プラトンのティマイオス(和訳)を読み終える
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( ‥)当、blogにおける前の書き込み*で
-□ 要修正箇所に気がつきました。
(‥ )しかも、僕らの考えた理想国家が
実はかつてあったのです!!
それがアトランティス!!
ではなくて。
しかも、僕らの考えた理想国家が実はかつてあったのです!! それがアトランティスと戦った今は亡き古代アテネ、僕らの祖先!!
というのが正しい。
ティマイオスの続き、クリティアスも読み終えた。
*ちなみにティマイオスもクリティアスも人名。ここにプラトンの師匠であるソクラテス、さらにヘルモクラテスさんなる人物を加えて、4人の対話と説明形式でどちらの本も話が進行する。ティマイオスはティマイオスさんが語る世界の構造についての話、クリティアスはクリティアスさんが語るまるまるアトランティスの話(短編未完)。
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( ‥)神ポセイドンの血を引きながらも
度重なる人間との交配で堕落した
子孫、アトランティス。
(‥ )侵略してきたアトランティス軍と
戦った古代アテネ人。洪水と
天変地異で記録と記憶がリセット
されて、忘れ去られた国家
...という設定。
プラトンの著作、「国家」において、師匠である今は亡きソクラテスの口を借りて語られた、理論上の理想国家。
しかーし、それはマジで実在した!! なんとそれこそ、リセットされて記録から消えた我々の祖先、アトランティスに対抗した古代アテネそのものだったのだ!!
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( ‥)という、やっぱりSFな内容
( ‥)プラトンってSF作家だよなあ
-□ どっちかというと悪い意味で
ちなみに、このティマイオスは近所の図書館から借りてきたのだが、こともあろうに、箇所は少ないがボールペンで線が入れられている。
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(‥ )アトランティスは地中海を支配した、
□- 軽装投石兵、神殿は異国風、
伝説上のアテネ王は蛇身、
掟が刻まれた柱には、したがわぬものに
呪いがかかるようにという祈りが刻まれて、
だいたい、そういった箇所に線が
引かれていますね。
(‥ )....印象を言うと、なにか物語を
つむぐのに必要な部分、あるいは
世界観をつむぐのに必要な箇所を抜粋
しているように見えるけどね。
この本を借りた時、挟まれたまま忘れ去られた貸し出しカードが落ちてきた。2008年、夏の日付だった。
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( ‥)たぶん、4年間、だーれも
借りなかったのでしょう。
(‥ )貸し出しカードの人が線を引いた
□- 本人かどうかは分からんが、
アトランティスで何をする気
だったのかねえ?
ものすごく単純に考えると、物語を考えている高校生か大学生が、夏休みを利用して真面目にも原典に当たってアトランティスを調べている。そんな印象だけども、実際は分からない。
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( ‥)ティマイオスの本編、世界の
-□ 仕組みと創造の過程、宇宙論など
に関する部分にはなーんにも
書き込みがないのですよ
(‥ )ぶれてねえなあ。目的が
ひどくはっきりしていること
からすると、好奇心がなくなった、
あるいは仕事で借りた人間、
もっと年上の可能性があるかもね
*注:ティマイオスの冒頭で、クリティアスが、なぜ自身がアトランティス物語を聞き知ったのかを説明する箇所がある。そこには線が引かれているが、ティマイオスが語る本編の宇宙理論に関してはきれいさっぱりそういう痕跡がない。