温暖化に反対する人たち、というか、むしろ温暖化政策/対策に反対する人たち、というか
(‥ )むしろ、委員長と喧嘩してる真面目お馬鹿?
∧∧
( ‥)はっ?
ある日、クラスのAくんが淡々といいました。「これが原因だね。問題は先の予想なんだが、仮にこう仮定すると・・・・」。そこまで聞いたきっちり委員長のBさんは「なんとかしないといけないわ!!」と対策を積極的に発動。しかし勇み足なのか、色々な人を巻き込んだせいなのか、対策案にはなにやら余計なスローガンや有象無象なものまでまぎれこむ始末。
それに反発したのが、成績が良いとは言えないけども、自分独自の理屈をすぐに考える程度には頭がまわって口出ししてくるCくんで、委員長のBさんと大喧嘩。資料のここが間違ってるーー!! とかCくんが大声あげるから、Bさんはやっきになるし、Cくんもエスカレートしてさらに訳分からんことをまくしたてる。ああ、Cくん、知らん間に症状が悪化してるよ。
Aくんはこいつは頭くるくるか?とあきれてる。
∧∧
( ‥)でっ? あなたは?
( ‥)窓際で早く帰りてーなーと
-□ ノートに落書き中。
まあ、反温暖化論なんて基本的には口うるさい委員長と喧嘩しているクラスの痛いやつと近似で、クラスメイトの大部分はそんなものに関心なんかほとんどありゃしない。めんどくせーなーと思うぐらい。
ああ、でも、そんな喧嘩を端から眺めて、しかしいつもいつも思う。
(‥ )この世界のどこかにてこの支点がないかとね。
∧∧
( ‥)はあ、てこの支点ですか。
それを用いれば状況を一変させうるてこの支点。もちろん、そんな場所はそうそうないんだ。仮にあっても人間の寿命で感知できる速度で起きるかどうかすら怪しいもんだ。もちろん、そんなことは知っている。知っているはずだけども、知ることと理解することは違うし、それは納得ともあきらめとも違う。
だからすべてを理解していないからついつい考える。
どこかにてこの支点があるのじゃないか?
だけども人間の力では動かせないのではないだろうか?
いやしかし、それでもまだ見ていない場所に適切な支点があるのじゃないだろか。
∧∧
( ‥)状況を変えうる支点。ようするにこの状況から
脱出したいわけですか。
(‥ )状況? 状況ね。状況から脱出する方法は幾つもあるんだ。
自分だけがクラスを出てもいい、論戦に参加してもいい
状況そのものを破壊してもいい。
だけども適切なドアが見つからない。
だから支点が欲しい。そんなことを考える。子供の頃からずっとそうだった気もするし、そういう願いはいつまでたっても忘れない。困ったもんだ。
∧∧
( ‥)でも、その支点は究極的には自殺行為ですね。
(‥ )前にもいったじゃないか。
人間の命は引き延ばされた死だって。
実り多い人生も、緩慢な自殺も、それが全力であればたいしてかわらん。
∧∧
( ‥)それはあなたの世界観であって、
オレ様通貨ですね。普遍的には流通しませんよ。
( ‥)いいんだよ、この場合は自己完結していれば
いいわけだから。
ああ、だけど、状況そのものが壊れたら、みんなどんな顔をするだろう? 怒るかな、笑うかな、それとも泣くのか??
∧∧
( ‥)そんな救いはこの世界にないこと、知ってますよね?
( ‥)だからノートに落書きするのさ。
ドアなんてなく、道は1つしかなく、そして支点も出口もない。
∧∧
( ‥)そしてそれは
(‥ )ありきたりな人生だってこったな。
支点なんて、そんなものありはしない。
だからいつもあきらめる。
しかし忘れられない。どこかに・・・