*の続き
∧∧
( ‥)つまり
( ‥)生物を記載する時、それが生ものでも
-□ 化石でも、それを図示したり写真を
載せたりするのが理想的なのだよね
*たまにそれをしないいい加減な記載があって(特に分類学の初期に多かった)、文章だけでは種の特定ができず、記載標本を見ないとどうにもならない、ということもある(最悪なのはいい加減な記載で記載標本が消失、あるいは行方不明な場合)
∧∧
( ‥)つまり、文章による説明だけでは
どうにもならない、文章は絵が持つ
情報量にはてってい勝てない。
そういうことですね
(‥ )例えば漫画よりも小説の方が
説明文が長くなるようにね
それは文字が持ち、指定できる
情報量が少ないことの反映だ
朝、窓辺で小鳥たちが鳴いていた
∧∧
( ‥)たち、というからには2羽以上でしょうけども
どんな鳥がどんな形の窓で、どんな配置で
どう鳴いていたか指定はないですね
( ‥)こういう欠損を想像力で補うから
-□ 小説の方が知的活動になる、
というのはよくある意見だが、
知的活動と言うよりも、妄想力と
言った方が近いよな。
十分でない情報を自分で補完してしまい、しかもそれを現実でチェックするすべがない、ということは、最低限、その知的活動とやらでは、妄想と適切な推論の区別ができない、ということでもある。
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( ‥)妄想力も脳を使う、という意味では知的活動
と言えるかもしれませんが、
(‥ )それはトンデモさんも頭は
無駄に使ってる、という程度の意味
しかないのかもしれん
まあ小説が漫画より優れている点があるとしたら、単純に文字が多いということぐらいしか思い当たらない。言い換えると小説よりも軽く見られている漫画が、実は小説よりも圧倒的に優れている点は/執筆速度が最速の漫画家でも多作な小説家とほぼ互角程度にしかならないというのは、それは画像情報があるからだ、とも言える。
∧∧
(‥ )先日、編集者に興味を示している高校生と
\- 話をする機会がありましたね
(‥ )そこの図書の司書の先生によると、
図書館のために購入したある新書が
誤字脱字だらけだったそうだ。
普通、新書でこんなことは考えられない。時間がなくてチェックがまともに出来なかったか、いい加減な編集者か、あるいはいい加減な会社か、そのいずれかってことになるけども。
∧∧
( ‥)同音異義語なんかは誤字脱字の大きな
原因になりますよね
(‥ )書く、描く、収める、納める
確立、確率、まあいくらでもあるけど
以前、そこそこ中堅の出版社から出た本で、どういうわけか確率がぜーんぶ確立になっていたのを見た時には、一体全体、何があったのだ、と思った(執筆者もうかつだが、編集はもっとうかつである)。
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(‥ )漫画より小説を読むことに意義があるとしたら
□- 単位時間あたりに同音異義語をより多く
知れる、そういうことぐらいかもしれませんね
(‥ )知的活動とかそんなおかしな理論武装を
することはないのよ
漫画の編集者になるにしても、ラノベの編集者になるにしても、文字は確かに読んでおいた方がいいのだろう。
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( ‥)やはり小説を読めと?
(‥ )いやどうだろう? 正確な言葉の意味を
把握しておくのなら、むしろ辞書を
読んだ方がいいのかもしれんけどな
そういえば「蛇蝎のごとく嫌われている」という表現を知らない編集者がいて、「ヘビやサソリのように嫌われている」と書き換えられた文章を見たことがある。
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( ‥)....
(‥ )まあ、そのなんだ、こういうことも
あるんだ。