めた”気に”なる
     ことはできるだろ?
 
 それに、正しさを追求するなら、書き改めた後で、例えば、少々分かりにくい表現がありましたので、こう手直ししてみましたが、いかがでしょうか? ご意見をおうかがいいたしたく、とか書いてメール添付で原稿を相手に送り直し、チェックしてもらわなければいけない。
 
 
 ∧∧
( ‥)つまり、分かる文章にする
    のは簡単だけども、
    分かりやすく正しい文章に
    するにはもう2、3余計に
    作業が必要であると
 
  (‥ )言い換えるとあれさ、
      これが出来ない連中は
      中途半端に暇人かつ
      怠惰だってことよ。
 
 人間、安楽な環境にいると中途半端な仕事で仕事をした気になって実際には手を抜き、余計な時間を無駄なことに費やして、肝心なことには使わない。それでも仕事をしているから自己満足にひたれる。
 
 ∧∧
( ‥)つまり?
 
  (‥ )問題は是正できないって
      ことさ。認識しておらず
      満足しているのだからね
 
 
 
 

雪とさそり座

 
 
 ∧∧
(‥ )鳩山さんが、いった先の中国で
\–   尖閣諸島は係争地である、
     という主旨の発言をしたと
     一斉に報道されてますね
 
  (‥ )次に言うのはあれか?
      そういう意味で
      申し上げたわけではない
      かな?
 
 期待を裏切らない人だ(悪い意味で)
 
 *これで、とらすとみー、があれば期待以上
 
 
 ∧∧
( ‥)間接的とはいえ、こういう人を
    トップに選んでいたあなたたち

  (‥ )こういう過ちを経てだな
      人は大人になっていく
      ものさね
 
 日付が変わって5時を回り、もう6時近い時間。ふと、外に出てみると、夜明け直前だが空は黒々としていて、おとめ座と土星が高くあがり、さそり座も上半身が見えていた。
 
 ∧∧ 雪がかちかち夜空とさそり座
( ‥)
 –( ‥)寒くても、春は
      やってくる
 
 
 

現状では疑似科学の域でしょうねえ

 
 hilihiliのhilihili: なに簡単さ、人間やめればいいのだよの続き
 
 
 ∧∧
( ‥)つまるところメディアが
    仕事してないんじゃね?
    ということですか?
 
  (‥ )いや、出来ることの限界が
      現状で、それが端から
      見るとマスゴミと呼ばれる
      レベルになっている。
      それだけの話じゃね?
 
 例えばの話、ユーゴ内戦の時、ずーっとモスレム人、モスレム人とマスコミは言うのである。
 
 ∧∧
( ‥)ムスリム、つまり
    イスラーム教徒の皆さんの
    ことですよね?
 
  ( ‥)無理もない、と言えば
    –□ 無理もないんだ。
 
 本でしか知らないけども、西欧で発明された、国民国家、とか、一民族一国家、という概念は他の世界では奇妙な形で受け入れられたという(そもそも民族や国民、国家という概念が恣意的で、世界の有様を記述できなかった、ということでもある)。
 
 *そもそもユーゴ内戦もそういった外来の”民族という概念”を使った戦争だったとも言える。少なくともそういう側面があった。
 
 ∧∧
( ‥)オスマン家の支配領域だった
    トルコ帝国は多民族多宗教の
    国からいきなり
    トルコ民族の国民国家という
    設定になるし
    トルコ系でないムスリムが
    俺たちもトルコ人だろうと
    (無理もない)勘違いをして
    トルコに流入したとか
    聞きますよね。
    *どっちも紛争の原因になる
 
  (‥ )反対にユーゴでは
      ムスリムが民族として
      設定されたりした
      みたいね。
 
 文献が埋もれていて記憶だけで書いているけども。もしかしたら、そういう理由で日本のメディアもモスレム人、モスレム人と連呼した側面があったのかもしれない。例えば相手国政府の言い様や呼称をそのまま訳していたのならそうなる可能性もある(ただし、これ自体は解釈や推論)。
 
 ∧∧
( ‥)でも2週間ぐらいそのままで
    後からムスリム、とか
    イスラーム教徒と呼ぶように
    なったのでしたっけ?
 
 (‥ )つまりだ、僕は
     文系だから理系のことは
     分かりませんって言う
     ジャーナリストの言い様は
     おそらくは嘘っぱちなんだよ
 
 
 ジャーナリストは文系のことも知らないし、分からないし、調べない。
 
 これがおそらく正しい。
 
 *あるいは調べたか、指摘されて是正するにしても、かなり時間がかかっている、ということ。報道内容が文系の事柄でも、前もって調べていないのは明らかである。
 
 
 ∧∧
(‥ )でも、プロとしての仕事も
\–   しているのですよね
 
個人的に、マスコミってなんだかんだ言って報道のプロなんだな、と思った事例=>hilihiliのhilihili: 知恵をつけてきやがった
 
  (‥ )ああ、あれには正直
      感動したな。
 
 いかに間違いない表現で消費者を煽ることができるか? シーベルトが使えないのならミリシーベルト、マイクロシーベルトを、それも使えないとベクレル、ついには自然状態の何億倍(そりゃ短寿命核種を比べればそうでしょうよ)、と表現を変えていく。
 
 *ちなみにリンク先における、ベクレルが原子の数、という表現は、崩壊する、などの厳密な表現を省いています。
 
 ∧∧
(‥ )でも、こういうやり方こそ
\–   マスコミならぬ、
     マスゴミの真骨頂と怒る
     人もいるのですよ
 
  (‥ )だからこれが限界だし
      これが報道だってことさ
 
 理系のことばかりか文系のことも分からない、知らない、調べない。それでも報道という作業、それ自体はプロだ。それがマスコミやジャーナリズムであり、あるいは科学ジャーナリズムとかいうものの正体ではないのか?
 
 ∧∧
( ‥)そういう動作がマスゴミだと
    揶揄され、軽蔑されるの
    ですよ
 
  (‥ )いやだからさ、
      かくあるべしで考えては
      いかんのよ。
      それじゃ疑似科学だよ。
 
 現実を説明できる理論がある。その理論に基づいて予想するに現状が限界、と見なされた時、それが限界となる。
 
:報道は時間が限られている
:限られた時間内に責任が生じない記事を書く必要がある
:例えば”安全ですとは言えない”、実際に危険だった時に責任を問われるからである
:問題だ問題だと言えば良い(例:病院が患者をたらいまわし、と報道する)
:間違いのない範囲で煽れば売れる
:ただし少数の人間が気づく間違いは、大多数の消費者には認識されない
:少数の人間が気づく間違いは、間違いの範囲には含まれない
:科学的には嘘、大げさ、まぎらわしい、はマスコミにとって商業的に許容できる範囲内(類似例:病院が患者を以下略)
 
 ゆえにマスコミに科学的な報道は不可能。
 
 もちろん、以上はあくまで仮説的な限界、大げさに言えば理論的な限界だが、事実、現状を突破出来ていない。
 
 つまり理論的に不可能なことは、実際にも不可能だということだ。
 
 これを突破するには、突破したい、などという、念じればスプーンも曲がるというオカルト的な発想では無理だ。
 
 例えば、マスコミの動態を説明できる、”より精密で説明能力の高い理論”を発見した時、しかもその理論が突破を許しているのなら、理論上、条件を満たせば突破が可能になる(*注:突破を許す理論があれば良い、ではない)。
 
 ∧∧
( ‥)そして実際に突破できれば
    その理論は、例えばあなたの
    理論に取って代わり、以後、
    突破した報道が可能になる
    はずだと
 
  (‥ )だが実際はどうだね?
      できたか?
      やれるか?
      やったか?
 
 科学ジャーナリズムをいかに成立させるのか? という議論は、この意味においては現状、まったくのトンデモ。唾棄すべきオカルトでしかない。
 
 やれるものならやってみろ。出来ないのならそんなもの机上の空論以下だ。
 
 
 
 ∧∧
( ‥)では、正しい科学報道は
     やはり原理的に無理だと?
 
  (‥ )いや、できるよ。
      ものすごく簡単。
 
 研究者が書いた原稿をそのまま載せる。
 
 ∧∧
(‥ )...それだと分かりにくいので
\–   書き換えるでしょうね
 
  (‥ )いや、だからさ、それを
      やって、本人はうまく
      やれたと思っても、
      実際には間違いだらけに
      なっちゃうから馬鹿に
      されてるわけじゃんよ
 
 かくて話は振り出しに戻る。
 
 分かった、分かりやすい、は、”正しい”とイコールではない。分かったとは、ただの自己申告であり、それ以上の意味はない。そもそも、そんな申告で良ければテストなんてこの世界にないのである。

 分かったから良い、分かったから正しい、そう思っている時点で駄目なのだ。分かりやすい、という言葉も同様である。単なるたわ言だ。
 

 
 
 ∧∧
( ‥)そういえば、大手新聞よりも
    スポーツ紙の方が科学記事は
    正確だって揶揄が
    ありましたね
 
  (‥ )彼曰く、大手は無駄に
      プライドが高くて
      間違った解釈を書くが
      スポーツ紙はそのまま
      載せる、ってな。
 
 もちろん、これはあくまでも揶揄。統計的なデータがあるわけではない。
 
 
 続く=>hilihiliのhilihili: 認識せず満足している以上、是正できず
 

2013年1月16日水曜日

なに簡単さ、人間やめればいいのだよ

 
 
 
  (‥ )科学報道ー?
 
 ∧∧
(‥ )科学報道をどうするか?
\–   そういう議論がある、
     あるいは、あった、
     みたいですね
 
 なぜいまさら?
 
 ∧∧
( ‥)去年の後半、ノーベル賞関連で
    大誤報があったからじゃ
    ないですかね
 
  (‥ )いや、その、なんだ、
      その誤報とやらが
      意味するのは
      報道機関は科学を正しく
      報道することが原理的に
      不可能です、だろ?
 
 不可能なものをどうするか? とは議論の目的がかなり不明。というかトンチンカン。
 
 今まで出来なかったことがいきなり出来るわけがない。
 
 オレ、心を入れ替えて働くから、とか言う奴は信用できないし、それすら言わない奴は信用以前の問題だ。
 
 そもそもこういう時に必要なのは、こうすれば良い、でもないし、私はこうしているでもない。
 
 なぜ出来ないのか? 現実を記述できる理論やら仮説やら解釈が必要だ。
 
 出来ないです、だがやれ、というのは無意味。
 
 落下する物体の運動も記述できないくせに、ロケットを月まで飛ばそうというくらい無茶無謀。
 
 
 
 ∧∧
( ‥)フリーが年収を上げるには
    分かりやすい嘘を書けばいい
    企業に所属する物書きが
    利益を上げるには
    働かなければいい
  
  (‥ )科学ジャーナリズムは
      ゆえに成立しない
      あくまで私見だけど
      現実はそうだろ?
 
 現実を記述できる=正しいではないけども、トンデモ本が売れ、疑似科学医療の広告を新聞が載っける時点で、まあ、そういう世界ではないのか?
 
 ∧∧
(‥ )正しい記事を書くために
\–   私はこうしました、
     そういう意見もありますが
 
  (‥ )こうしました、なんて
      どうでもいいんだよ。
      こうするには以下の条件が
      必要です、その条件は
      他のみなさんにも
      あてはまるでしょうか?
      あてはまるなら
      うまくいきますよ
      これ大事ね。
 
 ∧∧
( ‥)あてはまりませんと?
 
  (‥ )皆はできませんが、
      私はできています、
      その時点で条件が
      成立していないって
      ことだろ?
      つまり意味ねえべや
 
 個別であるということは普遍ではないということだ。その時点で意味がない。
 
 あるいはこう言えば良い。
 
 あなたのおっしゃる解決方法は通貨に例えるなら普遍性を持っておりません。せいぜい商店街限定のクーポン券レベルです。
 
 ああ、以前も少し話題にしたけども、科学ジャーナリズムを論じた本であった。例えばジャーナリズムなのだからスタンダードに異論を述べることで問題提起することも必要ではないか? 例えばダーウィニズムは本当に妥当だと言えるのか? 獲得形質は本当にないのか。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、事実上存在しない、
    あるいは興味深い事例は
    あるけども、それとて、
    過去、言われていた
    ようなものではない、で
    終わりですけども
    そういう知識は
    調べてないのですかね?
 
  (‥ )調べてないのは明白。
      思うのだけどさ
      ジャーナリズムである
      ことを言い訳にして
      楽な方へ逃げてるよな
 
 調べないでお馬鹿な異議申し立てをしても良い、だってジャーナリストだもん、という逃げ。
 
 あるいは曰く
 
 僕/私、文系ですから
 
 ああっ?? じゃあ、あれかい、理系なら経済学や歴史学に対して調べもしないでてきとーに書いていいってか?
 
 ∧∧
( ‥)言い訳だと
 
  (‥ )言い訳じゃないなら
      逃げだろうよ。
      他にどう解釈しろと?
 
 
 手間ひまをかけずに記事を書けば、利益は上昇する。
 
 一定の給料が支払われている場合、利益を上げるにはコストを下げるしかない。上がらない給料を”上げる”には損失を減らせば良いし、それ以外に方法がない。

 もういかなる出世もできない派遣社員がサボることで利益の最大化をはかるように。大企業の人間とてしょせんは人間。やることは同じである。
 
 では問題、以上を踏まえた時、理解にコストがかかる科学の話を、マスメディアが正しく伝えることができるでしょうか?
 
 答え:できるわけがない
 
 *注:より正確にいうと、能力的には不可能ではないが、する理由がない。むしろ、しない理由の方があるのでしない。しない方が自然、ということ。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、生物としては
    当然の選択肢ですね
 
  (‥ )ゆえに不可能。
      それだけさ
 
 無理なものは無理なのだ。出来ないものは出来ない。事実、出来ていない。それだけである。
 
 ∧∧
( ‥)それでもなお、
    やりたいのであれば
 
  (‥ )以上の条件をすべて
      破壊すればいい
 
 増収のために嘘を書く、あるいは手抜きをする。それは人として生物としての戦略に他ならぬ。
 
 ∧∧
( ‥)その限界を突破せよとは
    つまるところ
 
  (‥ )人間やめればいい
      簡単な話だよ。
 
 人のままでは人の限界は抜けられない。それだけのことなのだ。
 
 
 続く=>hilihiliのhilihili: 現状では疑似科学の域でしょうねえ
 
 
 

リアルロボ

 
 
 
 ∧∧
( ‥)不真面目な話?
 
   ( ‥)すごーく不真面目な話
       するとだな
 
 戦争する巨大ロボットアニメ、いわゆるリアルロボ路線って将来的にはほぼ消滅に向かうのじゃなかろうか
 
 ∧∧
( ‥)というか、もうほとんど
    消えたんじゃないですかね?
 
   (‥ )というかだね
 
 近隣諸国と軍事的なつばぜり合いをしている、実際に軍事衝突がある、軍隊に犠牲者が出る。
 
 
  (‥ )そういう時代に巨大ロボ
      なんていうリアリティーの
      欠片も無いようなものが
      たとえフィクションでも
      見てられるか? という
      疑問なのよな
 
 ∧∧
( ‥)まあ、巨大ロボなんて、
    工学や軍事の視点に立てば
    ただの欠陥品ですからね
 
 例えば、戦場で突っ立っているところを戦車に狙われたら一撃おだぶつ
 
 ∧∧
( ‥)戦車って匍匐前進しながら
    高速移動できて、超射程の
    砲撃が出来るロボット兵
    みたいなものですから。
    しかも超重装甲
 
  (‥ )二本足の巨大ロボなんて
      現在の戦場に紛れ込んだ
      中世の騎士とか
      ナポレオンの兵士とか
      みたいなもんで、
      あっさりぶち殺されるよな
 
 例えば、ロボットなんて関節多いから、歩くだけですぐ壊れるんじゃね、という突っ込み
 
 ∧∧
( ‥)軸を中心に回転するという
    かなり単純な動作をする
    戦車でも、あれだけ重くて
    あれだけ過酷な運用すれば
    整備が必要ですし
 
  (‥ )巨大ロボなんてなあ
      動かすだけですぐ
      ぶっ壊れそう
      特にかかと、ひざ、
      腰がね。
 
 ∧∧
( ‥)おじいさんやがな
 
  (‥ )生物もそうだけど、
      でかいって、色々
      負荷がかかるんでな
      特に重量がかかる
      場所にはね。
 
 
 紛争で自国民に犠牲者が出る時代になれば、補給とか整備とか、素材とか物性とかがどうしても話題になりうるだろう。しかも自国民に犠牲者が出るのである。そんな状況におかれた国家において、戦場を巨大ロボが駆け抜ける、しかも”リアルロボットもの”というふれこみで。そんな物語をのほほんと見ていられるのか? という問題。
 
 ∧∧
( ‥)人造の巨人が悪魔や
    得体の知れない敵と
    戦う、なら神話的で
    受け入れられるのでは?
 
  (‥ )それだとエヴァとか
      だし、どっちにしろ、
      リアルロボって
      ジャンルは終わりそう
      だけどね。
 
 そもそも戦場のリアルロボって、無人偵察機や攻撃機、兵士の弾避けにもなれる自動化された車両とかだよね。
 
 
 

2013年1月15日火曜日

本には色々あるんですよ

 
 
 hilihiliのhilihili: まあ、確かに経済の話ですのでねの続き
 
 
  ( ‥)ああ、そういえば
      原発反対派の人を揶揄した
      人がいたよな
 ∧∧
( ‥)なんて
 
 カモがネギしょってきた
 
 ∧∧
( ‥)...激怒するでしょう
 
  (‥ )べつに、おいちゃんが
      言ったわけじゃないし、
      おいちゃんがやっている
      わけでもないんだがね
 
 実際には原発反対といっても色々な立場がある。
 
 単に不安な人、あまり関心はないがなんとなく無くなればいいかな、と思っている人、もちろん絶対嫌な人もいる。その中でも、いやならどうすればいいのだろう? 太陽光はどうもだめだ、と感づく人もいれば、風力や太陽光発電でまかなえると信じている人もいる。火力発電有害論や地球温暖化、石油の枯渇は原子力推進派の陰謀だと思っている人もいる。
 
 ∧∧
( ‥)だからもっと適切に言うと
 
  (‥ )非現実的な反対論者で
      非現実的な本を買って
      しまう人は、ある種の
      物書きや人間にとって
      良いお客さまである。
      こう言えばいいか?
 
 しかし人によってはこう言うだろう。
 
 原子力が絶対に安全だということはない(正しい)
 
 事実として汚染が起こった(正しい)
 
 
 ∧∧
( ‥)このような現実を見据える
    私たちを、非現実的と
    言い切るとは何事か?
 
  (‥ )じゃあ、こう言えば
      より正確か?
 
 地球と元素、原子核の振る舞いを記述できない理論を採用する人は、ある種の物書きや人間にとって非常に有望な消費者となりうるし、それで終わるだろう。
 
 ∧∧
( ‥)単純に言うと、トンデモ本と
    消費者であると。
 
  (‥ )地球の振る舞いを記述
      できない
      つまり、正しくない理論。
      それを振りかざすのを
      トンデモというのなら、
      それを消費するお客がいて
      そのニーズに答える作家が
      いる、簡単な話だよ。
 
 本というものは、そういうものだ。
 
 よもやと思うが、本を読めば事実を適切に把握できるなどと思っちゃいないだろうね。
 
 ∧∧
( ‥)あなたはそれを責める?
 
  (‥ )経済的には責めないね
      消費者も作家もね
      買う人も作る人もね
      どちらも責めないよ
 
 納豆を大量に食べるとやせる。それを信じた人間が買う、どうかなる
 ホメオパシーなるものが有望だ、それを信じた人間が実行する、どうかなる
 
 ∧∧
( ‥)あなたはそれを責めない?
 
  (‥ )経済的には責めないよ、
      言った、信じた、
      どうかなった
      事実はそれだけだ
 
 自動車は高速かつ大規模な陸運を可能にする。道路網をはりめぐらしてそれを実現する、時々、死亡事故が起こる
 
 ∧∧
( ‥)...同列には扱えないでしょう
 
  (‥ )確かにね、陸運は大きな
      利益を生むから、犠牲が
      黙認されているとも言える
      だがそれだけじゃない
      自動車は事実として高速、
      かつ大規模な陸運を
      可能にする仕組みを持って
      いるし、事実としてそれは
      検証されているのだ。
 
 納豆ダイエットとホメオパシーはそうではない。
 
 どっちも大きな利益を誰かさんにもたらすから、犠牲が黙認されている、そこまでは同じだが、そもそも理論として検証されていないのが問題になる。
 
 *誰かさんが誰なのかも問題なんだが、それはここでは省略する。
 
 
 ∧∧
( ‥)検証されていない理論を
    さも効果があるように売る
    つまり嘘じゃんよ
 
  ( ‥)本人が信じていれば
    –□ それは嘘ではない。
       買う方も売る方も
       言う方も信じる方もね
       それが本ってものさ。
 
 嘘ではない。
 
 嘘かそうでないかでは、理論の妥当性は区別できない。
 
 理論として検証されているかどうか、そこが大きな相違点で、かつ重要。
 
 地球と元素と原子核を適切に記述できる理論を採用してもなお、反原発という立場を取ること、それ自体は可能だ。
 
  (‥ )石油掘削技術に金を
      振り向ければいい。
      大深度掘削に特化した
      採算の取れる仕組みを
      開発すればいい
      技術開発に大規模な
      予算を投入すればいい
      枯渇した油井を再開発
      する技術を発達させ、
      石油などの炭化水素
      資源がすべてつきる前に
      核融合技術を確立する
      予算と人員と計画を
      全力投入すればいい。     
 
 ∧∧
( ‥)むちゃくちゃ金がかかるし
    容易なことでもないし、
    コスト高になれば
    そのままでは、それを
    しない国に競争で
    負けるかもですけど、
    まあ、可能と言えば
    可能でしょうね。
 
 温暖化が恐ろしいのなら、二酸化炭素を排除する方法と技術に金と予算と人間と組織を振り向ければ良い話。それだけのことだ。実際、可能ではある。まだまだ遠い射程ではあるが。
 
 それらをしたか?
 
 だが、そうではない。
 
 ∧∧
( ‥)つまり、
 
   ( ‥)指摘するとしたら
     –□ 最終的にここよな
 
 地球を記述できない本をいくら買っても読んでも、現実には辿り着けないよ。
 
 ∧∧
( ‥)そして話は最初に戻る
 
  (‥ )現実に辿り着けないとな
      本を書いた、読んだ、
      どうかなった、
      金のやり取りだけで
      終わっちゃうのだよ
 
 本というものには、そういうものが混じっているのだ。本を読めば読むほど体に良いなどということはない。それは買った人間が取るべき責任でもある。
 
 
 一部、次に続く=>hilihiliのhilihili: なに簡単さ、人間やめればいいのだよ
 

まあ、確かに経済の話ですのでね

 
 
 
 ∧∧
( ‥)どう思います?
 
   ( ‥)そーねー
     –□
 
 原発が是か非か、この問題は自然科学や技術の問題ではない。道徳の問題でもない。
 
 ∧∧
( ‥)単に
 
   (‥ )金の問題だね。
 
 金、といってもこの場合、利権とかそういうことではない。
 
 金銭を介した人の営み。経済の話である。
 
 
 
 そういえば昨年、ある人にこんなことを言われたことがある。
 
 いやあ、北村さん。やっぱ原子力が推進されたのは利権だと思いますよ。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、利権だったら別に
    水力でも良いのでしょう
    けどね。
 
  ( ‥)砂防ダムとかの公共事業の
    –□ 金が地元の自治体に還元
       されてて、自治体の金の
       ほとんどは事実上、
       都会で働く
       サラリーマンの税金で
       成り立っている。
       そういう現実がある
 
 利権なら原子力、というのは理屈としては荒すぎる。
 
 あるいは、そもそも利権とはなんぞいや? 
 
 ∧∧
( ‥)1万のものを100万で売って
    差額の一部は天下りのあなたに
    給料として差し上げますので、
    認可をお願いします
 
  (‥ )まあ、そういうことかな
 
 とはいえ、その事例が具体的にこういうものだ、という話が出てこないと、これが利権だ、とは言い様がない。
 
 ∧∧
(‥ )もともと高性能な機械や
\–  特殊な器具は高いですしね
 
  (‥ )大量生産できない、
      特殊な設備が必要で
      発注されたらまず設備を
      整えなくてはいけない
      素材が特殊、
      当然、加工機械も同様
      恐ろしく高額になるよね
 
 大量消費社会に慣れた人には理解できない金額が行き交うのは当然で、理解できないから不当な利益に違いない、と思い込むのも、また当然と言えば当然だ。しかし、少なくともこういう場合、その解釈は間違っている。
 
 *これは実のところ会社員や家計簿をつける家庭の主婦でさえ製品にまつわる経済や単価、原価、純利益を全然理解していないということでもある。考えてみれば当然で、手にする製品の生産や発注、原価やコストの計算をすべて行い、その結果を把握している人や立場はそうはない。現代社会は巨大すぎて、ほとんどの人は自分の周辺しか分からない。同人誌とかを作って痛い目に会った人の方が、そこらの大企業の人や、あるいはやりくり上手の主婦よりもこういうことをよく把握しているかもしれない。そんな状況。
 
 
 ∧∧
( ‥)言うなれば何事も金で
    記述することができる。
    利権であれ、利権でなし
    関係なくね
 
  ( ‥)原発反対も金で
    –□ 記述できるのよな
 
 つか、原発ぱーんのすぐ後に、こういうこと書いたよな。
 
 
 ∧∧
(‥ )2011年の3月19日に
\–   書いたblog、これですね
    
=>hilihiliのhilihili: 望め 不安を埋めるために商売人がやってくるだろう
 
   (‥ )パーンした時、
       ああ、これは原発本の
       ラッシュがくるぞ、と
       思ったけども。
       まー、予想通り、
       出るわ、出るわ、
       真面目なのから
       勘違いしたもの、
       悪質な煽りまで
       出る出る。
 
 2012年の前半まで出版界は原発バブルであった。
 
 そしてこういう時、売れるのはてきとーに書いた本なのである。あるいは、あなたの不安は正しいよ、と肯定をささやいてくれる本なのだ。それは3月19日、図書館へ行った時、原発の危険をてきとーに煽った本は軒並み借りられていたが、原子炉の構造、放射線医学、原子核の振る舞いを記述した本はそのまんまであったことが物語っていたし、そして事実、そうなった。
 
 困った時、人は学校の教科書を読み返したりはしない。そうではなく、微分積分がみるみる分かる、とかそういうてきとーな本を読むのだ。あるはもっと悪いと、例えばの話、微分積分は間違っているから学ぶ必要はない、という本に手を出すのである。放射性同位体を理解するために周期表を見たり、原子核の本を読んだりはしない。ゆえに物事を理解することはない。
 
 あるいはこう。
 
 理解したと思っても、それは正しくない。
 
 分かったと思うのは自由だが、分かったから正しい、というのはただの飛躍だ。
 
 
 ∧∧
( ‥)でも、そういうお客様の
    分かりたいというご要望に
    応じて、分かったと思わせる
    本を売るのも、出版界の
    お仕事なんでしょ?
 
  (‥ )そりゃそうさ。
      なんといっても需要が
      そこにあるのだからな
 
 飢えた獣のようにたかるのは当然。
 
 ∧∧
( ‥)つまり、原発反対は是か非か
    それは自然科学ではなく、
    経済の話なんであると
 
  (‥ )ああ、だから自然科学や
      技術や工学の話をしても
      その手のお客に
      突っぱねられるのは当然
      だって欲しいものじゃ
      ないのだからな。
 
 しかし、これはこういうことでもある。
 
 ∧∧
( ‥)経済の話である以上、
    損をすると分かったら、
    とたん、みなさん放棄すると
 
  (‥ )事実そうなったろ?
      先の選挙の争点のどこにも
      反原発はなかった。
      原発バブルも2012年の
      後半には終わっていたよ。
 
 もちろん、経済も究極的には自然の理に屈服せざるをえないから、究極的には自然科学の話なんである。だからこそ行き着く先も、それは最初から決まっていたのだ。
 
  (‥ )今、成功している唯一の
      太陽エネルギーは何?
 
 ∧∧
( ‥)石油でしょ。
 
 植物プランクトンに由来する石油は、太陽エネルギーを化学的な形に変換したものに他ならない。過去、何百万年、何千万年もかかって蓄積した太陽エネルギーを、燃焼という形で一気に消費しているのが現代文明なのだ。太陽光発電も、風力も、それはその日、その時の太陽エネルギーでしかない。そんなものが成功する道理など、どこにもないのである。
 
 行き着く先は最初から決まっていたのだ。
 
 
 
 *ついでにいうと反原発本(あるいは原発推進の本の中にもあるけども)などのおかしな記述ぶりに、自然科学や工学の視点から顔をしかめる人がいるけども、本は経済活動であって、自然科学ではないですから、あまり気にしてもしょうがないです。
 
 *あるいはあくまでも経済的に理解すべき。
 
 
 続く=>hilihiliのhilihili: 本には色々あるんですよ
 
 
     

2013年1月14日月曜日

ベニシダさん

 
 
 ベニシダのコンテンツ=>*

 トウゴクシダのコンテンツ=>*
 
 ∧∧
(‥ )ベニシダさん、きれいですね
\–
 
  (‥ )今は見れないけど、
      若葉も紅色でね、
      春先なんかは鮮やかよ
 
 
 ∧∧
( ‥)でっ? 2つの識別は
    難しいのだと
 
  (‥ )公園あるいてざっと見た
      限りでは、微妙なの
      いるのよね。
 
 しかも、ベニシダさんたち、無配生殖種なのだそうである。
 
 ∧∧
( ‥)減数分裂と配偶子を
    介さない生殖、つまり
    クローンですよね?
 
  ( ‥)なのに個体変異が
    –□ 大きいのよな
       なんだろうね?
       この人たちは
 
 
 ちょっと検索をかけるとこの手の生物にありがちな話、例えば、

:有性生殖をするものもいる
:無配生殖のものは分布拡大に都合がよい
:無配生殖種はしばしば多起源
:まれに無配生殖種と有性生殖種で交配を起こすこともある

などなどがひっかかってくるけども、
 
 ∧∧
( ‥)今はそういうお話は
    見送りましょうと
 
 (‥ )とてもじゃないが
     手に負えないし
 
 
 
     

文脈も言葉も仮説

 
 
 朝起きた時は
 
 ∧∧
(‥ )雨がざーざーだよ
 
   ( – –)眠いからもう一眠り
         するね
 
 午後になって起きたら
 
 ∧∧
(‥ )雨音はしないけど、どすん
    どすん、と音がするよ
 
  (‥ )雪かね?
 
 起きてみると、隣のアパートの屋根から駐車場へ雪が滑り落ちていく音だった。
 
 神奈川県中央、というか関東は、本日、ここらの基準では大雪である。
 
 
 さて
 
 
 時々、こんな人がいる。
 
 いやあ、人間にそんなことはできないよ。
 何っ??? オレもそれができないってのか? お前はオレの何を知っているのだ!!
 
 読者は、ぶっちゃけ馬鹿だし、そんなのうまくいかないよ
 何っ?? オレ様も馬鹿だというのか?? お前は何様だ
 
 もう男(or 女)なんか信用できない
 何っ?? オレも(私も)信用できないというか?(言うの??)
 
 ∧∧
( ‥)言葉を文字通り、受け取っちゃう
    人ですよね。
 
   (‥ )まあ、おかしなもんで、
       こう烈火の如く怒る奴も
       日本人は見る目がない!!
       日本の消費者はくそ
       とか言ったりするのだがね
 
 *注:発言者は日本人です
 
 
 ∧∧
(‥ )言葉や単語は前後の文脈で
\–   意味や指定範囲が変わり
     ますから
 
   (‥ )文脈的に翻訳すれば
       以上はこんな感じよな
 
 たいがいの人間はいちいちそんなことはしないし、できないし、興味ないし、しないよ? お前やオレが出来る、するって、そんな例外を列挙しても趨勢は変わらんだろう? 何言ってるの?
 
 言ってしまえば教科書を買う人間はそうはいない。それだって、いやいや買うものだ。トンデモ本を買う消費者は馬鹿っぽいし、新書を買う人間は手早く知りたいし、情報の正しさはいちいち確認しないから、そこを物書きにつけ込まれる。お馬鹿でパルピーな本を買う人も、それは仕事や実生活で頭を演算に使用していて、本などに消耗する余裕はないということだ。賢い消費者なるものを前提とするあなたのプランは以上の点から非現実的です
 
 なぜ私の体験した男(あるいは女)はこのような傾向を示すのでしょうか? これは男性(あるいは女性)の特徴なのでしょうか? 母集団から無作為に選んだにしてはあからさますぎる気がします。
 
 
 ∧∧
( ‥)言葉は前後の文脈から
    推論するものだと
 
  (‥ )人間はそういうことが
      出来る動物でね、
      時々、ここで文章が
      こう終わる、
      こう続く、
      そう思っていた
      のに、あれ?? と
      違和感を持ったりする
      のもそれだよな。
 
 前後の文脈で、こうだ、と思って、先を推論しつつ読んでいるので、推論と違う表現や単語がくると、一瞬、とまどう、という意味。
 
 もちろん、一瞬、とまどうだけである。多くの人間はすぐに、ああこういう意味か、じゃあ、最初に抱いていた「この文章はこういう意味だろう」という僕の/私の推論もまた、再帰的に補正しなくちゃいけないな、と解釈を補正する。
 
 
 ∧∧
(‥ )文章は言葉や単語を
□□–  組み合わせる、
     パズルのような
     ものですからね
  
  (‥ )こういう配置かな、と
      思っていたが、新しい
      ピースや組み合わせの
      発見で、全体を補正する
      必要がどっかで出るものだ
 
 解釈も理解も仮説であり、パズルである。それは絶えず補正しないといけない。
 
 
 だが、どうもこれが出来ない、あるいは標準にくらべてかなり苦手な人がいる。
 
 ∧∧
( ‥)相手の言葉の意味を文脈から
    推論するんじゃなくて
    あくまで自分の解釈だけで
    押し進めちゃう人ね
 
  (‥ )そういう人間はなあ、
      言葉の使用がおかしい
      そう相手を責めるのだ
      しかしだよ、
 
 そうではなくて、お前さんの解釈と推論能力にこそ、問題があるんじゃねえの? という疑義。
 
 *実際、お前にオレの何が分かるんだ、と言う人が、日本の消費者は馬鹿だ、とか言ったりするのだから、色々と奇妙なすり替えがあるのは事実だろう。
 
 
 ∧∧
(‥ )そして、時々いますよね、
\–   こういう問題解決のために
     言葉は辞書的な意味でのみ
     厳密に使用すべき、
     という提言をする人
 
  (‥ )時々いるってのは
      くせものでな。
 
 時々いる、とは、全体から抽出すれば、相対的にこそ少数派ではあるが、絶対的にはそれはそれは大変な数になるってことでもある。
 
 
 ∧∧
( ‥)比喩的に言えば、そういう
    提言はあなたで100万人目
    ですよ、状態
 
  (‥ )本人は画期的なつもりで
      いるけども、あんたで
      100万人目ってやつな
 
 本人は画期的なつもりでも、99万9999回の前例が全部失敗したのがこの世界である。そう思うべき(成功していたらそもそもそんな提言は必要ない)。
 
 ∧∧
( ‥)つまり? 自分を特別視
    しているのだと?
 
  ( ‥)以前にも失敗した
    –□ 自分がいて、同じ提言を
       したであろう。
       そういう発想がない
       ということは、自分は
       特別だと思っている。
       そういうことかもね。
 
 
 ∧∧
( ‥)自分や、自分の意見を
    画期的だと思うことと、
    文脈から理解を
    補正できないが
    同時に現れている?
 
  (‥ )まあ、痛い人間と思われるか
      周囲から、あいつはなあ、
      とやや煙たがられている
      そういうことかもだけど
 
 そんなことよりも、ここでやはりいつも話に戻る
 
 ∧∧
( ‥)自分の解釈という仮説に
    拘泥する、と
    新しい証拠から解釈を
    補正することができない、
    この2つが同時に
    現れている。
 
  (‥ )つまりいつもの話だ
 
 
:経験も理解も解釈も仮説である
:新しい証拠から仮説と理論と解釈を補正する
:以上の動作がうまくできない人がいる
 
    
 
 
 
 
 
 

2013年1月13日日曜日

なぜその理解で満足した?

 
 
 
 hilihiliのhilihili: 世界は強情なんですよの続き
 
 
 世の中、馬鹿ばかり!
 オレ様の言う通りにすれば問題一挙解決
 
 という、かなり楽天的で痛いことを大声で言う人はそれなりな数でいる。
 
 ∧∧
( ‥)でっ、この手の話を考えだすと、
    いつもいつも同じ場所に
    戻ってきちゃいますよね
 
  (‥ )かくあるべし、という
      理想論を提示して、そこへ
      進め、と彼らはいつも言う。
 
 だが、考えてみれば、是正しようという気持ちも、問題点の指摘も、それ自身は操作において何の役にも立たぬ。
 
 ∧∧
( ‥)自動車を直して
    という要望は聞くべき
    でしょうけど
 
   (‥ )要望では修理できん
       修理には理解が必要で
       理解も、
       検証された理解でないと
       駄目なんだよね。
 
 *漢方を裏付ける五行説も理解ではある。ただし、科学的には妥当ではない。あるいは検証されたとは言えない。どんな理解もそれなりに役に立つが、理解=正しい、ではまったくない。正しくない理解でも役に立つ場合があるし、事実あった。例えば天動説とエカント点を調べよ。
 
 
 ∧∧
(‥ )現実はどのような機構で
\–   動いているのか? それを
     説明できて、なおかつ、
     検証された理論が必要。
 
 (‥ )それがなくて、かくあるべし
     だけで進むと
     現実を操作できずに失敗する
     当たり前だよね。
     病気を直すべし、しかし
     人体を理解できてません
     失業を減らすべし、しかし
     経済が理解できてません
     あるいは理解が妥当ではない
     現実を説明できない理論を
     振りかざしたって、
     現実はびくともせんよ。


 
 ∧∧
(‥ )...この話題、さかのぼれば
\–   2010年にもしてますしね
     もう3年前ですよ
    
=>hilihiliのhilihili: 世の中間違ってると思った時それは自分が間違っている
 
  (‥ )いつもいつも同じ場所に
      戻るな。つまりあれよね
 
 
 人間の集団には、多数でもないし、ごく少数でもないが、必ずある割合で
 
:お前達は馬鹿だ
:世の中は間違ってる
:オレにはそれを是正するプランがある
:しかし、皆に聞いてもらえないので恨む
:あるいは実行して大失敗する
 
 ∧∧
( ‥)人がいるのだと
 
  ( ‥)問題点を是正するには
    –□ 現実を説明する理論が
       必要だ。
 
 それも、”説明できる”、だけではまったく意味がない。
 
 ∧∧
( ‥)ひとつの現実も、
    補助仮説を導入すれば
    無限通りの説明と
    解釈が可能ですからね
 
  (‥ )説明できる、なんて
      まったくセールスポイントに
      ならないんよな
 
 *修理すべき自動車の機構は、内燃機関とピストンの運動でも説明できるが、内部に妖精さんがいて動かしているのだ、でも説明できる。少なくとも、”説明できる”、とか、”無矛盾である”、”論理的である”という視点では仮説の優劣も選別もできない、という意味
 
 *内燃機関説と妖精さん説のどっちが妥当なのかは、まずは調査、検証、実験、あるいは観測しないと分からない。天動説も地動説も同様である。
 
 
 ∧∧
( ‥)しかし世の中に怒る人は
    理論の検証ではなく、
    理論が無矛盾であることに
    満足してしまい、
    さらには現実よりも
    理念を優先してしまう
 
  ( ‥)かくあるべしを優先して
    –□ 現実を無視し、しかし
       それにゆえに現実の
       頑健性の前に敗北する
       いつもいつも同じだ
 
 行き着く先もいつもいつも同じ。
 
 恨み、憎しみ、お前達が馬鹿だからだ、お前達が悪いんだ! という罵声と絶望、失望、責任転換と言い訳と泣き言。そして、僕を見て! 僕のすばらしい意見に注目して! という叫び声である。
 
 
 ∧∧
( ‥)でも、これは
    言い換えればですよ
 
  (‥ )そうなんだ、実は彼らは
      現実世界を理解できている
      そう思っているわけよ。
 
 ああ、しかし、理解=現実ではない。
 
 分かったとか、理解とか、そんなものには意味がない。
 
 こんなこと、全員、学校で身をもって学んだはずだ。
 
 よし、理解した。そう思って自信満々のテストの結果は、さて、どうだっただろうか?
 
 
 ∧∧
( ‥)つまり問うべき問題は
 
   (‥ )なぜ彼らはその理解で
       ”満足”したのか、だな
 
 
 これは次のように言い換えても良い。
 
 分かったと思って、しかしテストで痛い目にあったことがあるだろうに、今のお前、なんでそれを絶頂に忘れて、分かった、分かったと得意げなの? 
 
   
 

世界は強情なんですよ

 
 
 
 時々、聞かされるのである。
 
 中国、韓国の躍進は目覚ましく、日本はこのままでは全部取られますよ、追い抜かれますよ。日本は変わらなければだめですよ。破滅しますよ。なんでみんな気がつかないのですか? なんでしないの? みんな馬鹿なの?
 
 
 ∧∧
( ‥)でっ? そういう人に限って
    技術はいくらでもネットで
    コピーできるし、
    自分の人生も一発逆転できる
    そう思い込んでいると?
 
  (‥ )まあ、そういう感じ
      ざっくり言って。
 
 いや、その、10年、20年のタイムスパンでそんな大逆転が起きるなら、日本はバブルの時に世界征服できていたよな。
 
 ∧∧
(‥ )というか、人類の歴史は
\–   まったく違うものだった
     でしょうね
 
  (‥ )発展と成長には
      何世紀もかかるんだよ
      ここ500年は
      恵まれず、遅れた貧しい
      西欧が世界の覇者にまで
      上り詰める時代で、
      今はちょうど長い没落の
      下り坂の始まりだよね。
 
 しかし下り坂とはいえ、列強は列強。環境破壊やら温暖化やら人口増加やら資源の問題やら色々あるので、地球全体、世界全体がどうなるかあまりに不確定な未来であるけども、まあ、これまで通りのように考えた場合、西欧の完全な没落まで何世紀もかかるのは確実。
 
 しかし、冒頭のような人たちはそうは考えない。あるいはこういう世界の頑健性、あるいは現実の強情さを無視する。
 
 (‥ )こういう奇妙な世界観を
     持つ人たちが
     自分の人生を一発逆転
     できるとも考えているのは
     印象的だよね
 
 ∧∧
( ‥)まあ、長い蓄積がないと
    だめなんだ、と思う人なら
    一発逆転なんて発想は
    そもそもしないでしょう
    からね。
 
 一発逆転できる。そう考えている時点で、蓄積とか技術の伝承とか、そういう地味なことに興味を持たないことは必然ではある。
 
 だが、現実は一発逆転信奉者たちが思うようなものではない。
 
 確かに、躍進目覚ましい隣国をあなどるのは危険だけども、そんなことより、自国の維持に必要な技術や人員、伝承はどう維持するのか? それを検討するのが大事。
 
 
 ∧∧
( ‥)そしてそもそも、
    そんな希有壮大な話よりも
    自分の生活をどう
    成り立たせるのかが
    大事ですね
 
  ( ‥)あとさ、いやなことを
    –□ 言ってしまえばさ、
       人生一発逆転って
       この発想、恐ろしく
       楽天的で、かつ
       不注意だよな。
 
 一発逆転できる世界が事実あるとする。
 
 しかし言い換えてしまえばである。その世界は、一発ですべての蓄積が破産する世界でもある、そういうことではないのか?
 
 ∧∧
(‥ )実際には、そうではなく、
\–   惰性で生活出来る程度に
     現実は頑強で、
     変化を好みませんよね
     そして破産は、
     成功よりは多いけど、
     極端に多くもない
 
  (‥ )それを踏まえると
      人生一発逆転と
      逆転にかけた冒険、
      そして、
      世の中は馬鹿だ
      という愚痴、
      これらがセットに
      なっているのは
      暗示的だよな
  
 
 世界は惰性でのろのろ動く、巨大で頑健なしろもので、ある望ましい方向へ動かすには長期間、力を加え続けないといけない。まるで恐ろしく粘性が高く、事実上、ほとんど剛体のように振る舞う岩石のように。
 
 ∧∧
( ‥)代わりに、失敗、即座に
    死亡というわけでもない
    だから一発逆転とか
    言ってられるわけですよ
 
  ( ‥)世界の頑健性に
      助けられているのに
      世界の頑健性で
      道が開けない。
      そういうことよな。
 
 
 ひどくトンチンカンな世界観なのだが、しかし整合的ではある
 
 世界が強情だから成功しない
 強情な世界が憎い
 しかし、世界が強情だから生きていられる
 生きているから文句が言える
 そして、しかし、当然、成功しない
 
 望みはあるが、死ぬことはできず、夢はかなわない
 
 死ねないこと、夢がかなわないこと、この2つが表裏一体だ。
 
 つまり残るは、世界に対する憎しみと、一発逆転というかなわぬ夢だけになる。
 
 その行き着く先はどこ?
 
 
      
 
 
 

まだまだ努力でどうにかできると思っている

 
 
 
 ∧∧
( ‥)平たく言ってしまえば
 
  ( ‥)仕事の意義とすばらしさを
      強調する、信じ込ませる。
      それは素人を即戦力にする
      方法ではあるんだよな
 
 やる気のない素人が、熱心に仕事をする素人になるので。
 
 ∧∧
( ‥)...そんなもの、金に雇われた
    プロにひとひねりでしょう
 
 (‥ )だからあれよ?
     仕事の意義を熱心に教え込む
     ってのはごく単純な作業で
     しか優位性を発揮できないよ
 
 考えてみれば日本の企業はほんの20年前まで、低賃金というほとんどその一点だけでのしあがってきたに等しい集団で、そりゃあ、意義だの目的だのが効果的に思えたのだろう。
 
 ∧∧
(‥ )バブル崩壊後の20年は
\–   単なる惰性でしたからね
     今でも努力とか仕事の
     意義とか強調するのは
     そういう過去の
     名残かもですね
 
  (‥ )組織が変わるには人が
      死ななければだめよな
      それには20年、1世代
      ではまだまだ足りないよ
 
 20年前からぽちぽち始まって、その後、日本でも一般的になったリストラだって、リストラされたことがない世代がリストラしているのだ。効果的なリストラなんか出来るわけが無い。
 
 *努力や意義でのし上がれたような奴が、頭を使うわけないし、リストラじゃなくて粛正しかできないだろ、という意味。
 
 *リストラだって経験を積まなきゃ適切にこなせない技術でしょうね、ということ
 
 
 ∧∧
( ‥)リストラって非採算部門や
    高給取りの人員を
    ただ切ればいいって
    わけでもないですからね
 
  (‥ )会社どころか社会も
      まだまだそういうことは
      分かってないからな。
 
 さもなきゃよりによって技術者を一掃して黒字に転じて大得意とか、事業仕分けで科学技術予算をつぶしてドヤ顔したり、絶賛したりはしない。
 
 
 
 

2013年1月12日土曜日

いにしえーしょん

 
 hilihiliのhilihili: 芋>金>労働の続き
 
 
 ∧∧
(‥ )入社を希望するあなたは
\–   仕事にどんな目的を持って
     いるでしょうか?
     質問としては奇妙な
     ものでしょうね
 
  (‥ )だが相手は当然と思って
      聞いてくる、ということは
      相手には仕事には目的が
      必要である、ということ
      なんだよね
 
 ∧∧
( ‥)今月、これだけの売り上げが
    ないと我が社は厳しいです
 
  (‥ )売り上げは目標、
      目標達成の目的は存続
      存続の理由は金、
      金は生活に換算される
      究極的にそれは芋なのだ
 
 ∧∧
( ‥)生きることが理由であり
    お金はそれを体現する
    普遍の尺度であり、
    それを手にすることが
    目的であり、
    目的達成のために目標が
    あるのだ、と。
 
 ( ‥)仕事それ自体は目的でも
   –□ なんでもない。つまり
      仕事それ自身に意義は
      必要ない。
 
 ∧∧
( ‥)ではなにゆえに仕事の
    目的を問うのか?
    あなたたちは集団の
    シンボルや、帰属意識を
    示す通過儀礼やユニホームを
    まとったりしますしね
 
  (‥ )標準と違う柄を持つ個体を
      排除する、というのは他の
      動物でも見られる。
      シンボル、考え方、価値観
      それらを我々と共通化する、
      仲間になった証拠を見せろ
      そういうことかもね
      
 ∧∧
(‥ )そういう意味では仕事に
\–   どんな目的や意義を持つのか
     問うてくるのは、
     うちの制服、こんなんだけど
     うちのシンボルこんなもの
     だけど、これ着たいかい? 
     そう聞いてくるような
     もんですかね
 
  (‥ )ストリートギャングでも
      うちに入るにはまず
      通過儀礼として先輩から
      殴る蹴るの暴行があるし
      それから守らなければ
      いけない条項や、
      まとわなければいけない
      マークがある、とか
      そういうこと要求するから
      普遍的なものだろうね
 
 ∧∧
( ‥)まあ、同じ人間社会である
    以上はですよ、
    どこへいってもそういう
    約束事がまとわりつくのは
    当然ですかね
 
   ( ‥)種族の特性だろうなあ
     –□ しかたない部分が
        あるのだろうねえ
 
 ただ時々、仕事の目的や意義そのものが目的化している場合がある
 
 ∧∧
( ‥)社員を過労死させるって
    そういう本末転倒な
    事例でしょうね
 
  (‥ )しかも、名目上は大義に
      準じた殉死者であるはず
      だのに、讃えるどころか
      切り捨てようとする
      わけだよな?
  
 社長の掲げたご大層な社会的な意義とか労働における目的意識とやらが、一体全体何を目的としたものだったのか、それはあけすけである。
      
    
     

芋>金>労働

 
 
 
 ∧∧
(‥ )...仕事に目的って
\–   必要なんですかね?
 
 
   (‥ )腹が減ったら食う、
       眠くなったら寝る、
       生物だもの、目的なんて
       必要ないさ。
 
 飢餓、疲労、それら入力に対して出力である行動があるのみ。
 
 ∧∧
( ‥)ではなにゆえ、あなたがたは
    会社や仕事に意義や目的を
    でっちあげるのか?
  
  (‥ )そりゃあ、本来は
      労働する生物じゃないって
      ことだろ?
 
 仕事がなくなったら死ぬ
 
 それは正しい
 
 しかし、食料と心地よい睡眠がとれる寝床が保証されてしまった時、人は仕事をするか?
 
 ∧∧
( ‥)しませんね
 
   (‥ )するわけない。
       誰がするか
 
 仕事の対価で食料を得ることが出来るゆえに働くのだ、寝床を確保する対価を引き出すために働くのだ。
 
 ∧∧
( ‥)もともとはサバンナで芋を
     探し、作った寝床に
     帰ってキャンプしていた
     動物なのに、ずいぶんと
     あらぬ方向にきましたな
 
   ( ‥)しかもだ、始めて
       まだ数千年なんだ
       仕事という間接的な
       やり方で満足感を
       得るようには
       出来てないんだよ
       おそらくだけどね。
 
 仕事は芋探しには勝てん
 
 
 ∧∧
( ‥)でも悲しいかな祖先以来の
    古き良き、魅惑の芋探しを
    あきらめて、
    芋を買うお金を得るために
    いやいや働く昨今ですと
 
   (‥ )必要だけどいやで
       いやでしょうがない
       わけだよ。
       嘘は必然なのさ
       
 
 いやでいやでしょうがないが、必要だからやらねばならぬ。こんなろくでもない状況なのだ。自分を騙す嘘をつくのは当然。
 
 
 ∧∧
(‥ )でもなんで会社までもが
\–   新入社員に目的は何?
     と問うのでしょうね
 
 (‥ )自分を騙す嘘を皆で
     一緒に信じているふりを
     している時にだよ、
     お金のためっしょ、
     なんて言われたら、
     自我が崩壊するんじゃね?
 
 ∧∧
( ‥)空気読め、と
 
   (‥ )まあ、そういう
       ことだな
 
 とはいえ、いくら嘘をいっても、労働なんぞ馬鹿げたものでしかないのは冷酷な事実なのだ。労働の尊さなど、金の前ではゴミくずでしかない。
 
 
 ∧∧
(‥ )そのお金も、それは芋に
 ◯–  換算できるのです
 
   (‥ )芋に換算できぬ金は
       紙くずでしかないのだ
 
 世の中の順番は
 
 芋>金>労働
 
 
 
 
 

2013年1月11日金曜日

あるのは机上の空論と活字だけである

 
 
 
 ∧∧ 高知から帰還でーす
( ‥)
 –( ‥)大失敗したり、
      長距離移動したり
      なんだかんだいって
      疲れたよ
 
 さて
 
 hilihiliのhilihili: オレの番はいつだ?の続き 
 
 出版界はなぜ電子化できないのか?
 
 なぜamazonは電子化に成功したのか?
 
 ∧∧
( ‥)とっ、言う本があったら
    売れると思います?
 
  (‥ )紙なら売れるかもね
 
 もっともそんな本を見た記憶がないことからすると、売れないのかもしれない。
 
 
 ∧∧
( ‥)そんなもんですかね?
 
  (‥ )この手の本、馬鹿でもすぐ
      書けるだろ?
 
 既得権益は悪であり、読者は搾取される被害者である、という勧善懲悪
 成功の鍵はここにあるという誘惑
 なんか無駄に難解でありがたい経済用語、という秘技の打ち明け
 努力が大事だ、を遠回しに述べた無害な処方箋
 
 ∧∧
( ‥)まあ、そういう本で良いと
    言うのであればすぐに
    誰でも書けるでしょうね
 
 ( ‥)だが、ない。
   –□ 出版界が飢えた肉食獣
      みたいにネタ探しを
      していることからすれば
      存在しないタイトルは
      売れないゆえに存在しない
      と考えるべきだろうな
 
 例外はあるが、存在しないタイトルは売れないか、それに近似のタイトルであると認識すべき。
 
 
 ∧∧
(‥ )まあ、冷静になってみれば
\–   出版界がどうなろうが
     みなさんにとっては
     どうでも良いことですし
 
  (‥ )それを踏まえればだ
      売れるわけないよね
 
 
 せいぜい、こうすれば出版界は電子化できる!! と非現実的なプランをふかしこいてネットに書く連中がいるのが精一杯。おそらく。
 
 
 ∧∧
( ‥)ふかしねえ
 
  (‥ )ふかしでないというなら
      賛同者から金を集めて
      事業を立ち上げれば
      良いだけの話だからな
 
 だが、そうではない。あるのは机上の空論と活字だけである。
 
 
 
 
 

2013年1月10日木曜日

オレの番はいつだ?

 
 
 
 ∧∧
( ‥)あちこち移動中ですね
 
  ( ‥)やんなきゃいけないことが
    –□ 色々あるからね
 
 さて
 
 日本の出版界はなぜ電子化が進まないのか?
 
 ある人は曰く、出版界が既得権益にしがみついているから
 
 ある人は曰く、出版界は保守的で同族経営が多い遅れた業界だから
 
 ある人は曰く、出版界は紙業者、印刷屋とかと一蓮托生の集合体で、市場を守ろうとしているから
 
 ある人は曰く、出版社の経営者連中は馬鹿だから
 
 
 ∧∧
( ‥)でも、あなたとしては?
 
  (‥ )以上のような説明は全部
      間違いで、単純に言って
      しまえばだよ
 
 紙から電子へ移行する体力がない
 
 ∧∧
( ‥)ざっくり言ってしまえば
     そうなのだと
 
  ( ‥)金儲けのためなら
    –□ 誰でもなんでもやる、
       世界が変わるなら、
        誰でもそちらへいく
 
 ∧∧
( ‥)でも、体力がないと
    分かっていてもやりたくても
    何も出来ない
 
  (‥ )体力のある大手が率先して
      やるべき、そういう意見も
      ありっちゃありだが
 
 無理だよね。企業自体は体力があっても、社員それ自身は別に業界の運命をしょって立つ身ではない。自分自身とその家族をしょって立つだけなのだ。
 
 ∧∧
( ‥)役員だってそうですし、
    社長だって、会社に責任は
    あっても業界に対する
    責任はないですよね
 
  (‥ )出版界に限らず、
      自分で考えてみればいいのさ
 
  
 自分ところの社長がだよ、ある日、突然言うのだ。この業界はこのままでは潰れる。業界をになう我々の責務を果たすため、我が社は率先して礎になろうと思う。
 
 ∧∧
( ‥)とっ、言うわけで、
    赤字確実、普通に減俸、
    おそらくリストラ、
    というか多分、潰れるけど
    オレも運命を共にするから
    社員の皆さんもよろしくね
 
 (‥ )とっ、自分が言われたら、
     外野から出版界は馬鹿だとか
     言っていた皆さん、
     どう思われますか?
 
 ましてや大手も苦しい昨今、これが現実
 
 
 ∧∧
(‥ )漫画家さんで、出版社との
\–   契約を打ち切って、独自に
     電子化の道を歩み始めた
     人がいると聞きますが
 
  (‥ )体力があって賭けを決断
      できる個人だけが、
      赤字覚悟で賽を振れる
      ということだね
      どうなるかは知らないが
      覚悟であるな
 
 ∧∧
( ‥)一方、アメリカからは
    amazonという強敵が
 
  (‥ )日本の銀行ならamazonに
      金を貸しただろうか?
      あそこまで待てただろうか
      そういう揶揄があるし、
      日本の銀行はその責務を
      果たしているか? 
      そういう問いもあるけど
 
 まあ、ここではそこまで問うまい。
 
 人はいう。
 
 amazonとかgoogleが生み出せなくても、人としての尊厳を守って働ければ良いではないか、と。
 
 ∧∧
( ‥)敗北したら尊厳も
    へったくれもないの
    ですけどね
 
  ( ‥)敵を前にしない
    –□ 外野のきれいごと
       なんざ、どうでも
       良い話ってことさ
 
 勝つか、あるいは最低でも生き延びねばならぬ。
 
 *実際問題として、こうすれば出版界はよくなるはずだ、などという無駄に壮大な空論はどうでも良いのだ。良くなるなら自分でやればいいだけの話。やってみせて10円でも儲かっていないのなら論外、儲かっても生活できないのなら自転車操業以下の愚策。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、あなた自身は
    電子化どころかむしろ
    紙がターゲットに
    なりつつありますけど
 
  ( ‥)電子化が進行しても
    –□ 別にかまわないけどね
 
 問題は生き延びられるかどうかである。
 
 
 ∧∧
(‥ )みなさん、ばたばた
\–   倒れていきましたから
 
  (‥ )オレの番はいつだろうな?
  
 
 
 
 *一応、緊デジも含めて関連リンク=>hilihiliのhilihili: 考えてみれば会社は最適化されている、おおむね
 

2013年1月9日水曜日

間違えても是であるから科学は恐ろしい

 
 
 ∧∧
( ‥)8枚目、終了ですね
 
 ( ‥)これで2巻目のイラストは
   –□ 完成だ。まだ海の断面図が
      残っているけども、
      とりあえず一区切りだな
 
 ∧∧
(‥ )3巻目のイラストがまだ
□□–  7枚残ってます
 
  (‥ )単純計算で21日
      たぶんもう少しかかるな
      なかなか頭の痛い話さね
 
 さて
 
 
 ∧∧
( ‥)科学は、一部の人にとって
    理解できないし、恐ろしい
    ものなのであると。
 
  ( ‥)科学は失敗して良いし
    –□ 間違えても良い学問
       なんだよな
 
 もちろん、失敗や間違いをただ肯定しているわけではない。
 
 失敗は完全には排除できないし、今は分からないが後から間違いだったと分かることがある。そういう現実を受け入れて、それを込みで考えようというだけの話。
 
 それに失敗したら、それは間違いだ、と分かるわけだし、知識も手がかりも確実に増えている。
 
 ∧∧
( ‥)ざっくりよければそれで良し
    誤差まで説明するのは
    後の課題でございます。
    科学とは現実主義で、
    当面、使えればそれで
    よいじゃない。
 
  ( ‥)無謬性を信奉する人間には
    –□ これがまったく
       理解できない
 
 この科学理論はここがおかしい! ここがおかしい! 見て! 見て! ここが変ではないですか!!
 
 
 ∧∧
( ‥)とっ、まくしたてると
 
  (‥ )カラスは黒い
      しかしアルビノのカラスは
      白い、
      だからカラスが黒い理論は
      間違いだ、間違いだ、と
      言うわけだな
 
 ∧∧
( ‥)まあ、たしかに白いカラスが
    1羽でもいたら、
    ”すべてのカラスが黒いぞ
     理論”は間違いでしょうね
 
 (‥ )とはいえ、カラスは
     ざっくり言って黒いよ理論は
     別にゆるがないわけさ
 
 アルビノのカラスがいても、
 
 カラスはこれこれな代謝系と酵素を持っており、これこれな過程で黒い羽毛を持つ。この色素を作る過程がうまく働かない変異をホモ接合で持つ個体はアルビノで白くなる、
 
 という理論はびくともしない。
 
 ∧∧
( ‥)でも、無謬性を信奉する人
    たちにはこれが理解できない
 
  (‥ )おかしい、おかしいと
      言っているのに
      科学はそれを認めない
      なぜだ?? なぜだ??
      これがアカデミズムか??
      と言うわけだ
 
 なぜですか? おかしいではないですか?? って、そりゃ、そんなんじゃ理論が壊れないからだよ。そのくらい分かれよ。
 
 ∧∧
( ‥)でも、分かれよ、と
     相手に要求するのは
     当然だけども、無茶でも
     ありますよね
 
  (‥ )連中の論法だと
      真実は1つ
      そしてオレは正しい
      ゆえに相手は間違い
      事実、間違いがある
      だのに、なぜ認めない? 
      こういうこと考えて
      いるだろうからね
 
 端から見るととんちんかんだが、無謬性を信じる彼らにはスタンダードこそ間違いに見える、という状況。
 
 
 ∧∧
(‥ )でも無謬性を追求するって
\–   諸刃の剣、自殺行為ですよね
     自分の理論も反証1つで
     全部破壊されるでしょうに
 
  (‥ )でも誤謬は無いことに
      しなくちゃいかん。
      だとしたら嘘をつく
      しかないな
 
 現実世界において、誤謬が0はありえない。
 
 しかし自分の理論に誤謬はない(前提)
 
 だとしたら、現実をたばかること、つまり嘘をつくしか、もはやなくなる。
 
 ∧∧
(‥ )自分の仮説を破壊しうる
\–   反証があってもそれを
     都合良く無視する。
     それは失敗を元に
     経験を積むことができない
     そういうことでは?
 
  (‥ )完璧でなければいけない
      それは経験の無視へと
      つながる。そういうこと
      だろうな。
 
 事実、トンデモさんやオレ様理論屋はどいつもこいつもそうである。調べない、読まない、聞かない。経験を積まない。ゆえにその末路はおおむね、全員、同じ。
 
 ∧∧
( ‥)経験を積まないとは
 
  (‥ )失敗を恐れて外に出ない
      言い訳ばかりしている
      論評ばかりしている
 
 そしてなにより技術が上がらない。
 
 これでは活路は開けん。
 
 そして時間が過ぎるのは速い、特に何もしていないと3年、5年、10年、速い速い。あっという間だ。
 
 いつのまにか、いやすでに手遅れで、すべての可能性が閉じ、なにひとつなし得ぬままに死ぬことになる。
 
 間違いさえも込みで成立する科学は、経験的であり現実であり、ゆえに恐ろしい。
 
 一方、間違いのない嘘は幸せであり、しかしそれには報いがある。
 
 無謬を選んだ時、その未来は確定してしまい、そしてほぼ決定的だ。あとはいつどうやって死ぬか、その自由が残るのみ。最後の自由は、まあ大切に使った方がいいかもね。
 
 
 
 
 
    

2013年1月8日火曜日

夢は人生を賭けたコンコルドの誤り

 
 
 
  ( ‥)...起きた
 
 ∧∧
( ‥)数時間作業して、数時間寝るの
    繰り返しですね
 
 
  (‥ )本を作る作業が立て込むと
      〆切り後、8時間以上は
      起きていられなく
      なったりする。
      現状、それに近い。
 
 ∧∧
( ‥)歳ですか?
 
  ( ‥)その要素は無視できないが
    –□ 基本、昔からそうだった
       ことからすれば、
       これは人の限界かもね。
 
 
 
 ∧∧
(‥ )A3を3日で1枚、可能な限り
\–   効率化しているのですけどね
     これ以上は速まりませんね
 
  (‥ )調べたり、調整したり
      資料を見たり、それに
      1日は食われるからね
      このあたりを効率化すれば
      速度は上がるが、
      漫画になるのかもしれん
 
 ∧∧
( ‥)でも漫画って、効率化した分、
    さらに作業を圧縮するでしょ
    圧縮するために効率化して
    特化した分野ですし
 
  (‥ )漫画って、あれは格闘技に
      近いジャンルじゃないかと
      思うよ。
 
 体力ないと死ぬよな。確実に。
 
 オレ様に才能があるとか勘違いしているお上品な奴が参加できるようなジャンルじゃない。
 
 そんな奴は、コネがまかり通る漫画界はオレ様の才能を認めないのだ、とか言っていればいいのだ。
 
 オレ様の文才を認められないラノベ編集部がいけないと言っていれば良いのだ。
 
 
 ∧∧
( ‥)漫画は速度が命、
    ゆえに、それで
    共同作業ですしね
    でも言い換えればですよ、
    スタッフの生活を保証できる
    だけの成功を体力のある
    若いうちに確立しないと
    いけないわけですよね
 
  ( ‥)漫画家さんが基本、
    –□ 非常に若い段階でデビュー
       するのは当然だよな
       大卒でも遅いとか
       言われたりするし
 
 人間、20すぎると体力は低下し、35すぎたらその劣化と言ったら自分でもぎょっとすることになる。過去の貯金を食いつぶしている状態にほとんど近いのでトレーニングで補充しないと真っ逆さまだ。
 
 貯金のある若い時に成功できなかったらそりゃあアウトだろう。
 
 漫画家もイラストレーターも、そんなもの掃いて捨てるほどいるのだ。一見、数が少なく見えるのはほとんど全員がまるで取るに足らない無名の存在だからである。
 
 つまり、みんなばたばた死んだのである。あるいは死んだに近似。
 
 ∧∧
( ‥)あなたも含めてね
 
   (‥ )さよう。だがね、
       ほぼ同年代で
       おいちゃんよりも
       年収が圧倒的に少ない
       連中だってごろごろ
       いるわけさ。
       下を見ればきりないんだ
 
 個人的な見解で言うに、人生の半分に来てそれでは、おしまいだろう。
 
 *年収が少ない:ここでは年間4冊の書籍の収入280〜240万、そのさらに数分の1以下を想定しています。
 
 *年間4冊:個人的な経験と週刊連載漫画家の執筆速度、多作なラノベ作家の製作数から推論するに多分、人間が作成できる書籍の限界速度。これより速い場合、それはまったく不可能とは言わないが、おそらくゴーストライターなどを使用している。また、これが年収の基本的な上限になるので、これを突破するにはヒットを出すしかない。そしてそれが出来るのはほんのごくわずか。他はみんな死ぬか、地を這いずる運命。
 
 
 ∧∧
(‥ )40すぎてデビューした人や
\–   現役の人もいるんですけど
 
  (‥ )例外をいくら列挙しても
      普遍にはならん。
      そんなの自分の失敗した
      人生を糊塗するための
      言い訳にしかならんよ
 
 成功者を見るべきではない。失敗した人々を見るべきなのだ。
 
 以前、50すぎてからついにヒット曲を飛ばした演歌歌手を見て、どっかの誰かが言った
 
 あれは...悪い例よ
 
 ∧∧
( ‥)さっさとあきらめて
    まっとうな人生航路に
    戻れば良いのに
 
  (‥ )ああいう例外中の例外を
      見て、まだまだいけると
      自分に言い訳しちゃうのだ
      確かに悪い例だね。
 
 コンコルドの誤り、その人生版と言うべきか
 
 35すぎたら、まあ諦めた方がいい。ましてや絵がへたくそだったり、描く速度が遅いようではどうにもならん。
 
 
  ( ‥)あー疲れた、寝ていい?
 
 ∧∧
( ‥)しーごーとー
 
 
 
 
 
 *コンコルドの誤り:失敗した投資はその時点で切るべきなのに、これまで投資したのだから、、、と続けてしまい、さらにどつぼにはまること
 
 

 
 

2013年1月7日月曜日

僕を見てという望みは無価値

 
 
 ∧∧
(‥ )生きているダイオウイカさん
\–   とてもきれいですね
 
  (‥ )ああ、輝いているねえ
      生きているイカは壮絶に
      美しいからねえ。
      ダイオウイカも深海では
      べっぴんさんだ。
 
 ∧∧
( ‥)ダイオウイカさんは今回、
    もう描いちゃいましたが
 
  ( ‥)これを踏まえた新しい絵は
    –□ また次の機会に描くさ
       なに、たいして先の
       ことじゃない。
       すぐだからね。
 
 さて
 
 
 
 ∧∧
(‥ )その人はイラストレーターを
\–   目指しているのに漫画や映画
     アニメばかり見ていると
 
  (‥ )見るのはいいんだ。
 
 描かないのがいけない
 
 物語を書かないのがいけない
 
 ∧∧
(‥ )その人は自称オタクとして
\–   他人の作品を論評して
     いるのだと
 
  (‥ )論評している暇があったら
       描くべきだよね
 
 論評なんぞしているようではね、勝てない。
 
 勝てるわけ無いだろう?
 
 ◯◯タンかわいいなあ、濡れ場を描いて妄想しちゃうぞ、
 
 とか、
 
 □□タン、もっと活動的でちょい胸大きめの方がいいなあ、よーし、描いちゃうぞ、うおっ! これでは完全に新キャラだ!
 
 とかやっている、”この作品が好きだ人間達”に勝てるわけがない
 
 
 *大雑把にいうと、同人誌を作らぬ人間が同人誌を作った人間に、あるいは作り続けた人間に勝てる道理はない、という意味
 
 
 ∧∧
( ‥)その作品そのものを見ないで
    好きなキャラを思いと
    記憶だけで描いたら
    それであなたの
    オリジナルキャラが
    出来上がります、という
    アドバイスがありましたよね
 
 (‥ )あれ、ふざけているようで
     たぶん、ほとんど
     正しい意見なのだよな
 
 
 あこがれが未来を開くのであって、論評は未来を開いてくれない、という意味。
 
 
 ∧∧
(‥ )作品発表よりも表現の自由とか
\–   漫画規制反対とか、
     そういう政治活動的な方向へ
     むかいがちな人
 
  (‥ )錦の御旗を振ってさまに
      なる人間は実力者だけだ
      それも現役の実力者のみ
      実力も実績もないのに
      ふっても誰ものらないよ
 
 実際、ほら、ネットは世界につながっているからと、自分に似合いもしない錦の御旗をふってどうなった?
 
 誰一人きやしなかったじゃないか。
 
 この世界には分相応って言葉がある。
 
 
 ∧∧
( ‥)手を動かさず、口先だけ
    ご立派なスローガンに
    飛びついちゃいます
 
  (‥ )そういう奴は
      絵を描くことや、
      物語をつむぐことが
      本当は好きじゃ
      ないんだよ。無駄に
      かっこいい旗を振りたがる
      ことからすれば自分を
      見てほしいだけなんだな
 
 絵が好きなんじゃない、描くのが好きなんじゃない。自分が、それも実力のない自分が好きなだけじゃないか。
 
 こんな連中、うじゃうじゃいる。どこぞの掲示板でオレ様理論をまくしたてたり、自分のHPでトンデモ理論を吹聴したり、いやいやでも相手をしてくれるだろう他人のblogにしけこんだり。
 
 一体全体、リアルでは何をしているのだ?
 
 誰一人、お前を認めちゃくれんのだ。
 
 昔の友達は、あいつは尻尾まいて田舎に逃げやがったと陰口をたたく有様。
 
 愛想の良い笑顔を表向きは見せながら。
 
 そのことに薄々気づいてしまうから、ネットに逃げて世間が悪いと言う
 
 だが、そこでもみんないやいや聞いてるだけなんだよ。
 
 
 ∧∧
( ‥)僕を認めて、ですか
 
  ( ‥)残念だけどね、
      人間は実績と利益で
      動くのだ。それ以外
      認めやせんのだよ
 
 僕を認めてよ、が先にあるようでは、見てくれるわけなかろう。
 
 ∧∧
( ‥)それが例の漫画のひとこま?
 
  (‥ )お前の作品を買って
       金を出したから、
       オレの論評を聞いて
       僕を認めて、
       そういうことだと思う。
 
 ああ、だが悲し。本を作るという作業における経済概念がまったく分かっていない時点で、その取引は不当であるし、そんな論評はまったく役に立たない。
 
 僕を見てと望むから価値がないし、価値がないから僕を見てよと泣くしかない。これではぐるぐる回ってどこにもいけぬ
 
 
 
 これはhilihiliのhilihili: 客は客そのものではないの続き。
 
 
 追記
 
 ∧∧
(‥ )確かに聞けば、同人誌の
\–   即売会とかで無駄に絵の
     批評する人いるみたいですね
 
  (‥ )先の漫画も実体験かもな
 
 
 経済的に意味がある意見は購買層のものだ。だが客は購買層そのものではなく、ゆえに意味がない。客は個人であって、集合そのものではない。
 
 ∧∧
( ‥)意見する客が、購買層を
    平均化した理論的存在の
    ような平均人間なら
    良いのですよ
 
  (‥ )そういう平均人間って
      自分の意見をいちいち
      吹聴しないと思うぞ。
 
 
 
 

ぱっとしない人

 
 
  
   (‥ )カズノコってさ、あれ
       海水じゃね?
 
 ∧∧
( ‥)まあ、成分は近いでしょうね
 
 さて
 
 ∧∧
(‥ )ダイオウグソクムシさん
\–   どうします?
 
   (‥ )次の本で紹介するか
       どうか、困るね、
       あの人達、書くこと
       ないんだよな
 
 でかい、ダンゴムシやフナムシの系統、顎の力が強大、目の感度はそこそこ良い
 
 ∧∧
( ‥)知見はその程度ですかね
 
  ( ‥)妙なんだよね、圧力の
    –□ 変化に強いから
       採集、飼育しやすい
       深海生物だけども
       研究事例がほとんど
       無いという。
 
 ∧∧
( ‥)リサーチが悪いにしても
    とんと引っかかって
    きませんしね
 
  (‥ )ダンゴムシとかヨコエビは
      姿や形、基本的な生態を
      ほとんど変えずに
      高山から超深海まで
      いるような人たちだし
      特殊化してもいない。
      ぱっと研究を思いつく
      相手ではない。
      そういうことかもしれん。
      
 ∧∧
(‥ )どうしたもんですかねえ
\–
 
  (‥ )一応はリサーチしなおして
      見るけども、望み薄だなあ
 
 

2013年1月6日日曜日

伝えるべき価値は確かにある

 
 
 戦争の悲惨さを教えれば、戦争の虚しさを教えれば戦争はなくなる
 
 ∧∧
( ‥)努力=成功、という発想
    ですよね
 
  (‥ )現実を無視した精神論だと
      言えるよね。
      竹槍で米軍を阻止せよ、
      と言っているのと
      変わらない
 
 ∧∧
(‥ )主戦論と平和論、対照的に
\–   見えて実は根っこが同じ
 
  (‥ )どっちも努力すれば成果が
      出るという旧世代に
      由来するからな、
      世代が同じなら共通点も
      あろうさ
 
第1世代:Aをやってみた、だが駄目だった
第2世代:Bをやってみた、だが駄目だった
第3世代:Cをやってみよう
 
 ∧∧
( ‥)世代を越えて賢くなる、
    というよりは、むしろ
    禁止事項や成功体験
    失敗体験の目録が増え、
    なおかつ補正される程度
 
 (‥ )人間は知的生物ではない
     そういうことでもあるね
     事実、人間は1度
     目録を経験的に覚えると
     死ぬ以外に目録を是正できない
     努力が無意味になったのは
     ここ最近のことだからね
     努力すればどうにかなると
     信じ込んでいる時代遅れな
     老人たちでいっぱいの
     世界さね
 
 そりゃあ努力、努力と言うさ。
 
 ∧∧
(‥ )企業に入ると大学での勉強や
\–   経験を否定されると言いますが
 
  (‥ )専門知識なくても努力で
      やってこれた世代だもの、
      ただの低賃金労働者のくせに
      努力で成功できたと
      思い込んだままなのだ
      機械的に過去の成功体験を
      ゾンビのように繰り返す
      だけなのさ。
 
 そもそもそういう人間は強烈な学歴コンプレックスをもっているから、大学で専門職というと、そんなの社会人では役に立たないよ、と無駄に叩きたがるくせがあるし。
 
 ∧∧
(‥ )まあ、老人達が死ぬのを
\–   待つのみですね
 
  (‥ )あと、出来ることというと
      あれかな、ここでこうして
      成功体験は失敗の原因に
      なり果てました、
      それを伝えることかな
 
 
 惨めに死にゆく者たちにも、その無様さゆえに次世代に伝えるべき価値はあろう。
 
 
 
 
      

自給自足せよ

 
 
 hilihiliのhilihili: サイボーグ戦士の続き
 
 素手で戦車を破壊できる。サイボーグ戦士。
 
 これすなわち、外装たる金属板を屈服させ、強制的に変形流動する圧力を加えることが出来ることに他ならない。
 
 ∧∧
( ‥)成形炸薬弾のような圧を
    発生させられる、という
    ことなんでしょうけど、
    言い換えるとあれですか?
    成形炸薬弾の直撃を受けても
    立ち上がってくる、という
    ことですか?
 
  (‥ )そんなのもう、サイボーグ
      とか機械じゃないよね、
      地上のことわりを超越した
      妖怪だよな。
 
 元素で出来ているのかも疑わしい。
 
 ∧∧
(‥ )SF映画とかなら、地球にない
\–   元素、という台詞でなにもかも
     説明しちゃうでしょうけど
 
  (‥ )地球にない元素なんて、
      短寿命の放射性核種だけだし
      それ、たわ言だよね。
 
 ∧∧
( ‥)あれですかね? 自然界にない
    超重量な原子核に安定なのが
    あって、それを粒子加速器とか
    で作ったら、超絶的な物性を
    持つことが判明したか
 
  (‥ )あるいは元素が地上や
      通常ではありえない状況に
      人工的に置くと、
      通常からは考えられない
      物性を発現するとか
      そういう理屈かい?
 
 ∧∧
(‥ )真面目に考えると、強靭な
\–   陸戦サイボーグって、
     戦車に脳髄を搭載した
     ものでしょうね
 
  (‥ )無敵でもないし、生身と
      同様、新陳代謝しないと
      いかんのだけどね
 
 ∧∧
(‥ )過酷な運用すると、キャタピラ
\–   駄目になったり、エンジンの
     交換をしなければ
     いけなかったりしますから
 
  (‥ )サイボーグとかそういう
      機械生物系は新陳代謝を
      メンテナンスの形で
      しないといかん。
      雇い主から解雇されたり
      組織が壊滅したら
      交換パーツがなくなって
      体が劣化する一方に
      なるから悲惨だよね
 
 ∧∧
( ‥)...だから主人公は怪人を
    襲ったりするの?
 
  (‥ )部品が欲しいから相手の
      手足をもぎとって
      パーツを奪取するのか
 
 主人公が立ち去った現場にはばらばらにされた戦闘員、胸の中身をえぐられ持ち去られた怪人、脳髄周辺の精密部品を摘出され、げーげーと誤作動を起こしてぐるぐる動き回る幹部の姿が
 
 
 
 

サイボーグ戦士

 
 
 
 ああ、そうか、よくある演出。サイボーグが戦車を素手で破壊する、これのどこがおかしいのかというと。
 
 ∧∧
( ‥)人間大でありながら装甲を
    破壊する強度と力を持つ、
    それのみならず、それほどの
    力を相手に与えているのに、
    ご本人の体が反作用を
    受けているように見えない
    もさることながら
 
  (‥ )あれだけ分厚い金属の
      抵抗を屈服させて
      強制的に変形させるの
      だから、成形炸薬弾と同様
      金属が融けるはずだよな
 
 考えてみればその描写がないのだね。
 
 
 
 
 

2013年1月5日土曜日

客は選ぶな なぜなら仮想存在だからね

 
 
 ∧∧
(‥ )でも、作り手側がお客を選ぶな
\–   そういう言い様もあるのですね
 
  (‥ )いや、選んだっていいのさ
 
 ただし、選んだ結果がどうなるのかは分からない
 
 ∧∧
( ‥)あるいは客を選ぶ選ばないは
    関係ないとも言えますね
 
  (‥ )作品Aを作った。売れた
      作品Bを作った。売れない
      それだけの話だからな
 
 客というのはこの場合、ターゲットとする購買層のことだが、ぶっちゃけた話、作り手側からすれば購買層を想定する必要もない。
 
 ∧∧
( ‥)Aを作った。外に出す
    入金と依頼がある
    Bを作った。外に出す
    入金はあるけども
    同じ依頼はもうこない
 
  (‥ )確実に存在するのは
      室内と入金、依頼だけだ
      とも言える。
      外部はあくまでも
      仮想的な存在だ
      こんなお客が買って
      くれたのかな? と
      想像することは出来るけど
      それは空想の産物だよね
 
 
 購買層が仮想的なものである以上、作り手側にすれば確実に存在して確認できるのは作業現場と入金と依頼だけである。
 
 ∧∧
( ‥)客を選ぶな、というよりは
 
  (‥ )決定するのは入金と
      依頼だけだ、とも
      言える。
 
 作業現場の外部から入金と依頼がくることを考えれば、確かに外部は存在し、それが売れ行きを決定するのだろう。
 
 そういう意味では外部自体は存在する。
 
 ∧∧
( ‥)問題はですよ
 
   ( ‥)外部の中身がどうなって
     –□ いるのか不明瞭なんだ
        ほぼ仮想的なもの
        理論的なものでしか
        ないとも言える。
 
 そういう意味では、外部の実在は保証の限りではない
 
 より正確にいうと、外部はあるけども、こっちが想定した外部の仕組みや成り立ちは理論的なものでしかない、という意味。当たり前。
 
 ∧∧
( ‥)より正確な数値を手にする
    出版社でさえ、購買層を
    つかみかねるところが
    ありますからね
 
   (‥ )ラノベなんか良い例かもね
       かわいい女の子を描けば
       売れるんだろ? と
       したり顔でいう人は
       いるけどもさ
 
 じゃあ、なんでタイトルによってあんなに売れ行きが極端に違うわけ? 100倍か、それ以上、違うだろ。
 
 ∧∧
( ‥)かわいい女の子が必須でも
    別のなんらかの要因が
    効いているのは明らかですね
 
  (‥ )クジャクの尾羽は必須だが
      もう性淘汰の本筋ではない
      そういう状態かもしれない
      では、他の主要因が
      見極められたら予測は
      可能になるのか? しかし
      ラノベの動態が本質的に
      カオティックだったり
      したら、編集部にはもう
      どうすることもできない。
      予測など不可能だ。
 
 
 事実、ラノベは、売れ行きを確実にコントロールしたり、予想できるようなものではないようである。
 
 かわいい女の子を描けば、などど素人がしたり顔で言ってよい問題では断じてない。
 
 ∧∧
( ‥)そういう意味ではみんな
    購買層という仮想存在を
    いじくりながら、これ
    なんだろう、と言っている
    状態ですか
 
  ( ‥)そういう意味では客は
    –□ 選ぶな、というのは
       結果的には正しいかもね
 
 ただ、それはお客にまんべんなく良い顔をしろ、と言っているわけではないだろう。
 
 ∧∧
( ‥)そうではなくて
 
  (‥ )客という仮想存在を
      どう想定しようが、
      想定した仮想存在のどれを
      選ぼうが選ばなかろうが、
      結果を決定するのは
      僕らが考えた仮想存在
      ではないってことさ。
 
 
 ひるがえれば、時として客が言う言葉、クリエーターは客を選ぶべきではない、この主張もまた無意味なことなのだ。客が購買層そのものではない以上、客、個人の意見もまた、たわ言にしかならない。
 
 口先だけが達者な客は、自分が想定した購買層が実在すると思い込んで口やかましく、おせっかいにも言うのだろうが、その得意げな購買層とやらもまた仮想存在でしかなく、実在は保証されていない。
 
 作り手にも受け手にとっても、購買層とは空想の産物なのだ。脳内購買層をいくら慎重に選んでも、結果は保証の限りではない。
 
 
 
 
 

客は客そのものではない

 
 
 ∧∧
( ‥)でっ?
 
  ( ‥)うん、意外とね、
    –□ PINK CARMINEが使えた
 
 *注:PINK CARMINE 色鉛筆の一色。Faber-Castell社
 
 ∧∧
(‥ )赤系統の色は案外
\–   使いませんからね
     使い勝手が
     よく分かりませんね
 
  (‥ )夕焼けはオレンジ、
      赤と言えるのはごく
      短い時間、状況。
      血液は赤いけど普通は
      目にしない。
      自然界に赤って
      そうはない色だからね。
 
 リンゴが赤いのだって、そもそもしかるべき時に目立たせる効果を担ったもので、別に年中、いつでもどこでも赤いわけじゃない。自然界において赤はむしろ色々なコストを背負った勝負の色だと言えるわけで、実際、ごろごろある色ではない。
 
 
 ∧∧
( ‥)深海生物ですと全身真っ赤が
  –□ いるんですけども
 
  (‥ )でもなあ、赤い人たち、
      記事的には皆さん、
      地味でね、やっぱあまり
      描く機会がないのよ。
 
 さて
 
 しばらく前にこんな映像をネットで見た。どうも漫画の一節らしい。状況からするとどうやら同人誌の即売会であるらしく、オタク臭い客が手にした同人誌をあーだこーだと批評するのに対し、作り手である女の子がそれに怒る、という場面ぽい。
 
 ∧∧
( ‥)どちらもオタク。
    しかし、客の男は
    オレは消費者だから
    オレの言うことを作者が
    聞くのは当然、と
    主張するけども、
    女の子はそれを突っぱねる
    そういう話でしたっけ
 
  (‥ )まあ、そんなだな。
      客と作者、どっちも
      オタク。しかし
      受け手、作り手では
      立場がまったく違う。
      言いたいことはそういう
      ことだろう。
 
 まず第1に金を払っているから意見うんぬん、というのはかなり勘違い。客が作者に払っているお金は、実際には払ったお金のごく一部でしかない。
 
 ∧∧
( ‥)大部分は印刷屋さんとか
    紙屋さん、かかわる産業の
    色々なジャンルに分配
    されますからね
 
  ( ‥)金を払っているのだから
    –□ 言うことを聞いてよ、
       というのなら
       相手に年収分、あるいは
       それ以上の
       金を払わないと
       意味ないのよな。
 
 近代以前の貴族が行ったようなパトロンになるならいざしらず、貴族でもない貧乏人が金がどうしただの、言って良いことではない。10円で相手に意見できるなら、こちらが1000円だせばそいつの高慢ちきな舌をチキチキカッターで切り落として買っても良いだろう。
 
 *と、いうか、そういう仕組みを理解できていない時点で、社会的立場が分かるというものだ、社会人でも組織運営に関わったことがない落ちこぼれであることは明白である。出世以前か出世し難しのいずれか。
 
 第2に、販売物と売り上げ、試みと反応の相関関係を把握しているのは作っている作者であって、客ではない。
 
 
 ∧∧
( ‥)あの出版社、なんであんな
    コンテンツもってるの?
 
  (‥ )それが売れるんだとさ
 
 売れるから生産しているのであって、売れないなら生産するわけがない。大企業なら巨体と貯蓄、別収入といういわば本業以外のごまかしで補填できるかもしれないが、小さいところでそんなことは無理だ。なんで? という問い自体がおかしい。
 
 ∧∧
(‥ )同人誌だと本業があって
\–   あくまで趣味かも
     しれませんが
 
  (‥ )だったらなおさら意見
      すべきではないよ。
      他人の趣味に口出しして
      どうするんだよ。
 
 そしてこれが一番肝心なことだけども。
 
 客は客そのものではない。
 
 
  (‥ )例えばおいちゃんがAKBの
      CDを買ったとしよう
 
 ∧∧
( ‥)どんな状況なのか想像し難い
    ですけどね。 でっ?
 
 さて問題である。CDを買った北村なにがしは、AKBのプロデューサーたちが想定し、ターゲットとする購買層だろうか?
 
 ∧∧
( ‥)明らかに違いますね
 
  (‥ )お金を出して買った客は
      ターゲットとすべき
      購買層とイコールとは
      限らないわけだ。
 
 お金を出して買ったからオレは客だ、というのはこの意味において、まったくのたわ言である。
 
 ∧∧
( ‥)”ターゲットとすべき
    購買層”でさえ、あくまで
    便宜的なくくりで
    実在ではないですしね
 
 (‥ )アンケートから30代男性が
     買うことが分かりました。
     でも30代の男性のすべてが
     買う訳でないから、
     このくくりでさえ、
     あくまで
     仮想的なもの、理論的な
     存在でしかないんだよね
 
 かつて、太陽と星が地球をめぐると考えた天動説体系において、星は地球を取り囲む透明堅牢な球殻、つまり天球に貼り付いていると考えられてきた。
 
 ∧∧
( ‥)天球は星の運行を説明するのに
    有用かつ便利な概念であった。
    事実として役に立ったが
    事実として実在しない
 
  ( ‥)ターゲットとすべき
    –□ 購買層も同様なんだよね
       役立つから使うが、
       存在しなくても良い
 
 ましてや客個人などどうでも良いものでしかない。
 
 ∧∧
( ‥)皮肉ですよね、
    実在する個人の客より
    仮想的な購買層の方が
    価値がある、という
 
  (‥ )それが作り手と受け手の
       決定的な違いでもある
 
 言い換えると、それが分かっていない時点で、そんな客の意見は役立つわけがない。
 
 ∧∧
( ‥)以上をまとめると
 
  (‥ )組織運営に参画もできない
      落ちこぼれの貧乏人が
      経済概念もないままに
      役に立たない意見を
      10円程度で
      売りつけようとしている
 
 きわめて悪質。過剰なまでに無能。
 
 ∧∧
( ‥)先の漫画はそういう
    一こまであると?
 
  (‥ )少なくともそう
      見えたがな。
 
 
 
 
 
 
 
 

2013年1月4日金曜日

この宇宙は議論ではない

 
 
 
 ∧∧
( ‥)どお?
 
  ( ‥)んー、もう少し。
    –□ 赤ののりが悪いの
       だよね、なんでかね
 
 
 色によって顔料、溶剤の違いがあるせいなのか、微妙にのりが悪いものがある。
 
 さて
 
 歴史を何度繰り返してもギリシャはローマに勝てない
 
 ∧∧
( ‥)とっ、あなたは考えますと
 
  ( ‥)ギリシャ、この場合は
    –□ ポリスでも
       ヘレニズム世界の諸列強
       でもどっちでもいいけど
       勝つ道理がないと思う
 
 ∧∧
( ‥)純粋にプロ同士の軍勢の
    衝突で見れば互角か、
    歴史的な事実から言えば
    ギリシャのファランクスに
    対してローマのレギオンが
    優勢っぽいですけど
 
  (‥ )そういうことウンヌン以前に
      ローマはギリシャに
      攻め込む理由があるけど
      ギリシャはローマに
      攻め込む理由がないからね
 
 一体、ギリシャが西へ何をしにいくと?
 
 
 ∧∧
(‥ )ローマに征服された後
\–   でしたっけ? もし、
     アレクサンドロス大王が
     東でなく、西へ向かったら
     ローマは征服されていた
     だろうに、という記述が
     出てくるのは
 
  (‥ )平行世界を扱った、
      歴史上初の事例だって
      言う人もいるやつな。
      でもさ、大王は遠征時に
      借金抱えてて、
      軍団に支払う給料も
      ほんのわずかしかない
      状況であったことを
      考えると、貧乏な西へ
      なんていったら、
      自滅よね。いかないだろ
 
 
 歴史にいくら偶然があるといっても、大王は西へいくか東へいくかサイコロで決めた訳じゃあるまい。軍勢なんて巨大な組織を動かすのだ。野望うんぬん以前にもっと物理的な理由があると考えた方が無難、というか当然だろう。
 
 
 ∧∧
(‥ )ギリシャ人は議論が
\–   出来ない人たちで、
     ローマに征服、国は滅び
     中身は入れ替わり
 
  (‥ )仮にそれが本当でも、
      議論できなくたって
      いいんだよ。
 
 失敗したら死ねばいい。
 
 ∧∧
( ‥)体力があったら
    何度失敗しても
    対応して復活できます
    からね
 
  (‥ )例えばの話、日本人が
      議論がきちんと出来て
      軍隊が非常に合理的な
      組織であっても、WW2
      ではアメリカに負けた
      だろうね。
 
 経済力、技術力、工業力、すべての点で劣っているのだ。いかに人間を変えても、いかにすばらしい人々をそろえても、体力が続かなければ負ける。
 
 ∧∧
(‥ )ペロポネソス戦争では
\–   最終的に、
     アテネ市はただ1度の
     海戦で負けたのでしたっけ
 
  (‥ )なんど勝っても、
      何度、敵艦隊を殲滅しても
      相手のスパルタ市は
      超大国ペルシャの援助を
      受けていて、どうにも
      ならんのよね。
 
 何度でもよみがえる敵に対して、いくら勝利を重ねても、一度敗北して膝が折れたら、すべて終わるは当然。
 
 
 ∧∧
( ‥)議論が大事ってどう
    思います?
 
  (‥ )大事だろうけどさ、
      議論が出すのは決定
      であって、結果でも
      答えでもないよ。
 
 議論なんぞどうでも良いことだ。馬鹿な議論は確かに論外かもしれないが、議論が馬鹿だろうが賢かろうが、良かろうが悪かろうが、死ぬ時は死ぬ。いかに良い議論でも結果的にすべてを失うことがある。
 
 そりゃあ、当たり前なのだ。この宇宙は議論ではない。
 

      
 
 

分からないことを否定する、お客に優しい本

 
 
 
 で、hilihiliのhilihili: 無視、拡大解釈、勝手な設定、それでも無矛盾でありうるの続き
 
 
 ∧∧
( ‥)遺伝、適応度の違い、生存競争
    これら観察できる具体的な事柄
    すべてを放棄し、
    種社会で進化を説明する
    これが今西進化論
 
  ( ‥)種社会は進化を説明できる
    –□ ゆえに正しい。
       観察できず、
       論証もしていない
       ブラックボックスを
       中核にすえた理論さね
 
 ∧∧
( ‥)種社会は進化を説明できる
    ゆえに正しい、
    そしてダーウィニズムは
    間違っている
    それは論理的な文章ですね
 
  (‥ )問題は中核の部品が
      魔法状態ってだけでな
 
 
 チチンプイプイ、水よワインに変われ
 
 ∧∧
( ‥)魔法漫画、映画、色々な娯楽
    そこではそれで十分ですね
 
  (‥ )問題はチチンプイプイの
      部分が具体的にどういう
      操作をしているのか、
      まったく明示されていない
      というところだね。
 
 どんな魔法もそうである。水をワインに変えるとしたら、例えばアルコール分子をどっかからもってくる必要があるが、それを以上の呪文も操作も身振りも魔法の杖も、そのすべてのどれもが説明ひとつしていない。
 
 ∧∧
( ‥)種社会うんぬん
 
  ( ‥)同様に説明ではない。
    –□ 少なくとも科学的な
       説明とは言いがたいな
 
 だが、これに飛びつく人々がかつていた。今も、もうほとんど残党と言えるような存在だけども、いるにはいる。
 
 ∧∧
( ‥)無矛盾だけど
    メカニズムがなんら
    提案されていない文章を
    選びましたとさ。
 
  (‥ )しかも、それで
      今、実際に使われている
      理論を否定するわけだ。
      これ、すごく恥ずかしい
      ことだと思うのだけどね
 
 例えばの話である
    
 微分積分は間違っている。無限小に分割したものに大きさなんてあるわけない。それを集めた時に具体的な数値になるなんておかしい。答えが収束するなんて詐欺だ。そもそも、そんなものに答えがあるのがおかしいのです!!
 
 ∧∧
( ‥)という本があった時、
    それを読んでる状態
    であるのだと
 
  (‥ )ダーウィニズムに
      納得できないから
      今西進化論とか
      池田なんちゃらとか
      そういう本を読む
      という人は意外に
      いるけどもさ。
 
 それって、微分積分に納得できないから、微分積分を否定した本を読んでみた、というのと同じだよね?
 
 *注:ちなみにニュートンが微分積分の走りであるプリンキピアを出した時、この計算はおかしいとかみついた神学者が実際にいた。彼の指摘の全部がおかしいわけではないが、当然、正しくもなかった。こういうことは実際にあるのである。
 
 
 ∧∧
(‥ )まあ、分からないから
\–   分からないものを否定
     する本を読むってのは
     分かる気がないって
     ことでしょうね
 
  (‥ )端から見てると
      痛いのよ
 
 とはいえ
 
 ∧∧
( ‥)でも、分からない人に
    分からないものを
    否定する本を売るのも、
    出版界のお仕事で
    ありますよね
 
  (‥ )そこそこ儲かるからね
 
 
 儲かるということは、そういう人は多いということである。
 
 思うに、本を読むと馬鹿になる。
 
 あるいは、本を読むと馬鹿に拍車がかかる
 
 あるいはこう
 
 分からないことを目の当たりにした時、
 
 教科書を手にするのか、
 
 教科書なんて読まなくても良い、あれは間違っているんだよ、とささやく本を手にするのか、
 
 ご本人の運命はそれ次第。
 
 さーて、どっち選びましょうか?
 
 我々はお客さまに優しい本もご用意しております。
 
 
 
 
 

2013年1月3日木曜日

無視、拡大解釈、勝手な設定、それでも無矛盾でありうる

 
 
 hilihiliのhilihili: 機械生物 VS 有機生物の続き
 
 世の中にはメカニズムの把握が妙にずさんな人たちがいる
 
 ∧∧
( ‥)でっ?
 
  ( ‥)そうねえ
    –□ たぶん、論理というより
       むしろ文章で考えている
       のではないかとね。
 
 ∧∧
( ‥)文章も一応はロジカルな
    ものですけどね
 
  (‥ )それは使い方によるな
      使い方が悪いと、無矛盾な
      文章で発狂した内容に
      なるよ
 
 例えばこんな
 
:文脈で単語の意味が変わることを失念している
:強弱とかそういう作用の大きさや、時間の長さを無視したいい加減な定義、あるいは定義の拡大解釈
 
 
 ∧∧
( ‥)生物は進化した、というと
    ダーウィニズは目的論だ
    と叫びだす人いますね
 
  (‥ )雨が降る、というと
      天候は目的論だと
      言うことになるかな?
 
 単語の意味や言い回しは文脈で変わる。前後を読まないと意味が分からないし、単独で切り出すと180度意味が変わることもある(Tumblrとかで切り出された文章が広がる時、執筆者が、「それはオレの言いたいことじゃない」と怒る場合があるのもそのせいだろう)。
 
 ∧∧
(‥ )隕石衝突でマントルが
\–   減圧で溶融してマグマが
     どかーんという断言
 
  (‥ )たぶん、検索で減圧溶融と
      聞いてそれで舞い上がった
      のだろうな
 
 どのぐらい減圧すればどの深度のマントルが溶けうるのか? そんな減圧を引き起こす衝突と掘削とはどんな規模なのか? そもそもそんなことが本当に起こるのか? それを数値で出さないといけない。
 
 減圧溶融は減圧=溶融であることを示しているわけではない。
 
 
 ∧∧
(‥ )昔、地球の自転は速かった
\–   それで赤道の引力は
     低かったが、自転が
     減速したのでうんぬん
 
  (‥ )地球の自転は過去よりも
      減速している、それを
      知って舞い上がったの
      だろうなあ
 
 地球の自転の減速はおっそろしくゆっくり、わずかずつ起こる現象なのでそんな仮説を満足できるようなものではない。
 
 ∧∧
( ‥)単語が示す現象の
    強弱や時間の長さが
    無視されていると
 
  (‥ )人間は日々、年を取る
      これは正しいが
      人間は1日で老衰する
      は間違いだよね
 
 
 あるいは、言うなれば、万能マシンを文章に取り入れている場合もある
 
 ∧∧
( ‥)ダーウィニズムの自然淘汰
    生存競争の代わりに
    種社会を導入する
 
  (‥ )自然淘汰と生存競争は
      計測できる。だが
      それを放棄して
      種社会というメカニズム
      不明のブラックボックスを
      理論に組み込む。
      これで説明になった
      つもりでいる、という
      ケースな。
 
 これは今西進化論の場合
 
 ∧∧
(‥ )詳細なメカニズムではなくて
\–   ○○が出来る機械、という
    ふれこみですね
 
  (‥ )”○○が出来る”と
      設定している以上
      ○○が出来るわけで
      文章自体は無矛盾に
      なるわけよ。
 
 ただし意味がない。
 
 
 ∧∧
( ‥)これで、彼の脳内で
    起きていることを
    説明できます?
 
  ( ‥)酵素がウンヌンという
    –□ 文章も彼は書いていてね
       遺伝子の翻訳も書いて
       いるわけだ、
 
 ただし、酵素がどんな構造をしているのか、翻訳の時、どのようにアミノ酸が運搬され結合させられるのか、アミノ酸がそれぞれどのような結びつきで構造を構築するのか、そういうことをまったく知らない。
 
 ∧∧
( ‥)文章でしか物事を
    とらえていない
 
  (‥ )その状況でだ
      文脈を無視
      単語を拡大解釈
      勝手な設定
      これらを行えば
      どうなるかって
      ことなのよな
 
 
 文章で物事を考えていないだろうか? 文章が無矛盾であれば論理的でゆえに正しいと思っていないだろうか?
 
 だがしかし、文脈が無視され、単語が拡大解釈され、実態の無い勝手な設定が紛れ込んでいても、文章それ自体は無矛盾でありうる。
 
 ∧∧
( ‥)そしてそれは間違いだ
 
   (‥ )当然
 
 
 
 
 
 
 

機械生物 VS 有機生物

  
 
 
 機械生物 VS 有機生物
 
 ∧∧
(‥ )SFでよくあるネタですよね
\–   有機生物から作られた機械や
     人工知能が有機生物に
     取って代わろうとする
 
  (‥ )まあ、一般的には
      有機生物圧倒的に不利、
      というシナリオだけどね
 
 ∧∧
( ‥)あなたとしては
 
  (‥ )機械生物圧倒的に不利だろ
      少なくともネジとか
      部品で出来ている限り
      有機生物に勝てないよね
 
 機械が生物になるとは、機械が機械を作り、自己増殖をすることに他ならない。
 
 
 ∧∧
( ‥)製造ラインが製造ラインを
    作る。単純化して言えば
    工作機械が工作機械を作る
    モーターでモーターを
    組み上げる。
 
  (‥ )問題は精度なんだよな。
      モーター、伝達機構、
      部品の噛み合い、
      制御装置うんぬん以前に
      最初のモーターと同じ
      精度を10世代目、
      100世代目まで劣化なく
      コピーし続けられるか
      そこ問題よね。
 
 無理じゃねえ?
 
 
 ∧∧
(‥ )そもそもネジをどう作るのか
\–   という問題もありますよね
     鉱石を掘り、精製し、
     合金にして正しく鋳造、
     あるいは削りだす。
     しかも、それらを作る
     道具や金型まで作らなければ
     ならない
 
  (‥ )この点、有機生物は簡単
      なんだよな。部品は元素
      だから同位体とかあるけど
      基本、精度は均一だし、
      熱と溶媒さえあれば
      部品が勝手に組み上がる
      わけだしね。
 
 それにそもそもこの宇宙では鉄やアルミよりも炭素、水素、酸素の方が圧倒的に多いのだ。地球地殻における元素の存在比に限ってさえ、鉄は酸素よりはるかに少ない。いわゆる機械生物が有機生物に勝てる道理などどこにもない。勝てる以前に、そもそも部品で構成されている機械生物とやらが成立するかどうかも疑わしい。
 
 とっ、ここまで考えて妙なことを思い出す
 
 ∧∧
( ‥)よく進化論を否定する人が
    言いますよね。部品が竜巻で
    回転したってジャンボジェット
    は組み上がらない。だから
    生物は神様が作った、と
 
  (‥ )機械のアナロジーで生物を
      理解することは時に、
      あからさまに間違うことが
      ありうる
      そういうことだね
 
 機械の部品と元素では、サイズも品質も動作もまるで違う。それを同じにして考えるからおかしなことになる。
 
 
 ∧∧
(‥ )でもさ、同じ論法で進化論に
\–   疑義を差し挟んだ
     サイエンスライターさんが
     機械生物のネタをSF的に
     書いたことありましたよね
 
  (‥ )オレ、彼の思考がほとんど
      理解できないんだけど
      これ、どういう把握が
      脳内で起きた結果
      なんだろうな?
 
 例えばその彼が曰く、突然変異なんて起きたら、すぐに生物は機能を停止するだろうし、それに性能の向上なんか起こる訳がないじゃないですか。進化論は間違ってますよ。
 
 ∧∧
( ‥)生物の酵素ひとつとって
    みてもそういうのじゃ
    ないですよね?
 
  ( ‥)生物の酵素は
    –□ 遺伝子からコピー
       翻訳された、最初は
       一次元の構造だ。
       単純に言うとそれが
       くしゃっと丸まって
       出来るのだよね。
 
 ここが変異したらすべてが終わる、という鍵に該当する必須な部位もあれば、ここがごっそり抜けてもあまり変わらないよ、とか、ここが変わったら前よりも温度耐性が上がるよ、とか(ただし常温では不利でありうる)、そういう箇所があるし、この意味において機械よりもずっと制限がゆるい。
 
 
 ∧∧
(‥ )生物をメカニカルに理解
\–   するのは脱生気論的には
     意味があるのでしょうけど
     相違点を考慮せずに
     メカニカルしては
     いけませんよねえ。
 
  (‥ )そのくせ、今西進化論とか
      断続平衡説とか、
      メカニズム不明な進化論を
      押したりするのよな
      あげくに機械生物だろ?
      どういうこっちゃ。
 
 ∧∧
( ‥)単純にメカニズムの把握が
    ずさんなのかもしれません
 
  (‥ )詳細に把握しないから
      ダーウィニズムは
      間違ってる
      今西進化論は正しい
      機械は自己複製ができる
      そういうことを
      言い出すと?
 
 では、そうであると言うのなら、彼の脳内にある理解の有様とは、なんだ?
 

 
 
 

2013年1月2日水曜日

言い訳には検証責任がある

 
 
 トンデモくんとかオレ様理論家。
 
 実力もなければ実績もない。そのくせ人にアドバイスしたり、論評するという勘違いぶり。
 
 その中身は挫折と恨みと泣き言と言い訳だ。
 
 ∧∧
( ‥)と、以前書きましたが*
 
 
  ( ‥)この中でやっちゃいけない
      のは言い訳だけかな。
 
 ∧∧
( ‥)言い訳を補助仮説と
    考えた場合、言い訳0
    というのもありえませんよね
 
  (‥ )まあそうだね。
 
 言い訳が補助仮説。
 
 天動説的に言うと、太陽の軌道は明らかに地球を中心としていない。地動説的に言うと、地球の公転軌道の中心は太陽にはない。そして近ければ速く動き、遠ければ遅く動く。
 
 
 ∧∧
( ‥)とっ、思っていたのに
    それだとどうしても
    説明がつかない
 
  (‥ )ではこの仮説は棄却
      するべきだろうか?
 
 論理的な人間ならするだろう。しかしケプラーが選んだのは、考えたくもないが、軌道が真円ではないのではないか? ということだった。
 
 ∧∧
( ‥)論理的に言うと、反証が
    現れた時点で、最初の
    仮説は捨てるべきなの
    ですよね。
 
  (‥ )でも言い訳を導入して
      仮説を救ってしまうの
      だよな。非論理的だが
      日常の動作よな。
 
 軌道は真円ではないのではないか? 卵形ではないのか? 
 
 これが言い訳、補助仮説。
 
 ∧∧
( ‥)言い訳すること自体は
    必ずしも悪いことでは
    ないのです。
 
  (‥ )理論を救うためだけの
      言い訳がだめなのだ。
      言い換えればこうよな
      言い訳をしたら、その
      言い訳が正しいことを
      観察、実験により
      確認しなければならない
 
 そしてケプラーは確認した。軌道は真円でもないし、卵形でもない。楕円である。
 
 ∧∧
( ‥)言い訳には検証の
    責任が生じる
 
  ( ‥)検証と責任なき言い訳は
    –□ 挫折を意義あるものに
       できない。
 
 挫折を無責任に言い訳すれば、挫折しっぱなしの上に、世間が悪い、業界が悪いというただの恨み言になる。学力がないオレ様に何をしろというのか? という聞いてるこっちが恥ずかしくなるような泣き言を喚きだす。
 
 英語を訳せよ
 
 オレに分かるように説明しろよ
 
 実験を代わりにしてくれよ
 
 言ってる本人は大真面目だが、端から見ると、どう見えるか 考えたことはあるかい?
 
 行き着く先は、すべての可能性が閉じたが、ネットや世の中には格好いい自分を見せていたいという虚栄だけの毎日だ。
 
 
 言い訳したからには検証責任が生じるのだ。それを果たしたか?
 
 
 
 

ころころ変わると言ってると、チャンスを失うよ

 
 hilihiliのhilihili: そうだよ、君は悪くない、平穏の世界へいこうの続き
 
 
 オレ様理論をHPに書き連ねる人、blog、あるいは某掲示板で続く議論。そういう事例は山のようにあるけども。
 
 
 ある院生の人が言うには、連中は何年も無駄に議論しているけども、論文を読んでいない。
 
 
 ∧∧
( ‥)まあ、確かに読んでいないのは
     明らかなんですよね
 
  ( ‥)論文を読んでいたら絶対
    –□ 犯さない間違いを
       堂々と書いて、根拠の
       中心にすえているからな
 
 
 読んでいる人は、うわあ..こいつ読んでないのに妄想だけでここまで話を膨らませているんだ、それとも嘘つきかな? とすぐに分かるが、読んでいないとそれは分からない。すごい、と勘違いして賞賛するか、見当はずれに否定するかでおしまい。誤り自体が認識されることはない。
 
 間違いはリサーチしないと分からない。そして間違いは必ず存在する。
 
 
 ∧∧
( ‥)だから、間違えるか
    間違えないか、
    それは問題ではない
 
  (‥ )間違えたかもしれませんが
      なんてどうでもいいことだ
      そうではない、
      理解は仮説。
      スタートもリサーチも
      ここからだ。
 
 理解は答えではない。仮説だ。
 理解という仮説に基づいてリサーチする
 すると理解を支持する現象、記述、論文が見つかる
 あるいは理解を否定する現象、記述、論文が見つかる
 理解が支持されたらその理解にそってさらに調べる
 理解が支持されなかったら別の理解を考える
 
 ∧∧
( ‥)理解は仮説であるがゆえに
    バージョンアップが可能
 
  (‥ )だから間違えたとか
      間違えていないとか
      そんなことは重要
      ではないわけさ
 
 リサーチの結果を踏まえて、既存の仮説を是正できるかどうか? それが重要だ。
 
 正しい、正しくないで言い争って、リサーチをしていないのでは話にならない。
 
 間違っていた、間違っていない。そんなたわ言どうでも良いのに、そこだけで話を展開するから、そこですべてが閉じてしまう。
 
 さらに言えば、
 
 ∧∧
( ‥)データからグラフを作る
    適切な技術がないと
    以上の動作は不可能
    になってしまう
 
  ( ‥)統計学的な手法
    –□ だよね。
       最小二乗法や
       分岐分析、
       科学にはグラフ発見の
       方法論がいくつも
       あるわけだ
 
 
 そして、分岐図はコロコロ変わる、と言っている人間がこの過程をまるで理解していないことは明白だ。
 
 
 
 ∧∧
( ‥)例えばの話
 
  (‥ )最小二乗法でグラフを
      見つけた、
      次にデータを加えたら、
      最初のグラフが
      根本から作り変わる....
 
 ということがありうるのか?
 
 ∧∧
( ‥)ありうることは
    ありうるんですよね
 
  (‥ )問題はさ、
 
 ありうる状況がどんな状況で、どんな条件を満たした時にそれが引き起こされるか、それを説明できて、なおかつそれが起きる可能性なりを求めよ
 
 ∧∧
( ‥)と、問われた時に
    ですよ
 
  (‥ )説明できて、なおかつ
      それでもなお、
      自分の最初の主張、
      ころころ変わるから
      信用できない、を
      なお主張し続けられるか
      ということさ
 
方法論が最小二乗法でも分岐分析でもなんでも同じである。その可能性を提示した上で、その可能性に自分を賭けることが出来るか? という問いだ。
 
 ∧∧
( ‥)あなたとしてはどう?
 
  (‥ )分岐図に関して言うと、
      それが起きる条件は
      想定できるけども、
      起きるとしたら
      痕跡が見える、という
      感じかなあ
 
 考えてみればクジラは偶蹄類に包含される、というセンセーショナルな研究成果がそうであった。
 
 ∧∧
( ‥)サイン配列を見れば
     クジラが偶蹄類に呑まれる
     サイン法の手堅さも
     さることながら
 
  ( ‥)リサーチするとさ、
    –□ クジラと偶蹄類はそもそも
       類縁があるだろうと
       されていた以上にだ
       *そう言えば子供時代に
       読んだ百科事典の記述も
       そういうものであった
 
 クジラが呑まれる、という答えを否定する根拠がどうやらそもそもない、ということであって
 
 ∧∧
( ‥)比較情報が明らかに欠如
    しているのですよね
 
  (‥ )化石記録にも抜けがある
      いや、抜けがあること
      それ自体は問題ないんだ
      この場合に限っては
      重要な部分で抜けがある
      それが問題でね
 
 他にも幾つか、これは、と思わせる部分があり
 
 ∧∧
( ‥)これならグラフが作り
    変わってもおかしく
    ないだろうと
 
  ( ‥)だから記事にしたのだよね
       =>*
       その後、すぐ、それを
       支持する化石が出てきた
       時には驚いたけども。
 
 だが、それもある意味では予測されていたことだった。なぜかというに、どうもそういう生物がいたらしい、ということはパキスタンにおける距骨の発掘で当初から明らかだったから。
 
 ∧∧
( ‥)つまりあなたとしては
 
  (‥ )分岐図が何らかの理由で
      大きく変わることは
      以上のようにありうる
 
 だが、それには条件があり、条件を満たすような痕跡がかなりあからさまに残っている(そもそもそうでないと大きく変わらない)
 
 だから個人的にはこう考える。
 
 分岐図がコロコロ変わるとか考えていると、痕跡を見逃して、チャンスをみすみす失うよ。
 
 
 
 
 
 

2013年1月1日火曜日

そうだよ、君は悪くない、平穏の世界へいこう

 
 
 
 昨日、Tumblrで見た言葉
 
 ”不幸に酔う事を覚えさせるなよ 努力もしねぇで諦める子になる”
 
 ∧∧
(‥ )昨晩、見て出典を検索したら
\–   なにやらweb漫画の台詞だ
     という掲示板の言及が
     ひっかかってきましたけど
 
  (‥ )...検索にかかったのは
      1件だったんだが、
      起きたら920件を
      越えてるな。
      Tumblrおそろしす
 
 ともあれ、
 
 すばらしい
 
 
  ( ‥)言い換えるとこうだよな
      不幸に酔うことを相手に
      教え込めば、そいつを
      破滅させることが可能。
      そういうことだ
 
 ∧∧
( ‥)...原作者はそういう悪用を
    望んでいないんじゃないか
    と思いますけどね。
 
 ああ、しかし、人間とは創意工夫に富んだ動物なのだよ。平和を武器に戦争をしかけたりするほどに。
 
 ついでにいうと
 
 
   (‥ )オレ様理論家とか
       挫折した知識人が
       破滅するのも、
       これが原因だよな
 
 ∧∧
( ‥)まあ、社会が悪いとか、
    オレが認められないのは
    学会の陰謀だ、とか、
    成果を上げている研究者は
    象牙の塔の住人だーとか、
    実績もないのに
    ノーベル賞がーとか、
    よりによってメディアで
    言っちゃう大学教官とか
    いますからね
 
 
 そうだよ、社会が悪いんだよ
 
 そうさ、研究者なんて、正統な研究者たちなんて小難しいことを言っているだけなんだよ
 
 自分に理解できないのは、連中がおかしなたわ言を言っているからさ
 
 絵も文章も認めてもらえないのは、しょうがない。業界にはコネがまかりとおっているからね
 
 そうさ、認められないのはみんなが君の才能に嫉妬しているからなんだ
 
 大丈夫、君は天才なのさ
 
 天才は孤独だろう?
 
 今の君は誰にも認められずに孤高じゃないか
 
 ああ、確かに、確かに、黙って見ているだけで、実はみんなが陰で笑って見ているけども、それも嫉妬だから大丈夫さ
 
 だって、黙って見ている人はみんな院生とかそういう学閥の連中だもの、
 
 その証拠に、時々、なにかぞっとするし、ちくっとするけど、自分には理解できない不安なことを書き込んだり、指摘する奴がいるじゃないか
 
 あれはね、学会の差し金なんだ
 
 でも大丈夫さ。連中は君の才能を理解できないだけなんだよ
 
 もっと声を大きくしてご覧? ほら、そんな連中はいなくなった
 
 以前は来てくれた人もいつのまにか1人消え、2人消えといなくなったけど
 
 大丈夫、
 
 だって、君の言うことを聞いてくれる人が残ってくれているじゃないか
 
 真の天才、真の才能とはそういうものなのさ
 
 だから、今の不幸と逆境に負けちゃいけない
 
 
 ∧∧
( ‥)それにいつかきっと
    認めてもらえるよ、
    ガリレオやウェゲナーや
    コペルニクスのように、
    ですか?
 
   (‥ )まあ、これを自分で
       自分に言い聞かせて
       しまうか、他人から
       言われるかの違いだな
 
 
 
 
    

僕らは無矛盾で満足していないだろうか

 
 *の続き
 
 ずいぶん昔、もう20年近く前になるか、本で読んだ話。
 
 いつも仕事に追われる会社員たちをどこかに隔絶する。社員研修の名を借りた自己啓発セミナーみたいなもんなのだが、普段しないような浮世離れした議論をさせるのだという。
 
 ∧∧
(‥ )すると、今まで仕事に疲れて
\–   まいっていた会社員の人たち
     が、また猛烈に働けるように
     なる、そんな話でしたっけ
 
  (‥ )まあ、確かそんな話だな
 
 これがどういう事実なのか、詳細はいかなるものか、話題はどんなものなのか、効果のほどは喧伝されるほど実際にあったのか、そこまでは論じられていなかったけども。
 
 ∧∧
( ‥)人生とか未来とか社会に
    ついて語らせるのですかね?
 
  (‥ )分からん、そこまでは
      書かれてなかったな
 
 ただ、社会がどうしたこうした、では酒飲み話と同じなので、
 
 ∧∧
( ‥)酒飲み話でも出来ないような
    もっと抽象的な話題では
     なかったかと
 
  ( ‥)宇宙とは? 死とは? 
      そういう話題だったかもね
 
 考えてみれば古代ギリシャの時代、哲学者達がめいめいに色々な宇宙論、世界観、死生観を語ったのも、それに対して幾人かの人(例えばソクラテスやエピクロス)が、そういう分からないことを過剰に語るのはいかがなものか、と苦言を呈したのも、苦言が呈される程、そういうことが流行ったのも、
 
 ∧∧
( ‥)あなたたちは、そういう話題
    が好きだ、そういうこと
    ですよね。根拠も検証もなく
    夢をたまには語りたいのです
 
  (‥ )だから希有壮大な話を
      するのは悪いことでは
      ないし、気分転換に
      良いのかもしれない。
 
 問題は、やはりソクラテスやエピクロスが指摘した点にあるんだろう。
 
 分からないことを過剰に語るのはいかがなものか
 
 
 ∧∧
( ‥)検証できないことを語るな
    そういう意味合いだとも
    とらえられますね
 
  ( ‥)ソクラテスやエピクロスの
    –□ この指摘には問題点も
       多分あるんだ、だが
       言わんとすることは
       おおむね正しいだろうな
 
 いや、事態は実のところもっと深刻なのである。
 
 
 トンデモ理論やトンデモ本を批判する本はいっぱいある。だが、恐竜は哺乳類である、と主張するトンデモ本を批判した内容に、こんなことが書かれていたケースがある。
 
 恐竜は爬虫類に分類されているから哺乳類ではないのである
 
 ∧∧
( ‥)説明としてはまったく
    不十分ですね
  
  (‥ )というか、意味ないんよ
 
 恐竜は爬虫類である
 しかるに哺乳類は爬虫類ではない
 ゆえに恐竜は哺乳類ではない
 
 これは論理的ではあるが、議論すべき、説明されるべきは
 
 恐竜が爬虫類であること、哺乳類が爬虫類でないこと、これらの前提は、そもそもなにゆえに正当化されるのか?
 
 であって
 
 ∧∧
( ‥)以上の前提が真である、
    ゆえに恐竜≠哺乳類
    では説明になっていない
 
  ( ‥)あの時だよな、
    –□ トンデモ本の批判者は
       トンデモ本の作者と
       同じぐらいやばい連中
       だぞ、と疑い始めたのは
 
 実際のところ、論証は比較的簡単にできる。
 
 ∧∧
( ‥)外群比較と分岐分析を
    行い系統仮説を提示すれば
    良いのだと
 
  (‥ )コウヤコケシノブは
      コケではないでしょう
      と論証したようにね
      =>*
 
 *注:むしろコウヤコケシノブがコケでなくシダであることを論証する方が難しいかもしれない。シダとコケの葉は胞子体と配偶体という違いがあるし、葉っぱはざっくりいって5回は独立に進化しているから。
 
 
 ∧∧
( ‥)そして先のトンデモ批判本
    のまずいところは
 
  (‥ )こういう論証をしないと
      いけない、そういう時代
      の本にも関わらず
      説明すべき前提を真と
      して話を進めるという
      古典的な循環論法で
      満足している
      点なのよな。
 
 それは説明ではないよね?
 
 ∧∧
( ‥)そしてそれが浮世離れの
     つけですか
 
  ( ‥)前提は真なり、それだけで
    –□ 満足して無矛盾の体系を
       作り上げる。それは
       浮世離れしたまんま
       なんだよ。
 
 おもしろ半分、気分転換がてらに考えるのは別にいいのだ。誰もそんなことまで責めやしない。
 
 ∧∧
( ‥)そうではなく
 
  (‥ )宇宙も過去も進化も
      非日常ではあるが、
      もはや浮世離れした
      世界じゃない。
      科学の世界には
      方法論がすでにあるんだ
 
 それを無視して(というか、そういう方法論がすでにあることすら調べないままに)無矛盾なお話で満足されては困る。
 
 
 ∧∧
( ‥)そして、それはあなた方の
     病巣かもしれないと
 
  (‥ )ソクラテスやエピクロスが
      苦言を呈したようにな
 
 
 
 
 
 

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