自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2014年11月9日日曜日
希望を語った以上、お前は人生を賭けて特攻しなければならぬ
2014.11.08 20:59
∧∧
(‥ )googleさんはまだ
\‐ 復旧していないですね
(‥ )本来の顔、検索は問題無し
現状、
blogに関するサービス
Bloggerに障害が
発生しているわけだな
*画像の添付とこの書き込み自体は2014.11.09 0:04のもの。以上はキャプチャした画像。どうも2014年11月8日の12時から13時にトラブルが発生し、それから9日に入っても復旧していない。また障害発生マップからするとニューヨーク、パリ、東京などで障害が発生しているけども、どれも同じ障害なのかは不明。というか多分、違うよねえ...?
**後、海外からはこのblogが見えているのではないか? という憶測も..
ともあれ、おかしなものでサーバーが落ちて公開はできないが、投稿自体は出来るので、ごりごりと思いつきを書くのであった。ただし、アップは日付が変って9日に入ってから行う予定(*2014.11.09 0:28に投稿)。
∧∧
( ‥)誰も見ていないのに
書くのだね
( ‥)ネットにアップする以上は
‐□ 世界中から見られることを
想定して書いてはいるが
所詮はblogだ
blogなんてものは
読む人がいることを
いちいち想定する
ものではないよ
読者はいるが
同時にいないのだ
まあ、それはそれとして
多分、端から見て思うに、人間の脳はカロリーの支出を極力控えるように出来ている
具体的に言うと頭を使いたくないのだ
100円のジュースがカロリーを体現していると考えて例えれば、人間は考えることに関して100円以上の支払いはしたくないのだ、とも言える
しかし、人間のそういうリミッターは性の刺激を目の前にすると外れるらしい
だから、萌え絵はそのリミッターを完全ではないが、ある程度、外すことができる
あるいはこう言えば良い
萌え絵や擬人化、女体化はカロリーの壁という理解の段差を軽減する効果を持っていると
艦隊これくしょんとかガールズ&パンツァーを見ればそういうことは分かるし、萌え萌えシリーズの解説本もそれを狙ったものだ。歴女の人が思い描く「私の理想の伊達政宗」も根本は同じである。
性は生と存続への渇望であり、その渇望を刺激する萌え絵は、カロリーの投資と理解への門を開く鍵となる。
∧∧
( ‥)じゃあなに?
例えば恐竜に関して言うと
恐竜を擬人化したり
萌え絵にすれば良いわけ?
(‥ )いやー
なんというかね
それはすごい地雷臭だね
恐竜はそもそも売れるアイテムではない。
この話は以前もした通りで、そればかりか恐竜の本のせいで刊行シリーズが丸ごとつぶれるという事態があったこともすでに書いた通りである。恐竜の本の売れなさときたら、それほどの破壊力があるものだ。
そんな売れないものを売るために性にからめるというのは自殺行為も良いところだと思うのだけども。それでもなお
∧∧
( ‥)それでもなお
萌え萌え恐竜図鑑を
作ってくださいと依頼されたら
あなたやるでしょ?
( ‥)そりゃ仕事だからな
‐□ 萌え絵ではなく
文章や監修や資料作成で
雇われる事に
なるんだろうけど
まあ、企画にとてつもない地雷臭がするのは脇に置くとしても、萌え萌え、これはそんな生易しいものではない。
例えばの話、先のガールズ&パンツァーの女の子をデザインしたイラストレーターさんは、メカと少女を一緒にしたミリタリー絵を長く描いてきたと聞く。
∧∧
(‥ )当該のアニメにおける
\‐ デザインとしては
メカ少女ではなく
あくまでも
戦車を扱う
普通の女の子を
設定したのだけどね
(‥ )だが
戦車に合うような
普通の女の子を描く
これは
相当な試行錯誤が
なければ駄目だよね
例えばベルバラの
オスカルや
ガンダムのセイラさんが
戦車に乗っても
困るわけだよ
というか乗っても良いけど
絵柄が物語の主旨と
企画からずれるよな
企画に沿ったキャラクターを違和感無く描き出す。これを可能ならしめるのは長い経験とかセンスとか才能とか試行錯誤とか、それを時間をかけて磨いた鍛錬と飽くなき集中力であって
∧∧
( ‥)あれが売れた
じゃあ俺たちもやろう
それで成功するような
ものじゃないのですと
( ‥)萌え萌えってのは
‐□ 簡単じゃねえのだ
ましてや恐竜の萌えとは地雷臭以外、なにも感じられないものである。このような無茶ぶりを突破するのは容易なことではあるまい。
しかしだ、性にからめられないとなったら、恐竜の本にはやはり未来がないのだ。大ブレイクして本格的に詳しい本が出るなどという未来はなかろう。
あるいは人が希望的観測で曰く。
例えば素晴らしい恐竜の復元画があれば売れるのではないか?
以前、仕事仲間でもこれを強硬に主張していた奴がいたものである
このよくある意見に関して言えば
∧∧
( ‥)それも論外であると
(‥ )すばらしい復元画があれば
売れる
仮にそうであるとしたら
とっくに色々な本が
もっと売れてるはずだろ?
だがそうではない
あらゆる試みが
すでに全滅している
この事実から
眼をそらしちゃ駄目だよね
つまり復元画がどうのこうのというのはとっくに負け戦であり、勝負はもうついているのだ。すでに敗戦です。
だから、あれだ。戦争はもう終わったんだ。諸君らは国に帰って家族と幸せに達者で暮らせ
そしてこれは実のところ、消費者は恐竜の復元画なんかに興味はない、ということを示しているのかもしれない。
∧∧
(‥ )そんなことはない!
\‐ そういきり立つ人も
いるでしょうけどね
(‥ )というかいたけどな
まあなんだ
挑戦するのは自由だよ
だから挑戦すれば良い
自分の人生を
摩耗させれば良いのだ
簡単だよね
ただな
そう言ってだな
一人
また一人と
しなびるようにして
死んでいったのさ
消え去る者の声はかすかで、生きている者は仲間が消えたことすら気がつかぬ。それでも我こそは違うのだと胸を張って歩き続け、そうして彼もまた声を立てることもできぬまま、しなびて消える。全員そうなった。そうして全員がそうなるのだ。
自分はこれが好きだ。
同じ趣味の人がいるはずだ。
ここまでは正しい。
だが、いるからといって、それが市場の存在を保証しているわけではない。
客がいることと売れることは別だ。
というか
こうすれば良いのではないか? そう言っている時点で分が悪いのだ。
∧∧
( ‥)こうすれば良いのでは?
それはそこには
まだ誰もいないって
ことだよね
しかし
そこに先人が
いないということは
(‥ )そこには
市場がないってことさ
あるいは
なにか強烈な障害が
あるのだな
まあ、障害があるとしたらむしろそれは吉報である。そこさえ突破すれば先へいけるからだ。これは恐竜うんぬんとかの話に限ったことではない。あらゆることに言えるのである。例えば今や出版界の状況は危機的なのだ。生き残るために、市場の可能性をとにかく探さなければならない。
なれば
ここまで来てもなお、想い果てぬというのであれば。
現実を見て
それでもなお自分の考えと理想を願い信じると言うのであれば。
ならば諸君。希望を持って、人生を賭けて特攻したまえ。何、失敗しても誰も笑ったりはしない、そもそも忘れ去られるだけだからである。
そして突破できたら、誰も到達できなかったその場が諸君を待ち受けているであろう。
だが一応言っておくと、壁の向こうが新天地であったとしても、それ自体はそれまで誰もそこへいけなかったということを示しているに過ぎない。突破した先に市場があるかどうかは保証の限りではないのだ。
そして失敗すれば諸君らは骸に成り果てる。だがしかし、それはそれで糧にはなるであろう。だから、なるべくなら笑って逝って欲しい。最後は苦しく、そんな余裕もないであろう。泣いて終わることになるであろう。だが、できれば笑って欲しいのだ。夢に殉じるとはそういうことだ。
これはhilihiliのhilihili: 性欲こそが脳のリミッターを外すの続き
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