自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2014年11月20日木曜日
たった700億
昨日はひさしぶりに町へでかけたので、電車に乗った。吊り広告を見ると、解散選挙で700億円の無駄遣い そうでかでかと書かれている。
ああ安倍さんは
∧∧ 解散表明したのですよね
( ‥)
‐( ‥)そういえば
そうだったな
必要も無い選挙をするために、その運営として700億円も使うとは何事か! という揶揄。
700億
100人に配れば1人につき7億
1000人なら7000万
1万人なら700万
10万人なら70万
100万人なら7万
50万人に配るのなら
∧∧ 1人につき14万
(‥ )
‐( ‥)ようするに
50万人の年金受給者に
1ヶ月分の生活費を
振り込んだらそれで
終わりってわけだ
この計算には色々細々と突っ込みを入れることが可能であろう。だがしかし、以上以外に振込の手間賃や人件費や、それを円滑に運営するための運営費がかかることを考えれば、そういう細かい話は全部ふっとぶ。
要するに、700億なんて金額で出来ることは、以上の計算よりも、もっと小規模で雀の涙でしかない、ということだ。
700億円の無駄遣い!
しかしそれは、たった一ヶ月の、しかも、わずか数十万人の年金と運営にさえも及ばない。
それを考えると
∧∧ 消費税アップは急務?
( ‥)
‐( ‥)そういうことだろうね
でも消費税を上げると
老人も文句を言う
年金や医療費が苦しくなると
やっぱり文句を言う
まあそういうことだな
政治家は八方ふさがりである。それでも必要とあれば政治家は決断しなければならぬ。文句だけを言えば良い国民やマスコミや野党でないのなら決断が必要だ。それが当事者というものだ。
それでもおそらくは不安なのだ。消費税を上げることで、かつて3から5パーセントに上げた時のようなことが起こるのではないか? と
あれはすごかったよね
∧∧
( ‥)
‐( ‥)当時、バイトにいっても
客がほとんどゼロでな
帰りは電車が終わって
家に帰れなくて
数キロの道のりを
歩き出したのよ
そうしたら
他の乗客たちも
全員歩き出すわけさ
ぎょっとしたものさね
誰もタクシーに並ばないのである。
一方、8パーセントに上がった現在、人々はまだ普通にタクシーを使っている。少なくとも、並んでいる。
経済の構造とか産業の構造は変るものだ。だから安易に比較はできないが、あれを見る限り、5パーセント時のようなダメージはまだ無いらしい。
だがそれでも不安はぬぐえない
8では大丈夫っぽい。
だが、10ならどうなのだ?
さすがにこれはまずくね?
いろいろな経済学者が
∧∧ 色々なことを言っています
(‥ )
‐( ‥)学者は所詮のところ
当事者じゃない
運営をしているわけじゃ
ないからね
彼らがいかなる経済理論を持っているにして、少なくとも肩書きと立場上は、胡散臭い経営コンサルタントと変らない。運営をしない、責任を取る訳でもないとはそういうことだ。実際、国の根幹は経済なんだが、国の運営は経済だけの話ではないのだから。
あるいは、増税しても問題ないそう言っている経済学者に怒り心頭の人もいる。
日本経済はお前たちの
∧∧ おもちゃじゃない! と
( ‥)
‐( ‥)ご立腹であるねえ
それは当然だよね
でも理論というのは
決断するための根拠でもある
端的に言えば、増税しても問題無い理論、これ自体は経済学の話でしかないのだが、政治家が決断をする理論にも使われうるということだ。というか理論というのはなんでもそうなのである。それは決断をする道しるべに使われるものであって、極端な場合、理論の内容と予測が当たっているのか、はずれているのか、それ自体はどうでも良いのだとも言える。
どうなりますかね?
∧∧
(‥ )
‐( ‥)選挙自体は勝てる見込みが
あるんだろうな
見込みがあるから
解散する訳だしね
そもそも民主党が決めた増税ですけども、ちょっと無理っぽいから解散して信を問いますね、という構図だ。現政権と現与党である自民党が負ける道理はちょっと見当たらない。
問題はそこから先だね
∧∧ でもこれはどうにもならない
( ‥)
‐( ‥)700億なんて
はした金では
どうにもならない規模の
問題だからな
小手先の経済理論で
どうこうできる事柄では
ないからね
さてもさても、しかし、目下の課題は、まずは自分が生き残ることなのであった。
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