自己紹介

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2009年10月5日月曜日

ひとりごと

 
 もう何年も前、ミクロラプトルが見つかった時に思った。この主張は最節約に考えると不利だ、だがしかし、もしも直近の姉妹群を我々が知らないとしたらどうだろう? もしかしたら我々は派生形質を原始形質に、原始形質を派生形質だと認識しているんじゃあないだろうか? いやまさか。なぜならトロオドンを含めて考えた時、エウマニラプトラのトポロジーはそれを十分に支持しない。とはいえ、ありうるということがあるのか? トロオドンを見ているとそんな気もしないでもないが、さてどうだ?

 ∧∧
( ‥)確かそれはムツゴロウの話から
    思いついたんでしたっけ?

    (‥ )確かね。

 だからペドペンナを見た時は目を疑った。まさか本当にくるとは思わなかったから。シナヴェナトールの論文は、そうですか、だったが、化石を見た時思った。これが事実なら、すいません、参りました。私の負けです。

 ∧∧
( ‥)降参しちゃってますねえ

    ( ‥)あれを見せられてはね。

 たぶん、間違いない。我々はある形質について派生形質を原始形質だと考えていた。まず間違いない。

 とはいえそれでもなお、疑問は残る。それは

 ∧∧
( ‥)例のあれが収斂なのか、あるいは原始形質かどうかですね。

    (‥ )そしてそれを可能にする経路があるかどうかだね。

 可能には、たぶんなるんだと思う。その場合、収斂でも原始形質でも成り立つかもしれないけども、問題があるとしたら

1:最節約に見えるアイデアが2つあって、それが収束しないように見える
2:可能ならしめることがありうることは分かるけども、それについて確証がもてない

だが今度のこれはどうなのだ?

 ∧∧
( ‥)1は解決では?

    ( ‥)どうだろう、そこは慎重にいきたいなあ。

 ∧∧
( ‥)疑り深い人ですね

    (‥ )そうでなければこの仕事は続かんぞ。

 2はどうだ? まあいい、それはおいおい結論できることじゃあないか、どうということもない。

 

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