すっかり開花したナガミヒナゲシをいそいそと描いていたら
∧∧
(‥ )ちっちゃなハチさんがやってきましたよ。
゜-
(‥ )おー、花粉を集めてる。集めてる。
ナガミヒナゲシの花びらに着地して、雄しべに向かうと、のそんのそんと花粉を集めていく。頭から前足がまっ黄色。しかし、もさもさ歩いたり、体をぬぐうような動作をしているうちに、すっかり花粉は後ろ足に集まって黄色い塊に。そして、
∧∧
( ‥)飛んできました
( ‥)お隣のナガミヒナゲシにはいかないんだろうか?
と、しばらくしたらまた来た。近くに巣があるのかもしれない。同じ個体だというのなら後ろ足はすっかりきれいになっていた。今度は隣のナガミヒナゲシに着陸してもさもさ集めて飛んでいった。そして今度はまたやってきて前の花に、さらにまたやってきて隣の花に。
∧∧
( ‥)最低限、他家受粉は可能性としてあるということですね。
(‥ )他家受粉と自家受粉、ナガミヒナゲシでは
どっちがどっちでどのくらいの割合なんだろうねえ。
自家受粉(自分の花粉で自分の雌しべを受粉できる)や自家不和合性(自分の花粉では受精できないという他家受粉を促進するシステム)はまだしも確認しやすいけども、他家受粉と自家受粉の割合を調べるのは、素人には可能だろうか?
せめてナガミヒナゲシの、確実に次世代に現れ、なおかつ変異のある特徴が分かっていれば。
∧∧
( ‥)それでも1年かかっちゃいますよ。
(‥ )そうなんだよねえ。
後、ナガミヒナゲシの花には蜜がどうも見当たらない。それでもハチは花粉目当てにやってくるけども、この意義やいかに?
∧∧
( ‥)ハチさんやアブさんはイネ科植物や風媒花のキク科植物の
花でも何かしてますからね。
(‥ )虫がくるから花粉を媒介してもらっているとは
必ずしも言えない(かもしれない)んだよなあ。
逆もまたしかりなんだろうけども。
さてー?