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2012年4月1日日曜日

点数の分布と自分の位置は沈黙している

 知的レベルというものが単純にあり、本を読むとレベルップするとする
 
 
   (‥ )なあ、例えばの話、レベル2の人が
   -   レベル3になるために読むべき本を
       なぜあらかじめ知っているわけ?
 
 ∧∧
( ‥)レベル3の人から聞いたのじゃないですか?
 
 これを読むべし、そうやって自発的に本をお勧めする場合、確かにそこには「僕のレベルに到達するにはこの本を読むべきだ」という前提や考え方がありうる(必ずではない)
 
 僕のレベル。それは、前より今が上だ、ある特定の人々より自分の方が上だ、という判断がある。
 
   (‥ )なあ、なんで自分のレベルが2から3に
       上がった、自分がレベル3になったと
       わかるわけ?
 ∧∧
( ‥)誰かに判断をあおいだか、あるいは前に比べて
    今の自分は以下ウンヌン、ゆえに、と自己判断
    したということじゃないですか?
 
 
   (‥ )前後の状態を比較する。
       相違点を列挙する
       でもそれだけではそれが
       レベルアップかどうか
       分からんよね?
 ∧∧
( ‥)前後の相違点はこれこれだから
    ゆえにレベルアップしている
    そういう判断を下す判断基準があるという
    ことでしょう。
 
 ではその判断基準が妥当であるという根拠は何?
 
 
   ( ‥)テストなら点数、というよりも共通した
     -□ テストを受けた時の、受験者の点数の
       分布と自分の位置だ
 ∧∧
( ‥)第3問、何年何月何日にどこそこで目撃された
    このUFOを建造し、使用している種族は何?
    答え、ウンモ星人。
 
 受験者の点数の分布と自分の位置は、確かにレベルを表してくれるが、それが何を反映したものなのか、テストとレベル、さらには基準それ自体さえも沈黙している。
 
   (‥ )なあ、本を読むと知的レベルが
      上がるって、あれは何に対して何を
      示している基準を反映させたものなわけ?
 
 ∧∧
( ‥)さあ?
 
 
 
 

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