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2009年10月12日月曜日

そのレンガって実在するわけ?

 
 資料が見つからず。害虫だから調査はされているのだけども肝心の擬態についてはどうも調べた人がいないっぽい。

 ∧∧
( ‥)まあ、ありがちですよね

    (‥ )人気があったり、人に知られているからといって
     □-  調査しやすいとか、ましてや調査しましたって
        ことには必ずしもならないからなあ。

 記載はされども体長、プロポーション、特徴の記述以外なんにも情報がない生物なんていっくらでもいるわけで(生態に関わる詳しい記述が、胃の内容物は甲殻類です、程度なもんだったりするわけで)ありまして。

 さて

 「分類思考の世界」すでにある程度は「心の思い描くものは何?」に書き込んだことであるけども、追記すれば第4章を読んでいてこう思った。

ほほう、メトミニーとな。なるほど、メトミニーもアブダクションも、この記述からすると部分からまだ見ぬ全体/あるいは部分を説明する物語を推論する力なわけで、これが系統樹思考であり、メタファーは分類思考なのであるな、、、、

 と思っていたところで、これで締めくくっては面白くないと、本質主義の話になる。そこで語られるのは部分を説明する系譜や歴史を人間は推論するのだけども、それだけではない。人間はなにか本質的なものが世界の背景にあると考える、ということ。

 ∧∧
( ‥)そこまで読んで、あなたはこう解釈するわけですよ
    人間が現象の背後にある何かを推論し/あるいは結論づける時、
    系統推定という妥当な推論によって導かれた答えもあれば
    なんか訳の分からん方法で導かれた答え(血液型占い)もあると。

     (‥ )とっ、読むわけなんだけどね。

 そして思うに、この本、読む人によってはまったく理解できない内容なんじゃあなかろうか。系統推定と血液型占いは同じなのか?と読む人もいるやもしれぬ。あるいは個々ばらばらのテーマがつらつら流れているだけだと思うかもしれぬ。

 いやいや、そもそも本ってのは大なり小なりすべてが”読者の解釈に基づいて読まれているものであり”、解釈に個体差が生じるのは当然。そしてまた、

 ∧∧
( ‥)以上の解釈自体があなたの解釈であると。

     ( ‥)個々のデータを説明する背景的な何かを推論した。
         仮にそれだけしか説明が与えられていない場合、
         我々はまっとうな推論とまっとうでない推論を
         識別できないって”考え”に基づいて読んだ結果であるな。

 実際、データからそれを説明する全体を考えるという点だけを見た場合、万有引力も系統推定も血液型占いもどれも識別できず、同じと言えば同じ。

 ∧∧
( ‥)データの解析過程が違うってことですよね。

     (‥ )まっ、他にも検証できるかとか、
         検証されたかのかとかね。


 ともあれ、第5、6章まで読んだのだけども。この章はこう?

:立派な建物を作るのはいいんですが、建材として使っているレンガはそもそもmade in どこですかね?

という感じざんしょか。

 ∧∧
(‥ )第5章のしょっぱなはアルチンボルトの絵でした
 □-
     (‥ )春、夏、秋、冬しか知らなかったから
         なんかインパクトあるよなあ。

 モーニング娘。は、そうねえ、言われればそうだよねえ。

 ∧∧
( ‥)モーニング娘。は実在するんですか?

     (‥ )実在ねえ、どうだろうね。互いに調整し合う時計の集団と
         同じような形では”あります”/”動作しています”と
         言えるのじゃあなかろうか。

 ∧∧
( ‥)個々のサッカーチームは存在するんですか?

     (‥ )個人の集合で、なおかつお互いに情報交換しつつ
         連動して動いているから、そういう点では
         ”ある”とか”動作してます”ということは言えるかもね。

 ∧∧
( ‥)じゃあモーニング娘。や個々のサッカーチームは
    individual なんですか?

     (‥ )? さあ???


 

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