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2010年5月8日土曜日

それは空に浮かぶ不思議

 
 昨日の雨、そして今朝3:30に、起きてみたら空はすかっと晴れていた。西に沈むさそり座、南の射手座、そして東の空に輝く木星。たぶん、山羊座も見えるはずなのだけども、空はもう白々と明るくなりはじめて星はかすんでしまって見えない。しかし、

 月は残っていた。

 
     (‥ )いつも思うけど、あれは不思議な星だよな。
 ∧∧
( ‥)うさぎさんの部分の話ですね?

 月のうさぎ、つまり月の海。実際には玄武岩の暗い大地なのだけども、いつも見るたびに不思議に思う。あんな小さな天体で、しかも水もないのにあれだけの溶岩が一体全体どうやってできたんだい?
*ここでいう水をどう解釈するのかは難しい問題

     (‥ )まあ、論文を読んでいないだけなんだけどね。
 ∧∧
( ‥)今はどう解釈されているんでしょうね?

 隕石があたってでっかいクレーターができればマグマがどろどろどっかーんですよって世界観(→*)を持つ人からすれば別に不思議でもなんでもないんだろう。

 しかし実際のところ岩石が、それもとてつもない量の岩石が融けるほど温度が上がる、あるいは逆に本来融けない温度で融ける程にまで融点が降下する、そしてそれが地上に出てくるってのは、考えてみればそれはそれは大変なことだ。嘘だと思う人は、まず庭の石ころを融かしてみればいい。

 ∧∧
( ‥)ジャイアントインパクトで内部が融けたまま
    だったんでしょうか? それとも初期に崩壊した
     放射性物質のせい?

      (‥ )どうなんだろうねえ。ジャイアントインパクトで
          揮発性成分が飛んだというのなら、
          水もかっとんでしまって、冷えたらますます溶けにくく
          なるように聞こえるけども。

 まあ、そのうち、ちゃんとリサーチしよう。

 望遠鏡で海を見ると玄武岩に沈んだクレーターのリッジを見ることができる。あの有様は、いつも天空に浮いているとはいえ圧巻であるし、そして理解しかねる光景だ。

 謎なんてものはいつでも目の前にある。

 

 

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