終わった。ようやくひとつ仕事が終わった。
∧∧
( ‥)三ヶ月で本を一冊作るのって
\- 無茶じゃありません?
( — —)本の形式にもよるけどね。
ごり押し力技の最終回だったなあ。
他の仕事もある一方で、カラーイラスト60枚(というか実質的には115枚?)はさすがにきつい。しかし三ヶ月で一冊というのは理屈の上ではやらねばいけないことで。
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(‥ )確かに原稿料から考えると年収200万以上いくには
\- そのペースで書く必要がありますからね。
(‥ )この状況を是正したいもんだがねえ。
例えばの話。売れないがまっとうな本を1冊半年かけて書くとして、残りの半年で2冊、まっとうではないが売れる本をてきとーに書いて帳尻を合わせる。これが成立するには
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( ‥)”まっとうではないが売れる本”が”まっとうな本”の
1.5倍売れる必要がありますね。
(‥ )1.5倍って軽く言うけど、容易なことではないぞ。
人によってはまっとうな本で売れる本を作ればいいじゃん、とか、売れる本がまっとうでないとはどういうこっちゃ??と言うかもしれんけども、まあ、そういう意見はあまり現実的ではないので取りあえず却下。
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( ‥)しかし1.5倍売れる本ですか。なんでしょうね?
初版で1万部以上刷るような本ですよね??
(‥ )それも3ヶ月で作れて、しかも
持続的に作ることが可能な形式のもんだ。
1回だけそういうことができても、後が続かんのではしょうがない。しかもできれば原価が安いもんが望ましい。本を1冊作るのに例えば資料代が20万かかってはしょうがない。
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( ‥)なんかもう、科学の本じゃないような気がしますよ。
(‥ )みんなが買う本は適応度が上がる本だからなあ。
\- Amazonのランキングを見ても本の上位は
エビちゃんカレンダー、無料からお金を生み出す新戦略、アイドルの写真集、ダイエットの本・・・
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(‥ )どれもリビドーの充実か適応度を上昇させる
\- そういうたぐいの本ですね。
(‥ )おいらは、他人の適応度を上昇させるような
手段は知らないし、当然、書けないね。
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( ‥)星占いの本とか書いたら?
(‥ )占星術の本ねえ。あれもまじめにやったら
金かかるぞ。
さてさて