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2022年6月16日木曜日

セベロドネツク包囲は現状、ふかしの域を出ない

   
 ∧∧
(‥ )マリウポリは降伏
\−  ウ軍による奪還作戦と
    第二次マリウポリ市街戦は
    多分、夏以降だろうけど...
 
  (‥ )今度は東部の
      セベロドネツクが
      包囲されてるのか
 
 ...といっても、確認してみれば包囲には程遠い状態であった。



 
 ウクライナは5月に入って曇りが多く、衛星写真が少なく、動画も多くない。それでも5月7日、6月7日、6月12日の戦火分布を見ると、セベロドネツク周辺における露軍の占領地がおおよそ分かる。
 
 ∧∧
(‥ )セベロドネツクは
\−  露軍が市街地の東半分を占領
    西半分の化学工場はウ軍陣地
    露軍はセベロドネツクと
    南にある空港に
    やや突出した形ですかな
 
  (‥ )昨日、今日あたりに
      露軍はセベロドネツクの
      北から回り込んで
      化学工場の裏側を
      占拠している! という
      話が出てきたけど
      戦火分布からは
      確認できないなあ
 
 露軍は1ヶ月でおよそ6kmほど前進しているらしく、現状からすると、露軍が前進してセベロドネツクを包囲するにはまだ1ヶ月はかかりそうであった。
 
 ∧∧
(‥ )セベロドネツクは
\−  背後西側にある三つの橋を
    破壊されたというけども...
 
  (‥ )このドネツ川
      川幅は100m以下で
      50とか場所によっては
      それ以下の幅なんよね
 
 

 
 googleの画像を見ればわかるが、流れもゆるやかである。セベロドネツクの西側は、かつて流れていたドネツ川の痕跡が湿地や三日月湖になって残っている。ゆったりと、うねうね流れるおだやかな川であることは明白であった。

 そもそも、以上の画像も川岸にあるボートクラブのもの。
 
 ∧∧
(‥ )日本のボートクラブが
\−  湖や海にあるのとは
    対照的だな
 
  (‥ )プレート境界で隆起した
      山の国である
      日本の川は急流で
      ボートで遊べないよなあ
      流されるだけだべ
 
 日本からは想像もできないゆるやかなウクライナの川。

 こういうわけで、橋を落とされたからといって、即座にセベロドネツク孤立というわけではなかった。車の移動は制限されるだろうが、負傷者や避難民の脱出、搬送。援軍や物資補給の往来。それは可能であった。周囲数十kmを露軍に制圧されて、文字通り、孤立したマリウポリとは全然違う。
 
 ∧∧
(‥ )ロシアは
\−  包囲したぞ!
    ウ軍は降伏か死だ! とか
    言ってるけど
    これはふかしだよね
 
  (‥ )まあふかしだね
 
 1ヶ月後であれば、セベロドネツクの三面は包囲できるだろう。
 
 ∧∧
( ‥)しかしそれでも
    対岸のリシチャンシクが
    残ってるべ
    補給できるべさ
 
  (‥ )リシチャンシクには
      南から露軍が
      迫ってきてて
      2週間に4kmぐらいの
      速度で前進してる
 
 距離は直線で20kmほど。道を通れば25kmぐらいであろうか。つまり、2〜3ヶ月後には対岸のリシチャンシクに露軍が到達。ここまで状況が進行すれば、対岸のリシチャンシクを含めて、セベロドネツク全体の包囲が現実となりうる。
 
 ∧∧
(‥ )でも現時点では
\−  セベロドネツク包囲は
    ふかしだねー
 
  (‥ )まあ本当に北から
      化学工場の裏に回れたなら
      一応、包囲はできるけどね
      現状ではその証拠が
      確認できんのだわ
 
 要するに続報待ちである。

 とはいえ、今のところ、セベロドネツク包囲は露軍のふかしの域を出なかった。
 
 
      
 




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