こんな意見、種を単位として系統解析をしている限り、分岐学は進化分類学(最節約法+類似度による折衷案)と同じなんだそうだ。
はあ、まあねえ、ある解析を行ったさいに種を単位として使っていた(つまり暫定的に”このA種というグループ”に関しては問題は解決済みとして扱っていた)、ということを”結果的に側系統を認めていたではないか”と見なす(ような状況であることが分かった)のならば、そこに関しては”共通点になる”のでしょうねえ。
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( ‥)?? 個体を単位に解析をやればすむだけの話でしょ?
(‥ )個体どころか遺伝子座でもかまわんでしょ。
解像度上げれば色々なものが見えてくるんでしょうね。それは個体群とやらの遺伝的な交流の様相を見ているのかもしれないし(交雑しているA種とB種の間でミトコンドリアゲノムだけがA種からB種へ浸透しつつあるとか)、あるいは、種と呼ぶものではなく、その遺伝子そのものの系譜を観察しているのかもしれない(いわゆる”種”と人間が呼称するものと遺伝子の系譜はかならずしも一致するわけではない)。
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( ‥)まあ、以上の文章のA種/B種もそうですけども人間がカテゴリーを
用いて意思疎通/あるいは解析を行うさいに”結果的に/意図的に
側系統群、あるいは多系統群を含むカテゴリーを用いることがある”
という点では分岐学と進化分類学の間に共通点はあるんでしょうね。
(‥ )まあそうだね。
問題はだから同じだと言えなくもないんじゃね? といっちまうことで。
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( ‥)何が問題なんでしょうね?
(‥ )解像度が悪いんじゃねーの?
100点ではないのだから75点と40点は同じじゃね? なんかこういうのって後退的な議論をする人が(結果的に例えば創造論者とかが/いや人間の誰しもがか/時々してしまう)よく使う手じゃなかろかね。
例:オレのも矛盾はあるがお前らのも矛盾があるのだからオレ様の仮説もお前らのものと平等に扱え。
あともうひとつ気にかかるのが。
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( ‥)なんですか?
(‥ )側系統群を認める。それが進化分類学の売りだったかしらね?
あれは色々な意味でかなり難解なテクニックなんじゃないかと思ったことがあったのだけども、その認識は間違いだったのだろうか。改めて調べねばならぬ。