∧∧
( ‥)?
( ‥)カエサルはアレキサンドリアの
-□ 大図書館を失火で焼いてしまった
図書館の片割れを最終的に意図的に
抹殺するのがキリスト教徒だったと
してもね。
カエサルは自著においてそのことに触れたがらず、しかし、弁解を試みている。
∧∧
( ‥)それだけ恥ずべき行為だったという
ことですね
(‥ )ところがさ、あの人は大量虐殺や
□- 見せしめの略奪、捕虜の奴隷化は
ふつーに書いちゃっているのよね
∧∧
( ‥)当時はそれが当たり前で、別に恥ずべき行為では
なかったってことなんでしょうね。
( ‥)倫理観が違うよねえ。
-□ 今だと、図書館の破壊よりも
虐殺の方が問題になるだろうな。
本も安くなったものだ、とも言えるが、印刷技術のない当時の本と、そもそも戦争捕虜も含めた奴隷制で経済がまわっているところがある国と時代だったのだから、当たり前か
*一応、書いておくと、カエサル本人に言わせれば、降伏した町はそのままにする。しかし抵抗して墜ちた町は略奪という自分のルールを決めていたそうである。これは時々、征服王になった人物がやるやり方に似ている。ようするに、征服において合理的な選択肢らしい。また女子供、老人まで含む無差別大量殺戮の事例(岩波版。ガリア戦記のpp237)は、仲間が奇策にかかって全滅したこと、その報復と、最後まで頑強に町が抵抗したことによる兵士のフラストレーションであったという(言い換えると、カエサルも止めなかったということでもある)。
∧∧
(‥ )でもローマ市民同士の内戦では、機会があれば
□- カエサルさんは戦闘を回避して、なるべく
相手を殺さずに勝とうと試みて
いるみたいですね。
(‥ )少なくとも、その態度を示したわけだから
ローマ市民に関しては倫理観なり、
あるいは政治的な配慮、つまり
政治的な配慮を示さなくてはいけない
社会通念があったということだろうね。