自己紹介

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2012年4月30日月曜日

無神経さのバロメーター


 
匿名なのも守ってもらうのも、自由な報道を貫くため

  ( ‥)そんなようなこと言ってる
      割には肝心な時に
      逃げるのな
 ∧∧
( ‥)人間ですから
    人間だもの


  (‥ )だが、そのあげくに
      高給取りって
      おかしくね? 
 ∧∧
( ‥)それを恥じと思わぬならば
    その値は無神経さの
    バロメーターでしょう
 
 



ちょっと真面目すぎるかもね


















 ∧∧
(‥ )なんだこれ? って言われる
\–  でしょうね

 (‥ )6550万年前、メキシコに
     落下した巨大隕石で恐竜が
     絶滅したというのは嘘。
     なぜなら落下は絶滅の
     30万年も前に起きていた、
     その根拠になった写真を
     描いたものだ。

 なぜ30万年前だと分かるかって? 堆積物を切って研磨した面をよく見てご覧よ。中央に”有孔虫の化石”が見えるだろ? ここから30万年前だと分かるのさ。

 *注:有孔虫は単細胞生物で柔らかい細胞を守る球形、あるいは楕円形の殻を部屋のように作る。それを成長にしたがって拡張、付加していくので、堆積物に有孔虫の化石がある場合、その断面は典型的には円形の壁が連なるような構造に見える。

 ∧∧
(‥ )見えません・・・
\–
 
  (‥ )まあ、30万年前説を
      言う人たち以外、誰も
      見えなかったのだけどね

 メキシコのチクシュルブ・クレーターは恐竜絶滅の30万年前のものだ、これを今でも書き立てる人はいるけども、ようするに論文を読んでいないか、読んだ上で煽っているのは明らかだ。こんな心霊写真を根拠にした異説を書き立てるなんて読んでないか、いかれているかのどっちかでしかない。



 ∧∧
( ‥)前、本でこの写真を
    紹介しましたけども

 ( ‥)誰も気がつかなかった
     みたいで、残念だった
     けどな。

 まあ、いいさ、ゆっくり、ゆっくり情報を出してじょじょに煮てやろう。サイエンスライターがやることなんてそんなもんだ。消費者が喜ぶ最新情報などというもの、悲しいかな30年は遅れているし、間違いだらけで汚染されてもいる。それを消費者が死ぬのに合わせてじょじょに置き換える。それだけだ。こうすれば良いと分かっていても、社会も組織もすぐには変化できないように、老人がくびれ死ぬのを待たなければいけないように。人は死なねば前進できぬ。

 さて

 石炭紀の靴跡化石=>*

 ∧∧
(‥ )どうも創造論者のネタ
\–   らしいのですよね
     進化論者は..と揶揄
     していますし。

 (‥ )でも、だとしたら無念
     かもしれないな。

 どうも世間的に、石炭紀の靴跡化石、これは、タイムトラベルして石炭紀に調査へいった未来人か、あるいは当時の地球を訪れた宇宙人の仕業と解釈されているらしい。


 ∧∧
( ‥)なんかね、靴はサンダル、
    縫い跡もありますって
    もとの主張はそうらしいの
    ですけどもね。

 (‥ )進化論者の言う石炭紀は
     歴史時代の出来事
     せいぜい数千年前。
     そういう主張をしている
     ように思えるけど、
     みんなそうは解釈して
     くれないのな。

 石炭紀なんて進化論者と地質学者の嘘っぱちで、古代エジプトより少し前ぐらいじゃね? ほら、縫い目のあるサンダル、サンダル

 という主張より、

 ∧∧
( ‥)タイムトラベル、宇宙人
    そっちの方が楽しいと。

 ( ‥)サンダル、縫い跡と言っても
   -□ 誰も聞いちゃくれません
     そういうことかもね

 まあ、日曜日のお祈りより、SFな馬鹿話の方が楽しかろう。

 信仰はそれが本質ではあるものの、ちと真面目すぎる。

 ∧∧
( ‥)未来人が石炭紀のビーチで
    アロハシャツにグラサン
    サンダルはいて三葉虫を
    ふんづけてる

 (‥ )そのくらいの方が
     良いと思うのだけどな

 もちろん、その場合、サンダルの足跡は砂浜に由来する砂岩から見つかるし、踏まれた三葉虫は引き潮に取り残されたかなんかで、殻は割れていると思う(というか残らないかもしれない)。




石炭紀の靴跡


 
 取引先に電話したら誰も出ない。
 
 ∧∧
(‥ )今日は振替休日みたいですね
\– 
   (‥ )あらら
 
 まあ、これ幸いと仕事をしつつ、気晴らしにネットをあちこち見て回って、「三葉虫をふんづけた靴跡の化石」という動画を見つける。どうも日本のバラエティー番組のものらしい。日本人の俳優が出てきて、へー、へー、とわざとらしく驚きの声を上げていた(本人は大真面目の可能性もあるけど)。
 
 ∧∧
( ‥)検索したら、なんかこれ、
\–   石炭紀のものだっていう
     ふれこみみたいですね
     =>*
 
   (‥ )昔、子供向けの本で読んだ
       やつだな、懐かしい。
 
 *昔は、いや、今も一般の人々にとって科学とオカルトと宗教は曖昧模糊としている。どれも世界の不思議と神秘という意味合いでひとくくりなのかもしれないし、驚きは楽しめればそれで良いのだってことでもあるのだろう。健全と言えば、それは健全だ。
 
 ものの方はというと、子供時代にはさっぱりよく分からなかったが、1968年、アメリカのユタ州で化石採集をしていたウィリアム・メージャーさんが岩石を割ったところ、靴跡としか思えないものと、それにつぶされたと思わしき三葉虫が出てきた、時代は石炭紀、というお話なのだそうな。
 
 
 
 ∧∧
( ‥)今見ると、どうですか?
 
   ( ‥)そうねえ、
     –□
 
 岩は本のように割れた=>* とか書いているサイトがあることや(それは静かな海底で堆積した頁岩とかそういうのだよね?)、岩石のきめが非常に細かいように見えることからすると
 
 ∧∧
( ‥)沿岸から離れた海底で
     堆積したものですよね?
 
   (‥ )海岸や河口周辺は砂だ。
       泥と言ってもここまで
       細かくない。
 
 さて、問題。これが靴跡だとした場合、この人はどこを歩いていたの?
  
 ∧∧
( ‥)海底を歩いていたか、
    有明海みたいな場所
    なんじゃないですかね
 
  ( ‥)さて、問題。その人は
     そんな場所で”歩ける”の?
 
 ずぼっ、ごぼごぼ、というのがオチじゃね? 
 
 ∧∧
(‥ )三葉虫を踏んづけている、
\–   というのもみそですよね
 
  (‥ )踏みつけられた三葉虫は
      どうしてつぶれてないの?
 
 三葉虫は結晶質の殻を持つ、硬い生き物だ。しかし二枚貝だって踏めば割れるように、こんなちっちゃな三葉虫が踏まれたら、ねえ、割れるよね。
 
 ∧∧
( ‥)下が柔らかい泥だったので
     割れなかったのです、と
     言われても。
 
   (‥ )それなら死なずに
       どっかいっちゃうんじゃね?
 
 脱皮した殻なら、と考えたところで、三葉虫の殻は脱皮するとばらばらになる。こんな形では残らない。
 
 ∧∧
(‥ )それにしても、ずいぶん
\–   きれいな靴跡ですよねえ
 
   (‥ )泥に靴をつっこんで
       引き抜いた時、こんな
       形にはならないよな。
 
 ひきしまった粘土か、砂浜じゃあるまいし。海底にそんな場所があるか? 砂浜だったらもっと粗い砂だよね? 海水浴にいった時にちゃんと足下を見たか?
 
 ∧∧
( ‥)今みると、なんか底が
\–   知れちゃいますよね
 
   (‥ )大人になるって
       こういうことかもね
 
 たぶん、堆積環境とか自然とか知らないままに作っちゃったのだろう。無惨だとしか思えない。
 
 

明け方のコウモリ



 明け方、公園へ散歩へいくと、まあいつものことだけども、コウモリが飛び回っていた。
 
 ∧∧ ぱたぱた音をたててますね
( ‥)
 -( ‥)いつも不思議なんだけど
      アブラコウモリって
      滑空しないよね?
 
 同じぐらいの大きさのスズメとかシジュウカラとか、せわしなく翼を動かして飛ぶ時もあるけども、鳥の場合、羽ばたきと滑空を繰り返して波形に飛んだりするよね(なんでも効率が良いという話だ。確かに長距離の飛行を比較的まっすぐ行う時にやるように見える)。
 
 
 ∧∧
( ‥)滑空というか、翼をたたむの
    ですよね。推進と勢いを
    繰り返して、動力、無動力を
    交互に行って飛ぶという
 
  ( ‥)まあ、空中を飛ぶ昆虫を
      捕まえるコウモリは
      スズメとかとは
      ライフスタイル
      が違うのだけどさ
 
 はて? しかしながら、アブラコウモリと同じように空中で狩りをするツバメは、空を切るように、すぱーん、と羽ばたきと滑空、そして急激な方向転換を自在に行うよなあ?
 
 ∧∧
( ‥)コウモリさんはぱたぱたと
     いつでも動力飛行ですよね
 
  (‥ )この違い、なにゆえかね?
 
 視覚で獲物を捕まえるだろうツバメと、エコーロケーションで獲物を捕まえるコウモリの違いなのかどうなのか。
 
 *比較的近くの獲物しか分からない場合、自分の知覚できる範囲内に入ってきた相手に臨機応変に対応するとしたら、せわしなく、あっちぱたぱた、こっちぱたぱたになるのではないか? という思いつき。見ているとアブラコウモリは、公園の広場の上を直径10メートルぐらいの円を描いてぐるぐる飛び回っているけども、あれも探す、というよりは相手が射程内に入ってくるのを待つ、ということなのだろうか?
 
 

2012年4月29日日曜日

日曜日の長い午後



 *の続きもかねて

 ( ‥)ああ言ったものの、女の子の
   -□ 画像とかを見ては、それを
      鉛筆で描くのって、
      やっぱ疲れるのよな
      意外と神経使うねえ
 ∧∧
( ‥)仕事の合間に何やっているの
    ですか?
 
 いや、仕事の合間だからやるのだ
 
  (‥ )なんかねー、線や輪郭が
      歪むし
 ∧∧
( ‥)慣れですよ、慣れ。
 
 さて
 
 魚の系統解析
 
  ( ‥)系統解析に使う魚の形態
    -□ あるいは特徴って、
       個人的には理解が
       難しいのよな
 ∧∧
( ‥)慣れですよ、慣れ。
 
 そりゃそうなんだろうけども、こんだけ形がひっちゃかめっちゃかだと把握が困難。
 
 
 ∧∧
(‥ )いわゆる魚類、ここでは条鰭類
\–   の派生的な系統のことですけど
     形態データと分子データでは
     かなり乖離があるの
     でしたっけ?
 
  (‥ )まあ、怪しいだろこれ、
      そう言われていた群が
      ばらけたり、よく分からない
      のが飛んでいったり、
      派生的すぎるものが予想外の
      場所に出たり、ある意味では
      なるほど、という感じでは
      あるのだけどね
 
 まあ分子データによる系統解析の結果もどうなるのか、それは今後の展開、解析の妥当性次第なのでおいおい確認しなければいけない(*一般的に、遺伝子を調べた、というと生命の本質を司る部位に切り込んだ、というイメージがあるせいか、素人はその結果を過剰に信頼してしまいがちだけども、現実にはそんな能天気なジャンルではないよね、という意味。そもそも信頼、信用ってこういう使い方をする限りでは信用できんよな)。
 
 ∧∧
( ‥)それにしても、外見から分かる
  -□ 有効な特徴があまりないの
     ですね
 
  ( ‥)いわゆる恐竜のように骨に
      なっていないと厳しいさね。
      当たり前だけど内部データー
      が圧倒的に多いし、生ものは
      中身が見えないから
      この点がやっかいだよね。
 
 *骨の形態や配置は複雑なだけにたくさんのデータがとれるが、生ものは肉で包まれているので、それが見えない。困る、説明も把握も困難、という意味。
 
 その系統をまとめる分かりやすい共有派生形質が稚魚が示す1個だけという状況で、今、どう説明したものかまよっている日曜日の午後。
 
 
 

未来を見据える


 
 ∧∧
( ‥)ひさかたぶりに晴れまして
    洗濯物を干し放題です
 
  ( ‥)ありがたや、ありがたや
    -□□□□
 
 日曜日の真っ昼間、お隣の家からNHKののど自慢のopと微妙な歌声が聞こえてくる。うぜえ。
 
 ∧∧
(‥ )ご老人の楽しみは、
    微妙っちゃ微妙ですね
 
  (‥ )季節が暖かくなって、家も
      お隣も窓を開けているから
      音が聞こえるようになった
      というわけだ。
 
 素人を集めて歌を歌わせる。考えてもみればこんなコンテンツが大手を振ってまかり通ってきたわけだから、AKBがどーしたこうしたとか、何をいまさら。

 
 それはそれとして
 
 ∧∧
( ‥)大方が予想するに曰く
 
  ( ‥)老人の割合が増えると
      若者を搾取する老人の票が
      支配的となって民主主義国
      である日本は破滅の道を
      辿るしかない。
 
 それはほぼ確定的。他の道は原理的にありえない。
 
 ∧∧
( ‥)しかしながら
 
 (‥ )考えてみればさ、政治家には
     伝家の宝刀、当選したけど
     公約破り、というか、公約と
     違うことしちゃうよ〜ん、が
     あるのだよね
 
 老人は強欲だが、ぼけかかっているし、平均的な人間である以上、自分で物事を調べるわけがないし、むしろ騙すの楽じゃね?
 
 考えてみればそもそも政治家の任務たるや、アホで馬鹿な国民をいかにだまくらかして当選するか、そして当選したら、国民が望みもしないが、しかし有効な政策を秘かに通す、そんなところにあるかもしれぬ。
 
 
 
 ∧∧
(‥ )でも、マスコミは、
\–   年金がもらえなくなるぞー
     (俺たちの)老後が大変だー
     (俺たち)弱者の切り捨てを
     許すなーって、煽ってきた
     わけですよね?
 
  (‥ )見方を変えれば、
      ここを押さえて操作すれば
      問題解決ってことじゃ
      ないのか?
 
 マスゴミが世論を誘導してろくでもないことをしているっていう評価、陰謀論めいたあの評価が正当なら、それは可能だよね。
 
 本当にそうなのかどうなのか、それはともかくとして、マスコミの中核も、いずれは年金なんか払っても意味ないよ、という人々になるわけで
 
 ∧∧
( ‥)それは可能だと?
 
  ( ‥)自分を弱者だと主張する
    -□ 老人たちを、マスコミを
       使うことで、いかに騙して
       いかに切り捨てるか、
       そこが肝要ってことかもな
 
 本当にマスコミにそんな力があるのならそういうことは可能だろう。いまや衰亡して死にかかっているといっても、マスコミはマスコミ。それなりに有効な力を持っている。
 
 ∧∧
(‥ )無駄に太ったデブだから
\–   状況が悪化した今、
     眼が回っているだけで
 
  (‥ )あんなの、技術者以外、
      片っ端から切り捨てれば
      問題なく再生するっしょ
 
 なあ、デブの諸君。一緒にダイエットしようぜえ。贅肉捨ててさあ。
 

2012年4月28日土曜日

伝説の勇者は常日頃、何をしていたの?



 新興勢力が現れて、既得権益を奪われる。
 
 ∧∧
( ‥)新興勢力の商品が何らかの点で
    有利なのですよ
 
   ( ‥)有利な分、奪われるのだ
 
 そこまできれいな足し算、引き算になっているのかはともかくとして、奪われた側は自分の商品が良いと思っている、いや、自分の人生を費やしたものだから良いに違いないと信じているというべきなのか。それゆえに、
 
 ∧∧
( ‥)新興勢力の商品はくだらない、
    そう言い出すわけですか
 
   (‥ )だがここで矛盾が生じる
       くだらない商品になぜ
       我々が負ける?
 
 まあ、種を明かせばなんてことはない。実際のところ質は同程度なのだ。あるいは質は悪いが、値が安い、ということもあるけども、”とんでもなく粗悪で、でも安い”からといって物が売れるわけでもないので
 
 
 
 ∧∧
( ‥)くだらないものに負けるのは
    自分たちのものもくだらない
    からでしょう
 
  ( ‥)しかし自分を否定するのは
      今さらながら無理よね
 
 ∧∧
( ‥)”くだらない”ものが売れて
    なおかつ自分を責められない
    なら、もう、ひとつしか手が
    ありません
 
  (‥ )消費者が知的に劣化した
      そう言うしかない。
 
*例:最近の若者が示す活字離れ
 
 実際の話、消費者が急激に劣化するなんてことはない。集団が急激に劣化って、なんだよその大事件は? 簡単にいってくれるぜ。そもそも消費者というのはアホで馬鹿。これが鉄板。
 
 ∧∧
( ‥)というか
 
  ( ‥)自分を見れば分かるさ、
    -□ 人間はアホで馬鹿なのだ
 
 くだらないものが売れるのであって、急にくだらないものが売り上げを伸ばすわけではないだろう。一見、そう見えても、何か似たものが前にすでにあるもんだ。
 
 ∧∧
(‥ )そういえばまじめな本を
\–   作っている人が、暇な時は
     漫画とかぽーっと読んでいる
     と言っていましたね
 
  (‥ )そりゃさ、真面目な仕事を
      したその後でだよ、
      リラックスタイムにさらに
      真面目な本を読んでいたら
      そのうち死ぬぞ。まじで
 
 そして思うのだが、かつて存在したとかたり伝えられる”知的で活字を読む消費者”って、常日頃は何をしていたわけ?
 

その反復でついたくせは何?


 
 成功する。同じことを繰り返す。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、まっとうですね
    餌探しで成功したら、また
    同じことをした方がよいですし
 
  ( ‥)そういうわけで、成功体験
      これを何度も反復する。
      それが人間なんだが
 
 もちろん、その成功体験に意味がないってことがある。そもそも同じことしか起きないベルトコンベアの脇で、成功体験でもなんでもない行動をただただ反復している場合もある
 
  
 ∧∧
( ‥)そういう人はいっぱいいます
 
  ( ‥)同じことを繰り返している
     うちに変なくせがつくことも
     あるし、何度も使うところ
     だけがいびつになることも
     あるのだ
 
 おかしな全能感にむしばまれる人もいる。というか多いらしいし、そうなるようだ。
 
 そして思う
 
 分かりやすい本を読む、分かった。分かりやすい本を読む、分かった。分かった、読む。分かった、読む。
 
 分かった。分かった。分かった。分かった・・・・・
 
  (‥ )最後にはどうなると思う?
 
 ∧∧
( ‥)状況によりけりでしょう
 
 さてー? 僕らと君たち、みんなと私たち、それぞれ最後にはどうなっちゃうかな?
 
 

それは見果てぬ彼方の夢



 ∧∧
( ‥)なんか寝てばかりですね

  ( ‥)妙なんだよね、寝ても
    -□ 疲れがとれない

 ここ2週間ばかし、雨がずーっと降っているせいか、散歩もままならず、気分は冬眠状態

 さて

 *の続き

 ふと思い出す。今は亡くなった某エロ小説家。

 ∧∧
( ‥)暴力的な性描写を得意とする人
    でしたっけ?

 ( ‥)罠にかかった人妻をやくざが
   -□ 無理矢理みたいなね、
      確かそんな

 ある日、そのエロ作家にまつわるこんな話を伝え聞いた。バイアグラを飲んで、妻とひさしぶりにはげみました
 
 

 (‥ )あれは衝撃的でさ、この人の
 –    エロはスターウ○ーズや
     ドラクエだったのか?? と
 ∧∧
( ‥)何を言い出した?



 ( ‥)エロス、だが、たたない!
     そんな作家が思い描くは
     蹂躙するようなプレイ。
     それは遥か遠い未来、
     あるいは魔法の異世界で
     大冒険をするような
     彼方にある夢だった
 ∧∧
( ‥)ああ、そういう?

 光速を越えることはおろか、光速に達することさえこの宇宙では非常に難しいことである以上、星々をまたにかけ銀河をめぐる冒険などできようはずもない。異星の獣に追われ、ガスジャイアントの大気圏を超臨界状態の液面に至るまで降下し、褐色矮星にかかった雲と高温の雨をかいくぐることなどできやしない。

 科学が明らかにしたこの世界の性質がこのままである以上。唯一成功した魔法が科学理論。学校で悪い成績をとった自分が現実の魔法使い、つまり技術者になることなどできやしない。仮になれても呪文なんてお手軽なもので空を飛ぶことなどできやしない。それがこの世界の理。そこから自由になれるはずの魔法の物語は現実逃避でしかなく、主人公はいつどんな時でも、最後は現実への帰還を強制される。自由になるには魔法世界という虚の世界が必要だが、しかしそれはどこまでいっても虚構だ。

 
 ∧∧
( ‥)なにがたたぬエロ作家は
    しかし、それにゆえにこそ
    エロに彼方の夢と妄想を
    込められたのだと?

  (‥ )これはあれか? 
      高齢化社会でもなお、
      エロの需要はありうる
      そういうことか?

たしかに、たしかに、「ドラマ 水戸○門」ではあられもない格好をした”くのいち”がやってくる。

 
 ∧∧
( ‥)まあ、ゲートボールも、婆が
    一人いると盛り上がると
    言いますから

 ( ‥)平凡な老人、山田太郎は
     孤独なまま老人ホームに入居
     しかしそこで出会ったのは
     気だての良い婆と幼なじみの
     婆とツンデレな婆。

かくしてハーレム老人ホームものという年寄りラノベが.....

 ∧∧
( ‥)書くの?

 (‥ )需要があるうんぬん以前に
     つまらないだろう

もしもこんなものを品良く、しかし、露骨に、そして楽しく書ける人がいるとしたら

  
 ∧∧
( ‥)それは自ら渇望する人
    でしょうね
 
  ( ‥)話の発端のエロ作家さん
      みたいにね
 
 もしも書けるにしても、たぶん、20年は早すぎる。
 
 

2012年4月27日金曜日

原理主義者



:神の言葉、これは真理
:神とやらが創りたもうた世界、そこに潜む理を記述したもの、これが仮説
 
 ∧∧
( ‥)真理はその真実性がゆえに
 
  (‥ )仮説は世界の理を記述できる
     その能力がゆえに暴力的となる
 
 ∧∧
(‥ )宗教と科学が強大な力を持つ
\–   理由ですね
 
  (‥ )どちらも原理原則を持ち、
       根本的には原理主義的な
       理由でもあるね
 
 そしてどちらもがお互いを敵視する理由でもある(*同じものを奪い合っているので)
 
 ∧∧
( ‥)原理主義は人を傷つけるのです
 
  (‥ )しかり、原理原則は普遍
      普遍ゆえの原理原則、
      原理原則はいかなる
      人間、いかなる場所にも
      打ち下ろされる
 
 普遍性は根本的にはフェアだ。相手も敵も殺すが、味方も自分も殺す。これが原理原則。原理原則は暴力ではないが、それは根源的に暴力的だ。
 
 
 ∧∧
( ‥)フェアだからこそ、自分だけで
    なく、他人も傷つけるのですよ
 
 (‥ )ゆえにだ、原理原則を忘れた
     原理主義者はただの下種野郎
     になってしまう
 
  マスコミがマスゴミと揶揄されるのはこれが原因。多分。
 
 ∧∧
( ‥)自由と権利を主張したら
 
  (‥ )原理的に自己破壊も辞さず
      それが原理主義。
  
 そうでなければ原理主義者などではない。

確かに好意的な意見ではある


 
 相手を馬鹿と考えるより、何か悪意があってしでかしたことだろう、こいつらつるんでやがる、というのは
 
 ∧∧
( ‥)まあ、好意的な意見では
    あるでしょうね
 
  ( ‥)馬鹿か知的な悪意か、
      二者択一ってやつよな
 
 さらに、相手のしでかしたことがあまりにもとてつもない馬鹿なことだと、さすがにこれは明白な悪意と陰謀だろう、という意見が優勢になる。
 

衣食足りて


 
  ( ‥)衣食足りて礼節を知る
      世間ではそう言うよね。
 ∧∧
( ‥)言い換えれば困窮すると
    ろくでもないことを始めるって
    ことですけどね
 
 ああ、そうね。経験からして確かに間違いない
 
 
  ( ‥)今のテレビって多分、
      そうなのな
 ∧∧
( ‥)元からひどかったですけどね
 
 
 だが、おそらく。もっと悪くなった。
 
 
 困窮はばれやすい。色々な点で。
 
 
  (‥ )悪いことに商売の中では
      一番露出しているしな
 ∧∧
( ‥)報道、芸能、企画、商品、
    宣伝、シナリオ、人材、
    あらゆる面でね。
 
 ばれやすいとは悲しいことだ。そして人間はこういうことには敏感だ。社会生活をするサルだから、相手が力を失い始めるとすぐ気づく。
 

2012年4月26日木曜日

想定以上にやばい



 極端な例では、あの会社、危ない、危ない、言われているのに、いつまでたっても潰れないなあー、なんてことがあるように、なんで成り立っているのか分からない企業や国家がこの世界にある
 
 ∧∧
( ‥)そこまでいかなくても、意外な
    ものが縁の下の力持ちで企業を
    支えていたりするのです
    外部にはそれが見えません、と
 
  ( ‥)意外にも秘かな
      エロコンテンツが
      重要になっている
      事例を聞いてね。
 
 まさしくエロは地球を救う
 
 ∧∧
( ‥)地球を救うかどうかは
    知りませんが、エロスは
    生き物と若さの根源ですから
    消費においても重要でしょう
 
  (‥ )だがそこで気がついて
      しまうのだ。
 
 
 高齢化社会ってやばくね?
 
 
  (‥ )思った以上にやばくね?
      想定以上にやばくね?     
 ∧∧
( ‥)ああ、詰んじゃったね
 
 
  (‥;)どーすればいい??
  –    どーにかして
       助けて
 ∧∧
( ‥)あなたたちお猿さんの問題
    でしょ? 知らんがな
 
 
  ( ‥)こうなったら浄水場と
    -゜ 水源地にバイアグラを
       放り込んでやる
 ∧∧
( ‥)あっ、テロリストだ、
    テロリストがいる
 
 
 さてもさても、これはどうしたものか。
 
 

2012年4月25日水曜日

それは確かに無謀かつすばらしい



*の続き
 
 ∧∧
(‥ )ラノベって売れるものだと
\–   最初の第1週間で10万部
     を越えたりするのですよね
 
  (‥ )著者の印税だけで500万
      以上を叩き出すわけだ。
      ちょっとすごいよね
 
 わずか1週間。これだけで、ふつーにしか売れないラノベ、というか普通の本の10倍以上の売り上げが出ることになる。
 
 ∧∧
( ‥)1冊、たった1週間であなたの
     年収の2倍以上を叩きだせる
     計算です
 
  ( ‥)恥ずかしながらそうだね
    -□ 
 
 いえ、大体、1.5倍ぐらいです、と言うことはできるが、そんなもの、1週間が1ヶ月にのびればあっさりと、何倍、10倍も抜かれることになる。

 
 
 ∧∧
( ‥)でっ、普通に売れるラノベ作家
     さんたちも置かれた条件は
     同じだろうと
 
  (‥ )言い換えると、あれだ。
      同じ出版社の同じ文庫
      シリーズでも本ごとに
      10倍以上差があること
      になる、そういうわけね
 
 ∧∧
( ‥)極めてやっかいな状態ですね
 
  ( ‥)ここまで変動と差があると
    -□ 金のやりくりが確かにね
       大変だろうね
 
 *売れ行きが安定していると計画を立てやすいが、ここまで不安定だと見通しが効かない、という意味。時間、空間、両面において限られた自分の販売スペースの中で10倍も売り上げが違うものが混ざっていて、しかもどれがどう売れるか事前にも将来的にも半ば分からない状況で、在庫と店舗の両方にうまく商品を配置しなさい、仕入れなどに回すお金(それ自体が売り上げで決定されるので、当然不安定かつ、要素としてフィードバックしているという複雑さ)も計算しつつ状況を切り抜けよ、というのは、正直、つらい。
 
 
 
 ∧∧
( ‥)しかも、売れ要素が分からない
    というのも困りものですね
 
  (‥ )高校生、可愛い女の子、
     きれいなイラスト、ハーレム
     そこまで分かっても、
     これじゃ何も分からないのと
     同じだからな。
 
 きれいな女の子を描けば売れるんだろ? と揶揄する人もいるが、それは必要な条件で、別にそれだけで条件が満足されるわけではない(そうだったらこんなに差は開かない)。スタートラインはここです、と言われただけで、こっからどう抜け出すのか分からん、では分からん。
 
 ∧∧
(‥ )なんか本当にハイリスク、
\–   ハイリターンですね
 
  (‥ )ゆえに活気がある。
      人の若さとチャレンジ精神は
      無謀かつ、すばらしいという
      見本だよな
 

汚い仕事には必要だ



いくら道徳や倫理が、所詮は人の創りしものだ、と言っても人は助け合いをする珍しいサルだ。他人を踏みにじる汚い仕事をする時、異常者と言えどもそのままでは限界がある。自分にも他人に対しても、見目麗しい言い訳がどうしても必要だ。


  ( ‥)報道の自由とか
      知る権利とか
 ∧∧
( ‥)ああ、そういう?

 民主主義のためだと言って子供の頭に爆弾を落とすように、人倫に反するには大義が必要となる。







うなる桜



 明け方、4時過ぎに公園へいくと、もう空は白んで、4:30には十分に明るくなっていた
 
 ∧∧ 桜の花にハチさんが群れてます
( ‥)
 –( ‥)ああ、ハナバチだね
 
 ふさっとした毛でもこもこに体を覆われたハナバチたちは、普通に温血動物なんで4月の明け方という寒さでも早速行動を開始していた。
 
 ハチは10匹ぐらいだろうか、誰もいない公園の桜がうーんうーんとうなり声を上げている。
 

止めるとできる


  (‥ )鳥って飛んでる最中に
  -    飛行を止めると
       自殺できるよね?
 
 ∧∧
( ‥)条件を満足すればそう
    でしょうね。
 

意外と普通にしているのか?


  
 *の続き
 
 ∧∧
( ‥)何かを知っているとは
    知らないことは知らない。
    そうである以上は、
    知っている範囲でしか
    間違いに気がつけない。
 
  ( ‥)知っているは壁に囲まれた
      庭のようなものかもな。
 
 庭は拡大させることができるが、壁の向こうは見えない。
 
 ∧∧
( ‥)単純に考えた場合、
    自分の間違いは
    理解の範囲内でのみ
    発見できる。
 
 (‥ )だが、間違いは自分の理解の
     範囲外でこそ、起こるのだ。
 
 つまり必要なのは、自分で分かる間違いを見つけろ、ではまったく不十分で、自分の理解の範囲外で起きている誤謬を自分の理解の範囲内で、今ここで発見しろ、それこそが求められる。
 

 
 ∧∧
( ‥)文面通り考えれば無茶ぶり。
    しかしあなたはそれが可能だと
 
  ( ‥)旦那が浮気した。それだけ
      を知っている場合、
      説明はほぼ1通りしかない
 
 「旦那が浮気した」
 
 ∧∧
(‥ )だが、奥さんは相手によっては
\–   次のように説明できる
     かもしれない
 
 (‥ )私はこれこれのように家庭に
     貢献し、私が出来る義務を
     以下のように果たしました
     しかし、夫は得意先のOLと
     肉体関係に及んだのです
 
 ∧∧
( ‥)同じ事実を子供に説明する場合
    もっと別の言い方がありえます
 
  ( ‥)お父さんとお母さんは
      もう一緒には暮らせないの
      そういう言い方かもな。
      ここには重大な事柄が
      幾つか含まれているよね
 
:現実、あるいは現実を記述できる仮説は複雑である
:現実、あるいは仮説の説明はそれらよりも単純である
:単純化するさいに、相手や状況によって、省略すべきポイントや、逆に強調するべきポイントが異なっている
 
 
 ∧∧
( ‥)言い換えると
 
  (‥ )仮説と現実をなるべく
      正確に把握していないと
      以上のような、臨機応変な
      単純化はできない
 
 把握が単純である場合、説明はどんな場合でも、必然的に同じ形に収束するだろう。
 
 *例:旦那が浮気したという把握では、旦那が浮気したのですって、としか説明できない。
 
 ∧∧
( ‥)説明する時に、どこを省略、
    強調しようか? と頭を
    悩ませないとしたら
 
  (‥ )仮説や状況の何かを欠落
      した状態で”理解”して
      いるのだ。おそらく、それは
      分かったが分かっていない
      そういう致命的な状況を
      暗示している。
 
 情報の欠落=致命的な間違い、では必ずしも無いが、欠落させてはいけないものがある以上、欠落が誤謬の存在をほのめかしていることはありうる。説明が1形式しかないとなると、理解そのものに問題があると考えるべきではないのか?
 
 ∧∧
( ‥)つまり、自分の理解の範囲外で
    起きている誤謬、あるいは情報の
    欠落を自分の理解の範囲内で
    発見することは可能
 
  ( ‥)..というか、普通にしている
    -□ のかも?
 
 

2012年4月24日火曜日

ちょこまかと生活を


 
 ∧∧
( ‥)でっ、思いますと
 
  ( ‥)出版界で生き残るのってさ
      漫画、ラノベ、教科書だけ
      じゃねーか?
 
 ∧∧
(‥ )何を馬鹿な、新書とかも売れている
\-   ではないか!! と言う人も
     いるでしょうけども
 
  (‥ )今の新書って内容からいうと
      ラノベとほぼ同義だと思うがね

 
 客観的な真理を語っている風な体裁をとりながら、思いつきを書き連ねただけのフィクションじゃねーの?
 
 本を読んでいるから知的活動です、とか、そういう勘違いやめた方がよくね?
 
 *関係ないけど、「課長島◯作」って、あれ、大人のラノベだよね?

 
 
 ∧∧
( ‥)でっ? 教科書、というのは
 
  ( ‥)まっ、この場合は図書館も
      含めて学校などに納品される
      参考図書、という広い意味で
      とらえている。
 
 研究者が要点をまとめた新書から、学生必読、英語で書かれた文字通りの教科書まで、色々なもの。
 
 ∧∧
(‥ )少ないけれど、必ず需要が見込める
\–   必需品ですから
 
  (‥ )小さいけれど、こういうとこ
       狙いで老舗の会社は
       無くなることはない
 
 ∧∧
( ‥)あなたはどうします?
 
  (‥ )以上、3ジャンルの間を縫い、
      ちょこまか生活するのだ
 
 

現実からずれた誤差



 *の続き
 
 ∧∧
(‥ )でも、ラノべ作家の現実を
\-   言うと怒る人がいたのは
     なぜなのでしょうね?
 
  (‥ )そりゃあゴールドラッシュ
      で集まってきた連中に
     「ほとんどみんな駄目だった」
      とか言ったら、嘘だ!!と
      怒る人も出てくるだろうさ
 
 当たれば大儲け、しかし大部分は地を這い、あるいは消耗される。
 
 ∧∧
( ‥)極端な希望はあるけども
 
  (‥ )それが極端に少ない
     「ほとんどみんな駄目だった」
      これは現実の近似値だ
 
 近似値は所詮は近似値。そこから逸脱するいわゆる誤差は必ず生じる。問題は自分がその誤差になれるのか? という話で、近似値からわずかにずれた存在が、誰であるのかはまったくもって予測不可能。
 
 
 ∧∧
(‥ )そして近似値を予測する公式は
\–   さながら運命の方程式のごとく
 
  (‥ )この力には抗いがたい。
 
 さてさて、自分は現実からわずかにずれた誤差になりうるかどうか
 
 
 
 
 
 

夢のある国、ない国



 ∧∧
( ‥)どう?

 ( ‥)そうねえ、聞いた話から
   -□ 推論するとだなあ

 例えばネットで目にした意見が曰く、ラノベ作家になりたい? やめとけ。原稿料は1作品でせいぜい数十万(50万前後)。生活できるだけの年収をかせぐには年に数冊を出さなければいけないが、それをクリアするのが厳しすぎる。

これに対して、本当か? という驚きや、いぶかり、疑い、怒り、賛成まで色々な反応があったらしい。そして、

 ∧∧
( ‥)推論するに事実だと

  ( ‥)発行部数×印税
    -□ おおよそ計算すると、
       稼ぎがおいちゃんと
       同じ程度なのよ

 ∧∧
( ‥)ラノベだと重版する可能性が
    ありますが

  (‥ )なんかそれもね、
      楽観できないみたい。

 もちろん、年4冊出せれば年収は200〜300万の間にはなりうる

 ∧∧
(‥ )でも、売れないとそもそも
\–   発注がこなくなりますよね
     以上の前提も崩れると

  (‥ )売れたらでかい。大儲け。
      だけどもそんな事例は
      当然、少ない。

 そしてあまり売れなかったら競争の中で脱落して、ジ・エンド。おそらく。

 ∧∧
( ‥)ハイリスク、ハイリターンですね

  ( ‥)ほとんど全員、地を這うが
      ごくまれに大きく成功する。
      そうした状況みたいね

 まあ、そんな業界だからこそ、夢もあれば人気もあるし、一旗揚げようとする人々が集まって活気が出る、そういうことなのだろう。そうねえ、若者に残されたありうるベンチャー起業(企業ではなくて)のひとつということなのかもしれぬ。希望もあれば、現実のかけらを告げられて「そんなのは嘘だ!!」という怒りの声がわき上がるのも当然か。しかし、それはそれ自体でひとつの価値だ。


 ∧∧
( ‥)あなたはローリスク、
    ローリターンですよね

  (‥ )まあ、サイエンスライター
      なんてのはそんなもんさ。

ここには夢や妄想がないからね。



2012年4月23日月曜日

最古の帝国


 ∧∧
(‥ )イランさんが、撃墜、あるいは
\–   墜落した米軍無人偵察機を解析
     というニュースがありますね
 
   (‥ )さすがイランだよなあ。
 
 対してイラク戦争の時(イランとイラクは日本語表記は似ているが、例えばペルシャ語ではイェラクとイーラーンというように、実際はかなり違う。日本人には発音しにくい独自の音も入っている)、イラクは撃墜、あるいは墜落した米軍機を
 
 ∧∧
( ‥)やっつけたぞー、と残骸を靴で
    ペチペチ叩いていたのですよね?
 
   (‥ )確か、テレビで子供が
      「これでいいの?」って感じで
      照れ笑いしながらペチペチ叩いて
      いたんだよなあ。
 
 ああ、まあ、敵を侮辱するのはいいのだけどさ
 
 ∧∧
( ‥)せっかく手にした敵の機械なの
    ですから
 
   (‥ )解析したり、そんな必要が
       ないなら、これが米軍の何々だ!
       と公開展示して、奴らを倒すには
       こうだ、とか解説したり説明を
       するべきなんだよ。たぶん。
 
 だめじゃんイラク、と思っていたら、その後、国家とは思えぬあるまじき負けっぷり。軍隊も警察もとんずらこいて雲散霧消。進撃した米軍が はあ? となってしまう有様に。あの国は、結局は独裁者、というよりもフセインさんという王様の持ち物だったのね、というオチ。同じ独裁者でくくられていても、ヒットラーのような、国民国家で法治国家で、占拠で選ばれた独裁者とは全然違う(代わりに、国自体が泥沼になってあらゆる武装勢力が群雄割拠し、米軍が巻き込まれていったわけだけど)。
 
 ∧∧
(‥ )でもイランは違いますと
\–
   (‥ )世界最古の帝国を築いた人たちだもの
       やっぱ違うよねえ。
 

知らない誤謬を見つける


 *の続き
 
 ∧∧
( ‥)仕事どうした?
 
  ( ‥)いや、ちょっと思いついて
 
 
 分かっても分からないことは分からない。
 
 知っている誤謬は発見できるが、知っていない誤謬は発見できない
 
 しかし、こんなことはすでに言い飽きた。
 
 問題はむしろこんな分かり切ったことではない。

 
  (‥ )知っていない誤謬を発見する
      にはどうすればいい?
 ∧∧
( ‥)文面だけ考えると、明らかな
    無茶ぶりですけどね
 
 
 もちろん、実際には出来る。知っている道だけを歩いていたのなら、脇道にそれてみればいい。観測と照らし合わせたり、試行錯誤したり、アクシデントからも新しい発見はある。
 
 
 ∧∧
( ‥)そういえば以前、本の最終校正の
    時に、間違いが見つからなくて
    やべー!! って思ったのですよね
 
  ( ‥)間違いがないなんてことはない
      間違いが発見できないってのは
      実は致命的なんだ。明らかに
      見落としを暗示している。
 
 
 そして事実、そうだった。
 
 知っていることは知らないことについて何の保証もしてくれない。分かっているなんて信用できないし、事実、そうだった。
 
 そして思い出すに、例えばこう考えてみたらどう?
 
 
 仮説はそれが説明するべき自然現象そのものよりも単純ではあるが、日常で話題にするには十分に複雑である(*二次方程式よりも、という程度の意味)。
 
 
  (‥ )限られた文字数の中で説明する
       時に、どうしても単純化を
       しなければならない
 ∧∧
(‥ )どの変数なり要素なり定数なりを
\-   はしょるか? 説明の目的や
     場面において異なる複数の
     書き方がありうるでしょうね
 
 とっ、いうことは、説明文を読み返した時に、「この単純化で良いのか? もっと別の単純化Bならどうか? Cならどうか? Dならどうか?」
 
 ∧∧
( ‥)そういう単純化された説明の
    どれを採用するべきか必ず検討が
    起こるし、検討自体が可能だと
 
  (‥ )言い換えるとだ、それが
      できない、「これで問題なし」
      と答えがぶれずに固定されて
      いる場合、選択肢が出ない場合、
      その理解は怪しいのじゃないか?
 
 理解を説明せよ、と問われた時、その説明にぶれがないとしたら、それはその理解に何か致命的な欠落がある証拠、あるいは暗示ではないのか? (もちろん、反対にいつもぶれ続けているのも問題なんだろう)
 
 ∧∧
( ‥)まあ、この話、あなた以外には
     ほとんど役に立ちませんけどね
 
  ( ‥)とはいえだ、知らない誤謬を
    -□ 発見するにはどうすれば
       良いのか? 興味引かれる
       課題ではあるな
 
 
 
 

穴を原理的に認識できない


 ∧∧
( ‥)どう? 
 
  ( ‥)そうねえ、一通り出来たから
    -□ これからテキストの読み直し
       にはいって休もう
 
 あるいはその前に一休みか?
 
 さて
 
 ∧∧
( ‥)先日は人と言い合いになりました
    よね?
 
  (‥ )消費者は馬鹿だ、そう言ったら
      相手が俺も馬鹿だというのか!!
      と怒ったのさ。
 
 人間は馬鹿だよ? 自分を見れば誰だってそんなこと分かるだろ? 俺様は頭いいなんて恥ずかしげもなく言える奴は多分、いかれてる。
 
 ∧∧
(‥ )電車の中で本を読んで一生懸命
 □-  勉強しているサラリーマンを
     馬鹿にするのかと?
 
  (‥ )必要事項を暗記したいのなら
      問題はないんじゃないか?
 
 *例:自社で扱うレアアースの物性と化学的特性について元素の図鑑を見て覚える
 
 ∧∧
( ‥)でも勉強、という意味では?
 
  ( ‥)英単語を覚えるとか英会話を
      覚えるとか言うのでないなら
      まあ、そんな勉強では無理だね
 
 片手間で全容が理解できるほど単純なものなんかそうはないだろ。というか、分かりやすい本を読んでいる時点でどうしても限界がある。分かりやすいは分かりやすく加工されたもので、元の情報やディテールが失われている。
 
 ∧∧
( ‥)でっ、その言い合いの後で
    相手は次のように言ったのだと
 
  ( ‥)北村さんも例えば◯◯さんや
      □□さんのようなライターに
      なればいいのですよ、と
      言ってきたのだが。
 
 ああ、あの時はだいぶん酒を飲んでいたので、「おいおい、あんた、何をいっているのだ?」 ぐらいにしか返さなかったけども。
 
 ∧∧
(‥ )まあ、その、名前を上げられた
\-   お二人は売れてはいるけども
     研究者とかからは評判悪いの
     ですよね
 
  (‥ )改めて思い出せばそこでオチが
      ついていたのな
 
 馬鹿にするな!! と怒った人が分かりやすい人として上げたのは、「そいつら駄目だろう....」という人だった、というありがちなオチ。
 
 ∧∧
( ‥)ようするに
 
  ( ‥)分かった、分かりやすい、
    -□ やはりそんなことでは
       駄目だってことだよ。
 
 分かりやすい本を読むのは問題ない。
 
 しかし、分かりやすい本を読んで分かった気になったとき、そこには何か忍び込んでいる。あるいは何か欠落がある。分かりやすいってのは単純化されているのだ。欠落はいびつなゆがみになる。恐ろしいことに、分かっても、それだけでは分かったことしか分からない。いくら分かっても、分からないことは原理的に認識できない。自分は頭いいとか、自分は努力したとか、自分は理解したとか、そんなことでは、ぽっかり開いた真っ暗闇な穴を認識できぬ。
 
 認識できなくても、穴はそこにある。
 
 
 
 
 

それは単純に技術がない


 ∧∧
( ‥)なに?
 
  ( ‥)うーん、ちょっと絵が雑でね
    -□
 
 ∧∧
( ‥)疲れてる?
 
  (‥ )まあ、それもあるけど、
      それだけじゃないだろうね
 
 ∧∧
( ‥)なにか違うなあ、と思う時は
 
  ( ‥)もっとこういう構図が、とか
    -□ ぴんとこないんだよな、
       という時は、いわば演算が
       足りない時だ。
 
 そういう時は考えていれば良いけれども。
 
 ∧∧
( ‥)もっとうまく描けないかなーと
    思う時はですよ
 
  (‥ )それは単純に技術がない
      技術が追いついていないだけ
      なのよね。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、さくさく描けと
 
  ( ‥)何枚も描いていればもうちょい
    -□ うまくはなるだろう。
 
 
 

ハーレムに敬意を


 ∧∧
( ‥)ハーレムもの?
 
  ( ‥)何の変哲も無い男子高校生
    -□ (消費者の投影)がある日
      突然、様々な女性から言いよられ
      もてもてになるという創作のこと
 
 ∧∧
( ‥)そりゃ分かりますけど
 
  (‥ )男性は単純に子孫を残すという
      点で考えた場合、不特定多数の
      女性とまぐわった方が良い
      そういう性的な戦略が有利、
      あるいは有利でありうるという
      状況で進化したので、人間の
      男性もたくさんのパートナーと
      関係を持ちたいという願望がある。
 
 そういった需要をついたジャンル
 
 ∧∧
( ‥)それは分かりますけど、それで?
 
  (‥ )よく馬鹿みたいと揶揄される
      ジャンルだが、しかし、これを
      創作しろと言われたらどうする?
 
 ∧∧
( ‥)あなたならどうします?
 
  ( ‥)そうねえ・・・
    -□
 
 ウル都市連合国のルガルザゲシ大王は賢臣アリストテレスに問うた。
 
 「ハーレムに子供の頃から幽閉された男は駄目人間になるっていうけど、それ本当なん?」
 
 「やってみればいいんじゃないすか?」
 
 かくて訳わからん魔術みたいな何かで召還された平凡な男子高校生山田太郎は実験材料としてハーレムに幽閉された。臨場感をもたせるために某領地の後継者にまで正式に指名され、約束の粘土板と共に着の身着のまま逃げ回る太郎。あらゆる打算で群がり暗躍する女やら大臣やら貴族たち。誰かに手を出せば他の誰かはどうする、どうなる? 出口の見えない状況に太郎の運命やいかに?
 
 ∧∧
( ‥)...それで? どう展開するのよ?
 
  ( ‥)いや、わからん
    -□
 
 ∧∧
( ‥)才能ないっすね
 
  (‥ )まあ、だからだな
      クリエーターには敬意を
      取りあえず払えと。
 
 
 
 

こんな状況を良しとするのか?


 ∧∧
( ‥)人間も消費者も馬鹿だと
 
   (‥ )自分見れば分かるべ
 
 自分を見て、「俺って頭いいー」なんて本気で思うかね? 
 
 ∧∧
(‥ )冗談やその時の気分では言うの
\–   ですけどね
 
   (‥ )だが本気で言い出したらちょっと
       やばいだろ
 
 そもそも人間の能力は平均値を最大にして、そこから離れると数と割合がどんどん少なくなる
 
 ∧∧
( ‥)平均以上を優秀、かしこいとした
    場合
 
   ( ‥)人間だろうが消費者だろうが、
       その大部分はその反対、つまり
       ぐずで馬鹿にカテゴライズ
       されることになるんだ、
       それはしょうがないこと
 
 クラスで1人程度の力や能力、賢さ、優秀さでも、全国大会ではどうなる? そういう見方に立てば人間の大部分どころかほぼ全員がアホで馬鹿で、最低限、優秀などではないことになる。
 
 ∧∧
(‥ )人間も消費者も馬鹿だ、というと
\-   怒る人もいますね、俺を馬鹿だと
     言うのかと
 
   (‥ )自分から認めてどうするよ
 
 だがひとつ言えることがある。忙しいから分かりやすい本に目を通しました。ああ、それはしょうがないね。だけどもそれで「分かった」と思うようでは
 
 ∧∧
( ‥)駄目ですよ、と
 
   (‥ )お前の人生を分かりやすく
       説明してよ、それ読めば
       分かるからさ、って言われたら
       どう思うの? って話よ。
 
 そんな本を読んで何が分かるの?
 
 ∧∧
(‥ )必要最低限度のことが分かれば
\-   良いといえば良いのですけどね
 
   (‥ )それを悪いなどとは言わないさ

 
 緊急事態!! 彼の血液型は?
 
 A型です。
 
 ∧∧
( ‥)十分ですね
 
   (‥ )十分だ。
 
 しかし、これで彼を分かったと思うのは駄目だ。そんな理解では困るだろう。
 
 「お前の人生を分かりやすく説明した本を読んだから、お前のことはよく分かったよ」そんな状況を是とするのなら、それを理解と呼べばいい。しかし、あなたはこの状況を良しとするか? 
 
 
 
 
 
 

2012年4月22日日曜日

つまらない事実はつまらない


 ∧∧
( ‥)ようするにあなたは消費者に
    歩み寄る気はありません、と
 
   (‥ )たぶんそれは、皆が望む
       嘘をつくことになるからな
 
 読みたい人だけ必要なものを読めばいいじゃんよ。嘘ならいくらだって売っているじゃないか。
 
 ∧∧
(‥ )真実を知りたい、そういう要望は
\–  よくありますけどね
 
   (‥ )妻の、夫の、彼の、彼女の、
       娘の、息子の、親の、友人の
       それらの真実を知りたいか
       聞いてみてよ
 
 本当にそんなもの知りたいの? 欲しいのは都合の良いお話じゃあないのかい? 
 
 
 ∧∧
( ‥)あなたは読者を幸せにする気は
    全然ありませんと
 
   ( ‥)不幸にする気もないけど
     -□ つまらない事実はつまらない
        それだけの話よな。
 

枠組みは変わらない


 
   ( ‥)現在における世界の対立構造は
       旧東側 VS 旧西側だよね
 ∧∧
( ‥)まあ、冷戦終結からせいぜい20年
    ですから
 
 しかしこの構図は
 
   (‥ )ぶっちゃけあれだろ?
       旧モンゴル帝国 VS 周辺国だよね
 ∧∧
( ‥)まあ、そうですね
 
 7世紀過ぎても構図は残っている。時代が過ぎても国や地域の地理的位置関係は変わらないのだから、当然といえば当然。
 
 ∧∧
(‥ )そういえば帝国アメリカに支配された
\–   日本が独立中国と結んで戦うという
     アニメがあったみたいですね
 
   (‥ )まあ、敗戦後、アメリカの勢力圏に
       組み込まれた日本の現状を揶揄して
       あるべき未来を見据えたい、
       ということかもしれんけど
       正直な話、能天気だよな
 
 枠組みなんてそんな理想ごときじゃ変わらないし、枠組みを無視した理想論はたわ言の域を出ない
 

すべてはこれだけだ


犠牲者が何人出てもかまわねえ


  (‥ )成果が欲しいのだ

 ∧∧
( ‥)またそういう.....


原理原則を追求するとはそういうことだ。


 ∧∧
( ‥)原理主義者と言われたらなんとします?

  (‥ )そんなこと言う敗残兵はいらねえ


見るべきものを見ないなら、そんな眼球はいらない。えぐりだそう

聞くべきものを聞かないなら、そんな耳はいらない。そぎおとそう

あるべき判断ができないなら、そんな脳はいらない。切り刻もう



  ( ‥)どれだけ犠牲が出てもかまわん
      あるべきものを1人手にしたら
      それ十分だ
 ∧∧
( ‥)まあ、狂信者ですね


ああ、狂信者。すてきだけど無意味な言葉。

 信じる信じないに関係なく、この世界には強制力がある。それを見極めることを狂信者というのなら、それを言ったやつは単なる夢想家、敗残兵だ。そんなゴミくずはいらねえ。僕を殺せと言ったも同然。切り刻んで調べ尽くして、それで文句を言うなら聞こうじゃないか。だが配慮はしない。


   (‥ )敵を殺し、味方を殺し、あるべきものを
       手にするためなら自分も殺し、それでも
       なお、渇望するのだ
 ∧∧
( ‥)まさに狂気


 しかし現実

 夢見るものも、現実から眼をそらすものもいらない。あるべきものが欲しいのだ。それ以外はゴミくずだ。

 どれだけ犠牲者が出ようが知ったこっちゃない。

 なんのためにここまで来て、なんのために、さらにこの先へいこうと思っていると思うかね? すべてはこれだけだ。




2012年4月21日土曜日

0421テスト



 ∧∧
( ‥)テスト?

  ( ‥)うん、公開時は以前と変わらない
    -□ のだが、投稿前の書くスタイルが
       変わってしまってねえ

 誤字脱字を直そうと、更新(修正)をかけると、スペースがすべて消えて、文章は全部左詰めになってしまう、そのため更新するたびにスペースをすべて入れ直さなければいけないという状況。

 どうも不便だ

これはまるで白昼夢のような



出版界の中でもラノベは元気あるなあ、クトゥルー神話の萌え萌えラノベがアニメ化されたと聞いて、今世紀が始まって1からようやく12年目だというのにどんだけ速い世紀末かと

 ∧∧
(‥ )とっ、思って検索したら
\-   ラブクラフト全集がamazonで
    200番台に入ってますね

  (‥ )アニメ効果かな?

あるいはラノベ、萌え、アニメというトリプル効果というべきか

 ∧∧
( ‥)ラノベからラブクラフトに入るって
\–   どうなんでしょうね?

  (‥ )出版社からすれば売れれば問題ない
      消費者も分母がでかければ誰か
      出てくるから、物語の存続という
      意味でも問題ない。望ましいこと
      だらけさ

 ∧∧
(‥ )”旧来のファン”には反感を持つ人も
\–   いるかもですね

  (‥ )なんか””づけで語ると、
      旧来のファンって少し
      忌まわしき存在っぽくなるよね

ああ、そういえば中学の時、ラブクラフトを読んでいたあいつ、あいつならラノベ読んでる人間がラブクラフトなんか読めるわけないじゃないか、とか鼻で笑いそうだよな。当時はラノベという単語はなかったから、こういう言い方ではないけども、あいつはそういうことを言う奴だった。自分自身、他人に対して箔をつけたいから、という微妙に間違った動機と選択で漫画ではなく、小説を、しかもラブクラフトを選んだわりには、そういうことを言うやつだった。


  ( ‥)でもあいつさ、風貌がインスマス
      なんだよね
 ∧∧
(‥ )..妙ですね、あなたラブクラフトを
 □-  読んだことないのに、風貌が
    インスマスだとなぜ分かるのです?


ああ、これは多分、あれだ。ラブクラフトを読んでいたのはもう一人いたから


   (‥ )この記憶はあいつの論評じゃね?

 ∧∧
( ‥)えっ、なに、人のせいにしちゃうわけ?


過去の記憶には不可思議で曖昧な部分がある。まるで白昼夢のような。


 ∧∧
( ‥)単に年取っただけでしょうに

   ( ‥)誰の記憶なのかなー♪
     -□





2012年4月20日金曜日

真実はゴミくず


 例えばこう言ってみる 
 
 ∧∧
( ‥)この答えの確からしさは八割ぐらい
 
   ( ‥)これを聞いて、反応が
     -□ 例えば2つに分かれる。
 
 A:この答えは八割正しいというが、僕が見つけた真実はもっと正しいに違いない。だいたい、八割確からしいなんていい加減な言葉を使わないでもらいたい。それはその答えが真実ではないという証拠ではないか。そんなものは答えではない。単なる仮説だ。
 
 B:すべての答えは仮説だ。この仮説は少なくとも確からしさが分かっている。対するにお前の真実は確からしさが明示されていない。ようするに比較しようがないわけで、お前の真実とやらを採用する必要性はない。一方、この答えが示した”八割確からしい”というのは現時点で最良のものだ。
 
 ∧∧
( ‥)最初のAはトンデモさんや
    科学オタクの言い様ですかね?
 
   (‥ )Bはまっとうな科学者、
       あるいは科学の発想、有様
       それに近似だと思うが
 
 真実は自称しているだけで、所詮は仮説だ。確からしさが推し量れない真実は単なるゴミくずにすぎず、評価するに値せず、採用する必然性はない。
 
 おそらく、真実はその真実性を主張するゆえに役立たずとなる。
 
 
 
 

画材の性質が分からん

 ∧∧
( ‥)どう?
 
    ( ‥)あっち失敗、こっちしくじり
      -□ あちらを補正し、こっちを補修
 
 ∧∧
(‥ )それでも直しきれませんね
 □–
    (‥ )まあ、やむを得ないかな
 
 ∧∧
( ‥)妥協でもなんでも、仕事を先へ進めましょうと
 
    ( ‥)とにかく美しい製品、美しい画像が
      –□ 欲しい、そろえたい、必要だ
        そういう要求、ジャンル、商品も
        あるけども、この手の本はあまり
        そういうものではないしな。
 
 新書はグラビア雑誌でも写真集でもないわけだし。まあ良い、まあ良い、とにかく作業を進行させる。
 
 ∧∧
( ‥)そのうち、もう少しうまくなります?
 
    ( ‥)うまくならなきゃ困るからな
      -□
 
 画材の性質がどうもよく分からない。しかし、使い続ければ分かるだろう。
 
 
 

他のどんな人にとっても同じ

 35を過ぎると急激に体力が落ち始めるが、本人はそのことにあまり気がつかない
 
 ∧∧
( ‥)なんでかと申しますと
 
   ( ‥)疲れた、めんどくさい
     -□ そこで動作をやめるので、
       ”もう出来ない”という
       現実に接触しない、というかね
 
 ああ、やめとこ。ではなく、”これは出来ないから止めて”と体が言っている。
 
 ∧∧
( ‥)でも頭がそれを意識しない。というか
    脳は計算して分かっているのに、
    演算の表面に浮かんだ心はそれを
    認識しないままって感じですかね
 
   (‥ )そういう風に思えるけどね。
 
 だからある時、心と意識が現実に直面すると、ぎょっとする。
 
 ∧∧
( ‥)体力ないと、論文、文献、資料に
    眼を通さなくなりますからね
 
   ( ‥)なんだよお前ら脳みそ筋肉か?と
     -□ 揶揄する人もいるかもしれないが
       自然相手の科学は体力が基本よね
 
 それに人間の脳みそは膨大なエネルギーを消費する、自然選択だけで考えると、これ、明らかにおかしくね? と疑惑の眼を向けられるくらい困った器官(*だから、大きな脳って性選択の結果だろ? という理屈もある)。
 
 もちろん、考えるだけでもどうにかなる、そう言う人たちもいるが
 
 ∧∧
( ‥)体力が落ちている。疲れやすい。だのに
    考え事でどうにかできるとはこれいかに?
 
   (‥ )考え事も手抜きになっているんじゃね?
       と言うがごとし。かな。
 
 分かった、という枠内で考える。俺様が知っている範囲に無理矢理当てはめて考える。そうしていると、たぶん、消費エネルギーは最小か、あるいはそれに近似。たぶん。
 
 ∧∧
(‥ )頑固じじーとか頭が無駄に固いとか
\–
   (‥ )それはもう、脳にエネルギーを
       振り分けられない肉体が選んだ
       苦肉の選択肢かもしれん
 
 余力がなくて判断が手抜きになっている。

 脳みそがささやくのだ。もう僕はほとんど動かないから、すべての事案はこのルーチンワーク回路にだけ回しますね、と。
 
 ∧∧
( ‥)もしニートのまま神に転生するのなら
 
   (‥ )体力の維持は必須だろう。
 
 それはおそらく、他のどんな人たちにとっても同じ。
 
 

2012年4月19日木曜日

神に転生

 *=>40すぎたらもうだめじゃね?
 
 ∧∧
( ‥)まあ、あなたのことでも
    あるんですけどね
 
    ( ‥)なんかさー、疲れるんだよな
      -□ 資料読んでいると頭が煮えそうだし
        学生時代に成績悪かったつけが
        外国語文献とかで露呈するしさー
 ∧∧
( ‥)過ぎたること及ばざるがごとし、ですね
 
    ( — —)あーめんどくせー
          働かなくてすむ
          ニートアイドル(二次元)に
          俺もなりてーよー
 
 ∧∧
( ‥)二次元でもないし、かわいい女の子でもないし
    17歳でもないのだからあきらめなさい
 
   (‥ )とはいえだ、自堕落なニートのままでも
       体力維持でひそかに1日5km歩いて
       毎日、絵を描いていたら
       神には転生できる
 
 

分かったとは慣れ

 ∧∧
( ‥)例えば
 
   ( ‥)クラスで1人、学年で1人しかいない
     -□ その程度に頭が回ると、もう絶望しか
       なくなる
 
 ∧∧
( ‥)見渡せば一面、馬鹿だらけに見えますと
 
   (‥ )まあ、だからといって成績が良いとは
       限らん。余計なことを知っているだけ
       かもしれないし、成績が良くてもその
       程度だと掃いて捨てるほどいるからね
 
 数十人、100人に1人なんて程度が知れている
 
 ∧∧
(‥ )絶望して、でもそれなりな場所へいって
 □-  そして就職するのでしょうね
 
   (‥ )職場で仕事を覚えて、やがて俺は
       そつなくこなせる、知っていると
       思うだろうな。
 
 知っていることは知っている。知らないことは知らない。だとすると、世の中は分かったことだけになる。
 
 ∧∧
( ‥)頭がよくて、周囲に絶望して、
    そしていまや社会人として
    すべて分かっているのです
 
   ( ‥)だがそれは全部、檻の中の
       話かもしれない。
 
 冷戦中、すべては安定的だった。悪いのは政府とアメリカだった。ロシアや中国には革命があって、そこを理想郷にして、批判と悪口を書いていればよかった。保守派は田舎の鈍臭い馬鹿どもで、インテリで都会人の自分は世界のすべてを知っていて、愚かな大衆の眼を開かせようと、今日も頑張ってます。そんな感じ?
 
 ∧∧
( ‥)お父ちゃんとお母ちゃんが冷戦している
    家庭で、引きこもりの息子がひたすら
    自分の部屋で親の悪口と社会の批判と
    理想論を書いている
 
   (‥ )まあ、そんな状況かなあ。
 
 しかし、ある日、冷戦が終わった。これからお前もちゃんと外に出て現実を見て、きちんと見据えて生活しなさいと.....
 
 ∧∧
( ‥)無理じゃね?
 
   (‥ )まあ、そういうことだ。
 
 頭いいんだろ? 仕事も分かっているのだろ? 政治も世界も、自分が見れるすべてを見たよな? 見れるすべてを見て、分かることすべてを理解した。そうだ世の中は知っていることだけで、分かり切ったことだけだ。君が思っているように、お前さんを理解できない奴らが底抜けの馬鹿で、今の若者には自分のような気概さえないのだよ。
 
 ∧∧
( ‥)だが、それこそが虚構だと
 
   ( ‥)分かったのドアを開けると果てしなく
     -□ 知らなかった世界がある。だけども
       年をとるとな、もう無理なんだ。
 
 そうねえ、40すぎたらもうだめだね。
 
 ∧∧
( ‥)早いものですね
 
   (‥ )慣れってそういうものだし、
       分かったって慣れなのな
 
 ああ、しかし答えられない。なんでも知ってるお前の知らないことは具体的に何?
 
 
 
 

そんな短期的な未来は知らない

 
 生活がこれから良くなる、昔はそういう未来を感じられた
 
 ∧∧
( ‥)でもそれって、低賃金労働者と
    豊かな消費者の格差が埋まって
    飽和するまでの限定的な話でしか
    なかったのですよね
 
    (‥ )この手の未来ってたかだか
        30年だろ? 言っている内容が
        激しく頭悪いよね?
 
 
 そんな短期的な未来なんぞどうでもよいし、そもそも、もはや無い。考慮すべきことではなく、聞くに値しない。
 
 

砂の上の人、下の人

  
    ( ‥)人間の能力を段階評価して
        それぞれの段階にある人の
        数をそれぞれ示す。すると
        それはピラミッド状になる
 ∧∧
( ‥)まあ、平均あたりを最底辺として
    それより下は切ってしまってね
 
 平均的な人々が一番多い。能力が高ければ高いほど、彼らの数は少なくなる
 
  
    (‥ )実はこれ、自由競争状態における
        給料なり手取りの分布に近似
        なのだよな
 ∧∧
( ‥)まあ、最低限、反映はしているでしょうね
 
 能力が高い人間は数が少ない。支払いも高くなる。その反対は反対。
 
 
    ( ‥)ピラミッドの裾野、一番数が多い層
        これをまあ平均的な人々とする
        彼らが十分に生活できる状況とは
        どういうことか?
 ∧∧
( ‥)例えば国際的に見れば低賃金労働者で、
    製造したものが先進国の消費者によって
    すべからく高く売れるとか
    そう言う状況でしょうね
 
 一昔前の日本、今の中国
 
    (‥ )その前提が破壊される時がくる
 ∧∧
( ‥)給料が上がって、競争力がなくなると
    いわば、ピラミッドは自分の重みで砂に
    沈んでしまう。もともと上にいた
    能力が高くて付加価値をつけられる人
    だけが砂より上に顔を出している
 
 状況を是正するのに幾つか手がある
 
 ∧∧
( ‥)ピラミッド全体を浮上させる
 
     (‥ )給料を下げて昔に戻るとでも
         言うのかね?
 
 前提が壊れているのだ。無理だ。
 
 ∧∧
( ‥)全員を訓練して、底辺さえも砂の上に
    顔を出せるほどの能力者に変える。
 
     (‥ )無理だな。やれるならとっくに
         できているし、やっても人には
         出来不出来があるんだ。
 
 1000人訓練しても、顔を出せるのは10人か? 1人か?
 
 ∧∧
( ‥)だとしたら手はひとつしかないのでは?
 
     ( ‥)訓練するにせよ何にせよ、
         ピラミッドを上に伸ばすしか
         ないだろうな
 
 ピラミッドというよりも、尖塔に近くなる。
 
 ∧∧
( ‥)ようするに格差を巨大化させるしかないと
 
     (‥ )なんでもいい、一部の連中が
         大金持ちになって、そいつらの
         税金でかつかつの連中をなんとか
         養う、それが打てるせいぜいの手
         ではないのか?
 
 全体の浮上が無理なら、砂の上に顔を出している部分だけでも上にのばさないと、下を支えられない。さもなければ全滅だ。
 
 ∧∧
(‥ )アメリカはそれをやったのですかね?
\–
    (‥ )日本はみんなで足をひっぱりあって
        平等に砂の下に沈んでいく感じかな
 
 
 とはいえ、出来る人間は砂の上に顔を出している。
 
 踏みにじれ、もっと上へいけ、そして少しだけでいいから義務という苦役を果たして
 
 ∧∧
( ‥)砂の下の人には?
 
    (‥ )あきらめろ、だが無駄に沈むな
 
 いや、他にどうしろと? 人間は大量生産品ではなく、品質が一定していないのが弱点であり、強みでもある。
 
 
 

2012年4月18日水曜日

なぜか、ぽしゃるものに飛びつく

 *の続き
 
 そういえばふと思い出す。その人はよく新進気鋭の革新的かつ画期的な仮説や理論(だと本人が思い込んだもの)に飛びつく、
 
 ∧∧
( ‥)飛びつくのだけれども
 
   ( ‥)どういうわけか全部だめになるんだ
     -□
 
 理論をどう識別し数えるのかにもよるけども、6〜10個ぐらいぽしゃっている
 
 ∧∧
(‥ )理論の選別基準がおかしいのじゃ
\–  ないですかね?
 
   (‥ )定義、命題、論理、そんな基準じゃ
      そりゃあ、おかしなことになるだろう。
      現代科学というよりはアリストテレスや
      プラトンぐらい時代錯誤と言うか
 
 ∧∧
( ‥)矛盾のない仮説、論理的でなんでも
    説明できる理論
 
   (‥ )そういう選択基準は間違っている
       そういうことでもある
 
 言い換えると、あの有様を見て、仮説の選択基準の妥当なあり方とはなにか? その把握に失敗するとやばい、ということはよく分かった。
 
 
 *注:ただし例えばの話。把握に失敗する=サイエンスライターとして失敗する、では必ずしもない。豊富な知識を集めてありがちな勘違いを書けば、むしろ読者は”理解して”くれるし、満足もしてくれる。研究者も、相手が豊富な知識を持っていると、自分と同じように妥当解をちゃんとチョイスできると勘違いする場合があって(出来る人は出来ない人を根源的に理解できないということ)、なかなかこういう相手の危険には気づかないらしい。サイエンスライターや科学ジャーナリズムが呪われた存在であるのはこういうことが理由。
 
 *大量多種の食材があっても料理の技術がなければどうにもならないように、豊富なデータと知識=妥当解の発見、ではない、ということ。
 

 

夢ではなく石英の砂浜へと至る

 ∧∧
( ‥)どう?
 
   ( ‥)そうねえ、ざっと見た限りでは
     -□ どうも、びみょー、かなあ
 
 これ、いわゆるトータルエビデンスなんじゃないかい?(*形態データと分子データを一緒に解析する、という系統解析におけるスタンスのこと。その是非をめぐって議論がある、あるいは少なくとも”あった”)。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、トータルエビデンスだから
    だめってわけでもないでしょうけどね
    *駄目だ、という人はいますが
 
   ( ‥)それと塩基配列のデータが
     -□ 少なすぎるように見えるのだけど
       これ、どう見るべきなのかな?
 
 まあ、おいおい検討しよう。
 
 さて
 
 *の続き
 
 ∧∧
( ‥)考えてみれば矛盾ではないのかも
    知れませんね
 
   ( ‥)「科学とは定義、命題、論理だ」
     -□ こういう信念と
       「科学はいい加減で理論を信じても
       そんなものは数年で駄目になる」
       この2つの考えが同一個人の
       中で成立しうる不思議
 
 ああ、だが、「科学は定義、命題、論理だ」の冒頭にある「科学」をとっちまえば矛盾でもなんでもないのだよな。
 
 ∧∧
( ‥)ようするに理想像と現実の乖離ですよね
 
    (‥ )俺様の好きなアイドルは
        処女決定確信と言うレベル
 
 
 そういえば、彼は「実験科学は狭すぎる」と言ったことがあったな。
 
 まぎれもなく、彼は経験から超越して(自分の考えた)論理から導きだされた(理想の)世界へと飛んでいきたいのだ。
 
 ∧∧
( ‥)だが実験と観測がそれを邪魔する。
    現実の科学は、飛翔しようとする
    彼の妄想を大地に引きずり下ろそうと
    しているように見えるでしょうね
 
    (‥ )科学は経験的なものさ。
        現実の前に夢は敗北するのだ
 
 というか、

 ∧∧
( ‥)宇宙を構成するベクトルをすべて解析すれば
    過去も未来も全部再現できるって
    そう彼は言ったのでしょ?
 
    (‥ )いわゆる「ラプラスの魔」あるいは
        ラプラス主義者ってことになるけど
        そう言って彼は系統解析の結果や
        データが指し示すものを全部否定
        したのだよな。
 
 *ラプラスの魔。今風に言うと、ラプラスさんが考えた「宇宙を構成するすべての原子なり素粒子なりの運動の向きと力を把握し、それを演算できる能力を持つ存在は、現在から過去も未来も、次に何がどこで起こるかすべて分かるだろう」、という仮想的な何か。決定論的な考え方でもある。
 
 信じる彼は現行の科学と理論によって己が仮説を否定され、ならば未来にはテクノロジーが発達し、科学によってラプラスの魔が本当に建造されて、その時にこそ自分が支持した理論の正しさが証明されるだろうと・・・・
 
 ∧∧
( ‥)科学に対する過剰な期待と勘違い
    そして裏切られた絶望、未来への
    逃避行ですか。
 
   ( ‥)ああ、しかし問われるだろうな
     -□ 現実を観察した僕らが考えだしたのが
       法則。それはそれ自体が仮説。では、
       仮説が無限の演算で用いられても
       なお誤謬を犯さないという前提は
       いかに正当化できるのか? と
 
 有限の事象から考えだされた法則を、無限に用いてもなお有効だと、いかに証明するのか? いや、そうではなくむしろ
 
 ∧∧
( ‥)いかに証明したのか? ですよね
    ラプラスの魔を建造すればできるはずだ
    という信念の根幹に必要なのはそれ
    でしょう
 
    ( ‥)まっ、証明してるわけないけどな
      -□
 
 ああ、あなたの夢はつぶれる。これ以上はないというくらいに無惨にな。
 
 ∧∧
( ‥)だから逃避行したのでしょう?
 
    (‥ )逃げることは許さん。
        人はすべからく現実を這い回るのだ
 
 この世のすべての夢をストレステストにかけねばならぬ。
 
 ∧∧
( ‥)夢を破壊せよと?
 
    ( ‥)破壊が目的ではない。だが
      -□ 抽出された耐久性あるものを
        見てみたいと思わんかね?
 
 夢なんぞではなく、風化に残って集積した、石英の砂浜を見てみたいと思わないかね? 
 
 
 

2012年4月17日火曜日

科学が真理という勝手な認識はえらい手抜き

 ∧∧
( ‥)どう?
 
   ( ‥)そうねえ、少しやっかいな
     -□ 箇所に足を踏み入れようと
       している状況かな
 
 形態データと分子データのこのコンフリクトをどうする? どちらの方が進化の歴史としてスマートか? 確からしさはどちらの方が上か? という話
 
 ∧∧
(‥ )問題になっている形態が収斂か、
\-   あるいは、いわゆる相同で
     一部で逆転(祖先形質への復帰)
     が起きたのか?
 
   (‥ )昨日ちょっと話をしたけども
       =>*

 世の中には系統学が出力した答え(例えば分岐図=>*など)を仮説ではなく、暗記すべき事項だと勘違いしている連中がいる。
 
 ∧∧
( ‥)検証すべきグラフを暗記するとは
    これいかに?
 
   ( ‥)定義、命題、論理、これだけあれば
       森羅万象を演繹できる、そういう
       主義主張をする人にとっては
       グラフも定義された確固たる真理に
       なり、神聖不可侵の暗記事項に
       なりうるってことさ。
 
 だが現実はそうではない。グラフは検証されうるので、その検証と破壊が当然起こる。さきのような人はそれに狼狽し、次の瞬間には「科学は仮説を作っているだけで真理などないのだ!! どれも信用できない!!」と言い出す場合もある。というか、そういう事例を直に見た。
 
 
 ∧∧
( ‥)答えを破壊する研究者に絶望したの
    ですね
 
    (‥ )おかしなもんでな、同一人物の中に
        この2つが両立する場合もあるのだ
 
 科学は確固たるものが何一つ無いのだ!! という見解と、科学は定義、命題、論理で宇宙を演繹できる!! という信念が同居している人
 
 ∧∧
( ‥)でもまあ、ある意味、一緒ですよね
 
    (‥ )宇宙を導けるはずなのに、破壊が
        起こる。失望と過剰な期待。
        というか、失望と妄想の同居だな
        妄想するから失望する。
 
 いやしかし、現実離れした妄想を抱くから失望と絶望をするのだ。失望したなら妄想を是正せんかい。
 
 ∧∧
( ‥)...失望しても是正しないから
   妄想になるんでしょうが
 
    ( ‥)妄想するから失望し、
        失望して妄想がひどくなる
        えらいこっちゃだな
        
 生物の遺伝子、その塩基配列が分かればすべての分類が完璧になる、という妄言を言い出したりするのも、当然か。
 
 ∧∧
( ‥)そうではなくて
 
    (‥ )2つのグラフをどう比較すれば良いか
     □-  それを検証し、かつ論証しなくちゃ
        いかん。
 
 分類体系でさえ、それは実際には暗記体系じゃないぜえ。
 
 ああ、それを考えると科学が真理だって、その認識はえらい手抜きだな、おい。
 
 ∧∧
( ‥)無駄に苦労することはないけれど
 
    ( ‥)無駄に楽するとろくなことは
      -□ ないんだがな
 
 
 

2012年4月16日月曜日

そんな時代もありました

 やることないので無駄に努力いたします
 
 馬鹿でも出来るので、差がつきません
 
 比べるものがないので、ますます無駄に努力しちゃいます
 
 無駄な努力だけが物差しになりました
 
 
 ∧∧
( ‥)そんな時代もあったとさ
 
     ( ‥)さあ、地獄を作るぞー
       -/
 
 ∧∧
( ‥)あなたが作るわけじゃないですけどね
 
     (‥ )言ってみたかったのだー
 
 

逃げてませんかね?

 ∧∧
( ‥)なに?
 
    ( ‥)そうねえ、単なる感想なんだけど
      -□
 
 ずーっと分類学、ではなく、”系統学をやっていた気になっていた人々”がかつていた。70年代から90年代ぐらいまで(その後、じょじょに置き換えられて、数は減った、ただし絶滅はしていない)
 
 ∧∧
( ‥)それこそ分類学者の人から
    歴史という憶測をもてあそぶ連中
    扱いされた方々ってとこ?
 
   (‥ )まあ、そんな
 
 その後、複雑かつ三つ巴というか四つ巴の学閥大戦争の結果、生物の形から系統を論ずる学問は分岐学=>*のみが使われることとなった。
 
 では先の人々は暗がりから出てきたか? 否。
 
 ∧∧
( ‥)万歳、これで僕らの考えた歴史もー!!
    という結果にはなりませんでしたと
 
    ( ‥)分岐学によって、一緒に
      -□ おしょぺられちゃったのよね、
        ぺしょっ!! とね
 
 お前たちが考えている歴史は憶測だ、という分類学者の批判は、しかし確かにこの人々に関しては正しかった、とでも言うべきか(ようするに生物の形からどう進化を再現するか? という方法論を確立しないまま、勝手気ままに妄想を垂れ流していたことが、アルゴリズムの確立によってばれた、という状況)。
 
 ∧∧
( ‥)でっ?
 
    (‥ )いや、それがね、個人的な経験から
     □–  考えると、その手の人って
        それからどうしたのかって見ると
        みんな分子系統学に逃げてるように
        見えるのよな
 
 ∧∧
( ‥)なぜに?
 
    (‥ )積極的には分子データが自分たちの
        考えた歴史を支持しているように
        見えるから
 
 ∧∧
( ‥)答えの一致はたまたまじゃね?
 
    ( ‥)うん、結果的に答えが正しくても
      -□ 考えが正しいことにはならない
        からな。たまたま自分に都合の
        良い仮説が現れて、それが自分の
        考えまでも支持していると
        能天気に有頂天という感じ?
 
  
 例:
 
    ( ‥)万歳!! やっぱりAが犯人だ!! 
        やはり痴情のもつれが原因!!
        DNA鑑定って偉大だよな!!
 ∧∧
(‥ )金銭トラブルだそうですよー
\-
 
    (‥ )おう.....
 ∧∧
(‥ )凶器も違いますね。
\–  
 
 まあ、こんな状況。
 
 ∧∧
( ‥)...でっ? もうひとつは?
 
    (‥ )消極的には自分の俺様仮説を
     □-  形態データが支持してくれない
        ならば、よく分からんけど、
        分子データに逃げればあるいは
        活路が、という、そういう...
 
 ∧∧
( ‥)分子をやる人からすれば
    めいわくなこってすね
 
    (‥ )なんかさ、意見が一致しない時の
        方が面白いとかって思わないのな
 
 *意見が一致しないのは何かある証拠。たいがいはたわいない原因だが、ごくまれに大発見が隠れている。
 
 蛇足:この手の人たちは分子系統学、というか分子データのことも全然分かっていないらしく(そもそも分かっていたらここまで能天気に考えないと思う)、別に分子系統学自体が逃げ場になっているとか、逃げ場になるような安易な学問だ、ということではない。
 
 

分かったって、じゃあ何よ?

   ( ‥)例えばおいちゃんがだよ
     -□ シヴァクレーターの話を
       したとしよう
 ∧∧
( ‥)ああ、チャタジーさんのね
 
 *シヴァクレーター:インドの破壊神シヴァの名を冠された仮想的なクレーターで、チャタジーさんという(この筋では有名な/なぜ有名なのかは今ここではあえて説明しない)研究者が述べたもの。恐竜絶滅を引き起こした白亜紀末期の隕石衝突はメキシコのユカタン半島で起きたが、インドにはもーっとでっかい隕石が落ちて、それがインドで大噴火を引き起こし(ちなみに白亜紀末期にインドで大量の玄武岩が流れ出す大規模な噴火があったのというのは事実)、それこそが恐竜を滅ぼした、という、まあ、誰にも顧みられていない仮説。
 
 ∧∧
( ‥)それで?
 
   (‥ )でっ、その仮説を紹介して、読んで
       信じた奴がいるとするじゃんよ。
 
 そこで今度は書いた本人が読んだ人に聞いてみるとする
 
 なあ、隕石衝突で地殻がふっとんで、露出したマントルからマグマが噴き出るってどういう状況?
 
 なあ、マントルってカンラン岩だって知っているよな? マントルが固体なのも知っているよな? じゃあさ、そのカンラン岩が融ける条件ってどんなの?
 
 なあ、仮に地殻の除去による減圧でマントルが融けたとするじゃんよ。それに必要な掘削深度ってさ、何キロメートル必要だと思う? 地学の教科書読めば、ある程度、見当付くよね?
 
 なあ、その掘削が実現できると思う? 例えばさ、月のクレーターってそういう形してる? 直径と掘削深度から比率と形が求まるから望遠鏡で一度でも月を見たことがあるなら、大雑把にでも答えられるよね?
 
 なあ、仮にカンラン岩が融けるとするじゃんよ、断層とかでな、あるいは衝突で発生した熱でそりゃあ岩石の一部は融けるだろうさ。鉱物が再晶出して鉱山ができちゃうかもなくらいにさ。それでさ、融けたカンラン岩から玄武岩マグマが出来て集積するメカニズム、お前、どう説明するの?
 
 なあ、一応聞くけど、融けるのと火山噴火と混同してないよね?
 
 なあ、仮に本当にそんな現象が起きたとして、他の科学者がだーれもそれに気がつかないってどんな状況よ?
 
 ∧∧
( ‥)以上の質問に答えられるのかと?
 
    (‥ )答えられなかった場合にはだよ
        じゃあ、最初に分かった、
        すげーって感想は
        なんだったんだろうな?
 
 分かったって何なの?
 
 ああ、しかし、だがここからひとつ、学べることがある。それは...
 
 

走れ直角定規

 
    ( ‥) 夜のー町をー 直角定規片手に
       -┘ 走ってくー♪
 ∧∧
( ‥)また職質されるよ?
 
 
    (‥ )一応、仕事ですから
 ∧∧
(‥ )相手を納得させるのに時間が
└–  かかりそうですけどね
 
 北極星の方角をそれぞれの箇所で決めて印を打ち、取りあえずこれで良しとする
 
 
 

2012年4月15日日曜日

心と意識をつむいだ言葉なんぞ信用するに足らぬ

 消費者の声
 
 ∧∧
( ‥)信用できないと?
 
    (‥ )と、いうか、意味不明よな
 
 消費者、というのは真面目に考えると集合名詞だ。
 
 ∧∧
( ‥)「私は消費者です」
 
    (‥ )個人が我々であるわけがない。
        正確に言うと、「消費者と総称される
        集団に所属していると思われる個体
        である私」だな。

 もっと正確に言うと、たぶんこう。
 
 私は自分の判断で消費者なるカテゴリーに自分が所属していることを表明します
 
 ∧∧
( ‥)意味がないと?
 
   (‥ )だって意味なんてないだろ?
       表明していることが、代表している
       と主張することが=事実、ではないよ
 
 私はこれをセイヨウタンポポと認識しました。まあ、お前がそう思うのならそうだろう。お前の定義ではな(実際にはカントウタンポポだ)。
 
 私は消費者に所属しています。ああ、お前がそう思うのなら、お前さんの中ではそうだろうさ。だがお前さんの言う消費者って消費者と呼称されうる、どれの何の、どこで、どんな定義よ?
 
 ∧∧
( ‥)なんでなにゆえにそれがそうなのか
    明示していませんと
 
    (‥ )私は消費者だ、言うのは勝手だが
        どういう意味合いで消費者か?
        問題となるはまさにそこだよね
        それをしていないのでは
        意味がなかろう。
 

 ∧∧
( ‥)大事なのは
 
    (‥ )お前は何を代表しているの?
        そこよね
 
 このラーメンしょっぱすぎない?
 
 と
 
 主人公の髪の毛はショッキングピンクで緑の水玉がある方が萌えます
 
 ∧∧
( ‥)前者は、まあ数が多い層を代表するかも、
    後者は、まあ考慮しても売り上げが
    上がるとは思えないくらいマイナーそう
    ですかね
 
    ( ‥)個人の意見は消費してくれる人々の
        何らかの反映ではあるんだ、
        問題はなんのどのぐらいの集団の
        有り様を反映しているか、という
        ことだな
 
 ∧∧
( ‥)自分を消費者というのは良いけれど
 
    (‥ )お前さん自身は何から抽出されて
        何を反映しているサンプルなわけ?
        そこが問われるし、そこを
        説明しないといけないわけよ
 
 述べよ。汝はいかなるサンプルなりや?
 
 ∧∧
(‥ )まあ、そういうことや自分の思いを
\–   一生懸命に語る人は多いですけど
 
    (‥ )その時点でもう駄目じゃね?
 
 ∧∧
( ‥)なんで?
 
    (‥ )感想を大量の言葉で表現する奴
        なんざ、ごく少数派だろ?
        すでに市場じゃないよ。
 
 うまい、まずい、分からない、なんか分かった、便利、不便、人間の感想は多くの場合、単純だ。これが市場。しかし、もっと多いのは無言。これぞ市場。これが難問。
 
 さらにいうと、そもそも感想とやらが正確に問題点を把握し、指摘しているか? という疑問
 
 ∧∧
(‥ )女性の写真を2つ並べる、みなが一方に
\-   好意を持ち、こちらが良いと言うが、
     なぜ自分がこっちに好意を持つか
     分からない、色々な説明が噴出する
     品が良い、明るい、顎の線がetc
 
   (‥ )でも実際には同じ写真で、ただ一カ所、
       眼のハイライトを消したかそのままか
       それだけの違いなのだけども、
       それを正確に指摘できない
 
 人間は結論を下せるが、結論を下した過程をきちんと説明できない。できないどころか間違ったことを言い立てる。
 
 ∧∧
( ‥)ようするに
 
    (‥ )言葉の多い評論はたぶん、
        間違いだらけだ。
 
 
 人の意識と心は海の表面のようなもので、上っ面。
 
 ∧∧
( ‥)海面の下では膨大な海流が渦を巻いて
    演算しているのです
 
    (‥ )自分の意識と心を信じるなんて
        愚かだよ。深淵に目を向けるべきだ
 
 当然、心と意識をつむいだ言葉なんぞ信用するに足らぬ。それはおそらく上っ面を勘違いして並べた価値のない妄言。
 
 
        

例外の列挙

 35すぎたら、体力が急激に衰える
 
 39歳が能力のピーク、後は落ちるだけ
 
 ∧∧
(‥ )でも40以上でも現役でがんばっている
\-  野球選手がいるじゃないですか
   それもプロですよ、プロで、という反論
 
    (‥ )その例外の列挙で何を正当化する
        つもりなのか聞いてみて。
 
 そもそも「こんな選手がいる!!」と特筆する時点で、終わっとる。
 
 

はっちゃけてる

 ソニーは日本のブランド
 
 ∧∧
(‥ )一般的にも世界的にもそうでしょうね
\-
    (‥ )でもなんかぴんとこねえな
 
 でもまあ、確かにそうなんだろう。10年ぐらい前になるか? スペインだったかイタリアの人であったか、彼と一緒に仕事をしていた時、「俺のデジカメ見てくれよ」みたいな感じで見せられて、へーすごいな、便利そうだな、と感心したら
 
 
    ( ‥)これ、日本製だよ?? と
        言われてだな。それこそ
        秋葉原で買ったものだっけね
 ∧∧
( ‥)まあ、そういう時代もありましたって
    ことですかね
 
 家電製品に強かった、そんな時代もありました。
 
 ∧∧
( ‥)そのままずっと続くと思っていたら
 
    (‥ )時間も状況も流れるもんさ
 
 これでもう一安心とか思っていると、大概はひどい目に会う。
 
 それにしても
 
 日本のブランドねえ
 
    (‥ )アニメとか、その原作になっている
        素っ頓狂なラノベとか?
 ∧∧
( ‥)一部で注目されているのは事実ですし
  -□ ブランドでしょうけど、えらくマイナーじゃ
    ありません?
 
 確かに、問題は山積みの業界でもある。
 
 ∧∧
( ‥)でも、勢いはまだあると?
 
    ( ‥)ラノベはなあ、あの素っ頓狂な
      -□ タイトルの付け方が業界独特の
        様式美なのかもしれんけど
        思いつきを越えて、実際につけて
        しまうところがすばらしい
 
 守りに入った人間や組織にあれが出来るか? という問題。

 
 ∧∧
(‥ )なんかね、クトゥルー神話ネタのラノベも
\–  あって、アニメ化されてるそうです
 
    (‥ )そういうはっちゃけた感というか
        本当にそれやっちゃうんかい、
        という感覚がある限りは
        大丈夫だろうな
 
 守りに入ったブランドなんか名前だけのホリボテだ。そんなものは潰れた方が良いし、中身がないなら、守る価値がそもそもない。
 
 

分かってしまう動物だった

 その本を一度読んだだけで、分かった、分からない、と言う
 
 その本一冊だけを読んで、分かった、分からない、と言う
 
 ∧∧
( ‥)つまり?
 
    (‥ )それが読書とやらの平均の有様なら
        履歴書読んだだけで、相手を
        判断できる気になるのも
        勝手に断言しちゃうのも
        勝手に断定するなと怒るのも、
        それは人格否定だの
        お前にオレ様の何が分かるだの
        でもこれらは全部当たり前だよね?
 
 一冊、一回、読んだごときで分かっただのと言うのなら、そうするのも、そうされるのも、そりゃあ当たり前に起こるだろうさ。
 
 
 ∧∧
( ‥)ようするに
 
    (‥ )人間ってのは分かってしまう動物だ
        そういうことじゃねえ?
 
 だがしかし、分かったごときで分かってもらっては困るのだった。そして実際、みなさん困っているらしい。
 
 
 

2012年4月14日土曜日

いずれ時がくる

 その人はその会社の製品を愛用して、それこそ全身に身につけるほどだった。
 
 ∧∧
( ‥)ところがです、その会社の製品が
    数年の間にぐんぐん悪くなっていったと
    言うのです
 
    (‥ )中を開ければ部品は全部外国製、
        日本産のものなんかありゃしない
 
 ∧∧
( ‥)まあ、それ自体は問題ナッシング
 
    (‥ )部品作りはもう割に合わないから
        外国の製品を組み上げる、いわば
        ゼネコン業とでもいうのか、
        統括を司ることに業務を変える
        これはこれで非常に特化したプロの
        仕事であり、差別化可能なんだ
 
 しかし、どうもそういう状況でもないってことらしい。何がどういけないのか、それが事実であるのかないのか? それは詳しく知らない。しかし人はしばしば言う。かつて皆があこがれたメーカーは、死んだ魚に成り果てたと。巨大化して安全パイばかりとる人々の巣窟と化してしまったというべきなのか?
 
 ともあれ、とうとうその人はその会社に電話をするのだが、当たり前の話で相手にしてくれず(そりゃあ、お客様のクレーム係は重役会議でも技術者でも商品開発チームでもないので)、ついに業を煮やしたその人、怒りにまかせて「火つけっぞこらー」と怒鳴ったらしいけども。
 
 ∧∧
(‥ )その話を聞いたのが何年前でしたっけ?
\-
    (‥ )5年ぐらい前だったかな
        ようするに事が起きたのは
        もっと前ってことだけどね
 
 ∧∧
( ‥)会社はシャープでしたっけ、ソニー
    でしたっけ?
 
    (‥ )さあ? どっちだったかな?
 
 ∧∧
(‥ )なんかどっちもやばっぽいというニュースが
\-
    (‥ )不適合なもの、敗北したものは
        淘汰される。それだけの話
 
 ∧∧
( ‥)新しい産業や会社が立たないのは痛いですかね
\-
   (‥ )前言ったように、安全パイを取るのは
       個人としては有効な戦略なんだが
       集団でそれをやると皆で会社を
       骨までしゃぶりつくして自滅だ。
       安全パイという最適戦略をとらない
       気の狂った個人、それを独裁者にして
       会社を賭けるか、本人が起業して
       人生を賭けるか、そうしないと
       新天地は見つからん
 
 ほとんど死ぬけど。
 
 ∧∧
(‥ )起業のために融資する銀行が、日本では
\-   安全パイを選び過ぎる、これでは起業
    できない、という批判もあるみたいですが
 
   (‥ )アメリカとどのくらい差があるか
       分からんけど、わずかな差が効いて
       その結果がGoogleやAmazonだと
       したら、あるいは銀行が安全パイを
       選んだのがバブルのつけだとしたら
       頭の痛い話よな。
 
 ∧∧
( ‥)大事な産業は国が保護しなくちゃ、という
\-  意見も姿勢も傾聴すべきなんでしょうけども
 
   (‥ )例えば、そのために作った船がある
       しかし、今の与党はそれを仕分けした
       連中を与党にしたのはそれなりな割合の
       国民で、拍手した奴だっていたのだ
       愚かな選択肢の責任はとるべきだろうな
 
 失敗のつけは自分で支払わなければならぬ。だから、せいぜいみなで苦しめばいいのだ。というか、苦しんでもらわねば困る。
 
 ∧∧
(‥ )失敗が痛みにならないと、間違った選択肢
\-   から離脱しようとは思いませんからね
 
   (‥ )もっともなあ、人々を見ていると
       誰も苦しんでいないように見えるのよ
 
 ∧∧
( ‥)でもさあ、それって
 
   (‥ )そうだ。自営業者であるおいちゃんは
       昼間、日時計作りと資料に眼を通す
       ために公園へいく。
 
 そこで見る大部分の人間は定年退職した老人たちであり、高価なデジカメを持って写真を撮る老人たちであり、歩く元気はあるのに自らは働いていない老人たちであり、若者が支払う金で生活する老人たちであり、彼らは困っているようには見えず、しかし彼らも一票を持っており、国や子孫のためよりは残り少ない寿命のために国を骨までしゃぶりつくす選択肢を行使できるだけの数と動機を持つ人々。
 
 そして彼らが苦しんでいるようにはまるで見えない。
 
 ∧∧
( ‥)どうしたものですかね?
 
    (‥ )強大な負荷をかければいい。
 
 社会に強大な負荷をかければ、切り捨てが始まる。倒産寸前の会社がリストラをするように、社会が人々を切り捨て始める。問題は強大化しないと認識されない。
 
 ∧∧
( ‥)弱者切り捨てだという文句が
    出るでしょうね
 
  ( ‥)前にも話したろ? 東ローマ帝国は
    -□ 圧倒的な異教徒の軍勢と攻勢を前に
      帝国維持のため、自分でパンを調達
      できない市民に、首都からの退去を
      求めたそうだ。市民にパンとサーカスを
      そう言ってきたローマさえ最後はそれを
      したんだよ?
 
 弱者切り捨てが悪なのは余裕がある時だけで、永遠不変の真理ではない。そんなものは状況によってあっさり切り替わる。安全パイを選んだ個人が会社や国を骨までしゃぶりつくそうとするのと同様、人は自活できないままに自分に頼る人間を捨てるのだ。
 
 ∧∧
( ‥)ベクトルが違うだけで
 
    (‥ )やってることも動機も同じさね
 
 いずれ、時がくる。
 
 

学校のことを思い出せ

 手取り足取り教えてあげないと何もできない人間に、必要最小限度のことだけを伝えると
 
 ∧∧
( ‥)機能停止いたしますと
 
   (‥ )そんなこと、全員、
       学校で経験したか、
       あるいは見たか、
       いずれかなんだがな
 
 あれはかなり強烈な経験のはずなのに、どういうわけか社会に出るとそれを忘れる
 
 ∧∧
( ‥)反対にオレ様が分かるように説明しろ
    説明してもオレ様が分からないなら、
    それは悪い説明だ、と言い始めると
 
   ( ‥)それにうんざりして皆が
     -□ 義務だけを果たすようになると
       もうどうにもならんのだ
       その結果は必然だよね
 
 政治主導が聞いてあきれる。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、そもそも政治主導って言い方が
    足下すっからかんのかけ声っぽいですけど
 
   (‥ )官僚が理解していることを、オレたちも
       理解できるように勉強しよー、とか
       言う方がまだしもましだろうな
 
 自分の職場に会社のことも業務のことも業界のこともなーんにも分からない奴がいきなり社長としてやってきて、あなたがたの説明は分かりませんが、とにかく私主導で決定します、と言い放ったら、まあどんなことが起こるかは明白だ。
 
 学校のことを思い出せ。そんな馬鹿なことをやったか? したか? したならどうなった?
 
 ∧∧
( ‥)まあ、大人は学校から自由ですから
 
    ( ‥)おかげで子供より手に負えない側面が
      -□ 出てきておる。
 
 分からないではない、説明を求めるでもない、まず、自分で調べなきゃ適切な質問すらできない。
 
 

2012年4月13日金曜日

次の一手はなに?

 
   ( ‥)そうだなあ、泣いてもいいし
     -□ 愚痴ってもいいんだ
 
 ∧∧
( ‥)泣くなよ、とは言うものの
    泣いてもいいんですね?
 
 問題は
 
   (‥ )泣いているってことは
       実は余裕があるってこと
       ことなのよ
 ∧∧
( ‥)まあ、非常事態ではないでしょうね
 
 泣こうがわめこうが、怒ろうが、45分それに費やしたら45分を失う。
 
 ∧∧
( ‥)あなたも「この仕事、降りた」と心が
    45分、折れたことが去年ありましたよね
 
    (‥ )45分も無駄に使えるってのは
        良いことでな、まあ、娯楽に費やす
        くだらない時間と同じく、そんな
        無駄があるのは幸せよね
 
 あの時、それほど切羽詰まっていなかった。
 
 ∧∧
( ‥)状況次第では数分ですべての選択肢が
    手遅れになることもありえますから
 
    ( ‥)そもそも泣くって行為は他人の気を
      -□ 引くための行為だからな。
        その苦しみがたとえどれほど無様で
        愚かであっても、SOSであるし
        本人にとっては深刻、真剣なのだ
 
 嘘泣きだってそうだ。嘘でもなんでも泣くとは言葉に他ならず、それが虚偽でもなんでも、何かを語っている。
 
 親の前で泣く
 家族の前で泣く
 友達の前で泣く
 彼女の前で、彼の前で、妻の前で、夫の前で、
 
 
 ∧∧
( ‥)しかしですよ
 
   (‥ )そもそも自分が解決すべき
       問題であったら、泣いても
       打開は無理だ。さあ、どうする?
 
 泣いた。ああ、それで? 次のお前の一手はなんだ?
 
 ∧∧
( ‥)そこが問われますと
 
  ( ‥)でも、その一手が思いつかんので
    -□ そもそも泣くのだけどね。

 
 ∧∧
(‥ )どうしたものでしょうねえ
\-
   (‥ )泣いてる時間は無駄な時間
       無駄な時間が必要な時間
       つまり泣くは娯楽と同じ
       しかし当然、選択肢は見つからぬ
 
 泣いて気が晴れても、答えは見つからぬ

 そして問われる。
 
 次の一手は、なに?
 
 
 
 

士気が下がっていませんか

 ∧∧
( ‥)どう思います?
 
   ( ‥)そうねえ
     -□
 
 まだカイワレおじさんが首相だった時、彼は自室にやってきた官僚を怒鳴りつけたり、蹴飛ばしたりしている、という話が漏れ出てきたけども
 
 ∧∧
( ‥)嘘か本当かはともかく
 
   (‥ )もう誰もトップを守る気なんか
       まったくない、そういうこと
       なのよな。
 
 士気がだだ下がりなんだろうなあ、ということはうすうす分かる。
 
 ∧∧
(‥ )あっ、こいつら馬鹿だ、こいつ守っても
\-  しょうがーねーや、と部下や現場が
    そう思い始めると、とんでもないことに
    なりますからね
 
   (‥ )サボタージュする必要はないんだ。
       嘘をつく必要もないんだ。
       義務以上のことを一切しなければ
       それで終わりだよ
 
 そもそも馬鹿はもてない男と同じ。うわべの言葉から必要な情報を抽出することができない。
 
 ∧∧
( ‥)文面をそのまま読んでも
 
   (‥ )そんなことじゃ何も分からん
 
 ∧∧
(‥ )法律で義務がうんぬんで、と言う
\-  人もいるんでしょうけどね
 
   (‥ )法律は実体じゃない。しょせんは
       必要性に応じて作成された決まり事だ
       状況次第で拘束力なんか雲散霧消だよ
 
 ヒットラーでさえ、この馬鹿に指揮権を与えたままでは二正面作戦を強要されたのみならず、国が滅びる、という危機感から暗殺されかかったわけだから、まあ、法律なんてものの正当性はそんなもんなんだろう。
 
 
 
 

2012年4月12日木曜日

追試ってどのぐらい業績になるのよ?

 
 科学者が書いた本を、およそ次のように評した書評がamazonにある
 
 著者はその実験を再現できなかった、というが、それは追試の失敗ではないのか? 
 
 ∧∧
(‥ )ご本人は自分も研究職だと書いて
\-  いますけどもね
 
    (‥ )研究者の仕事って追試なのか?
 
 
 ∧∧
( ‥)追試は必要ではあるんですけどね
 
    (‥ )必要だけども、
        それで業績になるの?
 
 
 そもそもあの論文は追試したのではなく、彼らはこうだが、我々の研究ではこうだった、だったよな。
 
 ∧∧
( ‥)そもそも追試じゃないですね
 
    ( ‥)否定された側の反論が
      -□ また妙で、それがなかなか
        面白かったのだけどね
 
 
 まあ、うん、仕事しよう。
 
 
 

隙間ができはじめる

 
   ( ‥)4500文字書いて、書き直して
     -□ それでなんか、疲れたー
       休もーって、もう年かなあ?
 
 ∧∧
( ‥)まあ、言うだけだったらただですから
 
 
 
   (‥ )なんかね、最近、仕事に隙が
       出来るのよ
 ∧∧
( ‥)あと、30年以上は機能する必要が
    あるでしょうに。しっかりしてください
 
 
 
   (‥ )言うだけだったらただだし
 ∧∧
( ‥)隙間は現実やがな
 
 

帰ることから逃げたのさ

 ∧∧
( ‥)なに?
 
    ( ‥)そうだなあ、
      -□
 
 才能はあるのにあまり伸びなかったのは全員自宅暮らしだった
 
 ∧∧
( ‥)まだ過去形ではないですけどね
 
    (‥ )39歳が人間のピーク
        後は下り坂、と人は言う

 
 ∧∧
( ‥)例外はいくらでもありますけどね
 
    ( ‥)例外に賭け金をベットするのは
      -□ 相当いかれているけどな
 
 ともあれ
 
 ∧∧
( ‥)なぜだと、と
 
    (‥ )自宅暮らしの方が圧倒的に有利
        なんだ、家賃がないから
 
 まあ、年間60万ぐらいの差が出る
 
 ∧∧
(‥ )本一冊分の印税に、ほぼ相当しますね
\-
   (‥ )ようするにさ、一冊分の生産力を
       先行投資や営業や、それこそ同人誌
       でも良いけれども、投入できるのよ
 
 それをしたら、理論上、圧倒的だ。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、あなたが勘違いしている
    ということもありえますけどね
 
    (‥ )例えばこっちが知らないだけで
        収入も報酬も、知名度も十分
        そういうことはありうるね
 
 とはいえ、そうは見えない、
 
 ゆえになぜだ、という問題
 
 ∧∧
( ‥)なんででしょうね?
 
   ( ‥)事実としてそうなら、
     -□ なぜだろうな。
 
 さる人は言った、実家暮らしの男の子は生活に危機感がない
 
 ∧∧
( ‥)えらい言い様ですけどね
 
   (‥ )まあ、ただ、危機感、というのは
       一人暮らしの方があるかもね
       ほら、家賃は〆切りみたいなもんだし
 
 そして確かに〆切りがないと、人間、これが働かないのであった
 
 ∧∧
(‥ )あなた自身がそうですから
\- 
   (‥ )だから言っているのだけどね
 
 
 ∧∧
( ‥)収入が少ないから実家に帰える
  -□ その選択肢もあるし、それをチョイスした
    人たちもいました
 
   (‥ )問題はだな、もう一度、上京するのに
       敷金、礼金、引っ越し代でやはり
       数十万かかるではないか、
       足りないから帰る、足りなくても
       よい状況になった。そこから本来は
       必然でないその数十万を
       そろえられるかってことよ
 
 これはようするに、帰ったら戻って来れないのではないか、という恐怖
 
 ∧∧
(‥ )今はネットの時代なんですが
\-
   (‥ )しかし、本当にそれだけですむのか、
       それが怖くて
       帰ることから逃げたのさ。
 
 人生は逃げだ
 
 ∧∧
( ‥)あなたの持論ですね、逃げという
    響きを嫌う人は多いですけど
 
   (‥ )だけど現実ってそんなもんじゃねえ?
 
 
 
 

2012年4月11日水曜日

本は食べ物ではない

 ∧∧
(‥ )食べるものの選択を誤ると
\-  体に悪影響が出て、それは客観的にも
    明らかとなりますね。
 
 
    (‥ )だが、本は違うのだ、誤った本、
        誤った知識で頭がいかれても
        それでもそれは理解なのだ
 
 ∧∧
( ‥)ようするに
 
    (‥ )食べ物を消費するように本を
        読んだり、理解したり、評論しては
        いかんってことだろ
 
 本と食い物はずいぶん違うぜえ。
 
 ∧∧
(‥ )本と読書には心の自由が
\–  あると言う人もいますけどね
 
    (‥ )それは単に現実からの乖離だよ
 
 
 自慢になんかならん。
 
 

ええ、説明はしますが使いませんよ

 監修の人と打ち合わせ。
 
 「一応、確認しますけど、君は分類階級とか使う気はないですよね?」
 
 「あ、ええ、そんなつもりはないですけど」
 
 ∧∧
( ‥)いまや分類階級は矛盾や混乱、
    根本的なコンフリクトを抱えて
    いますからね
 
    ( ‥)現代の生物だけ、それも自分の専門の
      -□ 生物だけ、をやっている人はどうだか
        知らんけども、総合的に見れば
        どうにもならんからなあ。
 
 *分類階級:住所を、国、県、市、町、丁目、番地、といった、大小入れ子、包含関係がある区分けで指定するように、生物を分類する時に使う階級的な区分けのこと。しかし真面目に各生物分野の区分けを総合すると全然整合しない。県の中に国がきてしまうどころか、丁目の下に国どころか連邦が入ってくる、そんな状況。
 
 ∧∧
(‥ )でっ、次回の(発刊は来年夏の予定)本
\-   では分類階級は当然使いませんと
 
    (‥ )でもしかし、説明は必要かもね
 
 もっとも、生物の本で分類階級を説明する、というのは、実のところ本に興味のある人に十進法分類を教えるようなもので。
 
 ∧∧
( ‥)本を書きたい、本を作る仕事をしたい
    その駆け出しになる本にいきなり
    十進法分類がくどくど載っていたら
    場違い。そういう感じになりませんか?
 
    ( ‥)だから1ページぐらいで終わらせる
      -□ 予定。新種記載も含めると2ページ
        ってとこかな。
 
 まあ、なんだ、弱ったことにこの世界には理解には分類ありきだという人もいるので、ちょっと困る。
 
 
   (‥ )そういうのって、図書館の本をきっちり
       絶対整理整頓しているけども、別々に
       分類されている同じ作者の本の相互関係
       についてはなーんにも理解していない
       そういう状況なんだけどもな
 ∧∧
(‥ )同じ作者の書いた小説とエッセイは
\-   もう別物で、関係性や背後にある共通点、
     作家の抱えていた問題や関心、それらも
     全部無視すると。
 
 分類は結局、認識と知識の整理整頓なので、そこには生物の背景にある系統を理解するとか、理解それ自体を検証するとか、そういう自然科学に必須な要素がまるでない。端的にいうと、その分類体系の妥当性をあなたはどんな値と尺度で示すの? するにしてもその尺度の妥当性はなに? それを科学の俎上に乗せられるわけ? 論文書いて受理してもらえる? という問いにどう答えるのか、という問題。
 
 
      

2012年4月10日火曜日

あまり違和感はない

 
 知り合いが映像関係の学校へいったので、昔、授業の課題である映画撮影にかり出されたことがあった
 
 ∧∧
( ‥)そういうわけで映像関連の学生さんと、
    その時はあなたも学生だったわけ
    ですけども、一緒に町を歩いたり
    しましたですね
 
    ( ‥)東京のどこだったかなあ、
        アフリカ系の人がドアマンを
        しているホテルかなんかが
        あってな
 
 その時は自分も含めて3人歩いていた、2人が「あっ、黒人がいる」と言って、突如、「ニガー!!」と叫んで逃げた
 
 ∧∧
( ‥)その人、キっと振り返って
    「誰だ!!」って顔で見ましたね
 
    (‥ )逃げる2人、おいちゃんは
        ぽかーんとしてから、ごめんと
        頭を下げたのよね
        いや、他に何も思いつかんのよ
 
 彼は遠くで、はっ、はっ、と笑い、いいよ、いいよという感じで、もちろん本心は分からないが、笑って手を振った。
 
 ∧∧
(‥ )それにしても、映像関連の人ってそういう?
\-
 
   (‥ )おいちゃんはイラストレーターでも
       あるけども何か作るってのは
       要するに異常者でな、平均からずれて
       いるし、場合によっては犯罪的で
       さえあるものでね。
 
 というか、脳や心に病を抱えているからそんな道に、というよりもそんな道にしか進めないのだと言える。
 
 学生の時、日本で大事故があった。さる芸能人は事故に巻き込まれ亡くなる直前にラジオ番組に出ていたから、それらの音声素材を使って、ただちにお笑い音声テープ作った奴もいた。
 
 ∧∧
( ‥)今だとそれを皆に聞かせようと
    ネットにアップして大問題かつ
    大炎上するようなやつですね
 
     (‥ )ネットが出る前も後も、人間の
         質ってのはそんなもんでな
         創作の現場なんてろくでもない
         ものだと思うよ
 
 まあ、イラストとか漫画とか、あるいは小説でも作業のペースがゆっくりしているので、おかしなことはまあ起きない、あるいは起きにくいのだろう。そもそも、そんなアクシデントを阻止するためにこそ編集者がいるのだとも言える。
 
 ∧∧
( ‥)でも、タイムスケジュールがきつい
    部署や作業現場では、注意しないと
    そういうのが紛れ込み、漏れだしますよね
 
    ( ‥)以前、テレビで当選者の名前を
      -□ セシウムさんと仮表記していた
        のをそのまま流した放送事故が
        あったそうだよな
 
 あまり違和感はない。
 
 
 

みんなここに来ると分かっていたはずだろ? 泣くなよ

 *の続き
 
 ∧∧ 
( ‥)じいさんは寂しかったのだろうと
 
    ( ‥)ずっと一人で暮らしてきたのじゃ
      -□ ないかな。
 
 外見がだらしない、服が無駄に安物、すっかりよれて白くなった無精髭を剃っていない、中年太りとは対極にやせている、腹が出ていない、まだ歩ける体力が残っている一方で、皮膚が過剰にしわしわ
 
 
    (‥ )あの年齢であの姿ということは
        過酷な労働、低賃金、あるいは
        支出が無駄に多いことを示して
        いると思う。就職はしていないし
        結婚もしていないだろうな
 ∧∧
( ‥)あんまりな推論ですね
 
  
     (‥ )就職出来ないと給料が上がらない
         集団に所属しないと結婚相手が
         見つからない、稼ぎが少なくて
         嫁さんがいないと食生活は悲惨
         やせる、あるいは不健康に太る
         洋服の選択もそれに準じる
         寂しさに負けて、酒、タバコ、
         ギャンブル。体力と年齢以上の
         過剰な老け込みとガタが来た肉体
 
 ∧∧
( ‥)ああ、ひどい決めつけ
 
 
 そういえばなんかで見たな、その日暮らしをずーっと続けてきた独り身の男性たち。行き着いた先は、支えてくれる家族はなく、すみかである家もなく、老後の蓄えも、売るべき財産もなく、自堕落な生き方をまがいなりにも支えてきた体力さえもはやなく、見回せばすべての方角が閉ざされたおっさんたち。
 
 仕事をする力を喪失したのに、しかし死ぬまでまだ10年以上、ひょっとしたら20年あまりの時間を残してしまった人々が集う場所
 
 ∧∧
( ‥)集うというか、なけなしの保護を
    受けているだけですけどもね
 
    ( ‥)どういうわけなのか、北欧から
        介護の研修にやってきた女の子、
        その子が帰る日がやってきた。
 
 その子に世話になったおっさん、外見はじいさんだが、おっさんは羽田空港までその女の子を見送りにくるけど、なんで帰っちゃうんだよーとか怒ったり、泣きながら、ありがとうと言って花束を渡したり。
 
    (‥ )まるでガキんちょなのだ
 ∧∧
( ‥)その年齢の独りってのは発狂するくらい
    つらく悲しいってことじゃないですか?
 
 ああ、そうなのだろうさ
 
 だけどもだ、みんなこうなるって知っていたはずだろう?
 
 就職しないと決めたあの日に
 
 就職できないとあきらめたあの時に
 
 稼ぎが上がることはもうない、これが限界だと気づいた時に
 
 もしいたなら子供は幾つだろう、とふと思った時に
 
 体が示すわずかで、しかし不可逆な衰えがこのまま蓄積したらどうなるか推論した時に
 
 誰もどこにも相手がいないと感づいたその時に
 
 
   (‥ )ここに来ると分かっていたはずだ
       そうだろう?
 
 ∧∧
( ‥)いつかどうにかなる、むしろそう
    思っていたのでは?
 
 ああ、だからちゃんと気がつけよ。
 
 いつかどうにかなんぞなるわけがない
 
 ∧∧
( ‥)事実、
 
    (‥ )いつかどうにかなったことが
        あったのか? ないだろ?
        気づくべきはそこよな
 
 みんなここに来ると分かっていたはずだ。
 
 あきらめろ。出来ることはただひとつ、終わりの時間を可能な限り先延ばしにするように投資する。それによって機能停止してしまう時を、死ぬ時に可能な限り近付ける。それだけだ。
 
 
  

偽造通貨

 
 先日、公園で日時計と太陽の位置を記入しながら本を読んでいた。日曜日だったから座れる場所はすでに座られていたけども、ちょうどいつも使っているテーブルとベンチは空いていた。シートでのんびり楽しんでいる親子が近くにいるせいか、誰もいない。

 というわけでテーブルで記入。お父ちゃんはシートの上で大の字で寝ていて、子供は遊び、お母さんは立って歩き始めた子供を相手している。
 
 そこへだらしない格好のじいさんがやってきてテーブルの向かいに座って、まあ、じいさんといっても60ぐらいだが、何事かこちらにむけて話しかけてきた。
 
 ∧∧ 「子供さん可愛いねえ、お父さん」だそうです
(‥ )
 -( ‥)本当の親父、シートで寝てるけどな
   -□
 
 見えないわけはない。
 
 
 ∧∧ 取りあえず無視と
( ‥)
 -( ‥)見れば分かることだろ? その推論は
   -□  間違っているとあえて言う必要はない。
 
 
 というか、明らかにこれ、話しかけるための、単なる口実だよね?
 
 
 ∧∧ 子供かわいいねえ、かわいいねえと言ってます
(‥ )
 -( ‥)ほめたのだから返答してよ。
   -□ ようするにビジネスの要求だな、これは。

 
 残念、自分は親ではない
 
 
 ∧∧ 今度はこっちみて「勉強? えらいねえ」と
( ‥)
 -( ‥)無駄に上から目線だよな、
   -□ 評価してやったから、嬉しそうに返答しろ
     やはりビジネスの強要だよ
 

 ほう、ああ、お父さん、お父さん、えらい!! と何度も言うから、「ああ」 とだけ返答すると去っていった。

 
 ∧∧ ビジネスに応じちゃいましたね
( ‥)
 -(‥ )なんかちょっと腹立つなあ
   -□
 
 
 数メートル離れた先で、別の親子に「子供さんかわいいねえ」と話しかけてた。ほんの少しだけ会話が成立していた。
 
 
 ∧∧ ビジネス、成立です
( ‥)
 -( ‥)彼らが本当の親子だからだ
   -□ それに座ったベンチの位置関係で、
     親子との距離が3メートルはある。
     あれなら無駄に接近して警戒される
     こともないだろうしね。
 
 
 ∧∧ 寂しいのでしょうね
(‥ )
 -( ‥)寂しい、寂しくないは個人の勝手だ、
   -□ だがな、親子関係の同定を間違って
     話しかけてはいかん。
 
 
 それは偽造通貨で決算しようとするようなもので、ビジネスとして間違っている。
 
 
 ∧∧ 「ああ」って言っちゃいましたね
( ‥)
 -( ‥)あの野郎、許さんぞ
   -□
 
 タバコを吸っていたから、今度会ったら2本せしめてやろう。
 
 
 

2012年4月9日月曜日

用不用説な火星人

 *の続き
 
 未来人は脳が大きく、知能が発達し、体力は衰え、未来食は丸薬みたいなちいちゃいもので、柔らかいものばかり食べるから顎は細く、使わない肉体は退化している。
 
 ∧∧
( ‥)こういうイメージって多分、ウェルズさんの
  -□ 時代に確立されたのでしょうね
 
    (‥ )この手の未来像は
        100年ぐらいの歴史あるって
         ことだよな。
 
 もちろん、使わないから退化する、というのはいわゆる用不用説、使わない器官は退化し、使う器官は発達し、それが子孫に伝えられて進化が起こる、という説。これは訓練や経験で獲得した特徴が遺伝するという獲得形質なので、
 
 ∧∧
( ‥)例外的な事例はあれども、この理解は
    あからさまに間違いですよね
     
    ( ‥)そういう意味ではウェルズの
      -□ 火星人って間違い進化論
        の見本みたいな存在なんだよな
 
 もちろん、自然淘汰説もダーウィニズムもそういうものではない。
 
 ∧∧
(‥ )ただ、誤解をまねくふしはあったの
 □-  あったのかもしれませんね
 
    (‥ )ダーウィンはもはや自然淘汰の圧力に
        影響されない器官の退化を説明する
        ために獲得形質の可能性を考慮した
        (たぶん、そういうこと)、これが
        一見すると用不用説の再来だと
        思われたってことはありうるかもね
 
 というか、ダーウィンの本を読んだ人がよく思い込むのは、ダーウィンは種の起源の後、獲得形質にもっと重きを置くようになった、とか、彼は獲得形質を認めている!! という勘違いで
 
 ∧∧
( ‥)言葉通りの意味では確かにそうなの
    ですけどもね
 
    (‥ )言葉通りの意味でとると大間違いって
        世の中、よくあるぜえ。
 
 例えば曰く、ケプラーは惑星の運行の原動力を霊力だと考えたらしい、このように彼は迷信と近代科学のちょうど狭間にいた人物である
 
 ∧∧
( ‥)よくある評価で、額面通り受け取れば
    確かにそうなのですけども
 
    ( ‥)この言葉通りに、これを揶揄と
      -□ 受け取ると、ケプラーが霊力で
        何をどう説明したのか、その恐るべき
        側面を理解できずに終わるだろうな
 
 同じように、ダーウィンが獲得形質の可能性を考えていたことを、そのままの意味、今では捨て去られた誤った理論をダーウィンが信じていた!! という意味でとらえると、ダーウィンの恐るべき側面が理解できなくなる(ようするに、先のような受け取りは理解などではない)。
 
 ∧∧
(‥ )それを考えると、火星人って不思議な
 □-  存在なんですよね。
 
    (‥ )知性を持つ動物の進化の極限、
        そのシンボルのような存在として
        有名だけども、その進化の理解が
        げろげろだというな
 
 ウェルズの火星人は極言すれば脳と神経、機械を操作する指だけの存在になった知的生物で、内臓がほとんどないために。情緒というものがない、冷酷で冷静な知性だけの存在だとされている(とっ、小説中で説明されているわりには、お食事の時には嬉しそうな声を上げるし、病気で死にかけた時には悲しげな声を上げたり、誤って落っこちたりすると、おびゃー、とでも言えばよいのか、奇声を発するが、まあ、それは置いておく)。
 
 問題はここ。
 
 情緒のない純粋な知的存在。
 
 ∧∧
( ‥)ダーウィンさんは人間は性淘汰、男女の
    特に女性の好みで人間の進化が起きたと
    考えたのですよね
 
    (‥ )情緒や気持ち、美意識と恋で
        進化と淘汰が起きる
        ウェルズの火星人には
        そういう視点がまるっと抜けて
        いるのよね。
 
 19世紀後半から20世紀にかけてダーウィンの自然淘汰説は一旦、顧みられなくなった。性淘汰にいたっては30年前に復権したばかり。もしかしたらそういう時代の空気を反映したものが、性淘汰がなく、用不用説で進化した純粋知性という火星人像かもしれぬ。
 
 ∧∧
(‥ )まあ、性に関してはフォローの余地が
\-   あるのですけどね
 
    (‥ )ウェルズの火星人は単為生殖する
        からなあ。
 
 *設定上、彼らはあろうことか出芽で増える。体の一部からちいちゃな火星人が生えてきて、それが分離するというぶっとび設定。性がなければ性淘汰は確かにないだろう。ようするにウェルズの火星人は単一のクローンであるらしく、そりゃあ病原体に弱いよなあ(同質のクローンではひとたび伝染病や寄生虫が現れると、全員が同じように感染するので絶滅しやすい)
 
 ∧∧
( ‥)でも、ほとんど脳だけになっちゃった
  -□ 火星人って異様な魅力を放っているの
    ですよね
 
    (‥ )事実上、機械が体になっていて
        状況に応じてそれを着替えるという
        生態になっているのよな。
 
 昔、なんかの軽いSFで、人類と交戦する正体不明の異星人たち、その実態は液体状の体を持ち、戦闘機や歩行兵器、戦艦などは全部、彼らの外骨格だった、というものがあったそうだが、ウェルズの火星人はほとんどこれに近いし、こういうアイデアの元祖だとも言える。
 
 
        

 

詳細不明は想像力でおぎなえ

 ∧∧
(‥ )ウェルズさんが描いた火星人って
\-   人間を食べちゃうのですよね
 
    (‥ )食べるっていうか血を吸うの
        だけどね
 
 進化の過程で知能を司る脳と操作を担当する指のみ発達し、他の器官はほとんど退化。栄養摂取すら獲物の血を直接自分たちの血管に注射するという仕方で行うので消化器官も、まあない、という設定だった。
 
 ∧∧
( ‥)今でいうと点滴で生きてるようなもの
    ですけども、小説が書かれた当時は
     点滴とか血液パックとか
     そういうものがなかったのでしょうね
 
   ( ‥)火星人が本来、餌にしている
     -□ 火星生物、なんとなく人間に似ている
       を同伴して地球にやってきている描写
       からすると、そういうことだろうな
 
 *人間でいうと遠征に行く時、レトルト食品ではなく、ウサギやウシ、豚を連れて行くようなもの。
 
 ∧∧
(‥ )作中でも、火星人は人間狩りをしますよね
\-   多脚戦車で人をおいかけまわして、
    戦車の触手で捕まえると、背負いかごみたいな
    ものの中にぽいと入れちゃうという
 
    (‥ )それで基地にもってかえられて、
        つかみ出されたブルジョアの紳士が
        ぎゃーって声と共に何かされて
        火星人が嬉しそうにはしゃぐのよな
 
 作中、残虐描写はひかえられて、ウサギからすると人間のやることは不快だろう、というような表現がされている。
 
 ∧∧
(‥ )ねずみさんをー
 ○-
 
 ∧∧
(‥ )はんぶんこー
゜ ゜ 
     (‥ )わあ
 
 
 個人的には、火星人は紳士をぺしゃっとへし折ったか、より効率的には首を切るかして血液を抽出したのだと想像するけど、描写がひかえられたから詳細は不明だ。
 
 
 

2012年4月8日日曜日

確かに見て気晴らしでは駄目でしたね

 例えば雑誌でもネットでもきれいな女の子、あるいはかっこいい男の子の画像はエロも含めて山のようにある。
 
 それ見てなんとなく気晴らしをするのだ。
 
  
   ( ‥)ぬかったー!! 見るんじゃ駄目だ
     -□ それを描くべきだったのだ
 ∧∧
( ‥)まあ、そりゃあそうでしょう
 
 
 
 

その原因は老いだよね

 
   ( ‥)ノンフィクションを作る立場は
     -□ 物語を作る立場より、ひとつ
       圧倒的に有利な点がある
 ∧∧
( ‥)原理的にネタが尽きることは
    ありませんと
 
 *ここで言うノンフィクションとは自然科学に関するものであるとする。
 
 
   (‥ )まあ、実際にはそのジャンルで出る
   -    論文が元になっているから、
        過去の論文の蓄積を使い尽くす、
        あるいは新しい論文の出現速度を
        上回る速度で記事を書くことは
        不可能なんだけども
 ∧∧
( ‥)マイナーな分野や調査が難しい分野では
  -□ そういう制限は生じうるでしょうね
     消費し尽くす、ということも
     局地的にはありうるでしょう
 
 だが、分野を少し広げれば、いくらでも書ける。相手が自然だ、宇宙だ、地球だ、分子だ、遺伝だ、生物だ、人間だ、社会だ、科学史なのだ。ネタ自体は無限に存在する。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、書く側の理解速度も問題になり
    ますけども
 
    ( ‥)本を1冊書くために一年かけて
      -□ 理解していたら、そのままでは
        飢え死にしちゃうしな
 
 *理解速度よりも執筆速度を、正確さよりも売れることを優先するとろくでもないことになるのだけども、それらに関してここでは論じない。
 
 つまるところ、ノンフィクションを書く立場ならネタに困るということは、まあない。
 
 ∧∧
( ‥)確かにセンセーショナルなネタや、
    まだみんなが知らないネタを
    書いてくださいと言われると
    ネタ探しで苦労しますけど
 
    (‥ )ネタが無限でも、
        自分がリサーチできる時間、
        さらに要望に合ったネタ、
        どちらも有限だからな
 
 新聞の科学コラムを担当していた時(この話=>*)、極端にマイナーでなく、一般の人が興味を持てる出来事、発見で、しかしそれでもみんなが知らなくて、最近数年のトピックで目新しいもの、という制限があると確かに2、3日考えることもある。
 
 あるけども
 
 ∧∧
(‥ )2、3日考えればすむのならねえ
\-   リサーチや資料代、それにお金を
     かけることを割り引いても、
     楽っちゃ楽ですよね。
 
    (‥ )お姫様と勇者と魔法使いの三角関係
        どうやって決着つけるべ? とか
        そういう答えが見いだせないもの
        とは違うからな。
 
 そうだ、リサーチという投資さえすれば、理解と状況把握の速度が執筆速度に見合っていれば、科学に関することで、なおかつ妥当で要望に応じたテキストを作成できる。
 
 ある程度の体力があってやる気があって、なおかつ幾つかの条件が整えば出来る、そういうことでもある。
 
 しかし、これは言い換えるとこういうことでもある
 
 ∧∧
(‥ )コラムが複数のネタの寄せ集めに
\-   成り果てました
 
     (‥ )投資をしていない、
         理解が追いついていない、
         小手先でごまかしている、
         原理的に可能なことが
         出来ていない。
 
 
 それはようするに、老いだ。
 
 
         
    

知っているとは馬鹿丸出しな

 ∧∧
( ‥)知っていることは知っている
 
    (‥ )知らないことは知らない。
 
 ∧∧
( ‥)つまり
 
    (‥ )原理上、世の中のことは
        全部知っていること
        分かり切ったことになる
 
 ∧∧
( ‥)あからさまな間違いですけどね
 
   (‥ )さらに、知って分かっていても、
       知っていること、分かっていることが
       正しいかどうか保証の限りではない
 
 ∧∧
( ‥)いよいよ絶望的な状況になってきました
 
    ( ‥)知っている、分かっている、
      -□ 真面目に考えると、まるで
        馬鹿丸出しな言葉なのな
 
 
 そんなの知ってるよ。
 
 ああ、ではお前のその自己申告に自己満足以上のどんな意義や効果があるのか説明した上で、その説明が妥当かどうか検証してもらおうか。まさかとは思うが、聞いただけで、確認していないとか、そんなことはないだろうな? 
 

 

2012年4月7日土曜日

それが素人なんだべよ

 
 ∧∧
(‥ )素人とプロの違い
\-
 
   (‥ )こんなの知ってる!!と言うのが素人
       全部、活字で裏を取るのがプロかな?
 
 *プロ:この場合、熟練して神懸かりの領域にいる、ではなく、単純に仕事として編集とかやっていることを指す
 
 ∧∧
( ‥)活字でね
 
   ( ‥)ネットの情報じゃ駄目なんだ
     -□ 所詮は無責任編集だし
 
 wikiのように論文を引用しながら、明らかに論文に書いていないことが書かれていたりするのだ、話にならない。
 
 ∧∧
(‥ )まあ活字でも、いや、論文でさえ
\-  そういうことやっちゃう人がいるの
   ですけども
 
   (‥ )100回に1回首位を逃す奴と、
       3回に1回首位を逃す奴と、
       どっちにベットするか、という
       話さね。首位を逃す、という点だけ
       見て、頻度や確率を無視すると
       えらいことになるぞな
 
 井戸端会議で聞いたうわさ話で場を盛り上げるのは良いとしても、それで重大な決定を下すようなことは、普通はしないもんだ。それと同じ
 
 ∧∧
( ‥)意外とやっちゃうんですけどね
 
   (‥ )だからさ、それが素人なんだべよ
 
 
 井戸端会議のうわさ話と本を一緒にしてもらっては困る。そしてネットを引用するなら、せめて公的機関のものを使うべし(例えばwikiの引用は不真面目、あるいはお気楽極楽な話以外では論外。言い換えるとwikiの引用があった時点で当人はあまり真面目に語る気がない、あるいは資料にお金と時間を投資する気も原典にまで遡ってクロスチェックする気もないのは明らか)。
 
 ∧∧
( ‥)公的機関を信用すると
    陰謀だーとか言われますけどね
 
   (‥ )陰謀だったら陰謀の証拠になるさね
       信用するしないではない、
       責任があるかないかだよ
       問題は生じるが、何の問題もない。
 
 素人だったら、僕ちゃん素人だし、悪気はなかったぴょん、とかぬかせば終わりだが、公的機関はそうはいかない。
 
 
 

日時計

 日時計を作る。
 
⌒⌒⌒⌒
〜〜〜〜〜
    ∧∧
   (‥ )また曇っちゃいました
   ┴– 
     (‥ )最近、午後になると曇って
         雨までぱらつくのだよなあ
 
 ぽちぽち影の記録をとるのは良いとして。記録を見ていると。
 
 ∧∧
( ‥)訳が分からなくなってきましたと
 
    ( ‥)急遽、日時計の本を発注だ
      -/
 
 ∧∧
(‥ )太陽の運行。天文学の基礎中の基礎ですが
\-   おざなりにしてきましたからね
 
    (‥ )逆にいうと、これをやれば
        コペルニクスやプトレマイオス、
        ケプラーの言っていることが
        もっとよく分かると思うわけなのよ
 
 
 ついでにいうと英語でも日本語でも、日時計(Sundial)というタイトルがついた本には、天文学とは関係ないちんちくりんな本が、どういうわけか、それも大量に混ざってくる。
 
 
 

オーバーテクノロジー

 早朝
 
 ∧∧ ベンチに霜が降りてますね
(‥ )
 -( ‥)夕方は雨、気温が冷えて
     夜は快晴。冷えたのだなあ
 
 地面などには霜は降りていなかった。もう、霜の季節も終わりということらしく、神奈川の中央、ここでは桜がそろそろ満開になる勢い。
 
 さて
 
 ∧∧
(‥ )そういえば昔、ウェルズの宇宙戦争の
\-   続編のような小説がある、と聞きましたね
  
   (‥ )ウェルズの宇宙戦争は第一次世界大戦
       の前に書かれて、ようするにWW1の
       前に、人類は火星軍のテクノロジーを
       入手した、という設定だったっけね
 
 *注:宇宙戦争では先のこの話のように=>*、火星軍の奇襲攻撃と電撃戦によって、大英帝国はわずか数日で首都ロンドンを守るすべをすべて喪失。首都を放棄せざるをえなかった。世界帝国イギリスはたった数機の多脚戦車と数十人程度の火星人に屈服してしまう。
 
 ∧∧
( ‥)でも火星人は地球の病原体に抵抗力がなく
    病気にかかって死んでしまうと。
 
   (‥ )復興したロンドンでは火星人の
       液浸標本や解剖標本が展示されて
       いるのよね。
 
 先の創作はこの後日談を現代の作家が考えたものらしく、火星人が残した高度技術を手にした人類が、ついに宇宙進出、逆に火星を地球軍が攻略する、という話だったらしい。
 
 ∧∧
( ‥)でも実際、そんなことは無理なんでしょうね
 
   (‥ )技術革新や科学の発展には既存の
       理論や概念を大幅に変えることで
       なしとげられる。
 
 いわゆるパラダイムシフト(個人的にはこの言葉はトンデモ君や業績を上げられない三流研究者がよく使う言葉なのであまり使いたくない)というやつ。
 
 ようするに電気を知らない中世の技術者が鉱石ラジオを理解できるのか? テレビとかを分解して、コンデンサに触れたらどうなる? という話。
 
 ∧∧
(‥ )というか、ウェルズさんの宇宙戦争には
\–  ちゃんとそういう描写があるんですよね
    戦後、火星人が残した熱線放射装置。
    それを調査していて恐ろしいことが
    起きたという、大事故の暗示。
 
  (‥ )あれよな、今風にいうと、S2機関の
      搭載実験していたらアメリカ支部ごと
      ふっとんじゃいましたというやつよね
 
 圧倒的にすぐれた未知の技術、今の人間には理解しかねるものを扱うことには根本的に無理があるというまともな話。
 
 ∧∧
( ‥)それ考えますとねえ
 
    (‥ )人類が火星人の技術を応用して
        より高度な文明を作るって無理だよね
 
 一方、本家たる宇宙戦争はそういうあたりの描写はまともで、自分たちにコンタクトしようとこちらに近づいてくる地球人に対し、火星人が熱線を初めて使う場面。レーザービームで片っ端から殺されて音もなくぱたぱた倒れていく人々を見て、主人公が「?」となっているだけで、逃げもしない。
 
 ∧∧
( ‥)未知のテクノロジーなので
    危険なのかどうか分からなくて
    ぽかーんとしているだけ、という
 
    ( ‥)これ、ほとんど実話なんだよな
      -□
 
 ウェルズより1世代前に生きた人、ダーウィンが残したビーグル号航海記にもそう言う場面が現実にある。現地人とトラブルになってしまい、さすがに多勢に無勢、迫る危険、さりとて相手を殺すわけにもいかないので海軍士官(ビーグル号はちっちゃい船だがそもそも軍艦だ)が威嚇射撃をするのだが、銃器なんて見たことないから、現地人はでっかい音に驚いて、それから殴られたのかな? と頭をさすってみて、はあ? という反応しかしてくれないという、こまった状況。
 
 ∧∧
( ‥)銃なんてちっちゃいし、弾丸も
    見えませんしね。投擲兵器や
    打撃兵器しか知らないと
    それが脅威とは思えませんよねえ。
 
    (‥ )まず、これは危険ですと
        相手に説明しなくちゃいけない
 
 技術格差ってのはこういうもので、安易に模倣できるものではない。
 
 
 

2012年4月6日金曜日

おもちゃの兵隊

 「英国レディになる方法」河出書房
 
 ∧∧
(‥ )ようするにヴィクトリア朝時代の風俗と
 □-  生活、習慣、雑貨、女性の生き方を
    解説した本ですよね
 
    (‥ )でだ、玩具におもちゃの兵隊があって
        小説家H.G.ウェルズも愛好家だった
        と書いてある。
 
 彼は大人のための兵隊ゲームも解説しているそうな。今でいうロールプレイゲーム?
 
 ∧∧
( ‥)ウェルズさんというと、火星軍によって
    大英帝国が崩壊する話を書いてますけども
 
    ( ‥)あの一進一退の攻防戦と描写は
      -□ これから来ているのか?
 
 大英帝国を強襲した火星軍。しかし隣の惑星からの侵略という超長距離遠征のせいか人員はごく少数。分解して運び込まれたとおもわしき多脚戦車はアルミニウム製で軽いが防御は貧弱。展開してきた小規模な大英帝国軍をレーザー光線で皆殺しにするも、森に隠されていた大砲で至近距離から直撃をくらい、一機を喪失。火星軍は一旦、陣地に引き返すことに。
 
 ∧∧
( ‥)でも、その時に引き返さず、残った2機で
    進撃すれば状況がつかめていない、しかも
    まったく無防備のロンドンを蹂躙できた
    はずなんですよね
 
    (‥ )大英帝国軍も、戦力の集中と陣地の
        構築も無視して、しゃにむにかさに
        かかって突撃すればあるいは勝てた
        という状況でもあったのだよな。
 
 しかし、火星軍は新たに組立てたロケット弾と毒ガスを用いて、陣地を構築して満を持して待ち構える大英帝国軍を長距離から殲滅。
 
 ∧∧
(‥ )それでロンドンは放棄されるわけ
\-   ですけど、確かそれ以後の描写だと
     火星軍は来るはずの援軍が滞っちゃうの
     ですよね
 
     (‥ )火星の増援部隊を送り込む機械に
         トラブルがあったらしくて、
         後続が途絶えちゃうのよな
 
 あの描写も「おもちゃの兵隊」が由来かい?
 
 
 
 *ちなみに、時代が時代なせいか、まず火星軍も無線がないっぽい。宇宙船は大砲で打ち出す弾丸のようなもの。ようするに当時考えられていた宇宙旅行の方法で設定されている。また、ロンドンと火星軍陣地の間が今、完全無防備であることを火星人が知らないこと、作者もそれを当然としていることからして、偵察衛星、あるいは人工衛星という概念がないらしいことも伺える。
    

僭称者

 散歩から帰ると、朝日がのぼり、うす雲の向こうに丸い太陽が見えた。
 
 ∧∧ ツバメさんがきゅるきゅる鳴いてます
(‥ )
 -( ‥)ようやく春本番ってとこかな
 
 樹々は若葉を芽吹き始め、森や林がもやーっとしてきている。

 さて
 
 ∧∧
(‥ )ゲルマン人出身でたった一人だけ
\-  皇帝を称した人がいるみたいですね
 
    (‥ )あくまで僭称帝で終わっちゃった
        みたいだけどね
 
 やはりゲルマン人はローマ皇帝にはなれないらしい。
 
 ∧∧
( ‥)そもそもローマ皇帝って、認められるには
    条件があるのですよね
 
    (‥ )軍隊、元老院、市民、この3者から
        承認されなくてはいけない
 
 軍隊に擁立された皇帝はいくらもいるが、結局はこういう世界観であったらしい。これを憲法感覚と表現した人もいる。まがいなりにも民主制から出現した君主制だということなんだろう。
 
 ∧∧
(‥ )それを考えますとねえ
\-
    (‥ )中国みたいに各地に正式な皇帝が
        並立する、ということがローマ帝国
        ではどうも起きなかったぽいのは
        そういうことかもね。
 
 元老院、市民、軍隊がそろう場所、彼らから承認を得ること、こんな条件が成立する場所、状況は明らかに限られている。このような条件では、複数の皇帝(あくまで自称段階)が正式な地位を得るためにトーナメント戦を行う、ということはありえても(事実、そうであったらしい)、帝国全領土の正当な支配権を主張する皇帝が各地で並立するという状況は起きにくそうだ(もちろん、中国皇帝のあり方も当然、もっと検証する必要があるけども)。
 
 考えてみれば僭称帝、という言葉自体、興味深い。
 
 ∧∧
( ‥)単に後の歴史家が発明した用語なのか
  -□ もっと”正式”なものなのか、
    この単語の語源はなんでしょうね?
 
    (‥ )この線に沿って調べてみるか。
 
 
        
 

2012年4月5日木曜日

理解の理解

 ∧∧
(‥ )あなたより10歳以上は
\–   年上でしたっけ
 
    (‥ )ああ。平均寿命と比較すると
        まだまだ若いが、資料を集めた
        つけが出ていると見るべきかなあ
        まあ、本人が直接書いていると
        前提した話ではあるが。
 
 論文を集めて理解する。だがしかし、その理解は研究者たちが抱いているコンセンサスからずれている。
 
 論文を読む、資料に目を通す。それだけではまったく不十分だ。理解の背景には、それらをどう理解するのが妥当なのか? いわば理解の理解がある。それが欠如しているとどうにもならぬ。
 
 ∧∧
( ‥)あなたも人のことは言えません
 
    ( ‥)ちょっと調べたら知らん話、
      -□ 知らん論文、知らない理解が
        色々と出てきた。
 
 ∧∧
( ‥)調べ直すのですね
 
    (‥ )卒業から20年以上が経っている
     □-  老化だけじゃない、色々となまくらに
        なっているということだね。

 だから調べる。もちろん、資料を集めて読むだけでは駄目だ、どんな理解がどのような過程でコンセンサスを得るに至ったのか? コンセンサスを得た根拠は何か? その理解がなぜどうやって評価されているのか? 理解の理解が必要だ。自分で調べて分かっただけでは意味がない。分かった、理解した、それでも文章は書けるが、妄言と区別ができぬ。
 
 文化人も知識人もそうではあるが、サイエンスライターの言葉もそれ自身では妄言と区別ができぬ。
 
 
 

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