自己紹介

イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック

2009年9月12日土曜日

ある意味ご立派

 
 参考にひっぱりだした本を見たら、まあその人は系統というよりは思いっきり分類学の人なので、2006年に提示した分類表がなんとまあ20年は昔に使われていたようなしろもので。

   ( ‥)分類表を作る時、この手があるんだよな
     -□
 ∧∧
( ‥)後で絶対文句でますよ。

 だけどもひとつの手であることには違いない。系統の通りに分類階級を割り当てたら破綻するから、じゃあ混乱しないように古い分類体系をほぼそのまま使って分類表を作りました、という手。

 ∧∧
(‥ )しかし今どき、キノドンティアに亜目を割り当てて
 □-  爬虫類に押し込めるとは

   (‥ )まあ、そのまま系統樹に当てはめるとキノドン亜目に
       哺乳綱が入り込んで、しかもそれが爬虫綱に入ることになるな。

 コンフリクトがもう絶頂。

 だけどもひとつの手ではある。ようするに分類と系統はまったく別だから分類体系は系統関係をまったく反映させる必要なんてございません、というスタンス。ある意味あっぱれ。

 ∧∧
( ‥)でも、それって分類学擁護であるように見えて
    すごく危険なことですよね?

   (‥ )そりゃあそうだね。

 このような姿勢に対して、なんだ分類学って整理整頓学であって、つまるところ自然科学じゃないんじゃねーの? という突っ込みが入ってしまうのはもうほんの目と鼻の先。

 ∧∧
( ‥)というか入りましたよね?

   (‥ )入ったねえ。

 それでもなお分類学を堅持するのはある意味ご立派なことである。



ブログ アーカイブ