∧∧
( ‥)つまり
( ‥)いつものことだけども、
-□ 夢や理想というのは
現実は間違っている、
こうあるべきだ!!
という現実離れした
主張なんだよね
ようするに現実を説明する理論ではなく、現実を否定した目的を設定し、そこへ邁進しようとするもの、それが夢や理想だと言える。
∧∧
( ‥)そして挫折するのだと
(‥ )”世界の成り立ちを説明できない
理論”で世界を変えようとするの
だもの、破滅するは当然。
失敗は必然。
エンジンも揚力もそれに必要なスピードも知らずに、空を飛ぶようなものだもの、その結末はあら悲し。
∧∧
(‥ )でも世界変革を夢見る人は
\- 山のように現れて、
そして次々に死んでいくの
ですよねえ。
(‥ )あれだろ? あきらめることを
知っている多数派でもない
現実を見て現実的な解答に
邁進できる極少数派でもない。
なにか中途半端に頭が良くて
中途半端にお馬鹿さんな連中が
どうしてもいるってことだろ。
馬鹿ならできないとあきらめるか、さもなきゃ最初から考えない。頭が現実的に良いやつなら最初から出来ないと分かって、まずは出来ることを進めて出来ることを成功させる。
∧∧
( ‥)どっちでもない人が
どっちでもないことを
するだろうと。
(‥ )あきらめるには無駄に頭が
まわって、現実を見るには
そこまで頭がまわらない、
そういう中途半端な奴が
どうしても存在する。
そういう連中が悪さを
始めるのだ。
世界平和、みんなが笑って暮らせる社会、持続可能なエネルギーだけで循環する理想都市、平等な国、労働者の権利が守られたゆったりとした暮らし、軍隊のない世界。
∧∧
( ‥)全部挫折するのだと
(‥ )全部挫折したのだよ
見回してごらんよ。挫折した残骸だらけではないか。どれも壊れて骨をさらし、あるいは悪夢の帝国になって武装している。
∧∧
(‥ )夢は壊れるためにある
□-
(‥ )夢が壊れるたびに僕らは
現実に接近できる。
それは良いことだ。
夢が壊れるたびに明らかになった現実のかけらを手にするべき。そうした方が、より現実を把握し、それは現実のコントロールへと至る。
∧∧
( ‥)僕らの未来は破滅的ですけどね
(‥ )そんなことはずっと前から
分かっていたことだ。
だからこそ、現実を把握しなければ
ならぬのよ。
確定した未来をほんのわずかだけねじ曲げることが出来るとしたら、他に手はない。