自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2014年11月7日金曜日
そりゃあ本を書いても無駄に決まっておる
本を書いても無駄なのだ。
正論がどうのとか、そういう問題ではない。
人間の心は収入と支出で出来ている。
∧∧
( ‥)収入は最大に
支出は最小にしたい
合理的であるし
そうでなければならぬ
( ‥)だがしかし
‐□ これゆえに人間は
バリアフリーが必要な
老人になってしまう
その本を理解し把握するために、通常よりもほんのわずかだけカロリーを余計に消費する。そうである場合、人はその本を拒絶する。というか読めない。
わずかな段差があるとそこから先へは動けなくなる老人のように、人間はほんのわずかなエネルギーの支出があるというだけで、その本を理解もしないし、そもそも読みもしない。
段差の先には絶対的に進めない。いくらなにをどうあがこうが無理だ。
∧∧
(‥ )アメリカの中間選挙は
\‐ 民主党とオバマ政権の
大敗だそうですが
(‥ )本当はブッシュjr政権の
せいなんだけどな
いや
正義の行使を支持した
アメリカ国民の
民主的な判断の
結果だよね
民主的な判断だ。
言論の自由と正義と信念の行使だ。
その結果があのざまである。
∧∧
(‥ )世界の文化は
\‐ 異なる戦争文化を持つ
軍事史家ジョン・キーガンさん
の意見だけども
(‥ )あの人は
湾岸戦争の顛末を見て
西欧の戦争と中東の戦争は
文化がまるで違っていて
噛み合わないよ
そういうことを
「戦略の歴史」で
指摘したのだが
だがしかし、もしかしたら、アメリカの有権者はこう思っていたのかもしれぬ。ベトナム戦争では負けた。しかし湾岸戦争では勝った。つまり我々は勝てるのだ。ベトナム戦争は反戦という形で味方によって背中を撃たれただけなのだ。本当なら勝っていた戦いなのだ。事実、勝ったではないか!
∧∧
( ‥)でも実際には
ベトナム戦争とは
負けなきゃ勝ちじゃん
正面決戦なんて
することないじゃん
そういう戦争文化に
アメリカが屈した戦いで
あったとしたらどうか?
( ‥)湾岸戦争は
‐□ クウェートから敵を
たたき出して無力化する
そういう目的だけに
しぼった戦い
つまりすでに敵はいて
そこに正面決戦を
挑める状態だったとしたら
どうなのか?
こういう解釈だと、ベトナム戦争も湾岸戦争も、状況はなにも変っていないということになる。
異なる戦争文化は勝利の条件が異なる。
つまりベトナムは有利な条件で勝ち、イラクは不利な条件で負けた。
そしてアメリカは不利な条件で負け、有利な条件で勝った。
∧∧
( ‥)だとしたら
湾岸戦争の勝利をもってしても
ベトナム戦争の敗北は
これっぽっちも
あがなえていませんよ、と
(‥ )民主国家の有権者たちは
湾岸戦争の勝利で
舞い上がったのかなあ?
これで敗北は帳消しだ
そう思ったのかな?
勝てるはずだ
そう思ったのかな??
だが、そうではないとしたらどうなる?
というか、
そうではなかったのだよな。 イラク戦争の結果はその事を示している。勝ったはずなのに、試合は続行されたのだ。
そもそもイラク戦争の終わりとは一体全体なんであろうか? 何をもってイラク戦争の終わりと言えば良いのか? それすらも分からぬ有り様。
∧∧
(‥ )ジョン・キーガンさんは
\‐ こういう状況を
どう見ているのですかね?
(‥ )さあね
とはいえ、確実に言えることはある。キーガンさんの本、原著は英語の本だけど
アメリカ人は誰も読んで無いんじゃね?
∧∧
(‥ )つまり、いくら本を書いても
\‐ 他人に考え方が
伝わるわけねーじゃん と
(‥ )まあそういうことなのでな
読者とか消費者とか
どうでも良いのだよ
本は妥当なことをだけを書けば良い。
あるいは金儲けをしたいのなら、皆が喜ぶ嘘を書けば良い、それだけの話。
例えば、イラクのフセイン大統領を倒さなければならない。湾岸戦争において我々は勝利を盗まれたのだ。そう主張した本もアメリカにはあったよな。
∧∧
(‥ )いっぱい死んだねえ
\‐
(‥ )夢を売るってこういうことよ
商売の基本よな
夢を売った、買った。死んだ。命を支払った。これは確かにビジネスである。これを禁ずるすべはない。
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