自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2012年4月28日土曜日
それは見果てぬ彼方の夢
∧∧
( ‥)なんか寝てばかりですね
( ‥)妙なんだよね、寝ても
-□ 疲れがとれない
ここ2週間ばかし、雨がずーっと降っているせいか、散歩もままならず、気分は冬眠状態
さて
*の続き
ふと思い出す。今は亡くなった某エロ小説家。
∧∧
( ‥)暴力的な性描写を得意とする人
でしたっけ?
( ‥)罠にかかった人妻をやくざが
-□ 無理矢理みたいなね、
確かそんな
ある日、そのエロ作家にまつわるこんな話を伝え聞いた。バイアグラを飲んで、妻とひさしぶりにはげみました
(‥ )あれは衝撃的でさ、この人の
– エロはスターウ○ーズや
ドラクエだったのか?? と
∧∧
( ‥)何を言い出した?
( ‥)エロス、だが、たたない!
そんな作家が思い描くは
蹂躙するようなプレイ。
それは遥か遠い未来、
あるいは魔法の異世界で
大冒険をするような
彼方にある夢だった
∧∧
( ‥)ああ、そういう?
光速を越えることはおろか、光速に達することさえこの宇宙では非常に難しいことである以上、星々をまたにかけ銀河をめぐる冒険などできようはずもない。異星の獣に追われ、ガスジャイアントの大気圏を超臨界状態の液面に至るまで降下し、褐色矮星にかかった雲と高温の雨をかいくぐることなどできやしない。
科学が明らかにしたこの世界の性質がこのままである以上。唯一成功した魔法が科学理論。学校で悪い成績をとった自分が現実の魔法使い、つまり技術者になることなどできやしない。仮になれても呪文なんてお手軽なもので空を飛ぶことなどできやしない。それがこの世界の理。そこから自由になれるはずの魔法の物語は現実逃避でしかなく、主人公はいつどんな時でも、最後は現実への帰還を強制される。自由になるには魔法世界という虚の世界が必要だが、しかしそれはどこまでいっても虚構だ。
∧∧
( ‥)なにがたたぬエロ作家は
しかし、それにゆえにこそ
エロに彼方の夢と妄想を
込められたのだと?
(‥ )これはあれか?
高齢化社会でもなお、
エロの需要はありうる
そういうことか?
たしかに、たしかに、「ドラマ 水戸○門」ではあられもない格好をした”くのいち”がやってくる。
∧∧
( ‥)まあ、ゲートボールも、婆が
一人いると盛り上がると
言いますから
( ‥)平凡な老人、山田太郎は
孤独なまま老人ホームに入居
しかしそこで出会ったのは
気だての良い婆と幼なじみの
婆とツンデレな婆。
かくしてハーレム老人ホームものという年寄りラノベが.....
∧∧
( ‥)書くの?
(‥ )需要があるうんぬん以前に
つまらないだろう
もしもこんなものを品良く、しかし、露骨に、そして楽しく書ける人がいるとしたら
∧∧
( ‥)それは自ら渇望する人
でしょうね
( ‥)話の発端のエロ作家さん
みたいにね
もしも書けるにしても、たぶん、20年は早すぎる。
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