∧∧
( ‥)今の若者には自由がなくて
かわいそうだ、と言った同じ人が
今の若者はやろうとしない
と、不満を申し述べたと。
( ‥)雇う側の人間であり
-□ 立場だからじゃないかな
雇う側、つまり自力で突破しようとする人から見れば、転職しても格下の会社にしかいけない、とか、こんな状況なのに、ずーっと同じ会社にいた人間の方がなんとなく無意味に有利だとか、時代遅れなのに是正できないこういう状況は不合理にしか見えないし、そんな不合理に無理矢理つき合わされている若者に同情するは当然(というか同情ではなくて単なる不条理の指摘である)。
∧∧
( ‥)でも、雇う側である以上は
声をかけてもチャレンジしない、
リスクをとらない若者に失望
するのであると。
(‥ )それも色々な意味で当然よね。
第1に拒否する側からすれば、現状、生活できるのであれば誰もがリスクをとらない。チャレンジを回避するのが最善の選択肢である。短期的には。
∧∧
(‥ )でもそのままだと日本は
\- 破滅するでしょうね。
選択肢の末路は悲惨ですよ。
(‥ )破綻すると分かっているのに
年金を是正できない。なぜかというに
既得権益にしがみつく老人と彼らの
票を失いたくない政治家がいるから
それと同じなのよね。
なんのこっちゃない。チャレンジしない若者とやらと世界は何も変わりはしない。これは人間の普遍的な選択肢であるし、そうして社会は衰亡し、リセットしてやり直すんだろう。
( ‥)そして第2に人を雇う側
まず、彼らは勝負を
かけている、いわばエリート
なのであるよ。
∧∧
( ‥)たとえ中小企業の社長でもそうであると。
中小企業は大企業から尻尾きりに合う。しかし、いかに下請けを切り捨てる大企業の社員とて、一見すると優位ではあるが、残念、所詮は社員でしかない。切り捨てた相手にはかなわない。社長は社長、社員は社員だ。どこまでいってもそれは埋まらない。
∧∧
( ‥)つまりエリートから見ると凡人は
役立たずにしか見えないだろうと
(‥ )どこでもそうなのだ。
大学の教官は最近の学生は本を読まない、駄目だ、と申し述べるそうだ(この話は理系の話なんだけども)。
∧∧
( ‥)そりゃあねえ、大学の教官は
(中には残骸のような人も
いるけども)選りすぐりの
エリートですから。
(‥ )最近の学生はすごいよー
今すぐ僕の後継者になって
欲しいくらいだよーとか
言い出したら困るしな。
高校野球を見て、プロ野球の選手や監督が目を丸くしていたら、それはもうプロではない。それと同様(そもそもさっきの本を読まない、の”本”にしても、教科書や専門書のことである。小説とか活字ではない)。
∧∧
(‥ )そもそもみんながみんな
\- チャレンジしても困りますしね
(‥ )圧倒的多数の普通人間が作る社会に
おかしな連中がわずかに混ざって
なにかしでかす、それで安定するし
互いに相手に苦言を申し、愚痴る
そういうことよね。
いいじゃないの、不毛に愚痴ろうよ。不毛で無駄な時間があるってのはとても贅沢よ?
∧∧
( ‥)あなた自身も、ビザンチンの新書に関する
□- 書評にあきれていたわけですし=>*
(‥ )おいちゃんは先の人とはおそらく
反対なのよね。
先の人の言い様は、たぶん、
確かに理不尽!! だが、なぜチャレンジしない??
∧∧
( ‥)あなたの場合は、
チャレンジしないのは当然、
だからいらない。ですか
(‥ )たぶん、そんな感じ。
後継者が欲しいのだ。自分の後継者でもなく、自分の仕事の後継者でもなく、送った知識を手にした後継者。自力でリサーチできない人間なんぞいらない。新書ごときで満足するようでは消費者にはなっているが、後継者たりえない。
∧∧
(‥ )消費者はお金を払ってはくれるの
\- ですけどもねえ。
(‥ )だがな、それだけで
オッケーになると、彼らには
フライドポテトを放り投げておけば
良いっていう例の話になっちまうのだ
頭に悪いが、分かった気になるトンデモ本や陰謀本の方が商品としては売れる。消費者のご要望に答えるのは、それは心地よい嘘を教えることに近似。
∧∧
( ‥)フライドポテトは
出しませんと?
(‥ )ジャガイモ、チーズ、リンゴ
塩をつけてやるから食え
そういうことよ。
∧∧
(‥ )ジャガイモ、丸ごとですよ
○◯-
 ̄ ̄ (‥ )ふかしてあるから問題ない。
本当は、ふかしても
いけないんだけどさ。
大丈夫、食べられるよ。フライドポテトの方がおいしいけどね。