Methona confusa 日本語ではトンボマダラというらしい。トンボとはいっても翅が透明なだけで実際にはチョウの仲間。
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( ‥)それもドクチョウらしいですね
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(‥ )それこそ他のドクチョウとドクチョウ科として、過去には
ひとくくりにされていたっぽいのだが。
ここでいう”他のドクチョウ”とはHeliconiinae かHeliconiini のこと。ようするにHeliconiusとド派手なその仲間たち。Heliconius erato つまりアカスジドクチョウは有名(どういうわけかエラートドクチョウとも言うらしい。なぜエラーとのばす??)
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( ‥)Heliconiusはいいけども、Heliconiini ?
ヘリコニニ??
(‥ )ヘリコニウス族ってことなんじゃねーの?
分類階級どうでもいいけども、しかし今では、トンボマダラもヘリコニウスも Nymphalidae つまりタテハチョウ科という扱いで、
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(‥ )なおかつ、このファミリーの中では2つのチョウは
\- どっちかというと縁遠いらしいですが。
(‥ )ドクチョウってイメージがあるから意外だけども、
まあ、このファミリー内部の系統関係の確からしさが
どの程度かってことだよな。
なんでもこのファミリーを9つの科に分ける人もいるそうだ。1つを9つってあんた、分類混乱してる?
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( ‥)系統関係の議論もこれからなんですかね?
(‥ )それっぽいけどもね。
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チョウの系統関係はさっぱり分からない。分類はもっと不明。
ともあれ、トンボマダラ。描いているとなんかいやーんな感じ。ちょうど胃がもたれるような感覚に襲われる。
(‥ )ドクチョウだって知っているからかもしれないけども、
なんかさあ、毒々しいっていうの?
胃に何か悪いような印象がなあ。
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( ‥)なんかカノコガ見ている感じですかね?
カノコガ。ハチに擬態しているとも言われる、真っ昼間にその辺をへこへこふらふら飛んでる真っ黒で、翅は透明、腰に黄色のバンドを持つ、なんか頼りないけどふてぶてしい蛾。擬態うんぬん以前に味が悪いという話がある。というか、そうでもないと敵がうろうろしている昼間の世界をわざわざ飛んだりしないだろう。
( ‥)あれもなんかなあ、胃がもたれる見た目というか
のどにくるっていうかさあ。
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( ‥)まあ、あれを食べてひどい目にあうのは鳥さんか
トカゲさんだけでしょうけどね。
とはいえ、黒白とか、黒地に真っ赤なスポットが入っているものを見て”うわー、おいしそう〜〜〜”なんて普通は言わないわけで。
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( ‥)まあねえ、そうでしょうねえ。
(‥ )それ考えると重箱とかうるしの食器とか
ああいうものの見た目は最悪だよね。
金とか螺鈿で飾るってのはそれに対する抵抗なのか、どうなのか。