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2021年1月5日火曜日

首を切るとか声帯を切除するとか、そういうことではなく、人間、効率的に行動しないと

  
 漫画ハンター×ハンターのタイソン王子
 
 王子と言ってもこれは王位継承者という意味で、タイソン王子は女性であり、その容姿は...残念ながら美人とは言い難い。しかしそれでもなお彼女は美形揃い、しっかり者揃い、忠誠心ある親衛隊たちに囲まれており、これはまさにハーレム。
 
 ∧∧
(‥ )男向けハーレム漫画と
\−  同様に
    女性向けの欲望と夢を
    かなえてくれる漫画は
    存在するのだよね
 
  (‥ )というかそもそも
      よりどりみどりの
      美形たちが
      主人公である
      平凡な女性に
      アピールする
      漫画やゲームは
      昔から鉄板だからな
 
 しかるに、フェミニストはこれに満足できなかった。つまり、彼女たちの欲望は普通の女性のものではなかった。
 
 いや、多分、欲望の形は同じなのだ。人間が遺伝的にその行動を決定される限り、そうであるはずだ。フェミニストを自称する人間たちは、世間にある娯楽を楽しむわけにはいかないこと、自分が普通の女性と同じことをするわけにはいかないという強迫的な禁止事項に縛られていることがわかる。
 
 ∧∧
(‥ )母親にオナニーやセックスを
\−  否定されて
    女性ばかり殺す
    殺人鬼になった男がいたけど
    フェミニストもそういう?
 
  (‥ )フェミニストが望むのは
      女性の解放ではなく
      キリスト教的な
      性と女性の
      抑圧ではないか!
      と批判した人がいたが
      まあ多分
      そういうことだよな
 
 
 人は抑圧されると何かおかしくなる。出したいのに出すわけにはいかない。そうなるとそりゃあおかしくなる。そして多分、抑圧されておかしくなった人が、解放という言葉に引かれてフェミニストを自称している。こういうことに思われた。
 
  
 ∧∧
(‥ )確かなんだっけ
\−  口うるさい母親を殺して
    首を切断
    舌と声帯を切り取って
    一晩中、生首相手に
    文句を言い立ててた殺人者が
    いたよね?
 
  (‥ )うろ覚えだが
      そやつだったかな?
      切断した首の断面にある
      気道にチンコ挿入して
      ”犯した”よな、確か
 
 日本の話ではなくアメリカの話であったと思う。アメリカはキリスト教という性に対して奇妙に抑圧的な宗教に支配されているため、時にこういう事件が起こる。
 
 そして彼の行動が非常に理解しやすいことも分かるであろう。

 殺して黙らせるだけでは不十分で、声帯という声を発話する場所を切除しないと我慢ならない。そうでもしないと相手が黙ってくれない。一晩中、生首を前に文句を言っていた。これはつまり、そうでもしないととにかく母親がうるさく口を挟んでくるので、それが嫌であったことを意味している。

 発話に必要な空気を送る声帯に送る、気道、そこをレイプしたということからしても、彼が何をしたかったのか分かるであろう。首を切っても声帯を除いても、それでもなお相手がしゃべるのだ。そりゃそうだ。会話は記憶であり、記憶がある限り、死体になっても相手はしゃべる。なんとしても黙らせる必要があるのであり、彼の動機は極めて明白であった。
 
 ∧∧
( ‥)行動としては非常に
    理解しやすいよね
    でも
    なんでそんな苦労なことを
    わざわざするのか
    彼はしなければ
    いけなかったのか?
    その点が理解できないのである
 
  (‥ )俺たちはもっと効率的に
      行動するからな

 
 いやはや、そんなに母親がうるさいのなら、お母さんを拉致監禁して口にギャグをはめ込んでしゃべらなくする漫画でも描けばよくね? その後、近親相姦するのか、それとも実は血の繋がっていない設定にして近親相姦を回避するかどうか、それは知らないが。あるいはそもそもSEX描写など無粋。裸も無粋、拘束されたその姿だけで十分! でも良かろう。世の中にはこだわりがあって、それを楽しむために実行する必要はないし、むしろこの方が楽だし効率的ではないか。
 
 この世界にはあらゆる欲望があって、欲望という需要に応じて供給が存在した。

 この世界は市場であり、需要があれば必ず供給が作られる。それを市場で買えば良い。それだけであったし、皆がそうした。

 普通の女性もそうである。オナニーしたり、セックスフレンドを見つけたり、腐女子になったりゲームをしたり、漫画を読んで夢を見たり。

 
 しかし、こういう普通で効率的なことを拒否する人々がいる。彼女たちはフェミニズムを隠蓑に使っているが、実のところ必要なのはそれではなかった。効率的に欲望を昇華できるのにそれを拒否した。食べたいものを食べずに食べることを否定する。このままでは心が餓死して、それでも死ねず、文句を言うだけのしなびた小皺だらけのミイラになってしまうであろう。
 

 
  

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