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2023年4月4日火曜日

2億年先行した最新設計! シーラカンスの謎

  

 
 
 
 
 ∧∧
(‥ )シーラカンスくんは
\−  当時の他の魚に比べて
    2億年ぐらい先行した
    最新設計であったと
 
  (‥ )ずっと存続できたのも
      そのためかもね
 
 シーラカンスは3億8000万年前、デボン紀後期に出現して、その3000万年後にはその基本形を確立した。

 当時、彼らが確立した顎の仕組みや尻尾の対称性は画期的で、他の魚がこれに追いついたのはおよそ2億年あまり後、ジュラ紀であった。

 シーラカンスの設計は他の魚より2億年も早い、革新的なものだったとも言える。

 ∧∧
( ‥)もちろん、実際には
    状況はここまで
    簡単ではない
 
  (‥ )他の魚が改良に
      2億年もかかったとは
      淘汰圧が弱かった
      つまりこの改良には
      あまり利点がなかった
      とも解釈できるからね
 
 それに実のところ、シーラカンスとほとんど同じ改良をなしとげたユーステノプテロンはあっさり絶滅してしまった。シーラカンスの革新性がどのぐらい効果的であったのか、評価は難しい。
 
 ∧∧
(‥ )しかしその一方で
\−  シーラカンスが
    2億年も先んじていた
    ことは事実なのである
 
  (‥ )そこはちゃんと
      評価するべきだよね
 
 
 時代に取り残された生きた化石ww とか、笑ってすませるようなものではない。

 
    

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