知的レベルというものが単純にあり、本を読むとレベルップするとする
(‥ )なあ、例えばの話、レベル2の人が
- レベル3になるために読むべき本を
なぜあらかじめ知っているわけ?
∧∧
( ‥)レベル3の人から聞いたのじゃないですか?
これを読むべし、そうやって自発的に本をお勧めする場合、確かにそこには「僕のレベルに到達するにはこの本を読むべきだ」という前提や考え方がありうる(必ずではない)
僕のレベル。それは、前より今が上だ、ある特定の人々より自分の方が上だ、という判断がある。
(‥ )なあ、なんで自分のレベルが2から3に
上がった、自分がレベル3になったと
わかるわけ?
∧∧
( ‥)誰かに判断をあおいだか、あるいは前に比べて
今の自分は以下ウンヌン、ゆえに、と自己判断
したということじゃないですか?
(‥ )前後の状態を比較する。
相違点を列挙する
でもそれだけではそれが
レベルアップかどうか
分からんよね?
∧∧
( ‥)前後の相違点はこれこれだから
ゆえにレベルアップしている
そういう判断を下す判断基準があるという
ことでしょう。
ではその判断基準が妥当であるという根拠は何?
( ‥)テストなら点数、というよりも共通した
-□ テストを受けた時の、受験者の点数の
分布と自分の位置だ
∧∧
( ‥)第3問、何年何月何日にどこそこで目撃された
このUFOを建造し、使用している種族は何?
答え、ウンモ星人。
受験者の点数の分布と自分の位置は、確かにレベルを表してくれるが、それが何を反映したものなのか、テストとレベル、さらには基準それ自体さえも沈黙している。
(‥ )なあ、本を読むと知的レベルが
上がるって、あれは何に対して何を
示している基準を反映させたものなわけ?
∧∧
( ‥)さあ?