イカを解剖、というか調理して、米つぶ虫(ニベリン条虫:Nybelinia surmenicola)を採集。
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(‥ )イカを延長宿主にする寄生性の扁形動物ですね。
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(‥ )後、内臓の中から別の扁形動物を見つけた。
どうもよくわからんけどもTetraphyllideaなるグループに所属するものらしい。4つ、あるいは5つ?の吸盤を持つふにゃふにゃしたレースのような形の頭部と、ピンク色の左右対称の線が走る上半身(?)と体節っぽい構造がずらっと並ぶ、変幻自在の下半身。
とはいえ、手持ちの資料を見てみたら
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( ‥)Tetraphyllideaは側系統群として分解してますね
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(‥ )分解能いかんによっては(一カ所3分岐の場所がある)
□- 多系統にもなりうるのかな。
ニベリン条虫が所属するとされるTrypanorhynchaも分解する可能性があるっぽい。この図だと一部のものが他の派生的な単系統群の姉妹群になりうる可能性もあるってことらしい(3分岐状態)。
それにしても扁形動物の分岐図には100以上もの形質がデータとして使われているらしく。いや? あんな単純な形態の生物にデータがそんなにあるの?? と思っていたら
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(‥ )すべてのステージで消化器官を持たない、脊椎動物の宿主
□- 最初の宿主でアピカルピットフォームをとる・・・
(‥ )細胞の各種構造、特徴、特定の細胞が発現する時期、
ホックを6つ持つ、体の形態は葉っぱ状、などなど
色々あるんだねえ。
細胞の形態、特質、種類、様相、配置、発現、宿主の種類、外部形態、器官の数。確かに言われればいっぱいあるよなあ。
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( ‥)なんかもっのすごくたくさんの分岐図が編まれているようです。
(‥ )扁形動物とその研究者、あなどりがたし。