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2020年3月31日火曜日

要するにクオモ知事の戦略は全住民7割感染戦略では?

 
 ∧∧
(‥ )NYのクオモ知事は
\−  新型肺炎対策に抗体検査を
    導入するそうで
    抗体のある人なら
    仕事に復帰しやすいと
 
  (‥ )...それに一体何の意味が?

 
 10人の職場で抗体検査したら1名のみが抗体を持っていました。
 
 ではその1名以外、残り9名は休職するべきか?
 
 ∧∧
( ‥)そんなわけには
    いかんだろう
 
  ( ‥)では9名が抗体を持つまで
    −/ 職場は
       閉鎖するべきだろうか?
 
 しかし、9名が抗体を持つということは9名全員が感染したということである。
 
 ∧∧
(‥ )...クオモ知事が言っているのは
\−  要するにNYの全住民を感染させる
    ということですかな?
 
  (‥ )んー...そうも解釈できるかな
      クオモのおっさんは
      22日の時点
      (死者:感染者が
      15168:114
      であった時に)
      州内の40〜80%が
      感染する可能性ありと
      言ってるんだよね
 
 新型肺炎の感染力を考えると、単純計算で住人の7割が感染すれば状況は収束する。クオモ知事の言う4〜8割感染とは事実上、この話であった。
 
 ∧∧
( ‥)つまりなにか?
    クオモ知事のもくろみは
    感染爆発を止めることでは
    ないということか?
 
  ( ‥)日本と真逆なんだろうな
    −/ カーブを平らにしないで
      そのまんまな形になると
      予測して対応している
 
 要するに日本の厚労省が延々と言っているこの図の話である。
 
 野放しにすると感染者のグラフは左のように急カーブを描き、医療の容量を超えて患者が触れ出して、多数が死ぬ。
 
 反対に抑制するとカーブは右のように裾野が広い、低いものとなり、十分に低ければ医療の救命能力の範囲内に状況は収まる。
 

 
 日本は抑制策でカーブを平らにしようとする。つまり右のカーブを戦略としている。
 
 クオモ知事の戦略は左だ。野放しにしたカーブが急上昇することを前提にして対応している。
 
 
 ∧∧
(‥ )クオモ知事は外出自粛を
\−  呼びかけているし
    ある程度は感染拡大を
    抑制化できたのでは?
    という予兆もあるけど...
    カーブの平坦化を強く
    指向しているわけではないし
    成功もしていない
 
  (‥ )意図してやっているとは
      言わんけどさ
      クオモのおっさんが言う
      抗体検査と職場復帰って
      感染者が野放し状態でないと
      成り立たない話だからな
      そういうことだよね
 
 
 これは要するに、NY州の中で特に感染爆発が起きているNY市だけに限ってみても、さらに死亡率は0.5%と仮定したとしても4万人が死ぬ、ということを意味していた。
 
 そして確かに、これだけの犠牲を払わなければ抗体検査と職場復帰という言葉は両立しないし、意味をなさないのである。
 
 
 ∧∧
(‥ )そういえばクオモさん
\−  人工呼吸器が数万必要だと
    述べてたよね
 
  (‥ )整合的ではあるな
      日本の場合だが
      人工呼吸器などが
      必要な患者は
      死者とほぼ同数だよ
 
 そして人工呼吸器をつけた患者は亡くなるか、退院するかして新規の重症者と交代する。それを考えれば数万の人工呼吸器という条件は、NY市のみならず、ニューヨーク州の全住民の7割感染という戦略と合致している。
 
 *ニューヨーク州の人口は1954万で、その7割の0.5パーセントが死ぬとした場合、死者数は9万6000。同数の人工呼吸器患者が発生したとしても、患者全体の入れ替わりが3回起こるとした場合、3万個の人工呼吸器があれば十分。
 
  
 予測するに、クオモ知事の戦略は日本と正反対。”全住民の7割を急激に感染させる戦略”だということで良いように思われる。そしてこの条件の時、数万個の人工呼吸器と抗体検査による職場復帰は意味をなし、整合するだろう。
 
 ∧∧
(‥ )倫理的な話を抜きに論表すると
\−  興味深い事例になるか
 
 
  (‥ )ばんばか検査してるから
      疫学的に貴重な
      データが取れるんじゃね?

 
 
 
     
  

2020年3月30日月曜日

呼吸器確保なければ発症から4日でおしまい

 
 ∧∧
(‥ )タレントの志村けんさんが
\−   新型肺炎で亡くなり
     本日のニュースはこれ一色
     昨日29日23:10に
     肺炎で死去
     17日に倦怠感
     19日に発熱、呼吸困難
     20日に都内病院へ入院
     21日に人工呼吸器
     意識は不明
     23日に陽性確認
     25日に事務所が入院発表
     29日に死去
 
  (‥ )発症から重症化まで4日か
      この時に人工呼吸器が
      無ければそこで死んでしまう
      なるほどな
      納得できる速度だ
 
 
 検査を偏重した国、韓国やイタリア、NYではかなり速やかに死亡率の上昇が起こった。なるほど、本質的には検査でベットを埋めることが死亡率の増加をまねくのだろう。救命措置が塞がれれば、あまった重症者は即座に亡くなるはずであるから。
 
 ∧∧
( ‥)でも重症化に二週間とか
    かかったら
    ベットが埋まった時点から
    しばらく時間を置いて
    死亡者が増加するはず
    でも実際にはそうではない
 
  ( ‥)韓国で感染者急増は
    −/ 21日
       それより検査拡大
       それから10日後の
       29〜3日の時点で
       入院待機の重症者が
       亡くなり始めて
       死亡率の増加が現れた
 
 NYの場合、クオモ知事が8日に検査拡大の方針を打ち出し、死亡率が増加するのはそれから15日後、23〜25日である(*ちなみに30日最新のNYの死亡率は29日の1.4よりさらに上昇の1.6%。知事の言葉と裏腹に状況は確実に悪化の一途)。
 
 ∧∧
(‥ )検査偏重から10〜15日も
\−  すれば呼吸器をもらえない
    重症者の死亡で
    すみやかに死亡率が上がる
    あっという間ですな....
 
  (‥ )プライバシーがあって
      患者の詳しい情報は
      わからんものなんだが
      志村けんという人は
      有名人だからかなりの
      情報が公開されとる
 
 70という具体的な年齢。そして発症から重症化、亡くなるまでの時系列。それだけではない。過去の病歴もだ。

 飲酒による肝硬変、ヘビースモーカー、ポリープ発見による胃の切除手術
 
 
 ∧∧
(‥ )持病のある人は
\−  重症化するとは聞いていたが
    本当にすみやかに
    進行してしまうのだね
 
  (‥ )呼吸器なしだと
      発症からわずか4日で
      死に至る
      なかなか強烈だよ
 
 もちろん、高齢、持病持ちであればインフルでも普通に即座な重症化が起こる。誰でも注意すれば、自分の親族知り合いで、インフル感染で救急搬送された人がいること、思い当たるであろう。

 とはいえ、人工呼吸器の確保が無ければ、発症から4日で亡くなりうる病気、というのは印象的であった。
 
 
  

帰国感染者の増大が国内感染者の急上昇と関連している

 
 3月中の感染者、死者、死亡率、そして帰国感染者のグラフを描くとこうなる



 
 ∧∧
(‥ )ここ数日間
\−  急激に感染者の数が
    増えているけども...
    これ帰国感染者の数と
    連動してるっぽいな
 
  (‥ )帰国感染者の数は
      チャーター便以外では
      3月13日まで
      1名だったんだが
      そこからじょじょに
      そして20日以後
      急激に増えて
      今では31名
 
 赤い帰国感染者のグラフと、紫の感染者のグラフは、数は全然違う。感染者は1647名、帰国感染者は31名。つまり2桁の違いがあるのだが、グラフの傾きは同じで作図した。
 
 ∧∧
(‥ )感染者1000名の線を
\−  帰国感染者0として
    1100を1として
    便宜的に作図したけど...
    なんかこう
    うまい具合に
    平行線な関係になってる
 
  (‥ )20日から帰国感染者が
      急に増え始めて
      それから5日後ぐらい
      25日以降急激に
      国内感染者が
      増えてくるわけよ
 
 新型肺炎は潜伏期間が5日ぐらいであることを考えれば、これはいかにも整合的であった。感染者の拡大が千葉や東京という国際港の近くであることも示唆的である。
 
 要するに欧米からの帰国者が猛烈な勢いで日本国内にウイルスを持ち込んでいる。そういうことだろう。
 
 ∧∧
(‥ )23日には帰国者からの
\−  クラスターを...
    つまり集団感染を警戒
    という記事が出ているわけで
    専門家が危惧した通りに
    なったわけだ
 
  (‥ )なんかリベラル勢は
      24日の
      オリンピック中止以後
      感染者が
      東京で続出したのは
      中止決定で感染者を
      隠す必要がなくなった
      からに違いない! とか
      力説しているけども
      なんでそんな特別な説明を
      持ち出すかなあ
 
 オリンピックの中止と東京の感染者増加は確かに因果関係にあるのだろう。ただしそれはリベラルが飛びつく陰謀論、すなわち、中止したから隠す必要がなくなった、とかではない。

 新型肺炎の欧米への蔓延でオリンピックは中止になり、新型肺炎が蔓延した欧米からの帰国者が東京で感染を広げている、そういうことだろう。つまり蔓延という原因が中止と東京での感染拡大という異なる結果を生み出した。
 
 リベラルは愚かにもふたつの結果を原因と結果であると誤認したにすぎない。
 
 ∧∧
(‥ )まあ今の日本で流行っている
\−  ウイルスの塩基配列が
    報告されれば
    明らかになるよね
    欧米で派生した株が
    発見されるはず
 
  (‥ )検証を待とうではないか。
 
 それにしても、twitterで見かけた、朝日新聞に載った投書というのは妙なものであった。大学生、吉田実咲なる人が書いた物で(まあ名前は実名ではあるまい)、留学先のマドリードから帰国しました、日本の検疫は雑で検温どころか自己申告の呼びかけもありません、日本人は危機感を抱いていませんと。
 
 ∧∧
(‥ )その割には検疫で感染者を
\−   見つけているんだよね?
     どういうことよ?
     この投書おかしくね?
 
  (‥ )んー... 嘘かもな
 
 
 投書というのは、編集部で書くこともできる。そもそも掲載に値する文章を素人が毎日必要十分量投稿してくれるとは限らないし、むしろ、そんなことはまれだと考える方が普通だろう。
 
 
 ∧∧
(‥ )捏造ですかね?
\−  朝日といえば
    新型肺炎で人が死んで
    痛快だと放言した
    メディアですしなあ
    媒体としても
    こんな媒体にわざわざ
    投稿する人間も
    信用できんのでは?
  
  (‥ )まあ本当だとしても
      この投書は
      結局は留学自慢
      自分は危険地帯から帰った
      通ぶり自慢だよね
      意味ないよねー
 
 なぜかというに、検温しようが、自己申告しようが、検疫はあっさり突破されるからである。それは2009年の新型インフルのことを考えれば明白だろう。水際対策に意味はなく、検疫も意味はなさない。このことを厚労省は1月30日の時点で認識していた。それは明白ではなかったか?
 
 だとする検疫強化はそもそも無意味。そうであるのにあえて無意味な検疫強化を主張するくらいなら、帰国しなければ良かったのだ。投書で空港を批判する学生も、実際には無症状感染者で、すでにいく人もの人に感染させ、何人も殺しているのかもしれない。批判するぐらいなら帰国するべきではない。
 
  ちなみに
 
 20日、空港検疫でひっかかった患者は累積で7名 国内感染者928
 
 25日、空港検疫で累積18名(+11) 国内感染者1160(+232)
 
 29日 空港検疫累積31名(+13) 国内感染者1647(+487)
 
 ∧∧
(‥ )10人の帰国感染者に対して
\−  200少しの国内感染者が
    出現するってわけですかな?
 
  (‥ )10人は見つけ出された数
      実際にはずっと多くの
      無症状感染者がいて
      その人たちが
      感染させている
      そう考えるべきだけど...
 
 潜伏期間5日の間に、1人が3人に感染させるとすると、200人の国内感染者は70人から移されたということであろうか?
 
 すると10人の発見された感染者に対し、70人の無症状の感染者がいるということであろうか? 
 
 いや...これはあまりに単純な計算すぎて、とても信用できるものではなかった。どう考えるのが正しいのか、よくわからない。
 
 
 
 
 
 


昨日29日は1日で194名

 
 ∧∧
(‥ )昨日29日
\−  日本全体の新型肺炎患者は
    194名増えて
    感染者は累計1647名
    死者は52名で
    死亡率が3.16%
 
  (‥ )このあいだまで
      3.5%だったけども
      感染者の多数発見で
      日本での新型肺炎は
      見かけの死亡率が
      下がっておる
 
 当たり前だけども医療崩壊は起きてはいなかった。現在、人工呼吸器、集中治療室に入っている患者は59名。数がじりじり増えていくがまだ許容の範囲内であった。
 
 *イタリアやNY、そこまで顕著ではないが韓国のように医療崩壊、あるいは飽和を起こした国では、死亡率の推移はもっとなだらかできれいなもので、一旦減少して横這い、そこからじりじり上昇する。そういう推移を描く。
 
 ∧∧
(‥ )台東区の永寿病院
\−  千葉県の障害福祉施設
    これらので集団感染が
    含まれてはいますが
    首都圏と大阪・兵庫での
    感染拡大が目立つと
 
  (‥ )欧米での感染拡大で
      帰国者が増加したのは
      しばらく前で
      懸念されていた
      第二波の到来って
      やつかもね
 
 もしそうなら今後、日本で見つかるウイルスは欧米と同じ配列を持つものが出現することになるのだろう。
 
 もっとも今のところ、そういうたレポートはなかった。
 
 ∧∧
(‥ )まあ予測しておくと
\−  物事の把握に役立ちますからな
 
  (‥ )予測って大事だからね
 
  
 

2020年3月29日日曜日

3月29日の雪とNYの死亡率1.4%

  
 2020年3月29日
 

 
 ∧∧
(‥ )雪が降っとる
 
  (‥ )先日の春分の日も
      わんさか降ってたけども
      3月も終わりの
      この期に及んで
      まだ降るか...
 
 さて
 
 ∧∧
(‥ )NYの状況は入り乱れてるけど
\−  例えばある数字を取ると
    52318:728
    死亡率は1.4%
 
  (‥ )上がってきたなあ
 
 それでも初期の段階から死亡率2%を超えていたイタリアよりは状況が良いように思われた。
 
 もしかしたら、イタリアよりも平均年齢が若いからかもしれないが、NYとイタリアそれぞれの平均年齢の具体的な数はよくわからなかった。
 
 
 さて、米国CDCの制限から離れ、自由に検査することをクオモ知事が打ち出したのは8日。

 =>http://hilihili.blogspot.com/2020/03/cdc_9.html

 
 検査を拡大すると”発見された感染者”が増大し、ゆえに”見かけの死亡率”は減少するが、医療崩壊が起これば死亡率は増大する。

 NYの死亡率が上昇し始めたのは23〜25日。実際、この頃のツイートや報道からするとこの23〜25日に医療崩壊が始まったらしい。

 =>http://hilihili.blogspot.com/2020/03/ny_26.html

 
 8日の検査の拡大から24日の医療崩壊まで16日。つまり、

 軽症者によるベットの占拠、集中した検査希望者や入院患者で感染が拡大、医療従事者の罹患、医療体制の維持困難。
 
 二週間あれば状況はここまで進行できるということらしい。
 
 一方、ニューズウィークなどはこの困難に立ち向かうクオモ知事を称賛し、大統領にふさわしいと言った。twitterでも彼をよく言うつぶやきが散見される。

 ∧∧
(‥ )でもさクオモ知事の
\−  やってることって
    マッチポンプじゃね?
    検査検査で
    自分から感染爆発を
    引き起こして
    自分で状況収拾して
    ポイント稼ぎしてる
 
  (‥ )支持派は
      検査することで
      感染爆発を発見した
      と解釈するからな
      問題ないのよね
 
 実際、検査による感染で5万人もの感染者が出現すると思えない。つまり今の感染爆発そのものをクオモ知事が作ったわけではないだろう。

 検査による感染拡大があったとしても、それはむしろ医療従事者への感染増加が影響大と見るべきに思われた。そう考えればクオモ知事支持派が検査を拡大したからこそ、NYは感染者を見つけ出したのだ! と主張することは筋としては通っている。
 
 ∧∧
( - -)医療従事者への感染は
    致命的だろ
 
  ( ‥)リベラルがそんなことを
    −/ 気にすると思うかい?
       リベラルは自分の安全
       だけを考える
       医療従事者や技官が
       どうなろうが
       リベラルは興味なんか
       もたんよ
 
 実際、忙しすぎて過剰な検査は無理だ。検査は必要最小限するべきだと言った検査官に対し、なぜ人手や機械を増やそうと言わないのか?? こいつら検査官は我々の敵勢力だ! と罵ったリベラルがいたのであった。
 
 
 ∧∧
(‥ )NYどうなってしまうん?
\−  
 
  (‥ )リベラルがどういう生態を
      持っているのか?
      それを観察する
      テストケースにすれば
      良いんじゃね?
 
 ちなみにクオモ知事を否定するツイートも当然、いくつもあった。

 クオモはまったくダメです。ニューヨーク市の医療機関は機能を失いました。人々は地下鉄に乗ることを余儀なくされ続けてるし、未だにそうです。クオモはこれについては何も言わず、しかるに他人を批判し続けている。彼にリーダーシップはないし、CDCだって何もしてくれません!

 というものもあれば

 ありがとう我がトランプ大統領。クオモは病床をつぶし、ウイルスでいっぱいにして、州と市を感染爆発させ、パニックに陥れています。今、あなたが真のリーダーシップを示す時です!

 というものもあった。
 
 ∧∧
(‥ )クオモのおっさん
\−  民主党だからな
    民主党支持者は良く言い
    共和党とトランプ支持者は
    悪く言うってことか
 
  (‥ )まあようするに
      ウイルス vs 人類ではなく
      リベラル vs 人類って
      ことですよ
 
      





トイレットペーパーとリベラルは臆病で自分勝手すぎるという話

 
 
 新型肺炎の影響でトイレットペーパーがなくなる!
 
 そんな噂で熊本からトイレットペーパーが消えたのは2月の27日

 それから一週間もしないうちに自分の住んでいる地域にもトイレットペーパー騒動は波及。全国的にトイレットペーパーが店頭から消えた。
 
 トイレットペーパーが戻ってきたのは14日。近所のドラッグストアでは、トイレットペーパーが棚に並び始めた。数はそう多くないが、陳列してもなくならない程度には需要と供給のバランスが取れてきたのである。
 
 とはいえ、なかなか完全回復とはいかなかった。19日の段階でもやはり棚には空きがあり


 
 そして10日がさらにすぎた28日の段階でも紙製品はまだまだ少ない。少なくとも棚を完全に埋めるほどではないのである。


 
 ∧∧
(‥ )そういえば検査拡大派は
\−  医療崩壊が起こるから
    検査拡大はしないと
    政府も厚労省も医者も
    言ってるけども
    それって
    需要に応じた供給が
    できないのだから
    そもそも日本の医療体制は
    すでに崩壊しているのだ!
    とか力説してましたな
 
  (‥ )その理屈だと
      トレイットペーパーが
      店頭から消えたことは
      物流崩壊に
      なっちゃうんだけどね
 
 もちろん、そんなことはない。需要と供給が崩れたからといって仕組みが壊れるわけではない。需要に応じられないから供給の仕組みまで壊れている、というのはおかしい。
 
 ∧∧
(‥ )検査拡大派の理屈は
\−  底が浅いのだと
 
  (‥ )その一方では
      患者が殺到することで
      待合室や院内で感染が
      拡大するとか
      医療従事者が倒れるとか
      そういう本格的な崩壊が
      起こることは
      無視するのよね
      検査拡大派というか
      リベラルは理屈が安易だ
 
 いや、正確に言うとこれ、リベラルが単に自分勝手で臆病なだけなのである。臆病だから検査検査と騒ぐし、自分勝手だから医者や看護師や検査技官の都合を考えない。ただそれだけであった。
 
 ∧∧
(‥ )リベラルな人は
\−  団体行動が苦手で
    空気読めないからな
 
  (‥ )ずーっとテストで
      1位取ることだけを
      目標にして生きてれば
      まあそうなるね
 
 
    
 
 
      

2020年3月28日土曜日

日本はインフルを抑制したが、NYとイタリアはそうではなくコロナ蔓延

 
 ネットを動いていたら、真偽不明のサイトがあった。新型肺炎のシミュレーションを行なったが、日本に比べて欧米の患者は急増が激しい。これは日本のウイルスに比べて、欧米のウイルスの感染力が10倍高いと考えるとうまく説明できる。
 
 ∧∧
(‥ )...いやおかしくね
\−  コロナウイルスは変異と
    進化速度が桁外れだけど
    さすがに
    感染力10倍の株が
    いきなり出現するなんて
    おかしかろうて
 
  (‥ )感染力...つまり
      基本再生産数は
      潜伏期間を
      患者の倍加時間で割り
      1を足すという話は
      以前に見たけども
 
 =>http://hilihili.blogspot.com/2020/01/blog-post_31.html


 
 その話をそのまま下敷きとして、感染力10倍を考えてみよう。
 
 感染力=基本再生産数と単純に考えて、すると感染力10倍とは、

 潜伏期間が10倍に伸びる(例えば潜伏期間が50日になる)

 あるいは患者の倍加時間が2日(48時間)の10分の1、つまり5時間になるということに思えるが...
 
 ∧∧
( ‥)ありえんだろ
    というか
    そんなすごいことが
    起きているのなら
    即座にわかるはずだし
    数字で出てくるはずだ
 
  ( ‥)感染力10倍は
    −/ 明らかに
       おかしいよな
 
 少なくとも変異でそれが起きるというのはあまりにも都合が良すぎたし、そういう変異が淘汰され、固定されるというのもおかしすぎた。
 
 だから欧米のウイルスが変異したから日本とまるで違う挙動を示す、という仮説は採用する必要はなかろう。
 
 ∧∧
(‥ )ただあまりにも挙動が
\−  違いすぎることは
    事実だね
    ここは説明しなければ
    いけない
 
  (‥ )でだな
     思いついて調べたんだが
     これで説明できんかな?
 
 これは東京都のインフルエンザ患者の推移


 
 赤が今年の患者の推移で、他の色は例年のもの。今年のインフルエンザ患者が途中までは例年通りなのに、突然急減して収束してしまったことがわかる。
 
 おそらく新型肺炎の出現で皆が少しだけ手洗い、うがい、マスク、自粛をしただけで劇的に抑制されたことがわかるだろう。
 
 ところがニューヨークでのインフルエンザ患者の推移はこうではなかった。


 
 =>https://www.health.ny.gov/diseases/communicable/influenza/surveillance/2019-2020/archive/2020-03-14_flu_report.pdf



 ∧∧
(‥ )まるで抑制されとらんがな
\−  例年通りがんがん増えとる
  
  (‥ )ニューヨークって
      日本と同様に1月末に
      コロナウイルス に
      侵入されてるよな?
      そして新型肺炎は
      インフルに準じる存在
      インフルが
      抑制されないなら
      新型肺炎もインフル同様
      抑制されないまま
      がんがんに増えたべ
 
 では例えばイタリアは?
 
 イタリアの今年度におけるインフル患者のグラフは画像検索では出てくるのだが、サイトがよくわからない。ともあれ、多分、これがそうだろう。



 
 これも抑制はされていない。グラフの点線はIncidenza ILI Stagione 2018-19 つまり2018年から19年までのシーズン中の患者発生数。つまり例年の患者グラフだ。見ての通り、イタリアもインフルエンザはまるで抑制されていなかった。
 
 ∧∧
(‥ )要するにあれだ
\−  新型肺炎が出現した時
    日本人は生活習慣を
    少しだけ変更した
    それはインフルエンザの
    抑制に現れている
    だからコロナも抑制できた
    しかし
    ニューヨークとイタリアは
    まったく
    そんなことがないまま
    蔓延を許したのだと
 
  (‥ )日本と欧米の違いって
      単純にこれじゃね?
 
 
 日本と欧米におけるコロナウイルス の挙動の違い。この謎を前にした時、オリンピックのために数字をごまかしているとか、そんな稚拙な説明を用意する必要はなかった。あるいは感染力10倍とか、変異とか、そういう劇的な仮説も必要なかった。

 手洗い、マスク、うがい、自粛。それを実際にしていた日本人と、そうでない人々の違いでしかなかった。単純にそれだけだろう。
    

 

エヴァかりっちゃんか

 
 コンピュータウイルス使徒が本部に侵入!!

 
 この時、エヴァを投入したのがNY州のクオモ知事。
 
 りっちゃん、後はしくよろとまかせたのが日本
 
 
 ∧∧
(‥ )まあクオモ知事の方が
\−  人気出ますかね
 
  (‥ )ニューズウィークも
      そうだし
      日本人でも
      クオモ知事の演説に
      感激する連中が
      いるわけでな
      人間は派手なことが
      好きだよね
 

  いや、人間というより、リベラルはこういう派手なことが大好きというべきかもしれない。しかしリベラルの言う通りにすれば状況は破滅するのである。インフルエンザと同様、新型肺炎を阻止することはできず、できないことを無理にしようとすると必ず破綻が起こる。無理なものは無理なのだ。
 
 
 
 

肺炎対策は日本はコミケ NYはスーパーマン

 
 ∧∧
(‥ )27日NYの感染:死亡は
\−  44635:519
    死亡率は1.16%
    死亡率はさらに上昇中
    医療崩壊の傾向継続中
 
  (‥ )でっニューズウィークは
      クオモ知事を称え
      民主党の大統領候補に
      なればいいなあー
      という記事を
      書いてるのか...
      なるほどなー

 
 ∧∧
(‥ )...日本人からすれば
\−  クオモ知事は功労者どころか
    検査偏重で医療崩壊を
    引き起こした
    張本人ですけどね
 
  (‥ )重症者だけの発見救命を
      する立場では
      クオモ知事は
      張本人となり
      感染拡大を防ぐ立場では
      検査偏重のクオモ知事は
      功労者である
      立場によって解釈が
      まるで正反対になる
 
 そしてもちろんこれは、新型肺炎の感染を防げるか、防げないか、という理解の違いでもあった。
 
 新型肺炎の拡大は防げない。できるのは拡大を遅くさせることのみ。この立場で考えた時、検査とは、救命を必要とする重症者を発見するための手段だ。拡大をふせぐ効果は、社会的距離を離すことが担当する。

 これに対し、新型肺炎の拡大は防げる。この立場で見た時、検査は絶対の手段となる。すべての感染者を発見し、隔離すれば感染は止まるはずではないか(実際には止められないが信じ込んでいる人はそう思うのである)。
 
 ∧∧
(‥ )新型肺炎は食い止められない
\−  その立場では
    クオモ知事の政策は
    感染爆発を引き起こし
    医療を消耗させる
    自殺行為である
    反対に
    食い止められるという
    立場では
    知事の検査偏重主義は
    称賛されるべき
    勇気ある行動なのである
 
  (‥ )まあ文化の違いでも
      あるだろうけどな
 
 
 新型肺炎の拡大は防げない。だとしたらゆっくりと感染を拡大させるしかない。

 それは草原の火事に似ていた。草原には何万という人が立っていて、火事を前にどうしようかと途方に暮れている。焼け切った場所は安全だが、全員がその場所には入れない。少なくとも草原が焼け切れる前では無理だ。
 
 今、できることは、広がる火事から人を動かしつつ、焼けた場所へ人を入れていく作業であった。

 皆で整列しながら草原の中に立ち、じりじり広がる小さな火事を前に、火が近づいたら危険に直面した人たちを整然と移動させる。そして焼け切った場所へ順次、人を移動させていく。この単調な作業を草原が焼き切れるまで続けなければいけない。
 
 日本がやっているのはこれだ。
 
 ∧∧
(‥ )そういえばコミケは
\−  5月のものが正式に
    中止決定されたけど
    コミケには大量の客が
    やってくるので
    それをいかにうまく
    行列を作って
    整然とさばくか?
    という動画があったよね
 
  (‥ )日本の新型肺炎対策って
      考えてみればコミケだな
      日本人らしい対策だよね
 
 しかし、NYのクオモ知事がやったことは逆。リーダーシップを発揮して、草原の火事を消火するという英雄的な行為であった。
 
 ∧∧
(‥ )つまりはスーパーマン
\−  アメリカ人らしいと言えば
    アメリカ人らしいけどね
    でもこれ
    消火しているうちに
    みんながパニックに陥って
    炎にまかれたり
    消化班自身が燃えたり
    焼けた場所へ人を誘導する
    作業が後回しになったり
    むしろ危険なんだよね
 
  (‥ )スーパーマンは目立つし
      格好いいかもしれんけど
      スーパーマンは
      避難誘導しないからな
  
 スーパーマンは問題解決などしていない。実際に働いて多くの人を救うのは警官や消防隊員であって、ヒーローとは、それがスーパーマンでもドランゴンボールの孫悟空でも、所詮は地道に働く労働者の功績をつまみ食いしているのにすぎないのである。もちろん、それが悪いわけではない。ヒーローとはそういうものであり、スーパーマンも悟空も物語における役割を果たしているにすぎない。
 
 ∧∧
(‥ )でも現実の為政者がそれを
\−  やってはいけないよねえ...
 
  (‥ )これを文化の違いと
      言うのも本来いかんわけだ
      ヒーローは日米どちらも
      つまみぐいだし
      日本でもクオモ知事を
      称賛するやからがいるし
      米国だってCDCは
      検査の拡大は
      感染をまねくとして
      危険視していたしな
      この違いは日米の違いでは
      本来ないわけよ
 
 しかし、結果的にはそうなった。日本の新型肺炎対策はコミケの行列さばきであり、NY州のクオモ知事の検査偏重はスーパーマンであった。
 
 そして誰もがスーパーマンに憧れ、注目し、熱狂する。米国民の多くや、あるいはニューズウィークが日本の対策を懐疑的に見て、クオモ知事を絶賛するのは当然であっただろう。

 しかし、それは為政者がするべきことではなかったのである。
 
 ∧∧
(‥ )その点、トランプ大統領は
\−  かなりまともっぽく
    見えるよね
    でもなんだろうね? あの人
 
  (‥ )あのおっさん
      無意味に入国制限したり
      検査件数の多さが
      感染者の多さですから
      問題な〜いとか
      放言する割には
      検査を推進しないし
      特に何もしないし
      口とは裏腹に
      まともっぽいんだよな
   
 口先ではいかにもスーパーマンを装うが、やっていることは地道な警察官。トランプという人は、どうにも食えない親父らしい。その点で、米国民は良いリーダーを選んだと言える。
 
 
  

2020年3月27日金曜日

世界政府には自殺の一択しかない

 
 ∧∧
(‥ )英国のブラウン元首相が
\−  新型肺炎対策のため
    一時的に世界政府を
    作ることを提案
 
  (‥ )へー?
      頭大丈夫かな?
 
 そんなもの、トップがしくじったら全世界が全滅ではないか。
 
 ∧∧
(‥ )日本とかアメリカみたいに
\−  自治体がそれぞれ権限を
    もっていれば
    全滅はしませんよね
    反対に自治体が馬鹿して
    自殺する権利も
    あるんだけど
 
  (‥ )米国CDCが検査に
      消極的になのに対し
      私の責任でやらせてくれ
      と言って検査しまくった
      NY州のクオモ知事
      みたいにな
 
 ちなみに、NY州の感染爆発は検査しすぎたせいじゃね? という声は英語ではないようだった。どうも米国人としては、検査したらたくさんいることがわかった!! という理解らしい。

 
 ∧∧
(‥ )必要最小限以上の検査をしたら
\−  医療崩壊が起こる!! 
    という理解が広まったのは
    ほぼ日本特有みたいね
 
  (‥ )まあそりゃなあ
      検査推進派が
      韓国、イタリアを見習え!
      と言えば
      韓国、イタリア轟沈
      NYを見習え!
      と言えば
      NY轟沈
      こういう経緯があったから
      やみくもな検査は破滅だ
      という理解が
      日本では定着したわけでな
 
 こういう議論を経過しなかった国では、それがイタリアやNY州であっても、やみくもな検査は感染者の集中と感染爆発を引き起こし、医療従事者への感染、軽症者と偽陽性による医療の圧迫、医療崩壊をまねくとは理解はしないだろう。
 
 反対にイタリアの人やNY州の人間は、やみくもに検査したら深刻な状況がわかったと理解するはずだし、事実そのようである。
 
 そもそも検査で感染が拡大したという直接証拠を見つけるのは難しいだろうし、大混乱に陥っている現場の人間が検査しすぎだよ! と証言することも少なかろう。
 
 ∧∧
(‥ )でもNYの検査場で
\−  マスクなしで人々が
    並んでいるのを見て
    これやばくね? と
    言ってる人いたよね
 
  (‥ )クオモのおっさんは
      責任重大だよなあ
 
 とはいえ、自治体とはそういうものなのである。自治体には権限があり、、それは自由であり、そして自由とは自殺する権利のことでもあった。成功すればそれで良いし、失敗すれば死ぬ。それだけであり、それで良い。全員が成功するよりは誰かが死んだ方がいいし、全員が死ぬよりは誰かが生き延びた方がいい。

 それに対し、世界政府には自殺の一択しかないのだ。
 
 
       

キューバとフェイクニュースとニューズウィークと

 
 ∧∧
(‥ )26日のニューズウィークが
\−  キューバが新型肺炎の
    新薬を開発した
    医療チームとともに
    全世界で治療と投与を
    支援すると伝えた
 
 
  (‥ )キューバは
      医療チームを
      武器にするからな
 
 ベネズエラの故チャベス大統領はカストロ議長を尊敬し、支持率が低迷して議長に相談した時に、キューバからの医療支援を受けた。
 
 ∧∧
(‥ )キューバの医療チームの
\−   大軍を受け入れて
     無料診察所を
     ベネズエラの国内に
     大量に開設
     それで貧困層からの
     支持率を上げて
     チャベス大統領は
     ついには独裁制への
     道を開いた
 
  (‥ )だけども用事が済んだ
      キューバの医療チームは
      別の国へ転属
      無料診療所はなくなり
      無料診療所に客を奪われた
      既存の病院は壊滅し
      現在のベネズエラは
      医療的に地獄状態に
      なってしまったのだけど...
 
 
 ベネズエラの話はともかくとして、キューバはかように医療を戦略として使う。今回の新型肺炎ではイタリアに医療チームが入ったし、冒頭で述べたように新薬とやらを開発し、それを宣伝して武器としていた。
 
 ∧∧
(‥ )イタリアにはキューバだけでなく
\−   中国とロシアの医療支援団が
     入っているし
     イタリアは共産圏になって
     しまうん?
 
  (‥ )まあ今回の新型肺炎は
      米中貿易戦争の延長
      広く言えば
      東西冷戦の延長とも
      言えるからな
 
 ∧∧
(‥ )米国はいち早く中国からの
\−  入国制限をして
    雇用が米国に戻ってくると
    高官が発言し
    中国は米国がウイルスを
    持ち込んだと言い
    米国は武漢肺炎という
    呼称を使い
    中国がそれに反発し...
 
  (‥ )そしてニューズウィークは
      キューバの医療チームを
      取り上げて
      さらには米国による
      制裁を解除してほしい
      すると新型肺炎の治療を
      よりよく行えると報道する
      なるほどねえ
 
 ∧∧
(‥ )ニューズウィークは
\−  米国のマスコミだけども
    左派やリベラルですかな?
    そういえばトランプさんに
    フェイクニュース扱いも
    されていたみたいだし
 
  (‥ )やっぱあれだわ
      新型肺炎との戦いは
      ウイルスとの戦いではなく
      リベラルとの戦いだな

 
 検査検査と煽る日本のワイドショーもニューズウィークも、ニューヨークタイムズも、どれもみな、この視点で理解できるだろう。

 

2020年3月26日木曜日

これはウイルス vs ではなくリベラル vs 人類の戦いなのでは?

 
 医療の資源は無尽蔵ではないから、熱が4日続く方が条件付きで検査を受けてください。
 
 嫌だ嫌だ。検査受けさせろ! イタリアと韓国を見習え!
 
 イタリアと韓国轟沈
 
 条件を満たした方だけが検査を受けてください。
 
 嫌だ嫌だ。検査を受けさせろ! ニューヨークを見習え!
 
 ニューヨーク轟沈
 
 ∧∧
(‥ )それでもなお
\−  検査検査言う人がいるね
    そしてどういうわけか
    検査言う人の
    ほぼ全員が
    左派やリベラルなんだけど
    なんすかね? この偏り
 
  (‥ )新型肺炎パンデミック は
      ウイルス vs 人類の
      戦いではなくて
      リベラル vs 人類の
      戦いなのでは?
 
 検査偏重で全世界一斉医療崩壊を起こしたいリベラルと、人類の、存続をかけた戦い。
 
 
 *韓国は軽症者でベットが占拠されて重症者だけが亡くなる程度で済んだので、轟沈というのは言い過ぎに思われるが、便宜上そうしている。ただし、対数グラフでは一見すると収束しているように見える韓国だが、どういうわけか死者が日本の死者数を3倍した数で増えていくので、懸念が残ることは念頭に入れた方が良いと思われる。
 
 

NY州ジリジリ上がる

 
 公式の記録、過去のものがどこにあるのかよく分からんのでtwitterでの数字をとりあえず上げる。
 
 米国ニューヨーク州における感染者と死亡者、死亡率は
 

16日 729      3 0.4%
18日 923     10 1%
22日 8115    60 0.7%
23日 15790  114 0.72%
25日 25665  210 0.82%
26日 30811  285 0.92%

 
 ∧∧
(‥ )...この死亡率の経過は
\−  韓国やイタリアで見たよな
    最初は下がるが
    やがて上昇へ転じる
 
  (‥ )検査偏重すると
      感染者という分母が
      一方的に増えるので
      見かけの死亡率は
      いったん下がり
      しかし
      医療崩壊が起こると
      死亡率が上がりだす
 
 死亡率は発見した感染者の数と確認された死者の値でしかない。死亡率だけで一喜一憂するのは意味不明で、すべての死亡率は究極的には見かけの数字でしかない。
 
 その見かけの数字がどのように出てきたのか? 数の大きさそのものよりもここが大事。
 
 さて、医療崩壊というのはここでは広い意味で使っている。
 
 例えば医療という仕組み自体はそのまま、つまり物理的な崩壊が起こっていなくても、軽症者が殺到すれば医療という経済活動は需要と供給の平衡が崩れて人が死ぬ。
 
 これは物流システムがそのままなのに、需要が少し高まればトイレットペーパーが品切れになるのと同じ。
 
 ∧∧
(‥ )韓国はどうもこのあたりで
\−  踏みとどまったみたいだけど
 
  (‥ )イタリアは
      ここからさらに先へ
      進んだみたいだよな
 
 
 患者が増えればついに状況は飽和する。そして患者の増加と殺到自体が状況をさらに加速する。殺到すればお互いに感染が起こり、さらに感染が拡大し、医療従事者にも感染者が出て、1人の従事者が倒れればその分の負荷は他の人にふりかかり、それがミスを呼びおこしてさらに医療従事者が倒れていく。医療という仕組み自体が壊れてしまう。
 
 ∧∧
(‥ )イタリアの医療崩壊が
\−  言われ始めたのは
    死亡率が2.6から3.5%へ
    はっきりと上昇傾向を
    示し始めた5〜8日の
    ことでしたなあ
    そして10日には5%に
    上がってしまう
    上昇は以後も続き
    イタリアの死亡率
    25日の値は実に9.8%

=>http://hilihili.blogspot.com/2020/03/blog-post_11.html
 
  (‥ )ニューヨークは
      25日には
      上昇傾向に転じたが
      これはすでに
      医療崩壊した
      とみるべきか
      イタリアのように死亡率
      3%を超えてからが
      医療崩壊なのか...
      さてどうだかな
 
 ただ、クオモ知事は検査検査と言っていたが、あまりにも患者が増えたために対応を制限し始めたという話も出回っていた。

 なるほど、NY州はすでに本格的医療崩壊の初期なのかもしれない。
 
 ∧∧
(‥ )でもこの話が本当なのか
\−  嘘や噂なのか
    よく分からないよね
 
  (‥ )ニューヨークタイムス
      ニューズウィーク
      CNN
      あるいは英国のBBC
      読めばわかるが
      どこもかしこも
      日本のマスコミと同様
      バカ記事しか
      書かんからな
 
 ニューズウィークとかニューヨークタイムスとか、ありがたがって読む人間もいるが、実際のところその内容はほとんど日本のワイドショーと変わりがない。検討外れな思い込みにこだわって、検査、検査言うだけだ。つまるところマスコミの記事というものはローマ皇帝伝とか皇帝列伝のようなものであった。ほとんどはクズ情報で、価値があるのはほんの一文だけ、真面目に読み通すようなものじゃない。
 
 ∧∧
(‥ )ただどうも噂や伝聞
\−  発表される数字から
    推測するに
    ニューヨークの状況は
    深刻な予兆を示している
    これは言えますかね
 
  (‥ )23日までの死者
      114名のうち
      98名
      つまり86%は
      60以上だったそうだが
      イタリアほどでは
      ないにせよ
      死者が高齢者側に
      偏ってる印象は
      あるかねえ
 
 NY州が実際に医療崩壊してしまうのか? それは見ていればわかることであった。現状、数字からすると韓国よりも深刻で、イタリアよりは楽観できるようにも思えるが、さて。

 
 *同日3月26日 14:36以下追記


 
 ∧∧
(‥ )なんかねすでに崩壊していた
\−  みたいですよ
    本日の6:46のツイート
    ええっと
    People have died in the ER...
    救急室でベットの空きを
    待っている人々が死んでいく
    十分な人工呼吸器がなく、
    病院はどこも新型肺炎で
    飽和状態
    NYの病院は今や米国の
    感染爆発の震央となり
    医者はこれはもう
    審判の日であると述べた
 
  (‥ )検査検査と
      ひたすらバカ記事を
      書き続けてた
      ニューヨークタイムスか
      情緒あふれる
      無駄の多い文章だが
      言わんとすることは
      わかりましたね
      はいはい
 
 ∧∧
(‥ )ふーむ やはり死亡率が
\−  増加に転じた
    23から25日あたりで
    あふれてしまいましたかね
 
  (‥ )なんか見てたら
      NY市で医者をしている
      いとこが言ってるんだが
      と22日のツイートで
      Situation is VERY VERY bad
      Running out of PPE...
      って公表している人が
      いたんだな
 
 状況は極めて、極めて深刻です。防護服(PPE)がつきました。ニューヨーク市にいる友人は同僚が新型肺炎に倒れ、人工呼吸器を挿管しています。新型肺炎でない患者さんも亡くなっています。その人に必要な医療を受けられないからです。状況は制御不可能です。以下云々
 
 ∧∧
(‥ )なるほどやはりこの時期に
\−  あふれましたか
 
  (‥ )検査偏重の場合
      あふれて亡くなれば
      検査数を
      反映しているだけの
      ”感染者数”に死者が
      追いつき始める
      つまり死亡率が上がる
      それにしてもだ
      死亡率はかなり敏感に
      状況を反映するのだな
 
 
 ∧∧
(‥ )さて...では
\−  兵庫、大阪、東京、愛知は
    どうなりますかな?
 
  (‥ )そうねえ正念場だねえ
 
 
 
 *0327 16:30以下追記
 
 ∧∧
(‥ )27日現在 NYの死亡率は
\−  37258:385で
    1%にまで上昇
 
  (‥ )医療崩壊継続中か...
      ただしいきなり2%台で
      始まったイタリアと比べて
      深刻さはやや薄い感じだが
      さてどうなるかね


 
 
     
   

2020年3月25日水曜日

NY州の感染者数と死亡率はおかしくね?

 
 ∧∧
(‥ )24日 米国NY州の
\−  新型肺炎患者は
    2万3000
    死者180
    twitterでは
    26374:245
    という数字もありますぞ
 
  (‥ )米国全体の感染者は
      24日に4万2164
      死者は471だったよな
      なんだよ
      NYだけで患者も死者も
      米国全体の半分を
      占めてるのか?
 
 ああ・・・いや、まて、NY州のクオモ知事は3月8日に、米国CDCに苦言を呈した知事だったな。
 
 検査を推奨しないCDCに対して、我々を拘束しないでくれ、と言って検査重視の姿勢を示した知事。

 この話である=>http://hilihili.blogspot.com/2020/03/cdc_9.html

 
 ∧∧
(‥ )だから感染者が急激に
\−  増えているのだね
    クオモ知事は
    増えているのは
    検査しているからだ
    パニックにならないように
    そう言ってる
 
  (‥ )まあそれは正論だけど
      数字がおかしくねえか?
 
 26374:245 これは死亡率が0.93%であることを示している。
 
 ∧∧
(‥ )検査重視って割りには
\−  死亡率がちょっと多くね?
 
  (‥ )同じく検査偏重の韓国が
      感染者発見で分母を
      増やすことで
      死亡率を一時期は
      0.5%にまで下げた
      ことを考えると
      ちょっと高いよな
 
 韓国の検査能力が訳あって過剰に高いから?
 
 いや、それでもおかしくないか?
 
 ∧∧
( ‥)検査してますと言う
    NY州だのに
    感染者数と死者の数が
    どちらも全米の半分って
    おかしくね?
    感染者に対して
    死者の数がもっとはっきり
    少なくなるはずだべ
 
  ( ‥)なんか変だよなあ...
    −/ なんだこれ?
 
 ひとつの解釈は、NY州は口で言うほど検査していないということだった。死亡率が他と変わらないとは、分母を探すことで顕著に死亡率を押し下げられていないということであり、それは口で言うほど検査できていない、ということだ。
 
 ∧∧
(‥ )もうひとつは
\−  実はNY州の死亡率が
    他よりも高くなってる
    そういう可能性だけど
    これはちょっと薄いかな
 
  (‥ )検査して分母が増えた分
      ちょうど死者が
      増えるなんて
      都合が良すぎるからね
 
 一番単純な説明は、例えばこんなのはどうだろう? 

 CDCは検査(する意味がないから検査)しないので、米国各州は検査を民間にまかせている。しかし民間の検査能力はどこも同じなので(あるいはひょっとしたらみんな同じ会社なので)、どれだけ頑張っても検査能力は各州とも同じになるとか、そんなもんではないか?
 
 ∧∧
(‥ )でもこれ深刻だよね
\−  クオモ知事は検査してるから
    NY州は増えているのだ
    パニックにならないでくれ
    そう言っているけど
    これは大間違い
    実際にNYでは猛烈な勢いで
    感染爆発が起きている
    そういうことになる
 
  (‥ )まあそれでも医療崩壊は
      起きなさそうだけどな
      米国は医療費が高いし
      軽症者は自力で直し
      重症者で病院へいけるのは
      金持ちのみで
      貧乏人は死に
      医療崩壊は起こらない
      インフルで6万が死ぬ国だ
      なんてことはない損失だな
 
 米国CDCは後手後手だと大騒ぎする人もいるけども、それは言い過ぎではないか? 阻止など不可能な新型肺炎だ。それは入国制限をした米国自身が突破されていることから明らかだろう。米国CDCは最初から阻止するつもりも抑制する気もなかった。やって無駄なことはしない。死ぬにまかせる。大した損害ではない。そう計画していたと解釈するのが普通ではないのか? 後手後手などと笑わせる冗談だ。最初から計画通りだろう。後手後手だと批判する方がどうかしている。批判すること、それ自体が罪。
 
 
 
 いや、しかし...本当に米国は医療崩壊を起こさないのだろうか?
 
 ∧∧
( ‥)医療も経済活動である以上
    医療従事者も器具もベットも
    すべて需要に見合った供給に
    制限されるはず
    お金持ちしか殺到しなくても
    それは許容量を超えて
    しまうはず
 
  ( ‥)んー...見通しが
    −/ 甘かったかな
 
 クオモ知事はリベラルで、つまるところ支持層は金持ちだ。そんなクオモ知事が米国CDCは我々を拘束しないでくれ、検査を自由にさせてくれ、と言ったことは示唆的だ。
 
 ∧∧
(‥ )あれって金持ちの
\−  支持層向けの行動だったと
    解釈できるよね
 
  (‥ )でだ金持ちが殺到したら
      許容量を超えてしまう
      金持ち向けの政策なら
      より必然的に
      そうなりうるわけでだな
 
 アメリカの医療崩壊は日本よりは起こりにくいように思えるけども、実は、医療崩壊までの時間がやや伸びる程度の効果しかないのかもしれない。
 
 
 

天秤を傾けるには砂粒ひとつで十分である

 
 ∧∧
(‥ )438人のロシアは
\−  例外として
    列強のすべてが日本の
    感染者を超えました
    1万を切っているのは
    6654人の英国のみ
 
  (‥ )ドイツ 2万9212
      フランス 1万9615
      アメリカ 4万2164
      事実上どこの国も
      2万越えか
 
 イタリア(6万3927)ではあふれる遺体の収容を軍隊のトラックが行い、スペイン(3万3089)ではスケート場が遺体の安置所になり、一部、事実上放棄された老人介護施設では感染者や遺体がそのまま放置されているとも伝えられ、医療従事者の10%は感染し、処置が間に合わない。
 
 ∧∧
(‥ )イタリアの1日の死者は
\−  20から21日の1日で
    795名
    全部が北部ロンバルディアで
    ないにしても
    人口比で言えば
    1日あたり日本の20倍の
    肺炎死者が出ていることになる
 
  (‥ )まあそりゃ
      もろもろの処理や処置が
      追い付かんよな
      あふれかえるわさ
 
 スペインの放棄された高齢者介護施設の事例。この中には新型肺炎の感染に職場放棄が起きた場合もあったとも言うけども...
 
 ∧∧
(‥ )そもそも新型肺炎のご遺体を
\−  勝手に動かしたり
    処置してはいけないという
    法律があるみたいね
 
  (‥ )まあそりゃそうだろうな
      勝手に自由に処置して
      感染が広まっては
      困るでな
 
 当然の法的措置なんだけども、混乱で事務手続きが滞ればすべてが溢れてしまう。事務手続きの間、遺体を保存するにはスケートリンクでも使うしかないだろう。
 
 ∧∧
(‥ )えらいこっちゃだけど
\−  医療の許容量を
    重症者が超えたら必然的に
    起こってしまう
    現象なんだよね
 
  (‥ )なんかさ新型肺炎の
      ダッシュボードという
      コンテンツがあってな
 
 =>https://www.stopcovid19.jp/?fbclid=IwAR0Xif5qd4QWShNmeL2YdTVrGJXajImGgapPcbKCuHWr1xQOVpUE5BXkm04


 これはどの程度正当なものなのだろうか?
 
 ともあれ、ここで示されているのは日本の各都道府県の感染者数と感染病床数の比較であった。
 

 
 ∧∧
(‥ )んー...一部の数字は
\−  報道とあってないのも
    あるけどね...
    ともあれ、だんだんと
    病床が埋められていくのが
    わかるね
 
  (‥ )兵庫、大阪、愛知は
      もうベッドが埋まったし
      東京もそれに準じる状態
 
 もちろん、これ以外にもベットは確保されているはずではあった。実際、神戸新聞は19日の時点で兵庫県が確保したベット数を154と伝えており、さらに100床を上積みする予定であるとされている。
 
 ∧∧
(‥ )この図の感染者78人に対し
\−  感染病床数50よりずっと
    多いですからな
 
  (‥ )とはいえだ
      その数は無限ではなく
      予定された合計病床数が
      254だとしても
      ちょっと感染者数が
      拡大すればあっさり
      埋められてしまう
 
 例えば大阪府知事が19日に公開へ踏み切った厚労省の推測のように、二週間で感染者3374人、重症者227となれば、せっかく用意した病床は瞬く間に埋められてしまうだろう。
 
 ∧∧
(‥ )それを考えればイタリアと
\−  スペインが危機的な状況に
    陥ったのは当然だよね
 
  (‥ )日本で見つかった
      国内感染者は発症を
      遡れば1月末には感染
      イタリアも18日の
      国内感染者より
      一週間前には肺炎の死者が
      妙に多くなっていたという
 
 日本もイタリアも、多分、主要国のすべては1月末の時点でウイルスに入り込まれていた。というか武漢から新型肺炎発見の一報があった時には、すでに全世界に拡散していたんだろう。
 
 ∧∧
(‥ )後は対応の速さだけの
\−  違いだよね
 
  (‥ )日本は最初から
     入り込まれることを
     前提にして探してたからな
     イタリアは入国制限をして
     安心していた節があるよね
 
 イタリアは2月の10日には原因不明の肺炎で死ぬ患者が妙に多くなっていた。この時点で、検査をしなかったのは、やはり必要ないと思っていたからだろう。
 
 日本は1月末の患者が2月の中頃には新型肺炎と確定していた。そういう点では、日本はイタリアよりも捜索と検査、発見が実のところ1〜2週間ばかり早かった。
 
 ∧∧
(‥ )でもイタリアと日本は
\−  状況の時系列自体は
    ほとんど同じなんだよね
    少なくとも表面的には同じ
    2月24日に
    日本は患者140
    イタリアは150
    3月の頭に両国ともに
    学校を一斉休校
 
  (‥ )違いがあるとしたら
      検査して濃厚接触者を
      発見するのが
      日本の方が
      やや早かったことかなあ

 
 あるいは、2月の24日は日本の専門家会議が、これから1〜2週間が急速な拡大か収束かの瀬戸際であると言った時だった。国民に自粛を呼びかけた日本が感染爆発をなんとか抑えているのに対し、イタリアがやったことは地域隔離と医療崩壊につながりうる全員検査だった。ここが次の相違点であり、相違点が原因であるとしたらこれが第2の運命の分かれ道だったことになる。
 
 ∧∧
(‥ )わずかなバランスと均衡で
\−  世界はできている
    片方の天秤に砂粒ひとつを
    置いただけで全体が傾き
    もうひとつおけば
    天秤が崩れる
 
  (‥ )日本は専門家会議を
      素直に聞ける人で
      よかったよな
      イタリアはコンテ首相が
      なにかへまをやって
      しまったかね?
 
 考えてみれば9年の新型インフルで麻生首相が選んだ水際対策は、実のところ専門家からは懐疑的にみなされていたという。そして実際、水際対策は失敗。あっさり入り込まれてしまった。というかそもそも水際対策する前にすでに日本国内に入り込まれていた。
 
 ∧∧
( ‥)麻生さんと安倍さんは
    その反省を踏まえて
    今回は専門家の意見を
    聞いたと言うことですかな
 
  (‥ )反省できる人たちで
      良かったよねー
 
 現在の主要国の中で、9年の新型インフルの経験を持っている政治家、閣僚は...はたしてどのぐらいいるであろうか?
 
 わずかな経験と対策の差が、大きな結果を産むのである。そしてこのことは次のことを示している。
 
 ∧∧
(‥ )日本だってここからあっさり
\−  感染爆発を許すかも
    しれないんだよね
 
  (‥ )今だって実はまだ
      危ないわけだしな
 
 
 

2020年3月24日火曜日

9年のインフルは、皆様、6月には慣れて忘れてましたよね?

 
 自分は花粉症で肺炎になりかかっったことがある。6月ごろ、大風が吹く中、長時間マスク無しで丘の上にいたせいか、イネ科の花粉を大量に暴露してしまったものらしい。
 
 イネ科の花粉は初夏と秋にくる。そしてスギ花粉とは反応が少し違う。鼻水が出たり目がかゆくなったりすることはない。あるいは軽微。しかし鼻腔の奥と喉がちくちくと痛むのだ。
 
 ∧∧
( ‥)でっ大量の花粉で
    喉からさらに奥
    気道まで炎症が
    進んでしまったと
 
  ( ‥)緑の痰がえんえんと
    −/ 出てくるし
       咳が止まらないし
       夜も眠れないし
       背筋とかが痛くなるし
 
 耳鼻科にいったら咳の音を聞かれた時点で内科にいってくれ、と言われ、内科へいったらレントゲンで肺がなんとなくわかる感じにまで炎症が進行。肺炎になりかかってますね、と言われて薬を処方された。
 
 内容は、咳止め、痰切り、気道拡張、そして抗生物質。要するに特効薬などではない。そりゃそうだ。肺炎とは炎症。例えれば火傷のようなものだ。火傷に特効薬などない。塗って、服用してぱっと治るなんてことはない。治すのは自分の力なのだ。
 
 新型肺炎が心配で、嘆く人がいる。しかしそれは論点がずれている。彼らは言う。
 
 肺炎になっても入院できないの???
 
 入院なんてする必要はないし、薬で十分だし、そもそも火傷と同じで治るのを待つしかない。入院できない? 入院する時は呼吸もできないような重症時だ。重症だったらそれが新型だろうがインフルの肺炎だろうが、花粉症の肺炎だろうが入院させられる。
 
 新型肺炎で検査拒否だ入院できないだで大騒ぎする人は論点がことごとくずれている。彼らは薬や病院や人工呼吸器に期待しすぎだ。そして反対に肺炎をなめすぎでもあった。肺炎になれば原因がインフルでも死ぬし、花粉症でも多分死ぬ。

 *花粉症による肺炎で死んだ人の具体例は見つからなかったが、確率的かつ理屈の上では存在するだろう。
 
 ∧∧
(‥ )...とっここまでは
\−  以前もした話で
    実はどうでもいい内容
 
  (‥ )思い出したんだが
      俺がイネ科花粉で
      肺炎になりかけたのって
      2009年なんだよな
 
 記憶というのは曖昧だが、根拠がある。実はこの時、人に招かれて相手の職場を訪れた時、自分はこう言っていたのだ
 
 ああ、すみません。この咳は新型インフルではありません。花粉症なんです。気管や肺の奥までやられてしまいましてね...

 
 ∧∧
( ‥)ずーっと咳をしてるからね
    その度に相手に説明してね
 
  ( ‥)でもさ誰も嫌な顔を
    −/ しなかったんだよな
 
 もちろん、お客だからということはあるだろう。しかし、皆の顔の表情筋や目尻の緊張、声の高さ、動作の一瞬の遅れやかすかに距離を取る行動。そういうものは一切なかった。
 
 ∧∧
(‥ )でもこれおかしな話
\−  なんだよね
    4月12日メキシコから
    新型インフルの第一報
    5月9日入国検疫で
    第一例確認
    5月16日国内感染例を発見
    兵庫県で集団感染
    大阪・兵庫で学校閉鎖により
    5月に一旦沈静化したけど
 
  (‥ )でも患者自体は発生
      し続けていたし
      新型インフルはその後も
      増え続けて
      国が流行入りを
      宣言したのは
      8月なんだよね
 
 ようするに、2009年の新型インフルでは、5月の一段落をすぎたら、流行も拡大もまだ続いているのに、みんな忘れてしまったということなのである。

 当時ですらこうだ。それから11年が過ぎた今、自分も2009年の夏に新型インフルのピークがあったことなど記憶にない。自分に限らず、このことを覚えている人間など誰もいないだろう。
 
 ∧∧
(‥ )今回の新型肺炎も
\−  もうそうなりかかってるよね
    なんかもうみんな飽きてるし
 
  (‥ )まあ刺激が続くと
      慣れちゃうからな
 
 それを考えると厚労省から兵庫と大阪で感染爆発の危険があると言われた時、兵庫県知事がのんびりしたことを言うのは当然でもあった。彼は大阪府知事が打ち出した三連休兵庫と大阪の往来自粛という反応に、大阪はいつも大袈裟、と言ったのだから。
 
 ∧∧
(‥ )でも二次流行とか
\−  あるんだよねー
    新型インフルも
    兵庫・大阪で流行った後
    全国に第二次ピークが
    それもでかいやつが
    やってきたからね
 
  (‥ )今回の新型肺炎も
      同じだろうな
      止まった様に見える
      中国も
      苦境を抜けた様に
      一見見える韓国も
      抑制に成功している
      ように見える日本も
      第二波が必ず来るよね
 
 それを考えると厚労省や専門家はちゃんと仕事をしていた。みんな慣れて、知事もぼんやりしたことを言っている時、平均感染者数の増加とシミュレーションから地域的な感染爆発を警告しているのだから。
 
 
    
  

2020年3月23日月曜日

オリンピック中断延期 おおむね計画通りでは

 
 ∧∧
(‥ )オリンピックも延期の話が
\−  いよいよ本格的に
    なってきましたな
 
  (‥ )日本政府自体は
      1月末に
      あきらめていたと思うけど
 
 
 武漢からチャーター機で帰還した邦人たちを調べた時、無症状の人間にも陽性の人がいた。

 そして武漢での感染者増大の急激さを考えれば無症状の人間から感染拡大することは明白だった。
 
 このことに気づいた厚労省は1月30日の時点で、検疫が意味をなさないことを示唆している。
 
 無症状で感染が拡大する以上、水際対策などに意味はない。
 
 実際、日本は武漢からの入国制限をするだけで、中国からの制限はしなかったのである。
 
 ∧∧
(‥ )あの時点で日本政府は
\−  新型肺炎の拡大を
    阻止することは不可能なこと
    つまり必然
    全世界に蔓延することを
    理解していたはず
 
  (‥ )だから1月末の時点で
      日本はオリンピックを
      あきらめていたはず
      なんだよね
 
 では? 日本政府が対面的にはオリンピック開催にこだわるような姿勢を示したのはなにゆえか?
 
 ∧∧
(‥ )単純にメンツの問題だよね
\−
 
  (‥ )それに
      オリンピックの放送には 
      利権がからむからな
      日本政府があきらめた
      となれば
      文句が出るだろうしね
 
 全世界から延期を求める声があがり、日本政府がしぶしぶそれを認めて、中断、延期という英断を示す。これが多分、理想的。
 
 ∧∧
(‥ )現状、計画通り、ですかね
\−
 
  (‥ )紆余曲折も
      個人の未練もそりゃあ
      あるだろうけどな
      おおむね計画通りじゃね?
 
 
  
 *2020・03・24 23:20以下追記
 
 ∧∧
(‥ )21時のニュースで
\−  オリンピックの1年延期で
    安倍首相とIOC会長が合意
    だそうです
 
  (‥ )おや意外と早く
      合意したのね
 
 ∧∧
(‥ )しばらく前から
\−  関係各所で
    調整していたのでは?
 
  (‥ )だろうね
      そして安倍っちも
      世界中に新型肺炎が
      拡散するまで
      待ってたのかもな
 
 世界にさきがけて日本で感染が拡大し始めた時、日本の”賢い人間”や世界中の人間は、日本で開催は無理だ、検査数が少ないのはオリンピック開催するための偽装だと述べていた。こうした賢い人間の愚かさはここにあった。インフルエンザに準じる新型肺炎を阻止することはできない。速やかに全世界に拡大するはずで、仮になんらかの超絶的手段で日本から新型肺炎が駆逐されたとしても、オリンピックの開催が不可能であること、それは1月末で明白だった。
 
 日本がオリンピック延期を決断するには、世界各所、関係各位に根回しするのみならず、必然的に起こる先進諸国全ての感染爆発を待つしかない。
 
 賢い人間はこのことに気がつかなかった。全世界が感染爆発に飲み込まれつつある今でもこれを理解しきっていないだろう。
 
 賢い人間は調べるよりも簡単な”考える”という手段を取りたがる。調べれば新型肺炎の阻止など不可能であることを理解したであろうが、彼らは調べなかった。そして今でも無駄に考えて思考を手抜きしている。
 
 この非常時においても考えるという手抜きをし続ける。賢い人間、知性ある人間。彼らはあまりにも危険すぎた。知性ある人間は絶滅させるべきなのだ。そうでないと我々人類は滅びてしまうだろう。
 
 
 
 

三葉虫コンテンツの後の夢

 
 夢を見た。それはおかしな道路で周囲より高く、屋根があり。高架橋形式の駅のような形式で2車線であり、しかし先がどん詰まりで左右の車線がUターンしてつながっていた。
 
 右車線の歩道の先は坂になって降っており、道路のどん詰まりの先がアパート形式の住居になっていた。しかしえらく古ぼけた木製のドアの間隔からすると、ここはひどく狭い部屋のようだった。そして出入りしているのは小汚いおっさんたち
   
   ここは低賃金労働者の
 ∧∧ 住居なのですかな?
(‥ )
 −( ‥)...んー
     この夢のこの場所
      前も来たよな?
 
 夢というものは人の記憶の中にある何ものかだ。そのせいか時々、同じ場所が現れる。ここは人通りが多く、なぜか交通整理の警官がいた。もしかしたら夢の構造が道路と駅がごちゃまぜになっているので、彼らは警官ではなく駅員であったのかもしれないが。
 
 そしてそう、確か、この低賃金アパートの反対側にドアがあったはず...
 
 
 ∧∧ ...あるな
( ‥)
 −( ‥)この先は
     ちょっと変な場所でな
 
 外見はドアノブがあって引いて開ける形式なのに、実際には引き戸だった。そしてレールとの噛み合わせが悪く、一瞬、ドアが外れかかったので、直した。
 
   どうなってんだよ?
 ∧∧ ここは夜じゃないか
(‥ )
 −( ‥)夢に常識なんてないさ
      このドアの先は
      夜なんだ
 
 上は昼間なのに、このドアより先は夜になっている。合理的に考えると地下なのかもしれないが、2階があるようには見えない。そして街灯に照らされたコンクリート形式の下り坂がある。急な場所で時々あるものだ。
 
 そしてこの先は、家々が立ち並び、人が住んでいる気配もあるし、明かりもついている。だがしかし、道を歩く人は誰もいない。
 
   おい道を歩いていたら
 ∧∧ いつの間にか屋根の上だぞ?
( ‥)
 −( ‥)まあ夢ってのは
      そういうものさ
 
 夢は場面転換がその場の思いつきやら連想で変わるので、空間と配置が理不尽だ。ここは夜なのではなく地下なのではないか? そういう思いが場所を変えてしまったのかもしれない。アパートと小さな屋根屋根が組み合わさった奇妙な建造物の上をふらふらと歩く。
 
 あるいは沼に半水没した神社と田舎の道、飲み屋街と地下街がこんがらがった道を歩く。夢には取り留めがない。
 

 ∧∧
( ‥)長い夢をみたものだ
 
  ( ‥)三葉虫のコンテンツを
    −/ 作ってから
       疲れちまってな
       延々と寝てしまった



ホプロリカスとホプロリコイデスの話

 
 三葉虫の本
 
 書いていて困ったのは、ホプロリコイデスとホプロリカスという三葉虫の扱いについてだった。
 
 ∧∧
(‥ )どっちがどっちだか
\−  わからんな
 
  (‥ )特徴や区分もわからんし
      学名の綴りや
      カタカナ表記の誤植も
      多くてなあ
      似た名前で長い綴りで
      みんな間違えるんだわ
 
 調べてみて一応少しはわかった。
 
 とりあえず、本来ホプロリカスとホプロリコイデスは同属だったということである。だから、とりあえずどっちもホプロリカスで良いと言えば良い。*究極的にはそのいずれも本来はリカス属であった。
 
 そして知ったことをまとめると

 
 =>http://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili/keitou/mizika/seesk-others/trilobita/hoplolichas-hoplolichoides.html


 
 ∧∧
(‥ )...訳わからんと
\− 
 
  (‥ )大混乱ですよ
      市場で何が
      売られてるのか
      訳わからん
 
 もしかしたらホプロリカス・プラウティニは人為的なキメラの可能性もあるし、実際にこういう属が本当にいたのかもしれないし、詳細はわからない。確認することは不可能に近いだろう。


 
 
 ちなみに今度出るこの本ではホプロリコイデスしか登場しないので、以上のHPコンテンツの内容もイラストも本ではまったく触れない。あくまでも本の予備知識のようなものだ。


=>https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%89%E8%91%89%E8%99%AB%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E4%B8%89%E8%91%89%E8%99%AB%E7%B6%B19%E7%9B%AE%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E3%81%A8%E3%81%9D%E3%81%AE%E8%A6%8B%E5%88%86%E3%81%91%E6%96%B9-Maniacs-%E5%8C%97%E6%9D%91%E9%9B%84%E4%B8%80/dp/4798060747/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E4%B8%89%E8%91%89%E8%99%AB%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9&qid=1584904038&s=books&sr=1-1

 
 
 ∧∧
( ‥)ともあれ灰か
 
  ( - -)さすがに
      つかれましたよ

 




2020年3月21日土曜日

大阪府知事19日の自粛と20日の公開

 
 ∧∧
(‥ )大阪府知事が19日に
\−  この3日間の連休中
    兵庫との行き来の自粛要請
    そして昨日の20日
    実は厚労省の対策本部から
    大阪、兵庫で感染拡大の
    懸念ありの予測を
    渡されていたことを
    twitterで表明公開
 
  (‥ )国にかみつく血気盛んな
      若者が勢い任せに
      言い出した自粛かと
      思っていたが
      なるほど
      根拠があったわけか
 
 それはこんな


 
 
 ∧∧
(‥ )この内容が事実なら
\−  興味深い内容ですなあ
    大阪府と兵庫では
    感染世代ごとに
    感染者が増加している
    兵庫では
    生み出される感染者の数
    つまり再生産数が1を
    越えている

  (‥ )追跡してみつけた
      二次感染者の平均値で
      推論しているのか
      なるほどね
      感染症対策では
      こう考えればいいのか
      なるほど なるほど
 
 ∧∧
(‥ )兵庫は19日の時点で
\−  感染者91名
    確保した感染者病床
    154の半分が
    埋められたと
 
  (‥ )試算によれば
      19日以降の二週間で
      患者3374名
      重篤者227名
      このまま感染者の数が
      増えていけば
      当然、あふれる
      予測するに今が正念場か
 
 それを考えると連休中の兵庫ー大阪間の移動自粛は、やや物足りない様にも思われた。
 
 ∧∧
( ‥)でも兵庫と大阪は
    通勤圏ですからなあ
    学校もお休みだし
    自粛以外の社会的隔離は
    これ以上は難しそうですぞ
 
  ( ‥)んー 今頃
    −/ みんなで思案中だろうね
 
 一方、兵庫県知事は、一方的な大阪の宣言にとまどいを隠しておらず、根回しがなかった結果による波紋を物語っていた。
 
 ∧∧
(‥ )大阪の知事さんは44歳で
\−  若いからですかな?
    血気盛んですかね
 
  (‥ )んーまあ
      即座に行動するのは
      この場合
      良いことだろうけどね
 
 一方、twitterでは、国はこういうシミュレーションを隠しているのか?? と叫ぶ人もいた。
 
 ∧∧
(‥ )隠すもなにも
\−  提言は自治体に伝えているし
    他の自治体だと
    そうは拡大していない
    だろうしね
 
  (‥ )感染者が少なかったら
      そもそも予測するほどの
      手がかりがないわけ
      だからな
      パニックに陥った人間は
      慌てて疑心暗鬼に
      なるよなあ
      非常時に慌てるやつには
      困ったもんだよ。
 
 
 飴でもなめて、落ち着くが良いよろし。

 
     

2020年3月20日金曜日

検査数の大小は実際の感染者数と厳密には相関しない

 
 ∧∧
(‥ )日本は新型肺炎の検査を
\−  絞っているから
    感染者が少なく
    見えているはずだ!
    という力説
 
  (‥ )無意味な力説だ
 
 
 感染者がどのぐらいいるのか? それを本気で知りたいのなら、例えば国民から無作為に1000人を選んで全員を検査すればいい。
 
 1000人の中に3人、感染者が見つかったら、国民の0・3パーセントが感染していると判断できるだろう。
 
 ∧∧
(‥ )でもそんなことを
\−  している国って
    多分ないよね
    少なくとも
    聞いたことないよ
 
  (‥ )日本は検査を絞っている
      韓国は
      検査しまくったけど
      実は感染拡大した
      新興宗教を調べてる
      他の国も
      感染の疑いのある人を
      調べているよね
 
 要するに、皆がしていることは一見違うようでいて、実は全部一緒なのだった。

 感染の疑いのある人を調べている。ただそれだけだ。そうである以上、これらは偏ったデータなのだった。
 
 国民の何%が感染しているのか? これを調べた人は誰もいない。

 つまり、国民の何人が感染しているのか? それを知っている国家はどこにもないのだった。
 
 ∧∧
(‥ )だけども皆さん
\−  なにか勘違いしている
    様子でございますなあ
 
  (‥ )検査数が多ければ
      実態がわかるはずだ
      と安易に勘違いするし
      検査数が少ないから
      感染者を正確に
      把握していないと言うし
      なんというか
      発想が混乱的だよな
 
 多分、みんなパニックに陥って、頭が回っていない。いや、頭が回っていない人だけがパニックに陥って、取り残されているというべきか。

 今日も街に出れば喫茶店には親子連れがいて、一部品切れ以外はドラッグストアもスーパーも正常で、ネットでは動画配信者が新型肺炎の存在などまるで知らぬように配信しているのだった。普通の反応とはこういうものなのである。
 
 
 *検査数が多くても、新興宗教とか、閉鎖地域とか、感染の疑いがある集団を検査している時点で、それはデータとして偏っている。検査数の多さ=感染者の把握、ではない。
 
 **検査数が少なければ何もいえないはずだ、というのなら例えば100万件のデータをとっても、それは日本人口の120分の1なのだから信用できないということになるだろう。
 
 ***つまり少数のデータで全体を推し量れないというのなら、韓国のような大量の検査も無意味ということになる(実際、感染した新興宗教を調べている時点でデータが偏っているわけで、韓国のデータもそのままでは国民の感染者数を知る直接の手がかりにはならないだろう)
 
 ***希望者を全て検査したとする。しかしこれでも国民の感染者数はわからない。希望者は体調を崩している場合が多いだろうし、つまり明らかに偏っている。そのままでは感染者数を推し量ることはできない。検査拡大派の言っていることに意味はない。慌てているというだけだ。
 
 
  

2020年3月19日木曜日

18日 テドロス局長 検査万歳! 全世界同時一斉医療崩壊に栄光あれー!

 
 
 ∧∧
(‥ )またテドロスの
\−  おっちゃんが
    スピーチしている

=>https://twitter.com/WHO/status/1240311195288002561
 
 
  (‥ )んー? なになに
      It's now more than
       a month ...
 
 コンゴ民主共和国におけるエボラ患者は、一番新しいもので1ヶ月前のものであります。このままいけば、このアウトブレイクは数ヶ月以内に終了を宣言できるでありましょう。
 
 一致団結し、状況をここまで持ってきてくれた協力者のみなさん、コンゴの政府関係者の方々に感謝を表明するものであります。
 
 これと同じ一致団結の精神が、新型肺炎を抑え込む私たちの努力、その中核となるべきであります・・・
 
 ・・・WHOは新型肺炎の疑いのあるすべての患者を検査、治療し、隔離することを推奨し続けるものであります。そして患者と接触したすべての人を探すことを推奨します。これがすべての国における対策の骨子となるべきです。これが地域への感染拡大を予防するための最善策なのです。・・・
 
 ・・・1ヶ月前、韓国は感染が急拡大するという事態に直面しました。しかし、降伏することはありませんでした。韓国は教養ある国であり、立憲主義の国であります。韓国は画期的な検査体制を持つ国であり、検査能力も発達しております。韓国はマスクを供給することができる国であります。
 
 韓国はすべての接触者を洗い出しつくし、策定された範囲内の検査をすべてやり遂げました。そして疑わしい患者たちを隔離する時は、病院や家、さらにはむしろ選定された施設を使ったのです。
 
 その結果、新型肺炎は数週間で減少を始めたのです。

 感染がピークの時、韓国は(1日)800人以上の感染者がおりました。そして昨日、感染者はわずか90人であります。
 
 WHOは国々と共に一致団結して新型肺炎とその感染拡大に対処します。そして韓国と他の国々から学んだことと、それぞれの地域にあったやり方で提供します。
 
 ・・・以下云々
 
 ∧∧
(‥ )韓国をベタ褒めだけど
\−  あれは他の国には
    真似できないし
    真似してもあまり意味が
    ないものだろ?
 
  (‥ )韓国の検査能力は
      マーズ騒動以来の
      検査需要に企業が
      応じたものみたい
      だからな
 
 つまるところ、たまたま状況が検査産業を発達させただけなので他の国には真似できない。そもそも必要がないものだとも言える。 
 
 もし大規模検査能力の必要があるのなら他の国もその能力を持っているはずだ。しかし持っていない。この時点で韓国の過剰なまでの検査能力がイレギュラーかつ、実は不必要なのだと言える。
 
 例えばマーズのように致死率が高く、なおかつ封じ込めしやすいものなら検査は数をこなす必要がないだろう。
 
 実際、2015年における韓国のマーズ感染者は186、死亡は37 隔離されたのは1万6693
 
 このぐらいの数だと検査拡大派が不満をもらす日本の検査能力で十分対応できる(十分対応できるからそもそもそれ以上を持っていないとも言える。それにこういう場合は精度が大事であろうし、大規模にやることは不必要どころか悪手だ)。
 
 反対に、新型肺炎のように、無症状で次々に感染が広まるものだと検査の数をいくらこなしても意味がない。範囲内のすべての人間を検査しても、外部に無症状の感染者がいたら終わりだ。というか必ずいる。そもそも範囲内のすべての人間を検査しても、すべての感染者を発見できるわけでもない。発見率はさほど高くなく、必然的に見落としがある。そして検査を拡大するほど偽陽性の患者が増えて医療に負担をかけていく。
 
 マーズのような病気なら日本や諸外国の検査体制で十分であろうし、新型肺炎のような病気なら検査をこなすことにそもそも意味がない。
 
 これゆえ次のように言える。日本の検査能力で十分であろうし、韓国の検査能力は、あくまでも商業的でイレギュラーなものだとみなした方がいい。
 
 ∧∧
(‥ )だのにテドロス局長は
\−   すべての感染者を
     隔離しよう
     全部検査しよう
     韓国に学ぼうと
     大演説をぶち上げますか
 
  (‥ )ワイドショーと同じ煽りを
      WHOの局長が
      率先してするときたもんだ
      問題だよね
 
 そもそもテドロス局長のスピーチは、先日17日のものを見てもわかるが、危険な矛盾をはらんだものであった。

 検査! 検査! しかし先進国も軽症患者で飽和してパンク状態です。ですから軽症の感染者は家で看護しましょう。それでも検査! 検査!
 
 彼の17日のスピーチは一応、全訳してみたけども、正直言って頭が痛くなってくる内容である

 以下の後半を参照のこと=>http://hilihili.blogspot.com/2020/03/blog-post_18.html
 
 
 
 ∧∧
(‥ )ともかくパンクしても
\−  いいから検査検査!
    偽陽性も陰性も
    知ったこっちゃないって
    テドロスのおっさんは
    全世界を韓国やイタリアに
    する気かい?
    韓国は頑張ってるけど
    イタリアは壊滅状態だろ
 
  (‥ )テドロスのおっさんは
      17日のスピーチには
      自分の組織である
      WHOそのものから
      WHOとしては
      症状を呈した人のみに
      検査を推奨すると
      付記をつけられてしまった
      今回のスピーチにも
      何か注釈されるのかな?
 
 WHOとテドロス局長には見解の齟齬がある。これは混乱的であった。多分、WHOの感染症専門家とテドロス局長は、考えがまるで違っているのである。
      
  
 ∧∧
(‥ )テドロスのおっちゃん
\−  ダメな人なん?
 
  (‥ )テドロスのおっさんは
      マラリアやHIVの抑制に
      成功したって話だ
      だけども
      感染症自体の対応は
      未経験だと言えるね
 
 マラリヤは蚊から媒介される寄生虫が引き起こす病気で、人から人へ感染するわけではない。つまり厳密な意味では感染症ではない。マラリアの根絶には蚊を根絶する必要があり、殺虫剤の散布とか、湿地をつぶすとか、どっちかというと土木工事的な話になる。
 
 HIV、つまりエイズだが、こちらは感染症だ。しかしこれはセックスで感染する。つまりこれまた新型肺炎やインフルエンザのような種類の感染症ではない。そしてセックスを禁止するわけにもいかないから、エイズの抑制にはコンドームの配布とか薬の配布とか、教育と啓蒙とかそういう話になる。
 
 つまりテドロス局長の経歴は、新型肺炎にはまったく見当外れなものだと言える。
 
 実際、テドロス局長のスピーチには、皆で一斉に行動して、薬や検査というリソースを大量投入することで状況を制御できる、という思想が言葉の端ばしに見え隠れする。それはいかにもマラリアやHIV対策を思わせるものだ。
 
 そして彼の言葉には確率という概念がない。PCR検査は確率的に誤謬を起こし、検査数が増大すると偽陽性も増加して深刻な状況を生み出す。そういう確率に対する概念や懸念が局長の言葉にはまったくない。彼のスピーチにあるのは大量に投入すれば成果が出るに違いない、じつに単純な世界観だけだ。

 こうした概念や思想は、新型肺炎のような純然たる感染症が相手ではほとんど無力だろう。それどころか彼の思想はむしろ有害に思われた。

 
 
 
 
 

2020年3月18日水曜日

17日 テドロス局長スピーチ全訳 中身に意味なし

 
 ∧∧
(‥ )WHOのテドロス局長が
\−  17日の会見で
    検査! 検査! 検査!と
    連呼したので
    検査拡大派はtwitterで
    大喜びしたけども
    WHO自体は
    患者との接触が確認され
    新型肺炎の症状を
    示している場合にのみ
    検査推奨との話
 
  (‥ )...テドロスのおっさん
      なにやっとんじゃ
 
 テドロス事務局長の会見はtwitterで上がっている。

=>https://twitter.com/WHO/status/1239579390788292608

 
 検査を連呼する局長の会見内容の文章と、WHOによる付記は以下で確認できる

=>https://www.who.int/dg/speeches/detail/who-director-general-s-opening-remarks-at-the-media-briefing-on-covid-19---16-march-2020

 
 該当箇所だけを抜き出すとこんな


 
 ∧∧
(‥ )We have s simple message
\−  私たちのメッセージは
    単純です検査検査検査
    新型肺炎と思われる患者
    すべてに検査を!
    結果が陽性だったら
    患者を隔離し
    濃厚接触した人を発症から
    2日前まで遡り
    検査すべきです
 
  (‥ )付記:WHOは患者との
      接触が確認され
      COVID19の症状を
      示している場合にのみ
      検査を推奨する
      ...やれやれテドロスの
      おっさんは口下手だな
      先走った挙句に
      訂正されとる
 
 あるいは優先順位がわかっていなかったのかもしれない。
 
 実は大部分の国は状況を理解していた。

 イギリスの閣僚は国民の7割感染と口走り、ドイツのメルケル首相は国民の6〜7割が感染するといい。シアトルの医療機関は米国CDCからの助言、咽頭検査はいかなる形であれ感染を広げるので推奨しない、をあわてて削除し、日本は検査を抑えて、ひたすら重症者の数を医療機関許容範囲内に抑えようとする。
 
 ∧∧
(‥ )主要国と医療関係者は
\−  検査を最小限にしないと
    意味がないと
    承知しているし
    広範な検査が悪手だと
    知っているし
    世界の指導者の多くは
    実のところ新型肺炎を
    阻止することが
    不可能であることを
    知っているのである
 
  (‥ )ついでにいうと
      新型肺炎の感染力が
      3なのだから
      国民の7割が感染すれば
      感染が収束すると
      理解してるんだよな
      ははっみんな悪党だぜ
      知ってて言わない
      愉快愉快
 
 *実際にはどうもやはり7割感染よりもずっと低い状態で感染拡大を収められるらしいのだが、それについては論ずる知識がないので今は触れない。
 
 
 ともあれ、理解のあとは国民性の違いであった。
 
 7割が感染すればいいのだろ? と口走るのはいかにも英国人
 
 なぜか死亡率が極端に低い不自然なことを、どうも合理的にしているのがドイツ人
 
 慌てるな、抜け駆けするな、皆で歩調を合わせろと行軍する日本人
 
 検査する気がないのに検査しまーすと言い、検査を民間に丸投げする勢いの米国人
 
 ∧∧
(‥ )どいつもこいつも
\−  ろくでなしだな
 
  (‥ )とはいえ本当のことを
      露骨には言えんだろ?
      医療崩壊を防ぎつつ
      パニックを起こさずに
      行動するには
      これしかない
 
 ...と言いつつ、7割感染でノープロブレムと言い放つあたりはさすがの英国人で、平常運転だった。正直、英国人を真面目に扱う気にはなれない。
 
 ところで
 
 ∧∧
( ‥)テドロス局長の文章は
    一応、訳したんだよな?
 
  ( ‥)検査! 検査!
    −/ でも先進国も
       すでにパンクです
       病院に入れるのは
       重症者だけです
       軽症者は
       スタジアム行きです
       だからいざとなったら
       お家でケアしてね♡
       でも検査! 検査!
       ...と言ってた
 
 ∧∧
( ‥)テドロスのおっちゃん
    大丈夫か?
 
  (‥ )テドロスのおっさんが
      みんなから世界的に
      嫌われていてよかったよ
 
 少なくとも、検査! 検査! 検査! と連呼するテドロス局長の発言を真に受ける人間はほとんどいなかったようである。大抵の人は、けっ、と吐き捨てていた。 
 
 一応、ざっくり翻訳するとこんな内容。
 
 
 過去一週間の間、新型肺炎の患者が急激に増加しました。たくさんの患者と死者が中国以外の世界中から報告されています。
 
 社会的な隔離政策が今、急激に採用されています。例えば学校の閉鎖、スポーツイベントや集会の中止などです。しかし、検査はそこまで十分に行われてはいないようですし、隔離や接触者の調査が十分ではありません。しかしこれらこそ新型肺炎に対処する骨子なのです。
 
 社会的な隔離政策は新型肺炎の感染を抑えることに役立ちますし、医療機関の対処能力の維持に役立ちます。
 
 手洗いや、咳をひじで隠すことは、あなた自身やみなさんが負うリスクを減らしてくれます。
 
 しかし以上だけでは新型肺炎の感染爆発を食い止めるには十分ではありません。結果を変えるには以上に加えて必要なものがあります。私たちが言い続けておりますように、すべての国は大々的に状況を把握しなければいけません。
 
 患者を予防し、新型肺炎の感染とその連鎖を破壊し、人々を救う効果的な方法。それは検査と隔離であり、それを実行することなのです。
 
 しかるにそうしていない。
 
 目隠しをして火事と戦うことはできない。このままでは感染爆発を止めることができない。感染したのが誰なのか分からないままではそうなってしまう。
 
 すべての国々へ送るメッセージは単純です。 
 
 検査 検査 検査
 
 結果が陽性だったら患者を隔離し、患者が濃厚接触した人間を、発症から2日前までさかのぼって、その人たちも検査すべきです。
 
 付記:WHOは患者との接触が確認され、COVID19の症状を示している場合にのみ検査することを推奨する。
 
 毎日毎日、世界で必要とされる検査の数はますます増えていきます。
 
 WHOは120の国々に150万個の検査(器具?)を送りました。企業に働きかけ、需要を可能な限り満たせるよう、検査能力を上げるようにしています。
 
 WHOはすべての新型肺炎患者を確認するように勧めています。それが軽症であっても、彼らは医療施設に隔離すべきですし、感染を予防し、十分な治療をしなければいけません。
 
 しかし私たちは多くの国がすでに許容量を越えてしまっていること、軽症者を保護し、治療する余裕がないことを認識しております。
 
 そのような状況において、世界の国々は高齢の患者を優先すること、これを基本とすべきです。いくつかの国では収容先をスタジアムやジムにまで広げることで、新型肺炎の患者を受け入れております。そして救命の必要がある人、重症者を病院で治療するのです。
 
 軽症な新型肺炎患者に対するもうひとつの選択肢は、隔離と看護を家で行うことです。感染者がいる家に他の人が同居することにはリスクがともないます。ですから、このような危険の中で看護するにはWHOのガイダンスに従って、どのように看護するのか、どのように安全を確保するのか確認してください。
 
 例えば新型肺炎患者と看護する人が同じ部屋にいる場合、両者は医療用マスクを着用すべきです。患者は仕切られた寝床で寝るべきで、浴室も別にしてください。
 
 患者の看護には一人の人を割り当ててください。その人は理想的には健康であること、なおかつ潜伏状態でない人であるべきです。
 
 看護を行う人は患者との接触が終わったら、あるいはその場から出たら、ただちに手を洗ってください。
 
 新型肺炎に感染した人は、具合がよくなった後でもなお、他人に感染させることができます。ですから症状がなくなっても、さらに二週間、距離を置き、隔離状態にいてください。
 
 この期間が終わるまで、訪問する人がいてはいけません、
 
 詳しくはWHOのガイダンスに述べてあります。
 
 もう一度言います。私たちが皆さんに送るキーワードは
 
 検査 検査 検査です
 
 これは深刻な病気であり、証拠からすると60以上の人には死亡のリスクが極めて高く、しかも子供を含めて若者でも死ぬものです。
 
 WHOは新しい医療ガイダンスを発行しました。これには子供をどう看護したら良いか、老人に対してはどうか、妊婦に対してはどうか、詳しく書いてあります。
 
 これまでのところ、この感染症は医療システムは進んだ国で蔓延してきました。しかし今や、こうした国々も対処に苦慮しております。
 
 コロナウイルス が低収入の国へ侵入すること、これについて私たちは深い懸念を抱き、人口の多くがHIVに感染している地域、あるいは栄養失調の子供が多くいる地域に与える打撃に憂慮しております。私たちはすべての国と人々に、感染を止めるためにできるすべてのことをするように呼びかけるものであります。
 
 手洗いはあなたがコロナウイルス に感染するリスクを減らしてくれます。しかしそれは皆が行わなければいけません。手洗いはあなたが他の誰かに感染させるリスクを減らすものであり、あなたの国だけでなく、世界のすべてのリスクを減らすものでもあるのです。あなたが自分のために手洗いをすること、それは他の人のためでもあるのです。
 
 私たちは皆さんが重要な物資を買い占めること、医薬品を含めて買い占めないように我慢すること、これをお願いしたい。
 
 買い占めは医薬品や他の重要物資の欠乏を招き、病気にかかった人を苦しめるからであります。
 
 私たちはCOVID19対策ファンドに寄付したすべての人に感謝するものです。
 
 このファンドは金曜日に始まりまして、11万人の人が1900万ドルを寄付してくれました。
 
 これらのファンドは検査診断、医療従事者への給料、検査と体制充実の助けとなるでしょう。もし寄付なさりたい方はWHOのHPへいって、トップページにあるオレンジの寄付ボタンをクリックしてください。
 
 そして社会の異なる階層、立場の人々が一斉にやってくれることを期待するものなのですが、セーフハンド(手洗い)を始めましょう。有名人が始めてください。世界の指導者が始めてください。世界中の人々が始めてください。どのように手を洗えばいいのか、それをお見せしましょう。
 
 WHOと国際商業会議所は世界のビジネス界に合同で行動を起こすように呼びかけました。4500万の加入団体へ提言を送ったのです。労働者を守ること、消費者と地域社会を守ること、基本物資の供給と配給を支えるように申し送りしたのです。
 
 私は国際商業会議所の役員たちに感謝するものであります。彼らの助けと協力に感謝いたします。
 
 また、WHOはグローバルシチズンと、世界の著名ミュージシャンによるバーチャルコンサートを立ち上げました。
 
 今は明らかに全世界的な健康の危機であります。毎日、毎週、毎月、検査で状況を解決しなければいけません。科学的に信頼できる検査、全員一丸となった検査であります。
 
 新型肺炎は幸せを奪い、人のあり方を悪化させています。
 
 私がそうであったように、みなさんもこの動画の人々に感動するでしょう。この人たちはバルコニーから医療従者へ拍手を送っているのです。そして通りの人々は地域の老人が食料雑貨店にいけるようにはからったのでした。

 
 この一丸となった人々の精神は素晴らしいものであり、コロナウイルスに負けないものに違いありません。私たちはこれまでお互いから離れてばらばらでありました。しかし今、私たちは一緒になるべきなのです。以前のようにではなくです。
 
 私たちは皆、一丸となっている。そして一丸となってしか成功できないのです。
 
 
 ∧∧
(‥ )後半、よくわからん
\−  文章だよね
 
  (‥ )省略が多い抽象的な
      文章という印象でな
      後半の後半は
      どう訳せば良いのか
      戸惑う文章が
      いくつかあるよ
      それに
      バーチャルコンサートって
      一体なんだろな?
      チャリティーか?
 
 まあどうでもいい話だった。先進国でさえすでに軽症者で飽和しているけども、それでも検査してね、PCR検査の発見率とか精度とか偽陽性とか偽陰性とか知らない。あふれた軽症者は自宅待機でみんなで看護してね、重症者だけを病院に入れましょう。
 
 これでは検査をまったくしないことと同じであり、テドロス局長の会見は特に意味のない内容だった。
      
  

2020年3月17日火曜日

アトラス彗星がやってくる 3月17日 23番星

 
 3月17日、おおぐま座23番星の近くを進むアトラス彗星



 
 =>http://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili/keitou/qa/comet2019y4.html

 
 ∧∧
(‥ )アトラス彗星
\−  NASAが運営する
    ATLASによって
    去年の12月28日に
    発見された彗星
    発見時の光度は19等
    それから3ヶ月後の今は
    10等級後半
    順調に増光中
 
  (‥ )近日点は5月31日
      この時には
      水星軌道よりも内側へ
      入り込むから
      大きく尾を
      引いてくれそうだよね
 
 Comet 2019 Y4 (アトラス)彗星は、ひさしぶりに期待されている大物であった。
 
 ∧∧
(‥ )軌道が1844年に出現した
\−  大彗星と似ているから
    1844年の彗星から別れた
    破片である可能性も
    指摘されてるね
 
  (‥ )4月の初旬には
      肉眼彗星になると
      予報されているけど
      今のこの時期に
      尾を引く姿で
      夜空に出現したら
      古来から言われるように
      不吉の星になるのだろうな
 
 国によってはこれから大規模に新型肺炎が広がるであろうし、そうした人々にとっては彗星の出現とともに病気がやってきたように見えるだろう。古来より彗星は不吉の星であったが、アトラス彗星はまさにそうなりそうである
      

 
 *22:40以下追記 
 アトラス彗星は急な増光をしていて、期待が高まる一方、例えば現在の増光は特別な原因があるのかもしれない。だから4月には肉眼で見えるという予想もあれば、もっと普通な予測を用いると肉眼で見え始めるのは5月以降、太陽に一番近くその前後という見方もある。肉眼で見えるのは5月以後というのが多分、妥当。
 

 *2020・3・24以下追記
 彗星の位置については以下のサイトなどが参考になる
 =>https://theskylive.com/c2019y4-info


 
 


2020年3月16日月曜日

イタリアの空港は閉鎖され60以上切り捨てはフェイクと言う

 
 ∧∧
(‥ )イタリアが空港を閉鎖
\−  だそうですよ
    あなたの知り合いは
    帰国が不可能に
 
  (‥ )若いから大丈夫だろ?
 
 
 それにしても空港閉鎖とは大胆な...
 
 ∧∧
(‥ )例外的なニュースを抜かせば
\−  まだ報道にはなってないけど
    twitterでは12日に
    大使館から邦人へ
    一斉にメールが
    あったみたいだね
    空港閉鎖の政令が出る
    可能性があると
 
  (‥ )発令から48時間で
      実効されるので
      早く出ろと言ってた
      人もいるな
 
 すべての空港が閉鎖されたわけではないが、例えば一部開いているローマの空港でさえ、それは政府や緊急用だという話。要するに民間による航空機利用はまったく停止されたらしい。
 
 ∧∧
(‥ )イタリアの感染者:死者は
\−  昨日15日WHOの集計で
    21157:1441
    死亡率は6.8%
    死亡率は10日の5%より
    さらに上昇
    本日16日の死者は
    1809名
    24時間で
    368名が亡くなったことに
 
  (‥ )感染の中心地である
      ロンバルディア州の人口は
      1000万
      奇しくも武漢とほぼ同じ
      そして日本人口のほぼ
      10分の1か
 
 その日本は肺炎によって年間12万人が死亡し、1日平均329名、ほぼ330人が亡くなる。
 
 ∧∧
(‥ )要するに今
\−  ロンバルディア州は
    既存の肺炎患者に加えて
    日本全国とほぼ同じ数の
    肺炎患者が新規に加わって
    亡くなっていくわけだね
    人口比でいうと肺炎患者が
    日本の10倍に達している
 
  (‥ )どう考えても
      さばききれないよなあ...
      そりゃあ亡くなるわ
 
 新型肺炎患者をさばききれないとは、普通の肺炎患者も治療できないということだった。

 さらに病院が飽和したことによってほかの様々な治療を受けられなくなった人々がいるはずだった。

 これを含めれば、新型肺炎患者そのものと同じぐらいか、あるいはもっと多くの人が亡くなっている可能性もありえるだろう。まさに大惨事。
 
 そして一部ではミラノの病院は60歳以上の患者への人工呼吸器の使用をあきらめた、という報道が流れ、しかしそれに対して病院側がその報道はフェイクニュースだと反論した。
 
 ∧∧
(‥ )でもこれ無理だろ
\−  本来の肺炎患者数の
    数倍から10倍の患者が
    押し寄せたら
    救える命の選別を
    せざるをえなくなるべ
 
  (‥ )とはいえだ
      まあ嘘ではないな
      救える命を優先する
      つまりトリアージだが
      トリアージ
      =
      60以上の切り捨て
      ではないからな
 
 合併症や基礎的な疾患があってほぼ間違いなく助からない。そういう人に限りある人工呼吸器を割り当てることをあきらめる。そして助かる可能性のある人に人工呼吸器を優先する。

 この作業は、60以上の切り捨てを必ずしも意味するわけではなかった。結果的にはそうなるかもしれないが、二つは必ずしもイコールではない。
 
 ∧∧
(‥ )...そういう意味では
\−  60以上切り捨ては
    確かに
    フェイクニュースという
    ことになりますかね
    ...でもこの言い様って
    詭弁っぽくね?
 
  (‥ )そうはいってもなあ
      我が病院は止むを得ない
      理由によりまして
      60以上は切り捨てました
      とか言えないべ
      それに60以上を一律に
      切り捨てているわけでも
      ないしな
      嘘ではないよ


 ただし、例えばイタリアのこのニュース

=>https://www.beppegrillo.it/tutti-i-dati-sulle-morti-da-coronavirus/


内容は分からない。どの程度信頼がおけるサイトかも分からない。とはいえ、ここで引用されているこの棒グラフ。


 
 Numero di decessi per fascia di eta

 ∧∧
(‥ )イタリア語はわからないけど
\−  まんま読むと
    Numero di decessi
    死亡者の数
    fascia di eta
    年齢の棒(グラフ)
    要するに年齢別死亡者棒グラフ
    だよね
 
  (‥ )赤が女性、青が男性
      男性が妙に死んでるな?
      それはともかく緑が合計で
      合計数が1016
      この死亡者数は
      13日のWHOの統計と
      同じだよね
      そしてこのニュースサイトの
      日付は14日だ
 
 つまり以上で引用したこの図。これは年齢別死亡者の棒グラフで良いらしい。そして見ればわかるが、60以下の死者は33名。1016を分母にした時、全体のわずか3%であった。

 つまりイタリアにおける新型肺炎の死者。その97%は60以上の人々だったのである。
 
 ∧∧
(‥ )新型肺炎は確かに
\−  高齢者ほど死亡率が
    上がるけども
    イタリアでは
    死者の97%が
    60歳以上だとは...
    ちょっと偏りすぎだよね
 
  (‥ )こういう偏りは
      色々な理由で生じる
      イタリアは
      高齢化社会であり
      しかも高齢者ほど
      発症重篤化しやすく
      高齢者の重症者が
      最初から非常に多かった
      そういう説明だ
 
 さらに老人ホームとか高齢者ケア施設とか、そういった高齢者が集中的にいる場所へ感染の侵入をゆるした、こういう説明もありうるだろう。

 しかし死者の97%が60以上であるという偏りは、それだけで説明できるかわからなかった。
 
 ∧∧
(‥ )60以上を切り捨てた証拠
\−  とは言わないまでも
    救える見込みのある患者に
    優先的に人工呼吸器を
    割り当てた
    そしたら60以上の
    死亡者が顕著に増えた
    そういうことも
    あるでしょうなあ
 
  (‥ )60以上を切り捨てたは
      フェイクニュースであると
      病院側が言うのは
      当然であるし
      しかしあまりにも困難な
      この状況を
      60以上切り捨てと
      要約するのも
      また自然だろうね
 
     
    
 

ホプロリコイデスの話

 
 ∧∧
( ‥)でっ? どうなんだい?
 
  ( ‥)大混乱だってことは
    −/ わかったよ
 
 間も無く出版される本「三葉虫マニアックス」
 
 =>https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%89%E8%91%89%E8%99%AB%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E4%B8%89%E8%91%89%E8%99%AB%E7%B6%B19%E7%9B%AE%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E3%81%A8%E3%81%9D%E3%81%AE%E8%A6%8B%E5%88%86%E3%81%91%E6%96%B9-%E5%8C%97%E6%9D%91%E9%9B%84%E4%B8%80/dp/4798060747/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E4%B8%89%E8%91%89%E8%99%AB%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9&qid=1584295057&s=books&sr=1-1

 
 ∧∧
(‥ )なんか急な仕事だったから
\−  えらい忙しかったけど
 
  (‥ )本の出版告知を
      ネットで見た時は
      まだ作業中で
      ぎょっとしたよなあ
      肝を冷やしたのは
      ひさしぶりだ
 
 とはいえ、この程度のことなら時にはあることだ。最後の校閲作業もしばらく前に終わって、現在、印刷中。
 
 ちなみにこの本、三葉虫をマニアックに語るといっても、実際には基本の上を少しいくぐらいだ。その分、内容は手頃である。
 
 ∧∧
( ‥)あなたの作業は一部執筆と
    他の原稿の監修と
    一部イラスト作成
 
  ( ‥)でさ 途中で気になった
    −/ Hoplolichoidesについて
       調べていたんだが...
 
 このホプロリコイデス:Hoplolichoides という三葉虫、研究者にもコレクターにとってもある意味、鬼門のような存在だった。
 
 もともとはリカス:Lichasという属だったのだが、種が多くなるにつれて分割されてできた属で、元祖であるリカス:Lichasのほかに

 ホポリカス:Hopolichas
 ホプロリカス:Hoplolichas
 ホプロリコイデス:Hoplolichoides

という具合に似た名前の属がいくつもある。
 
 ∧∧
(‥ )だから色々な人が
\−  色々な誤字誤植を
    しているんだよね
    研究者の人すらも
    間違えている場合が
    いくつもある
 
  (‥ )というかある種のものは
      誤字が広まって定着して
      止むを得ずそのまま
      使用されているみたい
      なんだよねえ
 
 学名の歴史では時々ある事例だ。
 
 そして誤字を直しても問題は残った。そもそも写真で使った化石はその属名で本当に良いのか?
 
 結果的には良かったのだけども
 
 ∧∧
(‥ )...なんか論文と
\−  照らし合わせたら
    これめちゃくちゃじゃね?
    販売されている化石の
    学名がそれで良いか
    不明なのがごろごろある
 
  (‥ )なんというかなあ
      学名の優先権が
      不明瞭だったり
      混乱していたり
      販売されている
      化石の特徴が
      ホロタイプと一致して
      いなかったりするな
 
 というか、そもそもコンポジット、つまり複数の異なる動物を組みわせたキメラではないか? という疑惑を持たれている種が売られていることもある。
 
 ∧∧
( ‥)どーなっとんじゃ?
 
  (‥ )わからんということは
      わかったよ
 
 
 誤字脱字はあるし、分類は混乱しているし、間違った学名が定着しているし、キメラの疑惑がある存在が化石として販売されているし、販売されている化石とその学名が一致していないし、何もかもが意味不明だった。
 
 
 

2020年3月15日日曜日

新型肺炎で5000人が死んで痛快! には経済的な理由がある

 
 ∧∧
(‥ )朝日新聞の小滝ちひろ
\−  という編集委員が
    新型コロナウイルスは
    痛快! とツイートして
    大炎上
  
 
  (‥ )おやおや
 
 
 超大国アメリカのトランプ大統領を恐れ慄かせる新型コロナウイルス は痛快だ! という意味合いの投稿だったのだけども
 
 ∧∧
(‥ )大勢の人々が
\−  亡くなっていくのが痛快だ
    という風に
    解釈されましたとさ
    ...というか他の解釈が
    できんからな
 
  (‥ )新聞社みたいに
      大きな組織で
      安定な給料を得ていると
      社会が混乱した方が
      利益が出るのでな
      社会不安を煽りたく
      なったんだろうね

 
 
 安定高収入でより利益を出そうとすると、人間は3つしか手段がなくなる。
 
 1:サボる
 2:株や証券に投資する
 3:社会不安を煽る
 
 
 1はサボりや手抜きで支出を減らして利益を確保する方法。新聞やテレビが雑で手抜きな報道をするのはこれが原因だが、残念ながら支出を可能な限り減らすという手段なので、収入自体は上がらない。効果も微々たるものだ。
 
 2は一番実益があるけども、リスクもある。それになにより、株や証券で十分儲けるには、新聞社の社員の給料、1000万ではいささか足りない。
 
 3は誰もがつい見逃す経済の性質を使う方法。経済が混乱すれば物価は下落し、国家が弱体化すれば雇用は減り、給料も下がる。人件費が下がった分、さらに物価が下がる。経済にはこういう性質がある。この性質を応用することで給料の価値を上げることができる。一定の高給が支払われている新聞社の人間からすると、社会不安を煽って物価が下落した分、自分の給料が相対的に増えたことになる。
 
 ∧∧
(‥ )新聞社やテレビ
\−  マスコミが社会不安を
    煽るのはこれが原因
    自分の給料を上げるには
    こうするしかないのである
    無意識にか自覚的にか
    彼らはそうするのである
 
  (‥ )まあだからつい本音が
      出ちゃったのよね
 
 とはいえ、そんな本音を言えばネットは大炎上だ。日本だけで19名、全世界で5000以上の人々が亡くなっている伝染病を痛快と言うとは!
 
 ∧∧
(‥ )朝日新聞は
\−  米国のナゾ研究員が
    日本は検査を増やすべきだ
    そう言ったと伝えたけども
    これも医療崩壊で社会不安を
    煽るつもりだろ?
    お前たち朝日は
    それが痛快なんだろう?
    と突っ込まれてますなあ
 
  (‥ )この研究員は良い大学に
      在籍はしているらしいが
      本人の資質も
      実際の発言も分からんし
      まあ皆のそういう反応が
      正しいよね
 
 ∧∧
(‥ )橋下徹元大阪府知事がテレビで
\−  朝日新聞に負けるな!
    検査数は絞っていくべきだ!
    と述べたとか
 
  (‥ )まあそういう流れに
      なっていくだろうねえ
 
 検査拡大派は、最初は要望であり、検査を進める韓国とイタリアを称賛していたが、両国の死者が増大し始めると、医療崩壊は嘘だと言い、検査制限を述べる医者を御用学者と呼んで否定した。
 
 自分に都合の悪い事実を嘘と呼び、反対意見に耳をかさない。
 
 これは要するに典型的なトンデモであり、検査拡大派は単なるカルトになった。
 
 ∧∧
(‥ )そこへ朝日新聞の痛快発言で
\−  止めを刺された感じか
 
  (‥ )これからは検査拡大派は
      テロリストと同じ扱いを
      受けることになるな
 
 まあ、孫会長の検査キット配布炎上騒動の時からすでにそうだったのだが、朝日新聞による”人が死んで痛快発言”から、それは単なる事実となったのである。少なくとも認識論としてはそうであった。
 
 
 
 *ついでにいうとナゾ研究員(Jennifer Nuzzo)という名前は日本人にはちょっと不都合だった。
 
 ∧∧
(‥ )謎に聞こえちゃうから
\−  そのなんだ...
    うさんくさく
    聞こえちゃうんだよね
    ジェニファーさんには
    失礼だけどさ
 
   (‥ )ナゾさん
       UFO特番とかには
       重宝しそうな
       名前なんだけどね
       今回はちょっと
       ジェニファーさんで
       通していただきたい
 
 彼女の所属はJohns Hopkins Bloomberg School of Public Health

 Nuzzoはヌッツォと読む可能性もあり、表記はナゾよりヌッツォの方が良かったのでは?


  
 

2020年3月14日土曜日

恥の文化と言うが、欧米には戦争文化があるではないか 忘れたのか?

 
 韓国やイタリアは検査をばんばんしているよ! 羨ましい!
 
 賢い人が安易にもそう言い立てた時に、一部の人々は言った。
 
 一週間後を見ろ。どうなっているかな?
 
 ∧∧
(‥ )そして両国とも医療崩壊して
\−  してしまったのであった
 
  (‥ )韓国はかなり頑張って
      いるけどもな
      イタリアは毎日200人
      死ぬからな
      大惨事だね
 
 こういう経緯があったので、日本のtwitterは検査反対派が多い。おかげで日本における医療崩壊は抑えられているが、海外ではまだそうではない。例えば孫会長の検査キットの配布に日本人が猛反対してつぶしたことを、海外のある人はこう述べた。
 
 ∧∧
(‥ )Crazy Japanese!
\−  Reminds me of Kamikaze!!
    日本人は狂ってる
    まるで神風だ!
    とか言ってる人とか
    いたりね
 
  (‥ )日本人に限らず
      全人類のほとんどは
      このやり方の意味を
      理解できないのだな
 
 反対にこう言う人もいる。
 
 日本がやっているのはFlatten the Curve戦略だろ?
 
 Flatten the Curve まんま直訳すれば”カーブを平らにする”。要するに厚労省がしつこく言っているこれだ
 

 
 感染拡大を限りなく減速させることで、感染拡大のグラフを平らにつぶし、単位時間あたりの重症者を医療が救命できる範囲内に収める。
 
 これを認めてつぶやく人は、当たり前だが英語圏にもいる。なるほど、人類の大多数はFlatten the Curveを理解できていないが、全員が理解できないわけでもない。
 
 だから例えばこう言う人もいる。
 
 日本はFlatten the Curveできている! なんで俺たちの国ができないんだ?
 
 あるいは次のように言う人もいる。
 
 ∧∧
(‥ )Japan managed to flatten the curve
\−  without broad testing.....
    Japan complied through strong
    social factors,
    including shame culture.
    日本は大規模検査を
    しないことで
    flatten the curveへと
    状況を制御している
    日本は恥の文化もあるし
    こうした強力な社会的要因を
    用いることで
    状況を実現している
 
  (‥ )それがない欧米では
      日本のような戦略が
      取れないって意味が
      含まれているけど...
      欧米の連中は
      なんか勘違いしてるよな
 
 危険を前に公共の利益のために一斉に同じ動作をする。これは、まったくもって西欧式の戦争文化ではないか。
 
 ∧∧
( ‥)砲火の下で次々に
    仲間がなぎ倒されても
    整然と行軍し
    陣形を整え
    銃撃でぱたぱたと
    仲間が倒れても
    じっと戦場で立って
    戦い続ける
    西欧以外では日本だけが
    継承できた戦争形態ですな
 
  ( ‥)そういう戦争文化の
    −/ 生みの親である
       欧米人が
       我々には
       恥の文化がないから
       日本のまねができぬと
       申し立てるとは
       これは一体?
 
 恥の文化がないからなどと、なんと愚かな。

 欧米には自慢の戦争文化があるではないか。
 
 号令しろ。これは戦争なのだ! と。

 国民全員を戦線に立たせろ、抜け駆けで検査するやつは軍法会議にかけて銃殺してしまえ。私は敗北主義者のリベラルですという看板を首から下げさせて絞首刑にしろ。吊るした裏切り者の死体で街路を飾れ。それでもう十分ではないか。これで十分、救える命を救うことができるだろう。

 多分、アメリカなどなら簡単ではないか? これは戦争だ。一致団結せよ。医療崩壊を起こすな! 大統領が一言発せばそれで十分。アメリカってそういう国だろ?
 
 ∧∧
(‥ )問題はトランプさんに
\−  そんなことをする気がない
    ことですかな
 
  (‥ )トランプのおっさんが
      していることって
      意味もないのに
      入国制限するとか
      単純に考えると
      失策なんだけどな...
      あのおっさん
      なにもかも
      意図的にやってるかも
      しれねーんだよな
 
 多分、1月末の時点でアメリカ政府と米国CDCは国民の命をあきらめたのではないだろうか? 実際、それしか方法がないし、CDCは口だけで何もしていないし、事実、なにもできない。そして幸か不幸か、何もしなくても、人命な損害は割合的には大したものではないだろう。
 
 ∧∧
(‥ )インフルエンザで6万人が
\−  亡くなった国ですからなあ
    そのぐらいの損失は
    許容できるでしょうしね
    というか
    インフルエンザ以上に
    過剰にびびってるから
    インフルより死者が
    少ないかもしれないし
 
  (‥ )むしろ経済の方が
      大きな問題だしな
      そこをどうにか
      するべきだしね
      NY証券が
      ストップ安なんて
      異常事態だよ
      戦争でも起きない
      巨大な危機が
      たかが
      カゼごときで
      引き起こされる
      経済って怖いよなあ
   
 
 実際、トランプのおっさんは検査に保険は効くと言ってはいるが、治療については何も言わなかったように思う。大統領が言うのは大体において経済の話だ。実際、治療法はないし、米国は医療費も高いし、呼吸器にも制限がある。経済の方を重視する大統領の判断は正しいのだろう。 


 
  
  

クマもどきの例え話

 
 例えばこう考えてみよう。山に危険な動物がいる。普段は人を恐れて隠れているが、たまに山中で人間と鉢合わせてしまうことがある。するとその動物は人間に驚き、警戒し、慎重に後退りして逃げようとする。しかしこの時、刺激があるとびっくりして逆上、人間を襲うのであった。
 
 ∧∧
(‥ )まあ要するにクマだな
\−
 
  (‥ )10人で山に入った時
      この仮想動物
      クマもどきと
      出会ったとしよう
 
 リーダーは皆に小声で言うだろう。クマもどきだ。みんな動かないで。あれは動くと逆上して襲ってくる。
 
 こう言われるとみんなはじっと固唾を飲んで動きを止め、クマもどきを見つめる。
 
 しかしこの時、勝手に逃げ出す人間がいる。
 
 ∧∧
( ‥)それが賢い人間だと
 
  (‥ )賢い人間がtwitterで
      他人をバカにする言葉を
      見れば彼らの思考は
      よくわかる
 
 私たちは勉強ができて、努力してきた。だから高収入だ。勉強も努力もしなかったお前たちは貧乏で負け犬で、国家や民族や日本人であるという他人の価値にすがって生きるしか能がないと。
 
 ∧∧
(‥ )反対に言うと
\−  賢い人間は他人にすがらず
    勝手に逃げ出すというわけだ
 
  (‥ )そりゃあ勉強の努力とは
      自分勝手な利益で
      自分だけのものだからな
      賢い人間は他人の迷惑を
      考えたりせんよ
 
 だから賢い人間は反社会的になるし、反社会的で一匹狼の俺は格好いいと考えるし、実際には空気を読めないだけの引きこもりだし、いざという時は真っ先に逃げる。

 ∧∧
( ‥)でっ他人に迷惑を
    かけるのだと
 
  ( ‥)今、賢い人間は
    −/ 発狂寸前でな
       新型肺炎の検査を
       受けたいのに
       受けるなと言われるし
       受けても良いじゃないか
       そうつぶやくだけで
       ぼろくそに言われるから
       今にも死にそうだよね
 
 そりゃそうだ。今まで自分勝手に生きてきたのに、今になって隊列を組んでその場でじっとすることを強制される。こんなプレッシャーに賢い人間は耐えられない。そもそもそんなプレッシャーに耐えられたら、引かれたレールの上を歩いて今の地位にまでいこうとはしなかっただろう。今の自分であること。それ自体が彼らの臆病と限界を示している。
 
 
  

2020年3月13日金曜日

吐き出す息からすらも遺伝子を検出するのがPCR法

 
 新型肺炎の検査で使うRCR法。これは遺伝子を大量増幅することで検体に含まれる目標物を発見する方法。今回の場合は新型肺炎のコロナウイルスを見つけ出す手段として使われる。
 
 ∧∧
(‥ )twitterでは
\−  PCRでは偽陽性は出ない
    なぜならPCRはそこにある
    遺伝子を増幅するのだから
    コロナウイルスがいなければ
    出るはずがないじゃないか
    そんなこともわからない人は
    バカなのか?
    と言っている人など多数
 
  (‥ )でっこれをそうだったのか!
      とリツイートする人たちが
      いる一方で
      PCRを使った人たちは
      ....はあ とため息混じりで
      冷たい目で見てるのか
      まあそうなるよな
 
 
 生物学にはコンタミという言葉がある。
 
 コンタミネーション:comtamination 通称、コンタミ。意味は汚染。
 
 私たちの周囲には無数の生物がいる。真菌やカビの胞子、細菌のような微生物。生物とは厳密には言い難いが様々なウイルスたち。
 
 生物学では目標生物を見つける際、こうした余計なものたちが試料に混ざらないように、非常に神経を使う。
 
 私たちの身の回りにはこうしたものが無数にいる。それだけではない。こうした生物由来の無数の遺伝子が舞い飛んでいるし、中には私たち自身の体からもれた遺伝子の残骸も含まれている。
 
 ∧∧
(‥ )こうしたものがあたり中に
\−  それこそ空気中にいたるまで
    充満しているのがこの世界
 
  (‥ )だから適切に検査しないと
      あっという間に汚染されて
      偽陽性なんか
      簡単に出るよね
 
 もちろん、そうさせないために検査する人は手袋や駒込ピペットやクリーンベンチやドラフトチェンバーやガスバーナー、消毒液、防護服を使用し、使い捨て、決められた手順で正確に作業を繰り返す。
 
 ∧∧
( ‥)だから汚染は最小限度に
    抑えられているけど
    ゼロではないのである
    そしていくら汚染の確率を
    減らしたとしても
    検査を大量に行えば
    必ず偽陽性は起こり
    偽陽性の事例は多数発生する
 
  ( ‥)それを知らないやつは
    −/ PCRなら
       偽陽性はでないと断言し
       知ってる人間は
       冷たい蔑んだ目で
       はあとため息をついて
       相手を軽蔑の眼で
       まじまじと見るわけよ
 
 直接関係ないが、例えばこんな論文がある。これはインフルエンザの場合、無症状の感染者が感染を広めるとはどういうことか? それを個人的な好奇心で調べていた時に見つけたもの。
 
 =>https://journals.plos.org/plosone/article/file?id=10.1371/journal.pone.0002691&type=printable

 
 ∧∧
(‥ )Influenza Virus in Human
\−  Exhaled Breath:
    An Observational Study
    人間の吐気に見られる
    インフルエンザウイルスと
    その観察と研究

 
  (‥ )インフルエンザにかかった
      患者の吐き出す息を
      フィルターに通すことで
      吐気に含まれる
      微粒子を集め
      それをPCRで増幅したら
      インフルエンザの
      遺伝子を検出したという
      内容なんだが...
 
 咳でもくしゃみでもなく、静かに呼吸するだけで人体から放出される微粒子、多分、微小な水滴であろうか? それとも喉の粘液から剥がれた粒子だろうか? ともあれそこにインフルエンザの遺伝子が含まれている。

 咳をせずとも患者はインフルエンザウイルスの遺伝子を放出している。
 
 これが疫学的にどんな意味を持つのかは分からなかった。PCRは遺伝子を増幅するにすぎない。見つけたインフルエンザの遺伝子は感染能力をもたない、ただの残骸であるのかもしれない。それに機能するウイルスが放出されているとしても、数が少なすぎて感染できるのかどうかも分からない。
 
 ともあれ、ここから言えることがひとつある。
 
 ∧∧
( ‥)PCRは吐き出す息に含まれる
    遺伝子まで検出するような
    そういう非常に感受性の強い
    機械でありますよと
 
  ( ‥)だからさ新型肺炎に
    −/ 話を戻すとよ
       検体を検査する時に
       わずかに検体が揺れて
       微笑な飛沫や埃
       検体を採取した綿棒の
       繊維が飛んで
       浮遊するだけでも
       それが
       別の検体にまぎれれば
       PCRはそれを検出しうるし
       つまりは汚染が起こるし
       誤判定が発生するって
       ことなんだよね
 
 それを考えるとPCRで偽陽性反応は出ない! という楽観論に対して、現場の人間が、はあ...と冷たい目でため息つくのは当然だった。現場の人間は日常、こういう汚染と戦いながらなんとか有意なデータを抽出しようと悪戦苦闘してきたからである。
 
 汚染は簡単に起こる。呼吸でも、空気の渦でも、検体をわずかにはじくことでもなんでも。絶えずいつでも起こる。
 
 そしてそれは偽陽性の原因になるし、検査数を多くすれば、偽陽性の数はどんどん増えていく。
 
 
  

賢い人間は飴をなめるべきである

 
 今、日本の世論は、新型肺炎の検査は抑制されるべき派と、大量にやるべき派に割れており、現状、さいわいなることに抑制派が有利。
 
 そして奇妙といえば奇妙なことに、抑制派はおおむね与党支持者...というべきなのか、まあ無党派層まで含んで与党支持者もそこにいる。

 反対に検査賛成派はほぼ間違いなく野党支持者だ。
 
 ∧∧
(‥ )なんでこんな偏った
\−  割れ方をしてるんですかね
 
  (‥ )まあ安倍政権と厚労省が
      抑制派だからだよね
  
 
 とはいえ、感染症や病院の立場から考えると抑制派が正しいのだ。安倍政権と厚労省はそれに従っているに過ぎなかった。新型肺炎がインフルエンザに準じる性質を持つものである以上、検疫に意味はなかった。入国制限にも大きな意味はなく、検査もその正答率があまり高くない以上、やはり意味はなかった。むしろ検査の推進は医療崩壊をまねくだけだった。

 政府が後手後手だという人は、新型肺炎を封じ込められると思い込んで間違った対策を妄想しているだけだった。

 厚労省を無能という人は、役人よりも俺様の方がうまくやれるに違いないという外野の野次でしかなかった。
 
 ∧∧
(‥ )とはいえなして
\−  野党支持者=検査推進派で
    主張が過激なのですかな?
    検査による医療崩壊は
    デマだとか
    イタリアや韓国は
    医療崩壊していないと
    述べておりますなあ
 
  (‥ )なぜ嘘や詭弁や
      現実無視してまで
      主張すると思う?
 
 人はどうしても欲しいものがある時、そういうことをする。例えばこの場合、検査が欲しいのだろう。
 
 いや、より正確にいうと”安心感”が欲しいのだ。 
 
 ∧∧
( ‥)安全ではなくて
    安心感が欲しいというのが
    みそであるか
 
  ( ‥)賢い人間はな
    −/ 賢いから他の人より
       危険が見えてしまう

 いや、これは正確ではないな。賢い人間は危険をはっきりと妄想して幻視してしまう。そういうのがむしろ正しい。
 
 ∧∧
(‥ )でも本当に安全をとるなら
\−  今の政府と厚労省の政策が
    正しいのだろう?
    感染拡大を防げないなら
    可能な限り拡大速度をゆるめて
    医療が救命できる範囲内に
    重篤患者の発生を抑える
    Flatten the Curve strategy
 
  (‥ )ああいやだから
      賢い人が欲しがるのは
      安全ではなくて
      安心感だから
 
 
 新型肺炎の感染拡大を防ぐことはできる! そう思い込んでいる人間は入国制限とか検査の増大とかを言い立てるだろう。
 
 しかし、インフルエンザに準じるものを防ぐことはできない。それができるのならインフルエンザでもとっくにしてる。
 
 できないものはできない。なれば感染拡大の速度を最小限度に抑えればいい。そうすれば死者の発生と危険とリスクを最小限度に抑え込める。
 
 なるほど、政府と厚労省のこれは安全を選んだ選択肢だ。

 しかし見れば分かるようにこの選択肢は、感染拡大を防ぐことを諦めた選択肢でもある。
 
 つまり安全を最大限にしてはいるが、安心感は無いのだ。少なくとも十分ではない。
 
 ∧∧
(‥ )要するに飛んでくる銃弾の数を
\−  最小限度にはしているけど
    それではみんなの不安は
    0にはならない
    だからこれは
    安心感ではないのだと
 
  (‥ )賢い人間ってさー
      こういう時に弱いんだわー
 
 賢い人間はいつも勉強してきた。
 
 しかるにその勉強とは何か? それはテストで良い点を取ることであり、それはレールに乗ることであり、つまりはリスクを捨てることであり、つまるところ、自分の利益だけを追求する人生であった。
 
 要するに賢い人間は危険性を0にしたがり、自分の安全と安心感だけを追求する、ということである。
 
 ∧∧
( ‥)しかるに今の政府と厚労省が
    選択したのは
    銃弾が飛ぶかう中で
    皆にじっと立っていろと
    言うようなものなのである
 
  (‥ )うろうろすると
      むしろ危険だからな
      だから立っていろと言う
 
 
 うろうろすると危険!! 立っていても危険ではないか! 賢い人ならそうやって発狂するであろうが、これは賢い人が危険に敏感で、パニックに陥りやすいことを述べているにすぎない。
 
 うろうろすると危険ならじっと立っているしかない。
 
 だから国民は不安こそあれ、じっと立っている。実際、ここで踏みとどまらないとより多くの危険と死者が出る、そのことがわかったからだ。

 イタリアや韓国を見れば良い。二国とも検査偏重にしたあげくにベットは埋まり、治療されない人が死んでいく。韓国はかなり頑張って踏みとどまっているが、死者は60名と日本の5倍。人口比で言えば10倍。イタリアに至っては10日の死者が463、11日631、この24時間の間に200名あまりも死者が増え、現在、13日、死亡者の合計は800を超えている。

 
 ∧∧
(‥ )今の状況って
\−  一人が逃げたらそこで
    戦線が崩壊して
    大量の犠牲者が出る
    そんな状況だよね
    それが分かっているから
    銃弾の飛び交う中
    皆はじっと立っているのだ
 
  (‥ )でもさー
      賢い人間ってさ
      こういうのが苦手でよ
      びびって浮き足立つのよ
 
 いや、怖いのは全員一緒なのだ。なるほど、感染という飛び交う見えない銃弾の数は絶対的には大したことはない。国内感染者は12日の時点で604名。死者は累積で15。交通事故の方がはるかに危険である。
 
 だからみんな立っていられる。しかし、不安は不安だ。全員同じだ。それでも秩序を重じて立っている。
 
 ∧∧
( ‥)でも賢い人間は
    これが我慢できませんと
 
  (‥ )いやだって
      生涯で初めての
      経験だからな
 
 賢い人間はこれまでの人生で、いつもずっとリスクを避けてきた。リスクと危険を避けるためだけに努力してきた。他人のことなんか何も考えてこなかった。他人の目も気にしないでバカにしてきた。テストで良い点を取るとはそういうものだ。そうやって生きてきたのに、今になって突然、団体行動の列に入れられて、飛び交う銃弾の中で整然と立つことを強制される。自分一人だけでも検査を受けて安心感を独り占めしたいのに、勝手なことをするなと言われる。これは賢い人間にとっては非常につらいことなのである。

 賢い人間たちが今、発狂寸前なのは当然なことであった。
 
 
 ∧∧
(‥ )賢い人はどうすればいいんよ?
\−
 
  (‥ )んー いらいらするのは
      糖分が足りてない
      証拠だから
      飴でもなめれば
      いいんじゃね? 
 
 いや、結構まじでわりかしそう思う。そんなに不安なら飴でもなめてれば良いではないか。
 
  

10名中1名を見逃し、90人から9名を誤判定する話

 
 新型肺炎の検査を最小限度にするか否か。
 
 最小限度にする派は、検査の数を増やすと陽性反応者が病院に殺到して医療崩壊をまねき、むしろ多くの死者が出ると考える。
 
 大量検査派は、検査しないと無症状感染者がどんどん感染を広めると考える。
 
 ∧∧
(‥ )実のところ大量検査派の
\−  主張と根拠に
    意味はありませんよと
 
  (‥ )検査の正答率は
     100%ではない
     そうである以上
     無症状感染者を
     全部探すことはできない
 
 10人の感染者が100人の中にいる。正答率90%の場合、発見できる真の感染者は10名のうち9名。1名の感染者は誤って陰性と判定するので見つからない。

 さらに正答率90%なのだから、残り90名の非感染者のうち、9名を誤って”感染者”と判定してしまう。

 *追記:少し寝てから気がついたけども、ここでしている”偽の感染者の数9名”という計算はおかしい。正答率90%、言い換えると誤答率10%というのはウイルスがいるのに検出できない可能性のこと。だから10名の真の感染者から1名の”偽の感染していない人”が出てくるのは正しい。これにたいしてウイルスがいないのに、”いる”と判定してしまう確率はもっと低いはず。だから検査を受けた100名から”偽の感染者”が9名も出てくるということはない。ただし、偽感染者が出てくること、それ自体は事実。
 
 ∧∧
(‥ )つまり1名を
\−  見逃した上に
    18名の真偽混ざった
    ”感染者”を発見して
    しまうわけだね
    新型肺炎は指定感染症で
    ある以上
    入院などが
    義務付けられる
    なんという無駄でしょうか
 
  (‥ )真偽混ざった18名で
      ベッドを埋めた挙げ句に
      1名の感染者を陰性に
      してしまう
      100名でさえこれだ
      検査を1万とかやったら
      100人の感染者を
      放置した上に
      病院がパンクだよ
      何の意味があるのやら

 
 **...というわけで、真偽混ざった患者18名という数は大きすぎる。しかし、結果論から言うと状況は対して変わらないと言える。検査の分母が大きくなれば、偽の陽性患者(実際には感染していない人)の数が増えてくる。例えば、”感染していないのに感染している”という誤判定をする確率が1000分の1だとしても、1万件の検査を行えば10人の”偽の患者”が出現して、彼らに対処しなければならない。10名の偽の患者に対処するだけで人手が奪われる。その一方で、すべての人間を検査しても全ての感染者を発見できないから結局のところ感染は拡大していく。
 
 
 しかも以上の計算は正答率が90%という設定でのこと。実際の正答率はもっと低いわけで、これではどうにもならない。
 
 かように検査を大量に行うべき派の主張に根拠はなかった。新型肺炎を食い止めることはできない。感染拡大の速度を抑えるしか方法はない。現実とはそういうものであった。
 
 
 
 ***追記:9:51 ....というわけで、軽症の感染者が入院したり、あるいは来院するだけでも医療者は忙しくなり、待合室に陽性の人がやってくれば感染が広がる。さらには検査の過程で医療者にも感染が起こりうる。1名の医療者が倒れれば、救命ができなくなる。あるいは医療者から医療者へ感染が拡大すればさらに救命ができなくなり、残った医療者への負担が大きくなり、疲労で注意が散漫になれば、いかにプロの彼らと言えども感染を許すだろう。少なくともその確率が高くなり、確率が高い状態で動作をこなし続ければ、必ず感染が起こって倒れる。患者は増加し、医療者は少なくなり、機械は塞がり、助けられたものも助けられなくなる。おびただしい人が死んでいく。検査の拡大が悪手であるというのはかように明らかであった。

 
 ****13:25以下追記
 
 ∧∧
(‥ )PCR検査は検体を増殖させる
\−  ものだから
    偽陽性はでないよ
    と言っている人が
    いるんですけど...
 
  (‥ )いやいやコンタミすれば
      一発で偽陽性だべ

 
 コンタミ:コンタミネーション:contamination すなわち汚染。
 
 
 ∧∧
(‥ )PCRはそれが機能を
\−  失った遺伝子のかけらだろうが
    増殖させて
    検出可能にする装置
    一番単純なコンタミは
    感染者の検体をさわった手袋で
    他の人の検体をさわったとか
    そういうものだよね
    あとは空中を漂う
    他の検体由来の埃とか...
 
  (‥ )だから偽陽性の確率は
      多くはないんだよな
      理屈の上では
      消毒、手袋や器具の交換
      使い捨てや
      クリーンベンチやらの
      作業場の確保
      手順の正確な反復で
      可能性を低く抑えられる
 
 しかしこれは、偽陽性の可能性0を意味するものではない。汚染の確率は絶えずある。そもそもそれがあるからこそ医療従事者が感染するのだ。
 
 ∧∧
(‥ )医療関係者が感染という
\−  汚染にさらされるように
    検体も汚染される
    そうである以上
    偽陽性も必ず出るし
    検査の数を多くすれば
    必ず偽陽性患者が多数現れる
 
  (‥ )例えば1万人の中に
      感染者が100人いる
 
 検査が90%正しくても、感染者10名を見逃す。
 
 汚染による偽陽性が1000回に1回しか起きないとしても、1万回検査すれば10人の偽陽性患者が出る。
 
 ∧∧
(‥ )1万の検査をしたあげくに
\−  感染者10名を見逃し
    10人の偽陽性患者と
    90名の感染者
    真偽合わせて100名の患者を
    抱えることになる
 
 
  (‥ )そして1万件も検査すれば
      人々が集まったことによる
      感染拡大やら
      検査した人間への感染
      医療従事者への感染
      検査それ自体の負荷やら
      医療機関への殺到による
      機能不全もありうる
      そういう代償の見返りが
      こんなではな
      割りに合わんよ
 


2020年3月12日木曜日

インフルの時に皆で綿棒を鼻に突っ込んで郵送したらどうなりますか?

 
 ∧∧
(‥ )ソフトバンクの
\−  孫会長さんが
    検査キットを配布すると
    言い出した件
    元ネタは米国の
    ビルゲイツさんが
    家庭用キットを配布しようと
    していることに
    由来するみたいだけど...
 
  (‥ )どっちにしろ
      綿棒の入ったチューブを
      ばらまくだけだろ?
      素人は綿棒どころか
      チューブも
      郵送用の包装も
      全部べたべた触るからな
      あっという間に
      感染拡大だな
 
 検査キットといっても、別に機械や試薬が届くわけがない。そんなもの用意できるわけがない。だから現実としてはこうだ。念願の検査キットが届いたあなたは少しがっかりするかもしれない。ポリ袋に入っているのはプラスチック製のチューブであり、中には綿棒が入っている。あとは説明書と、多分、気が利いた業者なら手袋もつけている。余裕があれば消毒用アルコールも付属しているかもしれない。あなたは手袋をしてチューブのキャップを外し、中の綿棒を鼻の奥にいれて、それをチューブに戻し、キャップを占めてポリ袋に入れて、それを検査機関とやらに郵送することになるだろう。
 
 新型肺炎の恐怖に浮き足立っている賢い諸君は検査キットと称する、かような綿棒ごときにもすがりつくであろうが、さて、ここで問題だ。新型肺炎ではなくインフルで考えてみよう。全国のカゼをひいた皆様方が、鼻に綿棒を突っ込んで、それを皆で郵送しまくったら一体何が起こるであろうか?
 
 
 ∧∧
(‥ )まず間違いなく
\−  感染爆発だな...
    ビルゲイツさんが
    キットを配布する
    アメリカはどうなって
    しまうん?
 
  (‥ )まあどっちにしろ
      蔓延してるからな
      感染爆発しても
      結果は同じだけどね
 
 新型肺炎はアメリカでは日本以上に拡大するだろう。ではアメリカの医療体制は崩壊してしまうだろうか? 多分、それはないんじゃないか? 
 
 ∧∧
(‥ )米国は医療費が高いからな
\−  治療以前に検査自体も
    高いと聞きますが...
 
  (‥ )つまり米国は
      医療崩壊しように
      それができないわけだ
      医療以前に
      検査も殺到できない
 
 ∧∧
(‥ )日本はそうはいきませんからな
\−  検査をすれば病院は疲弊し
    医療費が安い分
    陽性判定者が殺到してしまう
    入院させなければ
    問題ないっていう人もいるけど
    来院した時点でそれはすべて客
    供給以上の需要が生じれば
    それはトイレットペーパーと
    同じように
    需要を破壊しすべてが崩れる
 
 
  (‥ )さらにいえば
      検査で感染爆発したら
      日本の戦略が破綻してしまう
      日本と厚労省の戦略は
      英語でいうところの
      Flatten the Curveだからな
 
 感染速度を可能な限り遅くして、単位時間あたりの重篤者数を医療体系が治療、救命できる範囲内に抑える。検査キットとか称する綿棒のばらまきで感染爆発したら、この戦略は破綻し、救命可能な数以上の重篤者が短時間に出て、おびただしい死者が出るだろう。イタリアのように。あるいは武漢のように。
 
 ∧∧
(‥ )まあこんなもの
\−  日本で許認可が出るわけ
    ありませんからな
    日本の医療崩壊は
    とりあえず無しですか
 
  (‥ )やれやれ
      冷や冷やするぜ
 

     
 
 
 
 

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