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2014年12月9日火曜日

科学系の物書きは暗黒面に落ちる

 
 今から2000年以上前、古代ギリシャ人は地球は丸く、宇宙の中心にあって、太陽や惑星は地球の周りを回っていると考えました。これが天動説です。しかし、16世紀になってコペルニクスがまったく正反対のことを考えました。それは宇宙の中心は太陽であり、地球も他の惑星と同様、太陽の周りを回っているというものです。これを地動説と言います。コペルニクスの地動説によって宇宙に対する考え方は一変しました。
 
 ∧∧
(‥ )分かりやすい文章とは
\‐  こういうものかもしれない
 
  (‥ )でもこれはほとんど
      間違いに近い説明だよね
 
 2000年以上前、星の運行を説明する仮説はすでに何種類かあった。代表的なものは天動説であり、そして地動説である。一般的には天動説が有利であった。地球が動いている具体的な証拠がなく、説明もできなかったからである。天動説というと地球を中心として太陽や惑星が円軌道で回る、そう思われている。だがこれはアリストテレスなどが提案していた初期のモデルで、ごく単純で、しかも実用に耐えないものであった。そうではなく、長く採用されたモデルは2世紀の天文学者プトレマイオスがまとめたもので、これは離心円、周転円、そしてエカント点より成り立っていた。惑星の運行は複雑で、それを説明するにはこうした仮定が必要であったからである。そしてこのモデルは惑星の運行を非常によく説明できた。実際、後述するようにこれはケプラーの第2法則の近似値であった。プトレマイオス以後、人々はこのモデルを用いたが、エカント点に関しては議論が続いた。これは円の等速運動を否定する前提だったからである。16世紀にコペルニクスが提案した地動説もこの問題の議論と解決を踏襲しており、アラビア天文学で提案された天動説モデルの影響が非常に色濃い。コペルニクスの説はイスラーム世界で洗練された天動説を地動説に変換したものと言った方が良いかもしれない。そもそも地動説と天動説は座標を変えればまったく等価であることは古くから知られていたので、地動説自体はさほど革命的な考えではなかった。むしろコペルニクスの特筆すべきところは、地動説モデルで考えると惑星の運行仮説を統一的、かつ体系的に説明できることを強調した点にある。彼のアイデアを受け入れた人は少なかったが、その一人、ケプラーはこの説明に飛びついた。なぜなら....
 
 ∧∧
(‥ )こちらの方がむしろ
\‐  正しい
 
  (‥ )でも多分、分かりにくく
      なっているんだよな
 
 つまりこうである。
 
 分かりやすい説明とは嘘である。
 
 分かりやすい嘘とは良い説明である。
 
 相手に分からせたかったら、相手の望む嘘を言えば良い。
 
 すると相手は分かってくれる。
 
 相手を傷つけたかったら、単に本当のことを言えば良い。
 
 相手は事実を認めないし、分からないし、傷つくだけである。
 
 物書きは、少なくともノンフィクションを書く人間は、このことを理解しないと仕事にならないだろう。
 
 ∧∧
(‥ )でも分かりやすい嘘を書くのは
\‐  ノンフィクションを書く
    物書きにとっては
    苦痛以外の何ものでもない
 
  (‥ )まあ、だから
      科学系とか
      そういう本を書く
      ライターは
      大概、
      暗黒面に落ちるのだがな
 
 例えば、すべてをあきらめて嘘を書くのだ。そうすると批判はされるが本は圧倒的に売れる。彼は自分を非難する人間を憎しみの目で見つめる。そりゃあそうだ、困った時に彼らは自分を助けてくれなかったからだ。そして彼は、自分の本を喜んで買う読者を心の中で罵る。そりゃあそうだ。こいつらのせいでくだらない本を書く羽目になったのだ。一人、一人殺しても満足なんかできやしないほど憎いのは当然だ。
 
 ∧∧
( ‥)あるいは
    読者は馬鹿だ
    読者は馬鹿だ と
    延々と呪詛をつぶやいたり
 
  (‥ )オタクは堕落した
      オタクは堕落した
      そう言い続けたりな
 
 オタクは堕落した、とは、俺の本を喜んで買ってくれる質の高い読者がどこかにいるはずだ、という荒唐無稽な妄言でしかない。そんな読者はいやしない。仮にいても購買層にならなければ意味がない。これは、巨乳の幼なじみが空から落ちてこないか? と言うに等しい
 
 読者は馬鹿だ、というのは、もっと悪い。読者が馬鹿なのは単なる事実だから、事実を批判してもしょうがない。馬鹿な読者にどう売りつけるか? それを考えねばならない。人より少し物が見えたぐらいで自慢している場合ではない。
 
 ∧∧
(‥ )時々、小話を聞くよね
\‐  知り合いが最初は
    皆を啓蒙するんだと
    言っていたのに
    起業したら
    いかに馬鹿を囲って
    食いつぶすか? と
    言い出すようになった
    という話
 
  (‥ )まあまっとうな人だよね
      現実を前に泣くでなく
      ちゃんと現実を見据えて
      対応できているんだからな
 
 とはいえ、これも、暗黒面に落ちたと言えるのかもしれぬ。
 
 ∧∧
( ‥)あなたも暗黒面に
    落ちたでしょ?
 
  ( ‥)大人の知能は小学生並み
    ‐/ だけど大人には
       面子があるから
       子ども向けの本には
       手が出せない
       だったら小学生向けの
       内容の本を
       大人向けに偽装して
       売りつけてみよう
 
 この発想が暗黒面だというのなら、そうなんだろう。
 
 ∧∧
( ‥)とっくの昔に
    ダークフォースに
    呑み込まれているわけだ
 
  (‥ )まあやってみないと
      分からんわけで
      これはむしろ
      仮説の検討だがな
       
 
 

考える必要も聞く必要もない、テストは足で行うものだ

 
 読者や消費者の言う事を聞く必要はない。なぜなら彼らは嘘、やせ我慢、建前でしゃべるからである。
 
 客の本音を見るには単に売り上げを見れば良い。意見など不要だ。
 
 ∧∧
(‥ )でもお客の要望を
\‐   聞いた方が
     良かっただろうに
     そう思える商品も
     ありますよね
 
  (‥ )でもそれだって
      自分で使ってみれば
      分かる事だと
      思うのだけどね
 
  
 逆に言うと、これを作った人はこれを使ってみた事があるのか? というものは確かにある。
 
 ∧∧
(‥ )そういえば先日は
\‐  久しぶりにコンビニの
    コピー機を使いましたよね
 
  (‥ )厳密に言うと
      二店舗あるコンビニの
      片方のコピー機を
      久しぶりに使ったのだよな
 
 理由は、もう一件のコンビニのコピー機が壊れていたからだ。そこで止むなく、もう一件、くだんのコンビニのコピー機を使ったのである。
 
 ではそのコンビニのコピー機を敬遠して使わなかった理由はなにか? それは使い物にならない代物だったからだ。
 
 ∧∧
( ‥)きれいにコピーできたかな
    そう思って確認すると
    その数秒の間に
    機械がお金を返して
    設定をリセットしちゃうの
    だよね
 
  ( ‥)資料を大量に
    ‐□ コピーするには
      向かないんだよ
 
 いや、普通に何枚かコピーするだけでも不自由なのである。ちゃんとできたかな? 文字が薄くないかな? そう思って確認するだけでも、機械は勝手にリセットして、ご丁寧にお金まで返し始める始末。そのたびに最初から設定しないといけない。
 
 おまけに、コピーの速度が遅いのだ。待ち時間の間に、この二つの絵に三つの間違いがあるよ、間違いを探してね、と間違い探しクイズの画面が出る始末。

 さらに言えば、コピーを取るたびに、この設定でコピーを続けますか? 終了しますか? という選択画面が出る。
 
 つまり
 
 コピーした
 オリジナルの資料をめくり、コピー機に設置する
 コピースタートのボタンを押す

 以上の行程にもう一手間、”この設定でコピーを続けます”という作業が入るのである。50枚コピーするのなら50回スタートを押すだけでなく、”この設定で続けます”を50回押す必要がある。押す手間が二倍になるのだ。おまけに普通のコピーよりも個々の動作が遅いから、50枚とか100枚になるとコピー時間が顕著に伸びる。
 
 数秒経てば勝手にリセットする
 コピー時間が長い
 わざわざ間違い探しクイズの画面が出る
 ”この設定で続けますか?”という余計な行程がつく

 ∧∧
(‥ )こんなコピー機を
\‐  使うわけないだろう と
 
  (‥ )新しいコピー機が
      導入されたら
      途端にそんな有り様に
      なってしまってなあ
 
 機能自体は増えているのだ。pdfファイルにする、メモリーカードやスティックにデータ化して入れ込む機能。しかし根本がおかしい。会社はシャープである。一体全体、どうしたらこんなふざけた設定の新製品になってしまうのか、どうしてこんな、不便を結晶させたかのような機械になるのか意味が分からない。
 
 だが、あまりにも不便なせいだろうか? まず、しばらくしたら勝手にリセットすることは無くなった。そうして先日、止むなくそのコンビニのコピー機を使った時は、コピー時間が短縮されているようにも思えた。
 
 ただし、間違い探しクイズの画面がわざわざ出るのも、”この設定で続けますか?”の余計な一手間が出るのも、そこは相変わらずである。
 
 ∧∧
( ‥)さすがにお客の声が
    あったんじゃないですかね?
    やっぱお客の声は重要?
 
  ( ‥)でもさあ
    ‐□ こんなの自分で使えば
      すぐ分かること
      なんだよな
 
 客の声なんぞわざわざ聞く必要はない。試せば良いだけなのだ。
 
 誰もチェックしなかったのか?
 
 あるいは時間が足りなかったのだろうか?   
 
 だから未完成のまま出荷したのであろうか? これはゲームや、いや、〆切に追われる出版界でも時々起こる話である。
 
 ∧∧
( ‥)あなたもどえらいことに
    なったことあるしね
 
  ( ‥)でもさ本当に時間がない時
    ‐□ 間違い探しクイズの
      画面をいちいち
      用意するとは
      思えないんだよね
 
 それには絵が必要であろう。絵のデータを機械の中にいれなければならぬ。そればかりではない。適切な行程の時にそれを読み出して、表示するようにしなければならぬ。プログラムを組まねばならぬ。
 
 ∧∧
(‥ )〆切ぎりぎりで
\‐  めちゃくちゃやった
    所行ではないよねえ
 
  (‥ )というかな
      努力の方向が
      明後日の方向へ
      飛んでいるのだよな
 
 そんな画面を出す行程を開発する暇があったら、時間を短縮すればいいじゃない。
 
 仮に、時間を短縮するよりも画面を出す方が楽なんだよ、としても努力の方向が明後日の方向を向いていることに違いは無い。
 
 ∧∧
(‥ )シャープさんは
\‐  一体全体どうなっているの
    ですかね?
 
  (‥ )実際に動かすか...
      そういえばさ
      日産にゴーン社長が
      やってきた当時
      驚いていた人が
      いたよなあ...
 
 ゴーン社長が日産の車に乗り、運転し、自社の車を論評しながら会見するのを見たその人は驚いた。これまで日産の偉い人たちは自社の車についてああいうことをしないし言わなかった。だがゴーン社長は違う、日産は変るかもしれない、と。
 
 自分自身は自動車に詳しくないが、少なくともその人はそう言ったのである、
 
 ∧∧
( ‥)実際に使ってみる
    そうすれば分かる
    だが大企業でさえも
    それをしない組織になって
    しまう場合がある
    使いづらいコピー機も
    そういう結果だったと
    言うわけですかね?
 
  ( ‥)もちろんこんなもの
    ‐□ わずかな手がかりで
      外野がわいわい言っている
      だけだから
      真に受ける話では
      ないのだが
 
 とはいえ思う。あのコピー機の使い勝手の悪さと明後日の方向の努力、あれを作ったのは実際に使ったことのある人間のそれではないと。
 
 ∧∧
( ‥)つまり見方を変えれば
    客の言う事を
    聞く必要なし
 
  (‥ )自分で実際に
      使ってみれば良いだけだ
 
 テストは自力で行うものだ。考える必要はない、聞いて回る必要もない、自らの足で走れ。それで十分である。そういうことだろう。
 
  

2014年12月8日月曜日

こじらせて凍りついた脳

 
 昨日の写真だけども、夕暮れとシュロヤシ














 ∧∧
(‥ )あなたは無意味に
\‐  逆光の写真を撮りたがるよね
 
  (‥ )神経がそう出来て
      いるのだろ?
 
 アップして見てみると、なぜだか知らぬが空の青が妙にぎざぎざタイル状になってしまうけども、気にしない。
 
 さて
 
 マルクスは歴史を貫く法則性があると見た。歴史はそれぞれの地域で平行し、収斂しているように見えたし、それは法則の存在を暗示している証拠であると思えた。
 
 社会は法則の存在によって必然の発展を示し、未来は確定的であると考えた。
 
 ∧∧
(‥ )古典物理的な
\‐  決定論の世界観だよね
 
  (‥ )実際、マルクス主義者は
      確率論や統計学を
      忌み嫌ったからな
 
 そういう意味で言えば、マルクスやマルクス主義はニュートンと万有引力のパチもんだと言える。
 
 これは統計熱力学やダーウィニズムが現れ始めた19世紀に置いてさえ、すでに時代遅れな考えであった。
 
 ∧∧
(‥ )ソ連が崩壊したのは
\‐  20世紀の後半
    
 
  (‥ )結果はすでに出た
      マルクス主義は検証に
      耐える事ができず破綻した
   
 決定論的な世界観は致命的であった。
 
 次の世界はこうなるはずだ。我々はその体現者だ。ゆえに我々に反対する者は次の世界の到来を阻止するものだ。彼らは反動勢力である。我々が正しく、我々に反対するものは間違いだ。
 
 こうしたマルクス主義者たちの世界観では、失敗から学ぶということができない、あらかじめすべてが決定されていたからである。決定された以上、間違いが起こるわけがない。ソ連が崩壊しても、それは歴史が単に足踏みしているだけだ。そう考えた。
 
 これは、失敗から学ぶ事に失敗したことでもあった。
 
 ∧∧
( ‥)失敗したけども
    今でも頑固に昔のまま
 
  ( ‥)まあ単に歳なんだろうな
    ‐□ 
 
 学生運動の世代は経済成長著しい時期に出世してバブルを謳歌し、金をかき集め、それを当たり前だとみなし、そういう何不自由ない生活をしているのに、若かりし日の恨みと挫折だけはそのままで、しかも年齢が上がって権力を手にした今も、気分だけは虐げられた一兵卒のまま、恨みと憎しみと挫折と時代遅れを振り回しておる。
 
 ∧∧
(‥ )でも、それも単に
\‐  歳せいである
 
  (‥ )自動車が来る前に
      渡れるはずだ
      そう思って道路を
      渡り始めたが
      足がのろくなっていて
      車を止めている
      老人みたいなものだよね
 
 渡れたはずだ、渡れるはずだ、脳内の経験と判断が昔のまま凍りついているのである。それを考えれば、学生時代の挫折のまま脳が凍りつくのは不思議なことではあるまい。歳を取るとはそういうことだ。
 
 ∧∧
( ‥)マルクス主義うんぬんではなく
    単に歳のせいだと?
 
  ( ‥)論理的なのだから
    ‐/ これで良い
       そう考える人間は
       プラトンの昔から
       いたのだ
 
 マルクス主義はそういう人々に必要とされた世界観、決定論と運命と論理の発明品でしかなかったのだろう。それは昔から人に望まれ、その時々に応じて製造され、そうして販売されたのだろう。
 
 ∧∧
(‥ )でも、当時はみんなが買った
\‐  わけだよね
 
  (‥ )ビックリマンシールや
      ガンダムと同じような
      ものだろうな
      そしてこじらせた奴らが
      こじらせた脳を
      凍りつかせたまま
      老人になった
      それだけの話
      
 ネトウヨがどうの、今の若者が愚かだのと、批判出来るようなものではあるまい。
 
 そういえば印象的な話がある。ソ連崩壊よりも以前であるが、学生運動も駄目になり、どうもマルクス主義は駄目なんじゃないか? そういう疑念がささやかれる中、ある講演会でその老教授は言ったという。
 
 マルクス主義に代わるもの、マルクス経済学に代わるものを若い人に作ってもらわないといけないね。私? 私はやらないよ。もう歳だからね。
 
 ∧∧
(‥ )...歳だから、ですか
\‐
 
  (‥ )愚かよな
      自分が望み必要とするものは
      自分で作るしか無いのだ
 
 自分が望むものを、他人が作ってくれるに違いない、そんな他力本願なことを考えた時点で負けなのだ。それはもう死んでいるのである。
 
 ∧∧
( ‥)これも歳ですかね
 
  ( ‥)かもしれんな
 
 あるいはこれすらもすでに決まっていたことなのかもしれない。
 
 どの戦略を選ぶか? それは本人の人格や神経の構造が決定している。マルクス主義の論理性と予言にしびれた人が論理を好む神経を持つように、そういう人々が論理的であればそれで良いと現実を無視する傾向があるように、人間が好む戦略は決定されていると考えて良いのだろう。
 
 運命も挫折も、それらはすでに決められていたことなのかもしれない。そうして脳は若い頃の経験で凍りつき、時の経過と加齢で摩耗した人格は地金の部分をむき出しにして錆び付き、老醜をさらす。
 
 
 
     

2014年12月7日日曜日

違いを強調するオタクは科学には向かない

 
 同じに見えますがここが違いますよね
 
 厳密に区別したがるのがオタク
 
 ∧∧
(‥ )だそうです
\‐
 
   (‥ )....それは衝撃の内容だな
 
 
 確かに、思い当たる節がある。例えばある人の例を上げて見る。
 
 そのライターさんは人類の多地域起源説にご執心であった。
 
 ∧∧
( ‥)多地域起源説
    例えばネアンデルタール人から
    西欧人が
    北京原人からアジア人が
    進化した
    そういう考えだよね
 
   ( ‥)考えてみれば
     ‐□ ずいぶんおかしな発想
       なのだけどね
 
 現代人は全部ホモ・サピエンスで同一種だ。
 
 だが祖先はそれぞれ別種である
 
 人類の多地域起源説とはそういう考えなので、奇妙きてれつな発想だとも言える。人種の違いを過大に強調した考えだとも言えるが、今では支持されていない。あるいは、それこそ見つかる化石人骨の相違点を強調しすぎた例かもしれない。
 
 ∧∧
(‥ )先の人は鳥も多起源だと
\‐  主張していたんだっけ
 
  (‥ )言っていたな
      初期の鳥には関節の構造に
      ほんの些細な違いを
      持つものがいてな
      それは現在の鳥とは
      まったく別系統だ
      彼はそう信じ込んでいた
 
 これも支持されていない考えである。彼には他にもそういう話が幾つもあった。確かにこれは、”相違点を強調する”という考えが、彼の発想の根幹にあったということなのだろう。そして彼は、確かにオタクであった。
 
 
 ∧∧
( ‥)オタクだから
    違いを強調する
    だからそうなったと?
 
  ( ‥)確かにそう見えるね...
    ‐□
 
 そういえば彼は分類学は好きだったが、系統学は嫌いだった。
 
 これも整合的ではある。分類はしばしば相違点を強調する。反対に系統学は祖先の共有に注目する。分類はオタク的だが、系統学はむしろオタクと相容れない。
 
 ∧∧
(‥ )相違点を強調するオタクは
\‐  分類学と相性は良いが
    系統学とは相性が悪い?
 
  (‥ )知識オタクには分類学が
      必要だけども
      系統学は天敵だからね
 
 知識をひけらかしたい人にとって、分類学は必須だ。分類は知識を整理整頓するための体系だからである。分類学は知識の宮殿を築き上げる時に必須だとも言える。
 
 そういえば彼は分類体系と分類階級を使うのが大好きだった。
 
 しかしこの意味において、系統学はオタクにとって天敵だと言える。系統学は知識の宮殿を築いたりはしない。そこにあるのは科学そのもの、仮説の発見と検証である。
 
 ∧∧
(‥ )系統学の”体系”は検証すべき
\‐  仮説であって
    破壊の対象だからね
 
  (‥ )そういえば先の人も
      言っていたよ
      系統学は
      それを信じて覚えても
      すぐ変わる
      すぐ裏切るってな
 
 もちろん、これは致命的な勘違いだ。系統学が生み出す仮説はデータを説明するためのグラフである。
 
 そのグラフを暗記するとは...それはおかしかろう。そんなことをするのは勘違い馬鹿だけではないのか?
 
 例えば会社の業績を示すグラフを暗記するだろうか?
 
 会社の業績を示すグラフは、これまでの結果を説明する仮説であり公式でもある。
 
 ∧∧
( ‥)グラフは
    右肩上がりなんで
    来年の業績はこうかな?
    そう予測することができる
 
  (‥ )来期に入ってグラフの
      延長が実際とずれたら
      下方修正しなければいかん
      そして何がこの傾きを
      決定しているのか
      それを探らねば
      会社は破滅だ
 
 こういう時に、
 
 グラフを信じたのに、グラフを覚えたのに、何でグラフが変っちゃうの? グラフなんて信じなければ良かった! 
 
 そう叫ぶ奴がいたら、それはそいつが底抜けの馬鹿なのであり、グラフがおかしいわけではないだろう。他に言い様など無かろう。
 
 ∧∧
(‥ )分岐学もころころ変るから
\‐  信用できないぴょん とか
    言う人いるよね
 
  (‥ )それも馬鹿丸出しだな
      グラフを見ると
      ころころ変る部分と
      頑強な部分がある
      だんだんぶれが収束する
      部分もある
      そこを見なければいかん
 
 なんでもそうなのである。データが増えるに従って理解のぶれが無くなっていくのは普通の話だ(*ただし言っておくが増やせば良い、というものではない。実は状況によってはデータの数を増やせば増やすほど確実に答えが間違う)。
 
 訳が分からないよー! というのは観察力のない間抜けの泣き言でしかない。論ずる価値などない。負け犬のたわ言だ。
 
 いやだろうが、なんだろうが、直視しなければ駄目なことがある。そんなこと、誰でも学校でさんざん思い知らされたではないか。逃げたらどうなったか、それも思い知らされたことではなかったか?
 
 逃げたらもう、何を言っても負け犬なのだということは、誰でも経験したことではなかったか? 舞台から降りたら、役者でも登場人物でも、脇役でさえいられない。当たり前だがそうではなかったか?
 
 ∧∧
(‥ )系統学は検証を重んじる
\‐  検証のために破壊する
    しかし知識をひけらかしたく
    そのために暗記をしたくて
    違いを強調するオタクの彼には
    それが絶望に見えた
 
  (‥ )違いを強調するオタクは
      科学に向かないかもな
 
 そもそも異なる現象の背景にある共通点、それを支配する力や法則性、因果関係、祖先子孫関係、それを探り出すのが科学であった。
 
 相違点を強調するのがオタクだというのなら、オタクは科学には向かないだろう。
 
 ∧∧
( ‥)でもオタクな科学者って
    いっぱいいるよね
 
  (‥ )方向性の問題じゃね?
 
 例えばオタクという言葉は、無価値なことに執着を示す人間を指す場合もある。
 
 一方、以上今まで述べてきたオタクとは、知識の量をひけらかし、相違点を強調する人のことであった。
 
 そういう人は自慢に固執し、自慢のための知識の量に固執し、暗記するための分類に執着しているだけだ。つまり、理解に執着していないのである。つまり理解の検証をしていないのである。
 
 そこにあるのは膨大な思い込みである。こう考えれば思い当たる節もあろう。
 
 だが理解そのものに執着を持つ人間が解明に向けて邁進すればどうなるか? 自分の理解が正しいのかどうか、その確認それ自体に執着する人間が突き進んだらどうなるか? その時にこそ道が開かれるのかもしれぬ。そしてそこには共通点を探る考えがあるだろう。そこにあるのは相違点ではない。
 
 


 

論理人間は自分の認識に恋をしている

 

 巨大コンピューターで宇宙をシミュレーションする。するとその宇宙の中でもコンピューターを作って宇宙をシミュレーションする者が出るだろう。するとそのシミュレーションされた宇宙の中でもシミュレーションを行う者が出るだろう。
 
 つまりありうる宇宙のほとんどはシミュレーションされたものであり、我々がいるこの宇宙もシミュレートされたものであろう。その確率は非常に高い。
 
 ∧∧
(‥ )...この小話
\‐  状況が入れ子式に
    どんどん複雑に
    なっていくのに
    それを全部シミュレート
    しているはずの
    一番最初のコンピューターの
    演算能力の限界は
    無い事になっていますよね
 
  (‥ )宇宙をシミュレーション
      するたびに
      前の宇宙が無かったことに
      されているのな
 
 この小話のトリックはこれであろう。
 
 しかしそれ以前に、この手の話には人間が持つ強烈な思い込みが関与しているように思われる。
 
 ∧∧
( ‥)宇宙を正確無比に
    シミュレーションできる
    そういう思い込みなり
    信念があるのだと
 
  ( ‥)これって
    ‐□ どんな複雑な計算も
      解けるはずだ
      そういう主張なんだが
 
 実際にはそうではない。計算不可能になることが証明されている演算というものがあるそうだ。
 
 ∧∧
(‥ )この宇宙を正確に
\‐  シミュレーションした時
    コンピューター内部で
    地球に存在したすべての生物を
    再現出来る
    その時、初めて古生物学は
    実証科学になる
    とか言ってた人がいましたよね
 
  (‥ )本気で言ってたのかねえ...
      自分の思い描いていた
      仮説や系統仮説が
      破壊された時
      分子遺伝や
      あるいは空想の計算に
      逃げた連中と同じじゃ
      なかったかな
 
 もちろん、こんな考えは色々な意味で無意味である。そんな計算機はないし、仮にこの宇宙が本当に正確にシミュレーション可能な性質を持った宇宙であるとした場合でも、
 
 つまりそれはラプラスの魔が存在する古典物理の宇宙であり、量子論的な不確定性がない宇宙であろうけども
 
 ともあれこの宇宙がそういう宇宙だとした場合、それでもなお
 
 ∧∧
( ‥)地球の全部の原子と分子と
    いや、原子核内部の素粒子の
    ベクトルを すべて正確に
    計測しないといけない
 
  (‥ )無理だよな
 
 というか仮にこれが出来たとしても意味がないのだ。
 
 だって、地球に飛び込んでくる宇宙線、つまり帯電してとんでもない速度に加速された粒子は太陽系外から来るからである。そして地球が存在してから45億年以上。
 
 ∧∧
(‥ )つまり本当に地球の
\‐  シミュレーションを
    絶対正確に行うと言うのなら
    太陽系を越えて
    半径何光年もの
    すべての素粒子のベクトルを
    正確に計測しないといけない
    多分、銀河全体が
    考慮すべき範囲ですかね
 
  (‥ )宇宙線やそれに激突された
      物質が生物の遺伝子に
      変異を起こす
      もうこれだけで
      生物の進化に影響を
      及ぼしているからね
 
 
 そして、この宇宙はそういう宇宙ではどうもないようである。ニュートンの時代に考えられた宇宙。つまり宇宙に存在するすべての物質のベクトルを把握している超絶的な知能の持ち主、すなわち”ラプラスの悪魔”はそこから過去も未来も正確に演算してしまう。そういう決定論的な宇宙とそれを見透かせる存在。古典物理学ではそれがありえる世界であった。
 
 しかしこれはどうも間違っていたようだ。この宇宙は決定論的にではなく確率論的に振る舞う。
 
 ∧∧
(‥ )この地球を
\‐  シミュレーションできる
    そう言ったあの人は
    間違っていたのだと
 
  (‥ )間違っていると
      自分でも分かっていたと
      思うよ
      ラプラスの魔とか
      不確定性
      量子論とか知っている人
      だったからね
 
 だがそれにも関わらず、彼は先のようなことを言った。シミュレーションされた地球でこそ、俺のアイデアは証明されるはずだし、それこそが実証科学ではないかと。
 
 彼はそんなことは出来ないと知っていた。
 
 だけども信じたかったのではないか?
 
 現実の化石は俺のアイデアを支持してくれない。でもそれは古生物学や系統学が実証科学じゃないからだ。真の実証科学である物理学と数学なら俺のアイデアを証明してくれるのではないか?
 
 ∧∧
( ‥)確か論理的であれば
    実験しなくても良い
    そう言った人だったっけ?
 
  ( ‥)ああ言ったよ
    ‐□ それを聞いた時は
      ぎょっとしたし
      こいつ正気か? と
      思ったものだがな
 
 そういう意味では実証科学という言葉の使い方もおかしかったのだ。つまり彼は、実際の証拠に基づいた科学、ではなく、実際に証明された科学、という意味で使っていたのだろう。
 
 これは要するに、証拠がなくても計算が正しければそれで良い、そういう世界観である。
 
 だが、今にして思えばこういう考え方をする人間は昔からいるのだった。
 
 プラトンがそうではなかったか?
 
 マルクスがそうではなかったか?
 
 そして大勢の者たちがこういう世界観、現実を無視した論理の世界に魅せられたのではなかったか?
 
 ∧∧
(‥ )でもおかしな話で
\‐  この手の人たちって
    実際には数学が苦手なんだよね
 
 
  (‥ )どういうわけか
      そうなんだよな
      論理、論理と言う割には
      数学ができないし
      グラフから傾向を見て
      それを示す公式作って
      計算するとか
      それを現実と
      照らし合わせるとか
      そういうことを
      しないんだよね
 
 あるいは計算するんだが、計算すればしたで計算が無駄にお上品なのである。これが正しい! 正確な値が無いと正しい答えなんか出るわけないじゃないですか! とか騒ぎ立てる。
 
 ∧∧
( ‥)そして彼の人は
    数学が出来ないのに
    宇宙を正確に演算できる
    シミュレーションできる
    そう言ったわけだ
    正確な値
    正確な計算
 
  (‥ )世界観がおかしいんだよ
      物理学とかも意外と
      ざっくりしたもんでな
      理論値は4で、
      実際の値は5.4、
      なかなか良いんじゃね?
      とか言ったりするし
 
 つまり現実の数学や物理学や科学と比べると、正しい計算、ぴったり正しい答えというのはひどく妙な考えだと言える。というか現実的ではないのだ。
 
 つまるところおかしいのは彼らの世界観であり、そしてその内容とはこうなのかもしれない。
 
 数学は正確だ。
 
 物理学も正確だ。
 
 だから全部計算できるに違いない。
 
 どんな複雑な計算も演算能力さえ高ければ解けるはずだ
 
 彼らはそういう理解で物事を見ていたのではなかったか?
 
 ∧∧
(‥ )これってあれだよね
\‐   原理的に解けない演算が
     存在するとか
     物事を単純化して
     傾向をざっくりと数式にして
     誤差を踏まえつつ
     観測結果を検討するとか
     そういう実作業や成果を
     知らないってことだよね
 
  (‥ )逆言うとだ
      数学は何でも解ける
      物理学は正確
      計算は絶対に可能だし
      実験しなくても良い
      数学も物理のことも
      知らないから
      勝手にそう思えたという
      ことなんだろうな
 
 つまり論理人間は数学と物理に恋をしているのだ。ただ相手のことを知らないままに相手に自分の理想像、演繹と絶対的な解答能力をこれらの学問に押しつけているのである。
 
 だが彼らが抱いた科学の理想像とは彼のイデアであった。イデアとは人間の認識である。つまり彼の恋の相手は、自分の認識だったのだ。
 
 
 
 
    

2014年12月6日土曜日

論理的であるとは脳が示す逃げ

 
 ∧∧
(‥ ) 結局、三角法が
\‐  発達し始めるのは
    プラトンやアリストテレスが
    活躍した
    ポリス全盛から衰退期よりも
    さらに後の時代なんだよね
 
  (‥ )三角法は
      実際の観測から
      月や地球の大きさや
      距離の比
      天体の運行を測定する
      そういう過程で
      編み出された数学だよね
 
 
 こういうことをプラトンとかはやっていない。
 
 確かに萌芽は当時からあっただろうし、空を見上げて星が見える、星が動く、さらに配置が変らない星座の星だけでなく、その間を惑う星、つまり惑星がある、そういうことは彼らも見たし、そして知っていた。
 
 実際、実のところこれだけでも大したものなのである。現代人の多くは、惑星が1日の間に東から西へ天空を一回りする一方で、西から東へ独自の運行をしているとは自覚していない。
 
 ∧∧
( ‥)でも新たな数学は
    空を観測することから
    始まった
    やっぱり物を見るのが大事だ
    そういうことだよね
 
 ( ‥)確かに数学は時代に先んじて
   ‐□ 科学に必要な数学を
     あらかじめ残しておくものだ
     だから証明を果てしなく
     繰り返す行動、それ自体を
     全否定することはできない
 
 だが、自明の公理から証明によって真理に近づける。そう考えたプラトンの先に、一体、どんな可能性があっただろう?
 
 例えばプラトンは無理数を否定し、その存在を空疎化しようとしている。
 
 ∧∧
(‥ )証明も数論もたしなんだけど
\‐  数の比で表わす事が
    出来ない無理数を
    彼は否定出来ないが
    その価値を薄めようと試みた
 
  (‥ )無理数はギリシャ語だと
      非論理的、だよね
      まさに理無き数字
      これを考えると
      プラトンのやったことは
      暗示的だよ
 
 分かりやすい真理に逃げ込んだのであろう?
 
 真理のために証明をおろそかにしたであろう?
 
 どこまでいっても割り切れない数字という存在に恐怖して、それから逃げたのであろう?
 
 論理的である、それだけを追求して物事から目をそらしたのであろう?
 
 真理ではなく、論理を真理にして、証明を論理に合わせたであろう?
 
 ポリス時代のギリシャ人には古代メソポタミア人がやったような、実際の計算というのがまるで見えてこない。メソポタミア人などが、円周率の近似値を出して計算したような、そういうものが見えてこない。
 
 ∧∧
( ‥)そもそも無理数とかそういう
    得体の知れない数字から
    逃げるために
    幾何学と証明に走った
    そういう解釈もあるみたい
    だよね
 
  (‥ )√2は数字で示せば1.414....
      だけども
      幾何学では正方形の
      対角線ですむからな
 
 プラトンの言う、論理だ真理だ、これは実際には数学ではなく、ただの逃げではなかったか? それこそが彼らの言う哲学ではなかったか? 知恵を愛するとは、こんなものでしかなかった。そういうことではなかったか?
 
 わずかな根拠不明な前提と、そこから導いた膨大ではあるが、実際にはごく初歩的な幾何学の定理、これを満足げに見回して、無理数とか、自分からみれば都合の悪いものには蓋をしただけではなかったか? 恐ろしい現実から逃げて、実際の観測に至らなかったから、計算も未熟に終わったのではなかったか?
 
 多分、現代人にもこれと同じことをしている者たちが、大勢いるであろう
 
 ∧∧
(‥ )それが例えば
\‐  ロジカルシンキングであり
    あるいは自分に都合の良い本を
    次々に読み食べていく人であり
    あるいは、これは論理的だと
    トンデモ仮説に飛びつく
    ライターであったり
    あるいはその支持者である
 
  (‥ )プラトンの子孫は
      ずっと我々と共にあり
      彼らはいつも
      同じことをするのだ
 
 多分、マルクスもそうであったし、そしてグールドもそうであっただろう。
 
 そしていつもいつも同じ者が現れる。それも数こそ多くないが、確実にある割合で現れる。そしていつも、まるで彼らが全員同じ人物であるかのように類似した行動を反復する。いつもいつも同じ。これが意味することは明白だ。
 
 ∧∧
( ‥)これ遺伝的に決定されている
    神経の構造かなんかに
    由来している現象だよね
 
  (‥ )一番単純で即物的な説明は
      それだろうな
      これは人間の脳が示す
      あるひとつの
      極端な形なのだ


これはhilihiliのhilihili: 読書が文化的であるとは知的不健康デブの言い訳の続き
 
 
 
 

読書が文化的であるとは知的不健康デブの言い訳

 
 日付が変わり、外に出てみると、妙に空が青く感じた。月が出ていてひどく底冷えのする夜だ。散歩とかをする気には少しなれない。
 
 ∧∧
(‥ )寒波が来ているとか
\‐  そんな話でしたね
 
  (‥ )さっき見たら
      霜が降りていたよ
 
 ここは神奈川、まだ凍結も雪もないが、とはいえ冷える。そして霜だ。
 
 さて
 
 なんとなく検索をかけていたらリンク先のamazonと、本と書評にいきあたった。
 
 ∧∧
(‥ )ああたしか恐竜絶滅は
\‐  隕石衝突のせいじゃない
    むしろ大噴火が
    絶滅を引き起こした
    そう主張している本だよね
 
  (‥ )古生物学や
      地学の人からすれば
      トンデモと揶揄される
      たぐいの内容の奴な
 
 さる院生の人が内容を引用して曰く、この文章の中で正しい箇所を答えよ、と
 
 確かにあきれるのはよく分かる。たった一文になにをどうやったらこれだけ間違いを詰め込めるのだ?? と思えるような内容だ。

*学説の趨勢自体を要約すると、恐竜絶滅は隕石によって引き起こされた、この隕石衝突説が出た時に、ほとんど慌てるようにして対抗馬として作られたのが火山説であった。しかし隕石衝突の証拠が次々に出てくる一方、火山説はまったく証拠が見つからない。ついに火山説派は、隕石衝突があったことは認めるけども、絶滅は火山で起きた、という意見にまで後退した。なぜなら絶滅がじょじょに起きているからだ、それが根拠であったが、これも見せかけであった。化石データが増えるにしたがって絶滅が急激に起きたことは明白になっていった。化石記録の多い生物群からそれが確認されていき次々に外堀は埋められた。有孔虫、腕足類、アンモナイト、二枚貝、2000年以降になって、ついに恐竜も急激に滅びたことが明らかとなった。恐竜は衰亡なんぞしていなかったのである。火山説派による最後の反論は隕石衝突は絶滅の30万年前に起きた、という主張であった。だがこれは心霊写真が根拠である。この説を話で聞いた人はいるであろう。信じている人もいるのではないか? だが信じる人が、あの論文を読んでいないことは明白だ。あれを読んで、あの写真を見て、それでもなお賛成出来る人は、まあ、相当な変わり者である。あれを信じるくらいなら、UFO写真から異星人の実在を信じる方がまだ説得力があるだろう。
 
 ∧∧
(‥ )でもamazonの書評を見ると
\‐  先の書籍は
    分かりやすいって
    書いてあるね
    隕石衝突の絶滅に
    違和感を感じていたから
    納得したとか
    そういう意見もある
 
  (‥ )違和感に納得
      腑に落ちたか...
      読者って奴が
      なんの目的で本を読むのか
      それがよく分かる内容だな
 
 読者は本を読んで知識を知りたいのではない。
 
 読者は反証を探すことで自分の考えが正しいかどうか、それを確かめるために本を読むのではない
 
 読者は自分にとって都合の良い文章を探しているだけだ
 
 ∧∧
( ‥)そういうことだと
 
  ( ‥)amazonの書評は
    ‐/ 書評した人間が
       何を読んだのかも分かる
 
 その意味で言えば、amazonの書評ときたら、それはもう破廉恥なストリップショーも真っ青な開陳ぶりだ。自分の脳内とその脳みその出来を、これでもかと見せつける。
 
 事実、ざっと見ればまあ、なんだ、そりゃあこんなトンデモ本にひっかかるよな、という読書内容である。
 
 まず一般書籍を読んでいる
 
 まずライターの書いたものを読んでいる
 
 業績の無い研究者が自分に都合良く書いたものを読んでいる
 
 論文の引用の無い本を読んでいる
 
 教科書とされるものをまったく読んでいない
 
 好きなものだけを食べ過ぎなのだ。これではチョコとポテチとコーラだけを飲み食いした不健康デブと変わりない。頭の糖尿病である。
 
 ∧∧
(‥ )脂肪じゃなくて
\‐  脳におかしな知識が
    どんどんついていく
    理解が肥満化する
    と言えば良いですかね
 
  (‥ )大人ってのは
      底抜けの馬鹿だな
      人参を食べろと言われない
      そういう立場になったら
      もう野菜なんて
      食べやしないのだ
 
 そしてもうひとつ、特筆すべきことがある。
 
 彼らの読書には論理的な本がぞろぞろと並ぶ。
 
 ∧∧
( ‥)やっぱ論理的というのが
    落とし穴ですか
 
  ( ‥)論理は少ない手がかりから
    ‐□ 世界を演繹してしまう
  
 世界を演繹できるから、分かった気になってしまう。
 
 考えてみれば、これは古くからそうであった。プラトンは数学を...彼の言う数学は証明であるが、証明を行うと自明の理から次々に理が定められる、定理が得られる、そうして真理に近づける。このように主張した。
 
 ∧∧
(‥ )でもユークリッドの原論では
\‐  二次方程式を十分に
    解く事もできず
    円を360度に分割することも
    できない
 
  (‥ )原論では三角関数が
      不完全にしか
      導けないからな
      その意味においては
      プラトンの世界は
      星占い以下なんだよね
 
 ユークリッドの原論では星占いでさえも不完全にしか解析できない。これで真理がどうの、馬鹿げているだろう。
 
 *もちろん、原論が悪いわけではない。原論は偉大な書物であり、そして必要不可欠の基礎なのだ。例えばプトレマイオスのアルマゲストは、原論を熟知していることを前提にした書き方になっている。
 
 ∧∧
( ‥)当時の研究者は
    原論全13巻を
    熟知しているのが
    当然だったのだろうね
 
  ( ‥)だが限界がある
    ‐□ しかもプラトンは
       原論以前の人間だ
 
 これで真理だ自明の理だの、愚か者のたわ言でしかないだろう。
 
 かように論理と演繹はあまりも手が短い。必要不可欠ではあるが射程が短すぎる。
 
 ∧∧
( ‥)でも、
    その狭い射程の世界で
    満足する人たちがいる
 
  (‥ )そういえばさっきの
      トンデモ本を書いた人も
      論理が大好きだったよ
 
 論理が好きすぎて、トンデモ本が大嫌いな人であった。
 
 だが、自らがトンデモになってしまった。
 
 そのことを思い、そしてプラトンが真理に至る道と信じた証明も、そのままでは星占いで使う事すらできないレベルであり、分度器を作ることすらできなかった。そのことを考えると、色々なことが理解できよう。
 
 ∧∧
(‥ )論理は必要だけど
\‐  論理で満足するわけには
    いかない
    そのもっと先へ
    そしてもっと現実と
    照らし合わせて
    検討しなければならない
 
  (‥ )論理と理解に逃げるな
      そういうことだね
 
 そもそもこうではなかったか?
 
 調べたくない。調べるのが面倒くさい。だから論理で分かった気になりたかった。それだけではなかったか?
 
 論理だの演繹だの、実際には手抜きの言い訳ではなかったか?
 
 そして、読書とは、やはり現実逃避ではなかったか?
 
 読書とは知的行為である。本を読むと頭が良くなる。そういう言い訳と文化の香りを逃げ口上にして、ただただ怠惰へと押し流される。その隠れ蓑として読書などという行為に走ったのではなかったか?
 
 ∧∧
( ‥)あなたは本を読む人が
    大嫌いだからね
 
  ( ‥)ポテチばっかり
    ‐/ 食ってる奴がいたら
      ちょっと距離を置きたく
      ならないかね?
 
 しかもただのデブではない。脳がデブなのだ。不健康にデブなのだ。これはちょっと暑苦しすぎる。
 

 

2014年12月5日金曜日

天球の運行と火星の運行

 
 やぎ座を連続して撮影する。
 
 ∧∧
( ‥)あなたのデジカメは
    長時間の露出が
    出来なかったのだっけ?
 
  ( ‥)マニュアルには
    ‐/ 書いてなかったよ
 
 連続して撮影した画像を重ね合わせる。
 
 ∧∧
(‥ )星の運行が分かるように
\‐  なりました
 
 (‥ )この星の運行は地球の自転で
     生じるものだ
     ここで火星だけその運行を消し
     2日、3日、
     そして本日5日の位置のみを
     重ね合わせる

 











 
 ∧∧
( ‥)星の運行
    つまり天球の回転に対して
    火星が斜めに
    突っ切っていくのが分かる
 
  ( ‥)そして火星が
    ‐/ 北に傾いた進路を
       とっていることが
       分かる訳だな
 
 ちなみに、星の運行は画面左から右だが、星座に対する火星の運行は右下から左上である。
 
 ∧∧
(‥ )デネブアルゲジとの角度は
\‐  23度40分ぐらいですか
 
  (‥ )やはり1日あたり
      1度近い距離を
      移動中だな
 
 
 *一応、書いておくと天球の運行は地球の自転で生じるみかけのものだ。しかしそうである以上、火星も星座と同様、東から上り西へ沈む。しかしその一方で、惑星として太陽の周りを回っているので西から東へも動いている。以上の画像は火星のそういう惑星としての動きのみを見せた、ということ。
 
 **後、5日の火星の下にかすかに見える、他の星と違った方向へ流れる暗い光点は旅客機の灯火
 
 
 

心は機械、体は大人 機械頭脳人間は暑がりだ

 
 ∧∧
( ‥)例えばの話
 
  ( ‥)そうね人間の”知能”を
    ‐/ 機械上で再現出来る
       そこまで十分な理解と
       技術が実現した場合
 
 この場合、人間のありうる形にはおよそ四通りのあり方がある
 
:脳は蛋白質で体も蛋白質
:脳は機械で体は蛋白質
:脳は蛋白質で体は機械
:脳は機械で体も機械
 
 ∧∧
(‥ )どれが一番良いのかね?
\‐
 
  (‥ )脳も体も蛋白質は
      一番自立的だな
      そして一番金がかからない
      蛋白人間はずっと
      いるかもしれないな
 
 その次に経済的なのは、脳は機械で体が蛋白質ではなかろうか。
 
 ∧∧
(‥ )体が機械は高いよね
\‐
 
  (‥ )しかも蛋白質に比べると
      機械の体はものすごく
      壊れやすいのだよなあ
 
 
 蛋白も壊れやすいが、直るのだ。自己修復する。それゆえに機械のような経年劣化が無い。いや、あるにはあるのだが、人間の体の寿命と、機械の経年劣化は同じには扱えない。
 
 ∧∧
( ‥)機械はもっと速く
    しかも頻繁に壊れちゃうからね
    自動では直らないし
    人間の新陳代謝に当たる
    メンテナンスを絶えずしないと
    いけない
    維持費が高いよねえ
 
  (‥ )例えばの話
      自分の脳と体を
      自分のパソコンと
      自家用車に
      完全に移し替える勇気が
      あなたにありますか?
      そういう問いなのよな
 
 さらに言えば、パソコンを搭載した体で外に出る勇気ある? という話でもある。
 
 雨はあるし、湿気はあるし、結露もするし、ホコリに砂、小さな隙間から入ってくる昆虫やカビの胞子、酸化と錆、日光と紫外線による破壊、高温と低温
 
 人間が機械を頑丈で強大なパワーを持つものと感じているのは、それは機械が石油の燃焼という圧縮された太陽エネルギーを瞬間的に浪費していることと、現在の機械が生物で言えば大腸菌の性能も満足できないようなトンデモ単純な仕組みだからに他ならない。実際、シャベルカーは自律できないし、分裂もしない。機械がここまで単純な仕組みなら、そんなもの、壊れにくいのは当然だ。
 
 ∧∧
(‥ )でも精密機械
\‐  しかも自分の頭脳を搭載して
    動き回って何かを操作する
    そうなったら
    こうはいかないよね
    部品は多数
    調整は複雑
    あっという間にどっかが
    壊れるから
    いつも検査しなくちゃいけない
    人間で言えば医者に
    かかりっきりだ
 
 
  (‥ )機械の運行の前に技術者が
      毎回点検するような
      感じだよね
      しかも燃料代なのか
      電気代なのかしらんが
      人間のエネルギー代謝に
      該当する支払いも
      しなけりゃいかん
 
 ”意識”を電子の世界に移植して、見ろ! 体から自由になったよ!! どうだ、どうだ!! とうそぶいても、結果は同じである。
 
 何らかの手段で意識を保存して運営しているサーバーを維持管理しなければならないし、そのためには物理世界に介入する体が何かしら必要になるのだ。自分がそうしなくても、それを行う人々や部署やその維持費のために支払いをしなければいけない。負担が外へいって見えにくくなるだけで、支払いは同じである。
 
 一方、機械の頭脳には、どうも良い点があるように思われる。導体をかけめぐる電子が思考を作り出す以上、考える速度が蛋白人間よりずっと速くなるだろう(多分)。
 
 ∧∧
(‥ )するとあれだね
\‐  機械の頭脳で蛋白質の体
    というのが一番良いかもね
 
  (‥ )でもあれだな
      脳の代わりにパソコンの
      基盤が入っているような
      ものなのだろうけど
      廃熱は血流で行うのかな?
      大丈夫かね?
      蛋白人間よりも
      暑がりにならないかな?
      熱中症になったり
      しないかな?
 
 後、人体が生み出す電力は機械の頭脳を維持できるのか、これは深刻な問題ではなかろうか?
 
 ∧∧
( ‥)充電器がいるのですかね?
    どこに搭載するのかな?
    やっぱ頭蓋骨の内部ですか??
    ちょっと怖いよね?
    液漏れとか大丈夫???
 
  (‥ )電力が切れたら困るよなあ
      どうするんだろうな?
 
 それとも、蛋白人間が空腹になるのと同様、電力切れが近くなるとやたらと電力が欲しくなるのだろうか? 電気と蛋白質を食べなければいけないわけで、これは結構大変である。
 
 ∧∧
(‥ )節電モードに移行して
\‐  人体が生み出す電力で
    のろのろ思考をしていたり
    してね
 
  (‥ )外見も行動も判断も
      その全部が蛋白人間と
      同様になってたりな
      それは珍妙な光景だろうな
 
 
 しかし、電源がある限りは、電子の速度で思考できるというのは(もしそうなるのだとしたら)、それは有利だろう。
 
 ∧∧
(‥ )純粋に機械の体なら
\‐  電子の演算で機械の体を
    制御出来るから
    特別設計製の体であれば
    それこそ音速で動ける
    スーパーヒーローに
    なれるかもしれないけど
 
  (‥ )仮にそんな事が
      出来たとしても
      そんな体は
      めちゃくちゃ高額だから
      普及はしないだろうね
      制御だって大変だろうし
      訓練も調整も必要だし
      発動したら
      すぐぶっ壊れるしな
 
 言い換えれば、そんな未来世界でも音速で動ける奴はまさにヒーローだ、ということかもしれぬ。
 
 
 

2014年12月4日木曜日

moulages

 
 この単語の訳はどう考えるべきか?
 
 辞書を引くだけでなく、検索もかけてみよう。
 
 ∧∧
( ‥)検索をかけると
    ”今の人がこの単語から
    何を連想するのか”
    それが分かるからね
 
  ( ‥)moulagesと....
    ‐/
 
 ちなみにフランス語で、辞書的には鋳造である。多分、模型という意味ではなかろうか?
 
 検索の結果は
 
 ∧∧
(‥ )おいグロいぞ
\‐  なんだこれは
 
=>https://www.google.co.jp/search?q=moulages&biw=1161&bih=850&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=Z_t_VMSlGoawmAWwyoCoBw&sqi=2&ved=0CAYQ_AUoAQ#tbm…
 
  (‥ )ざっと見た限り
      本物の死体は
      無いみたいだな
      冒頭の負傷兵も
      実習用の人形だ
 
 どうも人間の病変や損傷などを再現した蝋細工であるようだ。軟質部分を可能な限りリアルに、というか作りからすると直接、型を取ったようにも思われる。顔は眼を閉じており、いわゆるデスマスクだ。そうして、人体、顔、損傷部分、そこだけを切り出したかのように作り出し、それに着色し、可能な限り本物に近づけ、それを展示しておる。
 
 ∧∧
(‥ )moulagesは模型で
\‐  良いってことですかね
 
  (‥ )厳密に該当する単語が
      日本語にないからな
      直訳して解説するか
      模型で良いかと思うが
 
 それにしても
 
 ∧∧
( ‥)日本にも生人形ってのが
    あるけども
    西欧の文化って
    なんかグロい?
 
 ( ‥)首ちょんぱとか
   ‐/ 首のねじ切りとか
      グロ描写がある
      日本のアニメが
      日本よりも
      欧米で受けたとか
      そんな話は聞いた事
      あるよね
 
 エルフェンリート...だったっけ? 確かあれは漫画の原作があったかと思うけど
 
 ∧∧
(‥ )なんでだろうね?
\‐
 
  (‥ )聖人の遺骸を飾って
      展示したり
      修道士の骨を積み上げたり
      そういう文化
      だからじゃね?
 
 日本でも入滅ミイラとかはあるんだけど、比較すれば数は少ない。
 
 ∧∧
( ‥)湿気のせいですかね?
    日本じゃ遺骸の保存は
    難しいでしょ
 
  (‥ )乾燥していて
   □‐  聖人崇拝があって
      偶像崇拝禁止がさほど
      厳しくないせいなのかな
 
 後は...教祖であり救世主であるイエスが教会で鞭打ちされた痛々しい姿で、さらに磔にされているせいだろうか。
 
 あれは子供には印象的だろう。そしておかしな方向へこじらせる奴が出てもおかしくない。そういえばこんな話があった
 
 その人はアングラ趣味というかサブカル趣味というか、その彼が言った。
 
 日本のSMはね、縛りなんだ。だが欧米のは鞭打ちなんだ。
 
 ふと思って尋ねた。
 
 欧米は教祖が鞭打ちされて、その痛々しい姿を子供の頃から見ているからじゃね?
 
 ∧∧
( ‥)罰当たりな...
 
  ( ‥)日本の場合は
    ‐□ 時代劇の影響があると
      返していたな
 
 ようするに、囚人が縛られて引き回しにされる場面である。あれが心に残るのだと。
 
 ∧∧
( ‥)まあなんだヒロインが
    縛られて引き回しになるとか
    そういうことで性癖が
    開花してしまうという?
 
  (‥ )ああ、あったじゃないか
      ルパン三世の第一作目
 
 不二子ちゃんが縛られて、くすぐり攻めを受けるという場面があり、それを見て性癖を開花させ、くすぐりマニアになった人がいると。
 
 ∧∧
( ‥)罪作りな話だな
 
  (‥ )性癖のスイッチは
      そこに眠っているのだ
      後は誰かが押すだけだ
      これは色々なことを
      説明していると
      思わないかね?
 
 環境と文化は性癖に影響を与える 
 
 いかに確率が低くとも、それが意図したことでもなく、主旨でさえないとしても、分母さえ多ければ確実にスイッチが押され、文化の一部として花開くであろう。そして文化の違いは認識の相違を産む。
 
 ∧∧
(‥ )反対に欧米の人は切腹に
\‐  強い印象を受ける
    ようですから
    文化の違いによる
    認識の変化は大きいよね
 
  (‥ )教祖が切腹して果てたら
      話がまるで違ったの
      だろうけどな

 

2014年12月3日水曜日

北へと進路を回帰する火星

 
 落ち葉と落日





 







 
 そうして日も落ちれば火星を見ることができる。
 
 ∧∧
( ‥)どうよ?
 
  ( ‥)んんー誤差はあるけど
    ‐L 確実に動いてるよな
 
 昨日2日はやぎ座の尻尾デネブアルゲジから26度の場所にあった。ただし誤差はあって26度7分か26度34分。
 
 ∧∧
(‥ )違う直角定規を使って
\‐  肉眼で測っているからね
 
  (‥ )大小二種類の定規で
      測定しているけど
      16センチと26センチ
      なんだよね
      そして定規が小さいと
      どうしても誤差が
      大きくなってしまう

 
 本来なら直角定規の長い方を眼に当てて見るのだけども、デネブアルゲジと火星が離れすぎていて、直角定規の短い方を当てて、長い方に指を走らせて測っている。こういうわけで長い方で見るよりも誤差がどうも大きく出ているらしい。
 
 星の角度は直角定規で測れるが、できれば長い方が50センチはあるのが望ましいし、本当に正確に測りたいのならもっと大きくしないといけない。
 
 古代人や中世の人々がやたらと巨大な天文台を作りたがったのには訳がある。
 
 ともあれ、本日、3日、測ってみたらデネブアルゲジと火星の角度は25度ぐらいらしい。誤差は25度42分と25度19分。
 
 ∧∧
( ‥)あれだね1日の間に
    つめた角度が
    50分ぐらい
    ほぼ1度ぐらいかね
 
  ( ‥)火星の運行の向きは
    ‐□ どうなんだろうな?
 
 そういえば昨日と本日の写真で同じズーム、ほぼ同じアングルで撮影したものがあったよな。
 
 ∧∧
( ‥)それなら歪みは
    少ないはずだよね
    画像を重ねて見ます?
 
  ( ‥)そうだねえ
    ‐/
 
 どうもほぼ合わせることが出来るらしい。幾つかの星は完全に重ならないからパチもんの二重星になっているけども、やってみるとこうだ。












 
右下の明るい二つの星が火星である。下が2日のもの、上が本日3日の火星だ。ちなみに、火星の少し上にある比較的明るい星の片割れが二重星になっているのは、これは本当に二重星である。これはα星アルゲジだ。
 
 ∧∧
(‥ )運行の方向からすれば
\‐  火星はほぼデネブアルゲジに
    向かっているみたいだね
 
  (‥ )だとすると
      デネブアルゲジと火星の
      角度は運行のほぼ近似値か
      厳密な計算でもないし
      厳密な観測でもないけど
      現在の火星の運行は
      1日1度近いわけだな
      まあ、45分とかかも
      しれないけど
      相変わらず速いな
 
 
 また、この画像から分かる火星の運行とその向きは、やぎ座が冬至点のすぐ東、つまり黄道と太陽と惑星の巡りが南から北へと回帰していく場所であることを示しているけども、その解説はやぎ座のコンテンツ、スクロールして下の方で=>Untitled Document
 
 
 ∧∧
(‥ )火星さんは太陽さんよりも
\‐  一足早く
    進路を北に変えて回帰中
 
  (‥ )考えてみれば
      明るい太陽や
      太陽から離れない金星や
      運行が遅い木星に比べると
      火星ってこういう動きが
      一番分かりやすい星なのな
 
 まあ、月でも良いかもしれないけども、月は月で運行がさらに複雑怪奇になってしまうので。やっぱ火星かもしれない。
 
 

700円払っていただければもっとお得です

 











 紅葉は相変わらず綺麗であるが、昨日、今日と風が強い


 








 さて
 
 必要の無い解散選挙で700億円も無駄にするのか!
 
 という批判
 
 ∧∧
(‥ )でも700億円とは
\‐   数十万人にひと月で
     配布する年金程度
 
  (‥ )というか
      日本の総人口の近似値
      1億人で割れば
      一人当たり
      700円なんだよな
 
 この700円とは、消費税が10パーセントに上がる場合、7000円につく消費税に該当するお値段である。
 
 ∧∧
( ‥)つまり?
    一人当たり
    7000円の
    お買い物でつく消費税分を
    払っていただければ
    消費税の増税を
    先延ばしするかどうか
    決める選挙を開催できます
    どうします?
    そういうことであると
 
  (‥ )つまりあれだ
      解散に打って出た与党が
      負ける道理はないって
      ことなんだよな
 
 もちろん実際には、今の8パーセントから10パーセントになるわけで、今回の選挙で先送りか否かの争点になる増税は2パーセント。つまり700円分の消費税がつくお買い物は7000円よりも大きい。  
 
 ∧∧
(‥ )でも結果は同じだよね
\‐  7000円のお買い物につく
    消費税分なのか
    3万5000円につく
    消費税分なのか
    どっちの負担を取るにしても
    増税したらもっと
    負担することになるからね
 
  (‥ )人間の消費は
      3万5000円よりも
      はるかに大きいからな
      そして人間ってさ
      意識していなくても
      こういう計算は
      頭のどこかで
      行っているのよね
 
 ∧∧
(‥ )700億の無駄遣い!!
\‐  そう批判しても
    誰も聞いちゃくれないと
 
  (‥ )分かって
      言い立てているのなら
      他に手はないわけで
      苦し紛れだな
      本気で言っているのなら
      アホだろうな
 
 

 

2014年12月2日火曜日

落ち葉と紅葉と青空とやぎ座の火星

 
 道を歩くと、そこはもう落ち葉が積もる季節













 
 この一週間は散歩から遠ざかる日々であった。出かけたり、雨が降っていたり、昼間に寝てしまったり、理由は色々である。
 
   しばらく見ない間に
 ∧∧ 紅葉到来
( ‥)
 ‐( ‥)きれいに色づいて
     きたものだな















 神奈川は抜けるような青空である













 
 そうしてひさしぶりに見る火星は、日没の空、すでにやぎ座に入っていた。













右下、樹々に隠れそうな明るい星が火星。その上がやぎ座でα星で頭部に当たる二重星アルゲジ、そしてその下に輝くβ星のダビー、左上がやぎ座の尻尾を作るδ星デネブアルゲジである。

*なお注釈しておくと、以上はポケットサイズとはいえデジカメだから写っているもので、肉眼ではアルゲジとダビーがなんとか見える程度。それも「火星は先日見た位置と運行からするとやぎ座にある」と分かった上で探してようやく見える感じ。デネブアルゲジはもう少し分かるが、これも肉眼では厳しい。空が暗い場所ならいざ知らず、神奈川中央部のように周囲の都市化が進んだ場所、しかも夕暮れではそんな感じだ。


ともあれ

デネブアルゲジと火星の距離は、本日、角度にしておよそ26度。

やぎ座の解説はこちら=>Untitled Document
 
 
 ∧∧
(‥ )太陽はやぎ座の前
\‐  いて座に入る頃合いだね
 
  (‥ )冬至点がいて座に
      あるからな
      もう間もなく
      夜が一番長くなるのだ
 
 




人型の花形は乱撃白兵戦

 
 女性は言った
 
 「萌えでないから良い感じ」
 
 男性は開口一番こう言った
 
 「可能な限り胸を大きく!」
 
 
 ∧∧
( ‥)戦争だー!
 
  ( ‥)それもさることながらな
    ‐/ 子ども向けに描かねば
       ならないわけだよ
 
 子供? 子供かあ。子ども向けに書くことは慣れた仕事ではある。というか、単純に難解な用語を使わないだけだ。
 
 だがしかし、子供が喜ぶもの? これはちょっと分からない。
 
 なんだ? 思い出せ、子供の頃に感じたことを思い出せ!
 
 ∧∧
( ‥)でっ?
 
   (‥ )んんんんんん...
       アムロ君
       ドラマとか
       どうでも良いから
       戦じゃ敵じゃ
       ちゃっちゃと殺せ
 
 ∧∧
(‥ )もっと年上の人たちは
\‐   ガルマさんや
     シャアに憧れていたのにねえ
 
  (‥ )当時の俺は小学生だもの
      色気付いた高校生とかとは
      違うがな

 そういえばなんだ、銃がすぐに弾切れになるのが好きだったな
 
 ∧∧
(‥ )ビームライフルだから
\‐  エネルギーだよね?
 
  (‥ )弾で良いんだよ弾で
 
 あれを覚えているな、どうせもうそんな撃てないんだ! そういうことを言って、ライフルをさっさと捨ててビームサーベルに切り替えるところ。 
 
 ∧∧
( ‥)ええとランバラルさんとの
    戦いでしたっけね?
    グフの腕を切り落とす
    戦いでしたかね
 
  (‥ )人型兵器なら格闘戦よ
      ビームとか銃器いらねえよ
 
 
 あまり役に立たない銃をぱんぱん撃ったら、突撃、接戦、ローマ帝国、レギオンじゃー!
 
 *実際、盾ごときで防げる飛び道具である。これはつまり、あの世界のビームライフルとかはローマ帝国の投げ槍程度の武器だと思った方がよくないか? むしろカタパルトでビームサーベルを射出した方が脅威ではないか? だったら投擲、乱撃、突入、人型の花形、白兵戦じゃ。
 
 ∧∧
(‥ )作画が楽なのか
\‐   銃器が格好いいのか
     固定ポーズで
     ビームをばんばんすること
     多いみたいだよね
 
  (‥ )人型の意味なーい
      都合は分かるが
      銃の撃ち合いは
      好きにはなれねえ
 
 ああそうだ、あとあれだ、アムロ君が、ぽけーっ、とほうけちゃって、ブライトやリュウが慌てるのが良かった記憶がある。
 
 ∧∧
( ‥)つまり?
    あなたの子供の時の
    記憶からすれば
    結論はなんだと?
 
  (‥ )突撃突撃
      白兵戦
      時々ほうけて
      ぶっ殺せ!
 
 ∧∧
( ‥)その見解が役立つんですか?
 
  ( ‥)んー戦争じゃねえんだよな
    ‐□ どうしようかな?
 
 

交通事故は回避したが電柱にめり込む電子人間

 
 ∧∧
( ‥)つまりですよ
 
  ( ‥)単純に人間の脳と
    ‐/ その神経の配線を
       金属で模倣する
  
 その回路の中で模倣される”人間”の考える速度は、ごく単純に考えて金属や導体、半導体を流れる電子の速度で制限される。
 
 ∧∧
(‥ )実際には色々な必要性から
\‐  電子の速度
    つまり光速に達しないと
    してもですよ
    彼らの 認識は蛋白人間よりも
    はるかに速いのではないか?
 
  (‥ )これってさ
      サイボーグ009の
      加速装置みたいなものに
      なるのか?
 
 仮に機械の頭脳を持つ人間、ここでは電子人間と呼ぶ事にするけども、彼らの思考や考える速度、物事を認識する速度が光速、あるいは光速に匹敵するような非常に速いものだとしても、
 
 ∧∧
( ‥)現実の体はとろい
 
  (‥ )電子人間が純粋に
      本来の光速に近い速度で
      何かをやり取りできるのは
      相手も電子で
      ある場合だけだ
 
 一方、機械の体、それがサーバーなのか、自前のサーバーというべき電子頭脳なのか、あるいは電子頭脳を搭載した車両なのか人型機械なのかは知らないが、そういう機械の体の現実の動作は、それがどれだけ速くとも、せいぜい音速程度である。
 
 ∧∧
( ‥)電子の速度で思考する心が
    音速の世界に
    閉じ込められている
    だったら例えば
    現実の肉体を制御する時は
    認識を断続的に行って
    しまえば良い
 
  ( ‥)例えば240分の1秒
    ‐/ 起きて
       240分の9秒寝る
       これを繰り返すと
       1秒間に24回
       各々240分の1秒間
       起きていることになる
 
 
 この断続的な認識をつなげれば、1秒という電子人間にとっては長い時間が、24分の1秒にまで短縮できる。
 
 認識の明滅の間隔をもっと調整すれば、電子の思考と音速の肉体という齟齬をさらに小さくできる。
 
 この話はこの話=>hilihiliのhilihili: 明滅する電子人間
 
 ∧∧
( ‥)でも、いざという時は
    認識の明滅を停止できたら
    便利ですよね
 
  (‥ )機械の体
      高感度カメラで認識していた
      風景がいきなり
      スローモーションに
      なるのかな?
 
 認識の明滅を切る。それまで空から落ちていた雨の速度が急激に遅くなり、電子の速度による認識に切り替わると、雨粒が空中で完全に停止する。
 
 ∧∧
(‥ )サイボーグ009の
\‐  加速装置だよね
    もっともあの人たちは
    脳は生身のはずなんだけど
 
  (‥ )だけど、
      脳が機械なら
      実際にああいう認識は
      可能だってことか
      もっともこの場合は
      加速するのではなく
      減速を解除するのだけど
 
 
 脳が機械なら...
 
 そういえば、体は蛋白質だけど、脳だけが機械、というアイデアもあったよな。
 
 ∧∧
( ‥)例えば「銃夢」に出てくる
    ザレム人の皆さん
    でしたっけ?
    脳がチップになっているけど
    体は蛋白質だったよね
 
  ( ‥)あれで体も機械なら
    ‐/ 加速装置完成か
  
 
 もっとも、仮に機械の体でも、体を光速で動かすなんて無理だし、音速で動かすのも無茶っぽい。
 
 ∧∧
(‥ )考えてみれば
\‐  音速を越えて動く
    ロケットも
    ジェット機もミサイルも
    燃焼という化学反応で
    動いているだけなんだよね
 
  (‥ )しかもあれ
      抵抗の少ない大気中や
      真空中で
      速度を累積させている
      だけだからなあ
 
 ロケットもジェット機もミサイルも、動き始めはのろのろしているのだ。別に瞬間的に大加速を生み出しているわけではない。
 
 ∧∧
(‥ )機械の体が仮に人型だとすると
\‐  筋肉に該当する駆動部分が
    あるのだよね
    人工筋肉のような
    化学反応を使うような
    やりかたでは
    動作が音速に到達するかも
    疑わしいよね
 
  (‥ )電気的なモーターでも
      瞬間的に音速で動いたり
      するのかどうなのか
      火薬の爆発力を生かして
      関節をむりやり動かすとか
      めちゃくちゃなやり方も
      あるかもしれんけど
 
 どっちにしてもそんな機械の体。仮に動いたにしても、あっという間に壊れてしまうだろうというのはいつもの話である。
 
 関節が多い、動く部分が多い。それは故障が起こりやすい、ということでもある。
 
 それに高速で動くと運動エネルギーが大きい分、各部に大きな負担がかかる。それを考えれば音速で動く人型、というか、音速で動くいかなる機械も無茶な話だ。
 
 *実際、人間が作った音速を越える物体で、なおかつ自律しているものは、先に述べたように速度を累積させているものである。
 
 ∧∧
( ‥)しかも瞬間的に音速へ
    移行して動くってのは
    あれだよね
    そんな大加速に
    精密な部品が
    どれだけ耐えられるのか
    という問題だよね
 
  (‥ )砲弾にチップを組み込んで
      飛ばすとか
      そういうレベルの単純な
      動作じゃないしな
      仮に動けたにしても
      関節部分とか
      あらゆる箇所が
      摩擦や衝撃で
      高温になるだろうし
      ぶっ壊れなくても
      音速で動ける時間は
      ごく短時間だろうな
 
 まあ、とはいえ、機械の頭脳、機械の体ってのは、理屈の上ではこういうことが可能ということか。
 
 危機回避で、認識の明滅を停止! 視野に見える動く物体の速度が急激に鈍くなり、止まる。その中を高速モードで動き出す鋼の体。一歩動くごとに粘つき、手を振り出すたびに裂ける空気。それをものともせず、事態を解決する!
 
 ∧∧
(‥ )格好いいし
\‐  描きようによっては
    無敵のヒーローだけどね
    止まるのは大変だろうね
 
  (‥ )音速に到達した物体を
      安全な姿勢を保ちつつ
      止めるってのは
      難儀な話だからな
 
 
 例えば転んでそのままふっとんでいくかもしれない。
    
 ∧∧
( ‥)思考も判断も電子の速度だから
    音速の制御なんて容易
    転ぶなんて
    そんな馬鹿なことはない
    そう思えるけども
 
  (‥ )だがしかし
      判断を下した時
      それは過去のものに
      なるのだ
      そして過去はいじれない
 
 思考速度よりも遅い判断が、それ自身よりもはるかに速いはずの思考に制限を加える。
 
 それは例えば、将棋で顕著に見られる話だ。
 
 ∧∧
(‥ )何かの判断で姿勢が決定される
\‐  その姿勢からありうる可能性に
    転ぶという結果がある
 
  (‥ )さらに転んだ姿勢から
      体勢を戻す時に判断する
      その一手一手が
      可能性に枠をはめるのだ
 
 電子の速度で思考する電子人間が操る音速の体。
 
 それが転んですっ飛んでいくということもありうるのだろう。
 
 ∧∧
( ‥)交通事故は回避したけど
    瞬間移動したみたいに
    100メートル離れた
    電柱にめり込んでいたりね
 
  (‥ )なんかちょっと
      楽しそうな世界だな
 

 
 

2014年12月1日月曜日

神託は言い訳と口実を売れと述べておる

 
 大人が持っている知識や文章に対する理解力、あるいは読解力は小学生程度である。
 
 だが、群れで暮らす以上、人間は社会的地位に敏感だ。
 
 自分の能力が小学生程度である。あるいは、自分のたしなみが小学生レベルであるとは、口にも行動にも出せない。出す訳にはいかない。
 
 これゆえ、何かを消費させ、あるいは購買させるには、この商品は文化的である、これを楽しむことは大人のたしなみである。そういう安心感を与えるように、偽装しなくてはならない。
 
 ∧∧
(‥ )なんかね
\‐  サブカルとオタクの
    争いがどうのこうのと...
 
  (‥ )サブカルとオタク?
      どっちも同じオタクだろ?

 
 端から見ればそんなもの、どちらも同じだ。
 
 ∧∧
( ‥)でもサブカルの方が
    格上なんですかね?
 
  (‥ )まあカルチャー=文化
      なんて枕詞が名前に
      ついているからな
      ”文化的”ってことかもな
 
 サブカルチャー、まんま訳すと”下文化”。格下ってことなんだろうが、文化という最低限の上辺はとりつくろっておる。
 
 ∧∧
(‥ )あなたもオタクの方が
\‐  格下だと考えているのですかね?
 
  (‥ )どっちも同じオタクだろ?
      この言い様が
      ”サブカルがどんなに
      背伸びしたって
      所詮はオタクだべ”
      という意味だとしたら
      そういうことだろうな
 
 とはいえむしろ、サブカルはオタクというカテゴリーに呑まれる、というべきかもしれない。
 
 あるいはこうである。いくらサブカルが漫画やアニメを馬鹿にしても(どうもそういう争いらしい)、端から見れば
 
 どっちも同じ下流だろ? 下層民同士で一体全体、何を内ゲバしているんだ? 

 そういう奇異な眼で見られるだけである。
 
 ここで話は冒頭に戻る
 
 ∧∧
( ‥)この争いも
    文化の香りをつけないと
    素直にそれを楽しめない人々が
    引き起こした争いであると
 
  (‥ )「失楽園」とかと同じだろ?
      ラノベじゃ駄目で
      「課長島耕作」も
       漫画だから駄目なんだ
       楽しみたいけど
       素直に楽しめない人間
       プライドが邪魔して
       ラノベや漫画に
       手をのばせずに
       悔し涙を流している
       連中にだな
       神は慈悲を示され
       抜け道を与えて
       くださったのだ
 
 これは文学ですよ、これを読んでいれば社会的地位が傷つく事はありませんよ。いやむしろ、これは文学ですから読めば箔がつきます。
 
 商機はここにあり。
 
 ∧∧
(‥ )サブカルとオタクの争いとか
\‐  そういう話も
    人間の趣向や能力は
    小学生程度
    でも小学生レベルだと
    思われたくないから
    欲望を発露するには
    なにかしら言い訳が必要だ
    そういう人間の動機と動態に
    還元できる
 
  (‥ )消費者の争いは
      自分が格上であることを
      示すために
      自らを見栄と虚飾で
      飾り立てることでもある
      無駄な箔付けで
      本音が見えにくい
 
 それゆえ、物を売るには、あるいは本を売るには、こういう上っ面を剥ぎ取らねばならぬ。
 
 ∧∧
( ‥)そうでないと口先だけの
    虚飾と見栄を真に受けて
    振り回されることに
    なりますか
 
  ( ‥)消費者の見栄や建前を
    ‐/ 信じ込んで
       見当はずれな方角に
       邁進して
       死んだ人だって
       いるからな
       消費者の言う事は
       真に受けないことよ
 
 
 そういえば子供の頃、新聞を読んでいると、アニメ映画「少年ケニア」を論評して曰く、”大人の鑑賞に耐えられるアニメ”と。当時の自分は、これを書いた馬鹿は一体全体何をカマトトぶっているんだ? と首をひねったものだけども、今にすればよく分かる話だ。
 
 ∧∧
(‥ )大人には見栄や建前が
\‐  あるからね
    そういわないと
    そう書かないと駄目なんだね
 
  (‥ )ジブリが成功したのも
      大人が見ても大丈夫という
      安心感を与えたからかもな
      物語や画の質が良いのも
      さることながら
      声優に俳優を使う
      あれもそういうことかもな
       
 確かに子供と大人には違いもある。大人は金を持っているのだ。だが趣向は子供じみたままで、それだのに社会的地位というものがある。大人買いという言葉があるように、大人は子供より有利なはずだ。しかし立場がつらい。
 
 だが、そこを突き、壁を抜けば水が流れ出す。
 
 ∧∧
( ‥) 金を出す言い訳と口実をこそ
°   ° 大人に売りつけるのです
 
  (‥ )これは神託


 
 

培養基の中の分母のごとく

 
 ∧∧
( ‥)つまり?
 
  ( ‥)そうねえ
    ‐□ 端から見て思うに
 
 消費者に丹念に物事を教えて啓蒙し続ければ、客は見る目を持つようになるし、分かってくれる。そうすれば市場全体が素晴らしいことになる。
 
 こう考えている人よりも
 
 客はとてつもない馬鹿なので、自分の馬鹿さ加減には気づかない。そのくせプライドだけはあるから、露骨に馬鹿向けに作った商品には手を出そうとしない。そんな彼らが言い訳できるように、文化の香りをまぶして投げ与えれば良い。
 
 ∧∧
(‥ )そう考えている人の方が
\‐  うまくいっているようだと
 
  (‥ )うまくいくし
      効果的であるようだな
 
 
 培養基の中にいる数百億、数千億、数兆のバクテリアから有益な株を見つけ出すように、価値あるものを抽出するには分母の数が物を言う。
 
 底抜けの馬鹿も100万人集めれば誰かしら化けるだろう。
 
 反対に、自分の話を聞く30人に、自分の知る全てを教え込んで平均点を引き上げても、そんなものに意味はない。
 
 
 
 

2014年11月30日日曜日

物理法則を再現しない電子と物理世界のノイズを持つ紙

 
 ∧∧
(‥ )紙に絵を描く利点とは
\‐  なんだと思います?
 
  (‥ )まず第一に
      保存が効く事だな
      20年、30年は問題ない
      次に特別な読み取り機を
      必要としないことだね
 
 電子データはこの点が信用できない。というか事実として駄目だった。媒体なりメディアなり、それらが新しくなると古いデータは回収や閲覧ができなくなったり、読み取れなくなったりする。
 
 ただし、これは作業上の利点ではない。
 
 ∧∧
(‥ )作業上の利点は?
\‐  
 
  (‥ )眼で見て直に操作できる
      ことだよね
      後は紙の上に描くと
      物理世界の法則が
      効いてくることだよな
 
 ∧∧
( ‥)そりゃあ現実世界ですからね
 
  (‥ )パソコンのプログラムや
      容量では
      これは再現できないんだ
 
 いくら人間が都市に閉じ込められ、自らを飼いならしてしまった動物だとはいっても、本来はサバンナを歩いていた猿なのである。神経も筋肉も認識もホルモンも全部そういう風に設計されている。そうである以上、物理世界の法則が直に効いている紙の絵には独特な刺激がある。電子ではこれが再現しきれない。
 
 
 ∧∧
(‥ )反対に電子で絵を描く利点とは
\‐  なんでしょうね?
 
  (‥ )複製が容易であることだね
      例えばデータのやり取りが
      簡単だし
      画像の切り貼りも容易だ
      それから
      上描きしやすいよね
      その点は油絵に似ているが
      油絵は乾くのに
      時間がかかる
      だけど電子なら即座
 
 ∧∧
(‥ )電子のお絵描きは
\‐  光の波長と強度しか
    再現していない
    だから可能な芸当だね
 
  (‥ )物理世界の法則
      溶剤やコロイドのふるまい
      溶媒の揮発、顔料の固定
      そういうものを
      再現していないがゆえの
      利便性であるな
  
 つまり電子上のお絵描きが持つ長所は、物理的なシミュレーションが不完全であることの裏返しでもある。

 ∧∧
( ‥)それに電子なら
\‐  絵の具をそろえる必要も
    混ぜる必要もない
 
  (‥ )絵の具なんて
      白赤黄青があれば
      十分なんだけどな
      それでも
      混ぜるとなると
      それなりに
      空間を使わなくちゃいかん
      水や油を使うと
      事故の危険もある
 
 コラージュ、油絵的な上描き、作業のやり取り、空間の節約、安全性。
 
 このように電子は作業上の利点が多い。特に、大人数でやり取りする時には、これは便利だろう。
 
 だがむしろ 検討すべきはである。
 
 ∧∧
( ‥)お金になるのかどうかだね
 
  ( ‥)例えばの話な
    ‐/ 電子でとても綺麗で
       こったイラストを
       描く人がいるだろ?
 
 あれ、採算が取れているのか? という問題。
 
 ∧∧
(‥ )2日で描いて
\‐   支払いが3万円なら
     日給1.5万円になるけども
 
  (‥ )残念ながらイラストって
      そんな大した金には
      ならんのだわ
 
 少なくとも本のイラストはそうだ。そもそも出版社が支払える絶対的な金額がさほど多くないのである。
 
 例えばひとつの本で作者に支払われる原稿料は70万円程度だし、60万と見た方が良い。
 

 ∧∧
( ‥)10枚のイラストを描いて
    それぞれにつき3万円を
    請求すると
    それだけで30万だよね
 
  ( ‥)その場合は著者と
    ‐/ イラストレーターで
       原稿料を半分に分ける
       ことになってしまう
 
 本を書いた人からすれば、は? という話だろう。
 
 わずか10枚のイラストで、本の平均的なページ数、200ページを作った自分の取り分が半分になってしまうからだ。仮にイラストがフルカラーで見開きをまるまる占領していても、180ページ分の原稿料が、10見開き(20ページ分)と同等だ、ということになってしまう。
 
 
 ∧∧
(‥ )イラスト1枚の金額は
\‐  現実的に言えば
    1万程度で
    一冊の本に10枚とか
    そんな感じでしょうね
    イラスト1枚の完成に
    3日かかったら
    日給は3333円だね
    死んじゃうね
 
  (‥ )1万で採算が取れるイラスト
      1日ですぐ描けるもの
      それはまずモノクロだな
      そして線画だ
      さらに小さいものだ
      あまりこっても
      印刷には出てくれないしな
 
 
 電子で絵を描くと細部を拡大して作業出来る、という人もいるけど、この状況ではあまり意味がない。数センチ四方のイラストに細かい点は出てこないし、そもそも読者もそんなところまで見たりはしない。

 それならさっさと手書きで紙に描いてしまえば良い。人間はもともと眼で見て手を動かし、物を操作する動物である。いくらパソコンを使い慣れても、紙に描いた方が速い場合がある。
 
 ∧∧
(‥ )こうなると
\‐  イラストを描く時に
    電子と紙
    どっちがすぐれているか
    その争点が
    不明瞭になってくるよね
 
  (‥ )まあ基本的には
      電子であるのだ
      作ったものはデータ化して
      先方に送らなければ
      いけないわけだからね
 
 とはいえそれも、手で描いたものをスキャンすれば良いだけの話。

 つまり、
 
 パソコンの画面上で絵を描くよりも手で描く方が速く効率的で、なおかつその利点がスキャンするという余計な手間を越える場合、手書きをスキャンするという選択肢が最善の解答ということになる。
 
 ∧∧
( ‥)こうなると二者択一の話では
    ないってことになりますか
 
  ( ‥)きれいでこったイラストを
    ‐/ 効率的に描くのなら
       電子なんだがな
       需要と採算という
       現実の要素を加味すると
       異なる解が
       出てくるわけさね

 
 紙か電子か? 作業の効率だけを考えるか、あるいは採算まで考慮するのか、それで結論は人それぞれ、まるで異なるものとなろう。
 
 そして考えても見れば、紙が持つ原始性や頑強さや不便さは、人間の肉体と物理世界が持つ性質やノイズの結果でもある。だが、人間の認識は肉体によって作られているし、その肉体は物理世界の法則と性質に適合しているのだ。その延長線に物理的な紙と、紙に描くという行為があり、それが生み出す肉体への刺激がある。
 
 ∧∧
( ‥)紙の利点とは
    そこにあるのだと
 
  (‥ )物理法則を
      再現しないがゆえの
      電子の利便性
      物理法則のノイズが
      生み出す紙の刺激
      どれをどう選ぶのか
      そういうことなのだろうな

 

電子の速度で思考すると雨が止まって見える?

 
 例えばロボットが歩いている。体は機械、そしてその頭脳も機械であり、生身の部分はない。
 
 ∧∧
( ‥)でも頭脳となる
    計算機の部分には
    人間の脳からコピーした
    個人の記憶と人格が
    入っている
 
  ( ‥)機械の演算は
    ‐□ 回路を流れる電子などで
      処理されている
      つまり思考速度は光速
 
 ∧∧
(‥ )でもロボットの動きは
\‐  人間程度なんだよね
 
 (‥ )仮に音速で動けるロボットが
     いたとしても
     音速と光速ではなあ
     桁が違いすぎるよな
 
 
 人型ロボットは部品で出来ており、走るとか歩くという行為を行うと負荷がかかる。しかも可動部分である関節が非常に多い。
 
 ∧∧
( ‥)すぐ壊れるだろうし
    ましてや音速で動ける
    ロボットなんか
    たちまちパーツ交換どころか
    一回の動作でおしゃかに
    なっちゃうでしょうね
 
  (‥ )まああれだな
      出来るとしたら
      飛行機やロケットを
      電子人間が操縦するような
      そんな状況なのかなあ
 
 ∧∧
(‥ )すごく単純に考えると
\‐  電子の速度で考える電子人間は
    蛋白人間よりも
    高速で移動する物体を
    認識したり制御したりするのが
    うまいってことですかね
 
  (‥ )ただし素材の問題で
      単純な構造の物体
      飛行機やロケットでないと
      真価を発揮できない
      わけだな
 
 とはいえ、例えば自動車の運転は蛋白人間よりもうまいわけだ。反応速度が非常に速い分、事故にも素早く対応できるだろう。
 
 ∧∧
( ‥)反応速度が速い分
    蛋白人間からは
    考えられないような割り込みや
    車線変更をするだろうけどね
 
  (‥ )そして事故った場合
      事故を回避できないって
      認識できるわけだ
 
 例えば一番肝心な部分。頭脳を司る回路、これは重要な機関だから胴体に収めているのかもしれない。チタン合金の外殻で覆っているのかもしれない。
 
 ∧∧
( ‥)でもそこに猛烈な衝撃が
    かかって
    車体ごとつぶされる可能性が
    ”見えてしまう”という
    ことですか
 
  ( ‥)万が一にそなえて
    ‐/ 自分の記憶や人格を
       保存したくても
       そんな時間はないしな
 
 だが、現実世界でトレーラーが自分めがけて吹っ飛んでくる。激突まで0.5秒という状況でも、それは電子の世界から見れば、他人とやり取りを十分に出来る時間だということやもしれぬ。
 
 つまり

 「事故ナウ」

 とか
 
 「助けて!\(^o^)/」
 
 とか

   
 ∧∧
(‥ )そんなやり取りを
\‐  している時間があるって
    ことかもですね
    スレが立ったりする時間も
    あるのかな?
 
  (‥ )事故に会う事を考えれば
      電子人間本体が入っている
      機械の体を使って
      何かするのは危険だから
      端末かもしれんけどな
 
 とはいえ、本体が入っているサーバーそれそのものが破壊されるような事態。それが事故なのか戦争なのか犯罪なのかは知らないが、そういうことも起こりえよう。
 
 会社の端末が壊れちゃうよー(泣き)
 
 ですむのか
 
 じゃあみんなサヨナラ
 
 そうなってしまうのか。

 いずれにせよ、後1秒、あるいは0.5秒後には致命的な破壊が起こるという時、電子人間はそれを十分に長い時間としてはっきり認識できるということかもしれぬ。
 
 ∧∧
(‥ )電子人間さんは
\‐  噴水や雨のような
    落ちる雫とその形状の変化を
    スローモーションで
    認識できるということ
    ですかね
 
  (‥ )後、必要なのは
      認識のための
      プログラムだろうけど
      電子の速度で
      思考できるとは
      多分そういうことだよなあ

 
 
 

明滅する電子人間

 
 サーバーに自分の”意識”を移植する。
 
 ∧∧
(‥ )ようするに電子計算機に
\‐   人間を模倣させるのみならず
     自分個人を模倣させる
     そういう行為ですけども
 
  (‥ )それが電子人間
      そして
      金属や半導体の回路で
      物事を演算する
      電子人間の思考速度は
      電気の速度
      つまり光速となる

 
 単純に考えればそうであろう。ところが、機械の製造や機械の運用、増設やメンテナンスは光速よりもずっと遅い。
 
 ∧∧
( ‥)そもそも自己増殖と
    自己複製ができない機械は
    蛋白質で出来た有機人間
    つまり蛋白人間に
    頼る必要がある
    当然
    蛋白人間のエネルギー源である
    光合成と呼吸と
    化学反応の速度に
    制限されることになる
 
  ( ‥)電子人間とは
    ‐□ 植物の中に動物である
      人間の心が宿ったような
      状況なわけだな
 
 勘違いでなければ、これは大変な困難なのではなかろうか。
 
 例えば、電子人間は蛋白人間と会話できるのだろうか?
 
 自分の何倍も思考速度が遅い生物と会話するにはどうすれば良い?
 
 例えば、状況に応じて思考速度や認識の速度を落とすとか?
 
 ∧∧
(‥ )1秒間に240回の動作が
\‐   出来るのであれば
     24回まで落として
     残りの216回分の動作は
     停止することにする
 
  (‥ )いわば思考と動作の
      明滅であるね
      でも蛋白人間には
      1秒24回の動作でも
      十分なめらかに見える
 
 一方、216回分を停止して過ごした電子人間にも問題はない。明滅した1秒間24動作は、電子人間からすればあまりに無駄で遅い。この場合、電子人間とその動作の速度は本来の10分の1にまで落ちている。だが主観的には連続しており、電子人間にとっても自分の動作はなめらかだ。
 
 ∧∧
( ‥)例えば思考できる植物を
    サーバーにする
    人間の意識をそこに移植する
    有機体のサーバーなので
    思考速度は人間であった時と
    同じだが
    動作が植物である
    この場合も
    サーバー上の人間は
    休眠と覚醒を交互に行い
    それを極端な比率にすれば
    植物の成長の速度で
    移動するような
    非常にのろい動作も
    主観的には
    気にならないだろう
 
  (‥ )まあ、それと同じことを
      電子人間が
      やりだすのじゃ
      ないかなあ
 
 とはいえ、これはこれで色々な問題を引き起こすのだろう。

 例えば極端で非常に単純な状況を考えてみる。
 
 その未来の地球には、あいも変わらず都市があり、農地があり、道路があり、そこをトラックが盛んに走っている。大勢の人も道を歩いている。一見すると現在とよく似ている世界だ。
 
 だが違いもある。これらの人々は全部、電子人間の端末だ。
 
 電子人間たちは蛋白質で出来た端末を使い、サーバーを維持し、サーバーを維持するための工場を、その工場を維持するための工場と物流網と、それらを維持するための工場と鉱山を運営している。蛋白質の端末を維持するための農地があるし、食料生産工場もある。端末たちは食べ、飲み、そして排泄をしてシャワーを浴びる。服も着るし、それに必要な仕事も機械も工場も運営されている。
 
 私は電子人間だが、この蛋白世界で働いている。光速で思考できる我々にとって、この仕事は永遠に思えるような長いものだが、私たちは自分の思考を明滅させることで、蛋白世界の速度に順応できている。端末を使って工場を整備している期間は、私の主観時間では”1日”だ。だがしかし、電子人間の世界に戻ると、その間に”1000年”が過ぎている 。

 もちろん、蛋白世界の仕事の合間にも、ちょくちょく私は電子の世界へ戻る。それは蛋白世界ではほんのわずかな時間、100分の1秒程度になるはずだが、その間、私は電子世界に感覚を移して、友人たちと語らう。もちろん家族とも会話をする。
 
 だが、蛋白世界で作業する以上、私の時間は友人や家族たちとずれているのだ。蛋白世界における2時間後、娘は成長し、世代を繰り返して、もはや私が知っている娘ではなくなった。彼女は私が遺伝的な祖先だということを覚えてはいるが、私に関して知っている情報は、もうそのぐらいしか残っていない。
 
 ∧∧
(‥ )主観時間と客観時間に
\‐  あまりに極端な差があると
    人々が時間の壁の向こうに
    引き裂かれるってことが
    起こりえますよね?
 
  (‥ )電子人間の思考速度
      蛋白世界の作業速度
      電子人間の世代交代
      電子人間の進化
      電子人間の繁殖
      実際どうなるのかは
      よく分からんが
      訳が分からなくなるのは
      確実っぽいなあ
 
 
 これはhilihiliのhilihili: 蛋白人間の幻覚はなめらかに動くの続き
 
 
 
 
 
 

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