本の分類に使う十進法分類。本の分類群ごとに数字を割り当てているのだけども、時の経過とともにあるジャンル(分類群)が巨大化して、あたらしく数字を割り当てる昇格みたいな扱いになる一方で、かつての大きなジャンルがもはや全滅寸前にまで衰微していても、今だに巨大群扱いになっていたりするそーな。(ようするに生物でいう痕跡器官のような状態らしい)
図書館や本によってはあるジャンルに片寄った品揃えをしているから通常の十進法分類で使う数字のさらにその先に数字をつけて細分化させたり(そうでないと本の整理ができない)、そもそも急激に巨大化したジャンルは分類の改訂とでもいうのか、それが間にあっていないので、もう独自にまとめたり、分けたりするしかない。
そういう場合、十進法分類を覚えている人にとってはなんじゃこりゃ??分かりにくい!! なんだけども、知らない一般人からしてみたら何の違和感もない。いやむしろ一般の人のためにそういう配置をあえてしている。
∧∧
( ‥)まごうことなき純粋な分類学でも
現実の変化にそって変えたりするわけですか。
(‥ )そしてまごうことなき分類学でも
分類体系をそのまま使えばいいってもんじゃ
ないってことだな。
分類体系を暗記してそれを自在に使う人は少数とは言えどもどっこにでもいるもんだけども、その手の人は分類体系が変わると頭がこんがらがる、というよりは嫌悪をしばしば示す。しかしながら、分類体系ってのは現実を便宜的になおかつ利便的に扱うものであって、体系ありきの分類というものは非現実的。