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2022年1月12日水曜日

東スポが堅実大手になってしまっている未来

  
 新聞の購買率は20歳で5%とも10%ともいう。
 
 20歳の日本人口は120万なので、その5%で考えても6万人。
 
 人はこれを悲惨と見るが、そんなことはない。
 
 ∧∧
(‥ )20歳だけで6万の
\−  購買層が存在するなら
    実のところ新聞って
    つぶれるわけないんよね
 
 (‥ )20だけでこれだ
     仮に総人口の5%だけが
     新聞を購読するにしても
     600万の購買層が
     存在しうる
 
 もちろんこれは、生まれたばかりの子供や、文字を読むこともできなくなった老人も含んだ数であり、お金を払える人口で考えたら300万程度だろうか?
 
 とはいえ膨大な数には違いなく、例え5社で均等に市場を分けたとしても60万の顧客を持つことになる。
 
 ∧∧
( ‥)なんと素晴らしきことか!
 
  ( ‥)問題はさ
    −/ 社員の数だ
 
 
 読売新聞 2900人
 
 朝日新聞 4300人
 
 毎日新聞 2500人
 
 産経新聞 1600人
 
 日経新聞 2600人
 
 
 ∧∧
(‥ )多すぎだな
\−
 
   (‥ )週間少年ジャンプを
       3ヶ月で100万部
       売り上げる
       集英社で社員700名
 
 ジャンプの価格は275円で300円弱。一月の購読料に2000、3000円を取る新聞は、ジャンプよりは効率的だとも言える。その一方で、60万の顧客はジャンプの顧客よりも明らか、少ないのであって
 
 ∧∧
( ‥)将来的に
    新聞社の社員数は
    集英社よりも少ない数
    つまり700名以下が
    妥当だべ
 
  (‥ )できれば200名とか
      100名でやるべきだな
 
 つまるところ、新聞社は今の大企業から、社員の年収500万程度の中小企業になれば存続できるであろう。
 
 ∧∧
(‥ )問題はさ
\−  大企業から中小企業に
    なった例って
    聞いたことないって
    ことなんだよね
 
  (‥ )そりゃなあ
      いくら順当に
      人員削減しても
      10分の1にまで
      人間を減らしたら
      心理的にそれは
      倒産だからな
 
 大企業は中小企業には戻れないようであるし、だからつまり、今の大手新聞社はすべてつぶれる運命だし、存続するにしても売却されるという形式で、結局は事実上、つぶれることになるだろう。
 
 ∧∧
(‥ )反対に小さな規模で
\−  営業している新聞社
    あるいはそれに類似の企業は
    そのまま存続するし
    もしかしたら
    潰れた大手の後釜を
    占めるのでは?
 
  (‥ )日刊ゲンダイが115名
      東スポが239名で
      ここらが生き残るかな
 
 例えば50年後、石油の不足を石炭火力で補っても電力が不足気味なその時代。紙媒体は苦しい時代を経て、かつてほどではないにせよ、第二の盛況期を迎えていた。電力不足と高騰が、ネットの顕著な縮小をまねいたからである。そしてこの時代、東スポは手堅い紙媒体として活躍しているのであった。
 
 今や、政治、経済、株価の動向を詳細に解説する東スポ。スポーツ面も当然あるのだが、その内容もまた真面目で分析的であった。

 そういうわけで、東スポってなんでスポってつくの? と皆が不思議に思っているかもしれないし、昔の東スポって飛ばし記事やネッシーとかトンデモ記事を書くから信用なかったんだよと言われて皆がびっくりするような世界になっているかもしれない。
 
 
  
 

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