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2012年1月24日火曜日

これが活字文化だの、啓蒙だのの限界

 子供の本は大人が買う。子供のことを考えて買うし、作るし、売るからおかしな内容にはならない。だがしかし、いや、だからというべきか、子供はそんな本、読まない。
 
 大人の本は大人が買う。自分の楽しみや、自分が分かる本を自分で買う。だから自分の能力以上の本に、自分からは手を出さない。大人は本をたくさん読むが、まったくの無意味だ。0をいくら積み重ねても、それはしょせん、0である。
 
 ∧∧
(‥ )まあ、占い、オカルトを除外しても
\-   子供向けの本にも大概なものが
     混ざってますけどもね。
 
    (‥ )それは編集が阿呆なのだ。
        監修者を探したり、リサーチして
        まっとうなライターを探せないと
        そうなるのよ。
 
 とはいえ、しかし、概してこんなものではないか? 中学の時、図書館には「流れる固体」があった。
 
 ∧∧
( ‥)でも、誰も図書館にはいかない
 
    ( ‥)おいちゃんだって、図書館には
      -□ めったにいかなかったよ。
        子供のために、と書いても
        子供は読まないもんさ
 
 では、大人は? と見てみると、固体が流れるなんてこと、ほとんど誰もしらない。だから「マントルが対流している」という耳学問から「対流しているのだから液体にちがいない」と勘違いする。本屋にはたくさんの人がいるが、しかし、レオロジーの本に手を出す人間なんてまずいない。
 
 ∧∧
( ‥)結局のところ?
 
    (‥ )ためになる本は読みたくない、
        自分が読める程度の本はために
        ならない。無様だろ? これが
        活字文化とやらの限界だ。
 
 

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