消費者を便宜的に3つに分ける。A群、B群、C群。
A群は物事を鵜呑みにする、圧倒的多数の人々
B群は物事を疑い、考えるが正しい答えにたどり着けない人々(少数派)
C群は物事を考え、正しい答えにたどり着ける人(極少数派、科学者あるいはそれに近似)
とっ、言う訳で、投資に対する利益の大きさから考えて、物書きってのはA群の人たち向けに書くように強い選択圧を受けている。
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( ‥)まあ、前から書いていることでもありますね
( ‥)A群、B群、C群。これ、そろそろ
HPで説明しないといけないよな。
A群は平均的な能力の人々で、そいでもって本を読んでいちいち考えない。というかそんなことにコストや消費カロリーを割いたりしない。
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( ‥)そんなもん?
(‥ )デート前のみんなのありさまを見てごらんよ。
どれほどの労力を投資し、予測まで行っていることか。
平均的な能力ってのは特にすぐれているわけではないことを示す。その上、本、この場合は難しい考えさせれる本とか教科書のことだけども、そんなものを読み。理解することにA群は投資を振り分けたりしない。
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( ‥)なんででしょうね?
(‥ )投資をしても自分の生存や存続を向上させることには
つながらないと判断しているんだろ?
実際、それはおそらく正しい。そりゃあ人間にとって重要なのは見かけ、服装、容姿(容貌ではない)、相手に対してどう接するか(デートの時のエスコートの仕方など)であって科学することでもなんでもない。
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( ‥)その場合の相手って、、、未来の配偶者とかでしょ?
(‥ )も、含まれるというべき。
科学者というのはそういう点でも異能者だと言える。大部分の人間が投資しようとしない対象物に膨大な投資を行い、しかも正しい答えを自力で発見できる能力を持っている。彼らは自力で問題を解決出来る。教科書を読むし、理解できる。
というわけで、こういう人々、つまりC群はライターの書いたものなんか(専門外の事柄をリサーチする一環としてとか/軽い読み物を読みたくなった時とかは例外として)読んだりなんかしない。だって必要ないんだから。ライターもC群向けの本なんか書きやしない。そもそもC群はC群の書いた本を読むもんだ。
B群は? これは数が少ないからライターからすれば有望な消費者とはみなせないからいちいち書かない。というか、B群は立場が中途半端なのがいけない。
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( ‥)A群向けの本で満足するわけでもなく
B群向けの本が特に書かれるわけでもなく、
自分で教科書を読むわけでもない。
(‥ )難しいことは専門家にまかせるっぺや、と言って問題解決を
はかるわけでもなく、自力で妥当な答えにたどり着けるわけ
でもない。
どうでもいいことをいちいち考えないA群を馬鹿にするB群ってのは多いけども、でもしかしだよ、端から見ていると問題解決能力の高さを見た時、その山はA群とC群にあるのであって、B群は谷だと言える。
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( ‥)2つのニッチがある時に、中途半端な中間種が
不利になりましたって話みたいですね。
(‥ )A群はC群から答えを聞くし、C群は自力で妥当な答えに
到達する。どっちもできない、しないB群が
へっこんじゃうのは当然と言えば当然。
それもこれも、自分で考える、という行為を始めながら、教科書や論文を読まないからいかんのだ。
例:種の起源も現代進化論の教科書も読んでないけど、グールドの「ワンダフル・ライフ」を読んで、そうか、生存競争抜きの世界があって俺たちは遺伝子からも自由だー!! と叫ぶ。