自己紹介

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2013年5月2日木曜日

君の心の中にない論証は何?

 
 
 
  (; ̄  ̄)あーさすがに疲れた
     –□  200枚のコピーで
         なぜこんなに
         疲れる。
 
 ∧∧
( ‥)はい、ごくろうさまでした
 
  
  (‥ )食事したら元気出て
      きました
 
 ∧∧
( ‥)栄養不足じゃね?
 
 
 さて
 
 ネットで拾った評論の一部らしきもの
 
 ジャレド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」は
 
 ∧∧
(‥ )薄っぺらだ、そういう評価
\–   ですね、なんていうか
     ネットで流布する過程で
     断片的になっていて
     それ以上、分からない
     ですけども
 
  (‥ )ああ、でも言わんとする
      ことが、あの本は、
      歴史を記述するには
      単純すぎる、
      という意味なら
      実は正しい論評だね。
 
 現実を説明する理論は単純でないといけない。
 
 ∧∧
( ‥)複雑な理論はなんでも
    説明できちゃいますからね
 
  (‥ )やたらと多くの変数を
      組み込んだ方程式みたいにね
      ちょーっと数値を変えると
      どんな調整も出来てしまう
 
 つまり、ひどく単純な言い方をすると反証が不可能になる。
 
 反証できることが科学だというのなら、
 
 あるいは
 
 反証不可能な理論は神学じゃねーの? 
 
 というのなら、そういう複雑な理論は科学ではない。
 
 ∧∧
( ‥)そしてそれは現実を
    説明しているとは言えない
 
  (‥ )あるいはこう言えばいい?
 
 説明できているが、それだけで、予測がたたん、役にも立たない。知識を発見できない。
 
 複雑な理論は、実は単なるガラクタでしかない。
 
 つまり話は逆なのだ。
 
 現実を説明する理論はごく単純で、しかし、これを無視しちゃだめでしょー、という大きくて必須な要素を組み込んだものが望ましい。
 
 ∧∧
( ‥)腹が減っては戦ができぬ
    金がないと死んじゃうぞ
 
  (‥ )まあそういうやつだな
 
 金がないと人生が成立しない。
 
 いや! 人生はそんな薄っぺらいものではない! とこれを否定しても
 
 ∧∧
( ‥)金がないと死んじゃうぞ
    それは現実。
    それとも強盗するかー?
    これも現実。
 
  (‥ )腹が減っていると、
      コピー200枚で
      へろへろに
      これが現実
 
 人生は薄っぺらいものではない! と言っても、まあ、所詮はそんなもんだ。
 
 この意味において、あの本が薄っぺらい、というのなら、それで良いのだ。そうでないと意味がない。
 
 ∧∧
(‥ )逆にいうと、発言者は
\–   真実はもっと複雑だ
     そう思っている
     そういうことでしょうか?
 
  (‥ )だとしたら、非常に
      興味深い。
 
 これまた先日見た言葉で、いや、真実が単純だ、と思っているような奴よりはよほどまとも、というものがあった。
 
 ∧∧
( ‥)真実は単純ではない?
 
  (‥ )現実は複雑だ
      そう言っているだけだと
      思うけども、
      少なくとも何かの
      複雑さに心打たれて
      単純を否定したのだな
 
 あるいはこう言えばいいか?
 
 金がないと人生おわた!
 
 あなたはそうおっしゃるが、人生の真実とはそんな単純なものではない、金がないなりに人生を工夫することはできる。例えば南の島にいって森の中で自活するホームレスに...
 
 *ちなみにこういう人は実在するそうだ
 
 ∧∧
( ‥)まあ言ってること自体は
    正しいけどね
 
  ( ‥)しかり、正しい。
      しかしだ。
      金は人生を支配する重要な
      要素であって、それを
      把握すれば人生の
      おおまかな挙動は分かるよ、
      という理論が
      否定されたわけ
      ではないのだ。

 
 というか、金が無いからこうしました、俺は金から自由になったー、と言っている時点で、人生において金が圧倒的に重要な要素であるという理論はむしろ補強されている。
 
 ∧∧
( ‥)つまるところ、薄っぺらだ
    という意味が
    理論が単純すぎる、という
    内容ならば、
 
  (‥ )発言者はそうだねえ、
      「銃・病原菌・鉄」を
      理論の提唱と予測、
      予測の発見による
      論証の過程と見なかった
      そういうことだよね。
 
 単純な理論だからグラフとして機能する。
 
 複雑な理論ではこんなことはできない。
 
 グラフとして機能するから未知の答えを予測できる。
 
 複雑な理論ではこんなことはできない。
 
 未知の答えを予測できるから、それを発見することで理論を論証できる。
 
 複雑な理論では以下略。
 
 ∧∧
(‥ )論証過程とは見なしていない
\–  これはいかなることなりや?
 
  (‥ )興味深い、実に興味深い
 
 答えを予測し、予測を発見することで論証する。これは肯定も否定も追認も再現すら出来る可能性を示す。
 
 ∧∧
( ‥)だけども、発言者は
    そうは考えていない?
 
  (‥ )面白いだろう?
      これはそういう概念が
      彼の中に無い、という
      ことではないのか?
 
 
 つまり、答えを予測し、発見し、肯定し、あるいは否定し、あるいは追認し、あるいは再現する。こういう動作が発言者の内部には”無い”ということではないのか?
 
 では、彼の確信とは、一体全体なんだ?
 
 
 
 
 

属性の戦争

 
 
 ∧∧
( ‥)どうよ?
 
  ( ‥)そうね、面白そうな論文が
    –□ 幾つかあるのは分かった
 
 ∧∧
( ‥)シーラカンスに関して?
 
  ( ‥)いや、これ自体はタコと
    –□ 別の深海魚なんだけどね
 
 シーラカンスは同時並行
 
 ∧∧
( ‥)少し疲れた?
 
  ( ‥)んー、ちょっとね
      背中も痛いしね。
 
 さて
 
 
   (‥ )障壁呪文、無限の蔓!
   
 ∧∧
( ‥)燃焼呪文、憤怒の瀝青
    防御の隙間を浸透し、
    焼き尽くします
 
 つまり
 
   (‥ )木の属性は炎に弱い
 
 ∧∧
( ‥)火の属性は水に弱い
 
  (‥ )水の属性は土で防がれる
 
 ∧∧
( ‥)土はその性質を木により
    吸い取られる
 
  (‥ )木は金属器により
      打倒される
 
 ∧∧
( ‥)金属の属性は炎に
    溶かされる
 
  ( ‥)まあ、一部おかしいが、
      おおむね、あれね、
      魔法バトルは
      五行説だよね。
 
 というか
 
 ∧∧
( ‥)これは錬金術ですよね
 
  (‥ )あれよな、
      推論でしかないけども
      五行説の起源は
      西方世界だろう
      からね。
 
 ∧∧
(‥ )錬金術、四大元素説、
\–   さらにその応用、
     冷、熱、湿、乾を
     加えた複雑な体系。
 
  (‥ )さらに金属との対応、
      惑星との対応。
      錬金術とは
      化学や物理以前の
      自然を説明する
      理論体系なのだ。
 
 2000年、あるいはそれ以上の歴史がある、長きものだ。人間の心や認識にとって受け入れやすい考え方なんだろう。
 
 ∧∧
( ‥)それを考えると、
    魔法もゲームもポケモンも
    人間の認識に優しい
    理論体系を基礎に置いている
    そういうことですかね
 
  (‥ )まあ、そういうことだろう
 
 実際、真面目な魔法は化学になり、周期表になってしまったり、あるいは自然界を支配する電磁気や重力や核力になってしまったりするわけで
 
 ∧∧
(‥ )息抜きの時まで
\–   教科書ではたまったものじゃ
     ありませんからね
 
  (‥ )錬金術、それは
      人類社会に2000年
       受け入れられてきた
       体系だ、人の心に
       優しいのだろうな。

 
 火の属性、あるいは光と闇の属性、相互に優位を保ち合い、果てしなく循環する世界観。
 
 たわいないが、これをたいわなしと笑うなかれ。ここには長く受け入れられて、まがいなりにも役立ったこともある理論が潜んでいる。
 
 そして化学も物理もここからはい出してきたのだ。
 
 



 
 

2013年5月1日水曜日

変わらない話

 
 
 ∧∧
(‥ )そういえば、シーラカンスの
\–   ゲノムの進化速度は
     姉妹群の陸上脊椎動物とかに
     比べると遅い、という
     論文が出ましたよね。
 
  (‥ )今、読んでる。もちろん
      それだけじゃ不足だから
      何を読むべきかを
      リサーチ中だ。
 
 ∧∧
( ‥)何を読むべきか、をね。
 
  ( ‥)読むべきものが分からん
    –□ では、読むべきものが
       読めないからな。
 
 僕らがしてしまうありがちな勘違い。
 
 自然淘汰が無くなれば生物はシーラカンスのようにずーっと変化しなくなる。
 
 ∧∧
( ‥)というのは間違いです。
 
  (‥ )淘汰が無くなれば
      生物は一定の形態を
      保てなくなるからね。
      AからB、BからC
      多型状態の過渡期も
      含めて次々に変貌して
      いってしまう。
 
 生物とは変貌するものであり、これを一定に保つには持続的な圧力が必要だ。このことに最初に気づいたのは、たぶん、ダーウィンだった。
 
 ∧∧
( ‥)少なくとも、生物は
    なんらかの圧力がないと
    形態を維持できない、
    これを論証の土台にした
    のはあの人が最初でしょうね
 
 ( ‥)だから、もしダーウィンの
   –□ 時代にシーラカンスが
      見つかっていたら、
      彼は、あれを自然淘汰の
      証拠として使っただろうね
 
 この論法は、ちょっと賢い人には、例えば、生物は本質的に変化しないものだ、シーラカンスは進化を否定している、と考えてしまう人には面食らうものだ。しかし、それは理解の前提が間違っているから面食らうのだ。
 
 
 形態が何千万年も変化しない。それは自然淘汰の力で、ある一定領域に生物が押し込められていることに他ならない。
 
 
 
 ∧∧
(‥ )? でも、シーラカンスさん
\–   あの形態の何がそんなに
     フィットするんでしょうね?
 
  (‥ )あれでない姿になれるのは
      過去の化石から明らかだ。
      でも、生き残ったのは
      あれで、しかも彼らの
      系統群ではふつーの
      ずーっと代わり映えの
      しないあの姿だった
      というね。
 
 
 ∧∧
( ‥)そんなに良いの?
 
  (‥ )分からん、それを含めて
      文献があるのかをまず
      調べないといかんよね。
 
 ∧∧
( ‥)なかったらどうします?
 
  (‥ )見つかりませんでした
      としか書けないなあ。
 
 まあ、探すにこしたことはないんである。
 
 
 

読んだはずなのに知らない話

 
 
 ∧∧
( ‥)何よ?
 
  ( ‥)画材切れだ、うかつ
    –□
 
 ∧∧
( ‥)お昼から夕方にかけて
    寝てしまったのも痛かった
    ですね
 
  (‥ )おかげで町に出るの
      やめちゃったからなあ
 
 ∧∧
( ‥)どうします?
 
  ( ‥)方針変更、テキストの
    –□ 作成に移行しよう。
 
 ∧∧
(‥ )一応、見てみましたけど、
\–   ストックもありませんし
 
  ( ‥)代用品はあるけどね
    –□ まあ、無理をせずに
       やれることをやるさ。
 
 ∧∧
( ‥)でっ? どうよ?
 
  ( ‥)そうねえ、資料にまた
    –□ 眼を通し直しているけど
       見落としていたことが
       色々と出てきたね
 
 ∧∧
( ‥)まあ、なんでも最初から
    調べ直して見るものですね
 
  ( ‥)読んだのに忘れている
    –□ だけかもしれないけど、
       加齢で頭が
       ぼけかかっているだけ
       かも知れんけど、
       論文でも教科書でも
       なんでも、調べ直すのは
       いつまでも必要だろうな
 
 
 というか、40過ぎれば頭の回転が悪くなる。50代ともなれば知らぬうちにくるくるぱーになっている。年を取れば取ったなりに最初に戻る必要性がどうしても出てくる。
 
 
 

2013年4月30日火曜日

電池は電池

 
 hilihiliのhilihili: 死と虚偽こそがユートピア、それこそが理想郷の続き
 
 
 ∧∧
( ‥)でっ? ユートピアとは
    死と虚偽の世界だ、というのは
    前々からの主張ですが
 
 ( ‥)「1984年」とある意味
   –□ 対極にあるのが
      映画「マトリックス」かな
 
 人間を発電機、あるいは電池にして稼働する自動機械達。彼らこそが現実と向き合う存在であり、地上を支配する未来世界。
 
 ∧∧
( ‥)電池としての人間は
    快適な夢を見せられて
    厳しい現実から保護され、
    現実と向き合っているのは
    科学と技術の果てに
    生み出された機械群である。
 
  (‥ )外部と向き合うのは
      一部のエリートで、
      人間はそれを動かす
      電源であり、
      供給の見返りとして現実を
      直視する必要がないよう
      エリートによって
      保護されている。
      すばらしくも妥当な解だと
      思わないかね?
 
 というか、現実の社会がそういうもんだよね。
 
 
 ∧∧
( ‥)うんざりする現実と
    向き合うのは政治家や官僚で、
    あるいは技術者や軍人や
    科学者たちで、
    一般人は社会という快適な
    環境で保護されている、と?
    これには猛烈な勢いで反論が
    来そうですけどね。
 
  (‥ )そりゃあくるだろうな
      だが事実そうだろ?
 
 汚い現実、うんざりするような長い報告書、危険な部品と危ない作業、そして得体の知れない自然、これらに直面しているのは彼らだ。僕らではない。
 
 事実、庶民派の僕ちゃんたちならあいつらよりも良い仕事ができる!! そう有頂天になって大失態を犯したのが民主党と政権交代ではなかったか?
 
 出来ないものは出来ん。何気ないくだらないことでも、いざ、それをきちんとやるのは難しい。
 
  
 ∧∧
( ‥)奴らは庶民の生活を
    知らん、苦労をしらん、と
    言われるでしょう。
 
  (‥ )言わんとすることは
      分かるけどもね。
      政治家、官僚、技術者、
      軍人、科学者も
      ピンキリだしな
      でもな、ピンキリは
      お互い様なんだよ。
      苦労もお互い様だ。
      組織の中にいる苦労は
      どこの誰でも同じだ。
      無能な上司にアホな同僚
      間抜けな部下と
      能無しな自分、
      これは全員一緒だろ?
 
 では、扱うものの汚さ、危険さ、キツさ、そしてその必要性で判断されるべきだろう。
 
 
  ( ‥)もし、マトリックスの
      世界が、機械群同士の
      戦争と競争で成り立って
      いる世界なら、あれは
      まんま僕らの世界に
      なってしまうよね
 
 ∧∧
( ‥)まあ、現代社会の最前線は
    技術と機械、
    科学と技法のガチバトル
    ですからね。
 
  (‥ )そしてそれらは
      敗北への恐怖、
      奴隷化への恐怖、
      生存への渇望で
      アクセルされているのだ
      「1984年」のような
      ユートピアとは真逆よな
 
 ある人が曰く、科学も技術もこれだけ進んで何百年も走ってきて、それでも過労死や1日8時間労働なんておかしい、と。
 
 いや、ここでこそ気づくべきだったのだ。
 
 
 ∧∧
( ‥)過労死するまで働かないと
    技術も社会も科学も
    ここまで進展しなかった
    それが見るべき事実。
 
  (‥ )洗濯機は単独で存在する
      わけではない。
 
 洗濯機を作るには電気が必要で、発電所が必要で、工場が、鉱山が、冶金術が、それを伝える学校が印刷所が大学が物流がインフラ整備が、それら全部が必要で、それゆえに、
 
 ∧∧
( ‥)さあ、洗濯機の導入で
    浮いた時間を
    それらの維持管理に
    当てましょう
 
  (‥ )機械群とそれを支える
      インフラすべてを維持する
      ために働く僕らは発電機
 
 ほら、マトリックスだ。
 
 
 ∧∧
(‥ )いやな世界ですね
\–
 
  (‥ )だがなあ、昔はもっと
      ひどかったんだぜ。
      不衛生で貧乏で、
      家にトイレもなくて
      食事のカロリーも
      栄養も少なくて、
 
 
 今の僕らは過去の貴族たちが経験した以上に圧倒的に豊かであり、そして恵まれている。例え、社畜と揶揄されようが、自虐しようが、過労死しようが、事実そうなのだ。
 
 ∧∧
( ‥)それでもこんな生活は
    もういやだ、と言うでしょう
 
  (‥ )そりゃあ言わなきゃ困る
      現状維持だ、足るを知れ、
      なんて言い出したら
      死ぬぞ、死ぬ。
 
 人間はいわば餓鬼道に落ちたかのごとく欲をかくが、それは当然。そうでないと死ぬ。
 
 ∧∧
( ‥)過労死を減らしたいも欲
 
  ( ‥)欲、おおいに結構。
      欲、おおいに推奨。
 
 
 だが、それでも僕らの生活が人類が経験した中で一番安逸なものだ、というのは否めない。
 
 ∧∧
( ‥)それは現実から
    保護されている
    からであると
 
  (‥ )僕らは保護された電池だ
      それは忘れてはいけないな
 
 しかも、マトリックスの人間と同様、愚痴をこぼす自由も脱出する自由も持っている。
 
 ∧∧
(‥ )でも、ぞろぞろ出て行こうと
\–   したりはしませんね
 
  (‥ )単なる電池や発電機じゃ
      外に出ても役立たないしね
      みんな、薄々分かっている
      のじゃないか?
 
 僕らはこの檻から出る自由はあるが、その力を持っていない。
 
 
 死と虚偽のユートピアを選ぶか、あるいは、機械に保護された檻で一生を終えるのか
 
 ∧∧
( ‥)どちらか選べと
 
  (‥ )2つに1つさね、
      まあ、ユートピアよりも
      檻の方がいいけどね
 
 なんといっても、この檻、一応、出ることそれ自体は自由であるがゆえ。
 
 
 
 
 
 
 

死と虚偽こそがユートピア、それこそが理想郷

 
 
 ∧∧
( ‥)小説「1984年」は
    3つの超大国が均衡し、
    それを良いことに国内で
    虚偽のユートピアを作った世界
 
  ( ‥)互いに征服できない超国家
    –□ 互いに敵であって
       敵になり得ない相手同士
 
 なれば話は簡単だ。
 
 ∧∧
( ‥)外敵それ自体はいる
    それはつまり、
    これこれは敵のせいだ、
    敵がいるからこれこれは
    しょうがない、
    敵がいるから我々が必要だ
    そう主張できる。
 
  (‥ )だが実際には敵が
      存在しない
      それはつまり
      技術を停止させても、
      社会を固定しても、
      革新をすべてはばんでも
      敵に打倒されない、
      そういうことでもある。

 
 
 まあ、企業が地球に3つしかなく、市場の言語や習慣が違いすぎてしかも巨大すぎるので、互いに併呑できず、ライバル企業が存在するようでいて実は存在しない、そういう会社はどうなってしまうか考えてみればいい。
 
 ∧∧
( ‥)技術を変えず、
    体制を固定し、
    既得権益だけを守り
    現状維持以外の一切を
    しない会社になるだろう
 
  (‥ )悪いのは全部敵のせい
      変革を望む社員は全部
      敵のスパイ、そして粛正
      現状維持が目的化し、
      指導部は絶えず正しい
 
 我々は偉大だ。我々は業績を上げ続けている。我々は絶えず前進している。だが実際には現状維持に汲々として見栄えの良い嘘をついているだけの世界。
 
 失敗のない世界。そこは虚偽の世界になる。
 
 
 ∧∧
( ‥)でも、それこそが
    ユートピアなのだと
 
  ( ‥)ユートピアとは
    –□ 理想状態の固定に
       他ならない。
       だが現実は変動する
 
 現実は変動する。生物はこの宇宙では不安定な存在だ。というか、ほどよく安定的に不安定なままだから生物なのだ。
 
 ∧∧
( ‥)つまり、生物を理想状態に
    固定するとは
    死に他ならない。
 
  (‥ )ユートピアは死の帝国に
      なるか、あるいは
      現状維持に汲々として、
      現実との齟齬で空いた
      隙間に嘘を充填する
      しかないんだ。

 
 
 死の帝国か、虚偽の王国。
 
 ユートピアとはそれだ。
 
 
 ∧∧
(‥ )現実の1984年は2超大国の
\–   冷戦と均衡でしたけども、
     それはガチバトルの
     結果でしたからね。
     だからソ連は
     疲弊して瓦解し、
     勝ち残ったアメリカも、
     しかし、イラクで大失態
 
  (‥ )世界は生きてる。
      そういうことであるね。
      ユートピアを目指した
      マルクス主義国家は
      それを放棄するか、
      あるいは
      死の帝国を作ろうとして、
      必然的に自壊するか、
      あるいは虚偽の王国になる
      しかなかった。そして
      それらも消え去ろうと
      している。示唆的よな。



学校時代の挫折感を思い出すべき

 
 hilihiliのhilihili: つまずきの石を避けるには歴史を知らねばならぬの続き
 
 
 ∧∧
(‥ )そういえば微分積分の歴史を
\–   書いたこの本が私には
     理解できません
     だから星2つです、という
     書評ありましたね。
 
  (‥ )暗示的なものでさ、
      そやつの他の書評を見たら
      全部小説なんだよね。
 
 ああ、思うにですね
 
 小説ごときを読めたぐらいで、自分は賢いと勘違いしておりませんかな?
 
 ∧∧
( ‥)小説”ごとき”ね
 
 
  (‥ )小説を読むと賢くなる
      とか言う奴いるけどさ
      所詮は人造の娯楽だぞ?
 
 小説読んだぐらいで自分が賢くなった、だなんて、釣り堀で釣れまくったからオレ様は天才だ、大海原でカジキも釣れる! と言うようなものじゃねーの?
 
 ∧∧
(‥ )こういうことを言うと
\–   烈火の如く怒る人が
     いますけどもね
 
  (‥ )図星だからかい?
 
 ∧∧
( ‥)恣意的な解釈以上の
    返答を求めます
 
  ( ‥)否定したのは
      読書=脳に良い
      そういう公式だ。
 
 これを否定されて怒るということは、読書=脳に良い/賢い、という公式がそやつにとって大事なんだろう。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、怒りというのは
    防衛的な反応ですからね
 
  (‥ )つまりそれが彼の
      よりどころなんだろ?
 
 単純に読書が好き、という人なら、別に賢くなるために本を読んでいるわけじゃない。「読書すれば頭が良くなると勘違いしてないか?」とか言われても、はっ?? としか思わないだろう。というかこんな台詞を言われる理由がないし、理由がないのなら狂った奴以外、こんなことを言う奴もいない。
 
 自分が賢い、という人もそうだ。もともと賢かったら、こんな台詞を言われても、それが自分のことだと受け取る理由がない。「ああ、そういう奴がいるね。僕の中学の同級生でも...」それだけだ。
 
 
 ∧∧
( ‥)本を読んでるオレが
    賢く、そして偉い、
    そう自負している人だけが
    怒るのだと。
 
 ( ‥)興味深いのは
   –□ 教科書を読んでいるオレが
      ではないことだな。
 
 
 教科書を読んでいるオレは賢い
 
 ではなく
 
 本を読んでいるオレは賢い
 
 になっているのは興味深い。
 
 
 ∧∧
( ‥)教科書は読まない
 
  (‥ )読まないけど、本は読める
      教科書を読んでいないけど
      小説は読める
 
 
 教科書を読んでいないけども、他の本を読んでいるオレは賢い。
 
 勉強のための本は読まないが、勉強のためでない本を読んでいるオレは賢い
 
 ちょいとおかしくないかい?
 
 
 ∧∧
( ‥)まあ、賢さの方向性が
    違うのだとも言えますね。
    小説を万冊読める賢さ
    教科書を読んで理解し、
    問題を解ける賢さ
 
  ( ‥)では、
    –□ 小説を読んだから俺は賢い
       お前は教科書を読めない
       でも俺は賢いはずだ
       お前勘違いしてないか?
       何を言うか!!
       自分の賢さにそこまで
       必死にこだわる理由は
       なんぞや?
 
 ∧∧
( ‥)解釈は色々ありうるでしょう
 
  (‥ )まあ、色々ありうるな
      例えば次のようにね

 
 教科書は分からなかった。学校の授業は理解できず、テストは自分が馬鹿だと告げていた。それでも小説は読めた。楽しい人造の娯楽でしかないが、整備された遊園地なら自分は人並み以上のものであるように思えた。ここでは自分は賢い人間だ。遊園地は授業の劣等感から逃げるためのものになり、学校を卒業してテストから解放されるとますます自分は賢くなったと思えたし、だから遊園地にますますのめり込んだ。しかし、そこは所詮はお客重視、ご都合主義の娯楽施設でしかなく、むき出しの自然に放り込まれると何一つできない自分がそこにいて、ああ、結局、自分は何一つ昔から変わることがなく....
 
 ∧∧
( ‥)まあ、そういう人も
     いるでしょうね
 
  ( ‥)最低限あれな、
    –□ 微分積分の歴史を
       読んで、
       私には分かりません
       と書くのはものすごく
       恥ずかしいことだよね
 
 恥ずかしいことだ。しかし、恥ずかしげもなくそれを書いてしまう時点で分かることがある。
 
 教科書が読めなくても小説を読めるオレは賢い。賢いオレが読めない本は駄目な本だ。
 
 病状が明らかに進行している。

 
 しかも勘違いしていないだろうか? 歴史は何千、何万巻と連綿と書き連ねられた書物みたいなものではないか。
 
 ∧∧
( ‥)第2500巻だけを
    読んでも全1万巻の
    全貌はさっぱり
    分からないように
 
  (‥ )1000巻から
      1500巻の概要解説
      という本を読んでも
      それだけでは分からん。
      1000〜1500、
      そのすべてではないに
      しても、10巻置きに
      50冊ぐらいは
      読むべきだろう?
      その本を読むための本を
      読まねばならぬ。
      これは摂理だよ。
 
 漫画だろうが、小説だろうがそうだ。上下巻の上だけ読んだらオチが分からん。下だけ読んだら設定が分からん。途中の2〜3巻だけ読んだら色々と分からん。
 
 すべてを知るにはすべてに眼を通さねばならぬのではないか?
 
 ∧∧
( ‥)あるいは最低限、必須な
    部分をひろい読みする
    必要はあるでしょうね
    サンプルを抽出し、
    全てを推し量るようにね
 
  (‥ )小説でさえ、読んだ本以外に
      その本を読むための
      読まねばならない本がある
      わけだよ。
 
 数学や科学の本なら余計にそうだと思わないか?
 
 私には分かりませんとはおっしゃるが、小説ごとき、人造の娯楽でさえも読むべき本を読むための本があるだろう。
 
 読むために必要な本を読まずに、この本を読んでも私には分かりません、とは、勘違いした上におかしくないか?
 
 病状が進行していないか?
 
 
 ∧∧
( ‥)つまるところ
 
  ( ‥)学校時代の挫折感を
      思い出すべきだな。
 
 
 あと、アルキメデスやニュートンをなめすぎ。
 
 
 

2013年4月29日月曜日

つまずきの石を避けるには歴史を知らねばならぬ

 
 
 でっ、さらにhilihiliのhilihili: 挫折が浅いの続き。
 
 例えばの話、微分、積分の教科書を読んでも分からない。
 
 ああ、微分積分が楽しく学習できる教科書をなんで作ってくれないのか?
 
 頭の良い人はなんでそういう必要性に気がつかないのか?
 
 
 ∧∧
( ‥)そんなことはない
    気づいていますよ、と
 
  ( ‥)そればかりじゃない
    –□ 面白く書いた本も
       膨大にあるんだ。
 
 問題はである。
 
 分からん。
 
 ∧∧
( ‥)そりゃそうでしょうね
    微分積分の歴史は
    ゼノンのパラドックスから
    スタートして、
    アルキメデス、
    ケプラー、ガリレオ、
    ニュートン、ライプニッツ
    と続く。まさに科学、数学の
    歴史に燦然と輝く天才達の
    行軍ですよ
 
  (‥ )言い換えればだ、
      彼ら綺羅星のごとき
      天才達でさえ、
      よってたかって
      2000年かけた過程だ
      それを一個人で
      理解するってのは
      そもそも無茶なんだよ。
 
 これはもう数学だけではなく、数学史という学問にもなっているジャンルだ。もちろん、科学史、天文学史、物理学や力学、さらにはキリスト教史とさえも重なっている部分がある。
 
 こんな状況にあるものを、本を1冊読めば分かるか、というと
 
 ∧∧
( ‥)分かるわけがない
 
  ( ‥)アルキメデスの極限を
    –□ 用いた論証でさえ理解は
       容易ではなく、
       理解するための本、
       それ自体を
       理解するための本が
       ある有様でね。
 
 微分積分の歴史の最初、アルキメデスを把握するだけでも本が何冊も必要なのだ。
 
 分かりやすい教科書が欲しいよー

 いやあ言うのは勝手だけどさ、それ、読める量だと思うの?
 
 というか背負って運べる重さじゃねーだろ。
 
 
 ∧∧
( ‥)もちろん、これに反論する人も
    いるでしょう。分かる教科書が
    欲しいのであって、数学史を
    聞きたいわけではないのだと
 
  (‥ )言わんとすることは分かる
      だがな、分かる、には
      どうしても数学史に足を
      踏み入れねばならんのよ。
 
 結果だけ見ているから、成立する過程を見ていないからさっぱり分からない。そういうことがある。
 
 建築の過程を見ていなければ家は理解できない。
 
 作成の過程を見なければ、あるいはその過程が分かる部分を見なければ理解できない。
 
 それが当たり前じゃあないかい?
 
 
 ∧∧
( ‥)実際、ニュートンさんが
    微分積分を作り出した時、
    これに噛み付いた神学者が
    いたんですよね。
 
  ( ‥)それがさ、無限に分割し、
      量が0になっているのに
      ある種の関係性が残って
      いることに戸惑っている
      そういう事例なんだよな
 
 ああ、こういう理解のつまずきは確かに今でもあるのだ。
 
 例えばの話、競技場のトラックのように巨大な円周上にいるとする。円の中心から等間隔に放射状に線を引いて分割する。ちょうど内接する多角形を作り、そしてそれを三角に分割するように。最初のうち、三角形と円周の間にはずれがある。多角形の角をどんどん増やす。三角と円周のずれは小さくなっていく。正500角形とか、それ以上になれば多角形の辺はほとんど円周と近似される状態になっていく。分割をさらに続けると、円周上にいる僕らには三角形の底辺にある2つの角が限りなく90度に近づいていくのを見る。
 
 ∧∧
( ‥)その三角形の見た目は
    ほとんどテープの
    ようになり、
    見た目は長方形のようで、
    それは糸になり、
    ついには線になる。
 
  (‥ )それでもなお、
      それが三角形である
      という関係性や性質は
      残るのだよな。
 
 例えばの話、面積に該当する数値は底辺×高さ÷2という関係性を残している。そういえばいいか?
 
 ∧∧
( ‥)神学者さんはこれそのもの
    ではないけども、
    こういうことに
    噛み付いたのですよね
    これはおかしいではないか
    不条理ではないか、と。
 
 (‥ )だが、これが
     ケプラーの法則を証明した
     ニュートンの論証なんだよね
     そしてこれは
     僕らのつまずきの石でも
     あるな。

 ニュートンに噛み付いたこの神学者のことを、僕らは笑えるだろうか?
 
 ∧∧
(‥ )理解が難しいとは、
\–   同じような理解のつまずきを
     皆がしたってことでも
     あるのですよね
 
  (‥ )それを解決するためには
      天才達の群れでさえも
      何百年をかかったわけよ
      理解は歴史的な過程なのだ
      そういう意味ではだ。
      分かりやすい教科書を
      読みたいのであって
      数学史を知りたいわけ
      ではない、というのは
      完全なたわ言よな。
 
 理解のつまずきを解決した過程、それが歴史です。

 歴史は知りたくないけど分かりたいのです、という主張は頭がいかれてる。
 
 
 ∧∧
( ‥)しかも、この話、歴史的な
    後日談があるらしいじゃ
    ないですか
 
  (‥ )この神学者さんの疑問、
      僕らのつまずきが解決される
      のはニュートンからさらに
      150年後らしいのよね。
 
 
 理解は容易なことではない。しかも、微分積分は近代科学では重要な要素であっても、科学全体ではないし、数学全体でもない。一ジャンルでこれである。分かりやすい教科書が欲しい、という望みはあまりにものを知らなすぎる。
 
 
 
 
  

挫折が浅い

 
 hilihiliのhilihili: 体験がファンタジー、つまり判断もファンタジーの続き
 
 
 ∧∧
( ‥)でっ、以上を踏まえるにですよ
 
  (‥ )結局さ、面白い教科書が
      欲しいって人たちも
      挫折した連中なのよな。
 
 
 まあ、それは申し述べたように明白だ。
 
 ∧∧
( ‥)教科書が分かる人なら
    面白いものを、なんて言わない
    自分で面白い参考書を探した人
    ならば、そんなものは幾らでも
    あることをすでに知っている
 
  ( ‥)面白い教科書が欲しい、
    –□ こういう発言は、
       分からないから
       探さないから、
       出てくる発言なのだ
 
 つまり、挫折したのである。
 
 ∧∧
( ‥)気持ちは分かりますけどね
 
  (‥ )そりゃあ分かる。
      おいちゃんだって
      這い上がれなかった口
      だからね。
 
 うん、気持ち自体はよく分かるんだ。愚痴るのも分かる。
 
 ∧∧
( ‥)問題は真面目な顔で
    これを言ってしまう点
    ですかね
 
  ( ‥)挫折が浅いんだよね
    –□
 
 分からない、探してみたけど分からない、よくわかる参考書を読んでみたがやはり分からない。
 
 だが、
 
 この過程で最低限、次のことは分かる。
 
 よくわかる参考書、だけでも膨大な数があることは分かった。
 
 よく分かる参考書、でさえ手が届かないほど難しいことは分かった。
 
 よく分かる超簡単入門、でも分からない。そういうことは分かった。
 
 無数の人々が学問をうまく伝えようとありとあらゆる選択肢を試したことも分かった。
 
 だが、それでも分からない人間が必ずいる。それも分かった。
 
 そしてそれは
 
 ∧∧
( ‥)お前だー!
 
  (‥ )ぎゃー!
 
 
 こういうことは分かる。
 
 分からなくても調べればこういうことだけは分かる。ああ、悲しいことにそしてこれが自分の限界なのだ。

 だが、これは言い換えれば、分かりやすい教科書が欲しい、と言って終わる”だけ”のようなやつは、こういう経験すらしていない、そういうことが分かる、そういうことでもある。
 
 ∧∧
( ‥)つまり挫折が浅いのだと
 
  (‥ )こういう挫折がないんだ
      だとしたら挫折が浅い
      それ以外の何ものでもない
      そういうことだろう。
 
 
 己の無力。
 
 なんでも出来るという子供らしい思い。
 
 これらが全部、現実の前にばっきり容赦なく折られた時の気持ちは分からんでもない。
 
 しかし、これだけでは、膝を抱えて座り込み、自分が動けないのは周りがおんぶしてくれないからだ、全部周りが悪いのだ、そう主張している引きこもりと何も変わらないのではないか?
 
 
 
 
 
 

体験がファンタジー、つまり判断もファンタジー

 
 
 ∧∧
( ‥)例えばの話
 
  ( ‥)パイロット養成学校を
      出たけど、それが社会で
      何の役に立つのか?
 
 ∧∧
( ‥)...と、パイロットになって
    いない人が言うと、
    何を言っているのだ?
    になるけども。
 
  (‥ )勉強なんて社会で役に
      立ちゃしない。
      そういう愚痴は多い。
      しかも言う人はみなさん
      本気で言ってるよね
  
 
 ∧∧
( ‥)パイロットは特殊なのだ、
    自分で選んだ道なはずだ
    普通の学校とは違う、
    そう反論するかもですね
 
  (‥ )そりゃあ違うわな
 
 学校を義務化しなかったらほとんど誰もこない。
 
 ∧∧
( ‥)そしてパイロットになる
     学力もつかない
     なりたいと思っても
     なれるわけがない。
     そうなる。
 
 (‥ )自前で技術者を用意できない
     国も滅びる、属国になる
     奴隷化される。それだけだな
 
 それを防ぐための学校である。
 
 学校で分数を習った。英語を習った。話せないが this is a pen ぐらいは読める。
 
 たわいないことだけど、これだけでも秀でていることに他ならない。
 
 
 もちろん、日本も衰退して”東南アジアにあるあの国”のようになれば、昼食の後は昼寝できるんだ、そういう意見もある。
 
 ∧∧
( ‥)でも、実のところその国は
    白人の植民地支配を露骨に
    残していて、白人の血が
    入った支配者層しか
    入れない区域がある。
 
  (‥ )日本人とか裕福な
      外国人は入れるのだ
      その区域は豊かだそうだね
      日本のような高級デパート
      とかが並んでいる。
      小さなお嬢さんがメイドを
      従えてリムジンで買い物だ
      しかし貧乏な人々は
      入ることすらできない。

 
 国内には仕事がないので出稼ぎがやたらに多い国でもある。
 
 まあ、昼寝はできるんだろう。どんな昼寝かは知らないが。
 
 *それを考えれば日本も衰退すればああいうのんびりした国になれる、という言い様はずいぶん、相手を馬鹿にした話であるとも言える。
 
 
 ∧∧
(‥ )日本だと、トップクラスの
\–   成績になれば国家官僚という
     支配者層になれますしね。
 
  (‥ )ずいぶん平等な国だよな
      代わりに血で保証された
      支配ではないから
      激務になるみたいだが。
 
 政治家は、少なくとも首相になるような人は良い家柄であることが必須ではないまでも、必要らしい。しかし、あれだって、政治という特殊な経験や教育というのは一代では完成できない、選挙区や地盤を引き継いだだけでは駄目で、一代では良くても成り上がり者で終わりだ、というだけのことかもしれない。
 
 ∧∧
(‥ )...元都知事の石原さんも、
\–   今のところ首相には
     なれませんでしたしね
 
  (‥ )漫画規制はともかくだ、
      屈託の無い笑顔で
      過激というか、
      歯に衣着せぬことを言うから
      人気があるのは当然だけど
      一代では無理だという
      実例かもね。
 
 首相が出るのは孫の世代とかかもしれない、そういうことかもしれぬ。
 
 ∧∧
( ‥)そういえば先日、
    よっしーのせいで
    石原家から首相が出るのは
    一世代遅れるんじゃね?
    という意見がありましたが。
 
  (‥ )ちょっとね、息子の
      よっしーは悪い人じゃ
      ないんだけど、過剰に
      コミカルな人だからね、
      そういう影響あるかもね
      少なくとも、なんか
      ありそうって思ったよ。

 
 
 まあ、話を戻せば、学校の勉強が何の役に立っているのか? という質問は、それをしている時点で負け組だ、ということに他ならない。
 
 ∧∧
( ‥)トップクラスではないから?
 
  (‥ )それもあるけど、
      そもそもそんな質問を
      する時点で社会の仕組みが
      分かっておらんだろう?
 
 勉強もできない。社会の仕組みも分かっていない。地をみじめに這いずる以外のどんな選択肢があると?
 
 ∧∧
(‥ )勉強できなくても、オレ様は
\–   ここまで来た、
     そう豪語する人はいます
     けども
 
  (‥ )そりゃあそうだ。
      僕らのような40代でさえ
      バブル崩壊後の社会を
      低賃金労働で成り上がった
      世代だからね。
  
 
 日本は技術うんぬん以前に単に低賃金労働で成り上がった国だった。確かに労働者として質は良かったのだけども、質が良いだけであくまでも低賃金労働者なんである。
 
 ∧∧
( ‥)質が良く、均質である
    これだけでも大変な
    ことなんですけどね
 
  ( ‥)中国はまだ賃金が日本の
    –□ 数分の一だけども、
       労働者の質にむらが
       ありすぎて、
       もうあまり意味がない
       という意見も聞くな。
 
 
 世界の工場、中国は一体全体どうなる? 
 
 奪われた労働市場は日本に再び戻ってくるのか?
 
 
 ∧∧
( ‥)でも、戻ってきても、
    給料がそうそう上がるわけでは
    ないんですよね。
 
  (‥ )所詮は低賃金労働者だし、
      単純労働は低賃金でないと
      意味ないからな。
      雇用が生まれても、
      それだけで劇的に給料が
      上がるわけじゃないよね

 
 
 言い換えると、40代以上の上司が技術職やプログラマー、デザイナーに無理解だというのも当然なんだろう。
 
 ∧∧
( ‥)低賃金労働の成り上がり者
    だから?
 
  (‥ )技術がなくても
      やってこれた、
      そう勘違いしている奴が
      技術の必要性を理解する
      わけがないからな。
 
 
 学校の授業なんて社会では役に立たない
 技術も学力もないけど俺はやってこれた
 プログラマーに高給を払う必要はない
 
 ∧∧
( ‥)全部同じ
 
  (‥ )言い換えればこうじゃね?
 
 馬鹿でも生活できるよ(低賃金労働者だけど)
 馬鹿でも成功できたよ(低賃金労働の品を金持ちが買ってくれたから)
 馬鹿じゃない奴は必要ないよ(これまで馬鹿でうまくいっていたから)
 
 ∧∧
(‥ )まあ、成功体験に基づく
\–   自信満々な判断ミスですか
 
  (‥ )成功体験それ自体が
      ファンタジーだからな
      正しい判断は自動的に
      ファンタジーになるのだ。

 
 
 思うに、学校の勉強が何の役に立つの? なんて質問はするべきじゃないんである。今まではともかく、すくなくとも、これからは。
 
 
 
 

 

2013年4月28日日曜日

白いイカ、赤いイカ、綱渡り












 
 
 
 ∧∧
(‥ )でっ、マスティゴテウティス属
\–   そしてマグナピンナ属(仮)
     ですか
 
  (‥ )体に見られる派生的と
      思われる基本構造は同じ
      たぶん、類縁。
      たぶん、用途も類似、
      そういうことを
      このイラストで示す。
 
 ∧∧
(‥ )でも、実際の標本が無い
\–   動物って復元に冒険が
     ありますよね
 
  (‥ )そしてこれがちゃんと
      印刷で出てくれるかが
      問題であるのだなあ。
 
 ∧∧
( ‥)この前やった絵本では
    きれいに出てくれましたが
 
  ( ‥)あれは写真集に使うような
    –□ 良い紙が使えたこと、
       印刷所でデータ化して
       もらったから、だからね

 
 
 ∧∧
( ‥)その条件が成立しない状況下で
    仕事を進めるのは、なんとも
    危険ですね
 
  (‥ )んー、毎度のことだが
   □–  綱渡りよな
 
 
 

単なる耳学問に見えます

 
 
 その人は色々な有益な情報を掲示板に書いて去っていくという。
 
 ∧∧
(‥ )2011年の震災を予言した
\–   研究者が知り合いにいて
     その人がいついつに大きな
     地震がくる、そう言っている
     そう書き込んだ
     ことがあると。
 
  (‥ )へー、それは興味深い
      色々なことが推し量れるな
 
 地震の”予想”にはまったく違うアプローチがある。ひとつは機械的に推論する方法。
 
 ∧∧
( ‥)でも残念。そのアプローチは
    成功した試しが無い。
 
  (‥ )しかも、彼らの方法では
      2011年のようなあれだけ
      巨大な地震は想定して
      いなかった。
  
 もうひとつは歴史的に推論する方法。これは20011年規模の地震が起こりうる、ということは言えるし、しかもかなり近いうちに東北を襲うということも言えた(実は事実として警告もしていたのだけど、一般には全然知られておらず。どういうわけかマスメディアには取り上げられなかったようである。理由は知らない。)。
 
 ∧∧
( ‥)言えたのだけども、
    でもそのアプローチだと
    起きた場合の
    規模と被害は分かるけど、
    何年何月にどこどこで、
    なんて詳しい指定は無理
    なんですよね。
 
  ( ‥)ということはだ、
    –□ 先の詳しい有益な情報を
       書き込む人、
       というのはまったくの
       嘘を書いているのでは
       なかろうか?
 
 ∧∧
( ‥)どう思います?
 
  ( ‥)有益な情報とやらもな
    –□ 総合的に詳しく書いて
       あるけども、これは
       ネットや本で断片的に
       これまで知られてきた
       情報、そして憶測では
       ないかね?
 
 思うに、手広く情報を集めているだけの耳学問。
 
 ∧∧
( ‥)つまり単なる素人
 
  (‥ )自分にはそう見えるけどね
 
 
 
 
 *あるいは、身近に”予言者”あるいは”預言者”がいる、ということなんだろう。だが予言をする人は幾らでもいるのだ。実際、セムの人々が生み出した預言者の数を考えてみるがいい、そして預言者でさえ、彼は実のところ単なるマジュヌーンかもしれないのである。
 
 
 

どういうわけか黄色ののりが悪い

 
 
 
 ∧∧
( ‥)どう?
 
  ( ‥)そうねえ、おかしな話
    –□ なんだけどね
       黄色とオレンジの画材が
       うまく乗ってくれない、
       そういう感じかな。
 
 固さの問題か、あるいはもっと別の要因か?
 
 画材も物体なんで、水彩と油彩は混ぜちゃ駄目でしょ、とか以前に、化学的になんか微妙におかしなことが起こる場合がある。
 
 ∧∧
(‥ )そういえば、絵の具では
\–   色によってですけど、
     絵の具を混合して
     水にといて放置して
     おくとゲル状になったりする
     ことありましたよね
 
 
  (‥ )色とか配合によって
      起き方が違うのだよね
      あれは溶液に溶けた
      顔料とかの粒子、
      つまりコロイドが
      なんらかの結合を
      起こしているのかね?
 
 そういえばある種の粘土を水に適量混ぜて放置すると、容器をひっくりかえしても、ぶよん、と固まって出てくるという実験があったよな。
 
 ∧∧
( ‥)でも、棒でちょっと
    ぐりぐりすると流動を
    始めて、どちゃーっと
    流れるのですよね。
 
  ( ‥)石油などの掘削には
    –□ 泥水を使うけど
       ハンドブックを読むと
       コロイド同士の結合を
       阻止するための方法論、
       素材、化学物質とか
       色々あったよなあ。
 
 
 ∧∧
( ‥)まあ、今回の画材は
    固体ではあるんですが
 
  ( ‥)なんで黄色ののりが
    –□ 悪いのかなー
 
 
     
  

2013年4月27日土曜日

私は何度でもよみがえる。肉がそこにある限り。


 hilihiliのhilihili: 需要があるなら、そりゃあ売りつけますよの続き
 
 
 ∧∧
( ‥)つまり?
 
  ( ‥)そうね、意地悪な言い方を
      するとだね。
 
 キャバクラへいけば良い女を手に入れられる、そう本気で思っている奴は
 
 ∧∧
( ‥)友人、知人に笑われ、
    上司には苦言を呈され
    親兄弟に殴られる
 
  (‥ )悪いのはどっちだ?
      店か? それとも
      無駄に本気な客か?
      どちらが悪いと
      見なされるか
      それは明らかだよね。
 
 
 客が悪いのだ。
 
 ∧∧
( ‥)でも? 煽り本を書くと
    客ではなく、本を書いた人が
    批判されると。
 
  (‥ )おかしくねえ?
  
 悪いのはどう見ても客だろ。
 
 調べもせずに安い投資で自分のうわっついた望みが買えると本気で思っている客だろ。
 
 ∧∧
( ‥)うわついた客ね
 
  ( ‥)”異常”が見つかった、
    –□ そういうニュースが
       伝わると、そのたびに
       わっと人が集まってきて
       日本の子供は可哀想!
       ほらみたことか、と
       連呼が続き、
       日本はまるで敗戦時の
       現実を直視できない
       末期症状だ、
       知識人はウンチクを語る
  
 
 それを、
 
 うんざり顔で、ああ放射脳が...と白い眼を向ける人。
 
 コントロールもない統計をもってこられてもね...と苦言を申す真面目な人。
 
 まあ、議論はしよう。これ自体は当然だし、この意味において議論は必要でしょう。そう言う人。
 
 ああ、しかしだ。
 
 もっと別の立場がございます。
 
 ∧∧
( ‥)これは市場だと。
    これは金だと。
    金のなる木であると
 
  (‥ )わっと集まる人たちが
      金に見えるのだ。
      そういう立ち位置がある
 
 こういう人がいるからああいう奴らが儲けるのだ。うんざりだよね。トンデモだよね。疑似科学だよね。
 
 ではなく、
 
 そういう第三者の分析ではなく。
 
 何十万、何百万、頭の中で具体的な金額を描き、それに必要な投資を計算し、純利益を算出する。そういう人たちがいる。
 
 これは第三者が行う、良くも悪くも冷静で知的でお上品な分析ではない。生々しくも薄汚れた、しかし生活そのものだ。
 
 人が金に見える。
 
 人間が、具体的な金額に見えるのだ。
 
 あるいは、肉、に見えるのだ。そう言っても良い。腹をすかせた者達から見れば、彼らは肉なのだ。
 
 ∧∧
( ‥)事故を直視出来ない
    日本人!! 
    まるで大戦末期のようだ!
    そう力説する文化人も
    単なる金に見える。
    肉に見える。
 
  (‥ )ざっくばらんとだけど
      具体的な金額がそいつらの
      頭上に浮かんで見えるのさ

 
 
 もちろん、値踏みもするんである。
 
 こいつは、勇ましいことを言っているが知名度がないから幾らだ。
 
 こいつは知名度はあるが狂っているから直接は使えない。幾らだろう。
 
 そうなのだ。群がる彼らは金なのだ。

 目の前に金があっただけなんですよ。商売人である以上、それに手を出すのは当然じゃないですか。
 
 だのに、なぜ、物書きだけが批判されるのでしょうか?
 
 どうしてお客がいつも被害者扱いなのでしょう?
 
 欲しがるから売った、それだけじゃないですか。
 
 キャバクラで本気で彼女を作れると思っている客は笑われるじゃないですか。
 
 だのに、なぜこういう時は客ではなく、物書きだけが批判されるのですか?
 
 
 ∧∧
( ‥)まあ、物書きだけが批判
    されるわけじゃないですが
    そうは言っても、
    理由はあるのですよね。
 
  (‥ )恋は個人のものだ。
      だけど金がからむと
      個人に近しい人間には
      笑ってすむ話じゃない。
      友人は笑っても、
      家族は殴るのだ。
      そして科学、医学に関する
      話は必然的に恋以上に
      社会的なものなのだ。
      そして、考えの波は
      周囲に伝播して大きな
      被害をもたらすからね。
 
 そして考えの波の中心に物書きがいるのなら、それは確かに非難の的になる。
 
 ∧∧
(‥ )そういう意味で物書きは
\–   宗教指導者のように
     思われている
     そういうことですかね?
 
  (‥ )言葉を売る、文章を売る。
      これは理論武装を売る
      そういうことだからね。
 
 カルト宗教のインチキ指導者というよりは、漫画に出てくるような狂った武器商人だと思われているのかもしれない。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、そりゃあ、
    打倒すべき敵だと
    見なされますかね
 
  (‥ )はっはっは。
      だが、私を倒しても
      この世に確信を持つ
      人がいる限り、
      この世に根拠を欲する
      人々がいる限り、
      私は何度でもよみがえる。
 
 そして必ず戻ってこよう。金になる人々がいる限り。
 
 
 
 
 

需要があるなら、そりゃあ売りつけますよ

 
 
 その町にあるタバコ会社の倉庫が燃え、町中がタバコの煙に包まれた。
 
 ∧∧
( ‥)煙いウンヌンを抜かしても
    いやでしょう?
 
  (‥ )呼吸系にいやな影響が
      出るウンヌンを抜かしても
      いやだね。
 
 喫煙者だってこんな状況は、ちょっと待て、そう思うのではないか? 1日どころか何日も続く、猛烈な煙の世界。
 
 体に良いわけがない。
 
 
 ∧∧
(‥ )では問題です。数ヶ月後、
\–   町中の子供を診察したら
     ポリープが見つかる事例が
     複数あった。
     町内を調べたら器官に異常の
     ある動植物が見つかる事例が
     複数あった。
     これはタバコの煙のせいか?
 
  (‥ )事例がある=肯定
      ではないのだよなあ。
 
 そもそも喫煙がガンの原因になる、という事自体がそうである。
 
 喫煙者Aが肺ガンを発症した。それは喫煙のせいであると言えるか?
 
 ∧∧
( ‥)反対に喫煙者Bは肺ガンを
    発症しなかった。これは
    喫煙は発ガンの要因ではない
    ことを示すか?
 
  (‥ )どちらも否であるね。
      そしてこれ自体は
      因果関係をどう推論するか
      そういう話なのだ。
 
 
 視点を変えて、これを商業の立場から考えてみる。
 
 ∧∧
( ‥)あなたがたがいる業界の
    話で考えましょう、と。
 
  ( ‥)震災で原発がぱーんした時
      おいちゃんの知り合いも
      政府は隠し事をしている
      そう思ったそうだ。
 
 もちろん、その隠し事とは、実際には、せいぜいこんなことだったのではないか?
 
 ∧∧
( ‥)先生、そろそろ会見の
    時間です。
 
  ( ‥)...あのさ、臨界が止まって
    –□ いるのに、なんで発熱が
       続いているの?
 
 ∧∧
( ‥)先生、それは説明しましたよね
    臨界の熱と崩壊熱は違います
    いや、僕も専門家の
    受け売りですが
 
 ( ‥)ウランは崩壊するのだろ?
   –□ 崩壊熱が出てるってことは
      ウランが臨界していること
      じゃないの?
 
 ∧∧
( ‥)臨界は核分裂の連鎖反応で、
    ウランがα粒子を放出する
    崩壊とは違います。
 
  (‥ )ああ、ウランの崩壊を
      連鎖反応させると
      臨界するのね?
      今はその連鎖反応が
      止まっているだけ
      なのね。
      また連鎖するわけ?
      怖くね?
 
 ∧∧
(;‥)全然違います!
    余計なことはぜーたっい
    言っちゃ駄目ですよ!
    あなた、訳分からんことを
    しゃべっちゃうでしょ!
 
 どうせ、こんなんじゃね?
 
 
 ∧∧
( ‥)まあ、これだとおよそ
    説明はつきますか
 
  ( ‥)分からない文章を
    –□ 責任とらないように
       正しく会見するなんて
       無理だからな。
       結果的には隠し事を
       しているように
       見えるだろう。
 
 つまり
 
  (‥ )その質問はですね...
    –□ あのさ、なにを言っちゃ
       いけないんだっけ
 ∧∧
( ‥)連鎖反応は言わないで下さい
    今は崩壊熱ですから。
    後、その管轄は経産省では
    なくて厚生労働省ですから
    そこを考えてですね...
 
 
 こういうことをごにょごにょ話したり、打ち合わせしたり、聞いたり自分で考えたりするのだ。見た目が怪しさ大爆発になることは避けられない。そもそもアドバイスする立場の人とて、専門家でもないし、政治家でもないし、各省庁のすべてに精通できるはずもない。今、ここで一番妥当な回答を...、となったら、あいまいな返答になるのは当然、必然。
 
 
 ∧∧
(‥ )そして政府が隠し事を
\–   している、
     被害を隠蔽している、
     そういう疑惑の声は
     今でもありますね
 
  (‥ )まあ、文字通り隠している
      ことだってあるだろうな。
      言うに言えない格好わるい
      ことはどこにでもある。
      とはいえだ、その手の
      疑惑の声は具体性が
      ないんだよね。
 
 
 あるいはその手の人たちは、冒頭の因果関係の推論がうまく成立していない報告を引用するだけで、彼らの疑惑の根拠はそれ以上ではない。
 
 どうも彼らは、隠されている、という確信しか持っていないようである。
 
 つまり、疑いはあれども根拠が手元にないのだ。
 
 そもそも、仮に”隠している”という疑いが、先のようなごにょごにょだとしたら、疑いの根拠など、どこにもないことになる。
 
 確信は根拠のない根無し草かもしれない。
 
 だが、確信、それ自体は確かにあるのだ。
 
 だって確信したのだし。
 
 
 ∧∧
( ‥)そしてそういう状況を
    商業目線で見た時
 
  (‥ )出版会はそこに眼をつけ
      ”根拠”を売りつけたのさ
 
 需要がある。なれば売るのは当然。
 
 ∧∧
( ‥)問題は
 
  ( ‥)売りつけた、
    –□ 根拠自体が捏造、
       思い込み、
       我田引水だった
       そういう点だね。
 
 そういう意味でいうと
 
 ∧∧
( ‥)そういう意味ではテレビ、
     新聞よりは
     本の方が悪質なんですね
 
  (‥ )本はテレビや新聞には
      絶対まねができない質を
      提供できる。
 
 テレビ、新聞なんて、あんなお行儀の良い、お高くとまってすました連中なんぞには絶対不可能な、まっとうなものを届けることができる。それが本だ。
 
 ∧∧
( ‥)でも、あからさまな嘘や
    陰謀論でさえ届けることが
    出来る。
 
  ( ‥)まねできない質、とは
    –□ 良い悪い、どっちにも
       振れることが出来る
       からね。
 
 
 既存のメディアに失望した、そんなあなたに本は根拠と確信をお届け出来ます。ただし、その内容の妥当性、それ自体は保証いたしません。
 
 
 
 
 

2013年4月26日金曜日

売人も客も双方同意の上であった

 
 
 ∧∧
(‥ )震災時の原発ぱーんで科学は
\–   信用を失った、
     そういう意見がありますね
 
  (‥ )おいちゃんはあれだがね
      読者層になるうる人々に
      対する不信感が
      増したけどね
 
 図書館に言っても、核物理の本も原子炉の本も放射線医学の本もそのまま残っていて、煽り本だけが軒並み借りられている状況を見た時、ああ、心配だ、心配だ、放射能が心配だ、命が心配だ。そうはおっしゃっておられますが、ご自分の命が危機にさらされていると口では言っても、そういう時でさえ数百円の安い本しか買いませんか。借りませんか。
 
 ∧∧
(‥ )まあ、危機的状況では
\–   簡潔に逃げろーと
     言われるのが理想では
     ありますけどね。
 
  (‥ )自力で時間をかけて
      調べるよりは
      効率的だからね。
      賢い選択ではあるんだ
      だがね、そこをね
      僕らがいるような
      出版界に突かれるわけよ
 
 簡潔な情報を欲している人がいる時、君の心配は正しい、そう言えば売れる。金を出す。それが分かっているから原発がぱーんした時、大勢のライターが金のなる樹に目がけて殺到したのだ。
 
 ∧∧
( ‥)そういう意味では、あなたは
    インチキ科学や
    疑似科学ライター、
    煽りやデマをまき散らす人、
    彼らを批判する気に
    なりませんか?
 
  (‥ )欲しいから売ってるだけ
      なんだぜ?
      それだけ聞けば
      悪いことには思えんしな
 
 もちろん、客が欲しがっているから売っているだけなんですよ? というのは麻薬の売人も言う言葉であるので、こんな肯定はたわ言ではある。
 
 しかし、たわ言ではあるが、事実でもあるのだ。
 
 欲しているから売っている。
 
 何が悪い?
 
 ∧∧
( ‥)科学、経験的検証
    妥当性、そういう意味では
    最悪でしょう
 
  (‥ )だが科学に対する
      不信感があるのだろう?
      妥当性に不信感がある、
      妥当性など、どうでも
      良いのだろう?
      だったら売っても
      買っても問題あるまい。
      自称、命がかかっている
      状況でも
      数百円の本しか読まない
      それが覚悟なら
      それで覚悟することに
      なるだろうね。
 
 そして、そこをつけ込まれる。これは必然。
 
 そして、”そこ”につけ込むことの何が悪い?
 
 ∧∧
(‥ )本当は”悪い”のですよ
\–   あなたも肯定はしないでしょう
 
  (‥ )肯定はしないなあ。
 
 
 だが、客と売人は既に肯定し合ったのだ。双方同意の上だった。これは重い。
 
 売買したものは肯定できない。しかし、双方同意の上であった、という重みは否定できない。
      

Q:この前提を踏まえた時、あなたは何を失うか?

 
 
 ∧∧
(‥ )再現実験できるものこそ
\–   科学である。
     そうでないものは
     科学ではない。
 
  (‥ )ああ、そういうこと
      言っちゃう人は多いよね
 
Q:毎日一箱タバコを吸っていたAさんが肺ガンで無くなった。Aさんの死因がタバコであることを科学的に論証するために再現実験せよ
 
 ∧∧
( ‥)Aさん、もう死んじゃった
 
  ( ‥)はい、無理ですね
    –□
 
 この論証は妥当か?
 
 
Q:Aさんは人間である。Bさんも人間である。Bさんは毎日一箱タバコを吸う。Bさんはガン以外の要因で死んだ。タバコはガンの原因ではない。
 
 この論証は再現実験か? 仮に再現実験だとしてこの結論は妥当か?
 
 ∧∧
( ‥)人間がどれも同じだ、
    というのなら再現実験
    ですね
 
  (‥ )どれも同じである。
      そう言ってよいか?
      そこも問題ね。
 
 仮に再現実験であるとして、ではタバコはガンの原因ではなかった。因果関係がなかった、そう言ってよいか?
 
 
Q:ある日、ある時、その町のタバコ工場が火災を起こし、町中がタバコの煙で包まれた。数ヶ月後、町中の子供を調べたところポリープが見つかる事例が複数あった。タバコの煙がこれらの原因であると考えてよいか?
 
 ∧∧
(‥ )再現実験こそ科学である。
\–   そう主張する人はこれを
     どう見なすのでしょうね?
 
  (‥ )さあねえ?
 
 
 
Q:再現実験こそが科学である、と前提した場合、その時、何と何が出来て、何と何が出来なくなるか? またこの前提は前提自体が正しいことを論証できているか? 
 
 
 そしてこの前提を踏まえた時、あなたは何を失うか? 具体的に考察せよ。
 
 
 
 

2013年4月25日木曜日

幸せになりたいのなら還りなさい

 
 
 才能にこだわるから幸せになれないと思う
 
 ∧∧
( ‥)しかし、そもそも才能は
    道具でしかない
 
  (‥ )前に言った話よな。
      ありもしない才能を
      守った奴の足下には
      伸びずに枯れた技術が
      横たわっている。
 
 オレ様、模写しましたよ。オレ様何枚も絵を描きましたよ、オレ様こんな話を思いつきましたよ、何千文字も書きましたよ。
 
 何千文字って馬鹿かお前は。10万文字ぐらいの物語なんざ、誰でも馬鹿でも能無しでもすぐに書けるわい。書きました、というのなら、100万文字書いてから言え。
 
 ∧∧
( ‥)もちろん、そんな100万文字
    単純な文字の羅列で
    面白くもなんともないの
    ですけどね
 
 ( ‥)書く、描く、誰でもできる
 
 
 じいさん、ばあさんが老後の趣味で描く絵を見ればいい。うまい絵なんて誰でも描けるのだ。
 
 うまい絵が描けます。そんなもの自慢にならん。うまい絵で仕事になるなら苦労はしない。馬鹿ですかお前は、というレベル。 
 
 ∧∧
( ‥)才能は道具でしかない
 
  (‥ )がんがん使わないと
      意味がないんだ。
 
 才能なんてナタのようなもんだと思えばよろし。
 
 ∧∧
( ‥)どこがなんだかさぱーり
    分からない密林を行くには
    ナタでがんがん切り開かないと
    行くに行けない。
 
  (‥ )なまくらになろうが
      研ぎ直して進むしか
      ないんよね。
 
 錆びたり、刃こぼれしたり、研ぎが微妙でなんか狂いが生じたり。それでもなんでもがんがん使うしか無い。
 
 ∧∧
( ‥)最初ぴかぴかだった才能は
    すっかり汚れて、
    なんじゃこりゃになって
    しまうけども
 
  ( ‥)それでもさあ、箱に入れて
      しまっていたり、
      床の間に飾っているよりは
      ましだよねえ。
 
 そして、ナタで密林をがさごそ進むのは自由の道だが不幸の道だ。
 
 ∧∧
( ‥)そういう意味では最初の
    言い様、才能にこだわるのは
    幸せになれないと思う、
    というのは正しいのですよ
 
  (‥ )正しい。だがそれは自由を
      放棄したってことなのだ。
 
 もしも自由と幸福、この2つを両立できると思っているのなら、それは間違っている。
 
 ∧∧
( ‥)組織にいれば、
    給料は定期的にもらえ
    組織に守られるが、
    組織のことを考え、
    縛られなくてはいけない
 
  (‥ )自由でいれば
      自由にできるが、
      収入は不安定で
      むき出しなので
      ちょっとの変動ですぐに
      死ぬ。
 
 幸福と自由は両立しない。
 
 あるいはトレードオフの関係にある。こう言えばより正しい?
 
 
 自由は無条件に尊く良いものだ、こういう風潮がそもそも間違っているとも言える。
 
 ∧∧
( ‥)あなただって好きでこんな
    場所を進んでいるわけじゃ
    ないですからね
 
  ( ‥)人間、それぞれ出来ること
      出来ないことがあるんだ。
      太陽の下に出ると体が
      焼かれてしまうので、
      ぎゃーっと影に逃げたが
      そこは薮やぶなんで、
      無理矢理進むしかない。
      それでも焼かれるよりは
      ましだからな
 
 ∧∧
( ‥)しかもいずれそれを維持する
    体力が尽きる。それもそう
    遠い未来ではない。
    せいぜい数年。
 
  (‥ )太陽の下にも出れない
      薮をかき分けるのも
      おっくうだ、しかし
      立ち止まると呑まれる
      どうしたもんかね?
      困ったもんだよな。
 
 そんな時、才能にこだわるから幸せになれないと思う、と言う奴がいたらどう見えるか?
 
 ∧∧
( ‥)じゃあ、そこで座って
    いなさい、と。
 
  ( ‥)あるいは太陽の下にいて
      上から目線で見ているのだな
      まあ、死ねよ、としか
      言えないなあ。
 
 ∧∧
( ‥)死ねよ、とはこれまた
    下品な言い様
 
  (‥ )いや、この場合はむしろ
      真理。
 
 生きていること、それ自体が不幸なのだ。幸せになりたいのなら死ねばいい。そして二酸化炭素と水に戻れ。それが自然本来のあるべき姿であり、そここそが僕らが生まれた場所にして、そして還る場所だから。
 
 この宇宙では生は望まれていない。命はそもそも不自然な現象だ。
 
 だから死ねばいい。死ねばもう何の苦しみもなく、すべてから解放される。
 
 さあ、幸せを望む人よ。すべての執着を捨てて死ね。そして還れ。それ以外、すべての道は苦しみなり。生への執着こそが苦しみの元凶なのだ。幸せになるには他に手はない。
 
 ∧∧
( ‥)ゆえに
 
   (‥ )幸せとは外法なり。
       幸せを望む人は外道なり
 
 
 この世の幸せ、ことごとく滅ぼさねば生はない。
 
 
 
 
 
     

2013年4月24日水曜日

まとまりのない連呼

 
 
 そういえば先日、画材を買いに町へ出ようと駅までいったら途中でデモに遭遇した。
 
 ∧∧ 20人ぐらい?
( ‥)
 –( ‥)みんな60以上って
      ところだね
 
 拡声器のおばちゃんの声
 
 原発はんたーい
 
 ...はんたーい
 
 みんなの声小さい
 
 ∧∧ 原発、米軍、空母...
(‥ )
 –( ‥)オスプレイまで
      入ってるな、
 
 原発反対、子供を放射能から守ろう、原発の金を復興にまわせ、米軍は出て行け、原子力空母はくるな、子供を戦場にいかせるな、オスプレイ反対
 
 よくばりすぎだ。短い時間とはいえ、同じテーマが2回出てこない。これでは何の宣伝効果もないだろう。
 
 ∧∧ まあ、頑張っていると
( ‥)
 –( ‥)私たちの努力を見て!!
      というだけの話だなあ。
      独りよがりだよね。
      聞いている側のことを
      考えていない。
     
 
 ちっこいばあさんが持っている旗を支える突起物と金具が、ちょうどこちらの顔の位置でぶらぶらする高さになっていて危ない。眼に当たりそう。
 
 ∧∧ 周り見てないんですね
(‥ )
 –(‥ )だからああいう
      まとまりのない、
      聞く側のことを
      考えてない連呼を
      するんだろうな。
 
 
 あれでは駄目だ。
 
 

どんな連中かだいたい分かるべ

 
 
 ∧∧
( ‥)どう思います?
 
  ( ‥)そうねえ
 
 今の若者は経済の低迷で追いつめられ、その一方、哲学もなく愚かであるがために右翼になろうとしている。可哀想だが危険な連中だ。
 
 ∧∧
(‥ )まあ、おおむねこういう言い様
\–   ですね
 
  (‥ )ここから発言者の立場が
      およそ類推できる。
 
1:自分は現在の経済状況でも困難に直面していない
2:自分は若者ではない
3:自分はすぐれた哲学を持っている
4:自分は常人より知能において優れていると思っている
5:自分は右翼、保守などではない
6:以上のような自分でない人間は排除して良い
 
 ∧∧
( ‥)平たく言うと
 
  ( ‥)まあ、典型的には
    –□ マルクス主義者の残党
       だろ、と言ってしまえば
       それまでだけども。
 
 それ以前に、これは嫌われるよね。
 
 ∧∧
(‥ )結局、団塊世代とかは
\–   恵まれた時代に
     恵まれた地位を
     まぐれで手にしただけで
     勝ち逃げしようとしている
     そう揶揄される状況ですけど
 
  (‥ )豊かな家庭を築けたのは
      実力ではないのに、それを
      自分の実力と勘違いし、
      年金生活に片足を突っ込み
      若者から収奪し、そのくせ
      自分は知能においても
      人においても若者より
      優れていると思い込み、
      苦境に立った人を
      さげすみ排除しようとする
 
 ちょーっと頭を働かせて考えてみよう。これが怨嗟の対象にならぬわけがない。
 
 今の時代、金持ちであるというだけでほぼ犯罪者扱いされることが彼らは分かっていない。
 
 ∧∧
( ‥)実力ある金持ちは評価され
    あこがれの対象になるの
    ですけどね
 
  (‥ )反対に、例えば団塊世代は
      うらやましいなあ、
      年金充分にもらえて
      あこがれちゃうなあ、と
      言う奴がいるか?
      という話よな。
 
 
 実力がない、と見なされると、それはズルであり、攻撃対象に他ならない。
 
 このような意味において、豊かであり金持ちである、というのは、本人は幸運だった、とかオレ様の実力だ、と勘違いしていれば良いが、そうでない他の人からは犯罪者にしか見えない。法律うんぬんではなく心理的にそういうものだ。そして法律は心理の前には単なるゴミっかすである。
 
 ∧∧
(‥ )生活保護たたきもそういう
\–   現れなんでしょうね
     生活保護を叩くより、
     最低賃金を上げるべし
     という意見も
     目にしますけど。
 
  (‥ )しかし、その手の意見も
      時々、うさんくささを
      感じるんだよな。
 
 
 ∧∧
( ‥)なぜ?
 
  (‥ )あの手の提言の文脈はな
      読んでみると
      こうすれば私の最低賃金も
      アップする、とか
      私はこうしたい、とか
      ではないんだよね。
 
 お前ら、こうした方がいいのに、なんでしないの? 馬鹿だね

 どうも読むとそういう文脈であったりする。
 
 
 ∧∧
( ‥)つまり、苦境の当事者ではない
 
  (‥ )どういう立場か
      どんな連中か
      だいたい分かるだろ?
 
 
 言葉は背景があって出てくるものだ。曇りガラスのようなもので、背後が透けて見えるのは避けられない。
 
 
 
 
 

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