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2022年1月22日土曜日

地球近傍天体

 
 先日、地球の側をかすめていった小惑星1994pc1
 
 雪雲で空がかすみ、見ることはできなかった。これか? と思った星も本日、恒星であることを確認。残念である。
 
 こういう地球をかすめる天体。これらは地球近傍天体(Near Earth Object 略称NEO)と呼ばれていて、地球衝突の危険性がある分、ちっちゃいものを熱心に見つけるから、案外と数が多い。
 
 ∧∧
(‥ )2013年の2月16日に
\−  静止衛星軌道よりも低く
    地球をかすめた2012DA14
    これは見れたけども
    スケッチは残さなかったよね
 
  (‥ )もう9年前か
      当時は見たものを
      スケッチで残す
      習慣を持っていなかった
      からなあ
 
 これは45メートル程度の小さなものだが(ただしこんなものでも地球に衝突すれば大都市を壊滅させることができる)、静止衛星軌道よりも低く飛ぶ接近だったので7等級まで明るくなったし、自分が持っている10センチ級の小さな望遠鏡で十分見ることができたのであった。
 
 案外に数が多い地球近傍天体。そういうわけで数年、10年と待っていれば、何かしら明るく見えるものに遭遇できる。
 
 
  ∧∧
(‥ )近場ではあれね
\−  2022年
    つまり今年の12月27日
    小惑星2010XC15が
    月までの距離の2倍を
    通過するけどね...
 
  (‥ )んー でもこれ
      推測200メートル程度の
      小さなものなんだよね
 
 今回の1994pc1が月までの5倍距離を通過して10等だから、その2.5分の1距離を通過する2010xc15は、距離だけ考慮すると2等級明るくなる計算。
 
 ∧∧
( ‥)でも大きさが1994pc1の
    5分の1倍だから
    明るさは25分の1で
    およそ3〜4等暗く
    なるはず
 
  ( ‥)つまり1等級暗い
    −/ 11等級になるはず
       なんだよね
 
 自分のもってる30センチなら見れるけども、なかなかに厳しいものであった。
 
 ∧∧
(‥ )もっと明るいのが見たいなー
\−
 
  (‥ )地球近傍天体は
      しばしば接近直前に
      発見されるから
      新発見で明るいのが
      来てくれたらいいけどね
 
 とはいえ、そんなご都合主義なものはそうそうないので、明るそうなNEOの接近を気長に待つしかない。
 
 ∧∧
(‥ )24年10月13日
\−  ガニメドが
   月までの146倍を通過
   27年6月6日
   1990MUが月までの12倍通過
   27年8月7日
   1999AN10が月までの距離通過
   28年5月20日
   2009WR52が0.6倍を通過し
   28年10月26日
   1997XF11が2.4倍通過
 
 
  (‥ )まだまだ先だなー
 
 
  

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