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2019年3月19日火曜日

シュンペーターの優雅なる経済

 
 イノベーション。元はラテン語で”新しい状態へ”。

 
 ∧∧
(‥ )でも昨今のビジネス用語では
\‐  起死回生の新技術のような
    うさんくさい使われ方を
    するようですなあ
 
  ( ‥)イノベーションを最初に
    ‐/ 使ったのは20世紀初頭の
       経済学者シュンペーター
       だそうだが...
 
 岩波文庫にある「経済発展の理論」というのがそれだそうな(著者の表記はシュムペーター)。

 読んでみた
 
 ∧∧
( ‥)どうだ?
 
  ( ‥)んーイノベーションって
    ‐/ 言葉は使っていない
       みたいだな...
 
 上巻182ページで、neuer Kombinationen つまり”新しい組み合わせ”と言っているのがどうやらそれであった。
 
 これをいつ誰がどんな動機でイノベーションと訳したのかは分からない。いずれにせよ概念としては単純かつ曖昧で複雑だ
 
 新しい財貨
 新しい生産方法
 新しい販路
 新しい供給源
 新しい組織

 ∧∧
(‥ )これが何の役に立つんだい?
\‐
 
  (‥ )どうも彼は
      こういう新しさが
      既存の商売から仕事を奪う
      この時に
      貯蓄が吐き出されて
      好景気が訪れる
      そういう解釈で経済を
      とらえたものらしい
 
 何を言ってるんだか良く分からない部分があるので、もう少し判断する時間が欲しいが、まあ印象としてはそんな感じ。
 
 そしてこれ自体はどうでもいいことで
 
  ( ‥)何が不思議って
    ‐/ このおっさんの文章
       何言ってるのか理解
       できないんだが
       すらすら読めるんだよな
 
 ∧∧
( ‥)なんだそれ?
 
 別に全部が逐一訳わからんということではないのだが、そんな感じである。優雅な文体を好んだ人という話だったが、なるほど優雅とかリズム感とか、そういうものがこうさせるのであろうか?
 
 ∧∧
(‥ )なんだかな
\‐
 
  (‥ )読ませる文章ってのは
      色々なものがあるのだな
 
 カエサルの文章は良い。読ませる。そして分かる。
 
 シュンペーター の文章は良い。読ませる。意味分からないが。
 
  
 
 

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