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2010年1月27日水曜日

ケガニ

 
 賞味期限1月25日のケガニが半額だったので買う。

 ∧∧
( ‥)もう期限切れですよ。

    ( ‥)問題ないでしょ。

 もちろん、標本にするため。しかしさすがに1人でケガニを丸ごと食べるのは無理がある。
 
 
    (;— —)うへえ、まだ足があるよ
      -    飽きた〜〜〜〜
 ∧∧
( ‥)カニかまをひたすら食べ続けるようなもんですからね。

 カニってのは、足もさることながら、足の付け根と頭胸部の構造が複雑で、肉をとるのが難しい。食べ終わったと思って洗ってゆすいで、改めてほじくりだすと、それでも出るわ、出るわ、カニかま3〜4つ分ほどの肉が出た。
 
 しかし一番妙なのは

    (‥ )のどにあるこの構造なに?
     ゜-
 ∧∧
( ‥)さあ?


 4時間食べ続けるのはきつい。もう寝る。

 

 

2010年1月26日火曜日

鉱物ヶ原

 
 なんでも「ヘヴン」なる本、いじめを題材にした小説なんだそうな。

 ∧∧
( ‥)だから「ヘヴン」を「地獄」と脳内変換?

    (‥ )いやいや、だって本の内容知らなかったし。

 ヘヴンなんて場所は地獄と変わらない。ヘヴンなんて場所はろくなもんじゃない。地獄なるものも結局のところ人造のものでしかなかろうさ。どっちも現実から乖離したいい加減でうっとうしい場所であることに違いはない。なるほど現実なんてクソゲーだと言った人がいたそうだけども、それで言うのならゲームは劣化した現実の残骸だ。珈琲のしぼりかすとおんなじだおんなじ。

    ( ‥)この世界にこそ真のスリルと地獄あり。
 ∧∧
( ‥)でしょうねえ。

 さて

 「一般地球化学」うげげっ、途中で分からないことが出てきたので、今度は「年代測定法」木越邦彦1965 を読む。

 ∧∧
( ‥)もう、こっちで水漏れを食い止める一方で、
    あっちで浸水状態ですね

    ( ‥)いかんよなあ、元素記号もかなり忘れているし
      -□

 ごくまれに、学生でもないサラリーマンがブルーバックスの「元素111の新知識」を買っていったり、読んでいたりすることがあるけども、分かりますね。あれですよね、忘れちゃっているわけですよね。でもなんですか、あの方々は商社マンかなんかなんですかね?

 ∧∧
( ‥)レアメタルの輸入とか?

    (‥ )かな〜〜〜っとか想像するんだけど
        どうなんだろうねえ。

 さてもさても、

 もしもすべての元素がまったく均一に混じっちゃう性質を持っていて、核もマントルも地殻もまんべんなくべちゃああーーーっとなっちゃっていたら年代測定は(宇宙線などによる新たな放射性物質の生成もないとした場合)困った事態になるんだろうなと想像はするのだけども(気体が分離するのならカリウムーアルゴン法はそうはならないってことになるぞなもし? 核もマントルも分化しないってトンデモ話で気体だけ分離って前提がおかしいんだけど。*ここでは鉱物だけの話を展開)

 ∧∧
( ‥)鉱物が結晶する過程で化学的に何が起きているのか
    あなたよく分かってないですよね。

    ( ‥)そうなんだよねえ。
      -□ さらに別の本も読まねばいかんか。

 例えばウラン鉱物が出来る時には何がおきるのか。さっぱり知らない、分かりません。

 こうして夜が過ぎていく。



ヘヴン

 
 こんな本を読んでいるのです、といって出された本の題名は「ヘヴン」

 
     ( ‥)ヘヴンと読んで、なぜか脳内で
       -□ 「地獄」と変換。
 ∧∧
( ‥)はあ、、、なぜに?

 なぜと人に問われて、申しました。知らぬ、存ぜぬ、分かりませんなあ。理由なんてそんなもん、原因はあれど知らんのでありますよ。

 ∧∧
( ‥)本の内容は?

     (‥ )さあねえー? 
 
 小説、もうずいぶん読んでない。データが欲しい、資料をよこせ、実物はどこだ、話はいらん、詩は死ね。

 とまれ、

 人に問われて、曰く、「ヘヴン」を地獄と変換するなれば、では「地獄」なる単語を見たれば、お前は何と読むのかと

 ∧∧
( ‥)何と?

     (‥ )歓喜

 いや、だが足りぬ。歓喜し尽くして裏返ってしまうまではまだ足りぬ。地獄は不十分だ。余計なものが多すぎる。人間だから駄目なのだ。ただの人間だから。

     (‥ )いいかね? ヘヴンは破壊するべきものだが、
         地獄なるもの、これは殲滅し尽くすものなのだ
 ∧∧
( ‥)はあ、誰がそれを決めたのですかね?

 地獄は殲滅し尽くさねばならん。歓喜と笑いと共に殲滅に殲滅をし尽くして、何もかも真っ平らにするべきだ。苦痛も恐怖も幸福も幸せも、そのことごとく、そのすべてを削り尽くして押しひしゃげ、粘土に還さねばならぬ。

     ( ‥)幸福を押しつぶし、不幸をひねつぶし
         何もかも白い泥の中へ塗り込めてしまえばいい。
         枯れ木と建物と機械も錆びて砂に沈むだろう。
 ∧∧
( ‥)それはなんと?


 帰還

 

ラジオ

 
 格差社会を粉砕しようって話。まあ近似なスローガンや単語は色々とあるんだけども。

 さて

 粉砕、聞こえは勇ましいけども、そりゃあダメだっぺや。

 ∧∧
( ‥)?

    (‥ )問題を粉砕しよう。それは問題を
        どうにかしようという意味以上のものを
        持たないだろ。

 例えばの話。ラジオの故障を粉砕しようとは言わない。

 ∧∧
( ‥)はあ、まあねえ

    (‥ )逆に考えればあれだな、修理って言葉は
        メカニズムや仕組みを理解しており、
        機械的に直せる手段を熟知しているという
        意味がこもっているわけだよな。

 より正確に言えばこう。

 修理という言葉は理想的には。現象を説明できる仮説を持ち、それは最節約に経験的に検証されており、かつまた実績もあるということを示す。

 粉砕って言葉はいかんよね。いかにも阿呆っぽい。

 修理って言葉は確かにそれ自身だけでは良くもないが、しかし悪くもない。それにテクニカルな裏付けがあれば良い単語。

 粉砕はダメだ。技術が無いってことを露呈している。病気を粉砕しようとは言わない。言ったらヤブ医者だ。


自分で勝手にやればいい

 
 例えば事務の人が書類を作っている。もちろん、それを使う人たちもいる。

 ∧∧
( ‥)誰でも事務の人が作った書類で仕事をするのです
  -□
     (‥ )でもみんな誰でもいつでも文句たらたらだよな。

 いつかどこかで何かしら、誰でも彼でも書類と書類を作った人に文句を言ったことがあるはずだ。それは役所から届く書類の文章であったり、あるいは会社で渡された資料であったりする。場合によっては論文に対する文句だってそうだろう。

 ∧∧
( ‥)みんな文句は簡単に言うんですよね
    当たり前ですけど

     (‥ )でもそれ抜きでは仕事ができないんだよな。
         当たり前だけどさ

 例えばの話、官僚をぎゃふんと言わせてやるんだぴょーんと能天気に調子ぶっこいて得意絶頂に言葉をまくしたてたところで、

 ∧∧
(‥ )でもその人たちが見ている資料、頼りにしている書類は
 □-  官僚の方が作ったもんなんですよね

     (‥ )官僚って単語を事務方とか経理部とか
         研究者とかと言い換えても
         いいわけだけどさ。

 端的に言ってしまえば官僚がいなければ誰も仕事なんかできないってわけだ。というか

 ∧∧
( ‥)今まであまり問題が顕在化しなかったのは

     (‥ )官僚にお任せだったからだろ。

 問題が放置されて大問題になることも当然あるが、問題が生じないことも当然ある。というか普通は問題なんて生じない。問題ばかりに眼をやるから問題だらけに見えるが、本当に問題だらけだったら問題がどれかとか言う前に大混乱だ。

 さてさて、翻ってみるに得意絶頂、オレ様仕事ができるのザマスと言いつつも官僚に丸投げ、投げっぱって状況は実のところ、

 あたくしは右も左も分かりません

 ということを示す。そんな状況で何か改革しようなんていうのは正気のさたじゃあない。分からないものを良くしようなんてたわ言だ。

 ∧∧
(‥ )逆に言うと、官僚に頼って問題をあまり起こさなかった
\- (現状維持していた)人たちは、官僚から引きはがされちゃうと
    なんにもできないかもしれませんね。

     (‥ )事実、何もできていないんじゃないの?

 たぶんそれで説明できるんじゃないんすかね、会社から経理部の人間が資料と記録もろとも全員消えたような状況なんじゃなかろうか。困るよな。できんよなあ。いきなりアンドラにいって支社を作ってこいと送り込まれたようなもんでしてね。

 どうも現状はそんな状況ではなかろうか。経理を失った丸投げさんと、経理のことを考えずに経理に丸投げしている何も分からないお上りさんと、全体の状況を把握できぬままに目先の作業を処理するしかない経理と、ほへーーーっと傍観しているのだけども実は一番貧乏くじを引きかねない社員、そしてちなみに広報の連中は高給取りなだけで適当に活字組んでます。

 ∧∧
( ‥)どうしたもんですかね?

     (‥ )自分で勝手にやればいいんじゃね?

 不満があるんだったら自分で勝手にやればいい。

 自分で勝手にやる。いい言葉だ。他に選択肢なんかあるか?

 

 

2010年1月24日日曜日

ptyx

 
 おおっ、いかんいかん前の書き込み=>hilihiliのhilihili: PTYX、でギリシャ語の銀のことを英語のアルファベットに直せば

 Argnros

 と書いてしまった。

 正しい英語のアルファベット使用表記はArgu(y)ros

 ∧∧
(‥ )ギリシャ語もαργυρος、大文字で書けばΑΡΓΥΡΟΣ
 □-  ですね、うかつでした。

    ( ̄  ̄;)むう、うかつだったな。

 ギリシャ語のυ、つまり大文字ではΥ、がラテン語ではuあるいはyに変えられるのであった。

 ∧∧
( ‥)でっ、肝心のSternoptyxですが。

    (‥ )こちらはこうだね。

Sternoptyx → sterno + ptyx 

つまり

στερνο + πτυχη (πτυξ)

大文字で書けば

ΣΤΕΡΝΟ + ΠΤΥΧΗ (ΠΤΥΞ)

英語に訳すと

Chest + fold



PTYX

 
 ギリシャ語の辞書が届く。

 ∧∧
( ‥)でっ、ここ1両日の間、懸案だった
    単語を引くわけですか。

    ( ‥)辞書がどの程度、単語をフォローしているか
      -□ 知りたいではないかね。

 PTYX。問題はこの単語が学名に使われる際にラテン語化していることで、アルファベットにYが入っている点。

 ∧∧
( ‥)Yはギリシャ語にはないですからね。

    (‥ )例えば、Argyrosと引いても出てこないんだよな。
        当たり前だけどさ。

 ラテン語のArgyrosはギリシャ語ではΑργνρος、つまり

 ∧∧
( ‥)英語/ラテン語のアルファベットで表記するのなら
    Argnrosですね

    (‥ )γν、つまりgn がgy になっているわけだな。

*注:↑以上の表記は北村の勘違い,mistake、正しくは同日20:40の書き込みhilihiliのhilihili: ptyxを見よ。

 ギリシャ語の,,,nと続く単語は発音の関係なのかどうなのか、ラテン語になる時にyになってしまうということか。

 ∧∧
( ‥)アルgnロスが

    (‥ )アルギロスになるってこと
        なわけだよね。

  となるとPtyxはPtnksとか、つまりギリシャ語であれば πτνκς とか πτνξ になるのかいな? と。予想してみる。

 ∧∧
(‥ )ネットではπτνξ で引っかかってきますね
\-  意味が該当する単語かどうかは知りませんが。

    (‥ )この辞書ではπτνχη だな。
     □-

 πτνχη つまり Ptnxe(最後のeはエータ)。

 ∧∧
( ‥)プtnクスが

    (‥ )プティンクスになるってことかね。

 発音がいいのかどうなのか。ともあれ、意味はこれでいいらしい。

 ∧∧
( ‥)つまり属名Sternoptyxは

    (‥ )στερνο + πτνχη だってことでいいんじゃないの?
     □-  最低限、これで近似だろう。

*↑以上のつづりはmistake。正しい表記はこれも同日20:40のこちらhilihiliのhilihili: ptyxを見よ。

 ステルノー+プティンクス(発音?)、chest-fold つまり、胸を折り畳む、の意味。形態をやっている人なら忘れていても、必ずどこかで見ている属名。



 

2010年1月23日土曜日

はりぼて頭

 
 本のお値段が3万8000円なり・・・・

 ∧∧
( ‥)買うんですか??

    (;— —)無理無理むりむり、今は無理。
          駄目だ駄目だ、絶対ダメだ。

 今買ったら死ぬよ死んじゃう。痩せて飢えて死ぬよ、食い物なくて餓死しちゃうよ、文字通りの意味で。

 さて

 知らない分野に顔を出すと、途端に知りもしなかった情報が山のように押し寄せてくるもんで、処理に手一杯。聞けばそういう言葉があったよなー、とか、ああ、工事現場とかで見ていたあの光景はなるほどそういうことでしたか、とか、なんかここが分からないんだよねー、と漠然と何十年もほったらかしにしていたそんな知識を今すぐきっちりとしたものへ建て替えなければいけない必要性にさらされて頭が大混乱とか、

 ∧∧
(‥ )分かったようで、分かっていなかったことって
\-   当然だけどもいろいろとあるんですね。

    (‥ )理解を棚上げにしていたとか、まあ今のところは
        こんな知識を知っているだけで良しとしようとか、
        そういう風に突貫工事で理解を組み上げたっていうか
        自分の知識体系が実はつぎはぎだらけっていうかね。

 まあ、なんだ、誰であってもなんでもかんでも知っているわけではないし、聞いた、知った、それだけでは分かったことにならないことも先刻承知。どんな簡単な事柄だって漠然と把握することすら難しいのは当たり前の話。

 ∧∧
( ‥)それでも分かった気になるとどうなっちゃうんでしょうね?

    (‥ )それが事業仕分けだろ?

 あんなぺらぺらの紙を見て、知った、分かった、オレ様出来たっ!! って気になっちゃうところが脳みそがチョコレートに漬かっているぐらいに幸せもんだ。

 ∧∧
( ‥)でも実際は、、、、

    ( ‥)僕らの人生ははりぼて頭
      -□

 僕らの脳みそははりぼて頭。素人が作った粗末なほったて小屋でつぎはぎだらけで隙間あちこち。それを僕らはごたいそうにも

”知った、分かった、オレにもできる”

とそう言い立てる。それはそれは無惨なことだ。




2010年1月21日木曜日

ペンギン

 
 そういえば先日、新江ノ島水族館にいった時に改めてペンギンを見てきたのだけども。

 
    ( ‥)おう、ペンギン。陸上で方向転換する時の
        あのよちよち具合がたまらないねえ。
 ∧∧
( ‥)はあそうですか。

 よっちよっちと方向転換する。うん、人間が同じ姿勢で同じことをやる時のことを考えるとそれは興味深い。

 ∧∧
(‥ )うずくまっている時はあんな感じになるんですね

    (‥ )人間でいうとある種のストレッチのような
        あるいはどっこいしょーってやつだな。

 あるいはヤンキー座りでストッレッチというやつか?

 飛び込みは、、、、近くにいたカップルも言っていたけども、ださっ!! だった。人間でいうとやってはいけない胸からダイブ。

 ∧∧
( ‥)ちっちゃいし、あんなに頑丈な胸骨があれば
    あれでいいんですかね?

    (‥ )どうなんだろうねえ。

 ちっちゃければ体積(重量)に対して表面積(胸)が広いわけで、痛みはそんなないかもしれない。

    ( ‥)そもそも痛いことを
 ∧∧
( ‥)わざわざやるわけもないですし。

 さてさて、ペンギン。どのくらい研究されているのかな。特に骨格と筋肉が知りたいねえ。


2010年1月20日水曜日

学名ぐにゃぐにゃ

 
 例のくだんの学名はなんとなく解決。

 ∧∧
( ‥)結局、学名(にするはずの呼び名?)が
    流出しちゃったみたいですね。

     (‥ )そうみたいだねえ
      □-

 笑っちゃうのは英語のWikiではご丁寧に2001年に記載がされたような感じで”学名(のように見える不正規な名称)”を紹介していたこと。いやその、その論文には記述はあるけど学名なんて書いていないんですけどね(*ようするに公的な文章で初めてその生物に言及した、ということでしかなく、記載論文でもなんでもない)。

 さすがWiki。英語版は日本語版よりはるかにまともだけども、それでもこの有り様ですか。

 ∧∧
( ‥)まあ、Wikiは無責任監修ですから

     ( ‥)しょうがないんだけどね。
 
 責任監修しても問題が生じるわけだから、そういうところに目くじらたてる必要は(ものすごく大雑把に見れば)ないわけで、WikiにはWikiでそれなりに使い道も存在するのは事実。そこんところ勘違いしなければ良い話。

 さて

 学名というと

     ( ‥)この本、同じ文章中でジュニアシノニムと
       -□ シニアシノニムが同時に使われているんじゃね?
 ∧∧
( ‥)あれですね、引用されている論文が出た時点では
    前の学名だったからってこともあるんですかね。

 引用論文が出た、それぞれ1971年、79年の時点ではelucensだったけども、その後、gigasになったので、2つのシノニムが同時に文章に出てくるという、ちょっと混乱した状態。もっともこの本の場合、これはたぶん時間的にどうしてもやむを得ない理由があったのだろうな、と個人的には推論。

 ∧∧
( ‥)それにしても学名って色々なことがありますねえ。

     ( ̄  ̄ )あんまり変えて欲しくないよなあ・・・・


 酵素の名前の由来になっている属名まで変わっているようで、頭が痛い。

 
 
 

さっさと潰れろ

 
 なんかNHKの集金人が来た。

 テレビなんざ捨てっちまったよと言ったら、じゃあ無くしたってNHKに伝えてください、そうでないと請求がどんどん膨らんでしまうので、と言いやがるので、

 無くしたんじゃねーよ、捨てたんだよ、おめーが手続きすりゃあいいじゃねえか、払う必要もないのに請求が膨らむってなんじゃあそりゃあ?? と言ったら、

 ∧∧
( ‥)あのおばさん、契約で集金の仕事をしているんだそうですね

    (  ̄  ̄)NHKもばーさんもごくろうなこった

 分かった、分かった、さっさと帰れ。そしてさっさと潰れろ、消えろ、つか、飢えろ。このたかり屋め。

 NHK。それは国民から金をふんだくる高給取りのくせに格差社会だと言い立てるくそったれ。

 

2010年1月19日火曜日

続:地球錬金術

 
 新江ノ島水族館に”生きているテンガイハタ(ただしかなり弱っている状態)”が持ち込まれたというので本日、19日にいってみたけども、さすがにすでに天にめされておりまして、

 ∧∧
(‥ )それでも今日だけ冷水で保存しつつ
    展示ですか

    (‥ )なんか珍妙な魚だねえ。

 ビーズを縫い込んだバックを銀のスプレーで塗装したかのようなちんちくりんなディテール。

 ∧∧
( ‥)なんで瞳孔が困ったような感じなんですかね?
|-
    (‥ )さあねえ?

 *瞳孔が困ったような感じ:瞳孔が缶ジュースの飲み口みたいな形でしかもやや斜め。そういうわけでなんか困ったような表情に見える。これにどんな適応的な意味があるのかは知らない。

 さて

 先日より読み始めた「メイスン 一般地球化学」、冒頭紹介されるはクラーク数に名前を残すクラークさん。業績は地殻の化学組成を岩石から求めた仕事。ようするに地球を構成する元素の比率を岩石から推論したのがクラークさんなのだけども、著者であるメイスンさんの引用によれば、なんでも彼は論文の中で、

 もし、各元素が1種の始原的物質から生じたと仮定するならば、各元素の相対存在度はつぎのことを示唆することになる・・・・元素生成の過程は酸素の形成まではゆっくりと進行した。酸素が生成された点でこの過程は最高のエネルギーをあらわした。この元素から先では、安定な酸化物を作る元素が最も容易に、かつ最も多量に生成された。こう想像すれば、なぜ鉄より先の元素が乏しいのかがいくらか理解しやすくなる・・・

と、述べたのだそうな。

 はっ?

 ∧∧
(‥ )述べたのが1889年の論文ですか?
 □-
     (‥ )みたいなんだけどね。

 はへっ? 何それ、どういうこと? データは確かにそういうことになるかも知れんけどもさ、この人はいったいどっからこの結論を引っ張り出してきたわけ??

 ∧∧
( ‥)元素の転換って・・・この時代においては
    ありな発想なんですかね?

     (‥ )いやあ、、、アトム論で考えれば元素の転換ってのは
         なしだよねえ?

 今でこそ原子核に別の原子核(つまり中性子やら陽子をぶっければ(添加すれば))、原子は別の原子に変わるって分かっているけども、それだってアトムと思ったものもアトムから出来ていましたよ、という理解なわけで。

     ( ‥)どっからクラークさんは
         先の仮説を持ってきたんだろう・・・
 ∧∧
( ‥)最初に発見された放射性物質のウランは発見自体は
  -□ 1789年ですが、放射性物質であることが分かったのは
     1896年だそうですね。

 放射能もさることながら、核分裂、核融合うんぬん以前に、そもそも物理学者のマッハが原子の存在など信じませんと言っても、笑われなかった時代、それが1897年。

 ∧∧
( ‥)元素が変化する可能性とか原子と原子をぶつければ
    別の原子になりますとか、そういうことをうんぬん言う以前に・・・

     (‥ )そもそも原子の存在が疑われていた時代な
         わけだよねえ。

 クラークさん、1つの始原物質からの各元素の出現、しかもその出現には”順番がある”というアイデア、一体全体どっからもってきた?? いや、そりゃあデータからなんだろうけども、それを説明する仮説それ自体はどうやって頭の中から手に入れた?

 ∧∧
( ‥)まあ、逆に考えれば、元素自体は観測されて”信じられていても”
    それを構成する仮想存在であるアトムは必ずしも
     信じられていない時代なわけですよね?

     (‥ )つまり、だからこそ一種類からの順番に基づく
         多数の出現という発想ができたってわけかね?

 「アトム論に基づけば元素の順番に基づく出現は説明できる」そういう現代的な枠組みで考えるからクラークさんの発想が時代を越えた異様なものに見えるだけなのか、つまりアトム論がまだあやふやっぽい部分があったからこそできた発想なのか?

 クラークさんがかの結論をいつ述べたのかを確認することも含めて、これは調べなければいかんぞなもし。

 それにしても、クラークさんの以上の文章は


     ( ‥)さすがに、これにはいささか・・・・
       -□
 ∧∧
( ‥)ぎょっとさせられますよねえ。




 

2010年1月17日日曜日

泥水

 
 泥水の文献を探してあっちへこっちへ。
 
 ∧∧
( ‥)はあ、泥水ですか。

    ( — —)・・・なんか疲れました。

 泥水。とはいってもこれが高いしろものらしい。金額はまだちゃんと把握していないけども。調整され目的にあったものをちゃんと購入しないといかん。

 ∧∧
( ‥)作業中の調整もやっかいなんでしょ?

    (‥ )そうみたいだねえ。
     □-  文献見る限りでは、こりゃあ
        やっかいだ。

 よくは分からないが少なくとも次第によっては失敗してどえらい損失がでそうな作業。泥水専門のエンジニアがいるらしいけどもそりゃあ当然か。

    ( ‥)でも、きっとどっかの国会議員なら
       「普通の泥水じゃいけないんですかー?」
        とか、言っちゃうんだろうなあ。
 ∧∧
( ‥)何十年も前は普通の泥水を使っていたから
  -□ しょっちゅう作業に不具合が生じたみたいですね。

 なるほどそれはそうだろう。水中にコロイドになって浮かぶ粘土粒子は電解質(塩とか)が加わったり、PHが変わったりすると凝集したりどうかなったりと色々な変化を起こすので、粘性とかもろもろ変わるわなあ。

    (‥ )とはいえ、そういうのってやってみないと
        実感湧かないんだよねー
 ∧∧
( ‥)それはそうでしょうね。

 実感湧かないから○○なんじゃないんですかー? とか言っちゃえるんだろう。そういえばどっかのblogでも「こんな説明じゃ素人には分かりません。」と言っていたけども、じゃあさ、調べろよ。ネットでもいいからさ。僕ちゃん分かりません、でも判断しちゃった、提言しました、でも素人だからしょうがないぴょんじゃねーだろ。

 どんだけ官僚に丸投げなんだか。

 まるっきりのガキだガキ。

 よく今どきの学生はネットで調べものばかりと苦言を呈する偉そうな大人がいるけども、ネットさえも使わないのが大人。調べろ、歩け、人に聞け。自分が頭良いと思うな。小説読むのを読書に含めるな。どうせオレたちゃただの馬鹿。さもなきゃ絵に描いたような間抜け。それが僕らさ、日常さ。
 

     (‥ )後、検索は英語でね。
 ∧∧
( ‥)まあねえ。
 



 

2010年1月16日土曜日

地球錬金術

 
 なんか学名が変わっておりますがな。elucensがgigasに。

 ∧∧
( ‥)でもgigas表記の本は1993年のやつだけですね
  -□  今のところ

     (‥ )さて、どういう分類の変遷があったのやら。

 それにしてもなぜgigas? でっかくはないよなあ。

 さて

 岩石の本は読み終わったけどもどうにもならないので「岩石学 I 」共立全書と思ったが、それも歯が立たないので

 ∧∧
( ‥)でっ、メイスン著「一般地球化学」って
    わけですか。

     ( ‥)古本屋で見つけたのだ。
       -□

 クラーク数。そういえばそんな言葉がありましたですね。記憶の片隅にごろんと転がっていた言葉を本で見つけていそいそと拾う時間でございます。

 

2010年1月14日木曜日

竜座

 
 ホソヌタウナギの属名はギリシャ語由来かな? ともあれ、語尾の変化かなんかがよく理解できない。

 さて

 ふと買い物にでかけたら、おう、このあたりにしてはお空の透明度がいいじゃないですか。3:00を回る頃にはオリオン座もすっかり傾いていて、双子座が西の地平線に2人仲良く直立不動。ギリシャ神話に基づいた星図だと肩を並べる兄弟だけども、バビロニア時代の星図だかなんだかでは武装して行軍する2人の巨人。

 さて

    ( ‥)オリオン座はすでに左の肩たる
        ベテルギウスしか見えてない
 ∧∧
(‥ )そろそろ東の空からさそり座のアンタレスが
    上がってくるころでは?

 もしかしたらベテルギウスとアンタレスを同時に見れるかなーと思って出かけましたよ。

 公園の西のはずれにいって霜をばりばりと砕きながら歩いて眼をこらす。でも残念。東の木立の間に見えていたベテルギウスが丹沢と足柄山地に隠れていってしばらくしてからアンタレスが見えてきた。

 ∧∧
( ‥)もっと平坦で開けた場所でないとアンタレスと
    ベテルギウス同時ってのは無理っぽいですね。

     (‥ )残念。神奈川県のこのあたりは
         丹沢の山々が地平線を高く覆っている。

 とはいえ、

 帰り際にこぐま座をウネウネと囲むようにのびる星の列を見る。ああ、あれが竜座か。そう思いつつ、一応、確認。

*
  ∧∧
 (‥ )確かに竜座ですね
  ○-

      (‥ )考えてみたら竜座をまじまじと見たことって
          なかったよなあ。

 よくみればずいぶんでかい星座だ。暗い星ばかりだけどもウネウネとのびているその姿はなかなかきれいだった。

             *

      ( ‥)おおおーーあれが、あれがエルタニンか!!??
 ∧∧
( ‥)はあ


 

2010年1月13日水曜日

ホソヌタウナギ属

 
 調べものをしていたら


   ( ‥)Myxine属ってリンネの命名なのな
     -/
 ∧∧
( ‥)おやそうですか。

 1758年のことらしい。Myxine属。2007年の魚類学会の勧告に従えば和名はホソヌタウナギ属だけども、この属がリンネの立てたものだったとは。

 ∧∧
( ‥)名前の由来は?

    (‥ )文法が分からないから大雑把な見当だけども
     □-  myx...なんちゃらってラテン語の単語には
        粘液の意味があるらしいから、それじゃない?

 ホソヌタウナギは粘液を出すから、たぶんこれなんでしょうねえ。

 

2010年1月12日火曜日

それは波だっていた

 
 昨日、いやもう一昨日になるのか。夕方、公園からの帰り道、ふと空を見上げたら一定の間隔でちんまりした雲がずらりと列になって並んでいた。方角は西から東。よく見るとそれぞれの雲の下側というか根にあたるというべきか、その部分になにかもやっとした半透明な感じのものが見えていて、そこからにょっきり雲が生えている感じ。

 ∧∧
( ‥)ちょうど三角、というか波頭みたいな
  -△ 感じでしたね
   
     ▲(‥ )色をつけるとこんな感じかな?
    / \-

 もやっとした薄茶色というのか、そういうかすみのような構造が波のようにあって、その上の部分で急に雲ができているように見えた。よくしたもので、風にあおられている波の上の部分が巻きながら崩れていくように、雲のてっぺんが流されるように、しかし投げたボールが弧を描いて落ちていくように、ゆるやかなカーブを描きつつ下降していく。

 ∧∧
( ‥)なんかちょうど渦を巻くように逆巻きながら、
    上の方がぐにゃーーっと伸びる感じでなおかつ
    巻いて下っていきましたね。

      (‥ )海の波を見ているようだったよねえ。

 というか本当に波そのものだったのかもしれない。例えばの話、空気が2層に分かれていて、上の層がずっと速く動いている場合、当然のことながら2つの層の間には波ができて、そして渦巻くはずで、

 ∧∧
( ‥)波として舞い上がった空気が冷やされれば、
    条件さえ整えば雲ができますよね?

      (‥ )あの雲、当然だけども底がすっぱり
          切られたように水平で、そのくせ
          ぼやーーっと見えているかすみみたいなのは
          雲そのものよりもずっと広かったからなあ。

 ▲  ←つまりこういう状態
/ \

 ∧∧
( ‥)やっぱり波だったんですかね?

    ( ‥)波なら規則正しい間隔で雲ができるのも
        雲の底辺が全部同じ高度なのも納得いくよね?

 ▲  ▲  ▲  ▲  ←つまりこういうこと
/ \/ \/ \/ \ 

 底辺が同じ高度ってことは同じような性質の空気が同じような高度に持ち上げられて、そこで水分の凝結、雲の発生が起きているってことですよねえ? 雲が逆巻く様子を見ても上空ではそれなりに強い風が吹いているってことは確実なわけだし、波が起きてもおかしくない状況だったというのはざっくりと言えそう。

 問題は

 ∧∧
( ‥)なんであの場所でずらずら並んでいたかですよね。

     (‥ )なぜある直線に沿って雲が
         東西に並ぶかなんだよな。

 何か雲の発生に影響を与えるような構造物があのあたりにあったっけ? 距離は2〜3キロメートルとかそんなもんだろうか、なんだあーーーっと考えて、思い当たるとものいうと。

 ∧∧
(‥ )あの辺ってでっかい道路が通ってますよね
 □-
     (‥ )じゃあ、道路が原因かいな?

 確かに雲を発生させる条件を作るものとしては、道路はありなように思えるのだけども・・・。水分も多いはずだし、凝結の核になるような小さなゴミも多いはず。

 ∧∧
( ‥)でも実際はどうなんですかねえ?

     (‥ )さあ?

 

2010年1月11日月曜日

どの種でも一様ってことは

 
 なにやら検索をしていたら鳥の翼の起源は性的ディスプレイのためではないのか? というアイデアがひっかかってきた。ようするに恐竜の前足の羽毛がうにょーんと長く伸びたのは異性を引きつける効果があったためで、それから二次的に飛行に転用されたのだ、という説っぽい。

 ∧∧
( ‥)でっ、そうなの?

     (‥ )まあ、そうであってもいいんだけどさ。

 別に進化の歴史で性的なディスプレイが二次的に何らかの運動機能を持つとか、そんなことがあったって別にかまわない(個人的にはそういう実例を聞いたことがないのだけど、なんかあったっけ?)。

 ともあれ、そういうことがあってもいいのだが、だがしかし、それにしちゃあ鳥でない、ようするに翼を持つ鳥へと至る前の生物群、例えばオヴィラプトロサウリアとかディノニコサウリアたちが持っている前足の羽って、どれもこれもずいぶん一様な形と比率をしておりますわいなあ。

 ∧∧
(‥ )性的なディスプレイって近縁の種族でも
 □-  ずいぶん違うのが普通みたいですね。

    (‥ )アフリカにいるアンテロープたちの角の形が
        どれもこれも色々違うとか、鳥の色や模様、
        さえずりとか装飾的な羽毛の形や生え方とかね。

 性淘汰の場合、個々の種族が持っている”好み”やその好みの遺伝子が拡大した理由は個々異なるわけで、、、、

 ∧∧
( ‥)というかハンディキャップなのかランナウェイなのか
    って問題もありますよね?

    (‥ )あれは理屈の上では系統樹上における性的ディスプレイと
        思われる形質の分布のあり方に違いが出るんだっけ?

 まあ、ともあれ、同じである必然性がないどころか、事実、同じ性淘汰と呼ばれるものであってもそのメカニズムが違っている事例が見つかっているわけだし、実際に個々の種族で外見がずいぶん違う。

 ∧∧
( ‥)逆にいうと自然淘汰とはそういうとこが違うのだと

    ( ‥)そういうのが性淘汰の提唱者であるダーウィンさんの
      -□ 着眼点なんだけどもねえ。

 それを説明し、なおかつ検証されてきた仮説が性淘汰、そして性的ディスプレイ。

 でっ

 ひるがえって思うに、鳥に近い恐竜さんたちが持っている羽が、異なる種族なのに見た目や大きさが”なんかあまり変わらなーい”というのは、ざっくりとした感覚で言うと、それは性的なディスプレイじゃなくて

 ∧∧
( ‥)むしろ機能的な役割を果たしていると
    見るべきですかね?

    (‥ )そうなんじゃないんですかね?
        見た目はいかにも
        自然淘汰の産物でございますーって感じだが。

 もちろん、鳥でない恐竜で尾羽がやったら長いのがいるように、いかにも性的ディスプレイでございますという羽の事例は化石でもあるにはあるのだが。

 しかし前足の羽というかプロトな翼っていうの? あれらはいかにも性的ディスプレイじゃございませんという印象。

 ∧∧
( ‥)少なくとも積極的に性的ディスプレイであったと
    考える必要はないと。

    (‥ )ないんじゃねーの? そりゃあそれでもなお、
        形は同じなんだが、実は色が個々で違っていたのだーとか
        そう主張することはできるんだろうけど。

 さてさて どんな案配なのざんしょか。

 



 

2010年1月9日土曜日

にじむ流星

 
 さて、もう朝でございます。

 ∧∧
( ‥)それどころか10時にならんとしていますよ

    ( ‥)忙しいんだけどなー

 夜中の3時すぎに散歩にいってぼけーーーっと丘の上にいたら、ひゅっと流れ星。場所は西の山並みに沈むシリウスのすぐ近く。おおいぬ座の頭のあたり。冬の大三角形の辺をなぞるように、しかし鋭く流れるというよりはふわっと、シダレヤナギのように燃え落ちながらきらめく花火のように、にじんで流れて光った。

 ∧∧ 流星痕が残っていますね
( ‥)
 -( ‥)きれいに残っているなあ。

 流星痕。流れ星の流れた痕が少し残ること。この流星は流れる時にどうなったのか、辺りにガスでもばらまいたのか、はたまたなんか周囲の空気を励起でもするものか、原理は知らんけども見事に流星痕が残った。

 ∧∧
( ‥)そもそもにじんで見えたこと自体、、、

     (‥ )何か光るものに包まれていたってことなんだな。

 ただあっこまでにじんで光って、明るく流星痕を残したものは見たことがない。どういう性質でどういう条件でああなるんだろうか。

 ∧∧
( ‥)燃え尽きる時にガスを残すとか?

     (‥ )でも相当な長距離だろ? それで
         見えるぐらいに揮発した物質が広く
          拡散して、しかも目で見えるもんかね??

 ∧∧
( ‥)原理を調べますか?

     ( ‥)また今度ね、今は仕事が先だし。
       -/

 いつか調べよう。しかしそれよりなにより、それは緑色できれいだった。


2010年1月8日金曜日

がくめい

 
 例の”学名”がどこに記載されてどう引用されたのか? 2004年の論文も手に入れてざっと目を通したが学名の記述はない。さてー? すると2008年以後に学名がついたのか? と思っていたら。

    (‥ )調べりゃ2006年からその”学名”が
        すでに”使われている”らしいのだわ。
 ∧∧
( ‥)むう、すると2008年の書籍で引用がされていないのは。


 その書籍の著者が”これは記載ではないと判断し、その”学名”の引用をしなかった”、そういうことか?

 となるとやはり例の本が大元ということになるのだぞなもし? いよいよ人に聞く段階かもしれない。

 さて

 閑話休題

 違う生物の話だけども、今日、というか正確にはもう昨日になる、に手にした論文をさっき読んでいたら、この論文で記載された”この生物”は”この論文において記載される前に”異なる”学名”で呼ばれていた、という旨の事柄が書いてあった(もちろん、こんな表現ではないけども)。

 ∧∧
( ‥)ほげ?

      (‥ )どうも公共機関の起草文に載っちまった
       □-  らしいのだね・・・・。

 そいでもって引用までされたらしい。まあそうだろう、そりゃあ引用する人だって出るさ。

 ∧∧
( ‥)じゃあ、その前のはシノニムになっちゃった?

     (‥ )いやあ、前の”名前”はそもそも学名ではないのだから
         シノニムでもなんでもないよね。

 なんか色々なことがままならないっぽい世界。

 ∧∧
( ‥)アーケオラプトル騒動の時もそういう問題が
    垣間見えたんですよね。

      (‥ )そうだね。

 *アーケオラプトル騒動。ナショジオが色々な経緯から”最低限2個体の異なる種類の化石を混ぜたキメラ”の化石を新種として写真入りで報道してしまった事件。当然、ナショジオは赤っ恥をかくし、事を引き起こした人にかんかんに怒ったらしいけども、でも最大の問題ってそこじゃないんじゃね?

 ∧∧
( ‥)未記載の標本を図示+名前つきで掲載するってこと自体が
    そもそも、ものすごくまずいですよねえ。

      (‥ )確かにナショジオは学術誌ではないけどもさ。

 でもへたな学術誌よりも幅広く大学の図書館には入っているかもしれぬ。そんな雑誌がそういうことやっちゃまずいでしょ。これは正式な記載だ、これは正式な学名だって言う人間があらわれたらあんたどうすんだい、と思っていたら案の定、これは記載だーーーっと騒ぐ人間が本当に出てくる始末。さすがにその吾人はあっちでは”あいつはゴシップ屋だ”と揶揄される人だったせいか誰も耳を貸さないで終わったけども。

      ( ‥)今はもう消えた「アニマ」に”これは記載ではない”
          という宣言つきで化石の写真と図示、説明、”学名”
          が出てくる記事が掲載されているのを見た時には
           なんじゃこりゃと思ったよなー。
 ∧∧
( ‥)一応、これ違いますよーって宣言すれば
    いいんでしたっけ?

 だっけ?

 さてもさても、どうしたもんだか。

 


2010年1月6日水曜日

誰がいつどこで

 
 何かおかしい。ふと仕事の関係で検索をかけたら驚くべき生物として発見、発表されて、しかしもう何年も記載されていない動物の学名が引っかかってきた。へー、記載されたんだあ、そう思いつつ調べて見ると、、、、

   ( ‥)誰がいつどこで命名したのか分からん・・・
     -□
 ∧∧
( ‥)はっ?

 ネットでは2001年に記載されたことになっているが、いやそんなことはない。2001年の論文で確かにその動物は最初に(公のものとして)報告されているが、その論文においては”驚くべき特徴”は記されてはいるものの学名はつけられていない。

 ∧∧
(‥ )ネットで見る限りでは3年と4年、6年に
\-   この動物に関するレポートがあると引用されていますね。

    (‥ )3年と6年のレポートは持っているけど、
        どっちにも命名はないぞ。

 2004年の論文は探したが手に入れられなかった。でもこの論文は2006年の論文でも引用されているのだけども、とうのその2006年の論文では学名は使用されておらず、俗称のみが使われている。

 ∧∧
( ‥)2008年に公的機関から出版された本でも
  -□ 学名は使用されていませんね。

    (‥ )そこで引用されている2006年の別のレポート(?)は
    \-   どうかというと、調べた限りでは学名としての
         記述がないっぽいんだよなあ。

 その本はすぐには手に入りそうもなく、ネット上にあるそのレポートのSupplement & Erratum of the Handbook(つまり「ハンドブックにおける補足と誤植」)を見つけたのだが、最低限、この「補足と誤植」においては”学名が使用されてはいない”ということは分かった。

 どういうこっちゃ? なにか致命的な見落としをしているのか。それは確かにおおいにありうる。しかしそれがあるとしても、それが何なのか分からない。

 ∧∧
( ‥)人に聞きますか。

    ( ‥)その前にもう少し調べたいんだがね。
      -□
 
 何がいったいどうなっているのやら。



2010年1月5日火曜日

くりえーたー

 
 そうなんだよねえ、いや、こういう受け取りが妥当な解釈なのかどうかはともかくとして、例えば恐竜の復元画を、どうだいこんなに格好よく、こんなに魅力的に描けたぞーーーっと披露したところで、

 ∧∧
( ‥)そんなの科学じゃないじゃん、と言われれば
    まったくその通りでしょ?

    (‥ )まったくね。

 というか自然科学じゃあないんだよね。魅力だの格好いいだのって言った時点ですでにそれは心理学の領域になっている。恐竜の復元画は恐竜学や古生物学がサポートできる場かもしれないが、実のところカバーしている場所ではないっていうの? 

 ∧∧
( ‥)古生物学とか解剖学の知識は使うけど、
    かっこいいってのは心理学が扱うべき
    領域であって、、、、

    (‥ )古生物学どころか、自然科学の領域ですら
        ないんだよな。

 まあ人間も自然物なんだけども。でも人間がある種の形態や運動に対して”かっこいい!!”と思う(と言う言語で表現できる状態に脳の神経がどーかなる)ということと、過去に存在した生物が残した骨格と、それが生きている時に備えていた様々な事柄はまったくの別物だ。

 確かにそうでもない場合もあると言えばある。例えばクジャクの羽を見て”美しい!!”と人間が思うことと、クジャクと呼ばれるものとの反応は、少なくともオレ様かっこいい恐竜基準なんかよりもはるかに両者の距離が近い。たぶん。

    ( ‥)そりゃあさあ、確かに人間が美しいと
        感じる信号は、しばしば他の生物にとっても
        何らかの意味ある信号なんだけどさ。クジャクみたいに
 ∧∧
( ‥)でもそれは共通祖先から受け継いだ共通の性質か、
    神経が備えている何らかの制約とか、
    性質から産まれる、なんていうの?
    収束的な答えでしょ?

 例えばティラノサウルスが現在も生きていて、そいでもって繁殖期になるとオスの鼻面が赤やコバルトブルーになったとした場合、それを人間は”わっ目立つ!!”と思う。しかしそしてまたティラノサウルスもその信号を何か意味あるものとして受け取るだろう(というかその信号に何らかの反応を示すということ)。

 これは共通祖先から受け継いだか、さもなきゃ神経ってのはしばしばそういう信号に興奮するのだということであって、ある意味それははるか何億年も前のご先祖様から人間もティラノサウルスも共通に受け継いだ共通の構造の結果。だと言える。

 そういう場合、たぶん、人間のかっこいいは、恐竜の世界に入り込める((例:クジャクとかの羽 )クジャクの尾羽(正確には上尾筒)、それ自体はもうすでにチョイスの基準にはなっていないらしいですが)

 しかし絶滅して骨しか残っていないティラノサウルスの骨格を見て、そこから肉と皮を着せて
 ”人間のオレ様にとってかっこいい!!”
 ものを作るのと、

 過去実際にティラノサウルスが仲間を見て配偶者選択をする時に、(仮に)
 ”むっ、あのプロポーションの異性を私はパートナーとしてチョイスする”
 と感じていたこととは

 ∧∧
( ‥)まったくの別ものですね

    (‥ )そうなんだよねえ。

 片方は猿の妄想で、片方はかつてあってもう失われてしまった現実だ(しかもこの現実は妄想するでも憶測するでもなく、データから適切に推論することが可能な場合が時としてある)。

 ∧∧
( ‥)そのことからすると恐竜の復元画を
    描くというのは。

     (‥ )描いている身としても
         時として不毛だなーと思うもんさ。

 だいたいクリエーターって言葉って嫌だよねえ。

 ∧∧
( ‥)なんで?

     (‥ )何をクリエイションするっていうんだよ?
         はなはだいかがわしい言葉だと思わんかね?


 あるいはこう。クリエーターという言葉それ自身は作るものを何も保証してくれないし、それが妄想なのか憶測なのか、あるいはそれが推論なのかすら語ってくれぬ。

 

 

 

誤差はトータルでならされるの?

 
   (  ̄□ ̄)おおーーー体から熱が逃げいていかない・・・
 ∧∧
( ‥)今、神奈川県のこのあたりでは
    雨が降っていますからね。

 空が厚い雲に覆われているので熱が逃げていかない。つまるところ室内は温度のわりには暖かく感じ、そして体もいつもにくらべてずいぶん楽。

    (‥ )いくらエアコンつけても熱が逃げていってしまう
        あの感覚はいかんともしがたいからねえ。
 ∧∧
( ‥)そうですねえ。

 さて

 データを最節約に解析してひとつの仮説を発見する。分岐学のこのやりかたは枝状のグラフを作るということもあるせいか、初めて見る人には、分岐学が仮説を発見し、それを論証するひとつの方法論なのだとあまり思えないらしい。

 甚だしい場合には検討するための仮説を提案しているとはみなさずに、なにか暗記するにたる安定的な整理整頓体系を出力してくれる、そう思い込む人もいるらしく、ごていねいに分岐図を暗記したり、そうかと思うとデータの相違で異なる樹形が編まれると、なんだ結論がころころ変わるじゃないか、フン!! 分岐学なんて、信用するもんか、となんか痛いことを言う人もいる。

 まあそんな誤解や思い込みがあるのでどう説明したらいいものか? そういうわけでもっと分かりやすいグラフの具体的な例として普通の/ ←こーんな(例えばの話)右肩上がりのグラフを例え話として出すと思い当たるのが

 最小二乗法。

    (‥ )でもそこで検討はしなくちゃいけないわけだな。
        最小二乗法の哲学的な背景や哲学的な問題とは
        何か? そもそもそういうことが検討されたことが
        あるのかどうか。
 ∧∧
( ‥)はあ、まあ、大部分の人はそんなこと気にしないでしょうけど、
    まあ、問題にはなりうる事柄かもしれませんねえ。

 というわけで「最小二乗法の歴史」という本を買った。岩石の本も読んだり、認知心理学の本も読んだりと最近はちょっとまとまりに欠けている読書の時間。

 ともあれ

 ∧∧
( ‥)どうなんですか? ヒントになりそうですか?

     (‥ )うーむ。。。。
      □-

 例えばの話、最小二乗法って、この宇宙では人間が導き出すデータの誤差はトータルでならされるのであると仮定した方法なのか、あるいはデータは経験的に言ってあっちこっちにばらけるだろうから全体の平均をとったら何かよくなるんじゃね? という程度のことなのか、はたまた、これはあくまでデータからもっともらしい普遍的な何かを取り出すための手段ですよ、という程度のことなのか。

 ∧∧
( ‥)どれなんですか?

     (‥ )いや、まだ読み始めたばかりなので・・・。

 少なくともデータの平均値をとればいいではないか、という意見にはまったく賛同しなかった人がいたらしいことはなんとなく見えてきた感じ。

 

2010年1月4日月曜日

しぶんぎ座流星群

 
 今を去ること4時間ほど前、公園の広場へ散歩。目的はしぶんぎ座流星群を見ること。

 
 ∧∧ でも実際にはりゅう座の流星群なんでしょ?
( ‥)
 -( ‥)しぶんぎ座って名称は
     どっからきたんだろう?

 ともあれ広場に到着、さすがに寒い寒い。正月のせいか空がきれいなのだけども、月が中天にあるので空は明るく、北斗七星ミザールの横にちょこんとおます4等星アルコルがやっと見えるというなんとも条件の悪い星空。

 30分あまりねばったものの。


 ∧∧ 3つは流れましたね
(‥ )
 -(;— —)うーさぶっ

 ぎょしゃ座に2つ、北斗七星の柄をかすめるように1つ流れた。北極星からこぼれるように下へ流れたものもあったように思う。だとしたら4つ。このように流れる頻度は結構高いのだけど、残念、いかんせんあまり明るくないし、短い。

 ∧∧
( ‥)くる途中でふと空を見上げた時に流れた関係のない
    流星が一番きれいでしたね・・・・

     (‥ )皮肉なもんだよなあ。

 一個、しし座と双子座をかすめるように、ひゅかーーーっと明るいやつが流れた。でも東から西に流れたわけで、しぶんぎ座流星群(りゅう座流星群)とは関係ない。輻射点とまるで一致しませんでしたとさ。

 ∧∧
( ‥)でも、色々と見れましたね

     (‥ )さすがに寒かったけどねえ。

 帰ってから入る風呂が暖かい暖かい。

 

2010年1月3日日曜日

餌くれヒナ鳥

 
 まいった。取材前に読むべやと思って買った本がちーとも読み進められない。

    (;— —)ううううーー岩石ぜんぜん分からねー
       -□
 ∧∧
( ‥)まあ、あなたにとっては専門外ですからね。

 安山岩だ玄武岩だの知っていても話にならない。長石、雲母、ルビジウムやストロンチウムの同位体とその比率。そんなことを知っているだけでは理解にはまるっきり歯が立たない。トーナル岩。名前は知っていても花崗岩と区別できん。金雲母。そうですか高圧力、高温のもとで水を放出して分解しますか。なんにも知らなかったですよ、こんちくしょー。

 さりとて

 ∧∧
( ‥)さりとて、NHKのアナウンサーみたいに
    私、文系ですから分かりません、とか
    そういうことは言えないと。

     ( ‥)そんなこと言うくらいなら自分の腹をチキチキカッターで
         かっさばいて死ぬ方がまし。

 ってか、自分の舌を喰って死ね。今すぐ。

 さて

 先日、というか昨年の本当に最後の方、酒の席である人から、まあ次ぎのようなぼやきを聞かされた。

「その社長さんが言うんですよ、業績を上げれば給料をぐんと上げたっていいんだ。そうするとも言っている。でも社員のみんなが今以上に働いてくれない。というか餌くれ状態で自分からは何もしてくれない。どう思います? 北村さん??」

 ∧∧
( ‥)その社長さんのぼやきを例えに出した人も
    なんでみんな自主的に働かないのだろう?と
    ぼやいていましたね。

     (‥ )まああれだな、ご本人もほとんど同じ
         悩みを抱えているってこったな。

 しかしながら以上のなぜだ? に対する答えは簡単。

 ∧∧
( ‥)余計に働いて給料を上げてもらうよりは

     (‥ ) 餌くれヒナ鳥状態で現状を維持した方が
          誰だって楽だからな。

 彼が言うには、まるで彼らは不景気がきても、いや、会社が倒産してさえも今の通り給料が支払われるものだと思っているかのようだ、という話。

 ∧∧
( ‥)なんででしょうね?

     ( ‥)他の会社はまだつぶれていない。だから
         うちの会社もつぶれることはない。
         そんな程度の理解なんじゃねーか?

 実のところ世間の人々は原価や純益という言葉の意味を肌で実感していないんじゃないだろーか? そういう意見がある。

 ようするに原材料を幾らで仕入れているから、売り上げはこれこれでも人件費や必要経費、施設の維持費などを差し引くと、なんとまあ純益はこれだけにしかならず、その純益で次ぎの仕入れをするには・・・

 とか、こういう作業をせずにただユニットとして働いているので、働いていることそれ自体は確かにまったくもってご苦労ではあるものの、実のところ世間一般の人間は会社の利益とかにそういうことにはまったくまるで無頓着という意見。

 ∧∧
( ‥)まあ、確かに家計簿つけているだけじゃ
    分からない事柄でありますねえ。

     (‥ )男に至っちゃ、家計簿もつけんしな。

 コミケで同人誌を作っている若い衆の方が経済のことを理解しているのかもしれん。

 ともあれ、だからじゃないの? 自分の人件費が会社にとっていかに負担であるか理解しなければ、会社がどんだけ苦しくたって、ぴーぴーぴーぴー餌くれ状態のままで鳴いていられるだろう。

     ( ‥)この場合、当然、彼らは会社の運命なんか
         気にしないだろうな。
 ∧∧
( ‥)まあ、すくなくとも会社の命運に関しては
    敏感ではないでしょうね。

 この理解に基づくと後は理解が簡単だ。

 新しいことをするなんて、たしかにあたればでかいが面倒くさいし、リスクも大きい。安全牌を選んだ方が長期的にも、確率的にも利益を上げられると踏めば、人は安全牌しか選ばない。


 ∧∧
( ‥)でもそんな安全牌を選んでいるうちに状況いかんによっては
    万策尽きるってこともありえますよね?

     (‥ )もちろん。

 確かに、ぬるま湯にどっぷりつかって適当に働いた分だけ金をせしめればいいや、と思っているうちにそういうつけが累積して会社は傾き、自分自身が泣きを見るということも当然ありうる。とはいえ、そうでなくてそのままでいられる公算が高い場合、なにもリスクを負ってまで高い利益を得る必要はまったくない。そしてリスクを選んででもと思わせるほど今の日本が不安定なわけではどうもない。

     (‥ )このような条件ではリスクを極力回避して当面の利益を
         確保する。それが最善の選択肢、
         それが餌くれ状態社員ではないか?
 ∧∧
( ‥)なんか引きこもりと似てません?



 まあ、最小限、受け身であるっていう共通点はあるわいな。
 
 

     

 

2010年1月2日土曜日

意思決定

 
 日経サイエンスを買ってみれば科学技術を事業仕分けの対象にした件が記事になっていた。一見するともっともらしい記事と結論だけども、

 ∧∧
( ‥)あなたはそうは思わないと

     (‥ )そりゃあ立派には書けておりますけどね
      □-

 でも基本的に論点も結論もずれてね? いや、大抵の読者はそうは思わないと思うけども。

 さて、

 民主社会において政治家に知性は必要ない。

 ∧∧
( ‥)は?

     (‥ )民主主義ってのは政策決定の結果を受けた有権者が
         それをフィードバックすることで進路を補正したり
          決定するプロセスだろ?

 ようするにそれって進化論的な意思決定のシステムなんじゃね? だから民主主義において政治家に知性は必要ない。極端にいえばサイコロでもいいんじゃねーのか?

 だから事業仕分けで「2位じゃだめなんですかー?」とか言ってもそれ自体は別に問題ない。他の政治家が彼女は「文明工学的に白痴的」だと評するような政治家であったとしても問題はないっちゃない。知性なんてそもそも必要ないんだから。

 ∧∧
( ‥)そうですかね?

     (‥ )まあそのうち、これを論証してみよう。

 さて

 民主社会においてマスコミは問題を(明白に短期的に明らかに)起こさなければ良い。ぶっちゃけた話、その報道内容が間違いであっても、それが(当面のところ)無害であればそれでいい。

 ∧∧
( ‥)なんで?

     (‥ )情報を売るのがマスコミだろ?

 情報を売ってもうける。でも有害な情報を売ったら損失が出る。有害であるのは必ずしも間違っているとは限らない。逆に言うと無害である情報が=正しいとか、=妥当であるとか、そんなことはない。

     (‥ )無害で売れる。そういう方向に収束するだろうな。
 ∧∧
( ‥)でっ、妥当性は置き去りですか。

 ついでにいうとお金にならないことはやらない。面倒くさいことはいちいちしない。

     (‥ )適度に手間をかけて集めた情報を紋切り型で
         調理して無害な活字列にすればいいのさ。
 ∧∧
( ‥)そんなもんですかねえ。

 民主社会においてマスコミは(大多数に)無害な情報を発信しているのであって、別に妥当性とか、データを説明するよりすぐれた仮説を探索するなんてことはしない。

 つまりおよそこう。民主主義において政治家は知能が必要ない、人間である必要もない。機械に置き換えたって良い。マスコミは妥当性を追求しない。妥当な方向を有権者に示すこともない。有権者は自分の利益になればいいから長期的な視野とか利益とか戦略ってことは考えないし、そんなことを考える必要もない。そもそもそんな方向性は少なくともマスコミは提示してくれない。マスコミにはそんなことをする必然性がまったくない。政治家にもそんな必要性はない。知能がなくてもいいんだから。

 としたら状況を変える能力があり、なおかつ知能を備えた意思決定能力を持つ集団はどこかというと。

 ∧∧
( ‥)もう残るのは官僚だけですよ。

     (‥ )だから官僚だろ?

 というか今回の一件を見たってそうだべ。官僚だけだぜや多分、まっとうな能力を発揮する可能性があってそれが実際に出来”うる”のは。

 ∧∧
(‥ )でも今回の一件ではうまく機能しなかった
\-   みたいですよね。

     (‥ )逆説的にいえばつまり問題が見えてきたってわけだな。

 ∧∧
( ‥)これを論証するんですか?
\-
     (‥ )したいねえ。

 

 

 

新年

 
 新年、2010年が始まってすでに27時間あまりが経過。

 ∧∧
(‥ )昨晩は月食でした

    (‥ )満月の縁がぽちーんと欠けていたね。

 欠けていたというよりは、もやっと暗くなっていたというべきか。夜も更けた頃、室内から熱が逃げる逃げる。寒いなーと外にでて様子をさぐればキンキンと冷えた西空と、そこにかかる満月が妙に丸くない。あれ? と思って良く見て思い出せばそれは月食。新年始まって数時間から月食を見れたのはいかにも幸先の良い新年だ。

 でも思う。

    (‥ )天体で吉兆を占っていた時代の人にとっては
        新年いきなりの月食ってどう解釈されたのかね?
 ∧∧
( ‥)さあ? やっぱり不吉と解釈されるのが
    妥当なんですかね?

 時代は変わった。月食なるもの、今ではいわゆる天体ショーであって吉兆とは何の関係もない。

    ( ‥)いや、むしろそれをいきなり見れたのは幸先の良い
        スタートだ。
 ∧∧
( ‥)そうですね。

 そして元旦は初日から化石掘り。某所でごりごりごりごりと泥岩を削る。でっ、寒い中でそんなことをしているから疲れる疲れる。

 ∧∧
( ‥)とっ、いいつつも帰って寝てから、起きては
    今度は散歩ですか。

    (‥ )昨晩とうって変わって静かな夜だ。

 冬の第三角と春の第三角をながめやって街を見れば、それはいつもよりも静かな街だった。


その文章は間違っている

 
 ミクロラプトル。白亜紀の前期、中国にいた奇妙で小さな恐竜。大きさ、というかボリュームはカラスぐらってところか。鳥を抜かした恐竜の中では、ざっくりとしたくくりでなら最小の部類に入る。

 さて、この恐竜、前足が翼になっているのみならず、なんとも珍妙なことに人間で言うところの足の甲、つまり中足骨からも風切り羽がのびている。この後ろ足の”翼”をどう復元するのかが研究者であろうが、イラストを描くイラストレーターであろうが悩みどころ。

 まずそもそも翼がどっち向き、横に生えているのか、後ろに生えているのかが分からない。たぶん、後ろ向きに伸びていたのだろうと言われるが(しかしこれを論証するのは不可能ではないがとても大変だろう)、だとすると翼として機能するには足(脚ではなく)を横に向ける必要がある。

 ∧∧
( ‥)そこが問題になるわけですよね。恐竜の大腿骨には
    そんな股割りなど不可能であると。

     (‥ )そーなんだよねー。

 恐竜の大腿骨の骨頭はちょうどLを逆さにしたような形になっていて、腰の骨のソケットのような穴にはまり込む形で関節する。ようするに非常に動きが制限される構造で原則的に前後にしか旋回ができない。ようするに走るには非常に向いているが股割りをするといった、哺乳類のような柔軟性はない。樹に登るのは不向きであるし、事実、空中を自在に飛べる鳥以外、樹上性と思われる恐竜は原則として存在しないか、あるいは樹上生活者と思われるものがごく少数いるだけで、しかもそれを支持する証拠はあまり多くない。

 ∧∧
( ‥)でっ、あなたの場合、ミクロラプトルの復元は”ああいう”
    形にするわけですよね。

     (‥ )まあ、一見すると股割りなんだけどね。

 さて、ここで? と思う人もいるやもしれぬ。股割りできないと知っているのに股割りとはこれいかに?

 というか実際にそういう人がいた。例のオレ様理論で鳥の進化をあーでもないこーでもないと議論(というのか?)をしているどっかの掲示板。ああー、北村って人の描くミクロラプトルの姿勢は”股割り”ですねえー。おかしーですよねー、というご感想を見たことがある。

 ようするにこういう論法らしい。

 恐竜は股割りはできない。ミクロラプトルは恐竜であるのだから、股割りはできず、そして足を外に向けることもできない。だからこういう股割りの姿勢で復元画を描くことは間違いである。

 さてしかし、以上の文章には実は明らかな間違いが、それも複数ある。あるいは論理に飛躍があるか、カテゴリーの包含関係が破綻しているか非現実的というべき状況になっている

 あるいは

     (‥ )あるいはあれだな、この文章が正確であるためには
         幾つかの前提が必要だが、その前提についてこの文章、
         それ自体は何も語っておらず、ゆえにこれだけでは
         正しいとはとても言えないって状況だな。

 ∧∧
( ‥)まあそうかもしれませんね。

 その文章が正確であると言うには、文章が暗黙のうちに正しいと前提している事柄が本当に正しいのかを調べなくてはいけない。

 そしてかつまた、我々は”これはこうに違いない”という前提や仮説に基づかないと物事を把握できない。ということは、

 ∧∧
( ‥)ということは知らず知らずのうちに勝手な説明を
    挿入して、それだけでは正しいとは言えない文章を
    ”正しい”と思い込んでしまっている。そういうことでも
     ありますね。

     (‥ )そこなんだよねえ。

 先の文章を矛盾の無い正しい文章とみなすのか、それともまったくのたわ言で間違いであり現実を語っていないと見るのか、それは受け取る側の持っている仮説次第だということでもある。

 ∧∧
( ‥)でもそれだけだと主観的な話ですよね?
    客観的には白黒つけられるんですか?

     (‥ )ものを見ればいいんじゃねーの?

 



2010年1月1日金曜日

世界が変わる

 
 世界は革新的に変わる。そんな馬鹿なことはない。個人、ひとりのたったひとつの人生だって劇的になんか変わりやしないのに革命なんて馬鹿げてる。

 
    (‥ )それでも世界で年が明けました。
        明けましたね、おめでとう。
 ∧∧
( ‥)まあ、世界っちゅーか日本でですけどね、
    ともあれ、おめでとうございます。

 年が変わるその時に近所の公園の丘の上まで散歩。神奈川県はここいらにしてはかなり寒く、本日の予想最低気温は0度らしい。

 ∧∧
( ‥)まあ、日本のなかでさえ、そんな温度なんて
    当たり前な場所がありますけどね。

     ( ‥)おいちゃんの故郷でさえ、昼間、太陽が照っていても
         最高気温が氷点下だったりする日があるしなあ。

 まあ、なにはともあれ、寒いものは寒い。そんなこんなでなるべく厚着をして冷えた丘の上まで出かけ、ベンチに座って新年をひとり待つ。天頂には満月がこうこうと照りつけ、山々と街の明かり。そして新年になった途端に。

 ∧∧
(‥ )なんか・・・どよめきが聞こえるんですが・・・

     (‥ )・・・・聞こえるね。なにこれ?

 まあ除夜の鐘が鳴ったり、車や電車の音が雑音のように聞こえるのはいつものごとくにして当然として、さらに新年を祝う花火が打ち上がったのも毎度のことであるのだけども、なにか街に耳を傾けたら

 「おおおおおおおーーーーーーーーーー」

という無数の群集が上げる声がかすかにかすかにどこからともなく聞こえる。どうやら皆があちこちでそれぞれ上げた声が全体としてかすかなどよめきになっているらしい。

 というか

 ∧∧
( ‥)あのー 向かいの丘の方から「わきゃー」とか「うきゃー」
 -   とか、いかにも若者の阿呆らしい声が聞こえて花火がぱんぱん
     なんですけど。

     ( ̄  ̄;)どよめきの正体みたり。

 1分後。街は普通の雑音に戻っておりましたとさ。

 

2009年12月30日水曜日

それでもみんな生きている

 
 温暖化を止めますと言いつつ、その温暖化を止める技術を事業仕分けの対象にする。そこが政治家のすばらしい、あるいは間抜けなところで、物事の理解も把握もできずにただただ右往左往する。何のために観察するための目を持ち、聞くための耳を持ち、そしてかつまた思考力のある脳を持って産まれてきたのか? とはいえ、能力の限界を越えることをやってみせますと言ってしまった時にそれは茶番。

 
    (‥ )あら悲し。
 ∧∧
( ‥)はあ

 把握しきれないままにレポートを提案し、それを全部官僚に丸投げであることを棚に上げて、得意満面に相手に質問し、丸投げのくせに官僚をとっちめてやったと自画自賛する。これまた間抜けの真骨頂。

 それをマスコミは永田町VS霞ヶ関と自家製の紋切り型で記事と活字の羅列を生産するだけで、給料の割りには楽な仕事しかしていなーい。歩けよ聞けよ、調べろよ。幸せを追求して世界を語っているうちに言葉だけの人生になっちまいましたとさ。現実世界を斬るのだとたわ言いっている間にバーチャル世界にどっぷりつかるだけの引きこもり。

    ( ‥)あら無惨
 ∧∧
( ‥)はあ

 それでもしかし、みんなそれぞれ生きている。世界を造る間抜けな歯車ひとつひとつになって、それでもなんとか生きている。

    (‥ )しかしその行き着く先は間抜け。
 ∧∧
( ‥)はあ
 
 生きるってなんだろうかねえ?
 

 けたたましくもむごい世界。それが僕らの現実。さてどうしたものか?
 

 

2009年12月27日日曜日

背中合わせ

 
 用事があって近所、といっても電車で少しいった先の河原へ。半年ぶりにいってみたら流路がちょいと変わって、石でうまっている場所があったり、前は歩いていけた場所が水の底。しかも、目指すものはすでに他人にごっそり根こそぎとられている始末。

 用事をすませることはとりあえず出来たのだけども、さて、収穫があるや無しや?

 と思いつつ、一仕事終えて休んでいると、背後から、ピチュー、とでも形容すればいいのか鋭い声がする。見上げるとなにやら小さな鳥が空中ではばたきながら静止中。

 ∧∧
(‥ )見事に静止してますね

    (‥ )頭が”ぴたし”という感じで動かないなあ。

 ものの見事に空中停止。体はさすがに揺れているけども頭が固定されたかのように動かない。首で微調整をしているのか”ぴたし!!”と動かない。お腹がオレンジがかった茶色で、背中や羽、頭は黒っぽく見えたので何の鳥だろうと思いつつ、やがて空中静止をやめて柵にとまったところを見てみれば、

 ∧∧
( ‥)
 -   あれはカワセミですよ

    (‥ )へー、驚いた。カワセミって
        あんなに見事に空中停止できるんだ。

 さすがに前後左右にそのままハチドリ式に自在に移動とまではいかないものの、見事な技を披露。でも肝心の餌になる魚とかは見つけられなかったらしい。水に飛び込むことは結局なかった。

 最初とまっていたのは水たまりの反対側。そちらに人が歩いてきたら飛び立ってこっちに来たのだけども。

 ∧∧ 距離3メートルばかし、なんか微妙に警戒されてませんね。
(‥ )
 -( ‥)ごりごりちまちま土を掘っている、無害なやつだと
    -  認識されたかね。

 あの人間は餌でも探しているんだろうか? とでも思われたのかもしれない。

 ともあれ、夕暮れが近づく中、カワセミはこっちにトルコ石色の小さな背中を向けて、こっちは黒いジャージの背中をカワセミに向けて、お互いに我関せずとばかりに相手を無視してそれぞれ作業。


2009年12月26日土曜日

波打ち際の出来事

 
 ひさかたぶりにいってまいりました三浦半島(神奈川県の東端にある東京湾と相模湾とをへだてる半島)。明け方は曇天だったけども、昼間には晴れて暑い暑い。地層を見ながら海岸を歩く、歩く。

 ∧∧  橋が壊れてますね
( ‥)
 -( ‥)なぜに?

 はて? 今年は関東に台風でも直撃したっけ? 海岸をいく橋の幾つかは壊れ、あるものは橋の本体がどどん!!と土台からはずれてきっちりと丸ごと横にずれている始末。嵐の直撃と波の力にしては出来過ぎな結果なのだけども、人力で動かせるわけがないし、重機を入れて動かしたにしては、しかし狭すぎる。

 ∧∧ 欄干がぽっきり折れてます
(‥ )
 -( ‥)どういうこっちゃ。

 満潮になっている時間に橋が壊れていたりといつもより意外と不便。

 途中で斜交層理が入った、というか、もはや細かすぎて「これは斜交葉理だ」と後で人に言われた模様というか構造の入った石を見つけたので持ち帰る。

 斜交層理、流れのある水底でできる構造で、地層でしばしば見られるもの。

 ∧∧
( ‥)あなたもつくづく暇人ですねえ

     (‥ )でも実物が手元にあった方が実感わかね?

 三浦半島のそこの地層は斜交層理がたくさん入っている。

 他にも幾つか興味深い地層の断面が入った石もあったが今回は持ち帰るのを断念。

 ∧∧
( ‥)次回はもっとじっくりと地層を観察し、
  -  そして採集しましょう。

     (‥ )いやもう、向きがどうなっているのか、
         どの地層がどう積み重なっているのか
         実感しないとな。

 すんげー分厚いってことは分かるのだけども、断層でどのくらい、そしてどうずれているのかとか、そういうことをさっぱり理解も実感もしていない。

     ( ‥)次ぎは場所も替えて火成岩もだ。
 ∧∧
( ‥)はあ、それはそれは


 


2009年12月24日木曜日

つまらない世界を歩く

 
 この宇宙はつまらなさが無限に累積して出来ている。

 ∧∧
( ‥)そうなの?

    (‥ )そうなんじゃないの?

 自分たちの人生を振り返ってごらんよ、つまらなさで満杯じゃあないかい?

 ∧∧
( ‥)でっ、その宇宙でどう生き延びるのかと申しますと

    ( ‥)必要な資料に目を通し、人に聞いたり、取材したり
      -□ 実際に見に行ったり。

 そういうことをしないから、例の事業仕分けになってしまうってことじゃあないのかね。おしゃれに言葉を斬ったところで現実を理解することなんかできやしない。それはただのきれいな妄言になってしまうだろう。

    (‥ )格好いいことしよう、夢を実現しよう、
        そんなきれいごとを言っているうちに足は地面から離れ、
        あらぬ場所へいっちまうってわけさ。
 ∧∧
( ‥)はあ


 まあそんなことはともかく、必要な資料に目を通している最中なのだけども、どうにも頭が限界。先日、人にインタビューしたことのかなりの部分はこれまた別の本を読めば調べがつくことでもあった(ということに昨日、気がついた)。

 ∧∧
( ‥)でも、インタビューしたからこそ、その本の内容が
    すらすら頭に入ってくるわけでしょ?

    (‥ )まあそうなんだけどさ。インタビューされる人は
        本の解説委員じゃないんだぜや。

 もしそんなことのために取材を使ったら問題だ。

 ∧∧
( ‥)でも取材という行為にはそういう効果も見越されている
    のじゃないの?

    (‥ )それはそうなんだけどさ。

 さりとてそれを主眼にするわけにはいかんでしょうよ。

 さて、今度は技術関係の資料だけでなく、科学関係というか論文も読まなければいけなさそうなのだけども、まいったもんで、このジャンルのことはほとんど分からない。

 ∧∧
( ‥)蛇紋岩
  -゜
    (— —;)いやそのくらいのことは知っているんですけどね。
      □-   それでどうこうなるようなもんじゃないがな。

 それでも目を通さねばならんでしょうよ。それ以外にこの”つまらない世界”を歩く真っ当な手段はない。

 ∧∧
( ‥)つまらない世界を歩くにはつまらない方法しかないと。

    (‥ )真っ当な手段というのはつまらなくて退屈で、
        派手でも華やかでもなく、永々と続く作業で

 でもだからこそ有効なんだとも言える。

 ∧∧
( ‥)でもさすがに少し疲れましたか。

    ( — —)ちょっと休みますね。

 

それはとても痛かった

 
 事業仕分け。仕事の合間にぽつぽつと調査中。

 ∧∧
( ‥)現状の感想は?

    ( ‥)そうねえ、調べ始めた事例だけを
      -□ 見ても思うにだね

 ぐだぐだ

 透明化した分だけ意義があるではないか、と言っている人もいるけども、いやあ、参加した人たちのことを考えるとだね、あんなことはむしろ透明化しなかった方がよかったんじゃねーの? という感想を。

 ∧∧
( ‥)なんで?

    (‥ )馬鹿丸出し、というと品がないのでねえ、
        何と言えばいいかねえ。

 出来もしないことを勘違いしてやっちゃったあげくに、自分は意義があることをした、えっへん!! と胸を張っている、しかも基本がぐだぐだという状況を端から見てそれを何と言えばいいかといえばだよ、、、

 ∧∧
( ‥)痛い?

    (‥ )そういう表現が一番適切かつ親切で、お上品かもね。

 そんな醜態をさらしたことを成果というのならそれも確かに成果である。

 ご本人たちが結果的に醜態をさらしていること、それもまた透明化の結果である。

 それ自体が成果だというのなら成果であり、意義と言えば意義かもしれぬ。

 しかし、”今、自分は醜態をさらしている”ということが認識出来ないとこれすらも意義になってくれない。

 さながら初めて参加したオリンピック、100メートル14.5秒で惨敗し、会場で醜態をさらしまくり、観客からの生暖かい拍手で迎えられても、記録が記録されなければ、記録を比較して”自分はまったく話にならなかった”ということが認識できなければ、後の躍進につなげることができない。

 参加しただけで僕ちゃんえらいでしょ、やったからすごいでしょ、と言っているのは参加していないことと同じ。

 
 きちんと確認はしていないけども某大物政治家のおっちゃんが、「新人議員を幾人集めたってそんなことできるわけねーじゃん」と苦言を呈したとか、そんなことがまあ一般的には言われているらしい。

 その人が本当にそんなことをいったのかどうかは知らないが、その主旨の発言があったとしたら、

 ∧∧
( ‥)彼の発言は正しい?

     ( ‥)経験的にそんなこと無理じゃんよ、
         その常識的な発言は妥当というか、真っ当というか
          当たり前であるな。

 それはつまらないかもしれないが、当たり前であって、そして真っ当だ。

 というか、この宇宙はつまらなさが累積したものではなかったか? 

 真っ当なことはえてしてつまらないものじゃあないかね。

 しかしそれを分かっていなかった人たちが得意げにやったことは、とても痛かった。

 そして基礎がぐだぐだだった。

 

 

2009年12月23日水曜日

お話はとりとめもなく

 
 一昨日は取材、昨日は某所で進化理論に関するちんまりとした講演を。

 ∧∧
( ‥)途中で科学哲学ちっくな話になっちゃいましたね

    (‥ )そーだねー

 まず、グラフってのはこうやって発見、検証、論証するんですよーという話をして、それを踏まえて進化理論の検証の話をするはずが、ちょっとごちゃごちゃとした各論の話に。

    ( ‥)むう、分岐図がデータから描かれたグラフや仮説であって
        仮説を検証するために必要であることを説明しようと
         最小二乗法とかまで話し始めたのがまずかったか。
 ∧∧
( ‥)もう、もっと簡単にダーウィンの論証を
     述べればよかったんじゃないですか?

 誤差最小に描くからこそグラフは検証できる。

 一方、創造論は誤差をいくら拡大させてもいいので、説明能力それ自身はあるのだが、説明の質が悪い(オレ様理論屋と同じ)。

 ∧∧
( ‥)というか、19世紀になって創造論よりも
    説明の質が高い進化理論が現れたことで
    創造論は凋落したと言えばよかったのでは?

     (‥ )オーウェンとダーウィンを対比させた資料も
         事実として作ったいたわけだしなあ、

 検証にはグラフが必要で、分岐学とはその手の質の良いグラフを発見する方法だとか、各論に脱線し始めたところで、まとめる時間と機会を逸した。
 
 
    ( ‥)後、進化は分岐であって、半順序って呼ばれるもんですよ、
       僕らはついつい順序で考えちゃって進化理論を
       誤解しますけどねーとか
       そういう話をするべきだったなあ。
 ∧∧
( ‥)進化と退化は対義語なのか? って質問が出てましたからね。

 この手の受け取り方が世間的には当たり前だってことは当然知っているけども、うかつにもそれを失念していたのは問題。こういうところから説明しなくちゃいかんよねえ。

 ∧∧
( ‥)進化を半順序ととらえるのか、
    順序ととらえるのかって、ダーウィンさんと
    グラント先生を対比させればよいのでは?

     (‥ )それとオーウェン VS グラント、
         オーウェン VS ダーウィンという構図を
          からめて説明することができるかもね。

 グラント先生。ダーウィンの元恩師。話によると過激な社会思想と”進化は発展するものだ”という発想に取り付かれていたせいか、原始的な哺乳類の顎を、これは中生代の地層から出たのだから爬虫類に違いないっぺや、と強行に主張してしまい、そこをオーウェンに突かれて科学の世界から事実上失脚。


2009年12月21日月曜日

参加の意義が有意義に

 
 参加することに意義がある。

  
    (‥ )参加の意義が有意義になるには
        どうすれば良いかね?
 ∧∧
( ‥)は? オリンピックの話ですか?

 例えば参加することに意義があるとしたら、例えばとにかくこれから初めて参入するのだ、という最初のステップであるという場合もあるだろう、

    (‥ )そういう参加でもどうすれば未来に
        つなげることができるだろうか?
 ∧∧
( ‥)ビリになったら、というか確実にビリでしょうけどね
    参加した時のノウハウとか、経験とか空気とか
    そして成績を持ち帰ることでしょ?

 記録を持ち帰り、それを解析し、検討し、では次回により上を目指すにはどうすればいいかとプランを練る必要がある。

    (‥ )つまりある基準があるから未来につなげられる
        わけだろ?
 ∧∧
( ‥)そりゃあそうでしょ。いきました、でもそこでは
    何の競技も行われていなくて、誰も評価されない、
     もしそうなら何も得るものがないですよね?

 何らかの基準があるから、それもスピードで1位とか高さで1位とか、得点で1位とかそういう客観的な基準があるから評価できるし、そしてかつまた未来へ向けて検討できる。

 では問題。行政刷新会議だの事業仕分けだのって、じゃあどういう基準で意義を計るわけ?

 ∧∧
( ‥)削った金額でしょ?

     (‥ )そうかもしれんがさ、仮にそうだとして
         何を削って、そして何を失って、何を得たか
         それが問題になるんじゃねーのかい。
          現実世界ってそういうもんだろ?

 やったこと自体が意義ありという人もいるけども、そんなものはたわ言だ。それではオリンピックにただ見に行ったのか、あるいは競技に参加したのか、その競技でどんな点をとったのかがまるで見えてこないのと同じだ、おんなじ。

     ( ‥)それは未来につながらない。
 ∧∧
( ‥)まあ、意義があるから有意義なのだとか
    そんなトートロジーちっくな言い方でしか
    ないのかもしれませんね。

 だがそれは意義のある説明ではない。それではただの思い込みと識別できない。


2009年12月19日土曜日

そうね、給料って高いのよ

 
 昨日は某所で忘年会だった。とはいえ300人もいるので

 ∧∧
(‥ )ホストの方以外、どなたも知らない人
   ばかりですね・・・

     ( ‥)でっ、こっちは会場の隅に拠点を構え
       -□ 食い物、飲み物を集めておいてから
         本を読むって寸法よ。

 豆腐料理が一番うまかったな。

 ∧∧
( ‥)....つくづく愛想のない人ですねえ

     (‥ )いやだって、この本、なかなか面白いよ
       -□

 認知科学の本で「心のシミュレーション」というもの。原題は[The Computer and The Mind]。

 ∧∧
( ‥)ああ、またぞろ「オレ様理論屋さん」の脳活動を
    解明しようって魂胆ですね。

     ( ‥)直接問題に切り込むのもありかもしれないが、
       -□ まずはその前に基礎を固めよう/認知科学の
         本にまずは目を通そうってことさ。

 というか面白いから買った。

 そういえば昨日、古本屋にいったら「オレ様物理科学者(自称)」が書いた/自費出版したっぽい、古い本を見つけた。買わなかったけどもご本人が言うには著名な物理学者に論文(自称)を送りつけたらしい。文章にとりとめが無く、端々にカタカナ(例えばイメージとして言うと「...ということにナルのである!!」という感じ)を無意味にいれるところはどっかの誰かさんを思い出す。自己紹介の経歴が無駄に長いこと、妙に自己愛が強いらしいこともまた同様。ここを見た人の中には、ああ、あいつがそうだったよな、と思い当たる人もいるかもしれぬ。分野が全然違うけども、過去に何人も何人もああいう”彼ら”が繰り返し出現したことがうかがえる。

 さてはて

 先日、あることで分からなくなったのでその会社のコールセンターに電話したら、奇妙に機械音声なオペレーターが出てきた。文章につかう、「それでは」、とか、「ということになりまして」、というような単語の使い方、使う単語の種類、文章の構成が異様に一律。

    ( ‥)うえ?? もしかして機械? ついに機械の
        音声認識と対応がここまで進んだのか??
        と思ったくらいで。
 ∧∧
( ‥)そんなわけないでしょ。

 こっちの言うことも今ひとつよく理解できないっぽい。いらいらしたけども、でも、さすがに途中で気がついた。

 ∧∧
( ‥)あなた、口調が”疑心暗鬼”なものから途中で急に
    愛想の良いものに変わりましたよね。

    (‥ )いや、さすがに状況を理解したので・・・・

 後で、コールセンターのそのオペレーターの支持にしたがって手続きをしている最中に、その企業の人間と直に連絡をとる機会があったのだけども、そこで試しに聞いてみたら案の定。

 ∧∧
( ‥)そういうオペレーターの業務は海外委託
   だそうですねえ。

    (‥ )受け答えが奇妙に一律で、こちらの言うことの把握と理解が
        ちょっと不完全。自動機械にしてはあまりに高度すぎるし、
        ネイティブスピーカーにしてはラフな日本語を
        把握しきれていない。

 海外への業務委託。そうだよなあ、そうするしかないんだ、その会社自体、以前よりもはるかに人間がかかわる業務を自動化で縮小しているらしい。そして自動化で減らすだけでなく海外委託。アメリカの企業が顧客からの問い合わせを英語が話せるインドの会社に委託するように、先日聞いた、経理も中国などへ委託している企業が多いというように。海外委託!!

    ( ‥)僕らの給料がいかに高いのかってことだよな。
 ∧∧
( ‥)給料をもらっている立場だと人は文句ばかりいいますけども、
    会社にしてみたら人間が一番高いですからね。

 僕ちゃんの雇用は守れと大声上げるのはいいけども、自分たちはたいしたスキルがなく、今や海外に無数のライバルが出現しているこの状況。そうねえ、給料ってもらっている分には文句たらたら皆は言うけど、絶対的にはとんでもなく高いんよ。

    (‥ )世の中の人はどうするのかねえ?
 ∧∧
( ‥)しがみつくんじゃないですか?

 でっ、そのしわ寄せは新規採用にいくんですかね。

 ∧∧
( ‥)それにしても相手が海外の人間だろうと
    気づいた瞬間に愛想がよくなるとは・・・

     ( ‥)スキルをもったエリートにはそれなりに
         敬意を払うべきさね。

 例えこっちよりも人件費が安くても、外国語がしゃべれるようになったということの背景に対しては、少なくとも敬意を払わねばならぬ。




2009年12月17日木曜日

間抜け論

 
 間抜けを無限に累積させるとそれは日常になる。

 我々の常日頃おこなっていることを思い出す。それは間抜けの連続で、そしてしかしそこから日常が作られる。

 おう、ならば!!


    (‥ )ここで、気がつきました。日常、普遍な間抜けな動作を
    -    観察し、それを延長して考えればですよ
         この世の森羅万象、そのすべてが分かるのです!!
 ∧∧
( ‥)この世のすべてはともかく、、、人間のことは
    それが正しければ分かることになるんでしょうね。

 かつてチャールズ・ライエルは日常観察できるごくごく小さなことの積み重ねが過去においても同様に起きたと仮定し、そして長大な時間があればその累積だけで多くの事柄が説明できることを示した。すなわち斉一説。


    (‥ )これに対して間抜け説!! どーよ???
 ∧∧
( ‥)はあ、また間抜けな呼称ですねえ。

 HPさえちゃんと読んでいないこともろバレな、間違いのある資料を配布されて判断し、オレのやったことは意義があるからこれはいいことだったのだと成果をとうとうと述べるが、意義の結果には目を向けない。その理由たるや、説明責任は官僚にあるから僕ちゃん関係ないときたもんだ。間違いのある資料と提言をざっと見て言って、それが成果だ、悪いのは相手のせいだとさ。すごいよねえ。

    ( ‥)まさしく間抜け。
 ∧∧
( ‥)なんといいますか、でもそれの累積が
    確かに結果を生み出すのでしょうね。

 調べろ、調べろ、ネットでもいいから一応調べろ、クロスチェックしろ、さもなきゃ人に聞け、人間なんざしょせんはただの猿なんだ。自分は頭がいいと思ってないで聞けすぐに。

 しかし僕らは思い返せばそんなことはしていない。

 事実、何もかも、なんでもかんでもなんとなーく鵜呑みじゃないかいね。

 日常、常日頃、自分たち自身の間抜けさ加減を思い出してみよう。そしてそれが累積したらどうなるか?


    (‥ )これぞ大宇宙の神秘を解く理論
 ∧∧
( ‥)いやな理論ですねえ.....




 

2009年12月16日水曜日

意義とやらが幾らになりますか?

 
 事業仕分け。これには意義がある!! とまあ、そういう風に言う人が幾人もいるみたいだけども。

 意義ねえ。でっ、その意義がとやらが結果の妥当性をどう保証してくれるというのかね?
 
 ∧∧
( ‥)保証してくれませんか

     (‥ )意義と結果の妥当性にどんな因果関係があるかね?
         それを示せって言われても無理だぞ。
         意義は信念だ、信念が妥当性を示してくれるかね?

 妥当性は意義などという言葉以外のもので示さねばならん。

 ∧∧
( ‥)あなたはこういう事柄に否定的ですよねえ。

     ( ‥)こういう意義がある本を書かせてくれないか、
         そういっても誰も動かないからな。

 意義って言葉だけで商売できると思っているのなら、そういう連中は宗教家かマルチ商法でもやってればいい、ああ、ジャーナリストって手もあるわいな。

 ∧∧
( ‥)でもあれでしょ、科学のこの研究にどんな意義がありますか
    お金を投資する意味がありますか? ってその手の人は
    よく問いますよね。

     (‥ )笑っちゃうだろ。

 相手に意義だけでなく、さらに見返りを強制するのに、自分は意義だけで見返りを示さない。

 ∧∧
( ‥)まあ、彼らにしてみればこうでしょうね。
    投資を引き上げればそれだけ”見返り”が返ってくると

     (‥ )だから未来の見返りを平気で否定するんだろ?

 ようするに未来を売って現在を買ったのさね。事実、教育の無償化、子育てを支援しよう、それは今でしかないんだよな。

 ∧∧
( ‥)子育ては子孫につながるでしょ?

     (‥ )いや、つながらんな。

 子育ては”ある期間”でしかない。ある時期をいくら累積させてもそれは未来になんかなりゃせんよ。

 今をいくらよくしても、未来を売ったのであれば、ではその子供たちの就職、つまり未来はどうなるんだい?

 ∧∧
( ‥)子供を塾や専門学校に行かせない代わりに

     (‥ )今日の食卓を豊かにして、低賃金労働者に
         なれってさ。

 刹那主義者ってやつらは好きになれんし、好き嫌いうんぬん以前に信用ならん。

 

 
 

間抜けが無限に累積すればそれは日常

 
 まあ検索をかければ官僚が馬鹿だ、省庁は腐敗している、政治家はキチ○○、選挙民は愚民、ジャーナリズムはゴミ(うん、確かにゴミだ)などなど

 ∧∧
(‥ )陰謀論もありますね
\-
    (‥ )まあそりゃあそうなんだけどさ。

 そりゃあさ、あいつうっとーしーからスキャンダルがないかどうか探そうよ、うわっ、あった。政治家として駄目だよねー、何見落としているんだかねー、とか、そういうことはそりゃあるだろうし、

 ∧∧
( ‥)友達の彼女を盗っちゃったーとか
    恋敵の彼女の悪口を流したりとか

    (‥ )というのと同じレベルでね、
        そりゃあね、するに違いありませんよ。

 というかこんな足の引っ張り合いを何万年もしてきた猿が我々人類でありまして、だから陰謀は絶えず、自動的に陰謀論も絶えたためしがないのだけども、それを言う以前に

 ∧∧
(‥ )見れば、なんでもかんでも陰謀論というか
\-   なんでもかんでも人のせいですね

    (‥ )まあそりゃあ人のせいにはなるんだろうけどさ。

 人間社会で起きていることだ。一応、社会的に起きる現象はそりゃあなにかしら人のせいにはなるわいな。何もしなければ何もしなかったことが罪として問われることになる。

 ∧∧
( ‥)こういう陰謀論、というか”お前らが悪いに違いないんだ論”は
    何がいけないのかと言いますと
 
    (‥ )何ひとつとして具体的じゃないってことだな。

 子供が悪さした、じゃあそれは文科省のせい。

 財政が破綻している。じゃあそれは財務省のせい

 なにもかもうまくいかない。それは総務省のせい

    ( ‥)以上の主語を野党のせい、与党のせい、官僚のせい
        戦後教育のせい、マルクス主義のせい、アメリカのせい
        その他もろもろ以下うんぬん
 ∧∧
( ‥).....まあ、そのなんだ。あれですよね、
   事象に影響を与えうるものは全部、列挙してみました
   ってやつですね。

 さすがに赤道ギニアがいけないんだとか、アンドラのせいだとかそんなことを言う人はいないけども。

 具体性がけたたましいくらいに無い。

 ∧∧
( ‥)なんでですかね?
    具体性がないのになぜ語るの?

     (‥ )楽だからじゃねーかー?

 結果の原因を探る、因果関係を明らかにする、ある特定の事象に影響を与えうる無数の事柄の中から最も影響を及ぼしたものを発見する、そのメカニズムを明らかにする、あるいはその推論を妥当に行う。

 ∧∧
( ‥)それはそれは

     ( ‥)難しいんだ、これが。

 そして思う。永田町VS霞ヶ関。そういう風に阿呆みたいに簡単な対立軸で物事を切るのも。官僚がいけないんだーとか言うのもそれはそれは楽に違いない。責任だってそりゃあある立場には違いないし、無いわけないわいなあ、しかしだよ、

 ∧∧
( ‥)でもそれは実際にはそんな単純なもんではないと

     (‥ )というか事態はもっと阿呆なんだと思う。

 陰謀論だの、お前らが悪いに違いないとか言う前に、まずは自分たちを見てごらんよ、

     (‥ )俺たち、古今東西、老若男女、サラリーマンも
         主婦も漫画家も官僚も小説家もアイドルも
          政治家もどっかの教授もみんな阿呆っぽくね?
 ∧∧
( ‥)はあ、まあ、その、なんだ、お猿さんだとは
    思いますよ。

 名誉教授は不名誉教授と申しましてね、陰謀論よりも以前にだ、そもそも我々人類が阿呆だから、阿呆が無数に累積すれば阿呆で間抜けなことが不断に起きると考えた方が現実的じゃあないかね。

 ∧∧
( ‥)はあ、それで?

     ( ‥)今回の事業仕分けもなあ、

 あれは関わった人間が一人残らず(とまではいかなくても、ざっと言えばほとんど全員が)間抜けだからあんなことになったんじゃないのかい

 ∧∧
( ‥)そうなの?

     (‥ )いくら官僚が”頭が良くたって”、勘違いとかあるだろ?

 見てごらんよ、思い出してみればいいじゃないか、事実として僕らの日常はただただひたすら、一心不乱に間抜けの累積ではなかったか?

 ∧∧
( ‥)はあ、だから間抜けだと?

     (‥ )すごくシンプルな答えじゃね?
         いやそれだけじゃだめだから
         調べているんだけどさ。

 陰謀論とかあいつらが悪いとか、お利口さんはすぐそんなことを考えてみんな他人のせいにしちまう。

 だけども現実ってのはもっと間抜けで、だからとんでもなく残酷じゃあないのかね。


 

 

2009年12月15日火曜日

ぽろりもあったよ

 
 昨晩はふたご座流星群の極大だったので見に行った。

 ∧∧
(‥ )なんか雲が出てきました

     (‥ )あら残念。

 それでもエリダヌス座をかすめるように、ぽろっ、とえらく明るい流星が1つ。時刻は11時10分ぐらい。奇妙に動きが遅く、ひゅか、と流れるのではなくて、ぽろっ、とこぼれるように流れる。他のどの星よりも明るい。極大時の金星と同じくらい明るく、それでいて色は白く鋭い緑。

 ∧∧
( ‥)後は暗いのが1つだけでしたね

     (‥ )見れただけでも良しとしよう。

 さすがに寒いので30分あまりが限界。

 

2009年12月14日月曜日

ジャーナリストっていいなあ

 
 下調べを始めたら、どうも事態は想像以上に間抜けで、しかしそれゆえに深刻らしい。

 ∧∧
( ‥)まあ、問題を引き起こした発端の人々の立場も
  -□
     ( ‥)当然と言えば当然なんだけどね。

 いきなり何も知らないでレジに入ったら、そりゃあそのバイトは打ち間違いしまくるわさ。

 問題があるとしたら、等の本人が自分が打ち間違いをしていると気づいていないことと、そればかりかオレ様は仕事しているじゃんと得意満面で、前からレジ打ちをしていた人たちをリストラしろと要求し始めたことで、周囲の人たちが頭を抱えている

 という感じ?

 ∧∧
( ‥)あるいはこんな私でもコンサルタント業ができますと、

     (‥ )鼻息粗く会社に乗り込んだが
         実は経理のけの字も分からん状態で
         でも本人は得意満面という状況....

 かな?

 帰り際、永田町VS霞ヶ関というキャッチコピーを見た。

 そして思う。ジャーナリズムってやつは楽と言えば楽なんだ。今年はこの切り口で調理すれば流行の最先端さ、そうと決まれば、ただただ原稿を生産できる。

 ∧∧
( ‥)でもそれでは妥当性は保証されないでしょ?

     ( ‥)問題が起きなきゃいいのさ。


 ジャーナリズムと発掘あるある大事典の相違点はなに?

 露骨な捏造があるかないか


 共通点はなに?

 実害が(すぐには)表に出てこない



 

しかし思うに

 
 さて、終わりなきファンタジー。踏まえて思うに、


     (‥ )こりゃあ世間の雇用のことも
         ある程度調べるべきなんだろうかね?
 ∧∧
( ‥)はあ、なぜに?

 過去における相対的な低賃金というスキルだけを武器に就職したのに今もって会社にしがみつく人間がうじゃうじゃいる一方で、会社の経営は傾き、企業は是正策をろくすっぽ取ることも出来ず、就職のためにはスキルアップを余儀なくされる人々がまじめに専門学校などへ通う一方では、僕ちゃんの雇用をまもれーとなーんのスキルもない人間が月給20万、社宅暮らしでお金がないよーと叫び、それを高給取りのNHKがワーキングプアだー、プアだーとがなりたて、1位でなくても問題ないぴょんと科学技術の予算を削れば未来は高校の無償化バラ色だと政治家が言い立てる。

     (‥ )なんか色々な意味で馬鹿っぽくね?
 ∧∧
( ‥)はあ、まあねえ。

 まあみなさんそれぞれ立場があるってのは、それはまあこちらもそうですから各々色々なことをおっしゃられるのも分かるのでございますが、なにか頭の中にある”経済や雇用のモデル”の妥当性は大丈夫なのかと。


 

終わりなきファンタジー

 
 昨日、聞いた話。今や企業の経理は中国などへの外注。日本人で経理というと例えば”ビールの経理”とかのように特化していないと採用してもらえない。

 ∧∧
( ‥)まじですか?

     (‥ )まあそういう話だったな。

 そりゃあ自前の経理でちまちましている会社もあれば、それこそ自分で経理している個人営業もあるだろうし、しかし経理のような事務作業でさえ人件費がかかりすぎるので人件費の安い国に外注するとか、あるいはパートタイマーを雇うとか、そういう話は確かに前から聞いたことがある。

 ∧∧
( ‥)むう・・・・となれば”ビールの経理”のように
    特化したスキルの持ち主でないと雇ってくれない
    というのは

     (‥ )確かに必然の結論であるし、その情報に
         矛盾はないよな。

 日本がそれこそ破竹の勢いで成長を続けた時、日本に学べと、そういう本が諸外国で幾つも出されたけども、考えても見ればあんなものは全部たわ言で

 ∧∧
( ‥)単に先進諸国にくらべて人件費が安いから
    それだけですよねえ。

     (‥ )まあ、ちょっとや少しはまじめな労働者って
         側面もあるんだろうけどさ。

 ともあれ、ことこうなってしまえば、今度は立場が逆になって日本も人件費の安い国へ外注せざるをえないわけで、そうなってしまえば、”人件費が安かったので馬鹿でもまじめに働けば生活できるだけでなく、右肩上がりに賃金が多くなりました”という構図は成り立たない。というか成り立つわけがない。

     ( ‥)ましてや”特別なスキル無しのまま低賃金時代に
         就職した社員”は
         法律によって保護されているから。。。。
 ∧∧
( ‥)若い社員、若い労働者にしわよせがくることになりますね。

 リストラは起きるし、正式な雇用は躊躇されるし、パートタイムとかそういう臨時雇用も多くなるだろうし、その一方で”特別なスキル無しのまま低賃金時代に就職した社員”はその座を決してゆずらず、図体だけでかいしょもない会社は赤字に喘いでる。

 ∧∧
(‥ )某業界の1、2位の大企業が赤字です
\-
     (‥ )あんだけ売り上げあるのになあ、
         たぶん、無駄に人間を”飼い過ぎ”なんだよ。

 でっ、思う。どっかの人たちがいっている高校の無償化って、それ意味なくね? 


 ∧∧
( ‥)役にも立たない授業を無料化するだけ?

      (‥ )それだけでは付加価値にならない授業を
          無料化するだけ、というべき?

 その一方で、高度なスキルを利用する科学技術の予算は削ろうだとさ。頭の中身がケーキか何かでできているんだろう。あるいは

      ( ‥)まあ、政治家やジャーナリストはバーチャル世界の
          住人だろうから、彼らは彼らであれでいいかもね
 ∧∧
( ‥)はあ、そうなんですか?

 ジャーナリストってのは情報を右から左へ動かす連中だ。良く言えばスーパーのような小売業。あちこちからものを仕入れて、それを店頭販売する。

 良く言えば料理店。材料を仕入れてきて、それを加工して販売する。

 ∧∧
( ‥)それはそれで大変なスキルですよね?

      (‥ )誤字脱字を無くし、ちゃんと裏を取り、
          最終チェックの局面では、”この数値おかしくね?”
          というようにロジカルに頭を働かせて目を通す。

 それらはそれらでまったく高度なスキルなんだが、いかんせん、情報の解釈/加工における局面がよろしくない。極端なことを言えば情報加工のやり方において”○○になったのは△△のせいだ”という紋切り型を”発明”し、ただただそれにそって記事を大量生産すればいいってこともあるし、事実、それが可能。


      (‥ )例えば今の日本が不況なのは小泉改革のせいだ、
          そう言えばいいとかね。
 ∧∧
( ‥)単にアメリカの住宅バブルがはじけただけですよね。

 だけどもマスメディアとかジャーナリズムにとっては”記事を効率的に生産すること”が大事なんであって、別に妥当性や検証可能性とかが大事なんではない。彼らは活字というバーチャル世界の住人で、3次元の世界を理解(するのに必要な適切な解析手段はどれであるのかを検討)しようとか、そんなことをする必要がない。

 言ってしまえばこう。まずいものや腐ったものを売ったらスーパーと料理店は死活問題になるが、ジャーナリズムはそうではない。

      ( ‥)人畜無害な紋切り型を発明すればそれでいいのさ。
 ∧∧
( ‥)はあそんなもんですか。

 でっ、そういう言葉を採用して選挙に勝つのが政治家。無駄をなくしてお金ばらまこうとかってそりゃあねえ、それは彼らにしてみたらそうだろうねえ。

      (‥ )彼らはゲーム世界の住人なんだ。
 ∧∧
( ‥)そんなもんですかね。

 でっ、経理のスキルを手に入れようといろいろやっている人はリアルワールドの住人。

 

 

2009年12月13日日曜日

論理を都合良く使う

 
 仕事がまだ残っているのに、またもや別件に手を出していたり。

 ∧∧
( ‥)さりとてこれをやらないわけにはいかないですよね

     ( ‥)そーなんだよなー

 資料を作成したのでそれに目を通さねば。

 さて

 先日、見た記事。カレイやヒラメは体の片方に両目がある。ようするに片方の側の目が成長の過程でよいしょと移動して体の右側面/あるいは左側面だけに目がある状態になる。これを見ると反進化論者というか、斉一的な、あるいはダーウィン流の漸進的な説明を好まない人はすぐ

 なんか特別なことがあったに違いないずら

と考える。

 というか、なんかこの問題解くのが(僕には)難しそう・・・そうか、だったらなんかすっげーことが起こったに違いないずらよ、と

 ∧∧
( ‥)とっ、まあすっごい解法にとびつくと。

     (‥ )これ、裏を返すと、オレ様に解けない問題は
         摩訶不思議な解法しかないに違いない
         そういうなんとも自信過剰な
         意見の表明でもあるんだけどね。

 漸進的に目が動いたっていいだろうし、実際、カレイとかの幼生はじょじょに動くわけだし、そもそも

    ( ‥)そもそもカレイとかの頭骨って基本的に
        普通の魚なんだよな。
 ∧∧
( ‥)目の入る位置の骨が
    ひんまがっているだけなんですよね。

 まあさすがに体の本来の左右が生態的には上下になっているのでそのあたりの違いもあるし(下になる顎と上になる顎とでは大きさや歯の形に違いがあったりする)、骨の編成が一部とは言えども変化しているわけだからさすがにもろもろの骨同士が関節する位置とかのずれを補正するような構造になっていた(と思う)けど。

 ∧∧
(‥ )?でもカレイとかの一番ひんまがっている部分って
 ゜-  目を支えるフレームのような部分ですよね?

     (‥ )そんな大規模な変化には見えないんだよなあ。
 
 確かに珍妙な魚には違いないけども、だからといってそういう小さな変化の累積をすっとばして説明しちゃうような大突然変異とか神様とかインテリジェンスな存在とかを導入する必要なんかあるのかね? と思っていたら、まあ案の定(というか当たり前なんだけども)、中間的な化石が出てくるわけでして。

 ∧∧
( ‥)なんか特別なことがあったに違いないずら、
    普通では解決できないっぺや、そう言い切っちゃうのは
    問題ですよねえ。

     (‥ )たった一個の(反証的な)証拠で
         破壊されちゃうからな。

 ありえないだの言い切るから一個の証拠で撃破されちゃうんだよ。

 ここまではすでに聞いていた話で、ここから先が最近聞いたこと。こんな状況になってもインテリジェント・デザイン説の人とかはあきらめない。例えば、まだまだ証拠が足りないとか、いやこの問題よりももっと大きな問題があるのだと言い立てているのだそうな。

 ∧∧
( ‥)おかしなもんですね。ありえないってのは
    例えばID論以外のすべての解決策は間違っているという
    意見の表明でしょ? それは論理的な証明に近いですよね?

     (‥ )というかご本人たちは証明した気取りなんだろ?
         しかしだからこそたったひとつの反例で論理は崩壊する
         はずなんだけどね。

 あり得ないと自信満々に言い立てていたのに、しかしだからこそそれは一個の反証で破壊されてしまう。だがそれを無視して、今度は証拠が足りないという。

 まあ確かに実はこれはある意味では正しい。なぜかというと証拠を積み上げることで論証することは帰納法なんだから論理ではない(演繹=論理という意味では帰納法≠演繹なのだから帰納法はこの意味では論理的ではない)。だから証拠をいくら積み上げたって、そんなことは論理的には僕らは認めませんよ認められませんよ、ということは演繹至上主義的には正しい。

 ∧∧
( ‥)だけどそのくせ、一個の証拠で論理的に
   ”ありえない”が反証され、破壊されたことには
    目をつぶるんですか?

     (‥ )あの手の人の論法って2枚舌うんぬんもさることながら
         論理を都合良く使っているんだよな。

 反証1つで論理は破壊されてしまうという論理の性質は無視するくせに、証拠を積み重ねることで論証することは論理的ではないということだけはどういうわけか分かっていて、それをただただ言い立てる。

 


一皮むけば

 
 最近は本を書いたり、訳の監修をするはめになったり、それらの補完も兼ねてそろそろHPの古くなったコンテンツをちょこちょこと新しくしようと思ったり。

 でっ、ウミウの頭骨とプラテオサウルス(比較的初期に現れた恐竜)の頭骨レプリカとオオトカゲの頭骨をぼんやり見比べて思う。

    ( ‥)鳥って普通に爬虫類だよなあ。
      -○
 ∧∧
( ‥)まあ、そうかもしれませんね。

 カメの頭骨とヘビ(派生的なガラガラヘビ)の頭骨も持っているけども、それにくらべたら鳥の頭骨は融合が進んでいるとはいえ、ずいぶんと保守的かもしれない、というか実際に保守的だよね、これ。反対にカメもヘビも何か狂ったようにおかしな頭になっている。

 絶滅種でいうと、例えば首長竜の頭骨なんかはものすごく変。下側頭窓が開いた鱗竜類の系譜ですと言われれば、ああ、なるほどとも思うけども、なかなか理解に苦しみますのですよ、あの珍妙な頭は。

 鳥は昼間でも空と地上を行ったり来たりするせいか、分布も広くて普遍的にあっちゃこっちゃいにいて、大きさも手頃なせいなのか、同じ飛行動物のコウモリよりもはるかにポピュラーな食用動物。そういえば聞いた話ではセキセイインコはオーストラリアのネイティブの皆様にとっては、かつて食用だったのだそうな。

 ∧∧
( ‥)セキセイインコって見た目はあんまり
    食用っぽくないですけどね。

     (‥ )色が妙に派手だしな。

 ともあれ、群れが地上に降りたところで棒だかなんだかを投げ、ぱこーんと当たってぐったりした奴をそのまま火にくべ、羽毛を焼き、内臓を抜いてからばりばり食べたとかなんとか。

 ∧∧
( ‥)また豪快な。

     (‥ )日本人もスズメの丸焼き、チュンチュン焼きに
         してまるかじりするからな。同じっちゃ同じだね。

 ただあっちはセキセイインコってだけな話で。

 ともあれ、ポピュラーな食用動物。それが鳥が爬虫類と呼称される系統群の中で特別枠扱いである原因、たぶん。

 ∧∧
( ‥)しかも歯もなく、羽毛を持ち、空を飛ぶという
    その独自性。

     (‥ )そのうえ、視覚に依存した動物だから
         しばしば色鮮やかで、時に声も美しい。

 だからこその特別枠で、だからこそ認識された分類群なんだろうけども

     ( ‥)一皮むけばただの爬虫類
       -○
 ∧∧
( ‥)ですねえ。

 これが爬虫類でないのなら、クジラは哺乳類じゃないよな。

 

 

2009年12月12日土曜日

検証出来る型式で説明を試みよう

 
 性淘汰というとシカの角とかクジャクの尻尾とかそういう事例があるんだけども、それこそどこぞのオレ様鳥進化論者さんたちが跋扈する掲示板では、そういう形質は一種の病気というか病的なものだー、とかそういう意見が出ていたことを思い出す。

 ∧∧
( ‥)昔、はやった定向進化論ってやつですね。

     (‥ )種に寿命があって、種が衰亡すると異常な
         デコレーションが発達するとかな。

 昔はやったというよりも、ダーウィン以前からあって、ダーウィン以後になってもどういうわけか生き残り、さらにはマルクス主義と親和性がよかったせいか、マルクス主義と合体したような姿になって一世代前ぐらいまで生き残っていた。あの掲示板を覗くとタイムスリップしたようなめまいを覚えるのだけども。

     ( ‥)ともあれ、定向進化論とかマルクス主義がふつーの発想で
         人間的に親和性があるからくっついたり、それと関係なく
         何度もリバイバルするんだろうけどもね。

 ∧∧
( ‥)一定方向に進化するってのが人間的な発想だと?


 というか、Aがこうだった、Bがこうだった、だからそういう法則があるのだろう、という所まではまっとうな推論なのだけども、一定方向に進化するずら、とか、病的にでっかいから病気でしょ? という説明になってない説明をチョイスしちゃうのがまっとうではないけども人間らしいっぽい。

 例えばテタヌーラの分類階級は下目で前足の指が3本の肉食恐竜であると定義できる、と嘘八百を人に教えるとどういうわけか相手がそれを真に受けるようなもん。定義が嘘うんぬん以前に、こんな言葉に意味はない。ないけども知った気にはなれる。説明それ自体が本当に有効な説明であるかどうか以前に、その説明を聞いて知った気になれるかどうかがむしろ問題で、知った気になれればそれで相手は信用するらしい。

 一定方向に進化するように見える(現在の生物を見ると生物には無数の変異があるのに、ある変異だけがチョイスされてそれだけが累積する)のはなぜなのか? と問うている時に、一定方向に進化するんでしょ? では説明になっていない。あるいは現在の生物を見ていない。でもなんか人間はこういういい加減な説明をされても分かった気にはなるらしい。あるいは安心できるから取りあえず鵜呑み?

 ∧∧
( ‥)まあ、分かってはいることに
    なるんでしょうけどね。

      (‥ )これはこれこれだ。そう説明文をつければ
          その説明文では応用がまるで効かないとしても
          ”分かったことにはなる”からなあ。

 例えばシカの角は性淘汰なんかじゃなくて、あんな異常な形質は病的に見えるから病気でしょ、これもまた説明になっていない。病気だとしてもなぜその種族が一様にその状態なのかが問題になるのであって、一定になっているから一定になる傾向があったのだ、というのでは説明とは言わない。

 なぜ病的な状態がはやったのか、そのプロセスを説明して検証できるような型式にしなければいけない。そういう型式にしてそして検証して初めてまっとうな意味で理解したと言うことができる。

 ∧∧
( ‥)確かに病気でしょ?という説明でも”分かる”という意味では
    説明になっているんですけどね。

      (‥ )でも、病気に見えるから病気でしょ? ふーん、じゃあ
          その仮説を君はどう検証するんだね? と
          言われたら困るだろうな。

 病原菌でも探すかね? てきとーな説明で分かった気になるのはいいのだが、てきとーな説明だから検証する時に困ることになる。

 ∧∧
(‥ )ダーウィンさんは長い間変化しない種族と系統を示して
 □-  定向進化を否定したんですよね。

     (‥ )種族を発展させる力なんてそんなの
         あるわけないってね。

 もちろん、定向進化論も進化しない生物の存在を説明できる。その生物は活力を失ったのだ、そう言えば良い。だけどもそれは

”長い時間変化していない”


”活力がないので変化していないのである”

と言い換えただけで、説明とは言いがたい。せめて変化しない種族はミディ・クロリアンが減少しているはずだからミディ・クロリアンをさがそー、とかてきとーなメカニズムを言えば自説を検証すると意気込む点ではなんぼかましになるかもしれない、先行き真っ暗だろうけども。

 ∧∧
( ‥)生物おのおのの進化の速度というか
    変化の速度が違うのは。

     (‥ )種族を取り巻く環境や生存競争相手が違うからだ、
         というのがダーウィンの説明なんだけども。

 これなら検証できるし、性淘汰も検証できるし、事実として検証されてきたわけで。

 
     ( ‥)説明って実際にちゃんと検証可能な
         型式にするべきだよな。
 ∧∧
( ‥)まあそうでしょうね。
         
 そして思う。性淘汰も自然淘汰も進化学も系統解析も科学哲学も知らないで、例えば鳥の進化をうんぬん論ずるってのは、そうねえ、小説家のように仮説を生産して楽しむ分にはいいけども、科学とは現実を操作するほど応用が効くものだという観点からすると、さてはて、正当化できるとは言いがたい。科学はSFでもなければ小説でもないよねえ。

 

毛のないクマさん

 
 ナショジオのサイトをのぞいたらドイツの動物園にいるメガネグマのドロレスくんの毛が抜け落ちるという珍事がご紹介。後頭部以外の体毛をほぼ失ったその姿たるや、元の愉快な姿をしたメガネグマとは似ても似つかない珍妙な動物。

 でもどっかで見たことのあるような。イヌとクマの間の子のような、あるいはまるでおっさんが四つん這いになって、ものすごい出来がいいようでいて、おかしな具合になっているゴリラのかぶり物をしているような、、、、、

 ∧∧
( ‥)っていうか、体毛の抜け落ちた中型の哺乳類というと
    あなたたち”人間”でしょ?

      (‥ )おっさんに見えるのはそのせいか。

 目よりも後ろ、後頭部ともみあげにあたりそうな側頭部の体毛が残っているので顔面が裸になっている霊長類のようにも見えるし、というか妙におっさんくさい。筋肉のつきかたも足の構造も人類と同様、べた足なせいか、きみょーに人間。

 ∧∧
( ‥)というか、そういう原始的なつくりが
  - くまさんと人間で共通だってことですよね
     僕らネコはもっと派生的だからあまり似てませんよね?

      (‥ )ネコやイヌは中足骨がながーく伸びているからなあ。

 それにしても体毛を失ったとたんにクマがおっさんくさく見えるというのは、まあ以上のようなこともあることながら、やはり人間が”体毛を失った哺乳類”であるからで。

 ∧∧
( ‥)あなたたちはずいぶんとおかしな哺乳類ですよ。

      (‥ )なんでこんなことになったんだろうねえ。

 ダーウィンはこれを性淘汰で説明したんだけども。そうねえ、人間が他の類人猿にくらべて妙に体毛が少ないのも、そのくせ種族間で奇妙に体毛の様子が違っているのも、そりゃあ自然淘汰によるセレクションの結果もあるだろうけども、そういうバリエーションの豊富さそれ自体は性淘汰かもしれない。

 ∧∧
(‥ )その辺りの研究ってどうなってましたっけねえ?
\-
      (‥ )さてどうだったか。

 

2009年12月9日水曜日

一応は必需品なのか?

 
 出版業界は不況である。業界のトップが丸ごと消滅するほどの市場縮小を経験し、さらに利益を上げるために短期間にコストのかからない本を作り、その売り上げで次ぎの本を作りという・・・・

 ∧∧
( ‥)粗製濫造、デフレスパイラル、自転車操業
   
     (‥ )そう言われて久しいのだけどさ。

 そんな愚痴は10年以上も、というか仕事の最初っから聞かされ続けてきたわけで、デフレスパイラルというのかどうかは知らんが、まあイメージ的にはまさにずっとそんな状態。用語を正確にしようがなんだろうが悪化した状況は変わらない。

 とはいえ、

 ∧∧
( ‥)確かに出版業界は相当な市場縮小を経験して
    パイの多くを失いましたけども。

     (‥ )宝石業界はさらにひどいって話だな。

 話で聞く限りでは出版業界が悲惨と評価されるのなら、宝石業界は瀕死と表現しなくちゃいけないくらいひどいらしい。もちろん、実際にどの程度そうなのかどうなのかは知らない。とはいえ、なんでもブランド品に食われたとかなんとか聞く・・・

 ∧∧
( ‥)まあ、確かに宝石をきらめかせている
    人ってそうはいませんよねえ。

     (‥ )確かに町を行く女の子はみんなブランドもので
         武装しているよなあ。

 とはいえ、若い女の子が宝石に群がっていた時代があるのかどうかは知らない。もともと宝石ってのはもっと年上の女性が身につけるものだったかもしれないし、事実、宝飾品を買うのは(個人的な経験では)40以上、たぶん50以上の女性で、後は石が好きな若い女性が石を買うくらい。

 若い子も確かに宝石の輝き、それ自体は好きかもしれないが、買うってのは別問題。

 ∧∧
( ‥)若い女性はジュエリーって言うよりは
    デコレート用のストーンを買いますよね。

     (‥ )そしてお金は50歳ぐらいの人の方がもっているだろうけど
         彼女たちも安くなくちゃジュエリーは買わないんだよなあ。

 そんなこんなで確かに宝石はがたがたっぽい。そもそも日本の金持ちなんて諸外国にくらべたら金持ちなどとは言いがたいわけで、そりゃあねえ、宝石の需要なんて成金バブルの時にしかなかったのかもしれぬ(よくは知らんけど)。

 ∧∧
(‥ )? おや、すると本というのは一応は
 □-   まだしも比較的普遍的な必需品ってことなんですかね?

     (‥ )例え携帯やネットに食われても
         それだけでは食われ切れない部分が
         あるのかもしれんね。

 宝石はそうねえ、確かにちんまりした宝石でちまちま飾るよりは携帯をキラキラのストーン(というかガラスだがプラスチックだか)でデコレートした方が確かに目立つし、印象的である。

 ∧∧
( ‥)高いだけでちんまりしているジュエリーは
    ゴージャスさで負けたってことですかね?

     (‥ )宝石の本当の価値が分かるのは金持ちだけだって
         言ったところでなあ、見た目のゴージャスさ、いや
         デコレートの”個性”それ自体が勝負の対象になったら
         宝石なんて意味ないよね。

 さてねえ、しかしとはいえ本はどうしたもんだかねえ。

 

 

取りあえずメモ

 
 オレ様理論屋さん。自己流に理論を打ち立て、自らこれを評して曰く、これ画期的、これを認めない研究者、馬鹿。とまあ得意絶頂に豪語するのだが、論文読まんし教科書読まないし、英語読めないよーと泣き言を言うし以下うんぬん。

 ∧∧
( ‥)でっ、その様相を調べるためにあなたは
   ”使うデータとそこから導いた仮説に対する固執度は
    反比例する”という予想を立てたわけですよね。

     ( — —)まだ調べていないんだよねー

 面白そうな本を見つけたが1万6000円なり。うおっ、お金が入るまでまってまってーー!!

     (‥ )まあなんだ、仕事がちょっとだけ一段落したから
         ぼちぼち調べないとな。
 ∧∧
( ‥)言い出したきりだと、それこそオレ様理論に
    なっちゃいますからね。

 オレ様理論屋さんの悪いところは頭が固いだの自説に固執しすぎだの、そういうとこもあるけども、そもそもフットワークが悪い、というか動かない、歩かない、現場にいかない、実物を見ない、思弁的、口だけ、めんどくさがりや、辞書引かない、読まない、聞かない、実験しない、他力本願、根性なしとか、そういうところが一番いかん。

     ( ‥)まあ、気持ちは分かるんだ、気持ちは分かるんだ、
         疲れた、重い、細胞が寝かせろって叫んでる。
 ∧∧
( ‥)そんなこと言ってもいいけど前に進むー
    死なない程度にー

 さて、

 前にも書いた。言葉を定義してそれを論理的に配置して結論を述べる。これは定義の時点で色々なものを削ぎ落としているし、論理的に並べて述べたことで得意満面になるのだが、実のところ正しい文法で嘘を述べることができるように、そんな得意満面はなんの保証もしてくれない。

 ∧∧
( ‥)論理それ自体は答えの妥当性を
    保証してくれなどしないと。

     (‥ )科学=論理的、と考えている人間が
         進化や系統解析を理解できないのは
         このせいじゃないかとね。

 さて、ところでこれはオレ様理論屋さんの考え方の”メカニズム”というか”過程”を推理したもんであって

 ∧∧
( ‥)”使うデータの数と仮説の固執度は反比例する”という予想は
    これとどう関係するんです?

     (‥ )その予想はオレ様理論屋さんが経験によって
         自らの仮説を是正することができない、
         という観察から導いたひとつの意外な予想なんだよね。
 
 使えるはずのデータの一部しか使わない傾向がある人間ほど自ら導いた仮説に固執する傾向があるというのは、まっとうに考えれば、はあ?何その奇妙な動作?なんでそうなるの?? なんだけども、

 ”経験的にデータを検証することができない”という動作から導ける予想は何か?

という問題設定ではまあなんだ、比較的もっともらしく導ける予測であって。

 ∧∧
( ‥)でっ、もしかしたらそう言う動作をもたらすものが
   ”定義した言葉を理路整然と組み上げて満足する”という
    行為だと?

     (‥ )そうではあるんだけども、しかし
         細かいことを言い出した時、さてどうだろう?

 確かにオレ様理論屋さんは”言葉の上ではいかにも正しいこと”を言う。実は当然。恣意的に言葉を定義してそれを理路整然と並べているからだ。だから理屈は正しい(ように調整されている)のだがまったく意味がないし、そもそも間違っている。

 だから定義した言葉を理路整然と組み上げるというのが彼らのやっていることであることは、まあそうなのだろうけども、考えてみればこれは非常におかしい。実際、定義した言葉で考えること、それ自体は結論への固執を生み出さない。

 ∧∧
( ‥)むう、確かに定義した言葉を理路整然と組み上げる。
    そのことは結論の固執を意味しませんよねえ。

     (‥ )”満足する”というのがくせものなんだよな。


 なぜ理屈が正しいだけで満足する? なぜだ? なぜだ? 

 さてさて、しかししかし、考えているだけではこれでは駄目だあ。


     ( ‥)仕事の合間に認知心理学の本もぱらぱら見たけども
       -□ 色々と忘れているなあ。もう一回、読み直して
         基礎から始めないとね。
 ∧∧
( ‥)取りあえず、今回はメモって感じですか。

 

 
 

 

2009年12月7日月曜日

血液型と占星術

 
 売れる本、売れる本。

 ∧∧
(‥ )ダイエット、お金儲け、成功術、
\-   ファッション、おしゃれなどなど

    (‥ )ようするに自分の適応度を上げることに
        役立ちそうな本が売れている。まあこれは
        生物としては当たり前だな。

 外見やファッションで他人に負ける本とか、散財してしまう方法とか、はたまた社会的地位を棒に振ってしまう方法集とか、そんなものが売れるわけがない。

 考えてみれば血液型占いの本とかが売れるのもそのせいなんだろう。人間をわずか4つに分類して断定的に、そのくせ言質をとられないようにあいまいな表現で個々のカテゴリーを述べる。それが血液型占いの本。

 ∧∧
( ‥)人間を推し量るツールとして
    使われるわけですか。

    (‥ )そんな真剣に採用しているわけじゃないだろうけどね。
        でもたいていの人間が血液型の類型化されたキャラクターを
        知っているのはそのせいだろ?

 推し量るとまではいかないまでも、なんか相手を知るヒントぐらいにはなるんじゃね? という程度には受け入れられているんだろう。さもなきゃこんなに普及したりしない。

 タイプが4つというところもたぶん、売りになっているんじゃなかろうか?

 ∧∧
( ‥)なぜ?

    (‥ )4つなら暗記しやすいだろう?

 星占いだとこれが一気に3倍、12個になる。おまけに惑星の運行だの位置だのが入ってくるから大変だ。

 ∧∧
( ‥)でも朝のテレビ番組とかでは星占いしてますよね?

    (‥ )テレビかあ、懐かしいなあ。

 ともあれこう? 星占いは占い師(専門家)が提供するものだが、血液型占いは皆がやっている。

 ∧∧
( ‥)むう、確かにお酒の席で血液型占いの話は
    出るけども、星占いの話は出ませんねえ。

    (‥ )血液型はすでに占いですらないからな。

 あれはあまたの数ある人間を4つの類型化されたカテゴリーに押し込めちゃって”いる”ものであって、星占いは文字通り占い。未来を見るものである。

    (‥ )天体の運行は規則正しいし、それは時間になるし
        時間となればそれは占いになるからね。
 ∧∧
( ‥)確かに占星術は未来を推し量る
    方法論のひとつでしたからね。

 天動説体系であろうが地動説体系だろうがメソポタミアだろうがケプラーだろうが星占いはどっちにしろ、どれにせよ単純な体系じゃあない。

 ∧∧
( ‥)だから未来を論ずるものになったんでしょうけど
  -□ 逆にいうと一般庶民からは手の届かないものに
    なったのかもしれませんね。

    (‥ )だからこそプロがいたんだろうけどねえ。

 もっともある人がこんなことを言っていた。雑誌の編集部に入って一番最初にやった仕事は”星占いのコーナーを担当すること”だったそうな。

 ∧∧
( ‥)あらら、じゃあ星占いのコーナーはでまかせ?
    占星術の理論体系に沿ったものじゃないわけ?

    (‥ )全部が全部でまかせじゃないだろうけども
        他の雑誌やテレビの星占いを見て、てきとーに
        書いている事例はあるみたいだね。
 
 つまり雑誌やテレビ、それぞれの星占いがなんとなく共通の未来を論じているのは同じ天体の動きを見て解釈しているからではなく、お互いにぱくっているせいかもしれない。

 
    (‥ )ともあれ、”理論体系にそっていない”という意味で
        でまかせなやり方で書くには、やはり血液型占いの
        方がたやすいだろうなあ。

 ∧∧
( ‥)そういえば星占いの本が本の売り上げの上位に
    入るってことはなんか覚えがないですよねえ。

 星占い。過去の天文学であるし、実際の自然現象である上に、惑星や星座をキャラクター化しているから面白い理論体系なんだけども、本にすれば売れるってわけでもないのかもしれぬ。

 ∧∧
( ‥)それに皆が知りたいのは占星術の理論体系
    そのものではないですよね。

     (‥ )もともと未来を論ずるものだからね。

 個人的には理論体系の方に興味があるんですけどね。


 

適応度を上げる本

 
 終わった。ようやくひとつ仕事が終わった。

 ∧∧
( ‥)三ヶ月で本を一冊作るのって
\-  無茶じゃありません?

     ( — —)本の形式にもよるけどね。
           ごり押し力技の最終回だったなあ。

 他の仕事もある一方で、カラーイラスト60枚(というか実質的には115枚?)はさすがにきつい。しかし三ヶ月で一冊というのは理屈の上ではやらねばいけないことで。

 ∧∧
(‥ )確かに原稿料から考えると年収200万以上いくには
\-   そのペースで書く必要がありますからね。

     (‥ )この状況を是正したいもんだがねえ。

 例えばの話。売れないがまっとうな本を1冊半年かけて書くとして、残りの半年で2冊、まっとうではないが売れる本をてきとーに書いて帳尻を合わせる。これが成立するには

 ∧∧
( ‥)”まっとうではないが売れる本”が”まっとうな本”の
    1.5倍売れる必要がありますね。

     (‥ )1.5倍って軽く言うけど、容易なことではないぞ。

 人によってはまっとうな本で売れる本を作ればいいじゃん、とか、売れる本がまっとうでないとはどういうこっちゃ??と言うかもしれんけども、まあ、そういう意見はあまり現実的ではないので取りあえず却下。

 ∧∧
( ‥)しかし1.5倍売れる本ですか。なんでしょうね?
    初版で1万部以上刷るような本ですよね??

     (‥ )それも3ヶ月で作れて、しかも
        持続的に作ることが可能な形式のもんだ。

 1回だけそういうことができても、後が続かんのではしょうがない。しかもできれば原価が安いもんが望ましい。本を1冊作るのに例えば資料代が20万かかってはしょうがない。

 ∧∧
( ‥)なんかもう、科学の本じゃないような気がしますよ。

     (‥ )みんなが買う本は適応度が上がる本だからなあ。
     \-   Amazonのランキングを見ても本の上位は

 エビちゃんカレンダー、無料からお金を生み出す新戦略、アイドルの写真集、ダイエットの本・・・

 ∧∧
(‥ )どれもリビドーの充実か適応度を上昇させる
\-   そういうたぐいの本ですね。

     (‥ )おいらは、他人の適応度を上昇させるような
         手段は知らないし、当然、書けないね。

 ∧∧
( ‥)星占いの本とか書いたら?

     (‥ )占星術の本ねえ。あれもまじめにやったら
         金かかるぞ。

 さてさて

 

2009年12月5日土曜日

論理的な過去

 
 昨晩は急に雨が上がり、空はきれいだったが明るい月に星は隠されていた。朝は青空がしみるように明るく、しかし今夜になったらまた曇り。

 ∧∧
(‥ )明日はまた雨だそうです
\-
    (‥ )安定しないなー
 
 さて
  
 昔、知り合いにこんな人がいた。SFマニアでSFとは科学的でなければならないと思っているのだけども、彼の科学観ってのは法則から論理的に結論を導き出せばいいって考えであるらしく。そいでもって進化論は理解できておらず、ダーウィンは間違っていたと思っているし、断続平衡説が正しいと信じているし、そいでもって

 ∧∧
( ‥)そんでもって系統解析が理解できていないん
    ですよね

     (‥ )そーなんだよなー

 分岐学が理解できないし不信感を抱いているにも関わらず、分子データを最節約に解析して、その樹形図から祖先形質を最節約に復元した結論を”信じている”というカオスっぷり。

 とまあ、そんな人を思い出してふと考えた。

 SFってのはしばしば未来の世界を述べるもんだ。特に以上の人が好むのは未来においてこんなことが実現しているっていうストーリーだったんだけども。

 ∧∧
( ‥)ある意味、アポロ世代とかの願望ですかね?

     (‥ )まあそうかもしれんのだけどね。

 ともあれ思う。既存の技術なりなんなりから未来を論理的に導く。まあこれが演繹になっているかどうかは知らんけども(少なくとも彼が論理式を扱うところは見たことがない)、まあ”演繹ごっこ”はしているらしい。さてここから導ける結論があるのだけども

     (‥ )彼が系統解析を理解できないのって
         このことからすると当たり前だよなあ。
 ∧∧
( ‥)まあ、系統解析は演繹じゃなくて
    アブダクションですからね。

 過去を再現するのは論理でも演繹でも帰納でもなくて、取りあえずはアブダクション。

 だとすると論理(ひいては演繹)こそが科学だと思っている御仁がアブダクションを使用する系統解析を理解するわきゃあないわいな。

 あるいはオレ様鳥進化論者が物理学とかの法則を振りかざして過去を推論しているのも、というか過去について断言してしまっているのも、それが端から見ているとトンチンカンにしか見えないのも、それは過去の歴史を推論できない方法論で過去を記述しているからであって。

 ∧∧
( ‥)そういう意味ではSF?

     (‥ )かもね。

 



2009年12月3日木曜日

世界は最節約に出来ているか?

 
 昔、ある研究者にこんな質問をした。

 人間は最節約に推論するように出来ていると思います? たぶんね

 それは進化で獲得された能力だと思います? でしょうね

 では世界は最節約に出来ていると考えていいと思います? いや、それは分からない

 ∧∧
(‥ )......

     (‥ )?

 ∧∧
( ‥)つまり当時のあなたは進化で得られた能力なら
    世界の構造を反映していると考えたわけですね?

     (‥ )とっ、思っていたんだけどね。

 そればかりか世界が最節約に出来ていることを論証することに使えるのでは? とも思っていた。もう何年も前の話。

 しかし考えてみればそうではない。あるいはこうも単純には言えない。

 選択されるのは”子孫を多く残す変異”なわけで、例えばの話、”食える類”というカテゴリーを識別して集める能力がある生物は子孫を残すだろうし、そういう性質を持つ種族ができるだろう。

 ∧∧
( ‥)”食える類”って明らかに人為分類群というか
    その種族本意分類っていうかで、
    実在なんかしないしろものですよね。

     (‥ )世界の構造を反映したものじゃなくて
         ”食べる側の生物の仕組み”を反映した
          ものなんだよな。

 ”自分では合成できない必須ビタミンを含んでいる類”というのを考えてみればいい。

 つまりこう。生物が持つ能力には世界の構造を明らかに反映していないものがあると予想できるし、事実として多分そう。だとしたら

 ∧∧
( ‥)最節約に推論する能力を進化的に獲得したとしても
    それがただちに世界は最節約に振る舞うように
    できていることを示すわけではないですね。

     (‥ )あの日、あの時、あの研究者の返答は
         実は当然のものだったんだよな。

 世界は概して最節約に振る舞うか? そうであるようにも思えるけども、そうであると論証できるのやら。

 ∧∧
( ‥)でもさ、”食える類”というカテゴリーが進化する
    というのは”てっとりばやく必要なものを手に入れる”
     っていうことですよね。

     (‥ )その背後にある要求は
         最節約ではあるのかもしれないのだよね。

 何を最節約というのか、科学の各ジャンルが述べる最節約がそもそも同じなのか? という問題はあるのかもしれんけども。

 

2009年12月2日水曜日

カノープスが見られない

 
 散歩にいってきた

 ∧∧
( ‥)さっさと寝なさいよ

    ( ‥)いやー月がきれいでねえ。
        公園はまるで昼間のように、しかし
        青く冷たく、それでいて落ち葉広がる林の
        白く照らされたベンチは安心感のある・・・

 ぼけーーーーっとしてきたのだけども。はて、カノープスが見られない。カノープス。それは東京からは見ることが難しいはるか南の星。明るい明るい恒星。しかし一番高く上がった時でも地平線そのすぐ上でしかないので東京からは赤く、にぶく、暗く、そしてほんの短時間しか見られない。

    (‥ )星座早見盤ではちょうど南中のはず
     ○-  なのだけどね・・・
 ∧∧
(‥ )見えませんよ?

 このあたりでカノープスが見れるのは丘の上でなおかつ北から南へまっすぐ道路が走り、それが谷底へ降りていく場所だけで、、そこへいったが見ることかなわず。

 ∧∧
( ‥)なぜに?

    (‥ )さあ? 地平線のかなた、かすむ向こうに雲が
        あるとか?

 カノープスの光がどんだけの距離、大気、というかここでは対流圏だけども、そこを進むのか分からない。

 ∧∧
( ‥)一応、海岸へいけば、透明度さえよければ大島が
    見えますよね?

    (‥ )むう・・・・するとあれだな50キロじゃ効かないなあ。

 雲どころか大気の透明度までも問題なわけで、さてはて、直線距離にして何キロ先まで透明なら見えるのだ? カノープス。



2009年12月1日火曜日

答えはいつだって目の前に

 
 ついに一仕事を終えた(といってもまだ色付けが残っているのだけども)。そして時計を見れば


     (;— —)うそっ!!もう午後の10時???
        -□
 ∧∧
( ‥)とっぷりと夜になってます。

 さっきまで夕方だったじゃないか、嘘だ嘘だ。


  ∧∧
 (‥ )あなたがテキストを打っている間に
     お月様なんて天頂付近にまできてますよ。

      (— — )まじすか?

 昼間の1時間半ほど記憶が飛んでいるが、なんだオレ様朝から順調だー、無敵無敵と思っていたのはたぶん気のせいだったらしい。なにこれ、主観時間っていうの? それが遅くなっている気がばりばりするのです、そしてそろそろ限界っぽ。

 しかし最後にその前に

 オレ様鳥進化論者の人がどっかでこんなことを書いていた。北村なる人物の書いた本やネットを見ると、これらの事柄(鳥の進化に関して語っていない謎)はすでに書いた通りとご本人は言っているけども、そんなことどこにも書いてない!!

 ∧∧
( ‥)まあ、確かに明言はしてないですからね。

     (‥ )まあなあ。答えがすでに分かっている人間だけが
         分かるように、本当に何カ所かだけちょこっと
         単語を書き換えただけだしね。

 個人的には後になって”ああやっぱり。この可能性があるを考えて書き換えてよかった・・・”と胸をなで下ろしたもんだったけども(2冊ね)、でもそれは”分かっている”から言えることであって、そりゃあ読者が”そんなことお前、明言してないじゃん”と言うのは、そうねえそうかもねえ。確かに明言してないからねえ。

 ∧∧
( ‥)でも、それでもあなたは”理解しろ”と
    強要するわけですよね。

     (‥ )強要するね。

 というか読んでなくても気がつけ、ってところですかねえ。

 目の前に方程式がある。そして入力すべき値もわかっている。

 つまり科学者から見て我々読者が置かれた立場というのは

Xの2乗+2X+1

Xの値は2.5 あるいは 3.2である

という文章を黒板に書かれているようなものでありまして。


 ∧∧
( ‥)答えは自分で出しなさいと?

     (‥ )自分は自力で考えますと言ったら
         そうしなくちゃだめだろうね。

 彼ら科学者から見ればこっちの立場ってのは無惨なもんさ。せいぜい方程式の解き方を覚えてぎこちなく解いている中学生みたいなもんだから。

 ∧∧
( ‥)でもだからこそ自力で答えを出せと?

     (‥ )図書館や本屋へいけば参考書もあるだろ?
 
 しかしここで運命の分かれ道。

1:参考書を読む
2:X2乗+うんぬんとXの値なる暗号を独自に解読する

     (‥ )どっちが妥当な進路だと思う。
 ∧∧
( ‥)はあ

 だからさ、暗号解読なんかやってないで参考書を読んで、それから解を出して研究者に聞いてごらんよ。

 ∧∧
( ‥)あなたはなんて言われました?

     (‥ )「だろう? だから僕はあの仮説を支持しがたい」
        と言われた。

 みんなね、方程式を解いているんですよ。当たり前だよなあ、暗算でだって解けるんだから。見りゃわかる。だから研究者が解いてないわけがない。研究者と我々読者が違うのは彼らは方程式自体を自分で導き出せるだけの技術と思想的な訓練を受けているってことであって。

 ∧∧
( ‥)でっ、消費者である読者は見よう見まねで
    彼らが生産した方程式を使うことしかできないと。

     (‥ )それが関の山だな。

 でもそれすらしなかったら、さてどうなる?

 諸君は歴史のロマンを求めるか? 自己流の暗号解読を求めるか? それともあるいは科学そのものを求めるか?

 答えなんてものはいつだって目の前に転がっているもんじゃあないのかね。

 



 
 

刺激剤

 
 月が沈み、朝がくる。こちらの深夜の月はもうすぐ満月。地球を3分の1周した西の彼方では中天に月がこうこうと輝いているだろう。

 さて

 〆切り、しめきり、〆切り さてはて寝ぼけ眼のこの体、だるい、重い、いかに起こせば良いものか? いかにテンションを維持すればいいものか。

 そこでついにみつけました理想的な刺激剤。

    (‥ )コカコーラ!! どうよ
     ■-
 ∧∧
( ‥)はあ、そんなものでいいんですか?


 糖分、刺激物、覚醒物質、炭酸。おおおーー、理想的じゃあないか!! 

 ∧∧
( ‥)そう、、、なんですか?

     (  ̄  ̄)ふっ、これで後、10時間は戦える
        -■
 
 事実、10時間後には〆切り(第一波)がやってくる。

 

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