自己紹介

イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック

2012年1月8日日曜日

大衆は馬鹿だと無駄に絶望することに価値を見る

 
 
   ( ‥)大衆は愚かで欲望むき出しであり
     -/ 醜いのだ 
 ∧∧
( ‥)わーお、無意味に過激ー!!
 
 
   (‥ )自分を見れば分かる
 ∧∧
( ‥)わーい、否定できない
 
 
   (‥ )と、いうわけで寝ていいですか?
 ∧∧
( ‥)仕事しろ
 
 
 そうねえ、奇妙なことなんだけども、人間にはある割合で欲望を否定し、理想を振りかざす人がかならず出現する。
 
 ∧∧
(‥ )欲望の否定には性欲の否定の
\-   ように、生物としては致命的な
     ものが含まれるほどですが。
 
   (‥ )なおかつ、理想なるものはしょせんは
       失敗するプラン。つまり現実を記述
       できない役立たずな理論なわけでね
 
 これはかなり奇妙と言えば奇妙なんだけども、どちらも現実の否定であるという点では同じだ。
 
 ∧∧
( ‥)自分にある欲望の否定、
    そして周辺の否定
 
    ( ‥)同じと言えば同じなんだ
        自分の欲望の否定、
        他人の欲望の否定
 
 ∧∧
( ‥)そしてそれに固執すると
 
    (‥ )答えに固執する。プランに固執する
        だけど現実はこうあるべきではない。
        否定から始まっているので、現実と
        経験から学ぶことができないのだ。
 
 プランの是正や失敗による改善ができない。そうである以上、失敗はほぼ必定。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、このこと自体は前から
    あなたがぶつぶつ申し述べて
    いることですが
 
    ( ‥)彼らの興味深さは実は
        そこではないのだ。
 
 彼らは必ず、それなりな数生まれてくる。それもクラスに1人ぐらい。なぜだ?
 

 ∧∧
( ‥)有利なんじゃないですかね?
    これは爆弾発言ですけどね
 
    ( ‥)最低限、固執は集中力と
      -□ 表裏一体だったり
        するからね。
 
 確かに集中力は有益ではあろうかなーと思う。特にインテリとかいう無駄な連中が幅を効かせられるほど人々が群れた社会ではそうだ。ただ、問題はもっと肝心な部分、”経験から学んで計画を是正する”、という重要な部分がどうも見る限りでは彼らインテリには欠けているか、あるいは乏しい。
 
 ∧∧
( ‥)それで彼の人たちは何か中途半端な
    行動をとっていると?
 
    (‥ )ぼけーっとしながら
        受け流す大衆でも、
        集中力と改善を両方そなえた
        現実主義者でもない。
        彼らは中途半端な能力者なのだ
        これは実に興味深い。
 
 ∧∧
( ‥)ようするにあれだ、あなたは
    インテリを知性に欠陥がある人々、
    妥当な推論を行う過程に
    不具合が生じている人と
    みなしているわけだ。
 
   (‥ )そう言う意味でインテリにも
      トンデモ君にもオレ様理論家にも
      ずーっと注目しているよ
      分かるかね? 欠陥のある箇所、
      不具合の生じる決定的な部分。
      それこそが推論に必須な部品なのだ
 
 ああ、そうだ、ずっとずっと君たちを見ている。できることなら彼ら同士を交配させてその様子を見てみたいほどに。たぶん、因子はあまり多くないのじゃないか?
 
 ∧∧
( ‥)もはやあなたがトンデモ
 
   (‥ )そういってもらえると
       実に嬉しいねえ。
 
 そうだ、大衆は馬鹿だ、と言うことにはまったく価値はない。しかし、大衆が馬鹿だと絶望するその思考、そしてそれを支配する因子と欠如にはおそらく価値がある。自信と希望を持て諸君。君らには君らにしかないすばらしい価値があるのだ。
 
 ∧∧
(‥ )この車、走りません
 ゜-  この部品が無いからですね
 
   (‥ )かくて我々は発火プラグが
       自動車の起動に必須であることを
       把握した。欠陥があることは
       実に有意義だ。
 
 欠陥と不具合を見た時、どれが必須なパーツなのか? それが明らかとなる。
 
 ところで
 
 ∧∧
( ‥)あなたたちイラストレーターも
   おかしいのでしょ? 集中力が
   必要な職業ですしね。
 
   (‥ )ああ、ほとんど病気だと
       言っていい状態だね。
 
 イラストレーターは何かしらおかしい。というかそうでないと絵は描けない。絵が降りてこないのだ。そういう意味において、絵がへたくそであることは幸いである。大衆は馬鹿だと無駄に絶望しないことが幸いであるように。
 
 

ブログ アーカイブ