ケプラーによる「宇宙の神秘」を読み終える。
∧∧
( ‥)どう?
( ‥)うーん...プラトンの「ティマイオス」
-□ プトレマイオスの「アルマゲスト」
コペルニクスの「天球回転論」
以上にピタゴラスを踏まえまして
出来ちゃいました、なんか妙なのが
そんな感じ?
∧∧
( ‥)でも、こっから近代天文学が始まるのでしょ?
(‥ )近代と古典的な神秘主義のごちゃまぜ
□- っていわれるけども、まさにそんな
感じだね。25歳でこれ、書いちゃうの
だものなあ、すげーよな。
あと、驚いた、というか、さもありなんというのか、ケプラーの第1はともかくとして、
(‥ )どうもねえ、正多面体が惑星の軌道間に
□- 入っている、とか、惑星の動力は
霊である、という発想が、ケプラーの
第2、第3法則の発見につながっている
ように見えるのよね
∧∧
( ‥)ああ、トンデモとかあからさまに間違っている
前提や動機からスタートしているのに、
正しい答えが見つかっちゃうという、
まれに起こるやつですか?
どうもそんな感じ。
*これはトンデモやオレ様理論家でも、本当に頭の出来が良ければ発見できうるよ、ということでもある(ただし、そこまで頭の良い奴はまずいないので、お前はケプラーじゃないのだからまずは教科書通りのことをしていろ、自分の貧相な才能以上のことを考えるのはよせ、ということでもある)
( ‥)後、プトレマイオスは原因が分からないのに
-□ 事実から正しいことを見いだしたのだ、
とケプラー本人が書いているのは
ずばり、すごいね。
∧∧
( ‥)ああ、プトレマイオスさんを最初に越えたのは
ケプラーさんだ、というまさに本人が
自覚的に言っているわけですか。
*これはひるがえると、プトレマイオスがすごかった、ということでもある。
∧∧
(‥ )それにしても、霊とか多面体にこだわった
□- せいでしょうか? それまでの天文学では
多用されていた周転円とかが出てきませんね
(‥ )言葉は何度か出てくるのだけどね、
言葉の使い方が前任者と同じか
どうかチェックしなければなるまいよ
さてもさても、頭の痛い話である。