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2017年10月17日火曜日

リベラルが見ているのは少年時代である仮説

 
 ∧∧
(‥ )小林よしのりって人が
\‐  立憲民主の応援に
    駆けつけて話題になって
    いますなあ
 
  (‥ )おぼっちゃまくんを
      描いた
      漫画家さんだよね
      後に政治系の解説漫画を
      描くことで
      強制捜査前の
      オウム真理教を糾弾したり
      慰安婦問題の怪しさや
      捏造を追求したりした
      人であるな
      一般的には
      右翼とされているけども
 
 ∧∧
(‥ )小林さんが応援演説したのは
\‐  立憲民主の辻元清美さん
    辻本さんは
    慰安婦問題の仕掛人だと
    ネットで揶揄されたり
    糾弾されたりする人ですが
    小林さん辻本さん
    この二人のツーショットって
    なんですかね?
 
  (‥ )そのネタは終わった
      ということなんじゃね?
 
 慰安婦問題は僕たちの捏造でした。そう朝日新聞が認めた以上、それはネタにならない。もちろんまだネタにしようとして、せっせと日本大使館の前に慰安婦少女像なるものを違法に建てている人がいるのは事実だが、それはもう古い見捨てられつつあるネタなのだ。
 
 ∧∧
(‥ )北の金さんと
\‐  その背景にいる中国に対して
    どんな態度を取るのか?
    が
    今問われているのですからな
 
  (‥ )南は降伏寸前だけど
      アメリカがおっかなくて
      なんか訳分からん態度だし
      日本では対中国に
      憲法を書き換えるかどうか
      でそれぞれ立場を鮮明に
      することを求められている
      皆、態度を迫られている
      わけなのよね
 
 ぶれない左派リベラルを演じている立憲民主も、一度は希望の党へ入ろうとわくてかしたのだから、今は表面上は改憲に賛同した方が良い、という計算がどこかにあったことは間違いない。
 
 ∧∧
(‥ )まあ当選してこその
\‐  議員人生ですからな
    改憲反対のために
    一時、改憲賛成の党に
    合流することは
    悪いことではない
 
  (‥ )ぶっちゃけ
      変節なんだけどね
      名を捨てて実を取る
      とも言うからな
      それで良いのだ
 
 というか支持者も、それで良いのだ、そうでないと駄目だ、と脳内で計算していたこと間違いない。

 改憲賛成の希望の党への合流と聞いて、反安倍ドリームチーム来たー! と盛り上がったことからして明らかにそうである。
 
 ∧∧
(‥ )人間って打算を脳内で
\‐  計算して
    それを意識に上げてくるから
    平気で変節するよね
 
  (‥ )本人たちに変節の
      自覚なんてないんよ
      変節なんて
      座標を変えれば
      まっすぐにできるでな
 
 目的達成のために脳は計算し、道を指し示す。目的達成のための道であるがゆえ、それは本来の向きから思いっきりずれてしまうこともある。だがそういう時は地図をゆがめてしまえば良いのだ。
 
 ∧∧
( ‥)地図をゆがめれば
    ゆがんでいるのは周辺で
    道はまっすぐだったと
    捏造できる
 
  (‥ )言い換えれば
      小池っちや前原っちの
      主張の方が筋通って
      いるんだけどな
      地図を認識的にゆがめた
      人々から見ると
      ゆがんでいるのは
      小池っちや前原っち
      なのよね
 
 今、希望の党は失速した! とか 立憲民主の人気がうなぎ上り! とか言い立てている人がいる。それを踏まえるとリベラルが何を見ているのか分かりやすい。これは要するに、とにかく安倍政権に反対したい、ということだろう。

 実際、そう考えると民主の変節も、一度は変節したのにぶれない左派を演じて許されているのも理解しやすい。反安倍という座標軸で見れば、確かに終始一貫、彼らはぶれていないのだ。
 
 
 ∧∧
(‥ )それにしても
\‐  なぜ小林さんは
    立憲民主に?
 
  (‥ )人間ってのは学校時代の
      クラスでの立ち位置が
      社会での立ち位置に
      なるのだ
 
 スポーツと勉強ができるのでリーダーシップを取る一部の勝ち組。何も考えていない有象無象の多数。どこか変わっているので皆になじめずに疎外されている少数派。
 
 ∧∧
(‥ )リベラルってのは
\‐  この少数派なのである
   
 
  (‥ )あの漫画家さんも
      クラスの中で
      なじめなかったような話
      作中で語っていただろ?
      リベラルってのはよ
      右派だろうが左派だろうが
      どこにもいけねえんだよ
 
 リーダーにはなれないし、さりとて何も考えていない有象無象の愚民どもの輪にも入れない。
 
 これ、要するに自民党には入れないってことである。
 
 ∧∧
( ‥)でも
    希望の党に入っても
    いいわけだし
    希望の党の応援演説を
    したっていいじゃない
 
  (‥ )希望の党の目的って
      あれは自民との
      大連立だろ?
      左派の切り捨てを
      したってことは
      そういうことだべ
 
 実際、批判をする人が曰く。

 前原とかは自民へいけばいいじゃねえか! 

 この怒りの声は多分、思わず本音がもれたと見るべきではないか?
 
 ∧∧
(‥ )...たしかにこれは
\‐  お前なんかっ!
    クラスのリーダーとか
    愚民共のところへいけよ!
    という批判だな
 
  (‥ )言い換えれば
      なぜ俺たちを見捨てて
      多数派につくんだ!
      という絶望の声でもある
      心の叫びって痛いよねえ
      
 
 このことから明らかである。リベラルは居場所がないのだと。居場所を作って欲しいのだと。
 
 クラスの皆から疎外されて浮いたあの屈辱の思い。あれを思い出したくないし、しかし思い出してしまうから、とにかく今のリーダーと戦って、尊厳を取り戻したいのだと。
 
 ∧∧
( ‥)だから左派も右派も
    リベラルは集まるのだと
    しかもわざわざ
    非主流派に集まるのだと
 
  (‥ )逆に言うとよ
      こんな私利私欲を
      追求するから
      相変わらず浮いてるし
      浮いてるから
      絶対に与党には
      なれないんだけどね
 
 
 いや、そもそも与党になることを望んですらいまい。屈辱の思いをはらせるのなら他はどうなっても良い。人はそう思うものだ。そしてやはり、これゆえにリベラルに未来はない。すなわち、リベラルが取り戻したいのは少年時代という過去である仮説。
 
 
 
  

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