いいですかー、みなさーん。お客様にはこうやって笑いましょう、はい、だめだめ、そんな笑い方じゃ、そんな挨拶、姿勢ではだめですっ!!
ああ、煮詰まっているねえ、リストラもできず、人件費は削れず、さりとて他の支出を削れそうも無く、原価は高いし、材料費も高騰、それでいて純益を上げる方法がなんにも思いつかない時にやっちゃう暇つぶし。つまり、なんか小手先の営業努力すれば売り上げのびるんじゃね? ってやつ。
∧∧
( ‥)まあ、サービス業で他にやること思いつかないなら
ああいうことするんじゃないですかね?
(‥ )でっ、 売り上げ伸びたってちょちょいと
喜んでいるうちにこれが円高/円安で
覆ったり、元に戻ったりして一喜一憂するわけだ。
まあテレビがああいう小手先勝負を取り上げるのは分かるよ、なんか一生懸命だってのは見れば馬鹿でも分かるし、原価だ支出だと計算機を叩かない分だけ理解しやすい。器用で能率的な人間よりも努力するお馬鹿さんの方を評価するような、そんなぬるま湯にいる連中ならあれで十分でしょ。
∧∧
( ‥)問題はああいう戦術がどこまで
戦略の不備/不利をカバー出来るかですね。
(‥ )戦術で戦略の失敗を糊塗しようってか?
そいつは無理ってもんだぜや、マダム。
∧∧
( ‥)でも、彼女の場合、あれが商売なんでしょ?
お客が”なんか効果あるっぽい”と思い込んでくれれば、
あるいはそう思い込んだ人がお客になれば
それでいいのでは? 効果それ自体は直接は関係ないでしょ。
(‥ )そして原価0だからうまい商売であるな。
でっ、そう解釈した場合、確かに彼女自身はマナー向上の依頼をする企業よりはなんぼかましとなる。